JPH11132479A - 床暖房パネル - Google Patents

床暖房パネル

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JPH11132479A
JPH11132479A JP29545697A JP29545697A JPH11132479A JP H11132479 A JPH11132479 A JP H11132479A JP 29545697 A JP29545697 A JP 29545697A JP 29545697 A JP29545697 A JP 29545697A JP H11132479 A JPH11132479 A JP H11132479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
electric heater
prevention sensor
heating panel
floor heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP29545697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikoki Tanooka
彦己 田野岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH11132479A publication Critical patent/JPH11132479A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺平板状の表面材1の下層に、コード状の
電気ヒータ2、この電気ヒータ2から熱を略均等に表面
材1へ伝導する均熱板3及び前記電気ヒータ2から下方
へ逃げる熱を断熱する断熱材4とともに、局部温度を検
出する過昇温防止センサ5を配設した床暖房パネルにお
いて、過昇温防止センサ5の感度が向上するとともに、
表面温度を均一にできる床暖房パネルを提供すること。 【解決手段】 電気ヒータ2を略一定間隔に曲折配置
し、断熱材4内部の電気ヒータ2下方に過昇温防止セン
サ5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ヒータ及び均
熱板等を表面材の下層に設けた床暖房用パネルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4(a)に示すような、特開平
9−79594号公報に記載された床暖房パネルが提案
されている。
【0003】この床暖房パネルは、長尺平板状の表面材
1の下層に、コード状の電気ヒータ2、この電気ヒータ
2から熱を略均等に表面材1へ伝導する均熱板3及び前
記電気ヒータ2から下方へ逃げる熱を断熱する断熱材4
とともに、局部温度を検出する過昇温防止センサ5を配
設している。
【0004】また、この床暖房パネルは、圧縮変形可能
で且つ断熱性のある材料にて形成せる芯材の表面側に樹
脂9を塗布するとともに、この上にコードヒータのよう
な凹凸のある電気ヒータ2と表面材1とを積層し、これ
らを圧縮成形して電気ヒータ2を芯材に食い込ませると
ともに、樹脂9の硬化で固定して形成されるものであ
る。
【0005】このような床暖房パネルでは、電気ヒータ
2を芯材に隙間なく密着させることができて、床暖房パ
ネルの昇温時間を速くできるとともに、消費電力を少な
くでき、また芯材に電気ヒータ2や表面材1を積層して
から圧縮成形して樹脂を硬化させるだけで床暖房パネル
を形成できるため、床暖房パネルの製造が容易である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の床
暖房パネルでは、電気ヒータ2及び過昇温防止センサ5
が均熱板3の下面に密着し、曲折する電気ヒータ2の間
に過昇温防止センサ5が配設されており、この過昇温防
止センサ5の配置スペースを確保するため、過昇温防止
センサ5が配設された電気ヒータ2間の間隔は、他の電
気ヒータ2間よりも拡幅されている。このため、図4
(b)に示すように、過昇温防止センサ5の近傍の位置
で部分的に温度が低くなるという問題があった。
【0007】また、図5に示すように、過昇温防止セン
サ5の近傍の表面材1上面に座布団7などが載置された
場合、表面材1上面における座布団7に密着する部分か
らの放熱が座布団7によって遮断され、この部分での温
度が過剰に上昇する。このとき、この熱は均熱板3又は
断熱材4を伝わって過昇温防止センサ5に伝えられる
が、過昇温防止センサ5が均熱板3に密着しているた
め、過昇温防止センサ5に伝導された熱が均熱板3及び
表面材1に伝わって表面材1上面より放熱する。このた
め、過昇温防止センサ5の温度上昇が遅くなり、過昇温
防止センサ5の動作が遅れて適切な温度過昇防止ができ
ないことがある。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、過昇温防止センサ5の感
度が向上するとともに、表面温度を均一にできる床暖房
パネルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、長尺平板状の表面材1の下
層に、コード状の電気ヒータ2、この電気ヒータ2から
熱を略均等に表面材1へ伝導する均熱板3及び前記電気
ヒータ2から下方へ逃げる熱を断熱する断熱材4ととも
に、局部温度を検出する過昇温防止センサ5を配設した
床暖房パネルにおいて、電気ヒータ2を略一定間隔に曲
折配置し、断熱材4内部の電気ヒータ2下方に過昇温防
止センサ5を設けてなることを特徴として構成してい
る。
【0010】このような床暖房パネルでは、過昇温防止
センサ5を電気ヒータ2下方に設けているため、電気ヒ
ータ2を略一定間隔に曲折配置することができ、均熱板
3によって電気ヒータ2から熱を略均等に表面材1へ伝
導し、床暖房パネルの表面温度が略均一になっている。
また、過昇温防止センサ5は周囲の断熱材4で断熱され
るため、過昇温防止センサ5に伝わる熱が均熱板3に逃
げにくく、過昇温防止センサ5の温度が上がりやすくな
っている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、過昇温防止センサ5の感熱部の幅よ
りも電気ヒータ2の間隔を幅狭に形成してなることを特
徴として構成している。
【0012】このような床暖房パネルでは、電気ヒータ
2からの熱を電気ヒータ2の鉛直下方に感熱部の一部が
ある過昇温防止センサ5へ素早く伝熱できる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、過昇温防止センサ5がスペー
サ部材6を介して均熱板3に密着固定されていることを
特徴として構成している。
【0014】このような床暖房パネルでは、均熱板3と
過昇温防止センサ5の間にスペーサ部材6が密着して設
けられているため、均熱板3と過昇温防止センサ5との
間の距離を略一定にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の床暖房
パネルを図1乃至図3に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態の床暖房パネル
の要部を示す縦断面図である。また、図2は、同上の床
暖房パネルの表面に座布団7が載置された状態を示す要
部の縦断面図である。
【0017】図1に示すように、この床暖房パネルは、
長尺平板状の表面材1の下層に、コード状の電気ヒータ
2、この電気ヒータ2から熱を略均等に表面材1へ伝導
する均熱板3及び前記電気ヒータ2から下方へ逃げる熱
を断熱する断熱材4とともに、局部温度を検出する過昇
温防止センサ5を配設している。そして、電気ヒータ2
を略一定間隔に曲折配置し、断熱材4内部における電気
ヒータ2下方に過昇温防止センサ5を設けている。ま
た、過昇温防止センサ5の感熱部の幅よりも電気ヒータ
2の間隔を幅狭に形成している。
【0018】均熱板3は、主にアルミニウム箔が用いら
れ、表面材1の下面に固着されている。コード状の電気
ヒータ2は、均熱板3の下面に略一定間隔で曲折密着し
ている。この電気ヒータ2により均熱板3から下方は凹
凸状になっている。断熱材4は熱可塑性で断熱性のある
材料、例えば、ウレタン発砲体、フェノール発砲体など
から形成されている。この断熱材4は均熱板3及び電気
ヒータ2に凹凸状の空間を埋めつくしてて密着してい
る。また、過昇温防止センサ5は、サーミスタやサーモ
スタットなどが用いられ、電気ヒータ2と直列接続され
床暖房パネル全面にわたって適数配置されている。
【0019】このような床暖房パネルは、次のようにし
て形成される。
【0020】まず、表面材1の下面に均熱板3を接着剤
などで固着し、この均熱板3の下面にコード状の電気ヒ
ータ2を略一定間隔で曲折させて配置し接着剤などで固
着する。このとき、過昇温防止センサ5は均熱板3に固
着しないでおく。次に、裏面材に固定された枠材上にこ
の電気ヒータ2が固着された表面材1を固定する。そし
て、表面材1、裏面材及び枠材で囲まれた空間に、発泡
性を有する断熱材4を注入発泡させる。この断熱材4が
硬化することにより床暖房パネルが出来上がる。
【0021】このような床暖房パネルでは、断熱材4が
均熱板3及び電気ヒータ2に凹凸状の空間に隙間なく自
在に入り込んでいる。また、略一定間隔で配置された電
気ヒータ2から均熱板3によって熱が略均等に表面材1
へ伝導し、床暖房パネルの表面温度を略均一にできる。
また、過昇温防止センサ5は周囲の断熱材4で断熱され
るため、過昇温防止センサ5に伝わる熱が均熱板3に逃
げにくく、過昇温防止センサ5の温度が上がりやすくな
っている。
【0022】例えば図2に示すように、過昇温防止セン
サ5の近傍の表面材1上面に座布団7などが載置され、
表面材1上面における座布団7に密着する部分からの放
熱が座布団7によって遮断されてこの部分の温度が過剰
に上昇する場合、この部分の電気ヒータ2による高熱が
断熱材4中を伝わり、均熱板3に逃げることなく過昇温
防止センサ5を加熱して異常温度を検出できる。つま
り、過昇温防止センサ5の温度が上昇しやすくなって、
過昇温防止センサ5の感度が向上している。
【0023】また、電気ヒータ2間の間隔よりも過昇温
防止センサ5の感熱部の幅が広いため、電気ヒータ2の
鉛直下方に過昇温防止センサ5の感熱部の一部が必ず存
在することになり、電気ヒータ2からの熱が過昇温防止
センサ5へ伝わりやすくなっている。
【0024】図3は、本発明の実施形態の同上と異なる
床暖房パネルの要部を示す縦断面図である。
【0025】この床暖房パネルは、同上の床暖房パネル
と略同様の構成を有している。異なる点は、均熱板3と
過昇温防止センサ5とがスペーサ部材6を介して密着し
ていることである。スペーサ部材6は、断熱性を有する
部材から略直方体形状に形成され、スペーサ部材6上面
が均熱板3下面に密着固定され、スペーサ部材6下面が
過昇温防止センサ5上面に密着固定されている。また、
スペーサ部材6の幅は電気ヒータ2間の間隔よりも幅狭
に形成され、電気ヒータ2は略一定間隔で配置されてい
る。
【0026】このような床暖房パネルは同上の床暖房パ
ネルと略同様に形成される。異なる点は、均熱板3を表
面材1に固着した後で、まず、均熱板3の過昇温防止セ
ンサ5に対応する位置にスペーサ部材6が接着剤などで
固着され、その後、過昇温防止センサ5がスペーサ部材
6の下面に接着剤などで固着されることである。
【0027】このような床暖房パネルでは、過昇温防止
センサ5が直接均熱板3に密着していないため、前述の
床暖房パネルと同様に電気ヒータから過昇温防止センサ
5へ伝えられる熱が均熱板3に逃げにくくなっており、
過昇温防止センサ5の感度が向上している。また、スペ
ーサ部材6により、過昇温防止センサ5の位置決めがで
きるため、過昇温防止センサ5の動作ばらつきを少なく
でき、歩留まりが向上している。さらに、過昇温防止セ
ンサ5の放熱と吸熱とのバランスを考慮してスペーサ部
材6の高さを適切に設定することにより、最適な動作を
行う位置に過昇温防止センサ5を配置することができ
る。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、過昇温防止セ
ンサ5を電気ヒータ下方に設け、電気ヒータを略一定間
隔に配置しているため、床暖房パネルの表面温度が略均
一になっている。したがって、床暖房パネルの表面温度
にムラがなく、使用性、快適性に優れている。また、過
昇温防止センサが電気ヒータ下方の断熱材内部に位置し
ているため、周囲を断熱材で覆われ、過昇温防止センサ
の熱が均熱板に逃げにくくなり、過昇温防止センサに伝
わる熱によって過昇温防止センサの温度が上がりやす
く、過昇温防止センサの感度が向上している。したがっ
て、異常発熱時の安全性が優れている。
【0029】また、請求項2記載の発明では、電気ヒー
タからの熱を電気ヒータの真下に感熱部がある過昇温防
止センサへ素早く伝熱できるため、過昇温防止センサの
感度が向上している。
【0030】また、請求項3記載の発明では、スペーサ
部材により均熱板と過昇温防止センサとの間の距離を略
一定にすることができるため、過昇温防止センサの動作
ばらつきを少なくでき、歩留まりが向上しているととも
に、最適な動作を行う位置に過昇温防止センサを配置す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の床暖房パネルの要部を示す
縦断面図である。
【図2】同上の床暖房パネルの表面に座布団7が載置さ
れた状態を示す要部の縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態の同上と異なる床暖房パネル
の要部を示す縦断面図である。
【図4】従来の床暖房パネルを示し、(a)は床暖房パ
ネルの要部を示す縦断面図であり、(b)は床暖房パネ
ルの表面温度分布を示すグラフ図である。
【図5】同上の床暖房パネルの表面に座布団7が載置さ
れた状態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 表面材 2 電気ヒータ 3 均熱板 4 断熱材 5 過昇温防止センサ5 6 スペーサ部材 7 座布団7 8 接着剤 9 樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺平板状の表面材の下層に、コード状
    の電気ヒータ、この電気ヒータから熱を略均等に表面材
    へ伝導する均熱板及び前記電気ヒータから下方へ逃げる
    熱を断熱する断熱材とともに、局部温度を検出する過昇
    温防止センサ5を配設した床暖房パネルにおいて、電気
    ヒータを略一定間隔に曲折配置し、断熱材内部の電気ヒ
    ータ下方に過昇温防止センサを設けてなることを特徴と
    する床暖房パネル。
  2. 【請求項2】 過昇温防止センサ5の感熱部の幅よりも
    電気ヒータの間隔を幅狭に形成してなることを特徴とす
    る請求項1記載の床暖房パネル。
  3. 【請求項3】 過昇温防止センサがスペーサ部材を介し
    て均熱板に密着固定されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の床暖房パネル。
JP29545697A 1997-10-28 1997-10-28 床暖房パネル Pending JPH11132479A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010056921A2 (en) * 2008-11-14 2010-05-20 Project Frog, Inc. Smart multifunctioning building panel
JP2013511021A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 アールティーアール テクノロジーズ,インコーポレイテッド 多層構造加熱パネル

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WO2010056921A3 (en) * 2008-11-14 2010-07-15 Project Frog, Inc. Smart multifunctioning building panel
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