JP2973296B2 - 携帯型gps受信装置 - Google Patents

携帯型gps受信装置

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JP2973296B2
JP2973296B2 JP3660997A JP3660997A JP2973296B2 JP 2973296 B2 JP2973296 B2 JP 2973296B2 JP 3660997 A JP3660997 A JP 3660997A JP 3660997 A JP3660997 A JP 3660997A JP 2973296 B2 JP2973296 B2 JP 2973296B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS (Global
Positioning System:全世界測位システム)衛星からの
信号を受信し、受信装置の位置、速度を測定するGPS
受信装置に関する。とくに人間の腕での保持、装着が可
能であり、人間の走行、歩行時の位置、移動速度、およ
び移動距離を測定するGPS受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、GPSシステムは、地球上約2
0,200Km,傾斜角55度の6つの軌道を1周約12
時間で回る24個のGPS衛星のうち3〜4個以上の衛
星から測位に必要な航法データを地球上の受信機により
受信して、受信機が装着された移動体の位置、移動速度
等の測位演算を行うものである。GPS衛星の送信周波
数には周波数が1.57542GHzのL1と周波数が
1.22760GHzのL2の2つが有る。一般的な測
位には、L1を用いる。L1は擬似雑音符号(衛星を識
別するC/Aコードと、衛星の軌道と衛星の軌道情報時
刻情報等の航法データの合成波)でPSK(phase shif
t keying)変調され、スペクトラム拡散されて衛星から
送信されている。この電波を第2図に示すGPS受信装
置で受信する。アンテナ201で受信した1.57542
GHzの信号をL帯増幅回路202で増幅し、ダウンコ
ンバータ部203で数十MHz〜200MHzの第1の
IF(中間周波)信号に変換し、さらに2MHz〜5M
Hz程度の第2のIF信号に変換する。第2IF信号を
電圧比較器204に入力し、IF信号の数倍のクロック
で電圧比較器204を用いてデジタル変換する。この出
力がスペクトラム拡散されたデータである。メッセージ
解読手段205において、電圧比較器204の出力する
デジタル信号にC/A符号発生回路2051で発生する
衛星と同じ擬似雑音符号であるC/Aコードを逆拡散す
ることで航法データと擬似距離に相当する搬送波位相情
報を得る。この動作を複数の衛星に対して行い通常は4
つの衛星の航法データから測位演算手段306で測位デ
ータを求める。測位演算手段206で求めた測位データ
は、携帯機器全体の動作を制御するCPUへ出力され
る。または、デジタル信号として外部へ出力される。こ
の様なGPS受信機の小型化に伴い、人間の走行や歩行
時の移動距離を求める目的で利用されることが考えられ
ており、特開平6−118156等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のGPS
受信機を人体の移動速度や移動距離の測定に利用しよう
とすると、色々な課題が有る。車載用のGPS受信機で
あればトンネルやビルの谷間等の、測位し難い場所に於
いては、マップマッチングなどの自立航法手段を用いて
ナビゲーション動作を続ける事が出来る。しかし、腕型
のように小型のGPS受信機に於いては、CDROMに
よる地図情報を備えることはそのサイズから難しい。ま
た、車であれば移動距離や移動スピードを車載の計器か
ら得る事が出来るが、腕型の場合、移動距離そのものを
GPS衛星から求めるため衛星が補足不能になると距離
測定も出来なくなる。さらに人の移動方向は頻繁に変化
する。
【0004】その移動距離を正確に求めるためには連続
して測位動作を行う必要が有り、GPS受信機の消費電
力が大きくなってしまう等の問題があった。又、特開平
6−118156等に開示されている様に、所定時間毎
の位置情報に基づき移動状況を表示する方式の移動距離
計であると、その測定開始時の受信が確実になされるこ
とが正確な距離、スピード測定に不可欠で有る。しか
し、従来技術においては、その点の配慮が不十分であっ
た。GPS受信機の受信はいつでもどこでも出来るもの
では無い。前述した様にビルが濫立しているような環境
では、ビルの壁等によるマルチパスの影響で位置測定が
出来ないことがしばしば有る。その様な環境を、使用者
が認識しないまま移動を開始すると、移動距離を正確に
求めることが不可能になると言う問題があった。。
【0005】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
ので有り、衛星が補足出来ない時も移動距離の測定を可
能とすると共に、連続受信をすること無く正確な移動距
離を測定できる携帯型GPS受信装置を得ることを目的
とする。更に、距離、スピード測定の開始位置における
GPS受信が正確に成されたか否かを表示することで、
誤測定を防止する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明は、人体の走行ピッチを検
出する走行ピッチ検出手段と、GPS受信手段で受信し
た位置、移動速度情報と位置、速度情報が得られる間に
前記走行ピッチ検出手段で検出されたピッチとから走行
ストライドを演算するストライド演算手段と、前記スト
ライド演算手段で求めたストライドと前記走行ピッチ検
出手段で検出されたピッチとから走行スピードと走行距
離を演算するスピード・距離演算手段と、移動開始可否
判断手段とを備え、ピッチとストライドから走行距離・
走行スピードを求める事を特徴とする。また、請求項2
に記載の発明は、移動開始可否判断手段が移動開始不可
と判断している時に移動を開始すると、移動開始不可を
アラームするアラーム手段を備えた事を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態 1.第1実施形態の構成 本発明に係わる携帯型GPS受信装置の一実施形態を、
図1を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態に係
わる携帯型GPS受信装置のブロック図である。
【0008】図において、101は走行ピッチ検出手段
であり、ピエゾ素子等のピッチセンサ1011と、その
出力信号を増幅する増幅回路1012と、高い周波数を
除去するフィルター1013と、フイルター1013の
出力信号を矩形波に変換する矩形波変換回路1014
と、矩形波に変換するための基準電圧を発生する基準電
圧発生回路1015とで構成される。矩形波変換回路1
014の出力はCPU103に接続される。CPU10
3は、その動作ステップがプログラムされたROM10
5の内容にしたがってピッチ計測他の動作を行う。RA
M104は、CPU103が動作する時のデータのレジ
スタとしてCPU103に接続されている。
【0009】102はCPU103によって動作が制御
されるGPS受信手段であり、図2で説明したアンテナ
201から測位演算回路206までの機能を持ち、CP
U103へ位置データを出力する。106は基準信号発
生回路であり、CPU103の動作の為の基準周波数信
号を発生させCPU103その他の部分に必要な周波数
信号を出力する。107は入力回路であり、スイッチ等
の入力信号をCPU103へ伝達する。108は表示パ
ネル109の駆動回路であり、CPU103で計算され
た走行スピードや走行距離を表示パネル109に表示す
る。 110はアラーム駆動回路であり、CPU103
からの制御信号によりブザー111を駆動してアラーム
信号を発生させる。
【0010】2.第1実施形態の動作 次に、実施形態の動作を図面を参照しつつ説明する。C
PU103の動作フローを図3と図4に示す。入力回路
107から、走行距離、走行スピード計測開始入力信号
を待つ(S301)。スイッチ(以下SWと略す。)が
入力されると、計測開始信号であれば計測をスタートさ
せるが、その他の入力信号で有れば、その入力信号に従
った処理を行い動作を終了する(S327、S32
8)。入力信号が走行距離、走行スピード計測開始の信
号であった場合、計測がスタートする(S302)。
【0011】計測がスタートすると初期位置の位置デー
タを測位する為にGPS受信がスタートし、初期位置が
測定されるまで測位動作が繰り返される(S303〜S
307)。この初期位置が測定されるまで測位動作が繰
り返される部分が移動開始可否判断手段の動作になる。
この間、体動によるピッチ信号の発生が監視される(S
305)。初期位置が測定される前に体動によるピッチ
信号が確認されると(S305)、使用者に警告を発す
る目的でCPU103はアラーム駆動回路110の動作
を許しブザー111を発音させる(S306)。と共に
表示パネル109にストップ表示(S307)を行い表
示からも初期位置の測定が終わっていない事を使用者に
知らしめる。
【0012】測位された位置データPnは、距離測定の
為の基準測定位置Pn-1としてRAM104にストア
される(S308)。距離測定の為の基準測定位置Pn
-1をストアした後にGPS受信手段102の動作は、
消費電力を節約するために停止される(S309)。G
PS受信手段の動作停止の後、走行ストライドを求める
ための走行ピッチを初期化する(S310:Rpn-1
=0)。以上の処理が終了した段階で走行スタートの準
備が完了したので、使用者に走行を促す目的で表示パネ
ル109にスタート表示を行う(S311)。
【0013】このスタート表示によって使用者は安心し
て移動を開始する事が出来る。スタート表示はストップ
ウオッチがスタートされるまで継続される(S31
2)。ストップウオッチの計測スタートの後、体動によ
って発生するピッチ信号の発生を待つ(S313)。ピ
ッチ信号の発生を確認した後、GPS受信手段の動作周
期を決定するタイマーをスタートさせる(S314)。
タイマーをスタートさせたのちRAM104にあるピッ
チカウンタを+1カウントする(S315)。タイマー
がタイムアップするまでの間に発生するピッチ信号は、
ピッチカウンタRpにカウントされ続ける(S315、
S316、S317)。タイマーがタイムアップする
と、GPS受信手段102の動作が再開され現在の位置
データが測定される(S318)。現在の位置データが
測定されたあとGPS受信手段102は低消費電力化す
る為に再び動作が停止される(S319)。
【0014】次に前回測位と今回測位間に発生したピッ
チ数BRpを計算する(S320:BRp=Rp−Rp
n-1)。次に前回測位位置と今回測位位置の2つの位
置データと測位間で発生したピッチ数とから、その測位
間におけるストライドを計算する(S321:(Pn−
Pn-1)/BRp)。ストライドの計算後、次のストラ
イド計算の為に最新の測位位置データPnを基準測定位
置データPn-1としてストアし直す(S322)。同
じく次のストライド計算の為に最新の累積ピッチ数Pn
を前回ピッチRpn-1としてストアし直す(S32
3)。そのあと移動距離計算を累積ピッチとストライド
から計算し、表示パネル109に表示する(S324、
S325)。そのあと再び、GPS受信手段102の動
作周期を決定しているタイマーを再スタート(S32
6)し、次のピッチ信号のウエイト状態S313に戻
る。したがって、次のSW入力で距離、スピードの測定
が終了されるまでの間、図3におけるピッチカウント
(S315)からタイマースタート(S326)までの
動作を繰り返す。この結果、タイマーのタイムアップの
周期でストライドが計算し直され、距離、スピードの表
示が行われる。図3、図4においてスピードの計算ステ
ップを特に図示しなかったのは、距離情報と時間情報が
有れば容易に計算出来るからである。
【0015】以上、図3と図4に示す本発明の一実施形
態の動作フローを説明した。図3と図4に示す実施例
は、本発明の基本的な動作を理解しやすくする為に、動
作を簡略化しているところが有る。その為にGPS受信
手段の動作周期を決めているタイマーが最初にタイムア
ップするまでの間、距離、スピードの表示が行えなかっ
たり、タイマーがタイムアップする度に直近のストライ
ドデータで、スタートからの累積距離が再計算されてし
まう等の問題点を持つ。
【0016】それらの問題点を解決した実施例を図5と
図6に示し動作を説明する。入力回路107から、走行
距離、走行スピード計測開始入力信号を待つ(S40
1)。SWが入力されると、計測開始信号であれば計測
をスタートさせるが、その他の入力信号で有れば、その
入力信号に従った処理を行い動作を終了する(S43
2、S433)。入力信号が走行距離、走行スピード計
測開始の信号であった場合、計測がスタートする(S4
02)。計測がスタートすると初期位置の位置データを
測位する為にGPS受信がスタートし、初期位置が測定
されるまで測位動作が繰り返される(S403、S40
7)。
【0017】この間、体動によるピッチ信号の発生が監
視される(S405)。初期位置が測定される前に体動
によるピッチ信号が確認されると(S405)、使用者
に警告を発する目的でCPU103はアラーム駆動回路
110の動作を許しブザー111を発音させる(S40
6)。と共に表示パネル109にストップ表示(S40
7)を行い表示からも初期位置の測定が終わっていない
事を使用者に知らしめる。測位された位置データPn
は、距離測定の為の基準測定位置Pn-1としてRAM
104にストアされる。基準測定位置Pn-1をストア
した後(S408)、走行ストライドを求めるための走
行ピッチを初期化する(S409)。走行ピッチの初期
化で走行スタートの準備が完了したので、使用者に走行
を促す目的で表示パネル109にスタート表示を行う
(S410)。このスタート表示はストップウオッチが
スタートされるまで表示パネル109に表示される(S
411)。ストップウオッチの計測が開始されると、体
動によって発生するピッチ信号のウエイト状態になる
(S412)。使用者が走行を開始しピッチ信号が発生
すると、RAM104に有るピッチカウンタRPを+1
カウントする(S413)。ピッチを+1カウントした
後、引き続き受信状態にあるGPS受信手段102は再
び測位動作を行う(S414)。測位した後、最新の測
位データPnと基準測定位置データPn-1とから移動
距離を計算し、表示パネル109に表示する(S41
5)。
【0018】このS412からS415の動作は予め定
められた一定距離Xを超えるまで続けられる(S41
6)。走行距離が一定距離Xを超えると移動距離とその
間の累積ピッチ数とから走行ストライドを計算する(S
417)。ストライドを計算後、消費電力を節約する目
的でGPS受信手段102の動作を停止させる(S41
8)。
【0019】GPSの受信動作停止後、移動距離変数R
Dに今までの移動距離Xをセットする(S419)。移
動距離をセットしたのち次のストライド計算の為に、基
準測定位置Pn-1及び前回ピッチRpn-1を書き換え
る(S420、S421)。変数を書き換えた後、タイ
マーをスタートさせる(S422)。タイマースタート
後、ピッチ信号の発生を待つ(S423)。ピッチ信号
が発生するとピッチカウンタをRpを+1カウントし、
移動距離変数RDに先ほど求めたストライドを加算する
(S424、S425)。加算した結果は表示パネル1
09に表示される(S426)。このピッチ信号の待ち
状態S423〜累積移動距離表示S426までの動作
は、タイマーがタイムアップするまで継続される。タイ
マーがタイムアップすると(S427)GPS受信手段
102は再び動作状態になり、測位動作を行う(S42
8)。
【0020】測位終了後、GPS受信手段102の動作
は停止される(S429)。GPS受信停止後、測位間
のピッチ数BRpを計算する(S430:BRp=Rp
−Rpn-1)。測位間のピッチ数が求められた後、ス
トライドSTを計算する(S431:ST=(Pn−P
n-1)/BRp)。ストライド計算後、次のストライド
計算の為に変数Pn-1及びRpn-1を変更(S42
0、S421)し、再びタイマーをスタートさせる(S
422)。以上の動作を行うことで、タイマーで設定さ
れた間隔での最新のストライドが求められ、刻々変化す
るストライドをベースに走行距離・スピードを求める事
が可能になる。以上、本発明の一実施例を示す動作フロ
ーを説明した。図5、図6に示す動作フローで動作仕様
の完成度はかなり向上したが、まだ移動方向の変化の課
題が有る。すなわち、2点の測位ポイント間の移動方向
に大きな違いが有ると、GPS受信手段で得られた座標
間で求めた直線的な移動距離と実際の移動距離との間に
大きな誤差が含まれる可能性が有る。
【0021】その課題を解決する為に移動方向評価手段
を設けた実施例を図7と図8に示して動作を説明する。
図7と図8に示す動作フローの処理ステップ番号400
番台の動作は図5と図6に示すものと全く同一である。
したがって、図7と図8の動作を説明するに当たり、図
5、図6と同じ部分についての説明は省略する。直近の
GPS測位(S428)動作を行わせるまでの動作は、
図6と同一で有る。GPS測位をした後、移動方向評価
手段で前回測位時の進行方向と今回測位時の進行方向と
の差がある一定量以内か否かを評価する(S501)。
【0022】GPS受信手段102は移動方位情報出力
機能も備える。評価結果がある一定量以内の時は、GP
S受信停止(S427)を行い図6と同じ処理をおこな
う。一定量以上の変化が確認された時は、現在位置から
ある一定距離を移動する間、GPS受信手段102を連
続的に動作させ、次のストライド計算の為に変数Pn-
1及びRpn-1を変更(S502、S503)し、ピ
ッチ信号の待ち状態になる(S504)。ピッチ信号が
有ると、ピッチカウンタRpを+1カウントすると共
に、累積移動距離をストライドSTから求め表示パネル
109に表示する(S505〜S507)。S504〜
S507の動作は前回測位ポイントからある一定距離X
を移動するまでの間、続けられる(S508)。一定距
離Xを移動すると再び移動方向の変化の有無が評価され
る(S501)。以上の様に、移動方向の変化がある一
定量以下の2点の測位データが得られるまで、GPS受
信手段102は連続的に動作し続ける。この結果、精度
の良い走行ストライドを求めることが可能となる。
【0023】上述べて来た様に測位した2点間の位置情
報と、その間に求めたピッチ数とから走行ストライドを
計算し、ストライドとピッチから移動距離、移動スピー
ドを求める様にすることで、GPS電波が受信出来ない
ところでも距離、スピードの計測を続行することが出来
る。また、自動的に求めたストライドで移動距離、移動
スピードを演算するため、大きな消費電力を必要とする
GPS受信手段を断続的に動作させても距離、スピード
の測定が可能になる。更に、距離、スピード測定の開始
位置における初期位置測定が行われたか否かを表示する
ので、使用者は安心して移動を開始する事が出来る。
【0024】B.第2実施形態 1.第2実施形態の構成 本発明に係わる第2実施形態を示すブロック図を図10
に示す。第2実施形態は、人体の移動方向検出手段が付
加されている点が第1実施例と相違する点を除いて、第
1実施例と同様である。図10の下二桁の番号が図1と
同じものは、同一の機能ブロックであるため説明は省略
する。
【0025】712は移動方向検出手段であり、振動ジ
ャイロ713、それを発振させる発振回路715と振動
ジャイロ713の検出用端子の出力電圧を差動増幅する
差動増幅回路714と、コリオリ信号のみを抽出するた
めの同期検波回路716と、同期検波回路716の出力
電圧を直流増幅する直流増幅回路717と、直流増幅回
路717の出力電圧をデジタルデータに変換するA/D
変換回路718とで構成される。振動ジャイロ713に
回転角速度が加わると、その加速度に比例したデジタル
数値信号をCPU703へ出力する。
【0026】2.第2実施形態の動作 図9に第2実施例の動作フローを示し、動作を説明す
る。第1実施例の動作を説明した図5、図6との相違点
は、GPS受信手段の測位間隔を、図5、図6ではタイ
マーだけで決定していたのを、第2実施例では人体の移
動方向の変化が有った場合でも行っている点である。S
625のタイムアップの処理までは、図5、図6に示し
た動作フローの動作と全く同じであるので説明は省略す
る。なお、移動距離変数RDに今までの移動距離Xをセ
ットする(S419)処理までの動作フローも省略す
る。タイムアップ以前であってもS626で人体の移動
方向の検出を行う。移動方向の変化は、図10に示す振
動ジャイロに加わる角加速度によって変化するA/D変
換回路718の出力が、あるしきい値を越えるか否かで
行う。あるしきい値を越えた場合、人体の移動方向が変
化したと認識する。移動方向が変化したと認識すると直
ちにタイマーをリセットし、GPS受信手段に測位動作
を行わせる(S627〜S630)。この結果、移動方
向が変化する2点の座標をタイマーに頼る事無く認識す
ることが可能となる。
【0027】また、本発明の説明の中で、ピッチセンサ
ーはピエゾタイプの加速度センサー、ジャイロには振動
タイプのジャイロを用いた説明を行ったが、他の方式の
ピッチセンサー、ジャイロを用いても本発明の目的は達
成されるもので有る。また、移動開始可否判断手段の方
法として、初期位置が測定される以前の体動信号の有無
で行う実施例を示したが、初期位置が測定される以前の
ストップウオッチのスタート信号を用いても良い。ま
た、2点間の測位データとその間に求めたピッチ数とか
らストライドを計算する実施例のみを示したが、2点の
位置データで無くドップラーシフト量から求められる移
動スピードとピッチとからもストライドをもとめる事は
容易で有り、そのストライドを求める方法がどちらであ
っても本発明を適用することが出来る。
【0028】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、GPS
受信手段で受信した位置及び移動スピード情報と、その
データが得られた間に発生した走行ピッチ数とから走行
ストライドを求め、そのストライドから移動距離、移動
スピードを求める様にした事で、トンネルやビルの谷間
等の測位の難しい場所での連続計測を可能にした。ま
た、ストライド基準で距離、スピードを求める為、GP
S受信手段の測位を連続的に行う必要が無くなり低消費
電力とする事が可能となった。また、移動距離、移動ス
ピードを求める際の基準となる初期位置データが測定さ
れたか否かを表示する事で、使用者は安心して運動を開
始することが出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態を示す回路ブロック図である。
【図2】従来のGPS受信装置の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図3】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図4】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図5】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図6】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図7】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図8】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第1の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図9】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第2の
実施形態の動作フローを示す図である。
【図10】本発明に係わる携帯型GPS受信装置の第2
の実施形態を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】 101 走行ピッチ検出手段 102 GPS受信手段 103 CPU 104 RAM 105 ROM 106 基準信号発生回路 107 入力回路 108 駆動回路 109 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 千秋 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セイコー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−89584(JP,A) 登録実用新案3039260(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 22/00 G01C 21/00 G01P 3/64 G01S 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの信号を受信し移動スピ
    ードと移動距離を演算する携帯型GPS受信装置におい
    て、人体の走行ピッチを検出する走行ピッチ検出手段
    と、前記GPS受信手段を断続的に動作させる動作周期
    を決定するタイマー手段と、前記GPS受信手段で受信
    した位置及び移動スピード情報とそのデータが得られる
    間に前記走行ピッチ検出手段で検出されたピッチとから
    走行ストライドを演算するストライド演算手段と、前記
    ストライド演算手段で求めたストライドと前記走行ピッ
    チ検出手段で検出されるピッチとから走行スピードと走
    行距離を演算するスピード・距離演算手段と、移動スピ
    ード及び移動距離の測定開始時に移動の可否を判断する
    移動開始可否判断手段を備えた事を特徴とする携帯型G
    PS受信装置。
  2. 【請求項2】 前記移動開始可否判断手段が移動開始不
    可と判断している状態において移動が開始された場合、
    移動開始不可をアラームするアラーム手段を備えた事を
    特徴とする請求項1記載の携帯型GPS受信装置。
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