JP2000144949A - 木炭シ−ト入りフロ−リング材及びそれを用いた建築物の床構造並びに建築物の床構築方法 - Google Patents
木炭シ−ト入りフロ−リング材及びそれを用いた建築物の床構造並びに建築物の床構築方法Info
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- JP2000144949A JP2000144949A JP10342322A JP34232298A JP2000144949A JP 2000144949 A JP2000144949 A JP 2000144949A JP 10342322 A JP10342322 A JP 10342322A JP 34232298 A JP34232298 A JP 34232298A JP 2000144949 A JP2000144949 A JP 2000144949A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】建築物の床面側から表側にかけて、多数の貫通
穴2を開けてなる穴開きシ−ト3、木炭粉末をシ−ト状
に成形した木炭シ−ト4及びフロ−リング基材5を有し
てなる木炭シ−ト入りフロ−リング材1。 【効果】 床下の除湿、吸湿、放湿による湿度の調節効
果、断熱、防虫効果、室内の有害ガスの脱臭吸着、分解
効果、ぜんそく、アトピ−等の症状の緩和効果、静電気
除去、電磁波遮断効果、環境に優しいマイナスイオン効
果等を奏し得、人の住環境や建築物に対し良結果を与え
ることができる。
穴2を開けてなる穴開きシ−ト3、木炭粉末をシ−ト状
に成形した木炭シ−ト4及びフロ−リング基材5を有し
てなる木炭シ−ト入りフロ−リング材1。 【効果】 床下の除湿、吸湿、放湿による湿度の調節効
果、断熱、防虫効果、室内の有害ガスの脱臭吸着、分解
効果、ぜんそく、アトピ−等の症状の緩和効果、静電気
除去、電磁波遮断効果、環境に優しいマイナスイオン効
果等を奏し得、人の住環境や建築物に対し良結果を与え
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木炭シ−ト入りフ
ロ−リング材及び建築物の床構造並びに建築物の床構築
方法に関し、木炭の優れた効果を助長し、建築材料とし
ての使い易さを考究した上で完成された技術に関し、人
の住環境及び建築物において、優れた効果、即ち、床下
の除湿、吸湿、放湿による湿度の調節効果、断熱、防虫
効果、室内の有害ガスの脱臭吸着、分解効果、ぜんそ
く、アトピ−等の症状の緩和効果、静電気除去、電磁波
遮断効果、環境に優しいマイナスイオン効果等を奏し得
る技術で、人の住環境や建築物に対し良結果を与えるこ
とができる技術に関する。
ロ−リング材及び建築物の床構造並びに建築物の床構築
方法に関し、木炭の優れた効果を助長し、建築材料とし
ての使い易さを考究した上で完成された技術に関し、人
の住環境及び建築物において、優れた効果、即ち、床下
の除湿、吸湿、放湿による湿度の調節効果、断熱、防虫
効果、室内の有害ガスの脱臭吸着、分解効果、ぜんそ
く、アトピ−等の症状の緩和効果、静電気除去、電磁波
遮断効果、環境に優しいマイナスイオン効果等を奏し得
る技術で、人の住環境や建築物に対し良結果を与えるこ
とができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】木材を炭化して得られる炭素を主成分と
する木炭は、古来から、燃料用途に加え、製鉄分野や火
薬製造分野等各種分野にて使用されている。又、木炭そ
れ自体の使用に加えて、木炭に加工を施して木炭の優れ
た効果、効能をより一層発揮させることも行なわれてお
り、例えば、木炭を空気中、水蒸気中あるいは不活性ガ
ス中で高温加熱して活性炭とし、木炭の吸着性能等を助
長せしめることも行なわれており、その一層優れた吸着
性能等を利用して、ガス吸着分野、食品分野等各種分野
での有効利用が図られている。木炭の使用形態として、
例えば、建築分野では、通常形態の木炭や粉粒状の活性
炭を床下に敷設して当該木炭や活性炭を調湿剤として使
用することが検討されている一方 木炭シ−トと称して
木炭をシ−ト状として使用することも検討されている。
しかしながら、従来例では、ダンボ−ル・紙等に炭の微
粉末を吹き付けて単に当該ダンボ−ル・紙等に炭の微粉
が付着しているだけのものであったり、あるいは、布、
不織布等を炭の粉を溶かした液の中に入れ炭の粉を単に
添着しただけのものであったりして、木炭シ−トと称し
ていても、その効果は疑問であり、木炭の優れた効果、
効能を発揮させるのには不十分であったり、又、従来の
当該木炭シ−トの使用態様は、単に、当該木炭シ−トを
家屋の台所等の室内に敷設して悪臭を吸収させる、ペッ
トの下に敷設してペットの臭いを取る等の使用態様に終
始していた。
する木炭は、古来から、燃料用途に加え、製鉄分野や火
薬製造分野等各種分野にて使用されている。又、木炭そ
れ自体の使用に加えて、木炭に加工を施して木炭の優れ
た効果、効能をより一層発揮させることも行なわれてお
り、例えば、木炭を空気中、水蒸気中あるいは不活性ガ
ス中で高温加熱して活性炭とし、木炭の吸着性能等を助
長せしめることも行なわれており、その一層優れた吸着
性能等を利用して、ガス吸着分野、食品分野等各種分野
での有効利用が図られている。木炭の使用形態として、
例えば、建築分野では、通常形態の木炭や粉粒状の活性
炭を床下に敷設して当該木炭や活性炭を調湿剤として使
用することが検討されている一方 木炭シ−トと称して
木炭をシ−ト状として使用することも検討されている。
しかしながら、従来例では、ダンボ−ル・紙等に炭の微
粉末を吹き付けて単に当該ダンボ−ル・紙等に炭の微粉
が付着しているだけのものであったり、あるいは、布、
不織布等を炭の粉を溶かした液の中に入れ炭の粉を単に
添着しただけのものであったりして、木炭シ−トと称し
ていても、その効果は疑問であり、木炭の優れた効果、
効能を発揮させるのには不十分であったり、又、従来の
当該木炭シ−トの使用態様は、単に、当該木炭シ−トを
家屋の台所等の室内に敷設して悪臭を吸収させる、ペッ
トの下に敷設してペットの臭いを取る等の使用態様に終
始していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する欠点を解消できる技術を提供することを目
的としたものである。本発明の前記ならびにそのほかの
目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面か
らもあきらかになるであろう。
技術の有する欠点を解消できる技術を提供することを目
的としたものである。本発明の前記ならびにそのほかの
目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面か
らもあきらかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築物のフロ
−リング材において、当該フロ−リング材は、建築物の
床面側から表側にかけて、多数の貫通穴を開けてなる穴
開きシ−ト、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト
及びフロ−リング基材を有してなることを特徴とする木
炭シ−ト入りフロ−リング材に係るものである。又、本
発明は、建築物の床面に多数の貫通穴を開けてなる穴開
きシ−トを貼付施工し、当該穴開きシ−ト上に、木炭粉
末をシ−ト状に成形した木炭シ−トを積層し、当該木炭
シ−ト上に、フロ−リング基材を積層してなる木炭シ−
ト入りフロ−リング材を有してなることを特徴とする建
築物の床構造に係るものである。更に、本発明は、建築
物の床面に多数の貫通穴を開けてなる穴開きシ−トを貼
付施工し、当該穴開きシ−ト上に、木炭粉末をシ−ト状
に成形した木炭シ−トを積層し、当該木炭シ−ト上に、
フロ−リング基材を積層することを特徴とする建築物の
床構築方法に係るものである。
−リング材において、当該フロ−リング材は、建築物の
床面側から表側にかけて、多数の貫通穴を開けてなる穴
開きシ−ト、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト
及びフロ−リング基材を有してなることを特徴とする木
炭シ−ト入りフロ−リング材に係るものである。又、本
発明は、建築物の床面に多数の貫通穴を開けてなる穴開
きシ−トを貼付施工し、当該穴開きシ−ト上に、木炭粉
末をシ−ト状に成形した木炭シ−トを積層し、当該木炭
シ−ト上に、フロ−リング基材を積層してなる木炭シ−
ト入りフロ−リング材を有してなることを特徴とする建
築物の床構造に係るものである。更に、本発明は、建築
物の床面に多数の貫通穴を開けてなる穴開きシ−トを貼
付施工し、当該穴開きシ−ト上に、木炭粉末をシ−ト状
に成形した木炭シ−トを積層し、当該木炭シ−ト上に、
フロ−リング基材を積層することを特徴とする建築物の
床構築方法に係るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を適宜その実
施例を示す図面を参照しつつ説明する。図1(A)は、
本発明の実施例を示す木炭シ−ト入りフロ−リング材の
断面図、図1(B)は、本発明の実施例を示す床構造に
おける施工例の説明図である。
施例を示す図面を参照しつつ説明する。図1(A)は、
本発明の実施例を示す木炭シ−ト入りフロ−リング材の
断面図、図1(B)は、本発明の実施例を示す床構造に
おける施工例の説明図である。
【0006】
【実施例】図1(A)に示すように、木炭シ−ト入りフ
ロ−リング材1は、建築物の床面側からから表側にかけ
て、順次、多数の貫通穴2を開けてなる穴開きシ−ト
3、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト4及びフ
ロ−リング基材5を備えてなる。穴開きシ−ト3には、
多数の貫通穴2が開けられている。例えば、直径5cm
の貫通穴2が1m2当たり30〜50ケ所開けられてい
る。
ロ−リング材1は、建築物の床面側からから表側にかけ
て、順次、多数の貫通穴2を開けてなる穴開きシ−ト
3、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト4及びフ
ロ−リング基材5を備えてなる。穴開きシ−ト3には、
多数の貫通穴2が開けられている。例えば、直径5cm
の貫通穴2が1m2当たり30〜50ケ所開けられてい
る。
【0007】図1(A)に示すように、穴開きシ−ト3
の上に、木炭シ−ト4が積層されている。木材を炭化し
て得られる炭素を主成分とする固体生成物である木炭
は、木炭の採取を主目的にした炭化法によるものと、木
炭の他に液体生成物(木酢等)の採取もあわせて目的と
した乾留法によるものとがあるが、本発明では、前記目
的から、前者の炭化法によるものが好ましい。又、当該
炭化法でも、その製法の違いにより、黒炭と白炭とに大
別され、前者は、一般に最高炭化温度500〜700℃
で炭化され、窯内で消火するのに対し、後者は、一般に
最高炭化温度1000℃で炭化され、窯外で消火する製
法により得られるが、本発明では、前記目的から、後者
の白炭によるものが好ましい。白炭を構成する原材料の
炭材には、馬目樫、ナラ、カシ等があるが、本発明で
は、前記目的から、馬目樫を原料としたものが好まし
い。即ち、馬目樫(ウバメガシ)を原料とし、高温(最
高炭化温度1000℃)で炭化し、赤熱木炭を急冷して
得た白炭である備長炭(馬目備長)が好ましい。本発明
の木炭シ−ト好ましくは白炭シ−ト更に好ましくは備長
炭シ−ト4は、備長炭粉末をシ−ト状に成形してなるも
のであることが必要である。備長炭は、極めて硬く、の
こ用鋼鉄もしくはそれ以上の硬さを示すが、当該備長炭
を微粉に好ましくは100メッシュ程度に細粉化し、例
えば、1m2当たり250gの容量で、厚さ0.6m
m、巾1mのシ−ト状に成形してなるものが使用され
る。従来例のようなダンボ−ル・紙等に炭の微粉末を吹
き付けて単に当該ダンボ−ル・紙等に炭の微粉が付着し
ているだけのものや、布、不織布等を炭の粉を溶かした
液の中に入れ炭の粉を単に添着しただけのものであった
りしてはならず、備長炭粉末のほぼ純粋素材よりなるシ
−トでなければならない。
の上に、木炭シ−ト4が積層されている。木材を炭化し
て得られる炭素を主成分とする固体生成物である木炭
は、木炭の採取を主目的にした炭化法によるものと、木
炭の他に液体生成物(木酢等)の採取もあわせて目的と
した乾留法によるものとがあるが、本発明では、前記目
的から、前者の炭化法によるものが好ましい。又、当該
炭化法でも、その製法の違いにより、黒炭と白炭とに大
別され、前者は、一般に最高炭化温度500〜700℃
で炭化され、窯内で消火するのに対し、後者は、一般に
最高炭化温度1000℃で炭化され、窯外で消火する製
法により得られるが、本発明では、前記目的から、後者
の白炭によるものが好ましい。白炭を構成する原材料の
炭材には、馬目樫、ナラ、カシ等があるが、本発明で
は、前記目的から、馬目樫を原料としたものが好まし
い。即ち、馬目樫(ウバメガシ)を原料とし、高温(最
高炭化温度1000℃)で炭化し、赤熱木炭を急冷して
得た白炭である備長炭(馬目備長)が好ましい。本発明
の木炭シ−ト好ましくは白炭シ−ト更に好ましくは備長
炭シ−ト4は、備長炭粉末をシ−ト状に成形してなるも
のであることが必要である。備長炭は、極めて硬く、の
こ用鋼鉄もしくはそれ以上の硬さを示すが、当該備長炭
を微粉に好ましくは100メッシュ程度に細粉化し、例
えば、1m2当たり250gの容量で、厚さ0.6m
m、巾1mのシ−ト状に成形してなるものが使用され
る。従来例のようなダンボ−ル・紙等に炭の微粉末を吹
き付けて単に当該ダンボ−ル・紙等に炭の微粉が付着し
ているだけのものや、布、不織布等を炭の粉を溶かした
液の中に入れ炭の粉を単に添着しただけのものであった
りしてはならず、備長炭粉末のほぼ純粋素材よりなるシ
−トでなければならない。
【0008】木炭シ−ト4の上に積層されるフロ−リン
グ基材5としては、木質材又は木質複合材からなるもの
が好ましい。 具体例としては、合板5Aの表面に化粧
単板5Bを貼合せしてなる複合合板が挙げられる。
グ基材5としては、木質材又は木質複合材からなるもの
が好ましい。 具体例としては、合板5Aの表面に化粧
単板5Bを貼合せしてなる複合合板が挙げられる。
【0009】図1(B)の施工例に示すように、土台6
等を有する床面上に、多数の貫通穴2を開けてなる穴開
きシ−ト3を貼付施工し、当該穴開きシ−ト3上に、備
長炭シ−ト4を積層し、当該備長炭シ−ト4上に、合板
5Aに表面化粧単板5Bを貼合せしてなる複合合板から
なるフロ−リング基材5を積層する。尚、本発明では、
適宜大きさのフロ−リング材を多数床面に敷設する形態
でもよいことは勿論である。
等を有する床面上に、多数の貫通穴2を開けてなる穴開
きシ−ト3を貼付施工し、当該穴開きシ−ト3上に、備
長炭シ−ト4を積層し、当該備長炭シ−ト4上に、合板
5Aに表面化粧単板5Bを貼合せしてなる複合合板から
なるフロ−リング基材5を積層する。尚、本発明では、
適宜大きさのフロ−リング材を多数床面に敷設する形態
でもよいことは勿論である。
【0010】本発明による木炭シ−ト入りフロ−リング
材1は、最内層に穴開きシ−ト3が設けられ、当該穴開
きシ−ト3には多数の貫通穴2が開けられているので、
当該穴2を通して、床下からの湿気や臭い等を透過さ
せ、一方、適宜に穴2が設けられているので、防水の役
目も果たす。即ち、例えば、新築家屋やリホ−ム済み住
宅では、所謂「シックハウス症候群」という問題が生じ
る。これは、新築やリフォ−ムを終えたばかりの室内に
入ると、目やのどが痛くなったり、アトピ−性の皮膚炎
が悪化するといった症状が出るとされ、当該症候群との
因果関係が指摘されているものには、化学物質としてビ
ニ−ル壁紙、家具、床板等に使用の接着剤、塗料中のト
ルエン、ホルムアルデヒド等があるが、本発明では、当
該穴開きシ−ト3を通して、新建材等から発生する有毒
ガス等を透過させ、次いで、木炭シ−ト特に備長炭シ−
ト4にて、当該有害ガスを脱臭吸着することができる。
当該備長炭シ−ト4によれば、当該脱臭吸着に止まら
ず、それらを分解する所謂自浄再生作用を奏することが
できる。こうした効果は、ぜんそく、アトピ−等の症状
を緩和することができることにつながる。又、本発明に
よる木炭シ−ト入りフロ−リング材1によれば、床下7
からの吸湿、放湿を行ない湿度を調節することができ
る。備長炭シ−ト1は、室内空間が過湿時には、その吸
湿効果により湿度を吸着し、一方、放湿効果もあるの
で、乾燥時には、逆に湿気を放湿する。即ち、湿度を適
宜調整するので、人間の快適な住空間造りに有効である
ばかりでなく、建築物、調度品の耐久性を高めることが
できる。本発明による木炭シ−ト入りフロ−リング材1
によれば、人体の健康と精神の安定をもたらすマイスイ
オンを発生させ、人を元気な身体をすがすがしい気分に
させる。即ち、環境に優しいマイナスイオン効果を持た
せることができる。尚、備長炭シ−ト4は、外からの湿
気も吸収してマイナスイオンとして放出することができ
る。本発明による木炭シ−ト入りフロ−リング材1によ
れば、静電気を除去し、電磁波を遮断することができ
る。人体には、知らぬ間に静電気が溜る。当該静電気
は、身体内のカルシウムやビタミンCを体外に排出さ
せ、肩こり、腰痛、頭痛等の原因となる。本発明による
木炭シ−ト入りフロ−リング材によれば、当該静電気を
除去することができる。又、コンピュ−タ、テレビ等か
らは電磁波が出ており、身体への影響が懸念されている
が、当該電磁波を遮断することができる。更に、本発明
による木炭シ−ト入りフロ−リング材1によれば、建築
物において、断熱、保温、防虫効果等がある。従って、
本発明によれば、木炭の優れた効果を助長し、建築材料
としての使い易さを実現して、人の住環境や建築物によ
り一層の良結果を与えることができる。
材1は、最内層に穴開きシ−ト3が設けられ、当該穴開
きシ−ト3には多数の貫通穴2が開けられているので、
当該穴2を通して、床下からの湿気や臭い等を透過さ
せ、一方、適宜に穴2が設けられているので、防水の役
目も果たす。即ち、例えば、新築家屋やリホ−ム済み住
宅では、所謂「シックハウス症候群」という問題が生じ
る。これは、新築やリフォ−ムを終えたばかりの室内に
入ると、目やのどが痛くなったり、アトピ−性の皮膚炎
が悪化するといった症状が出るとされ、当該症候群との
因果関係が指摘されているものには、化学物質としてビ
ニ−ル壁紙、家具、床板等に使用の接着剤、塗料中のト
ルエン、ホルムアルデヒド等があるが、本発明では、当
該穴開きシ−ト3を通して、新建材等から発生する有毒
ガス等を透過させ、次いで、木炭シ−ト特に備長炭シ−
ト4にて、当該有害ガスを脱臭吸着することができる。
当該備長炭シ−ト4によれば、当該脱臭吸着に止まら
ず、それらを分解する所謂自浄再生作用を奏することが
できる。こうした効果は、ぜんそく、アトピ−等の症状
を緩和することができることにつながる。又、本発明に
よる木炭シ−ト入りフロ−リング材1によれば、床下7
からの吸湿、放湿を行ない湿度を調節することができ
る。備長炭シ−ト1は、室内空間が過湿時には、その吸
湿効果により湿度を吸着し、一方、放湿効果もあるの
で、乾燥時には、逆に湿気を放湿する。即ち、湿度を適
宜調整するので、人間の快適な住空間造りに有効である
ばかりでなく、建築物、調度品の耐久性を高めることが
できる。本発明による木炭シ−ト入りフロ−リング材1
によれば、人体の健康と精神の安定をもたらすマイスイ
オンを発生させ、人を元気な身体をすがすがしい気分に
させる。即ち、環境に優しいマイナスイオン効果を持た
せることができる。尚、備長炭シ−ト4は、外からの湿
気も吸収してマイナスイオンとして放出することができ
る。本発明による木炭シ−ト入りフロ−リング材1によ
れば、静電気を除去し、電磁波を遮断することができ
る。人体には、知らぬ間に静電気が溜る。当該静電気
は、身体内のカルシウムやビタミンCを体外に排出さ
せ、肩こり、腰痛、頭痛等の原因となる。本発明による
木炭シ−ト入りフロ−リング材によれば、当該静電気を
除去することができる。又、コンピュ−タ、テレビ等か
らは電磁波が出ており、身体への影響が懸念されている
が、当該電磁波を遮断することができる。更に、本発明
による木炭シ−ト入りフロ−リング材1によれば、建築
物において、断熱、保温、防虫効果等がある。従って、
本発明によれば、木炭の優れた効果を助長し、建築材料
としての使い易さを実現して、人の住環境や建築物によ
り一層の良結果を与えることができる。
【0011】以上本発明者によってなされた発明を実施
例にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
前記実施例では、木炭シ−ト入りフロ−リング材1とし
て、順次、多数の貫通穴2を開けてなる穴開きシ−ト
3、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト4及びフ
ロ−リング基材5を備えてなるものを例示したが、当該
穴開きシ−ト3と木炭シ−ト4との間とか木炭シ−ト4
とフロ−リング基材5との間に他の部材等を介在させて
もよい。また、木炭シ−ト4を複数枚とする等の改変も
可能である。
例にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
前記実施例では、木炭シ−ト入りフロ−リング材1とし
て、順次、多数の貫通穴2を開けてなる穴開きシ−ト
3、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−ト4及びフ
ロ−リング基材5を備えてなるものを例示したが、当該
穴開きシ−ト3と木炭シ−ト4との間とか木炭シ−ト4
とフロ−リング基材5との間に他の部材等を介在させて
もよい。また、木炭シ−ト4を複数枚とする等の改変も
可能である。
【0012】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明によれば、「シッ
クハウス症候群」を回避し、新建材等から発生する有毒
ガス等を脱臭吸着し、それらを分解するという自浄再生
作用を奏することができ、ぜんそく、アトピ−等の症状
を緩和することができる。本発明によれば、室内空間が
過湿時にはその吸湿効果により湿度を吸着し、一方、乾
燥時には、逆に湿気を放湿することができ、湿度バラン
スを適宜調整することができるので、人間の快適な住空
間造りに有効であるばかりでなく、建築物、調度品の耐
久性を高めることができる。本発明によれば、人体の健
康と精神の安定をもたらすマイスイオンを発生させ、人
を元気な身体をすがすがしい気分にさせることができ
る。即ち、環境に優しいマイナスイオン効果を持たせる
ことができる。本発明によれば、静電気を除去し、電磁
波を遮断することができ、また、建築物に、断熱、保
温、防虫効果を付与することができる。従って、本発明
によれば、木炭の優れた効果を助長し、建築材料として
の使い易さを実現して、人の住環境や建築物により一層
の良結果を与えることができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明によれば、「シッ
クハウス症候群」を回避し、新建材等から発生する有毒
ガス等を脱臭吸着し、それらを分解するという自浄再生
作用を奏することができ、ぜんそく、アトピ−等の症状
を緩和することができる。本発明によれば、室内空間が
過湿時にはその吸湿効果により湿度を吸着し、一方、乾
燥時には、逆に湿気を放湿することができ、湿度バラン
スを適宜調整することができるので、人間の快適な住空
間造りに有効であるばかりでなく、建築物、調度品の耐
久性を高めることができる。本発明によれば、人体の健
康と精神の安定をもたらすマイスイオンを発生させ、人
を元気な身体をすがすがしい気分にさせることができ
る。即ち、環境に優しいマイナスイオン効果を持たせる
ことができる。本発明によれば、静電気を除去し、電磁
波を遮断することができ、また、建築物に、断熱、保
温、防虫効果を付与することができる。従って、本発明
によれば、木炭の優れた効果を助長し、建築材料として
の使い易さを実現して、人の住環境や建築物により一層
の良結果を与えることができる。
【図1】図1(A)は、本発明の実施例を示す木炭シ−
ト入りフロ−リング材の断面図、図1(B)は、本発明
の実施例を示す床構造における施工例の説明図である。
ト入りフロ−リング材の断面図、図1(B)は、本発明
の実施例を示す床構造における施工例の説明図である。
1…木炭シ−ト入りフロ−リング材 2…貫通穴 3…穴開きシ−ト 4…木炭シ−ト(備長炭シ−ト) 5…フロ−リング基材(複合合板) 5A…化粧単板 5B…合板 6…土台
Claims (5)
- 【請求項1】 建築物のフロ−リング材において、当該
フロ−リング材は、建築物の床面側から表側にかけて、
多数の貫通穴を開けてなる穴開きシ−ト、木炭粉末をシ
−ト状に成形した木炭シ−ト及びフロ−リング基材を有
してなることを特徴とする木炭シ−ト入りフロ−リング
材。 - 【請求項2】 木炭シ−トが、馬目樫を原料とした備長
炭粉末をシ−ト状に成形してなる備長炭シ−トであるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の木炭シ−ト入りフロ
−リング材。 - 【請求項3】 フロ−リング基材が、合板表面に化粧単
板を貼合せしてなる複合合板であることを特徴とする、
請求項1に記載の木炭シ−ト入りフロ−リング材。 - 【請求項4】 建築物の床面に、多数の貫通穴を開けて
なる穴開きシ−トを貼付施工し、当該穴開きシ−ト上
に、木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−トを積層
し、当該木炭シ−ト上に、フロ−リング基材を積層して
なる木炭シ−ト入りフロ−リング材を有してなることを
特徴とする建築物の床構造。 - 【請求項5】 建築物の床面に多数の貫通穴を開けてな
る穴開きシ−トを貼付施工し、当該穴開きシ−ト上に、
木炭粉末をシ−ト状に成形した木炭シ−トを積層し、当
該木炭シ−ト上に、フロ−リング基材を積層することを
特徴とする建築物の床構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342322A JP2000144949A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 木炭シ−ト入りフロ−リング材及びそれを用いた建築物の床構造並びに建築物の床構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342322A JP2000144949A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 木炭シ−ト入りフロ−リング材及びそれを用いた建築物の床構造並びに建築物の床構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144949A true JP2000144949A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18352839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10342322A Pending JP2000144949A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 木炭シ−ト入りフロ−リング材及びそれを用いた建築物の床構造並びに建築物の床構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144949A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007003404A1 (de) * | 2005-07-04 | 2007-01-11 | Hülsta-Werke Hüls Gmbh & Co. Kg | Boden-, wand- oder deckenpaneel |
US10920370B2 (en) | 2019-01-09 | 2021-02-16 | Interface, Inc. | Surface coverings including carbon sequestering materials and methods of making |
US11851813B2 (en) | 2019-01-09 | 2023-12-26 | Interface, Inc. | Surface coverings including carbon sequestering materials and methods of making |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP10342322A patent/JP2000144949A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007003404A1 (de) * | 2005-07-04 | 2007-01-11 | Hülsta-Werke Hüls Gmbh & Co. Kg | Boden-, wand- oder deckenpaneel |
JP2009512795A (ja) * | 2005-07-04 | 2009-03-26 | ヒュルスタ−ヴェルケ ヒュルス ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー | 床、壁又は天井用パネル |
US10920370B2 (en) | 2019-01-09 | 2021-02-16 | Interface, Inc. | Surface coverings including carbon sequestering materials and methods of making |
US11851813B2 (en) | 2019-01-09 | 2023-12-26 | Interface, Inc. | Surface coverings including carbon sequestering materials and methods of making |
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