JPH11131356A - 密度差を有する繊維成型材 - Google Patents

密度差を有する繊維成型材

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JPH11131356A
JPH11131356A JP30042197A JP30042197A JPH11131356A JP H11131356 A JPH11131356 A JP H11131356A JP 30042197 A JP30042197 A JP 30042197A JP 30042197 A JP30042197 A JP 30042197A JP H11131356 A JPH11131356 A JP H11131356A
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JP
Japan
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density
fiber
density difference
difference
thickness
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JP30042197A
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English (en)
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Kazunori Aiyama
和則 相山
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一繊維で性能を満足させるもので、部分的に
高密度とするだけで、経済的に耐へたり性、防音性、安
定した形状、濾過性、強度などの性能が付与できる密度
差を有する繊維成型材を提供する。 【解決手段】単繊維相互が接着されてなる平均密度0.
03〜1g/cc、厚さ5〜1000mmで、しかも部
分的に密度差を有している繊維成型材であって、その密
度差は1.5から30倍の範囲にあり、かつ該密度差部
分は同一体から構成され、しかも高密度部分の硬度が9
0度以上であることを特徴とする密度差を有する繊維成
型材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密度差を有する繊維
成型材に関し、マットレス、寝具、椅子、座席シートな
どのクッション中入れ材、床、壁などに使用する防音・
断熱中入れ材、ブラジャーパット、肩パットなどの衣料
用中入れ材、および水・空気などのフイルター材などに
好ましく使用される繊維成型材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている中入れ材などに
使用される繊維成型クッション材は、同一密度で使用さ
れる場合が多く、製品の要求に応じた性能により成型材
全体のの密度を変えていた。しかし、部分的な変更で要
求を満たす場合もあり、繊維以外の、たとえば木材、プ
ラスチック、樹脂、などの第2成分の硬い、硬度のある
ものと複合して使用することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同一
繊維で性能を満足させるもので、部分的に高密度とする
だけで、経済的に耐へたり性、防音性、安定した形状、
濾過性、強度などの性能が付与できる密度差を有する繊
維成型材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決するために次のような手段を採用する。すなわち、
単繊維相互が接着されてなる平均密度0.03〜1g/
cc、厚さ5〜1000mmで、しかも部分的に密度差
を有している繊維成型材であって、その密度差は1.5
から30倍の範囲にあり、かつ該密度差部分は同一体か
ら構成され、しかも高密度部分の硬度が90度以上であ
ることを特徴とする密度差を有する繊維成型材である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の繊維成型材は、主体とす
る繊維と、接着繊維または接着剤とからなり、主体とす
る繊維は相互が接着されている。主体とする繊維と、接
着繊維または接着剤の混合比率は、重量比で95対5か
ら30対70の範囲であることが好ましく、主体繊維の
比率がこれより多いと密度差がつけにくくなり、また目
標とする硬度が得られにくくなる。また、少なすぎると
低密度部分の弾力性がなくなり、使用しにくくなる。よ
り好ましくは50対50から90対10である。
【0006】平均繊維密度は0.03〜1g/ccであ
ることが重要である。0.03g/cc未満では、本発
明が対象とする用途では密度不足で、弾力、強力、硬
さ、へたり、形態安定などの面で満足することができな
くなる。また、1g/cc以上では目付が重くなり、ま
た価格の点で不利である。
【0007】また厚さは5〜1000mmの範囲のもの
である。厚さは、用途によって異なるが、5mm未満ま
たは1000mmを越えると、本発明の特長を生かした
使い方ができにくくなる。
【0008】主体とする繊維は、ポリエステル、ポリア
ミド、アクリル、ポリプロピレンなどの合成繊維が好ま
しく、中でもポリエステル繊維がもっとも好ましい。も
ちろん、製品の要求に合わせて、天然繊維である羊毛、
木綿なども単独または合成繊維と混合して使用すること
もできる。
【0009】繊維の太さは、弾力性、濾過性、風合い、
強力、吸音などの点から1〜100デニールのものを使
用するのがよいが、より好ましくは4〜20デニールの
ものである。
【0010】繊維の長さは加工できるものであれば使用
できとくに限定されないが、開繊、カーデイング機の関
係から20mm以上200mm未満のものであることが
好ましく、より好ましくは30から100mmの範囲の
ものである。また空気流を利用する製法ではマルチフィ
ラメントも使用することもできる。
【0011】ケン縮形態は、機械的なケン縮付与方法に
よる平面的な2次元ケン縮であっても、3次元的な立体
ケン縮、または両者の折衷的なケン縮形態のいずれでも
良いが、弾力、へたり等の点から3次元立体ケン縮がも
っとも好ましい。
【0012】ケン縮数は、弾力、強力、硬さ、へたり、
形態安定などの点から加工できる範囲で多い方がよく、
開繊、カーデイング機利用の場合は5から50山/25
mmのものであることが好ましく、より好ましくは10
から30山/25mm、マルチフィラメントの場合は5
〜100山/25mmであることが好ましく、より好ま
しくは20〜50山/25mmである。
【0013】繊維断面は、中空、中実、T型、Y型、扁
平などいずれのものでも使用できるが、中空を使うと中
実に比べ、同じデニールの場合は、単純には中空率分だ
け構成する繊維本数が多くなり、物理特性が向上するの
で好ましい。
【0014】次に、繊維相互を接着させるための接着剤
としては、粒状、膜状、液状または繊維状などの形態の
ものを使用することができるが、加工の簡便性、使用中
の接着剤の脱落、接着強力などの点から繊維形状の接着
剤がもっとも好ましく、さらには、繊維が接着部分と非
接着部分でできた複合タイプのものが好ましい。
【0015】接着を実行する手段は、熱溶解、乾燥など
の方法があるが、熱による溶解によるのがよく、主体と
する非溶解繊維に比べ50〜150℃低い温度で溶解す
るものを使用するのが好ましい。
【0016】かかる繊維状接着剤の種類は、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合
成繊維からなる熱溶融接着機能を有するものが好ましく
使用される。より接着強力を得るためには、主体繊維と
同じ種類の繊維状接着剤を使うのがよい。太さは1〜1
00デニール程度のものが好ましく使用されるが、より
好ましくは2〜50デニールである。
【0017】本発明において、密度差を設ける目的は製
品の要求特性に応じて経済的に性能が向上できるためで
ある。
【0018】使用中高荷重がかかる座席、マットレス、
寝具、椅子などは表面層に高密度層を設けることが好ま
しい。高密度層は加重に対してたわみが少なく、加重は
平面積に均等に分散するため単位面積当たりの圧力は少
なく、へたりは少なくなり、また従来のように加重部分
だけがへたることはなくなる。表面の風合いが要求され
る場合は、表面層に低密度層を配し、中心層に高密度層
を配置する。加圧したとき、高密度層以下は同様にへた
りが少なくなる。
【0019】防音効果についても同様に、密度勾配によ
ってそれぞれ周波数の違う領域の音をとらえることがで
きる。また、フイルターについても、粒子の大きさの違
うものをとらえることができる。
【0020】低密度部分を構成する単繊維軸が平面方向
に対してほぼ立体的に配列していると、平面配列に比
べ、加圧に対して単繊維の挫屈、ねじり応力を利用でき
るため弾力、耐へたり性の優れたものとすることができ
る。
【0021】また、フイルターなどは、通液、通気性が
良くなるため、圧力損失を少なくすることができる。
【0022】密度差は1.5〜30倍であることが重要
である。1.5倍未満では密度差が少なくなりすぎ、本
発明の目的とする特性が発揮されない。たとえば、0.
03と0.045g/cc未満の組み合わせの場合、た
とえば圧縮に対し0.045g/cc未満の部分がたわ
むため効果は期待できない。また30倍以上はオーバー
スペックとなり、製品目付が多くなるので経済的に成り
立ちにくい。
【0023】高密度部分の層の厚さは薄い方が経済的で
あるが、効果を発揮させるには最低5mmは必要で、限
界は経済的に判断すればよく常識的には50mm程度ま
でである。また高密度層の表面は平坦であるだけでな
く、必要に応じて凹凸などを賦型してあっても良い。
【0024】高密度部分は硬さが必要で、高分子計器
(株)製ゴム・プラスチック硬度計F型で測定した値で
90度以上ないと本発明の効果が発揮されない。90度
未満では加圧に対してたわみが生じ好ましくない。
【0025】本発明繊維成型材は、高密度と低密度部分
は同一体から形成されているものである。異なる材料を
使用すると、結合のため接着剤を使用することが必要と
なり、また加工工程の繁雑さ、一体感不足、使用中の剥
離現象の問題が生じ、経済的、性能上から採用できな
い。
【0026】次に本発明成型材の一例を図面によって説
明する。
【0027】図1は本発明密度差を有する繊維成型材の
一例を示す斜視図であり、図2はその内部拡大図であ
る。
【0028】図の例では、高密度層1は繊維成型材の表
面層に位置し、低密度層2は中心部分に位置している。
また、主体繊維3は接着剤4によって接着されている。
【0029】本発明繊維成型材を得る手段の一例として
は、ポリエステルなどの主体原綿と接着繊維を混合し、
開繊して積層した後、熱処理して主体繊維を接着して原
反を作成する。かかる原反を熱プレス機で必要に応じた
圧縮を加えて表面だけ適宣時間を掛けて熱処理をするこ
とによって作ることができる。
【0030】低密度層を表面に配置する場合は、かかる
熱プレス後の成型材の低密度層をスライスして低密度部
分が表面にくるように重ね合わせることによって得るこ
とができる。
【0031】
【実施例】本発明を実施例によってさらに詳しく説明す
る。
【0032】実施例 主体繊維として、ポリエステル中空断面、立体ケン縮、
ケン縮数12山/25mm、ケン縮度20%、太さ10
デニール、繊維長64mmと、接着繊維としてポリエス
テル芯鞘複合繊維、鞘部溶解温度110℃、太さ4デニ
ール、繊維長51mmを重量比で60対40の比率でサ
ンドイッチ状に積層して、開繊機で開繊混合した後、カ
ード機でさらに開繊しウエッブ状とした。かかるウエッ
ブを積層、熱処理、冷却して原反を作成した。サイズは
厚さ150mm、幅500mm、長さ500mmで目付
940g/m2 、密度0.025g/ccであった。か
かる原反に表面温度130℃である熱板を上下よりあて
て80mmになるように4分間圧縮して本発明繊維成型
材を作った。完成品は次の表1に示す規格であった。
【0033】
【表1】 比較例 実施例と同様にして原反を作った。サイズは厚さ80m
m、幅500mm、長さ500mmで目付1000g/
2 、密度0.05g/ccであり、密度差を有しない
ものとした。
【0034】実施例および比較例の特性を比較したとこ
ろ次の結果であった。
【0035】吸音率を測定した結果は図3のとおりであ
る。吸音率の測定は電子測器(株)製自動垂直入射吸音
率測定器タイプ10041Aを使ってJIS−A140
5に従い測定した。
【0036】また圧縮によるへたりを見るため、35k
g/200mmφの円盤を3万回繰り返し加えた。前後
の厚さを測定してへたり率を算出した結果、実施例は
3.2%、比較例は9.5%であった(へたり率は厚さ
減少値をもとの厚さで割った値の100分率)。
【0037】
【発明の効果】本発明の密度差を有する繊維成型材によ
れば、経済的に耐へたり性、吸音性、安定した形状、濾
過性などの性能を付与でくるので、マットレス、寝具、
椅子、座席シート、床、壁、肩パットなどの中入れ材と
して最適に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維成型材の一例を示す外観図であ
る。
【図2】本発明の繊維成型材の一例を示す側面部分拡大
図である。
【図3】本発明の実施例、比較例で得られた繊維成型材
の中心周波数と垂直入射吸音率との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1:高密度層 2:低密度層 3:主体繊維 4:接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単繊維相互が接着されてなる平均密度0.
    03〜1g/cc、厚さ5〜1000mmで、しかも部
    分的に密度差を有している繊維成型材であって、その密
    度差は1.5から30倍の範囲にあり、かつ該密度差部
    分は同一体から構成され、しかも高密度部分の硬度が9
    0度以上であることを特徴とする密度差を有する繊維成
    型材。
  2. 【請求項2】高密度部分が表面に位置していることを特
    徴とする請求項1記載の密度差を有する繊維成型材。
  3. 【請求項3】低密度部分が表面に位置していることを特
    徴とする請求項1記載の密度差を有する繊維成型材。
  4. 【請求項4】少なくとも低密度部分の接着された単繊維
    相互が平面方向に対してほぼ立体方向に配列しているこ
    とを特徴とする請求項1〜3ののいずれかに記載の密度
    差を有する繊維成型材。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の密度差を
    有する繊維成型材を用いた、マットレス、寝具、椅子、
    座席、建築用防音断熱材、道路防音材、車両防音材、ブ
    ラジャーパット、肩パット、およびフイルターのいずれ
    かに記載の製品。
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