JPH11131854A - 格納場の入出庫室または格納室の格納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構及び移換装置のフォーク間隙閉塞機構用間隙閉塞部材 - Google Patents

格納場の入出庫室または格納室の格納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構及び移換装置のフォーク間隙閉塞機構用間隙閉塞部材

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JPH11131854A
JPH11131854A JP29870697A JP29870697A JPH11131854A JP H11131854 A JPH11131854 A JP H11131854A JP 29870697 A JP29870697 A JP 29870697A JP 29870697 A JP29870697 A JP 29870697A JP H11131854 A JPH11131854 A JP H11131854A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】両載置台25の各載置用フォーク27に取
り付けた間隙閉塞部材31は、互いに隣接する両載置台
25の載置用フォーク27と両昇降台15,16の載置
用フォーク20との間の間隙Gを閉塞するように付勢さ
れた弾性閉塞体を有している。この弾性閉塞体は、両昇
降台15,16の各載置用フォーク20の昇降方向へ弾
性変形可能に設けられている。両載置台25の各載置用
フォーク27間の空間に両昇降台15,16の各載置用
フォーク20が挿入された状態で、運転者が乗降する場
合、この間隙Gを極力少なくすることができる。 【効果】運転者は、前記間隙Gに自動車のキーなどの所
持品を落とさないように注意する必要が少なくなる。ま
た、運転者が万一不注意で所持品を落としたとしても、
その所持品は間隙閉塞部材31の弾性閉塞体に遮られる
ので、その落下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば立体駐車場
などの格納場で格納物が出し入れされる入出庫室、また
は、格納物が格納される格納室において、昇降リフトと
の間で格納物を受け渡し又は受け取り可能にする格納物
移換装置に係り、この格納物移換装置に生じる間隙を閉
塞するフォーク間隙閉塞機構、並びに、主にこの種のフ
ォーク間隙閉塞機構に利用する間隙閉塞部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車場においては、自動車
(格納物)が出し入れされる入出庫室と、この自動車が
格納される格納室と、この入出庫室と格納室とを連通す
る昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と格納室との
間で自動車を搬送する昇降リフトとを備えている。前記
入出庫室にあっては、複数の格納物載置用フォークを設
けた格納物載置台を有している。前記昇降リフトにあっ
ては、複数の格納物載置用フォークを設けた格納物昇降
台を有している。前記格納室にあっては、複数の格納物
載置用フォークを並設した格納物格納台を格納室と昇降
室との間で往復移動可能に設けている。この格納物載置
台の各格納物載置用フォーク間の空間に対しこの格納物
昇降台の各格納物載置用フォークが挿脱されて、格納物
載置台と格納物昇降台との間で自動車が互いに受け渡し
又は受け取り可能になっている。この格納物格納台の各
格納物載置用フォーク間の空間に対しこの格納物昇降台
の各格納物載置用フォークが挿脱されて、格納物格納台
と格納物昇降台との間で自動車が互いに受け渡し又は受
け取り可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入出庫室で格
納物載置台の各格納物載置用フォーク間の空間に格納物
昇降台の各格納物載置用フォークが挿入された状態で
は、これらの各格納物載置用フォーク間の相対移動を許
容するために各格納物載置用フォーク間に間隙が残る。
また、昇降リフトの格納物昇降台が入出庫室の格納物載
置台から離れた状態では、格納物載置台の各格納物載置
用フォーク間の空間が大きく空く。このような状態で自
動車の入出庫を行う場合、各格納物載置用フォーク間に
前記間隙や空間があると、運転者は、この間隙や空間に
自動車のキーなどの所持品を落として紛失しないように
十分に注意しなければならない。
【0004】また、前記入出庫室にあっては、格納物載
置台の各格納物載置用フォーク間の空間に対し挿脱され
る間隙閉塞用フォークを備えているものもある。しか
し、この空間を間隙閉塞用フォークにより埋めたとして
も、これらの各フォーク間の相対移動を許容するために
各フォーク間には間隙が残り、間隙閉塞用フォークは本
来の機能を十分に発揮することができない。
【0005】一方、格納室においては、格納物格納台の
各格納物載置用フォーク間の空間を通って水滴やオイル
やごみ等が落下し、格納された自動車を汚すおそれがあ
る。そのため、この格納物格納台の下方全体に面して閉
塞板が格納室に取着されたものもある。しかし、この閉
塞板と格納物格納台との間の相対移動を許容するために
閉塞板を格納物格納台から下方へ十分に離して設置しな
ければならず、この閉塞板の設置により各格納室の高さ
が大きくなって立体駐車場が大型化する問題があった。
【0006】本発明は、このような間隙や空間を極力少
なくして、所持品や水滴などの落下を防止することを目
的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1、図2、図3(a)、図4及び図5(a)に示す第一
実施形態、図3(b)に示す第一実施形態の別例、図5
(b)及び図6に示す第二実施形態、図7に示す第三実
施形態、図8に示す第四実施形態、図9に示す第五実施
形態、図10〜14に示す第六実施形態、図15〜17
に示す第七実施形態、図18に示す第八実施形態)の符
号を援用して、本発明にかかる格納場の入出庫室または
格納室の格納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構
及び移換装置のフォーク間隙閉塞機構用間隙閉塞部材を
説明する。
【0008】請求項1の発明において前記入出庫室の格
納物移換装置のフォーク間隙閉塞機構は、第一実施形態
〜第五実施形態に対応し、下記のように構成されてい
る。格納場は、格納物(4)が出し入れされる入出庫室
(1)と、この格納物(4)が格納される格納室(3)
と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連通する昇
降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出庫室
(1)と格納室(3)との間で格納物(4)を搬送する
昇降リフト(5)とを備えている。前記入出庫室(1)
にあっては、複数の格納物載置用フォーク(27)を並
設した格納物載置台(25)を有している。前記昇降リ
フト(5)にあっては、複数の格納物載置用フォーク
(20)を並設した格納物昇降台(15,16)を有し
ている。この格納物載置台(25)の各格納物載置用フ
ォーク(27)間の空間(S)に対しこの格納物昇降台
(15,16)の各格納物載置用フォーク(20)を挿
脱して、格納物載置台(25)と格納物昇降台(15,
16)との間で格納物(4)を互いに受け渡し又は受け
取り可能にしている。
【0009】格納物載置台(25)の各格納物載置用フ
ォーク(27)と格納物昇降台(15,16)の各格納
物載置用フォーク(20)とのうち、少なくともいずれ
か一方の格納物載置用フォーク(27)には、互いに隣
接する格納物載置台(25)の格納物載置用フォーク
(27)と格納物昇降台(15,16)の格納物載置用
フォーク(20)との間の間隙(G)を閉塞する間隙閉
塞部材(31)を取り付けている。この間隙閉塞部材
(31)は、各格納物載置用フォーク(27,20)間
の間隙(G)の一部または全部を閉塞するように付勢さ
れた弾性閉塞体(39)を有している。この弾性閉塞体
(39)を格納物昇降台(15,16)の各格納物載置
用フォーク(20)の昇降方向(H)へ弾性変形可能に
設けている。
【0010】請求項2の発明において前記入出庫室の格
納物移換装置のフォーク間隙閉塞機構は、第六実施形態
に対応し、下記のように構成されている。格納場は、格
納物(4)が出し入れされる入出庫室(55)と、この
格納物(4)が格納される格納室(54)と、この入出
庫室(55)と格納室(54)とを連通する昇降室(5
0)と、この昇降室(50)を通って入出庫室(55)
と格納室(54)との間で格納物(4)を搬送する昇降
リフト(61)とを備えている。前記入出庫室(55)
にあっては、複数の格納物載置用フォーク(72)を並
設した格納物載置台(71)と、この格納物載置台(7
1)の各格納物載置用フォーク(72)間の空間(S)
に対し挿脱される間隙閉塞用フォーク(80)とを有し
ている。前記昇降リフト(61)にあっては、複数の格
納物載置用フォーク(68)を並設した格納物昇降台
(65)を有している。この格納物載置台(71)の各
格納物載置用フォーク(72)間の空間(S)に対しこ
の格納物昇降台(65)の各格納物載置用フォーク(6
8)を挿脱して、格納物載置台(71)と格納物昇降台
(65)との間で格納物(4)を互いに受け渡し又は受
け取り可能にしている。
【0011】格納物載置台(71)の各格納物載置用フ
ォーク(72)と間隙閉塞用フォーク(80)とのう
ち、少なくともいずれか一方のフォーク(72)には、
互いに隣接する格納物載置台(71)の格納物載置用フ
ォーク(72)と間隙閉塞用フォーク(80)との間の
間隙(G)を閉塞する間隙閉塞部材(31)を取り付け
ている。この間隙閉塞部材(31)は、各フォーク(7
2,80)間の間隙(G)の一部または全部を閉塞する
ように付勢された弾性閉塞体(39)を有している。こ
の弾性閉塞体(39)を間隙閉塞用フォーク(80)の
挿脱方向(H)へ弾性変形可能に設けている。
【0012】請求項3の発明において、請求項1または
請求項2に記載の間隙閉塞部材(31)は、格納物載置
台(25,71)の格納物載置用フォーク(27,7
2)に取り付けられている。
【0013】請求項4の発明においては、請求項3に記
載の弾性閉塞体(39)自体を弾性変形可能に設けてい
る。請求項5の発明において前記格納室の格納物移換装
置のフォーク間隙閉塞機構は、第七実施形態及び第八実
施形態に対応し、下記のように構成されている。
【0014】格納場は、格納物(4)が出し入れされる
入出庫室(1)と、この格納物(4)が格納される格納
室(3)と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連
通する昇降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出
庫室(1)と格納室(3)との間で格納物(4)を搬送
する昇降リフト(2)とを備えている。前記入出庫室
(1)にあっては、複数の格納物載置用フォーク(2
7)を並設した格納物載置台(25)を有している。前
記昇降リフト(5)にあっては、複数の格納物載置用フ
ォーク(20)を並設した格納物昇降台(15,16)
を有している。前記格納室(3)にあっては、複数の格
納物載置用フォーク(82)を並設した格納物格納台
(41)を格納室(3)と昇降室(2)との間で往復移
動可能に設けている。この格納物載置台(25)の各格
納物載置用フォーク(27)間の空間(S)に対しこの
格納物昇降台(15,16)の各格納物載置用フォーク
(20)を挿脱して、格納物載置台(25)と格納物昇
降台(15,16)との間で格納物(4)を互いに受け
渡し又は受け取り可能にしている。この格納物格納台
(41)の各格納物載置用フォーク(82)間の空間
(S)に対しこの格納物昇降台(15,16)の各格納
物載置用フォーク(20)を挿脱して、格納物格納台
(41)と格納物昇降台(15,16)との間で格納物
(4)を互いに受け渡し又は受け取り可能にしている。
【0015】格納物格納台(41)の各格納物載置用フ
ォーク(82)には、互いに隣接する格納物格納台(4
1)の格納物載置用フォーク(82)と格納物昇降台
(15,16)の格納物載置用フォーク(20)との間
の間隙(G)を閉塞する間隙閉塞部材(83)を取り付
けている。この間隙閉塞部材(83)は、各格納物載置
用フォーク(20,82)の間隙(G)の一部または全
部を閉塞するように付勢された弾性閉塞体(39,8
6)を有している。この弾性閉塞体(39,86)を格
納物昇降台(15,16)の各格納物載置用フォーク
(20)の昇降方向(H)へ弾性変形可能に設けてい
る。
【0016】請求項6の発明においては、請求項5に記
載の弾性閉塞体(39)自体を弾性変形可能に設けてい
る。請求項7の発明において、移換装置のフォーク間隙
閉塞機構用間隙閉塞部材は、第一実施形態及びその別
例、第二実施形態及び第四実施形態〜第七実施形態に対
応し、下記のように構成されている。
【0017】上下方向へ互いに相対移動する第一載置用
フォーク(27,72)と第二載置用フォーク(20,
80)とのうち、第一載置用フォーク(27,72)間
の空間(S)に対し第二載置用フォーク(20,80)
を挿脱して、第一載置用フォーク(27,72)と第二
載置用フォーク(20,80)との間で物(4)を互い
に受け渡し又は受け取り可能にした移換装置にあって、
その第一載置用フォーク(27,72)に取り付けられ
て、互いに隣接する第一載置用フォーク(27,72)
と第二載置用フォーク(20,80)との間の間隙
(G)を閉塞する間隙閉塞部材(31,83)は、上方
へ延設した両腕部(37)を有する湾曲状板ばね(3
5)と、この湾曲状板ばね(35)の両腕部(37)に
取着した一体成形体(36)とを備えている。この両一
体成形体(36)は、この両腕部(37)に取着した連
結壁部(38)と、この連結壁部(38)から突設した
弾性閉塞体(39)とからなる。この両一体成形体(3
6)の連結壁部(38)間及び前記湾曲状板ばね(3
5)の両腕部(37)間には、第一載置用フォーク(2
7,72)を嵌め込むことができるように上方へ開放し
た挟持溝(40)を設けている。前記弾性閉塞体(3
9)は、この挟持溝(40)の外側へ連結壁部(38)
から突設され、上下方向へ弾性変形可能に設けられてい
る。
【0018】
【発明の実施形態】
〔第一実施形態〕まず、本発明の第一実施形態にかかる
格納場(立体駐車場)及びその入出庫室の格納物移換装
置を図1、図2、図3(a)、図4及び図5(a)を参
照して説明する。
【0019】<図1に示す立体駐車場内の各室1,2,
3>この立体駐車場においては、中央室1aとその両側
の左室1b及び右室1cとを有する地上一階の入出庫室
1と、この中央室1aから地上及び地下の各階に延びる
昇降室2と、前記入出庫室1の左室1b及び右室1cの
上下方で各階ごとにこの昇降室2の左右両側に隣接して
設けられた格納室3とを備えている。この入出庫室1と
各格納室3とは昇降室2により連通されている。前記入
出庫室1の中央室1aにあってその前壁には、図2に示
すように、格納物としての自動車4が出し入れされる入
出口1dが設けられている。なお、自動車4の入出方向
Dを前後方向とし、この前後方向に対し直交する方向を
左右方向とする。
【0020】<図1に示す昇降リフト5>前記入出庫室
1の中央室1aにおいては、図2に示すように、前後左
右の四隅部分で直線状のガイドレール6,7,8,9が
前記最上階及び最下階の昇降室2まで立設されている。
最上階の昇降室2の上側にはウインチ10が設置されて
いる。このウインチ10から吊下された四本のワイヤ1
1,12,13,14が前記各ガイドレール6,7,
8,9に挿通されている。この昇降リフト5は、上記の
各ガイドレール6,7,8,9や各ワイヤ11,12,
13,14のほか、下記*に示す左右両格納物昇降台1
5,16を備えている。
【0021】* 図2に示す左右両格納物昇降台15,
16 この左右両格納物昇降台15,16は、互いに分離され
て設けられ、昇降駆動部17と格納物載置部18とから
なる。
【0022】前記左右両昇降駆動部17においては、左
側の前後両ガイドレール6,8間と右側の前後両ガイド
レール7,9間とに支持腕19が架設されてその前後両
端部が昇降可能に支持され、前記各ワイヤ11,12,
13,14の下端部がこの左右両支持腕19の前後両端
部に連結されている。なお、左右に分割された前記両支
持腕19は、前記ウインチ10により互いに連動する。
【0023】前記左右両格納物載置部18においては、
片持ち梁状をなす複数の格納物載置用フォーク20(櫛
状のもの)が前後方向へ並設されている。前記ウインチ
10により各ワイヤ11,12,13,14が昇降する
と、入出庫室1の中央室1a及び昇降室2で左右両昇降
駆動部17が互いに連動して左右両格納物載置部18と
ともに昇降し、各階の昇降室2で格納室3に対する自動
車4の入出のために停止する状態を取り得る。
【0024】<図1及び図2に示す前記入出庫室1内の
ターンテーブル23>入出庫室1内の床Fのうち中央室
1aの床Fにおいて、円形状のガイドレール21とその
内側の取付板22とが前記昇降リフト5の左右両格納物
昇降台15,16の昇降軌跡範囲を避けて設けられてい
る。ターンテーブル23は、中間の台板24とその幅方
向両側の格納物載置台25とを有し、この台板24の中
央部で前記取付板22上の支軸26により回動可能に支
持されている。この両格納物載置台25にあってその長
手方向両側には、片持ち梁状をなす複数の格納物載置用
フォーク27(櫛状のもの)が並設されている。この台
板24及び両格納物載置台25の長手方向両端部下側に
は、それぞれ、モータ28とそれにより回転する駆動輪
29を一組とする駆動部が二組ずつ取着されている。こ
の各駆動輪29が前記ガイドレール21上に支持されて
ターンテーブル23の全体が支軸26を中心に回動可能
になっている。なお、前記入出庫室1の中央室1aには
入出口1dに隣接してターンテーブル23への案内床3
0が設けられている。
【0025】前記ターンテーブル23は、図2に示すよ
うに、一方向へ180度ずつ回動し、両格納物載置台2
5の延設方向(長手方向)が自動車4の入出方向Dに一
致する格納物入出可能位置P兼昇降台昇降可能位置Pを
取り得る。
【0026】<図2及び図3(a)に示す間隙閉塞部材
31の詳細>前記ターンテーブル23の両格納物載置台
25において各格納物載置用フォーク27には間隙閉塞
部材31が取り付けられている。
【0027】図5(a)にも示すように、この間隙閉塞
部材31が取り付けられる各格納物載置用フォーク27
は、その下端部27aから上方へ延設された支持部32
と、この支持部32上で両側へ断面T状に突出する載置
頭部33とを有している。この支持部32の上端部両側
と載置頭部33の下部両側との間に段差部34が形成さ
れている。
【0028】図4及び図5(a)にも示すように、前記
間隙閉塞部材31は、複数の湾曲状板ばね35と両一体
成形体36とからなる。この各湾曲状板ばね35は、格
納物載置用フォーク27の延設方向Mへ並設され、格納
物載置用フォーク27の下端部27aを下方から挟んだ
両腕部37を有している。この両腕部37は、前記支持
部32の両側(格納物載置用フォーク27の延設方向M
に沿う両側部27b)で下端部27aから上方へ段差部
34付近まで延設されている。
【0029】前記両一体成形体36は、合成ゴム等の高
分子材料などにより一体成形された弾性体であって、各
湾曲状板ばね35の両腕部37に取着された連結壁部3
8と、この両連結壁部38の上端部から突設された弾性
閉塞体39とからなる。
【0030】この両連結壁部38間及びこの各湾曲状板
ばね35の両腕部37間には上方へ開放された挟持溝4
0が設けられ、この挟持溝40に前記格納物載置用フォ
ーク27の支持部32が挿嵌されている。この両連結壁
部38は、前記支持部32の両側(格納物載置用フォー
ク27の両側部27b)を挟むように各湾曲状板ばね3
5に沿って湾曲状に一体成形され、各湾曲状板ばね35
の両腕部37の弾性力により前記支持部32の両側(格
納物載置用フォーク27の両側部27b)に圧接されて
いる。
【0031】この湾曲状両連結壁部38から突設された
前記弾性閉塞体39の基端部39aは、前記格納物載置
用フォーク27の両段差部34に嵌合されている。この
両弾性閉塞体39は前記挟持溝40の外側へ突出し、両
弾性閉塞体39自体が前記格納物昇降台15,16の各
格納物載置用フォーク20の昇降方向H(上下方向)へ
弾性変形可能に設けられている。また、この両弾性閉塞
体39は、図3(a)に示すように、格納物載置用フォ
ーク27の先端部27cを挟む湾曲状に一体成形され、
前記支持部32の両側(格納物載置用フォーク27の両
側部27b)に沿って先端部27cから基端部27dに
至る途中まで延設されている。さらに、前記両連結壁部
38も、この両弾性閉塞体39と同様に、格納物載置用
フォーク27の先端部27cを挟む湾曲状に一体成形さ
れ、前記支持部32の両側(格納物載置用フォーク27
の両側部27b)に沿って先端部27cから基端部27
dに至る途中まで延設されている。
【0032】<立体駐車場の入出庫作用の概略> * 図1及び図2に示す状態 ターンテーブル23は、前記格納物入出可能位置P兼昇
降台昇降可能位置Pにある。左右両格納物昇降台15,
16においては、左右両昇降駆動部17が床F面とほぼ
同一高さで停止しており、図3(a)に示すように左右
両格納物載置部18の各格納物載置用フォーク20がタ
ーンテーブル23の各格納物載置用フォーク27間の空
間Sに位置している。
【0033】* 自動車4の入庫 自動車4が入出庫室1内に乗り入れられてその各車輪4
aがターンテーブル23の両格納物載置台25上でその
各格納物載置用フォーク27と前記左右両格納物載置部
18の各格納物載置用フォーク20とに載置される。運
転車は自動車4から降りてターンテーブル23から退避
する。
【0034】* 間隙閉塞部材31の状態 図3(a)及び図5(a)に示すように、間隙閉塞部材
31の両弾性閉塞体39は、格納物昇降台15,16の
格納物載置用フォーク20に接触する。従って、図2及
び図3(a)に示すように互いに隣接する格納物載置台
25の格納物載置用フォーク27と格納物昇降台15,
16の格納物載置用フォーク20との間の間隙Gのう
ち、この格納物載置用フォーク27の先端部27cから
基端部27dへ向かう一部の間隙Gは、間隙閉塞部材3
1の両弾性閉塞体39により閉塞される。
【0035】* 図示しない自動車4の格納作用及び搬
出作用 左右両昇降駆動部17が左右両格納物載置部18ととも
に上昇し始めると、左右両格納物載置部18の各格納物
載置用フォーク20がターンテーブル23の各格納物載
置用フォーク27間の空間Sから上昇して離脱し、自動
車4がターンテーブル23の両格納物載置台25から左
右両格納物載置部18に受け渡されて載置される。詳述
しないが、自動車4が左右両格納物昇降台15,16に
載置されて任意階の昇降室2まで搬送され、そこで左右
両格納物昇降台15,16が停止する。そして、自動車
4は左右両格納物昇降台15,16から格納台41に移
し換えられて任意階の昇降室2から格納室3に格納され
る。
【0036】または逆に、自動車4は、格納台41から
左右両格納物昇降台15,16に移し換えられて格納室
3から任意階の昇降室2へ搬出される。次に、左右両格
納物昇降台15,16が下降すると、左右両格納物載置
部18の各格納物載置用フォーク20がターンテーブル
23の各格納物載置用フォーク27間の空間Sまで下降
して挿入され、自動車4がターンテーブル23の両格納
物載置台25に受け取られて載置される。
【0037】* 自動車4の出庫 運転車は自動車4に乗り込む。この場合も、前述した自
動車4の入庫の場合と同様に、一部の間隙Gが両弾性閉
塞体39により閉塞される。
【0038】その後、左右両昇降駆動部17が左右両格
納物載置部18とともに下降すると、左右両格納物載置
部18の各格納物載置用フォーク20がターンテーブル
23の各格納物載置用フォーク27間の空間Sから下降
して離脱する。そして、ターンテーブル23は、自動車
4の載置状態で、180度回動して自動車4の向きを変
える。自動車4がターンテーブル23の両格納物載置台
25上から離れ、入出庫室1から出される。
【0039】<第一実施形態の特徴>第一実施形態は下
記*の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * ターンテーブル23において両格納物載置台25の
各格納物載置用フォーク27に取り付けた間隙閉塞部材
31は、互いに隣接する両格納物載置台25の格納物載
置用フォーク27と左右両格納物昇降台15,16の格
納物載置用フォーク20との間の間隙Gを閉塞するよう
に付勢された弾性閉塞体39を有している。そのため、
両格納物載置台25の各格納物載置用フォーク27間の
空間Sに左右両格納物昇降台15,16の各格納物載置
用フォーク20が挿入された状態で、運転者が乗降する
場合、この間隙Gを極力少なくすることができる。ちな
みに、第一実施形態では、自動車4の下側に隠れる一部
の間隙Gは残るが、運転者が通る自動車4の外側につい
ては間隙Gが閉塞されている。従って、運転者は、この
間隙Gに自動車4のキーなどの所持品を落とさないよう
に注意する必要が少なくなる。また、運転者が万一不注
意で所持品を落としたとしても、その所持品は間隙閉塞
部材31の弾性閉塞体39に遮られるので、その落下を
防止することができる。
【0040】* 前記弾性閉塞体39は、左右両格納物
昇降台15,16の各格納物載置用フォーク20の昇降
方向Hへ弾性変形可能に設けられている。従って、各格
納物載置用フォーク20が弾性閉塞体39に接触して
も、その昇降力により弾性閉塞体39が撓むので、その
昇降を許容することができる。
【0041】* 間隙閉塞部材31は、入出庫室1のタ
ーンテーブル23において両格納物載置台25の各格納
物載置用フォーク27に取り付けられている。この両格
納物載置台25は、左右両格納物昇降台15,16と異
なり、昇降しないので、両格納物載置台25以外のもの
とこの左右両格納物昇降台15,16との間の関係を考
慮した設計を行う場合、間隙閉塞部材31を設計上考慮
する必要がなくなり、その設計が行い易くなる。例え
ば、この左右両格納物昇降台15,16と各格納室3の
格納台41との間で行われる自動車4の受け渡し及び受
け取りにあって、間隙閉塞部材31を設計上考慮する必
要がなくなり、各格納室3の格納台41の設計が行い易
くなる。
【0042】* 間隙閉塞部材31において一体成形体
36(合成ゴム等の高分子材料などにより一体成形され
た弾性体)の一部として弾性閉塞体39自体を弾性変形
可能に設けている。従って、間隙閉塞部材31の部品点
数が減ってその構造が簡単になるとともに、弾性閉塞体
39を上下方向へ弾性変形させ易くなる。
【0043】* 格納物載置用フォーク27に対しその
下側から挟持溝40を挿着して両連結壁部38を湾曲状
板ばね35の両腕部37により圧接することにより、格
納物載置用フォーク27に間隙閉塞部材31を取り付け
る。また、格納物載置用フォーク27の下側から挟持溝
40を離脱せることにより、格納物載置用フォーク27
から間隙閉塞部材31を取り外す。従って、格納物載置
用フォーク27に対する間隙閉塞部材31の着脱を容易
に行うことができる。
【0044】〔第一実施形態の別例〕図3(b)に示す
第一実施形態の別例においては、互いに隣接する格納物
載置台25の格納物載置用フォーク27と格納物昇降台
15,16の格納物載置用フォーク20との間の間隙G
の全部が、間隙閉塞部材31の両弾性閉塞体39により
閉塞される。従って、各格納物載置用フォーク27,2
0間の間隙Gを弾性閉塞体39でより一層確実に閉塞す
ることができる。
【0045】〔第二実施形態〕図5(b)及び図6に示
す第二実施形態は、前記第一実施形態と比較して、主に
下記*の点で異なる。
【0046】* 間隙閉塞部材31において、両一体成
形体36の連結壁部38が互いに分離され、ターンテー
ブル23の格納物載置用フォーク27の下端部27aに
面する湾曲状板ばね35が露出している。
【0047】* 間隙閉塞部材31において、両弾性閉
塞体39の基端部39aが格納物載置用フォーク27の
両側部27bに嵌着されている。 〔第三実施形態〕図7に示す第三実施形態は、前記第一
実施形態と比較して、主に下記*の点で異なる。
【0048】* 間隙閉塞部材31において、湾曲状板
ばね35が省略されているとともに、両一体成形体36
の連結壁部38が互いに分離されている。 * 間隙閉塞部材31において、両弾性閉塞体39の基
端部39a間に上壁部42が形成され、この上壁部42
と両連結壁部38との間に挟持溝40が形成されてい
る。ターンテーブル23の格納物載置用フォーク27の
上半部がこの挟持溝40に対し上方から挿嵌されて覆わ
れている。
【0049】* 間隙閉塞部材31において、両連結壁
部38の下端部がターンテーブル23の格納物載置用フ
ォーク27の両側部27bに嵌着されている。 〔第四実施形態〕図8に示す第四実施形態は、前記第一
実施形態と比較して、主に下記*の点で異なる。
【0050】* 入出庫室1の床Fにおいて、ターンテ
ーブル23が省略され、左右両格納物載置台25の各格
納物載置用フォーク27が固定状態で設けられている。
この各格納物載置用フォーク27は、前記格納物入出可
能位置P兼昇降台昇降可能位置Pのターンテーブル23
における各格納物載置用フォーク27と同様に配置され
ている。なお、格納物載置用フォーク27の延設方向M
に沿った間隙閉塞部材31の延設長さを大きくしてい
る。
【0051】〔第五実施形態〕図9に示す第五実施形態
は、前記第一実施形態と比較して、主に下記*の点で異
なる。
【0052】* 図9(a)に示すように、ターンテー
ブル23における各格納物載置用フォーク27間の空間
Sに格納物昇降台15,16の格納物載置用フォーク2
0が位置していない状態でも、互いに隣接する間隙閉塞
部材31の両弾性閉塞体39が突き合わされてこの空間
Sが閉塞されている。従って、各格納物載置用フォーク
27間の空間Sを弾性閉塞体39により確実に閉塞する
ことができる。
【0053】* 図9(b)に示すように、この空間S
に格納物載置用フォーク20が位置する状態(その下降
時を図示)では、両弾性閉塞体39が格納物載置用フォ
ーク20に当接して撓み、この格納物載置用フォーク2
0の昇降を許容する。
【0054】〔第六実施形態〕次に、本発明の第六実施
形態にかかる格納場(立体駐車場)及びその入出庫室の
格納物移換装置を図10〜14を参照して説明する。な
お、図10に示す立体駐車場において、自動車4の進退
方向43(図10の紙面に直交する方向)を前後方向と
し、この進退方向43に直交する方向を左右方向とす
る。
【0055】<立体駐車場の室区画構成>この立体駐車
場において、互いに隣接する六組の塔44,45,4
6,47,48,49は、昇降室50と、この昇降室5
0の左右両側に隣接して設けられた格納室列51,52
とからなり、左右方向へ三つ並設されているとともに前
後方向へ二つ並設され、地上面53を境に地上階と地下
階に分かれている。六組の塔44,45,46,47,
48,49のうち、前中央塔45の左格納室列51及び
右格納室列52がそれぞれ前左塔44の右格納室列52
及び前右塔46の左格納室列51に隣接しているととも
に、後中央塔48の左格納室列51及び右格納室列52
がそれぞれ後左塔47の右格納室列52及び後右塔49
の左格納室列51に隣接している。また、前左塔44の
左格納室列51と昇降室50と右格納室列52、前中央
塔45の左格納室列51と昇降室50と右格納室列52
及び前右塔46の左格納室列51と昇降室50と右格納
室列52が、それぞれ、後左塔47の左格納室列51と
昇降室50と右格納室列52、後中央塔48の左格納室
列51と昇降室50と右格納室列52及び後右塔49の
左格納室列51と昇降室50と右格納室列52に隣接し
ている。前記各塔44,45,46,47,48,49
の左右両格納室列51,52においては、格納室54が
上下方向へ並設されている。
【0056】地上一階で、前左塔44の右格納室列52
と前中央塔45の左格納室列51との間、前中央塔45
の右格納室列52と前右塔46の左格納室列51との
間、後左塔47の右格納室列52と後中央塔48の左格
納室列51との間、後中央塔48の右格納室列52と後
右塔49の左格納室列51との間にわたり、それぞれ連
通する一つ空間内に入出庫室55が設けられている。ま
た、前右塔46及び後右塔49には右格納室列52の地
上一階で膨出部56が段差状に設けられ、この膨出部5
6内を含む右格納室列52の地上一階でそれぞれ入出庫
室55が設けられている。
【0057】前左入出庫室55と後左入出庫室55、前
中央入出庫室55と後中央入出庫室55及び前右入出庫
室55と後右入出庫室55とは、それぞれ、前後方向へ
並設され、互いに連通されて一連の通路57となってい
る。この通路57は、立体駐車場を貫通し、通り抜け方
向(進退方向43)の前後両側で進入口58と退出口5
9とを有している。
【0058】前記各塔44,45,46,47,48,
49の昇降室50には、地上一階で、待機室60が入出
庫室55に隣接して設けられている。 <前記各昇降室50内に設けられた昇降リフト61>昇
降室50の上側にウインチ62が設置されている。この
ウインチ62から吊下された四本のチェーン63が各ガ
イドレール64に挿通されている。この昇降リフト61
は、各ガイドレール64や各チェーン63のほか、下記
に示す左右両昇降台65を備えている。
【0059】この左右両昇降台65は、互いに分離され
て設けられ、昇降駆動部66と載置部67とからなる。
この左右両昇降駆動部66は左右の前後両ガイドレール
64間に架設されてその前後両端部が昇降可能に支持さ
れ、各チェーン63の下端部が左右両昇降駆動部66の
前後両端部に連結されている。なお、左右に分割された
両昇降駆動部66は、ウインチ62により互いに連動す
る。また、この左右両載置部67においては、複数の載
置用フォーク68(櫛歯状のもの)が左右両昇降駆動部
66に取着されて並設されている。ウインチ62により
各チェーン63が昇降すると、各昇降室50で左右両昇
降駆動部66が互いに連動して左右両載置部67ととも
に昇降する。
【0060】<入出庫室55と待機室60との間に設け
られた入出庫横行移換機構69>この入出庫横行移換機
構69は入出庫室55と待機室60との間で自動車4の
受渡し及び受取りを行うものである。入出庫室55及び
待機室60において、その前後両床枠に横行ローラ70
が左右方向へ並設され、この前後各横行ローラ70間に
載置台71が支持されて左右方向へ移動可能になってい
る。この載置台71の左右両側には複数の載置用フォー
ク72(櫛歯状のもの)が並設されている。
【0061】<待機室60と昇降リフト61との間に設
けられた昇降移換機構73>この昇降移換機構73は前
記昇降リフト61との間で自動車4の受渡し及び受取り
を行うものであって、昇降リフト61の左右両昇降台6
5と前記入出庫横行移換機構69の載置台71とが該当
する。
【0062】<昇降室50と格納室54との間に設けら
れた格納横行移換機構74>この格納横行移換機構74
は、昇降室50と格納室54との間で自動車4の受渡し
及び受取りを行うとともに、前記昇降リフト61との間
で自動車4の受渡し及び受取りを行うものである。各階
で昇降室50及び各格納室54において、その前後両床
枠に横行ローラ75が左右方向へ並設され、この前後各
横行ローラ75間に格納台76が支持されて左右方向へ
移動可能になっている。この格納台76の左右両側には
複数の載置用フォーク77(櫛歯状のもの)が並設され
ている。
【0063】<図13及び図14に示すフォーク間隙閉
塞機構>前記入出庫室55においては、載置台71の下
方で、左右両間隙閉塞台78がエアシリンダ79により
上下動可能に設けられている。この左右両間隙閉塞台7
8においては、櫛歯状の間隙閉塞用フォーク80が並設
されている。この載置台71の各載置用フォーク72に
は、第一実施形態で詳述した間隙閉塞部材31と同様な
間隙閉塞部材31が取り付けられている。この場合、第
一実施形態においてターンテーブル23の載置用フォー
ク27が第二実施形態において載置台71の載置用フォ
ーク72に、第一実施形態において昇降台15,16の
載置用フォーク20が第二実施形態において間隙閉塞台
78の間隙閉塞用フォーク80にそれぞれ該当する。そ
のため、間隙閉塞部材31についての詳細は第一実施形
態の説明を準用する。
【0064】<入庫作用>前左通路57(前左入出庫室
55と後左入出庫室55)、前中央通路57(前中央入
出庫室55と後中央入出庫室55)及び前右通路57
(前右入出庫室55と後右入出庫室55)のうち、空い
ている通路57の入出庫室55に自動車4を進入口58
から入れて載置台71の載置用フォーク72上に載せ
る。昇降リフト61の左右両昇降台65は待機室60ま
で移動する。自動車4を載せた載置台71は入出庫室5
5から待機室60へ移動する。左右両昇降台55が上昇
すると、その載置用フォーク68が載置台71の載置用
フォーク72を通過し、自動車4が載置用フォーク68
に移し換えられる。載置台71は待機室60から入出庫
室55へ戻る。自動車4を載せた左右両昇降台65は昇
降室50を移動し、入庫する階の格納室54に隣接して
停止する。格納台76が格納室54から昇降室50へ移
動する。左右両昇降台65が下降すると、その載置用フ
ォーク68が載置台76の載置用フォーク77を通過
し、自動車4が載置用フォーク77に移し換えられる。
自動車4を載せた格納台76は昇降室50から格納室5
4へ戻る。
【0065】<出庫作用>昇降リフト61の左右両昇降
台65は出庫する階の格納室54に隣接して停止する。
自動車4を載せた格納台76は格納室54から昇降室5
0へ移動する。左右両昇降台65が上昇すると、その載
置用フォーク68が載置台76の載置用フォーク77を
通過し、自動車4が載置用フォーク68に移し換えられ
る。格納台76は昇降室50から格納室54へ戻る。自
動車4を載せた左右両昇降台65は昇降室50を待機室
60まで移動する。載置台71は入出庫室55から待機
室60へ移動する。左右両昇降台65が下降すると、そ
の載置用フォーク68が載置台71の載置用フォーク7
2を通過し、自動車4が載置用フォーク72に移し換え
られる。自動車4を載せた載置台71は待機室60から
入出庫室55へ戻る。通路57で自動車4を運転して退
出口59から出す。
【0066】<自動車2の通過可能状態>前記入出庫横
行移換機構69において載置台71は、前述した入出庫
作用時に機能する状態以外の通常状態で、入出庫室55
に位置する。
【0067】左通路57と中央通路57と右通路57の
うちいずれかの通路57において前後両入出庫室55に
載置台71が位置している状態で、自動車4は進入口5
8から入り、通路57で両載置台71上を通り、退出口
59へ出ることができる。
【0068】<前記フォーク間隙閉塞機構の作用>前述
した入出庫作用時に載置台71が移動する場合、間隙閉
塞用フォーク80は図13(a)に示すように下動して
載置台71から離れる。前述した自動車4の通過可能状
態で載置台71が入出庫室55に位置する場合、間隙閉
塞用フォーク80は図13(b)(c)に示すように上
動して載置台71の載置用フォーク72間の間隙Gに入
り込む。
【0069】<第六実施形態の特徴>第六実施形態は下
記*の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 載置台71において各載置用フォーク72に取り付
けた間隙閉塞部材31は、互いに隣接する各載置用フォ
ーク72と各間隙閉塞用フォーク80との間の間隙Gを
閉塞するように付勢された弾性閉塞体39を有してい
る。そのため、各載置用フォーク72間の空間Sに各間
隙閉塞用フォーク80が挿入された状態で、運転者が乗
降する場合、この間隙Gを極力少なくすることができ
る。ちなみに、第六実施形態では、自動車4の下側に隠
れる一部の間隙Gは残るが、運転者が通る自動車4の外
側については間隙Gが閉塞されている。従って、運転者
は、この間隙Gに自動車4のキーなどの所持品を落とさ
ないように注意する必要が少なくなる。また、運転者が
万一不注意で所持品を落としたとしても、その所持品は
間隙閉塞部材31の弾性閉塞体39に遮られるので、そ
の落下を防止することができる。
【0070】* 前記弾性閉塞体39は、各間隙閉塞用
フォーク80の昇降方向H(挿脱方向)へ弾性変形可能
に設けられている。従って、各間隙閉塞用フォーク80
が弾性閉塞体39に接触しても、その昇降力により弾性
閉塞体39が撓むので、その昇降を許容することができ
る。
【0071】* 間隙閉塞部材31は、入出庫室55に
おいて載置台71の各載置用フォーク72に取り付けら
れている。この載置台71は、左右両昇降台65と異な
り、昇降しないので、載置台71以外のものとこの左右
両昇降台65との間の関係を考慮した設計を行う場合、
間隙閉塞部材31を設計上考慮する必要がなくなり、そ
の設計が行い易くなる。例えば、この左右両昇降台65
と各格納室54の格納台76との間で行われる自動車4
の受け渡し及び受け取りにあって、間隙閉塞部材31を
設計上考慮する必要がなくなり、各格納室54の格納台
76の設計が行い易くなる。
【0072】* 間隙閉塞部材31において一体成形体
36(合成ゴム等の高分子材料などにより一体成形され
た弾性体)の一部として弾性閉塞体39自体を弾性変形
可能に設けている。従って、間隙閉塞部材31の部品点
数が減ってその構造が簡単になるとともに、弾性閉塞体
39を上下方向へ弾性変形させ易くなる。
【0073】* 載置用フォーク72に対しその下側か
ら挟持溝40を挿着して両連結壁部38を湾曲状板ばね
35の両腕部37により圧接することにより、載置用フ
ォーク72に間隙閉塞部材31を取り付ける。また、載
置用フォーク72の下側から挟持溝40を離脱せること
により、載置用フォーク72から間隙閉塞部材31を取
り外す。従って、載置用フォーク72に対する間隙閉塞
部材31の着脱を容易に行うことができる。
【0074】〔第七実施形態〕図1及び図15〜17に
示す第七実施形態は、第一実施形態において格納台41
を改良したものである。
【0075】各階で昇降室2及び各格納室3において、
その前後両床枠に横行ローラ81が左右方向へ並設さ
れ、この前後各横行ローラ81間に格納台41が支持さ
れて左右方向へ移動可能になっている。この格納台41
の左右両側には複数の載置用フォーク82(櫛歯状のも
の)が並設されている。
【0076】この格納台41の各載置用フォーク82に
は、第一実施形態で詳述した間隙閉塞部材31と類似の
間隙閉塞部材83が取り付けられている。この場合、第
一実施形態においてターンテーブル23の載置用フォー
ク27が第七実施形態において格納台41の載置用フォ
ーク82に該当する。第七実施形態の間隙閉塞部材83
は、下記*の点で、第一実施形態の間隙閉塞部材31と
異なる。
【0077】図17(a)に示すように、互いに隣接す
る間隙閉塞部材83において、長短両弾性閉塞体39が
その先端部で若干隙間をあけて上下に重合され、長短両
弾性閉塞体39の上面がその先端部から基端部39aに
わたり下るように傾斜し、その基端部39a上に排出路
84が設けられている。各間隙閉塞部材83は各載置用
フォーク82間の空間Sの全体に設けられている。図1
7(b)に示すように、各載置用フォーク82間の空間
Sに左右両昇降台15,16の載置用フォーク20が位
置する状態(その上昇時を図示)では、両弾性閉塞体3
9が載置用フォーク20に当接して撓み、この載置用フ
ォーク20の昇降を許容する。
【0078】<第七実施形態の特徴>第七実施形態は下
記*の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 前記格納台41が格納室3に位置する場合、図17
(a)に示すように、各載置用フォーク82間の空間S
が各間隙閉塞部材83により閉塞される。そのため、こ
の空間Sに落ちた水滴やオイルやごみ等は、各間隙閉塞
部材83の弾性閉塞体39上に載って排出路84に至
る。従って、水滴やオイルやごみ等は、間隙閉塞部材8
3の弾性閉塞体39に遮られるので、それらの落下を防
止することができる。
【0079】* 前記弾性閉塞体39は、各載置用フォ
ーク82の昇降方向Hへ弾性変形可能に設けられてい
る。従って、各載置用フォーク82が弾性閉塞体39に
接触しても、その昇降力により弾性閉塞体39が撓むの
で、その昇降を許容することができる。
【0080】* 間隙閉塞部材83は、格納室3におい
て格納台41の各載置用フォーク82に取り付けられて
いる。この格納台41は、左右両昇降台15,16と異
なり、昇降しないので、格納台41以外のものとこの左
右両昇降台15,16との間の関係を考慮した設計を行
う場合、間隙閉塞部材83を設計上考慮する必要がなく
なり、その設計が行い易くなる。例えば、この左右両昇
降台15,16と入出庫室1のターンテーブル23との
間で行われる自動車4の受け渡し及び受け取りにあっ
て、間隙閉塞部材83を設計上考慮する必要がなくな
り、入出庫室1のターンテーブル23の設計が行い易く
なる。
【0081】* 間隙閉塞部材83において一体成形体
36(合成ゴム等の高分子材料などにより一体成形され
た弾性体)の一部として弾性閉塞体39自体を弾性変形
可能に設けている。従って、間隙閉塞部材83の部品点
数が減ってその構造が簡単になるとともに、弾性閉塞体
39を上下方向へ弾性変形させ易くなる。
【0082】* 載置用フォーク82に対しその下側か
ら挟持溝40を挿着して両連結壁部38を湾曲状板ばね
35の両腕部37により圧接することにより、載置用フ
ォーク82に間隙閉塞部材83を取り付ける。また、載
置用フォーク82の下側から挟持溝40を離脱せること
により、載置用フォーク82から間隙閉塞部材83を取
り外す。従って、載置用フォーク82に対する間隙閉塞
部材83の着脱を容易に行うことができる。
【0083】〔第八実施形態〕図18に示す第八実施形
態は、第七実施形態において間隙閉塞部材83を変更し
たものである。
【0084】この間隙閉塞部材83においては、載置用
フォーク82の両側に取着されたブラケット85の先端
部に閉塞体86が上下方向へ回動可能に支持され、この
閉塞体86は引張コイルばね87の弾性力により中立状
態を維持している。この中立状態では、互いに隣接する
間隙閉塞部材83において、長短両閉塞体86がその先
端部で若干隙間をあけて上下に重合され、長短両閉塞体
86の上面及びブラケット85の上面が互いに連続して
長短両閉塞体86の先端部からブラケット85の基端部
にわたり下るように傾斜し、その基端部上に排出路88
が設けられている。各間隙閉塞部材83は各載置用フォ
ーク82間の空間Sの全体に設けられている。各載置用
フォーク82間の空間Sに左右両昇降台15,16の載
置用フォーク20が位置する状態(その上昇時を図示)
では、両閉塞体83が載置用フォーク20に当接して撓
み、この載置用フォーク20の昇降を許容する。
【0085】この第八実施形態においては、第七実施形
態と同様に、各載置用フォーク82間の空間Sに落ちた
水滴やオイルやごみ等が、間隙閉塞部材83の閉塞体3
9に遮られるので、それらの落下を防止することができ
る。
【0086】〔他の実施形態〕前記各実施形態以外にも
下記*のように構成してもよい。 * 図示しないが、第一実施形態〜第六実施形態にかか
る入出庫室の格納物移換装置のフォーク間隙閉塞機構に
おいて、間隙閉塞部材31の両弾性閉塞体39について
は、剛性閉塞体をばねにより付勢して上下方向へ弾性変
形可能に設けたものも含む。
【0087】* 図5(a)に示す第一実施形態、図5
(b)に示す第二実施形態、図7に示す第三実施形態、
図9に示す第五実施形態、図14(b)に示す第六実施
形態、図17(b)に示す第七実施形態及び図18
(b)に示す第八実施形態においては、いずれも、左右
両昇降台15,16の各載置用フォーク20または左右
両間隙閉塞台78の間隙閉塞用フォーク80の昇降時、
これらのフォーク20,80に対し間隙閉塞部材31,
83の閉塞体39,86が接触する。この構成以外に、
互いに隣接する閉塞体39,86間に十分な昇降許容空
間を残して、これらのフォーク20,80がこの閉塞体
39,86に接触することなく昇降するようにしてもよ
い。従って、これらのフォーク20,80と閉塞体3
9,86との間に隙間は残るが、間隙Gは少なくなるた
め、落下防止効果を発揮する。この意味で「閉塞」を使
用する。
【0088】〔他の技術的思想〕実施形態から把握でき
る技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項3または請求項7において、弾性閉塞体
39は、間隙閉塞部材31が取り付けられる格納物載置
用フォーク27,72の先端部27c,72cを挟む湾
曲状に一体成形され、この格納物載置用フォーク27,
72の延設方向Mに沿う両側部27b,72bに沿って
先端部27c,72cから延設されている。従って、各
格納物載置用フォーク27,72,20間の間隙Gを湾
曲状弾性閉塞体39により確実に閉塞することができ
る。
【0089】(ロ) 請求項3または請求項7または上
記(イ)において、間隙閉塞部材31は、格納物載置用
フォーク27,72の下端部27a,72aを挟んで上
方へ延設した両腕部37を有する湾曲状板ばね35と、
この格納物載置用フォーク27,72の両側部27b,
72bで湾曲状板ばね35の両腕部37に取着した一体
成形体36とからなり、この両一体成形体36は、湾曲
状板ばね35の弾性力により格納物載置用フォーク2
7,72の両側部27b,72bに圧接される連結壁部
38と、この連結壁部38から突設した弾性閉塞体39
とからなる。従って、格納物載置用フォーク27,72
に対する間隙閉塞部材31の着脱を容易に行うことがで
きる。
【0090】(ハ) 上記(ロ)において、両一体成形
体36の連結壁部38は、格納物載置用フォーク27,
72の両側部27b,72bを挟むように湾曲状板ばね
35に沿って湾曲状に一体成形されている。従って、間
隙閉塞部材31の部品点数が減ってその構造が簡単にな
る。
【0091】(ニ) 上記(ハ)において、間隙閉塞部
材31が取り付けられる格納物載置用フォーク27,7
2は、その下端部27a,72aから上方へ延設された
支持部32と、この支持部32上で両側へ突出する載置
頭部33とを有し、湾曲状連結壁部38から突設した弾
性閉塞体39の基端部39aは、支持部32と載置頭部
33との間にできる段差部34に嵌合されている。従っ
て、格納物載置用フォーク27,72に対する間隙閉塞
部材31の取付けを確実に行うことができる。
【0092】(ホ) 請求項7において、両一体成形体
36の連結壁部38は、湾曲状板ばね35に沿って湾曲
状に一体成形されている。従って、間隙閉塞部材31,
83の部品点数が減ってその構造が簡単になる。
【0093】(ヘ) 請求項7または上記(ホ)におい
て、弾性閉塞体39は、湾曲状に一体成形されている。
従って、各載置用フォーク27,72,20間の間隙G
を湾曲状弾性閉塞体39により確実に閉塞することがで
きる。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる格納場の入出庫
室の格納物移換装置における間隙閉塞機構によれば、運
転者は、各格納物載置用フォーク(27,20)の間隙
(G)に所持品を落とさないように注意する必要が少な
くなるとともに、運転者が万一不注意で所持品を落とし
たとしても、その所持品は間隙閉塞部材(31)の弾性
閉塞体(39)に遮られるので、その落下を防止するこ
とができる。また、各格納物載置用フォーク(20)が
弾性閉塞体(39)に接触しても、その昇降力により弾
性閉塞体(39)が撓むので、その昇降を許容すること
ができる。
【0095】請求項2の発明にかかる格納場の入出庫室
の格納物移換装置における間隙閉塞機構によれば、運転
者は、各格納物載置用フォーク(72,80)の間隙
(G)に所持品を落とさないように注意する必要が少な
くなるとともに、運転者が万一不注意で所持品を落とし
たとしても、その所持品は間隙閉塞部材(31)の弾性
閉塞体(39)に遮られるので、その落下を防止するこ
とができる。また、各格納物載置用フォーク(80)が
弾性閉塞体(39)に接触しても、その昇降力により弾
性閉塞体(39)が撓むので、その昇降を許容すること
ができる。
【0096】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2の発明の効果に加え、両格納物載置台(25,
71)は、左右両格納物昇降台(15,16,65)と
異なり、昇降しないので、この両納物載置台(25,7
1)以外のものとこの左右両格納物昇降台(15,1
6,65)との間の関係を考慮した設計を行う場合、間
隙閉塞部材(31)を設計上考慮する必要がなくなり、
その設計が行い易くなる。
【0097】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加え、間隙閉塞部材(31)において弾性閉塞
体(39)自体を弾性変形可能に設けているので、間隙
閉塞部材(31)の部品点数が減ってその構造が簡単に
なるとともに、弾性閉塞体(39)を弾性変形させ易く
なる。請求項5の発明にかかる格納場の格納室の格納物
移換装置における間隙閉塞機構によれば、格納台(4
1)の各載置用フォーク(82)間の空間(S)に落ち
た水滴やオイルやごみ等は、間隙閉塞部材(83)の弾
性閉塞体(39,86)に遮られるので、それらの落下
を防止することができる。また、各載置用フォーク(8
2)が弾性閉塞体(39,86)に接触しても、その昇
降力により弾性閉塞体(39,86)が撓むので、その
昇降を許容することができる。
【0098】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、間隙閉塞部材(83)において弾性閉塞
体(39)自体を弾性変形可能に設けているので、間隙
閉塞部材(83)の部品点数が減ってその構造が簡単に
なるとともに、弾性閉塞体(39)を弾性変形させ易く
なる。
【0099】請求項7の発明にかかる移換装置の間隙閉
塞機構用間隙閉塞部材によれば、第一載置用フォーク
(27,72)に対する間隙閉塞部材(31,83)の
着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態にかかる立体駐車場を示す概略
正断面図である。
【図2】 図1のX1 −X1 線拡大平断面図である。
【図3】 (a)は図2の部分拡大平断面図であり、
(b)は第一実施形態の別例において(a)相当部分を
示す部分拡大平断面図である。
【図4】 第一実施形態にかかる間隙閉塞部材を示す斜
視図である。
【図5】 (a)は図3(a)のX2 −X2 線部分拡大
側断面図であり、(b)は第二実施形態において(a)
相当部分を示す部分拡大側断面図である。
【図6】 第二実施形態にかかる間隙閉塞部材を示す斜
視図である。
【図7】 第三実施形態において図5(a)相当部分を
示す部分拡大側断面図である。
【図8】 第四実施形態において図2相当部分を示す拡
大平断面図である。
【図9】 第五実施形態において図5(a)相当部分を
示す部分拡大側断面図である。
【図10】 第六実施形態にかかる立体駐車場を示す概
略正断面図である。
【図11】 図10のY1 −Y1 線拡大平断面図であ
る。
【図12】 図10のY2 −Y2 線拡大側断面図であ
る。
【図13】 (a)は第六実施形態において間隙閉塞用
フォークが下動状態にある間隙閉塞台を示す概略部分正
断面図であり、(b)は同じく間隙閉塞用フォークが上
動状態にある間隙閉塞台を示す概略部分正断面図であ
り、(c)は同じく間隙閉塞用フォークが上動状態にあ
る間隙閉塞台を示す概略部分平断面図である。
【図14】 (a)は図13(c)の部分拡大平断面図
であり、(b)は(a)のY3 −Y3 線部分拡大側断面
図である。
【図15】 第七実施形態において図14のZ−Z線拡
大平断面図である。
【図16】 格納台が昇降室へ移動した状態を示す図1
5相当図である。
【図17】 (a)は図15に示す格納台の部分断面図
であり、(b)は図16に示す格納台及び昇降台の部分
断面図である。
【図18】 (a)は第八実施形態において図17
(a)に相当する格納台の部分断面図であり、(b)は
同じく図17(b)に相当する格納台及び昇降台の部分
断面図である。
【符号の説明】
1,55…入出庫室、2,50…昇降室、3,54…格
納室、4…格納物としての自動車、5,61…昇降リフ
ト、15,16,65…格納物昇降台、20…格納物載
置用フォーク(第二載置用フォーク)、25,71…格
納物載置台、27,72…格納物載置用フォーク(第一
載置用フォーク)、31,83…間隙閉塞部材、35…
湾曲状板ばね、36…一体成形体、37…湾曲状板ばね
両腕部、38…連結壁部、39…弾性閉塞体、40…挟
持溝、41…格納物格納台、80…間隙閉塞用フォーク
(第二載置用フォーク)、S…各格納物載置用フォーク
(第一載置用フォーク)間の空間、G…各格納物載置用
フォーク間の間隙、H…格納物載置用フォーク(第二載
置用フォーク)の昇降方向。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納物が出し入れされる入出庫室と、こ
    の格納物が格納される格納室と、この入出庫室と格納室
    とを連通する昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と
    格納室との間で格納物を搬送する昇降リフトとを備えた
    格納場において、 前記入出庫室にあっては、複数の格納物載置用フォーク
    を並設した格納物載置台を有し、 前記昇降リフトにあっては、複数の格納物載置用フォー
    クを並設した格納物昇降台を有し、 この格納物載置台の各格納物載置用フォーク間の空間に
    対しこの格納物昇降台の各格納物載置用フォークを挿脱
    して、格納物載置台と格納物昇降台との間で格納物を互
    いに受け渡し又は受け取り可能にし、 格納物載置台の各格納物載置用フォークと格納物昇降台
    の各格納物載置用フォークとのうち、少なくともいずれ
    か一方の格納物載置用フォークには、互いに隣接する格
    納物載置台の格納物載置用フォークと格納物昇降台の格
    納物載置用フォークとの間の間隙を閉塞する間隙閉塞部
    材を取り付け、 この間隙閉塞部材は、各格納物載置用フォーク間の間隙
    の一部または全部を閉塞するように付勢された弾性閉塞
    体を有し、この弾性閉塞体を格納物昇降台の各格納物載
    置用フォークの昇降方向へ弾性変形可能に設けたことを
    特徴とする格納場の入出庫室の格納物移換装置における
    フォーク間隙閉塞機構。
  2. 【請求項2】 格納物が出し入れされる入出庫室と、こ
    の格納物が格納される格納室と、この入出庫室と格納室
    とを連通する昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と
    格納室との間で格納物を搬送する昇降リフトとを備えた
    格納場において、 前記入出庫室にあっては、複数の格納物載置用フォーク
    を並設した格納物載置台と、この格納物載置台の各格納
    物載置用フォーク間の空間に対し挿脱される間隙閉塞用
    フォークとを有し、 前記昇降リフトにあっては、複数の格納物載置用フォー
    クを並設した格納物昇降台を有し、 この格納物載置台の各格納物載置用フォーク間の空間に
    対しこの格納物昇降台の各格納物載置用フォークを挿脱
    して、格納物載置台と格納物昇降台との間で格納物を互
    いに受け渡し又は受け取り可能にし、 格納物載置台の各格納物載置用フォークと間隙閉塞用フ
    ォークとのうち、少なくともいずれか一方のフォークに
    は、互いに隣接する格納物載置台の格納物載置用フォー
    クと間隙閉塞用フォークとの間の間隙を閉塞する間隙閉
    塞部材を取り付け、 この間隙閉塞部材は、各フォーク間の間隙の一部または
    全部を閉塞するように付勢された弾性閉塞体を有し、こ
    の弾性閉塞体を間隙閉塞用フォークの挿脱方向へ弾性変
    形可能に設けたことを特徴とする格納場の入出庫室の格
    納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構。
  3. 【請求項3】 間隙閉塞部材は、格納物載置台の格納物
    載置用フォークに取り付けられていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の格納場の入出庫室の格
    納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構。
  4. 【請求項4】 弾性閉塞体自体を弾性変形可能に設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の格納場の入出庫室の
    格納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構。
  5. 【請求項5】 格納物が出し入れされる入出庫室と、こ
    の格納物が格納される格納室と、この入出庫室と格納室
    とを連通する昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と
    格納室との間で格納物を搬送する昇降リフトとを備えた
    格納場において、 前記入出庫室にあっては、複数の格納物載置用フォーク
    を並設した格納物載置台を有し、 前記昇降リフトにあっては、複数の格納物載置用フォー
    クを並設した格納物昇降台を有し、 前記格納室にあっては、複数の格納物載置用フォークを
    並設した格納物格納台を格納室と昇降室との間で往復移
    動可能に設け、 この格納物載置台の各格納物載置用フォーク間の空間に
    対しこの格納物昇降台の各格納物載置用フォークを挿脱
    して、格納物載置台と格納物昇降台との間で格納物を互
    いに受け渡し又は受け取り可能にし、 この格納物格納台の各格納物載置用フォーク間の空間に
    対しこの格納物昇降台の各格納物載置用フォークを挿脱
    して、格納物格納台と格納物昇降台との間で格納物を互
    いに受け渡し又は受け取り可能にし、 格納物格納台の各格納物載置用フォークには、互いに隣
    接する格納物格納台の格納物載置用フォークと格納物昇
    降台の格納物載置用フォークとの間の間隙を閉塞する間
    隙閉塞部材を取り付け、 この間隙閉塞部材は、各格納物載置用フォーク間の間隙
    の一部または全部を閉塞するように付勢された弾性閉塞
    体を有し、この弾性閉塞体を格納物昇降台の各格納物載
    置用フォークの昇降方向へ弾性変形可能に設けたことを
    特徴とする格納場の格納室の格納物移換装置におけるフ
    ォーク間隙閉塞機構。
  6. 【請求項6】 弾性閉塞体自体を弾性変形可能に設けた
    ことを特徴とする請求項5に記載の格納場の格納室の格
    納物移換装置におけるフォーク間隙閉塞機構。
  7. 【請求項7】 上下方向へ互いに相対移動する第一載置
    用フォークと第二載置用フォークとのうち、第一載置用
    フォーク間の空間に対し第二載置用フォークを挿脱し
    て、第一載置用フォークと第二載置用フォークとの間で
    物を互いに受け渡し又は受け取り可能にした移換装置に
    あって、その第一載置用フォークに取り付けられて互い
    に隣接する第一載置用フォークと第二載置用フォークと
    の間の間隙を閉塞する間隙閉塞部材において、 上方へ延設した両腕部を有する湾曲状板ばねと、この湾
    曲状板ばねの両腕部に取着した一体成形体とを備え、 この両一体成形体は、この両腕部に取着した連結壁部
    と、この連結壁部から突設した弾性閉塞体とからなり、 この両一体成形体の連結壁部間及び前記湾曲状板ばねの
    両腕部間には、第一載置用フォークを嵌め込むことがで
    きるように上方へ開放した挟持溝を設け、 前記弾性閉塞体は、この挟持溝の外側へ連結壁部から突
    設され、上下方向へ弾性変形可能に設けられていること
    を特徴とする移換装置のフォーク間隙閉塞機構用間隙閉
    塞部材。
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