JPH11132167A - スクロール型流体機械 - Google Patents

スクロール型流体機械

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Publication number
JPH11132167A
JPH11132167A JP31106197A JP31106197A JPH11132167A JP H11132167 A JPH11132167 A JP H11132167A JP 31106197 A JP31106197 A JP 31106197A JP 31106197 A JP31106197 A JP 31106197A JP H11132167 A JPH11132167 A JP H11132167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parting
balance weight
large diameter
prevention pin
scroll
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31106197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Kimiatsu Takeda
公温 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP31106197A priority Critical patent/JPH11132167A/ja
Publication of JPH11132167A publication Critical patent/JPH11132167A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回スクロール14の端板15の外面中央に突設
されたボス20の内部に回動自在に嵌装されたドライブブ
ッシュ21にバランスウェイト27を固定するとともにドラ
イブブッシュ21を旋回半径可変機構24、25を介して回転
軸7と連動連結し、回転軸7の内端大径部7aに立設され
た浮き上がり防止ピン51をバランスウェイト27に穿設さ
れた穴50内に遊動自在に貫通させ、この浮き上がり防止
ピン51の先端に係止された押えばね52をバランスウェイ
ト27の表面に摺接させてなるスクロール型流体機械にお
いて、浮き上がり防止ピン51がその根元部で疲労破壊す
るのを防止する。 【解決手段】 浮き上がり防止ピン51を段付きとしてそ
の根元部53の径を大径とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮機又は膨張機と
して用いられるスクロール型流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図3
に示されている。1はハウジングで、カップ状本体2と
これに図示しないボルトによって締結されたフロントハ
ウジング6とからなる。このフロントハウジング6を貫
通する回転軸7はベアリング8及び9を介してフロント
ハウジング6に回転自在に支持されている。
【0003】ハウジング1の内部には固定スクロール10
及び旋回スクロール14が配設されている。この固定スク
ロール10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11はボルト13によってカップ状
本体2に締結されている。端板11の外周面をカップ状本
体2の内周面に密接させることによってハウジング1内
が仕切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が限界
され、端板11の内側には吸入室28が限界されている。
【0004】また、端板11の中央には吐出ポート29が穿
設され、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
る。吐出弁30の揚程は弁押え32によって規制され、吐出
弁30及び弁押え32の一端はボルト33によって端板11に締
結されている。
【0005】旋回スクロール14は端板15とその内面に立
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。旋回スクロール14と固定スク
ロール10とは相互に所定距離だけ偏心し、かつ、180°
だけ位相をずらせて図示のように噛み合わされる。
【0006】かくして、うず巻状ラップ12の先端面に埋
設されたチップシール17が端板15の内面に密接し、うず
巻状ラップ16の先端面に埋設されたチップシール18が端
板11の内面に密接し、かつ、うず巻状ラップ12と16の側
面が複数個所で線接触することによってうず巻の中心に
対してほぼ点対称をなす複数の圧縮室19a 、19b が形成
される。
【0007】端板15の外面中央部に突設された円環状ボ
ス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介し
て回動自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿設
されたスライド溝24内には回転軸7の内端大径部7aの内
端面に偏心して突設された偏心駆動ピン25がスライド可
能に嵌合されている。
【0008】端板15の外面の外周縁とフロントハウジン
グ6の内端面との間にはスラスト軸受36及びオルダムリ
ンク26が介装されている。旋回スクロール14の公転旋回
運動による動的アンバランスを平衡させるためにドライ
ブブッシュ21の外端にはバランスウェイト27が固定さ
れ、回転軸7の内端大径部7aの外端面にはバランスウェ
イト37が固定されている。
【0009】しかして、回転軸7を回転させると、偏心
駆動ピン25、スライド溝24等からなる旋回半径可変機構
を介して旋回スクロール14が駆動され、旋回スクロール
14はオルダムリンク26によってその自転を阻止されなが
ら公転旋回半径を半径とする円軌道上を公転旋回運動す
る。
【0010】すると、うず巻状ラップ12と16の側面の線
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながらうず巻の中
心方向へ移動する。これに伴って、図示しない吸入口を
通って吸入室28へ流入したガスがうず巻状ラップ12及び
16の外周端によって限界される開口部から圧縮室19a 、
19b 内へ取り込まれて次第に圧縮されながら中央の室22
に至り、ここから吐出ポート29を通り吐出弁30を押し開
いて吐出キャビティ31へ吐出され、次いで、図示しない
吐出口を経て外部に吐出される。
【0011】スクロール型圧縮機の運転時、旋回スクロ
ール14が公転旋回すると、バランスウェイト27が回転軸
7の内端大径部7aの内端面から浮き上がり、これに伴っ
てドライブブッシュ21や旋回スクロール14が傾転する。
【0012】旋回スクロール14が傾転すると、そのうず
巻状ラップ16の側面がその先端又は根元で部分的に固定
スクロール11のうず巻状ラップ12の側面に接触するた
め、これら摺動面の異常摩耗を惹起するのみならずこれ
ら摺動面の間に形成される隙間からのガスの漏洩により
スクロール型圧縮機の体積効率が悪化する。また、スラ
スト軸受36、オルダムリンク26、旋回軸受23等の摺動部
に片当たりが生じて異常摩耗や焼付きが発生する。
【0013】そこで、図2に示すように、回転軸7の内
端大径部7aの内端面に浮き上がり防止ピン51を圧入する
ことによって立設し、この浮き上がり防止ピン51をバラ
ンスウェイト27に穿設された穴50内を遊動自在に貫通さ
せ、その先端に形成された鍔54に複数の押えばね52の内
周縁に係止し、これら押えばね52の外周縁をバランスウ
ェイト27の上面に摺接させることによってバランスウェ
イト27が回転軸7の内端大径部7aの内端面から浮き上が
るのを抑制していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、旋回スクロール16の公転旋回半径
の変化に応じて偏心駆動ピン25がスライド溝24内をスラ
イドし、これに応じてドライブブッシュ21及びこれに固
定されたバランスウェイト27がスライドすると、浮き上
がり防止ピン51が穴50内をスライドし、押えナット52の
外周縁がバランスウェイト27の上面を摺動する。
【0015】旋回スクロール14が公転旋回すると、バラ
ンスウェイト27により回転軸7の内端大径部7aの内端面
が浮き上がり、これに伴って浮き上がり防止ピン51に曲
げモーメントが作用し、浮き上がり防止ピン51はその全
長に亘って等径とされているので、その根元に最大の曲
げ応力が作用することによって疲労破壊するおそれがあ
った。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを立設し
てなる固定スクロールと旋回スクロールを相互に偏心さ
せ、かつ、位相をずらせて噛み合わせ、上記旋回スクロ
ールの端板の外面中央に突設されたボスの内部に回動自
在に嵌装されたドライブブッシュにバランスウェイトを
固定するとともに上記ドライブブッシュを旋回半径可変
機構を介して回転軸と連動連結し、上記回転軸の内端大
径部に立設された浮き上がり防止ピンを上記バランスウ
ェイトに穿設された穴内に遊動自在に貫通させ、この浮
き上がり防止ピンの先端に係止された押えばねを上記バ
ランスウェイトの上面に摺接させるとともに上記浮き上
がり防止ピンを段付きとしてその根元部の径を大径とし
たことを特徴とするスクロール型流体機械にある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示され
ている。浮き上がり防止ピン51を段付きとすることによ
ってその根元部53は先端部より大径とされている。
【0018】そして、穴50の長手方向端の根元部には浮
き上がり防止ピン51の大径の根元部53が嵌合しうる凹所
55が形成されている。他の構成は図2及び図3に示す従
来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0019】しかして、浮き上がり防止ピン51の最大応
力が発生する根元部53の径が大径とされているので、浮
き上がり防止ピン51の疲労破壊を防止できる。
【0020】また、浮き上がり防止ピン51を回転軸の内
端大径部7aに圧入する際、浮き上がり防止ピン51の座屈
やバリが発生するのを防止できる。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、浮き上がり防止ピン
を段付きとしてその根元部の径を大径としたため、極め
て簡単で安価な構成により浮き上がり防止ピンの根元部
が疲労破壊するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す部分的縦断面図であ
る。
【図2】従来のスクロール型圧縮機の部分的縦断面図で
ある。
【図3】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
14 旋回スクロール 15 端板 20 ボス 23 旋回軸受 21 ドライブブッシュ 24 スライド溝 27 バランスウェイト 7 回転軸 25 偏心駆動ピン 7a 内端大径部 50 穴 51 浮き上がり防止ピン 52 押えばね 54 鍔 53 根元部 55 凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを
    立設してなる固定スクロールと旋回スクロールを相互に
    偏心させ、かつ、位相をずらせて噛み合わせ、上記旋回
    スクロールの端板の外面中央に突設されたボスの内部に
    回動自在に嵌装されたドライブブッシュにバランスウェ
    イトを固定するとともに上記ドライブブッシュを旋回半
    径可変機構を介して回転軸と連動連結し、上記回転軸の
    内端大径部に立設された浮き上がり防止ピンを上記バラ
    ンスウェイトに穿設された穴内に遊動自在に貫通させ、
    この浮き上がり防止ピンの先端に係止された押えばねを
    上記バランスウェイトの上面に摺接させるとともに上記
    浮き上がり防止ピンを段付きとしてその根元部の径を大
    径としたことを特徴とするスクロール型流体機械。
JP31106197A 1997-10-28 1997-10-28 スクロール型流体機械 Withdrawn JPH11132167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31106197A JPH11132167A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 スクロール型流体機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31106197A JPH11132167A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 スクロール型流体機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11132167A true JPH11132167A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18012651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31106197A Withdrawn JPH11132167A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 スクロール型流体機械

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JP (1) JPH11132167A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202562A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型流体機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202562A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型流体機械

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104