JPH11132786A - 携帯型速度・距離計 - Google Patents

携帯型速度・距離計

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JPH11132786A
JPH11132786A JP9295915A JP29591597A JPH11132786A JP H11132786 A JPH11132786 A JP H11132786A JP 9295915 A JP9295915 A JP 9295915A JP 29591597 A JP29591597 A JP 29591597A JP H11132786 A JPH11132786 A JP H11132786A
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speed
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signal
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佳介 津端
Hiroyuki Odagiri
博之 小田切
Chiaki Nakamura
千秋 中村
Kazusane Sakumoto
和実 佐久本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な計測タイミングに応じてGPS受信機
に電力を供給することにより、電力の有効利用および省
電力化を図ること。 【解決手段】 ユーザの動作を表した体動信号を生成す
る体動検出センサ102と、体動検出センサ102にか
ら入力した体動信号に基づいて、ユーザの動作状態が変
化したか否かを判定し、ユーザの動作状態が変化したと
判定した場合に、GPS受信機101の電源をONし、
所定の時間の経過後、GPS受信機101の電源をOF
Fし、GPS受信機101の電源がONされた場合に、
GPS受信機101の測位結果を利用し、複数回の移動
速度の演算処理を実行して複数個の移動速度データを取
得し、取得した複数の移動速度データから所定の時間内
における平均移動速度を演算し、演算した最新の平均移
動速度を現在の移動速度として利用して、移動距離を演
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、腕時計のような小
型の装置でGPS受信機を利用した速度・距離計を構成
した場合において、必要な計測タイミングに応じてGP
S受信機に電力を供給することにより、電力の有効利用
および省電力化を図った携帯型速度・距離計に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS(Global Positioning System:
全世界測位システム)とは、地球上約20,200K
m、傾斜角55度の6つの軌道を一周約12時間で周回
する24個のGPS衛星のうち、最も受信しやすい3〜
4個以上の衛星から測位に必要な航法データを地球上の
受信機で受信し、その伝搬遅延時間を測定することによ
って、ユーザーの位置や移動方向,移動速度などの測位
演算を行うものである。
【0003】ここで、GPS衛星の送信周波数には周波
数L1(1.57542GHz)と周波数L2(1.2
2760GHz)の2つがあるが、民間用に符号が無料
公開されているC/Aコードは1.57542GHz
(周波数L1)で送出されているため、一般的な測位に
は周波数L1が用いられている。なお、周波数L1は疑
似雑音符号(衛星を識別するC/Aコードと、衛星の軌
道と衛星の軌道情報、時刻情報などの航法データの合成
波)でPSK(phase shift keying)変調され、スペク
トラム拡散され送信される。
【0004】図21は、GPS衛星から送信された電波
(周波数L1)を受信するための従来のGPS受信機の
概略構成を示し、図において、2100はGPS衛星か
ら電波を受信する受信アンテナ、2101は受信したL
帯域の信号を増幅するL帯増幅回路、2102は受信し
た信号を所望の周波数の信号に変換するための信号を発
生する局部発振回路、2103は受信した信号および局
部発振回路2102で発生した信号を乗算して信号変換
を行うダウンコンバータ回路、2104はダウンコンバ
ータ回路2103からの信号をデジタル変換する電圧比
較回路、2105はC/Aコードを発生するC/A符号
発生回路、2106は電圧比較回路2104から入力し
た信号にC/A符号発生回路2105で発生したC/A
コードを乗算し、航法データと疑似距離に相当する搬送
波位相情報を得るメッセージ解読回路、2107はメッ
セージ解読回路2106から入力した航法データおよび
搬送波位相情報を用いて測位データを演算する測位演算
回路をそれぞれ示している。
【0005】以上のように構成されたGPS受信機の受
信動作を説明する。L帯増幅回路2101は、受信アン
テナ2100で受信した1.57542GHzの信号を
選択的に増幅する。そして、ダウンコンバータ回路21
03は、L帯増幅回路2101で増幅した信号を入力
し、局部発振回路2102で発生した信号を用いて、入
力した信号を数十MHz〜200MHzの第1のIF
(中間周波)信号に変換し、さらに2MHz〜5MHz
程度の第2のIF信号に変換する。電圧比較回路210
4は、ダウンコンバータ回路2103から第2のIF信
号を入力し、IF信号の数倍のクロックでデジタル変換
する。この出力はスペクトラム拡散されたデータ(デジ
タル信号)である。
【0006】メッセージ解読回路2106では、電圧比
較回路2104が出力するデジタル信号にC/A符号発
生回路2105で発生するC/Aコード(GPS衛星と
同一の疑似雑音符号)を逆拡散し、航法データと疑似距
離に相当する搬送波位相情報を得る。
【0007】この動作を複数のGPS衛星に対して行
い、通常は4つの衛星の航法データおよび搬送波位相情
報から測位演算回路2107で測位データを求める。測
位演算回路2107で求めた測位データは、機器全体の
動作を制御するCPU(図示せず)へ出力されるか、ま
たはデジタル信号として外部へ出力される。
【0008】最近では、このようなGPS受信機は、G
PSの位置情報とCD−ROMによる地図情報などとを
組み合わせ、カーナビゲーションシステムとして利用さ
れている。
【0009】また、携帯型のGPS受信機として、例え
ば、特開平4−351981号公報『GPS受信装置』
が開示されている。このGPS受信装置は、上述したG
PS受信機能を有し、現在位置の緯度、経度、高度、現
在時刻を算出し、さらに方位および距離を演算して表示
するものである。特に、ここでは受信装置本体のカバー
に太陽電池を設けて電力供給を行っている。
【0010】さらに、GPS受信機を利用して、移動速
度や移動距離を計測することができる装置も提案されて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術において、車載用のGPS受信機のように大容
量の車両用のバッテリーから電源を供給される場合に
は、消費電力に対して比較的制限がなく、不都合なくG
PS受信機を動作させることができるものの、腕時計の
ような小型の装置にGPS受信機を搭載して速度・距離
計を構成するような場合においては、電源も小型である
がため、如何にして電力の有効利用および省電力化を図
るかが問題であった。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、腕時計のような小型の装置でGPS受信機を利用し
た速度・距離計を構成した場合において、必要な計測タ
イミングに応じてGPS受信機に電力を供給することに
より、電力の有効利用および省電力化を図ることを第1
の目的とする。
【0013】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、必要な計測タイミングに応じてGPS受信機
に電力を供給することによって常時GPS受信機による
測位処理を行うことができない場合であっても、精度の
高い速度・距離の計測を可能にすることを第2の目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る携帯型速度・距離計にあっては、
GPS受信機の測位結果を利用して歩行中またはランニ
ング中におけるユーザの移動速度を演算する移動速度演
算手段と、前記移動速度演算手段で演算した移動速度を
利用してユーザの移動距離を演算する移動距離演算手段
と、を有した携帯型速度・距離計において、ユーザの動
作を表した動作信号を生成する動作信号生成手段と、前
記動作信号生成手段で生成した動作信号を入力し、入力
した動作信号に基づいて、ユーザの動作状態が変化した
か否かを判定する状態変化判定手段と、前記状態変化判
定手段でユーザの動作状態が変化したと判定された場合
に、前記GPS受信機の電源をONし、所定の時間の経
過後、前記GPS受信機の電源をOFFする電源供給制
御手段と、を備え、前記移動速度演算手段は、前記電源
供給制御手段によって前記GPS受信機の電源がONさ
れた場合に、前記GPS受信機の測位結果を利用し、複
数回の移動速度の演算処理を実行して複数個の移動速度
データを取得し、取得した複数の移動速度データから前
記所定の時間内における平均移動速度を演算し、前記移
動距離演算手段は、前記移動速度演算手段で演算した最
新の平均移動速度を現在の移動速度として利用して、前
記移動距離を演算するものである。
【0015】すなわち、請求項1に係る携帯型速度・距
離計においては、ユーザの動作状態が変化したか否かを
判定し、ユーザの動作状態が変化した場合に、GPS受
信機の電源をONし、所定の時間の経過後、GPS受信
機の電源をOFFするようにし、GPS受信機の電源が
ONされた場合に、GPS受信機の測位結果を利用して
複数回の移動速度の演算処理を実行して複数個の移動速
度データを取得し、取得した複数の移動速度データから
所定の時間内における平均移動速度を演算し、かつ、最
新の平均移動速度を現在の移動速度として利用して、移
動距離を演算することにより、GPS受信機への電力供
給を間欠的に行うことができると共に、ユーザの移動速
度が変化したと予想されるタイミングでGPS受信機に
よる測位処理を行って移動速度を求め、その後は求めた
移動速度を用いて移動距離を求めることができる。
【0016】また、請求項2に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1に記載の携帯型速度・距離計にお
いて、前記動作信号生成手段が、前記動作信号として、
ユーザの動きを検出し、検出したユーザの動きから歩行
ピッチまたはランニングピッチを求めてピッチ信号を生
成し、前記状態変化判定手段が、前記動作信号生成手段
で生成したピッチ信号を入力し、入力したピッチ信号が
予め設定した許容値以上に変化した場合に、前記ユーザ
の動作状態が変化したと判定するものである。
【0017】すなわち、請求項2に係る携帯型速度・距
離計においては、ユーザの動きを検出し、検出したユー
ザの動きから歩行ピッチまたはランニングピッチを求め
てピッチ信号を生成し、ピッチ信号が予め設定した許容
値以上に変化した場合に、ユーザの動作状態が変化した
と判定することにより、ユーザの歩行またはランニング
速度が変化したと予想されるタイミングでGPS受信機
による測位処理を行って移動速度を求め、その後は求め
た移動速度を用いて移動距離を求めることができる。
【0018】また、請求項3に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1に記載の携帯型速度・距離計にお
いて、前記動作信号生成手段が、前記動作信号として、
ユーザの動きを検出し、検出したユーザの動きから腕振
り強さを求めて腕振り信号を生成し、前記状態変化判定
手段が、前記動作信号生成手段で生成した腕振り信号を
入力し、入力した腕振り信号が予め設定した許容値以上
に変化した場合に、前記ユーザの動作状態が変化したと
判定するものである。
【0019】すなわち、請求項3に係る携帯型速度・距
離計においては、ユーザの動きを検出し、検出したユー
ザの動きから腕振り強さを求めて腕振り信号を生成し、
腕振り信号が予め設定した許容値以上に変化した場合
に、ユーザの動作状態が変化したと判定することによ
り、ユーザの歩行またはランニング速度が変化したと予
想されるタイミングでGPS受信機による測位処理を行
って移動速度を求め、その後は求めた移動速度を用いて
移動距離を求めることができる。
【0020】また、請求項4に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1に記載の携帯型速度・距離計にお
いて、前記動作信号生成手段が、前記動作信号として、
ユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍に基づいて脈拍信
号を生成し、前記状態変化判定手段が、前記動作信号生
成手段で生成した脈拍信号を入力し、入力した脈拍信号
が予め設定した許容値以上に変化した場合に、前記ユー
ザの動作状態が変化したと判定するものである。
【0021】すなわち、請求項4に係る携帯型速度・距
離計においては、ユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍
に基づいて脈拍信号を生成し、脈拍信号が予め設定した
許容値以上に変化した場合に、ユーザの動作状態が変化
したと判定することにより、ユーザの歩行またはランニ
ング速度が変化したと予想されるタイミングでGPS受
信機による測位処理を行って移動速度を求め、その後は
求めた移動速度を用いて移動距離を求めることができ
る。
【0022】また、請求項5に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯
型速度・距離計において、前記電源供給制御手段が、前
記GPS受信機の電源をOFFした後、予め設定された
時間が経過するまでの間に前記状態変化判定手段でユー
ザの動作状態が変化したと判定されなかった場合に、前
記GPS受信機の電源を所定の時間ONするものであ
る。
【0023】すなわち、請求項5に係る携帯型速度・距
離計においては、GPS受信機の電源をOFFした後、
予め設定された時間が経過するまでの間にユーザの動作
状態が変化したと判定されなかった場合に、GPS受信
機の電源を所定の時間ONすることにより、ユーザの動
作状態の変化として大きく現れないような移動速度の変
化にも対応することができる。
【0024】また、請求項6に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯
型速度・距離計において、さらに、移動速度演算手段に
よる移動速度の演算の実行を指定する演算実行指定手段
を備え、前記電源供給制御手段が、前記演算実行指定手
段で移動速度の演算の実行が指定された場合に、前記G
PS受信機の電源を所定の時間ONするものである。
【0025】すなわち、請求項6に係る携帯型速度・距
離計において、移動速度の演算の実行を指定することが
できるようにしておき、移動速度の演算の実行が指定さ
れた場合に、GPS受信機の電源を所定の時間ONする
ことにより、坂道に入る場合等のように、移動速度が変
化することがわかっている場合にタイミングよく移動速
度の演算処理を行うことができる。
【0026】また、請求項7に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯
型速度・距離計において、前記移動速度演算手段が、前
記所定の時間内における平均移動速度を演算する際に、
前記取得した複数の移動速度データの中から最大値およ
び最小値の移動速度データを除いて前記平均移動速度を
演算するものである。
【0027】すなわち、請求項7に係る携帯型速度・距
離計においては、所定の時間内における平均移動速度を
演算する際に、取得した複数の移動速度データの中から
最大値および最小値の移動速度データを除いて平均移動
速度を演算することにより、平均移動速度を求める基準
となる複数の移動速度データの値のバラツキを防止する
ことができる。
【0028】また、請求項8に係る携帯型速度・距離計
にあっては、請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯
型速度・距離計において、前記移動速度演算手段が、前
記所定の時間内における平均移動速度を演算する際に、
前記取得した複数の移動速度データの中から予め設定し
た上限値および下限値を超えた値の移動速度データを除
いて前記平均移動速度を演算するものである。
【0029】すなわち、請求項8に係る携帯型速度・距
離計においては、所定の時間内における平均移動速度を
演算する際に、取得した複数の移動速度データの中から
予め設定した上限値および下限値を超えた値の移動速度
データを除いて平均移動速度を演算することにより、平
均移動速度を求める基準となる複数の移動速度データの
値のバラツキを防止することができる。
【0030】さらに、請求項9に係る携帯型速度・距離
計にあっては、請求項1〜8のいずれか一つに記載の携
帯型速度・距離計において、さらに、前記GPS受信機
による測位処理および移動速度演算手段による移動速度
の演算処理の実行中に、前記動作信号生成手段で生成し
た動作信号に非定常的な信号が含まれているか否かを判
定する動作信号判定手段を備え、前記電源供給制御手段
が、前記動作信号判定手段で前記動作信号に非定常的な
信号が含まれていると判定された場合に、前記GPS受
信機の電源をOFFし、予め設定された時間の経過後、
前記GPS受信機の電源を再びONする処理を行い、前
記移動速度演算手段が、前記動作信号判定手段で前記動
作信号に非定常的な信号が含まれていると判定された場
合に、前記移動速度の演算処理で取得した移動速度デー
タをクリアし、前記GPS受信機の電源がONされた場
合に、前記移動速度の演算処理を実行して前記移動速度
データを取得する処理を再び実行するものである。
【0031】すなわち、請求項9に係る携帯型速度・距
離計においては、GPS受信機を用いた移動速度の演算
処理の実行中に、動作信号に非定常的な信号が含まれて
いるか否かを判定し、動作信号に非定常的な信号が含ま
れていると判定された場合に、GPS受信機の電源をO
FFし、予め設定された時間の経過後、GPS受信機の
電源を再びONする処理を行い、かつ、動作信号に非定
常的な信号が含まれていると判定された場合に、移動速
度の演算処理で取得した移動速度データをクリアし、G
PS受信機の電源がONされた場合に、移動速度の演算
処理を実行して移動速度データを取得する処理を再び実
行することにより、ユーザが非定常的な動きをした際に
GPS受信機を用いた測位処理および移動速度の演算処
理を行わないようにすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯型速度・
距離計の実施の形態について、添付の図面を参照しつつ
詳細に説明する。なお、実施の形態においては、腕時計
で携帯型速度・距離計を構成することを想定して説明す
るが、本発明に係る携帯型速度・距離計を腕時計で構成
することに限定するものではない。
【0033】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
係る携帯型速度・距離計の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す携帯型速度・距離計は、複数のGPS衛
星100から送信される電波を受信して、経度・緯度を
測位するGPS受信機101(概略構成については図2
1参照)と、腕振り動作や足が着地するときの振動等の
ユーザの動作を検出し、ユーザの動作に応じた体動信号
と呼ばれる動作信号を生成する加速度センサ,ジャイロ
センサ等からなる体動検出センサ102(本発明の動作
信号生成手段に該当する)と、体動検出センサ102で
生成した体動信号を増幅するAMP(増幅器)103
と、AMP103で増幅した体動信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器104と、A/D変換器104
でディジタル信号に変換された体動信号を入力し、入力
した体動信号から歩行ピッチまたはランニングピッチを
求めてピッチ信号を生成し、生成したピッチ信号が予め
設定した許容値以上に変化した場合に、ユーザの動作状
態が変化したと判定する状態変化判定処理,状態変化判
定処理でユーザの動作状態が変化したと判定した場合
に、GPS受信機101の電源をONし、所定の時間の
経過後、GPS受信機101の電源をOFFする電源供
給制御処理,電源供給制御処理でGPS受信機101の
電源をONした場合に、GPS受信機101の測位結果
を利用し、複数回の移動速度の演算処理を実行して複数
個の移動速度データを取得し、取得した複数の移動速度
データから所定の時間内における平均移動速度を演算す
る移動速度演算処理,および移動速度演算処理で演算し
た最新の平均移動速度を現在の移動速度として利用し
て、移動距離を演算する移動距離演算処理を行うCPU
105(本発明の移動速度演算手段,移動距離演算手
段,動作信号生成手段,状態変化判定手段,電源供給制
御手段および動作信号判定手段に該当する)と、LCD
等からなる表示パネル106を制御して、CPU105
で演算した移動速度および移動距離を表示するLCD駆
動回路107と、を有している。
【0034】なお、図1において、108はCPU10
5の動作プログラムが記憶されたROMを、109はC
PU105のワークエリアとして利用されるRAMを、
110は速度・距離の計測開始等を指示するための入力
スッチ(本発明の演算実行指定手段に該当する)を、1
11は基準周波数信号を発生するOSC(発振回路)、
113はブザー音を発生する報音ブザー112を制御す
るブザー駆動回路をそれぞれ示している。
【0035】次に、以上のように構成された携帯型速度
・距離計の動作について説明する。まず、図2を用いて
実施の形態1に係る携帯型速度・距離計の概略動作を説
明する。携帯型速度・距離計においては、ユーザの動き
を検出し、検出したユーザの動きからランニング(歩
行)ピッチを求めてピッチ信号を生成し、ピッチ信号が
予め設定した許容値以上に変化した場合に、ユーザの動
作状態が変化したと判定する処理を繰り返す。図2
(a)に示す実線はユーザのランニングピッチが徐々に
低下している様子を示し、破線は以下に説明する計測期
間tにおけるランニングピッチの平均値である。そし
て、ランニングピッチの平均値から現在のランニングピ
ッチの値を引き算し、その絶対値が許容値を超えた場合
に、ランニングピッチが変化した、即ちユーザの動作状
態が変化したと判定する。
【0036】本発明の実施の形態においては、腕時計で
携帯型速度・距離計を構成することを想定しているた
め、電力消費の面からGPS受信機101に常に電源を
供給し測位処理を続けるということは不可能である。そ
のため、GPS受信機101に電源を供給するタイミン
グをユーザの動作状態が変化した場合とし、GPS受信
機101を間欠的にON/OFFすることによって電力
消費を抑制する。
【0037】図2(c)に示すように、ユーザの動作状
態が変化したと判定した場合、GPS受信機101の電
源を所定の計測期間tの間だけONにする。この計測期
間tの間に、GPS受信機101の測位データを用いて
複数回の移動速度の演算処理を行って複数の速度データ
v1〜v8を求める。そして、複数の速度データv1〜
v8を用いて計測期間tの間の平均移動速度を求める。
【0038】上述したようにして求めた平均移動速度
を、図2(a)に示したランニングピッチに基づいてユ
ーザの動作状態が変化したと判断するまでの間のユーザ
の移動速度として用いる。すなわち、ユーザの動作状態
が変化したと判定する毎に、図2(c)に示すように平
均移動速度を求める処理が繰り返される。そのようにし
て処理が繰り返され、求めた平均移動速度が変化してい
く様子を示したものが図2(d)である。また、図2
(b)はランニング中のユーザの移動速度(平均移動速
度)の変化を示したものであり、図2(d)に示した平
均移動速度の変化の様子は、図2(b)の変化とほぼ等
しい。
【0039】そして、図2(e)に示すように、移動距
離を求めるには、図2(d)に示した平均移動速度と測
定を開始してからの経過時間との積を求めることにより
得ることができる。
【0040】続いて、図3のフローチャートを用いて、
実施の形態1に係る携帯型速度・距離計の動作を詳細に
説明する。図3は、実施の形態1に係る携帯型速度・距
離計の動作手順を示すフローチャートである。
【0041】ユーザは、携帯型速度・距離計を腕に着
け、入力スイッチ110を介してGPS受信機101の
電源をONした後(S301)、ストップウォッチをス
タートさせてランニングを開始(移動開始)する(S3
02,S303)。ここで、ストップウォッチをスター
トさせることが速度・距離の計測開始を意味する。ま
た、ここではランニング中における移動速度および移動
距離を計測することにするが、もちろん歩行中であって
も同様な処理を行うことができる。
【0042】ストップウォッチのスタートにより、CP
U105は、GPS受信機101による測位結果を用い
てユーザの移動速度を計測する処理を行う(S30
4)。すなわち、CPU105は、GPS受信機101
による測位結果を用いて、移動速度を演算し速度データ
を得る。
【0043】また、CPU105は、体動検出センサ1
02でユーザのランニング動作を検出して生成された体
動信号を入力し、ユーザのランニングピッチを計測する
(S305:ピッチ信号)。ランニングピッチは体動検
出センサ102より得られる体動信号を周波数解析(F
FT)することにより求めることができる。
【0044】続いて、CPU105はストップウォッチ
をストップする指示の入力があったか否かを判定する
(S306)。ストップウォッチをストップする指示の
入力があった場合には、取得した速度データを用いて後
述する処理を行って平均移動速度を求めると共に、最終
的な移動距離を求めて表示する(S317,S31
8)。一方、ストップウォッチをストップする指示の入
力がない場合には、一定の速度データ数の取得が完了し
たか否かを判定する(S307)。
【0045】ステップS307において、一定の速度デ
ータ数の取得が完了していないと判定した場合には、ス
テップS304に戻って移動速度の計測処理を実行す
る。一方、一定の速度データ数の取得が完了したと判定
した場合には、GPS受信機101の電源をOFFする
(S308)。
【0046】換言すれば、所定の計測期間tの間のみG
PS受信機101の電源がONされ、その間に複数の速
度データを取得する処理が行われる。その結果、計測期
間tの間に複数回の移動速度演算処理を実行し、複数個
の速度データv1〜v8を取得することができる(図2
(c)参照)。
【0047】そして、CPU105は、計測期間tの間
における平均移動速度(図2(d)参照),平均ピッチ
Pa(図2(a)の破線を参照)およびストライドの計
算を下記の式を用いて実行する(S309〜S31
1)。なお、ストライドの計算は必要に応じて行うこと
ができる。
【0048】 平均ピッチPa(回/min)=波数/ΔT 平均移動速度(m/min)=(Σ(i=1,n)・v
i)/n ストライド(m)=平均移動速度/平均ピッチPa
【0049】なお、実施の形態1の携帯型速度・距離計
を腕時計に適用した場合、ユーザの移動速度には腕振り
の影響によって誤差が含まれることになるが、速度デー
タを複数取得し、それらの平均を求めることで腕振りの
影響による誤差を少なくすることができる(GPSの受
信アンテナを腕に取り付けた場合についても同様)。
【0050】続いて、CPU105は、求めた平均移動
速度およびランニングを始めてから経過した経過時間を
用いて移動距離を計算し、平均移動速度と共に表示パネ
ル106に表示する処理を行う(S312)。
【0051】その後、CPU105は、ストップウォッ
チのストップを指示する入力があったか否かを判定し
(S313)、ストップを指示する入力があった場合に
はそのまま処理を終了する。
【0052】一方、ストップを指示する入力がなかった
場合には、ピッチPを計測する処理を行う(S31
4)。すなわち、CPU105は、体動検出センサ10
2から体動信号を入力し、ユーザのランニングピッチを
演算する。
【0053】ステップS314でピッチPを求めた後、
CPU105は、求めたピッチPからステップS310
で求めた平均ピッチPaを差し引き、その絶対値が予め
設定された設定値(許容値)以上であるか否かを判定す
る(S315)。換言すれば、ユーザのランニングピッ
チが大幅に変化したか否かを判定することにより、ユー
ザの動作状態に変化があったか否かを判定する。
【0054】求めた絶対値が設定値以上ではない(設定
値以下)場合には、ステップS312に戻って現在の移
動距離を演算し、ステップS309で求めた平均移動速
度と共に表示パネル106に表示する処理を行う。
【0055】一方、求めた絶対値が設定値以上である場
合には、ユーザの動作状態に変化があったことになるた
め、GPS受信機101の電源をONした後(S31
6)、ステップS304〜ステップS315の処理を行
う。
【0056】上述した処理はユーザによってストップウ
ォッチがストップされるまで実行される。
【0057】このように、実施の形態1に係る携帯型速
度・距離計によれば、ユーザの歩行ピッチまたはランニ
ングピッチの変化によってユーザの動作状態の変化を検
出し、ユーザの動作状態が変化した場合にGPS受信機
101の電源を一定期間ONして、移動速度を演算して
求め、求めた移動速度を利用して移動距離を演算するこ
とにしたため、GPS受信機101の測位のために必要
な電力消費を抑制でき、電力の有効利用および省電力化
を図ることができる。その結果、小型なバッテリーしか
内蔵することができない時計にも十分搭載可能な携帯型
速度・距離計を得ることができる。
【0058】(実施の形態2)実施の形態2に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態1で説明した携帯型速度
・距離計において、GPS受信機101の電源をOFF
した後、予め設定された時間が経過するまでの間にユー
ザの動作状態(ピッチ)が変化したと判定されなかった
場合に、GPS受信機101の電源を所定の時間ON
し、ユーザの動作状態(ピッチ)の変化と関係無しに測
位処理および移動速度の演算処理を行うことにしたもの
である。
【0059】なお、実施の形態2に係る携帯型速度・距
離計の構成については図1に示した通りであるため、こ
こでは構成についての説明は省略する。
【0060】つぎに、実施の形態2に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図4は、実施の形態2
に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、図4において、既に説明した図3の
ステップと同一のステップについては同一のステップ番
号を付すことにし、異なるステップについてのみ説明す
ることにする。
【0061】実施の形態2に係る携帯型速度・距離計に
おいては、複数の速度データを取得する処理が終了し、
ステップS308においてGPS受信機101の電源を
OFFした後、図示しないタイマに所定の時間を設定
し、タイマをスタートする(S401)。
【0062】その後、ステップS315において、ステ
ップS310で求めた平均ピッチPaとステップS31
4で求めたピッチPの差の絶対値が設定値以上ではない
と判定した場合に、さらに、ステップS401で設定し
たタイマの時間(一定時間)が経過したか否かを判定す
る(S402)。
【0063】ステップS402で一定時間が経過してい
ないと判定した場合には、ステップS312に戻ってス
テップS315までの処理を実行する。一方、一定時間
が経過したと判定した場合には、ステップS316に進
んでGPS受信機101の電源をONし、ユーザの動作
状態が変化したと判定されていない場合においても、強
制的に測位処理および移動速度の演算処理を実行する。
【0064】このように、実施の形態2に係る携帯型速
度・距離計によれば、GPS受信機101の電源をOF
Fした後、予め設定された時間が経過するまでの間にユ
ーザの動作状態が変化したと判定されなかった場合に、
GPS受信機101の電源を所定の時間ONすることに
より、ユーザの動作状態の変化として大きく現れないよ
うな移動速度の変化にも対応することにしたため、常時
GPS受信機101による測位処理を行うことができな
い場合であっても、精度の高い速度・距離の計測を行う
ことができる。
【0065】(実施の形態3)実施の形態3に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態1で説明した携帯型速度
・距離計において、ユーザの歩行ピッチまたはランニン
グピッチに変化がない場合であっても、入力スイッチ1
10を介して移動速度の演算の実行が指定された場合
に、GPS受信機101の電源をONして測位処理およ
び移動速度の演算処理を実行するというものである。
【0066】なお、実施の形態3に係る携帯型速度・距
離計の構成については図1に示した通りであるため、こ
こでは構成についての説明は省略する。
【0067】つぎに、実施の形態3に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図5は、実施の形態3
に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、図5において、既に説明した図3の
ステップと同一のステップについては同一のステップ番
号を付すことにし、異なるステップについてのみ説明す
ることにする。
【0068】実施の形態3に係る携帯型速度・距離計に
おいては、ステップS315で平均ピッチPaとピッチ
Pの差の絶対値が設定値以上ではないと判定した場合
に、さらに、入力スイッチ110を介して移動速度の演
算処理を指示する入力があったか否かを判定する(S5
01)。
【0069】ステップS501において、移動速度の演
算処理を指示する入力がなかったと判定した場合には、
ステップS312に戻ってステップS315までの処理
を実行する。一方、移動速度の演算処理を指示する入力
があったと判定した場合には、ステップS316に進ん
でGPS受信機101の電源をONし、ユーザの動作状
態が変化したと判定されていない場合においても、強制
的に測位処理および移動速度の演算処理を実行する。
【0070】このように、実施の形態3に係る携帯型速
度・距離計によれば、移動速度の演算の実行を指定する
ことができるようにしておき、移動速度の演算の実行が
指定された場合に、GPS受信機101の電源を所定の
時間ONすることにより、坂道に入る場合等のように、
移動速度が変化することがわかっている場合にタイミン
グよく移動速度の演算処理を行うことができるようにし
たため、常時GPS受信機101による測位処理を行う
ことができない場合であっても、精度の高い速度・距離
の計測を行うことができる。
【0071】なお、詳細な説明は省略するが、この実施
の形態3に係る携帯型速度・距離計を実施の形態2に係
る携帯型速度・距離計に適用可能であることは明らかで
ある。
【0072】(実施の形態4)実施の形態4に係る携帯
型速度・距離計は、ユーザの動作状態が変化した否かを
判定する基準をユーザの歩行ピッチまたはランニングピ
ッチではなく、ユーザの腕振り強度とするものである。
【0073】実施の形態4に係る携帯型速度・距離計の
構成については図1に示した通りであるため詳細な説明
は省略するが、実施の形態1と異なるのは、図6に示す
ように、CPU105が体動検出センサから入力した体
動信号の振幅(腕振り信号)を求め、この振幅をユーザ
の腕振り強度として利用し、体動信号の振幅が変化した
場合に、腕振り強度、即ちユーザの動作状態が変化した
としてGPS受信機101の電源をONし、移動速度の
演算処理を実行するという点である。
【0074】次に、実施の形態4に係る携帯型速度・距
離計の動作について説明する。図7は、実施の形態4に
係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャー
トである。なお、図7において、既に説明した図3のス
テップと同一のステップについては同一のステップ番号
を付すことにし、異なるステップについてのみ説明する
ことにする。
【0075】ステップS304において、GPS受信機
101による測位結果を用いてユーザの移動速度を計測
する処理を行った後、CPU105は、体動検出センサ
102でユーザのランニング動作を検出して生成された
体動信号を入力し、体動信号の振幅を計測する(S70
1)。
【0076】そして、CPU105は、複数の速度デー
タを取得し、計測期間tの間における平均移動速度(図
6(d)参照),ストライドの計算と共に、平均振幅W
aを計算する(S702)。
【0077】続いて、CPU105は、求めた平均移動
速度およびランニングを始めてから経過した経過時間を
用いて移動距離を計算し、平均移動速度と共に表示パネ
ル106に表示する処理を行い(S312)、ストップ
ウォッチのストップを指示する入力がなかった場合には
(S313)、体動信号の振幅Wを計測する処理を行う
(S703)。
【0078】ステップS713で振幅Wを求めた後、C
PU105は、求めた振幅WからステップS702で求
めた平均振幅Waを差し引き、その絶対値が予め設定さ
れた設定値(許容値)以上であるか否かを判定する(S
704)。換言すれば、体動信号の振幅が大幅に変化し
たか否かを判定することによって、ユーザの腕振り強度
が大幅に変化したか否かを判定し、ユーザの動作状態に
変化があったか否かを判定する。
【0079】その後、求めた絶対値が設定値以上ではな
い(設定値以下)場合には、ステップS312に戻って
現在の移動距離を演算し、ステップS309で求めた平
均移動速度と共に表示パネル106に表示する処理を行
う。
【0080】一方、求めた絶対値が設定値以上である場
合には、ユーザの動作状態に変化があったことになるた
め、GPS受信機101の電源をONした後(S31
6)、ステップS304〜ステップS704の処理を行
う。
【0081】このように、実施の形態4に係る携帯型速
度・距離計によれば、体動信号の振幅、即ちユーザの腕
振り強度の変化によってユーザの動作状態の変化を検出
し、ユーザの動作状態が変化した場合にGPS受信機1
01の電源を一定期間ONして、移動速度を演算して求
め、求めた移動速度を利用して移動距離を演算すること
にしたため、GPS受信機101の測位のために必要な
電力消費を抑制でき、電力の有効利用および省電力化を
図ることができる。その結果、小型なバッテリーしか内
蔵することができない時計にも十分搭載可能な携帯型速
度・距離計を得ることができる。
【0082】(実施の形態5)実施の形態5に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態4で説明した携帯型速度
・距離計において、GPS受信機101の電源をOFF
した後、予め設定された時間が経過するまでの間にユー
ザの動作状態(振幅:腕振り強度)が変化したと判定さ
れなかった場合に、GPS受信機101の電源を所定の
時間ONし、ユーザの動作状態(振幅:腕振り強度)の
変化と関係無しに測位処理および移動速度の演算処理を
行うことにしたものである。
【0083】なお、実施の形態5に係る携帯型速度・距
離計の構成については図1に示した通りであるため、こ
こでは構成についての説明は省略する。
【0084】つぎに、実施の形態5に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図8は、実施の形態5
に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、図8において、既に説明した図3お
よび図7のステップと同一のステップについては同一の
ステップ番号を付すことにし、異なるステップについて
のみ説明することにする。
【0085】実施の形態5に係る携帯型速度・距離計に
おいては、複数の速度データを取得する処理が終了し、
ステップS308においてGPS受信機101の電源を
OFFした後、図示しないタイマに所定の時間を設定
し、タイマをスタートする(S801)。
【0086】その後、ステップS704において、ステ
ップS702で求めた平均振幅WaとステップS703
で求めた振幅Wの差の絶対値が設定値以上ではないと判
定した場合に、さらに、ステップS801で設定したタ
イマの時間(一定時間)が経過したか否かを判定する
(S802)。
【0087】ステップS802で一定時間が経過してい
ないと判定した場合には、ステップS312に戻ってス
テップS704までの処理を実行する。一方、一定時間
が経過したと判定した場合には、ステップS316に進
んでGPS受信機101の電源をONし、ユーザの動作
状態が変化したと判定されていない場合においても、強
制的に測位処理および移動速度の演算処理を実行する。
【0088】このように、実施の形態5に係る携帯型速
度・距離計によれば、GPS受信機101の電源をOF
Fした後、予め設定された時間が経過するまでの間にユ
ーザの動作状態が変化したと判定されなかった場合に、
GPS受信機101の電源を所定の時間ONすることに
より、ユーザの動作状態の変化として大きく現れないよ
うな移動速度の変化にも対応することにしたため、常時
GPS受信機101による測位処理を行うことができな
い場合であっても、精度の高い速度・距離の計測を行う
ことができる。
【0089】(実施の形態6)実施の形態6に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態4で説明した携帯型速度
・距離計において、ユーザの歩行ピッチまたはランニン
グピッチに変化がない場合であっても、入力スイッチ1
10を介して移動速度の演算の実行が指定された場合
に、GPS受信機101の電源をONして測位処理およ
び移動速度の演算処理を実行するというものである。
【0090】なお、実施の形態6に係る携帯型速度・距
離計の構成については図1に示した通りであるため、こ
こでは構成についての説明は省略する。
【0091】つぎに、実施の形態6に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図9は、実施の形態6
に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、図9において、既に説明した図3お
よび図7のステップと同一のステップについては同一の
ステップ番号を付すことにし、異なるステップについて
のみ説明することにする。
【0092】実施の形態6に係る携帯型速度・距離計に
おいては、ステップS704で平均振幅Waと振幅Wの
差の絶対値が設定値以上ではないと判定した場合に、さ
らに、入力スイッチ110を介して移動速度の演算処理
を指示する入力があったか否かを判定する(S90
1)。
【0093】ステップS901において、移動速度の演
算処理を指示する入力がなかったと判定した場合には、
ステップS312に戻ってステップS704までの処理
を実行する。一方、移動速度の演算処理を指示する入力
があったと判定した場合には、ステップS316に進ん
でGPS受信機101の電源をONし、ユーザの動作状
態が変化したと判定されていない場合においても、強制
的に測位処理および移動速度の演算処理を実行する。
【0094】このように、実施の形態6に係る携帯型速
度・距離計によれば、移動速度の演算の実行を指定する
ことができるようにしておき、移動速度の演算の実行が
指定された場合に、GPS受信機101の電源を所定の
時間ONすることにより、坂道に入る場合等のように、
移動速度が変化することがわかっている場合にタイミン
グよく移動速度の演算処理を行うことができるようにし
たため、常時GPS受信機101による測位処理を行う
ことができない場合であっても、精度の高い速度・距離
の計測を行うことができる。
【0095】なお、詳細な説明は省略するが、この実施
の形態6に係る携帯型速度・距離計を実施の形態5に係
る携帯型速度・距離計に適用可能であることは明らかで
ある。
【0096】(実施の形態7)実施の形態7に係る携帯
型速度・距離計は、ユーザの動作状態が変化した否かを
判定する基準をユーザの歩行ピッチまたはランニングピ
ッチや腕振り強度ではなく、ユーザの脈拍を基準とする
ものである。
【0097】図10は、実施の形態7に係る携帯型速度
・距離計の構成を示すブロック図である。図10に示す
携帯型速度・距離計は、体動検出センサ102に代え
て、ユーザの脈拍を検出し、CPU105に脈拍信号を
入力する脈拍検出部1001を有している点が図1に示
した携帯型速度・距離計と相違している。
【0098】この脈拍検出部1001は、例えば、ユー
ザーの指元あるいは手首周りに装着され、ユーザーの血
液の流れに応じた脈拍を検出する。そして、図11に示
すように、ユーザの脈拍の変化を実施の形態1〜6で説
明したピッチおよび振幅と同様に、GPS受信機101
の電源をONする基準として用いる。
【0099】次に、実施の形態7に係る携帯型速度・距
離計の動作について説明する。図12は、実施の形態7
に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、図12において、既に説明した図3
のステップと同一のステップについては同一のステップ
番号を付すことにし、異なるステップについてのみ説明
することにする。
【0100】ステップS304において、GPS受信機
101による測位結果を用いてユーザの移動速度を計測
する処理を行った後、CPU105は、脈拍検出部10
01でユーザの脈拍を検出することによって生成された
脈拍信号を入力し、脈拍数を計測する(S1201)。
【0101】そして、CPU105は、複数の速度デー
タを取得し、計測期間tの間における平均移動速度(図
6(d)参照),ストライドの計算と共に、平均脈拍数
Maを計算する(S1202)。
【0102】続いて、CPU105は、求めた平均移動
速度およびランニングを始めてから経過した経過時間を
用いて移動距離を計算し、平均移動速度と共に表示パネ
ル106に表示する処理を行い(S312)、ストップ
ウォッチのストップを指示する入力がなかった場合には
(S313)、脈拍数Mを計測する処理を行う(S12
03)。
【0103】ステップS1203で脈拍数Mを求めた
後、CPU105は、求めた脈拍数MからステップS1
202で求めた平均脈拍数Maを差し引き、その絶対値
が予め設定された設定値(許容値)以上であるか否かを
判定する(S1204)。換言すれば、ユーザの脈拍が
大幅に変化したか否かを判定することによって、ユーザ
の動作状態に変化があったか否かを判定する。
【0104】その後、求めた絶対値が設定値以上ではな
い(設定値以下)場合には、ステップS312に戻って
現在の移動距離を演算し、ステップS309で求めた平
均移動速度と共に表示パネル106に表示する処理を行
う。
【0105】一方、求めた絶対値が設定値以上である場
合には、ユーザの動作状態に変化があったことになるた
め、GPS受信機101の電源をONした後(S31
6)、ステップS304〜ステップS1204の処理を
行う。
【0106】このように、実施の形態7に係る携帯型速
度・距離計によれば、ユーザの脈拍の変化によってユー
ザの動作状態の変化を検出し、ユーザの動作状態が変化
した場合にGPS受信機101の電源を一定期間ONし
て移動速度を演算して求め、求めた移動速度を利用して
移動距離を演算することにしたため、GPS受信機10
1の測位のために必要な電力消費を抑制でき、電力の有
効利用および省電力化を図ることができる。その結果、
小型なバッテリーしか内蔵することができない時計にも
十分搭載可能な携帯型速度・距離計を得ることができ
る。
【0107】(実施の形態8)実施の形態8に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態7で説明した携帯型速度
・距離計において、GPS受信機101の電源をOFF
した後、予め設定された時間が経過するまでの間にユー
ザの動作状態(脈拍)が変化したと判定されなかった場
合に、GPS受信機101の電源を所定の時間ONし、
ユーザの動作状態(脈拍)の変化と関係無しに測位処理
および移動速度の演算処理を行うことにしたものであ
る。
【0108】なお、実施の形態8に係る携帯型速度・距
離計の構成については図10に示した通りであるため、
ここでは構成についての説明は省略する。
【0109】つぎに、実施の形態8に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図13は、実施の形態
8に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチ
ャートである。なお、図13において、既に説明した図
3および図12のステップと同一のステップについては
同一のステップ番号を付すことにし、異なるステップに
ついてのみ説明することにする。
【0110】実施の形態8に係る携帯型速度・距離計に
おいては、複数の速度データを取得する処理が終了し、
ステップS308においてGPS受信機101の電源を
OFFした後、図示しないタイマに所定の時間を設定
し、タイマをスタートする(S1301)。
【0111】その後、ステップS1204において、ス
テップS1202で求めた平均脈拍数MaとステップS
1203で求めた脈拍数Mの差の絶対値が設定値以上で
はないと判定した場合に、さらに、ステップS1301
で設定したタイマの時間(一定時間)が経過したか否か
を判定する(S1302)。
【0112】ステップS1302で一定時間が経過して
いないと判定した場合には、ステップS312に戻って
ステップS1204までの処理を実行する。一方、一定
時間が経過したと判定した場合には、ステップS316
に進んでGPS受信機101の電源をONし、ユーザの
動作状態が変化したと判定されていない場合において
も、強制的に測位処理および移動速度の演算処理を実行
する。
【0113】このように、実施の形態8に係る携帯型速
度・距離計によれば、GPS受信機101の電源をOF
Fした後、予め設定された時間が経過するまでの間にユ
ーザの動作状態が変化したと判定されなかった場合に、
GPS受信機101の電源を所定の時間ONすることに
より、ユーザの動作状態の変化として大きく現れないよ
うな移動速度の変化にも対応することにしたため、常時
GPS受信機101による測位処理を行うことができな
い場合であっても、精度の高い速度・距離の計測を行う
ことができる。
【0114】(実施の形態9)実施の形態9に係る携帯
型速度・距離計は、実施の形態7で説明した携帯型速度
・距離計において、ユーザの歩行ピッチまたはランニン
グピッチに変化がない場合であっても、入力スイッチ1
10を介して移動速度の演算の実行が指定された場合
に、GPS受信機101の電源をONして測位処理およ
び移動速度の演算処理を実行するというものである。
【0115】なお、実施の形態9に係る携帯型速度・距
離計の構成については図10に示した通りであるため、
ここでは構成についての説明は省略する。
【0116】つぎに、実施の形態9に係る携帯型速度・
距離計の動作について説明する。図14は、実施の形態
9に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフローチ
ャートである。なお、図9において、既に説明した図3
および図12のステップと同一のステップについては同
一のステップ番号を付すことにし、異なるステップにつ
いてのみ説明することにする。
【0117】実施の形態9に係る携帯型速度・距離計に
おいては、ステップS1204で平均脈拍数Maと脈拍
数Mの差の絶対値が設定値以上ではないと判定した場合
に、さらに、入力スイッチ110を介して移動速度の演
算処理を指示する入力があったか否かを判定する(S1
401)。
【0118】ステップS1401において、移動速度の
演算処理を指示する入力がなかったと判定した場合に
は、ステップS312に戻ってステップS1204まで
の処理を実行する。一方、移動速度の演算処理を指示す
る入力があったと判定した場合には、ステップS316
に進んでGPS受信機101の電源をONし、ユーザの
動作状態が変化したと判定されていない場合において
も、強制的に測位処理および移動速度の演算処理を実行
する。
【0119】このように、実施の形態9に係る携帯型速
度・距離計によれば、移動速度の演算の実行を指定する
ことができるようにしておき、移動速度の演算の実行が
指定された場合に、GPS受信機101の電源を所定の
時間ONすることにより、坂道に入る場合等のように、
移動速度が変化することがわかっている場合にタイミン
グよく移動速度の演算処理を行うことができるようにし
たため、常時GPS受信機101による測位処理を行う
ことができない場合であっても、精度の高い速度・距離
の計測を行うことができる。
【0120】なお、詳細な説明は省略するが、この実施
の形態9に係る携帯型速度・距離計を実施の形態8に係
る携帯型速度・距離計に適用可能であることは明らかで
ある。
【0121】(実施の形態10)本発明の携帯型速度・
距離計を腕時計で構成し、この腕時計が腕に装着されて
いる場合には、ユーザーの腕振り状態などで速度データ
の値に大きなバラツキが発生することが考えられる。そ
こで、実施の形態10の携帯型速度・距離計は、既に説
明した各フローチャート(図3〜図5,図7〜図9およ
び図12〜図14)におけるステップS309の平均移
動速度を求める際に、速度データの値のバラツキによっ
て平均移動速度に誤差が発生しないようにするものであ
り、実施の形態1〜9のいずれの携帯型速度・距離計に
も適用可能なものである。
【0122】図15は、平均移動速度に誤差が発生しな
いようにするための原理を説明する説明図である。図1
5に示すように、ここでは計測期間内に20個の速度デ
ータv1〜v20を取得したものとする。そして、実施
の形態10においては、この20個の速度データの中か
ら、最大値および最小値の値を有する速度データを除い
て平均移動速度を演算することにより、速度データの値
のバラツキを防止することによって平均移動速度に誤差
が発生しないようにする。
【0123】図16は、平均移動速度を求めるステップ
(S309)における処理手順を示すフローチャートで
ある。なお、他のステップにおける処理については実施
の形態1〜9で説明した通りであるため、ここではそれ
らの説明を省略する。
【0124】まず、複数の速度データを取得する処理を
行った後、複数の速度データの中から最大値および最小
値の値を有する速度データを求める(S1601)。図
15に示した例においては、最大値が速度データv10
で最小値が速度データv17である。
【0125】その後、最大値および最小値の値を有する
速度データを除いて速度データの合計を求め、求めた合
計をデータ値で割り算することにより、平均移動速度を
求める(S1602)。図15に示した例における平均
移動速度Vaveは、 Vave=(Σ(i=1,20)vi−v10−v1
7)/18 により求めることができる。
【0126】このように、実施の形態10に係る携帯型
速度・距離計によれば、所定の時間内における平均移動
速度を演算する際に、取得した複数の移動速度データの
中から最大値および最小値の移動速度データを除いて平
均移動速度を演算することにより、平均移動速度を求め
る基準となる複数の移動速度データの値のバラツキを防
止することができるため、精度の高い速度・距離の計測
を行うことができる。
【0127】(実施の形態11)実施の形態11に係る
携帯型速度・距離計は、実施の形態10で説明した処理
と異なる処理を用いることにより、速度データの値のバ
ラツキを原因として平均移動速度に誤差が発生しないよ
うにするものであって、実施の形態1〜9のいずれにも
適用可能なものである。
【0128】図17は、平均移動速度に誤差が発生しな
いようにするための原理を説明する説明図である。図1
7に示すように、ここでは速度データの値に上限値およ
び下限値を設け、上限値および下限値を超える値の速度
データを無効、即ち平均移動速度を求めるための速度デ
ータとして使用しないようにして、速度データの値のバ
ラツキによる平均移動速度の誤差の発生を防止する。
【0129】図18は、平均移動速度を求めるステップ
(S309)における処理手順を示すフローチャートで
ある。なお、他のステップにおける処理については実施
の形態1〜9で説明した通りであるため、ここではそれ
らの説明を省略する。
【0130】まず、複数の速度データを取得する処理を
行った後、速度データの値を初期化する処理を行う(S
1801)。そして、一つ目の速度データから順に判定
対象の速度データとして設定される(S1802)。
【0131】そして、ステップS1803において、図
17で説明したように、速度データの値が上限値および
下限値を超えていないか否か判定する。ステップS18
03において、上限値および下限値を超えていると判定
した場合は、ステップS1802に戻り、次の速度デー
タの判定処理を行う。すなわち、上限値および下限値を
超えている値の速度データを平均移動速度を求めるため
に用いないようにする。
【0132】一方、ステップS1803において、上限
値および下限値を超えていないと判定した場合は、ステ
ップS1804に進み、他の速度データの値に加算す
る。
【0133】そして、上限値および下限値を超える値の
速度データを除いた全ての速度データの値の合計を求め
る処理が終了したか否かを判定し(S1805)、終了
していなければステップS1802に戻って次の速度デ
ータについて処理を行い、終了した場合には、平均移動
速度を求める処理を行う(S1806)。
【0134】このように、実施の形態11に係る携帯型
速度・距離計によれば、所定の時間内における平均移動
速度を演算する際に、取得した複数の移動速度データの
中から予め設定した上限値および下限値を超えた値の移
動速度データを除いて平均移動速度を演算することによ
り、平均移動速度を求める基準となる複数の移動速度デ
ータの値のバラツキを防止することにしたため、精度の
高い速度・距離の計測を行うことができる。
【0135】(実施の形態12)実施の形態12の携帯
型速度・距離計は、実施の形態1〜11の携帯型速度・
距離計において、GPS受信機101を用いた測位処理
および移動速度の演算処理が行われている際に、体動信
号または脈拍信号に非定常的な信号が含まれている場
合、測位処理および移動速度の演算処理を中止し、所定
の時間の経過後に、再び測位処理および移動速度の演算
処理を行うというものである。
【0136】図19は、体動信号における非定常的な信
号を説明すると共に、測位処理および移動速度の演算処
理の中止および再開のタイミングを説明する説明図であ
る。実施の形態12においては体動信号を例とするが、
脈拍信号であっても同様な処理を行うことができる。
【0137】図19に示すように、正常な挙動の体動信
号が含まれる正常領域および非定常的な挙動を示した場
合に体動信号が含まれる異常領域を予め設定しておく。
ここで、体動信号が異常領域に達した場合または正常領
域内において非定常的な挙動を示した場合に、ユーザが
歩行またはランニングのための動作とは異なる動作、つ
まり非定常的な動作を行っているものとして、測位処理
および移動速度の演算処理を中止する。そして、一定時
間経過後に再び測位処理および移動速度の演算処理を実
行する。
【0138】つぎに、実施の形態12に係る携帯型速度
・距離計の動作について説明する。図20は、実施の形
態12に係る携帯型速度・距離計の動作手順を示すフロ
ーチャートである。この図20は、実施の形態12に係
る携帯型速度・距離計を実施の形態4の携帯型速度・距
離計に適用した場合の具体例を示し、図4と同一のステ
ップについては同一のステップ番号を付し、ここでは異
なるステップについてのみ説明することにする。ただ
し、実施の形態12に係る携帯型速度・距離計は、実施
の形態4に限らず、他の実施の形態の携帯型速度・距離
計に同様に適用することができる。また、図20におい
ては、ストップウォッチをストップする指示の入力によ
る移動速度および移動距離の計測の終了を判定するステ
ップは図示を省略されている。
【0139】図20において、ステップS303でユー
ザが歩行またはランニングを開始した後、CPU105
は、体動検出センサ102から入力した体動信号に非定
常的な挙動がないか否かを監視する処理を開始する(S
2001)。
【0140】そして、体動信号に非定常的な挙動、即ち
異常値が発生したか否かを判定する(S2002)。異
常値が発生していないと判定した場合には、ステップS
304に進んで移動速度の計測処理を行う。
【0141】一方、異常値が発生したと判定した場合に
は、GPS受信機101の電源をOFFして測位処理お
よび移動速度の演算処理を中止し(S2003)、速度
データの合計値をクリアする処理を行う(S200
4)。
【0142】そして、CPU105は、図示しないタイ
マに一定時間を設定し、タイマをスタートさせ(S20
05)、前回の測位処理および移動速度の演算処理で求
めた平均移動速度を用いて現在の移動速度および移動距
離を表示する(S312)。
【0143】続いて、ステップS315において、ステ
ップS310で求めた平均ピッチPaとステップS31
4で求めたピッチPの差の絶対値が設定値以上ではない
と判定した場合に、さらに、ステップS2003で設定
した一定時間が経過したか否かを判定する(S40
2)。
【0144】ステップS402で一定時間が経過してい
ないと判定した場合には、ステップS312に戻ってス
テップS315までの処理を実行する。一方、一定時間
が経過したと判定した場合には、ステップS316に進
んでGPS受信機101の電源をONし測位処理および
移動速度の演算処理を実行する。
【0145】なお、ステップ315において、ステップ
S310で求めた平均ピッチPaとステップS314で
求めたピッチPの差の絶対値が設定値以上であると判定
した場合には、ステップS316に進んでGPS受信機
101の電源をONし測位処理および移動速度の演算処
理を実行する。
【0146】このように、実施の形態12に係る携帯型
速度・距離計によれば、GPS受信機101を用いた移
動速度の演算処理の実行中に、動作信号に非定常的な信
号が含まれているか否かを判定し、動作信号に非定常的
な信号が含まれていると判定された場合に、GPS受信
機101の電源をOFFし、予め設定された時間の経過
後、GPS受信機101の電源を再びONする処理を行
い、かつ、動作信号に非定常的な信号が含まれていると
判定された場合に、移動速度の演算処理で取得した移動
速度データをクリアし、GPS受信機101の電源がO
Nされた場合に、移動速度の演算処理を実行して移動速
度データを取得する処理を再び実行することにより、ユ
ーザが非定常的な動きをした際にGPS受信機101を
用いた測位処理および移動速度の演算処理を行わないよ
うにすることができるため、精度の高い速度・距離の計
測を行うことができる。
【0147】なお、体動信号に非定常的な挙動が現れた
場合以外にも、GPS受信機101において、受信でき
ているGPS衛星の数が所定の数に満たない場合には測
位処理および移動速度の演算処理を中止することにして
も良い。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る携帯
型速度・距離計(請求項1)によれば、ユーザの動作状
態が変化したか否かを判定し、ユーザの動作状態が変化
した場合に、GPS受信機の電源をONし、所定の時間
の経過後、GPS受信機の電源をOFFするようにし、
GPS受信機の電源がONされた場合に、GPS受信機
の測位結果を利用して複数回の移動速度の演算処理を実
行して複数個の移動速度データを取得し、取得した複数
の移動速度データから所定の時間内における平均移動速
度を演算し、かつ、最新の平均移動速度を現在の移動速
度として利用して、移動距離を演算することにより、G
PS受信機への電力供給を間欠的に行うことができると
共に、ユーザの移動速度が変化したと予想されるタイミ
ングでGPS受信機による測位処理を行って移動速度を
求め、その後は求めた移動速度を用いて移動距離を求め
ることにしたため、電力の有効利用および省電力化を図
ることができると共に、常時GPS受信機による測位処
理を行うことができない場合であっても、精度の高い速
度・距離の計測を行うことができる。したがって、腕時
計のような小型なGPS受信機を利用した速度・距離計
を容易に構成することができる。
【0149】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項2)によれば、ユーザの動きを検出し、検出し
たユーザの動きから歩行ピッチまたはランニングピッチ
を求めてピッチ信号を生成し、ピッチ信号が予め設定し
た許容値以上に変化した場合に、ユーザの動作状態が変
化したと判定することにより、ユーザの歩行またはラン
ニング速度が変化したと予想されるタイミングでGPS
受信機による測位処理を行って移動速度を求め、その後
は求めた移動速度を用いて移動距離を求めることにした
ため、電力の有効利用および省電力化を図ることができ
ると共に、常時GPS受信機による測位処理を行うこと
ができない場合であっても、精度の高い速度・距離の計
測を行うことができる。
【0150】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項3)によれば、ユーザの動きを検出し、検出し
たユーザの動きから腕振り強さを求めて腕振り信号を生
成し、腕振り信号が予め設定した許容値以上に変化した
場合に、ユーザの動作状態が変化したと判定することに
より、ユーザの歩行またはランニング速度が変化したと
予想されるタイミングでGPS受信機による測位処理を
行って移動速度を求め、その後は求めた移動速度を用い
て移動距離を求めることにしたため、電力の有効利用お
よび省電力化を図ることができると共に、常時GPS受
信機による測位処理を行うことができない場合であって
も、精度の高い速度・距離の計測を行うことができる。
【0151】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項4)によれば、ユーザの脈拍を検出し、検出し
た脈拍に基づいて脈拍信号を生成し、脈拍信号が予め設
定した許容値以上に変化した場合に、ユーザの動作状態
が変化したと判定することにより、ユーザの歩行または
ランニング速度が変化したと予想されるタイミングでG
PS受信機による測位処理を行って移動速度を求め、そ
の後は求めた移動速度を用いて移動距離を求めることに
したため、電力の有効利用および省電力化を図ることが
できると共に、常時GPS受信機による測位処理を行う
ことができない場合であっても、精度の高い速度・距離
の計測を行うことができる。
【0152】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項5)によれば、GPS受信機の電源をOFFし
た後、予め設定された時間が経過するまでの間にユーザ
の動作状態が変化したと判定されなかった場合に、GP
S受信機の電源を所定の時間ONすることにより、ユー
ザの動作状態の変化として大きく現れないような移動速
度の変化にも対応することにしたため、常時GPS受信
機による測位処理を行うことができない場合であって
も、精度の高い速度・距離の計測を行うことができる。
【0153】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項6)によれば、移動速度の演算の実行を指定す
ることができるようにしておき、移動速度の演算の実行
が指定された場合に、GPS受信機の電源を所定の時間
ONすることにより、坂道に入る場合等のように、移動
速度が変化することがわかっている場合にタイミングよ
く移動速度の演算処理を行うことにしたため、常時GP
S受信機による測位処理を行うことができない場合であ
っても、精度の高い速度・距離の計測を行うことができ
る。
【0154】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項7)によれば、所定の時間内における平均移動
速度を演算する際に、取得した複数の移動速度データの
中から最大値および最小値の移動速度データを除いて平
均移動速度を演算することにより、平均移動速度を求め
る基準となる複数の移動速度データの値のバラツキを防
止することができるため、精度の高い速度・距離の計測
を行うことができる。
【0155】また、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項8)によれば、所定の時間内における平均移動
速度を演算する際に、取得した複数の移動速度データの
中から予め設定した上限値および下限値を超えた値の移
動速度データを除いて平均移動速度を演算することによ
り、平均移動速度を求める基準となる複数の移動速度デ
ータの値のバラツキを防止することにしたため、精度の
高い速度・距離の計測を行うことができる。
【0156】さらに、本発明に係る携帯型速度・距離計
(請求項9)によれば、GPS受信機を用いた移動速度
の演算処理の実行中に、動作信号に非定常的な信号が含
まれているか否かを判定し、動作信号に非定常的な信号
が含まれていると判定された場合に、GPS受信機の電
源をOFFし、予め設定された時間の経過後、GPS受
信機の電源を再びONする処理を行い、かつ、動作信号
に非定常的な信号が含まれていると判定された場合に、
移動速度の演算処理で取得した移動速度データをクリア
し、GPS受信機の電源がONされた場合に、移動速度
の演算処理を実行して移動速度データを取得する処理を
再び実行することにより、ユーザが非定常的な動きをし
た際にGPS受信機を用いた測位処理および移動速度の
演算処理を行わないようにすることができるため、精度
の高い速度・距離の計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯型速度・距離
計の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る携帯型速度・距離
計における速度・距離を計測する処理の概略を示す説明
図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態4に係る携帯型速度・距離
計における速度・距離を計測する処理の概略を示す説明
図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態5に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態6に係る携帯型速度・距離
計の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態7に係る携帯型速度・距
離計の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態7に係る携帯型速度・距
離計における速度・距離を計測する処理の概略を示す説
明図である。
【図12】本発明の実施の形態7に係る携帯型速度・距
離計の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態8に係る携帯型速度・距
離計の動作手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態9に係る携帯型速度・距
離計の動作手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態10に係る携帯型速度・
距離計において、平均移動速度に誤差が発生しないよう
にするための原理を説明する説明図である。
【図16】本発明の実施の形態10に係る携帯型速度・
距離計において、平均移動速度を求めるステップにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態11に係る携帯型速度・
距離計において、平均移動速度に誤差が発生しないよう
にするための原理を説明する説明図である。
【図18】本発明の実施の形態11に係る携帯型速度・
距離計において、平均移動速度を求めるステップにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態12に係る携帯型速度・
距離計において、体動信号における非定常的な信号を説
明すると共に、測位処理および移動速度の演算処理の中
止および再開のタイミングを説明する説明図である。
【図20】本発明の実施の形態12に係る携帯型速度・
距離計の動作手順を示すフローチャートである。
【図21】GPS受信機の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 GPS衛星 101 GPS受信機 102 体動検出センサ 105 CPU 108 ROM 110 入力スッチ 1001 脈拍検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久本 和実 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS受信機の測位結果を利用して歩行
    中またはランニング中におけるユーザの移動速度を演算
    する移動速度演算手段と、前記移動速度演算手段で演算
    した移動速度を利用してユーザの移動距離を演算する移
    動距離演算手段と、を有した携帯型速度・距離計におい
    て、 ユーザの動作を表した動作信号を生成する動作信号生成
    手段と、 前記動作信号生成手段で生成した動作信号を入力し、入
    力した動作信号に基づいて、ユーザの動作状態が変化し
    たか否かを判定する状態変化判定手段と、 前記状態変化判定手段でユーザの動作状態が変化したと
    判定された場合に、前記GPS受信機の電源をONし、
    所定の時間の経過後、前記GPS受信機の電源をOFF
    する電源供給制御手段と、を備え、 前記移動速度演算手段は、前記電源供給制御手段によっ
    て前記GPS受信機の電源がONされた場合に、前記G
    PS受信機の測位結果を利用し、複数回の移動速度の演
    算処理を実行して複数個の移動速度データを取得し、取
    得した複数の移動速度データから前記所定の時間内にお
    ける平均移動速度を演算し、 前記移動距離演算手段は、前記移動速度演算手段で演算
    した最新の平均移動速度を現在の移動速度として利用し
    て、前記移動距離を演算することを特徴とする携帯型速
    度・距離計。
  2. 【請求項2】 前記動作信号生成手段は、前記動作信号
    として、ユーザの動きを検出し、検出したユーザの動き
    から歩行ピッチまたはランニングピッチを求めてピッチ
    信号を生成し、 前記状態変化判定手段は、前記動作信号生成手段で生成
    したピッチ信号を入力し、入力したピッチ信号が予め設
    定した許容値以上に変化した場合に、前記ユーザの動作
    状態が変化したと判定することを特徴とする請求項1に
    記載の携帯型速度・距離計。
  3. 【請求項3】 前記動作信号生成手段は、前記動作信号
    として、ユーザの動きを検出し、検出したユーザの動き
    から腕振り強さを求めて腕振り信号を生成し、 前記状態変化判定手段は、前記動作信号生成手段で生成
    した腕振り信号を入力し、入力した腕振り信号が予め設
    定した許容値以上に変化した場合に、前記ユーザの動作
    状態が変化したと判定することを特徴とする請求項1に
    記載の携帯型速度・距離計。
  4. 【請求項4】 前記動作信号生成手段は、前記動作信号
    として、ユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍に基づい
    て脈拍信号を生成し、 前記状態変化判定手段は、前記動作信号生成手段で生成
    した脈拍信号を入力し、入力した脈拍信号が予め設定し
    た許容値以上に変化した場合に、前記ユーザの動作状態
    が変化したと判定することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯型速度・距離計。
  5. 【請求項5】 前記電源供給制御手段は、前記GPS受
    信機の電源をOFFした後、予め設定された時間が経過
    するまでの間に前記状態変化判定手段でユーザの動作状
    態が変化したと判定されなかった場合に、前記GPS受
    信機の電源を所定の時間ONすることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一つに記載の携帯型速度・距離計。
  6. 【請求項6】 さらに、移動速度演算手段による移動速
    度の演算の実行を指定する演算実行指定手段を備え、 前記電源供給制御手段は、前記演算実行指定手段で移動
    速度の演算の実行が指定された場合に、前記GPS受信
    機の電源を所定の時間ONすることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一つに記載の携帯型速度・距離計。
  7. 【請求項7】 前記移動速度演算手段は、前記所定の時
    間内における平均移動速度を演算する際に、前記取得し
    た複数の移動速度データの中から最大値および最小値の
    移動速度データを除いて前記平均移動速度を演算するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の携
    帯型速度・距離計。
  8. 【請求項8】 前記移動速度演算手段は、前記所定の時
    間内における平均移動速度を演算する際に、前記取得し
    た複数の移動速度データの中から予め設定した上限値お
    よび下限値を超えた値の移動速度データを除いて前記平
    均移動速度を演算することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか一つに記載の携帯型速度・距離計。
  9. 【請求項9】 さらに、前記GPS受信機による測位処
    理および移動速度演算手段による移動速度の演算処理の
    実行中に、前記動作信号生成手段で生成した動作信号に
    非定常的な信号が含まれているか否かを判定する動作信
    号判定手段を備え、 前記電源供給制御手段は、前記動作信号判定手段で前記
    動作信号に非定常的な信号が含まれていると判定された
    場合に、前記GPS受信機の電源をOFFし、予め設定
    された時間の経過後、前記GPS受信機の電源を再びO
    Nする処理を行い、 前記移動速度演算手段は、前記動作信号判定手段で前記
    動作信号に非定常的な信号が含まれていると判定された
    場合に、前記移動速度の演算処理で取得した移動速度デ
    ータをクリアし、前記GPS受信機の電源がONされた
    場合に、前記移動速度の演算処理を実行して前記移動速
    度データを取得する処理を再び実行することを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか一つに記載の携帯型速度・距
    離計。
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