JP3183628B2 - パネルヒーター - Google Patents

パネルヒーター

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JP3183628B2 JP35083596A JP35083596A JP3183628B2 JP 3183628 B2 JP3183628 B2 JP 3183628B2 JP 35083596 A JP35083596 A JP 35083596A JP 35083596 A JP35083596 A JP 35083596A JP 3183628 B2 JP3183628 B2 JP 3183628B2
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一夫 有木
修 中野
雅則 西藤
信次 牟田
繁治 有馬
哲 田代
正信 八牟礼
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Kyushu Electric Power Co Inc
Nippon Tungsten Co Ltd
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Kyushu Electric Power Co Inc
Nippon Tungsten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルヒーター、
特に根太間等に設置する床暖房に適したパネルヒーター
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパネルヒーターユニットは床暖
房に用いられており、図11及び図12は従来のパネル
ヒーターの断面図、図13は従来のパネルヒーターの床
暖房説明図、図14は従来の蓄熱式床暖房説明図であ
り、図11に示すパネルヒーターはカーボンと樹脂の複
合材料によるシート状の発熱体7を放熱板2と断熱材8
の間に介在させたものであり、図12に示すパネルヒー
ターは電熱線9を放熱板2に貼付し、背面に断熱材8を
配置して外枠カバー10で包囲したものである。図14
に示すように、パネルヒーターユニット1を蓄熱式床暖
房に用いる場合、パネルヒーターユニット1は、床材1
1と荒床13との間に設けられている根太12間に蓄熱
材7と断熱材8とにより取り囲まれて設置されている。
さらに、蓄熱材を用いない場合は、図13のように用い
られている。
【0003】また、実開平6−5181号公報にはPT
Cサーミスタ素子をケース内に収めた発熱体が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記パネル
ヒーターの場合、発熱体自体に温度制御機能を備えてい
ないため、温度ヒューズ、サーモスタット等の安全装置
が必要であり、安全性、信頼性に劣るほか、コスト高に
なるという欠点があった。さらに、断熱材と一体化にな
っている構造については、重量が大きくなったり、熱容
量が大きくなって、温度上昇が遅れたりするという欠点
があった。
【0005】また、前記公報に開示されているPTCサ
ーミスタ素子発熱体は、それ自体の特性から当然自己温
度制御機能を有するものの、単なる発熱体であり、パネ
ルヒーターの構造については何も考慮されていない。
【0006】そこで、本発明は、安全性が高く、軽量
で、温度立ち上がりに優れたパネルヒーターを提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状金属板
に発熱部材を取り付け、発熱部材の周辺に空間を設けた
構造とすることにより、発熱部材を取り付けた中央部の
熱を拡げて、全体を均一な温度にさせる構造を特徴とす
るものである。
【0008】前記平板状金属板の材質にはアルミニウム
又はアルミニウム合金を使用し、発熱部材にPTCセラ
ミック素子を用いることにより、優れたパネルヒーター
が得られる。
【0009】また、空間部に支持部材を設けることによ
り安定性が得られ、さらに、空間部の一部または全部の
箇所に蓄熱材を設けることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】放熱金属板の材質については、様
々なものが利用できるが、熱伝導率、機械的強度、耐久
性、コスト等の点から、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金を主としたものが望ましい。
【0011】発熱部材にPTCセラミック素子を使用す
ると、熱拡散性と自己温度制御の組み合わさった、閉塞
状態になっても著しく昇温しない安全性、省エネ性を兼
ね備えた信頼性のあるパネルヒーターが得られる。
【0012】PTC特性を有する材質を用いることによ
り、ピンチ効果を招きやすく特性が落ちる場合が考えら
れるが、この場合、前述のとおり平板状金属板としてア
ルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることで、均
熱性、省エネ性に優れた特性にすることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明のパネルヒータの第1実施例
の断面図であり、250mm×750mm×1mm厚の
アルミニウム板2に対して、中央部にヒーターユニット
1を配置し、ヒーターユニットの周囲に空間部5が形成
されたパネルヒーターである。
【0014】図2は、図1に示すパネルヒーターを床暖
房に使用した説明図で、パネルヒータを床材11と荒床
13との間に設けられている根太12間内に断熱材8を
介して配備した。
【0015】図3は、本実施例と図13に示す従来例と
を時間に対する表面温度の上昇を測定した昇温特性のグ
ラフで、グラフから明らかなとおり、本実施例が従来例
と比較して表面の立ち上がり温度が早い。
【0016】図4は、本発明の第2実施例のパネルヒー
ターの断面図、図5は図4に示すパネルヒーターを下か
ら見た図で、パネル2の中央部に2本の支持部材3、両
側に支持部材4を設け、ヒーターユニット1を中央の支
持部材3間に配設して保護し、パネルヒーターを設置し
た時のパネルの安定性を良くする。
【0017】図6は、本発明の第3実施例のパネルヒー
ターの断面図、図7は図6に示すパネルヒーターを下か
ら見た図で、図4に示す第2実施例のパネルヒーターよ
りもさらに支持部材3を増やし、パネルの強度を大きく
するとともに、パネルヒーターを設置した時のパネルの
安定性をより向上させ上部フローリング材11との空間
を均一しフローリング表面温度を均一にさせるようにし
たものである。
【0018】図8は、本発明の第4実施例のパネルヒー
ターの断面図で、前記第2実施例及び第3実施例のパネ
ルヒーターの支持部材3、4と放熱板2とは、押し出し
等により一体に成形されているが、本実施例では、放熱
板2に別体の支持部材3、4を溶接等により結合したも
ので、放熱板やヒーターユニットの大きさに応じて適宜
支持部材3、4を配設することができる。
【0019】図9は本発明の第5実施例のパネルヒータ
ーの断面図で、空間部5に蓄熱材7を設けることによ
り、従来は図14に示すように全体が厚くなっていた構
造を薄くし簡素化することができる。
【0020】図10は本発明の第6実施例のパネルヒー
ターの断面図で、ヒーターユニット1については、接着
剤等を用いて固定することも考えられるが、図に示すよ
うにパネル支持棒3の先端に突起15を設け、外枠カバ
ー10に勘合部14を設けることで、組立てを簡素化
し、確実に取り付けることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、発熱部材の周囲に空間部を設
けているため、全体が軽量となり、設置する際の労力を
低減することができ、また、床暖房に用いる場合、断熱
材を使用することなく設置することもできるので、コス
トは低減し、安価なシステムを提供することが可能とな
り、パネル表面の立ち上がり温度も早くなるので、従来
のパネルに比較して、性能的にも向上させることができ
る。さらに、空間部を利用して蓄熱材を設けることで、
蓄熱式のパネルヒーターとしても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のパネルヒーター断面図。
【図2】図1に示すパネルヒーターを床暖房に使用した
説明図。
【図3】従来例と本発明とを比較した昇温特性のグラ
フ。
【図4】本発明の第2実施例のパネルヒーター断面図。
【図5】図4に示すパネルヒーターを下から見た図。
【図6】本発明の第3実施例のパネルヒーター断面図。
【図7】図6に示すパネルヒーターを下から見た図。
【図8】本発明の第4実施例のパネルヒーター断面図。
【図9】本発明の第5実施例のパネルヒーター断面図。
【図10】本発明の第6実施例のパネルヒーター断面
図。
【図11】従来の第1のパネルヒーター断面図。
【図12】従来の第2のパネルヒーター断面図。
【図13】従来のパネルヒーターの床暖房説明図。
【図14】従来のパネルヒーターの蓄熱式床暖房説明
図。
【符号の説明】
1 ヒーターユニット、2 放熱板、3、支持部材、
4 両側の支持部材、5 空間部、6 リード線、7
蓄熱材、8 断熱材、9 電熱線、10 外枠カバー、
11 床材、12 根太、13 荒床、14 勘合部、
15 突起
フロントページの続き (72)発明者 有木 一夫 福岡市博多区美野島1丁目2番8号 日 本タングステン株式会社内 (72)発明者 中野 修 福岡市博多区美野島1丁目2番8号 日 本タングステン株式会社内 (72)発明者 西藤 雅則 福岡市博多区美野島1丁目2番8号 日 本タングステン株式会社内 (72)発明者 牟田 信次 福岡県福岡市南区塩原二丁目1番47号 九州電力株式会社 総合研究所内 (72)発明者 有馬 繁治 福岡県福岡市南区塩原二丁目1番47号 九州電力株式会社 総合研究所内 (72)発明者 田代 哲 福岡県福岡市南区塩原二丁目1番47号 九州電力株式会社 総合研究所内 (72)発明者 八牟礼 正信 福岡県福岡市城南区松山1丁目3番1号 九州電力株式会社 社員研修所内 (56)参考文献 実開 昭55−68294(JP,U) 実開 昭61−79496(JP,U) 実公 昭44−2156(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/14 H05B 3/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
    なる平板状金属板の中央部に発熱部材としてPTCセラ
    ミック素子が平板状金属板の保護用支持部材と、発熱部
    材の保護用外枠カバーとの嵌合構造によって固定され、
    PTCセラミック素子周辺の空間部に複数の支持部材を
    設けたことを特徴とする床暖房用パネルヒーター。
  2. 【請求項2】 空間部に設けた支持部材間の一部または
    全部の箇所に蓄熱材を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の床暖房用パネルヒーター。
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