JPH1113262A - 床下地材 - Google Patents

床下地材

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Publication number
JPH1113262A
JPH1113262A JP18308597A JP18308597A JPH1113262A JP H1113262 A JPH1113262 A JP H1113262A JP 18308597 A JP18308597 A JP 18308597A JP 18308597 A JP18308597 A JP 18308597A JP H1113262 A JPH1113262 A JP H1113262A
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JP
Japan
Prior art keywords
felt
fiber
coconut
adhesive
imparted
Prior art date
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Pending
Application number
JP18308597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kondo
靖 近藤
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TOU X KK
Original Assignee
TOU X KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートスラブと床材間に床下地材を設
置する。 【解決手段】 捲縮性を付与した椰子の実繊維2をラン
ダムな繊維配列で交絡させてフェルトを形成し、該フェ
ルトを積層すると共に、接着剤で一体形成して、多孔性
の積層体から成る床下地材を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椰子の実繊維から
成る床下地材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート造の建物の床
は、ビニル系タイル又はシート、カーペットを接着剤を
用いてコンクリートスラブ上に直に張り付けたり、又コ
ンクリートスラブ上に根太を配設し、その上に床板を張
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に殆どの床材が
コンクリートスラブ上に直張りのため、断熱性がないこ
と、歩行感覚が悪いこと、上下階の生活騒音が発生する
こと等の支障を招来していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、捲縮性を付与した椰子の実繊維をランダムな繊維配
列で交絡させてフェルトを形成し、該フェルトを積層す
ると共に、接着剤で一体形成して、多孔性の積層体から
成る床下地材を提供し、該床下地材をコンクリートスラ
ブと床材間に介在して、生活空間を快適にする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。1は本発明に係る床下地材であり、
該床下地材1は椰子の実繊維2を原材料とするフェルト
3の積層体4から成る。
【0006】椰子の実繊維2は、捲縮加工により捲縮性
を付与されており、フェルト3は、椰子の実繊維2をラ
ンダム(無方向)な繊維分布(配列)で平面的に広げて
圧縮成形されたもので、捲縮性を帯びた椰子の実繊維2
の集合体が交絡して緻密で薄いシート状、約2〜3ミリ
の肉厚に形成されている。そして、複数枚のフェルト3
を積層すると共に、ゴム系の接着剤にて上下面が平滑な
所定肉厚の平板状に一体形成しており、かかる積層体4
の内部に粒状の活性炭5を1平米当たりに約40〜50
g散在している。
【0007】接着剤は、天然ゴムの生ゴム、アクリル系
エマルジョン及び酸化防止剤を適宜配合率で配合してい
る。活性炭5は、椰子の実の核皮を焼成したもので、積
層体4のメッシュより大きな粒度、約2〜3ミリに形成
している。
【0008】又、図3に示す様に、積層体4の上面又は
上下面に麻織りの布地6を接着剤にて貼着しても良く、
又積層体4の上面に絨毯、フローリングなどの床材(図
示せず)を貼着しても良い。
【0009】次に、床下地材の製造方法について説明す
る。 第1工程(椰子の実繊維の取り出し工程) 椰子の実の中心の核皮部分を取り除き、外殻(外果皮と
中果皮)を数個に分割し、かかる分割片を水に数週間浸
漬して浸水処理を施し、軽度の発酵により外果皮と中果
皮とを分離し易くする。浸水処理後、乾燥した外殻を掻
解機にかけて中果皮における繊維層を取り出し、次いで
水の洗浄により、雑物、不純物を除去して椰子の実繊維
2を残し、これを櫛けずりして椰子の実繊維2を揃え
る。
【0010】第2工程(捲縮加工工程) 上記椰子の実繊維2を束ねて綱(ロープ)状のストラン
ド7を形成し、椰子の実繊維2に撚りをかける。これに
より椰子の実繊維2に捲縮性を機械的に付与する。
【0011】第3工程(フェルト形成工程) 針布、メタリックワイヤなどにより、ストランド7を解
きほぐしながら、梳かしながら、撚りのかかった椰子の
実繊維2を分繊する。分繊された椰子の実繊維2は、空
気流、その他のガスの高速気流を利用して、スクリーン
コンベヤ上に吹きつけられて堆積し、堆積状態が平面的
に広がってシート状に成る。このシートは、移送中スク
リーンコンベヤ上のローラーで絞られ、撚りのかかった
椰子の実繊維2が交絡して、緻密で薄膜シート状のフェ
ルト3を得る。このフェルト3は、空気又はガス流で椰
子の実繊維2を吹きつけるため、繊維配列がランダムと
なり、フェルト3の平面内において繊維の物性が等方性
で、全ての方向に対して同一の物理性能を有する。
【0012】第4工程(積層体形成工程) 次に、スクリーンコンベヤ上を走行中のフェルト3に接
着剤を噴霧し、しかる後活性炭5(図2において図示せ
ず)を散布する。次いで、複数枚のフェルト3を積層
し、これを高温下でプレス機にかけて絞って接着剤の付
着量をコントロールし、熱圧成形する。この時、接着剤
から水分が蒸発して硬化すると共に、又接着剤中のゴム
成分が加硫する。接着剤の加硫効果により反発弾性が増
大し、耐溶剤性も向上する。そして、フェルト3は圧着
一体化し、平板状の積層体4と成る。又、上記熱圧成形
時に、フェルト3の上層面又は上下層面に、図3で示す
麻布6を積層すれば、フェルト3共に麻布6が一体化し
た積層体4が得られる。しかる後、反応釜に積層体4を
投入してベーキングし、最後に時間をかけてゆっくり冷
やして接着剤の接着力、加硫を安定させ、積層体4の形
態安定化を図る。
【0013】上記気流方式によるフェルト3の形成にあ
っては、部分的な高速気流を生じ易くて均斉な気流を作
り難く、このために積層体4と同等な肉厚のものを同気
流方式で成形すると、肉厚が均一でなく、繊維の物性の
等方性が得られない。かかる点を解消するために、本発
明では、薄肉なフェルト3を形成し、該フェルト3を積
層一体化することで、肉厚が均一で、積層体4の全ての
方向に対して同一の物理性能を得る。
【0014】第5工程(床材形成工程) この工程は、必要に応じて積層体4と床材を一体形成す
る場合の工程で、絨毯、フローリング材などの床材を積
層体4の上面に接着剤で接着する。
【0015】又、床下地材1の使用に当たっては、床施
工時に、コンクリートスラブ上に床下地材1を接着剤で
張って敷きつめ、床下地材1上に、ビニル系シート、絨
毯、フローリング、畳などの床材を敷設する。又、床材
を接着した床下地材1では、ブロック毎にコンクリート
スラブ上に敷設する。
【0016】
【発明の効果】要するに本発明は、椰子の実繊維2に捲
縮性を付与したので、繊維集合体に反発弾性(クッショ
ン性)を具有でき、又椰子の実繊維2を交絡させてフェ
ルト3を形成することができる。そして、この椰子の実
繊維2をランダムな繊維配列で交絡させてフェルト3を
形成することによって、フェルト3の平面内において繊
維の物性が等方性で、全ての方向に対して同一の物理性
能を有し、このフェルト3の積層体4に平均した弾性が
得られる。又、フェルト3を積層すると共に、接着剤で
一体形成したので、多孔性を有する積層体4を形成でき
ると共に、恒久的な形態安定化を図ることが出来る。
【0017】したがって、本発明によれば、靱性を有す
る椰子の実繊維2で上記の様に構成されているため、多
孔質構造で軽量であるにも拘らず、床下地材としての強
度を充分に有し安定性がある。又、椰子の実繊維2が捲
縮して交絡しているため、クション性を有し、歩行感に
優れている。又、多孔質構造により、内部に空気層を有
するため、断熱性が良好で、冷暖房効果を高めることが
出来、又吸音性が大きく、防振、防音効果を有し、生活
騒音の発生がない。又、多孔質構造による通気性と椰子
の実繊維2独自の吸湿性とにより、室内調湿ができ、結
露防止を図ることが出来る。又、椰子の実繊維2独自の
特性により防虫効果を図ることが出来る。又、天然素材
の椰子の実繊維2を原料としているため、土に還元で
き、焼却時に有毒ガスの発生がない等優れた性能を有し
ている。
【0018】又、床下地材1の内部に活性炭5を散在し
たので、活性炭5による脱臭効果を具有させられ、床下
地材1の通気性により、積極的に臭気を通過させられ、
より効率的に臭いの微粒子を吸着して脱臭効力を向上さ
せることが出来る。又、活性炭5は、マイナスイオンを
発生することが知られており、このマイナスイオンによ
り、人体の血液中のイオン化量を増大させ、酸性化して
いる人体の弱アルカリ化を促進し健康になる等その実用
的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】床下地材の斜視図である。
【図2】床下地材の製造工程を示す図である。
【図3】変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 椰子の実繊維 3 フェルト 5 活性炭

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捲縮性を付与した椰子の実繊維をランダ
    ムな繊維配列で交絡させてフェルトを形成し、該フェル
    トを積層すると共に、接着剤で一体形成したことを特徴
    とする床下地材。
  2. 【請求項2】 床下地材の内部に活性炭を散在したこと
    を特徴とする請求項1記載の床下地材。
JP18308597A 1997-06-23 1997-06-23 床下地材 Pending JPH1113262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18308597A JPH1113262A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 床下地材

Applications Claiming Priority (1)

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JP18308597A JPH1113262A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 床下地材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1113262A true JPH1113262A (ja) 1999-01-19

Family

ID=16129507

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18308597A Pending JPH1113262A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 床下地材

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JP (1) JPH1113262A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002030844A1 (en) * 2000-10-11 2002-04-18 Sunggil Ryu Novel material for building interior utilizing coconut shell waste and manufacturing thereof

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