JPH11130278A - 真空吸着パッドおよび真空吸着装置 - Google Patents

真空吸着パッドおよび真空吸着装置

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JPH11130278A
JPH11130278A JP30040897A JP30040897A JPH11130278A JP H11130278 A JPH11130278 A JP H11130278A JP 30040897 A JP30040897 A JP 30040897A JP 30040897 A JP30040897 A JP 30040897A JP H11130278 A JPH11130278 A JP H11130278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
pad
suction
cylinder
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP30040897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Furukawa
祐治 古川
Kazumitsu Sanbondake
一光 三本竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP30040897A priority Critical patent/JPH11130278A/ja
Publication of JPH11130278A publication Critical patent/JPH11130278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、平板の吸着装置の改良に関するも
のであり、特に、シートロット製品における上面保護板
の吸着に好適な真空吸着装置を提供する。 【解決手段】 真空吸着装置の吸着パッドを、側面下部
に真空配管接続口を設けたシリンダと、該シリンダ内部
を上下に摺動し待機時には少なくとも自重で下限位置に
あって前記真空配管接続口を塞いでなるピストンと、該
ピストンの下部に取り付けられており待機時には前記シ
リンダ下面口に密接して真空系を完全にシールするポペ
ット弁と、前記シリンダ下部にその上部が周着されてお
り下面部が平板に平面密接可能なスカート状のパッド
と、待機時には該パッドよりも下方に突き出した状態で
前記ポペット弁下部に取り付けたロッドとから構成され
たものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空吸着パッドお
よび真空吸着装置、とくに対象物が平板状である真空吸
着パッドおよび真空吸着装置の改良に関するものであ
る。とりわけ、本発明の真空吸着パッドおよび真空吸着
装置は、シートロット製品における上面保護板の吸着に
用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】一般にパレット積みの鋼板や紙のシート
ロット製品の最上面には、段ボール紙製の保護板が取り
付けられている。図3(a)に示すように、シートロッ
ト製品2はパレット1上に載せられ、その最上部には前
記の保護板3がかぶせられている。この保護板3はシー
トロット製品2のクッションとなり、製品への疵入りを
防ぐ目的を有している。
【0003】このシートロット製品2の梱包ラインにお
いては、この保護板3のすぐ下のシート(シートロット
製品の最上面)に図3(b)に示すように製品ナンバー
などの印字を行っている。この印字のためには、シート
ロット製品2の上面の保護板3を一時的に持ち上げ、シ
ートロット製品上面をむき出して印字を行うことが必要
である。このような保護板3を一時的に持ち上げる装置
として、従来から図2に示すような真空吸着装置があ
る。
【0004】パレット1上に載せられたシートロット製
品2には、その最上面に保護板3が置かれており、この
シートロット製品2は搬送のためのローラコンベア8上
を運ばれてきて、図2に示す真空吸着装置で一旦停止す
る。保護板3は、真空配管4で接続された真空ポンプ5
により吸引され、吸着パッド7により吸着される。そし
て、吸着パッド昇降用シリンダ6により一時的に持ち上
げられる。この後、図示しない印字装置により所定の印
字がなされ、保護板が再度かぶせられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートロッ
ト製品の寸法はさまざまであり、鋼板の場合シート寸法
にてたとえば450mm 〜1100mmと大きく変化する。当然な
がら、保護板もシート寸法と同じであることから、同様
の寸法変化がある。吸着パッドは、この保護板を安定し
て吸着するため、シート全面にわたって多数配列されて
いるが、シート寸法をはみ出して配列するとその吸着パ
ッドはシートを吸引できず大気を吸引してしまうことに
なるため、一台の真空ポンプで吸引しようとすると、シ
ート寸法変更を行うサイズ替えのたびに吸着パッドの配
置を変更する必要があった。
【0006】また、このサイズ替えを回避するために
は、個別に吸着パッド1個毎に吸引を遮断する電磁弁を
設けてセットアップを行うか、もしくは、真空ポンプを
複数台設けて吸引系統を別にするなどの対策が必要であ
り、コストアップの要因となる問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決すべく、真空吸着対象物との非接触時には真空配管
を塞ぎ、接触時には真空配管を開放する物理的手段(上
下動するピストン、上下に回転するレバーなど)を有す
ることを特徴とする真空吸着パッド、具体的にはたとえ
ば、側面下部に真空配管接続口を設けたシリンダと、該
シリンダ内部を上下に摺動し待機時には下限位置にあっ
て前記真空配管接続口を塞いでなるピストンと、該ピス
トンの下部に取り付けられており待機時には前記シリン
ダ下面口に密接して真空系を完全にシールするポぺット
弁と、前記シリンダ下部に上部が周着されており下部が
平板に平面密接可能なパッドと、待機時には該パッドよ
りも下方に突き出した状態で前記ポぺット弁下部に取り
付けたロッドとから構成されており、前記パッドが真空
吸着対象物に接した状態では前記ロッドを介して前記ピ
ストンが上方に押し上げられて前記真空配管接続口が開
かれることにより該対象物を真空吸着することが可能な
吸着パッドを新たに開発したのである。
【0008】そして、吸着パッドが複数個平面状に並ん
で上下動可能なように吊設されている真空吸着装置にお
いて、少なくとも外周部の吸着パッドを上記の新たに開
発したパッドとすることにより、前記課題を解決したの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で新たに開発した吸着パッ
ドの一例を図1の断面図により説明する。本発明の吸着
パッド7は、側面下部に真空配管4の接続口を設けたシ
リンダ13と、該シリンダ13内部を上下に摺動し待機時に
は少なくとも自重で下限位置にあって前記真空配管4の
接続口を塞いでなるピストン10と、該ピストン10の下部
に取り付けられており待機時には前記シリンダ10の下面
口に密接して真空系を完全にシールするポペット弁11
と、前記シリンダ13の下部にその上部が周着されており
下面部が平板に平面密接可能なパッド14と、該パッド14
よりも下方に突き出した状態で前記ポペット弁11の下部
に取り付けたロッド12とから構成されており、前記パッ
ド14が保護板3(平面板)に平面密接した状態では前記
ロッド12を介して前記ピストン10が上方に押し上げられ
て前記真空配管4の接続口が開かれることにより保護板
3(平面板)を真空吸着することが可能な吸着パッドで
ある。
【0010】ここで、パッド14には、ゴム、プラスティ
ックなどの密着性の高い素材が用いられる。パッドの形
状は図示するようにスカート状が好適であるが、この形
状に限定するものではない。ピストン10は、待機時には
少なくとも自重で下限位置となる重さであればよいが、
図1記載のようにばね9で下方に積極的に押し付けるも
のであっても良い。また、重りをさらにピストン10に付
加してもよく、圧縮空気を用いて押し付けても良い。た
だし、ボール紙である保護板3とロッド12の接触によっ
てピストン10が上へ持ち上がることが必要であることは
言うまでもないことである。
【0011】本発明では、真空配管4の接続口をシリン
ダ13の側面下部に設け、ピストン10の壁面により一次シ
ールを行い、ポペット弁11で真空系を完全に遮断する2
段構造としたが、これは、ピストン10の壁面のみでは完
全にシールすることが難しいことと、ポペット弁11のみ
でシールするとロッドを持ち上げる力に加え、真空系
(減圧状態)を打ち破る力もロッドに付加することが必
要となってくるためである。
【0012】そして、本発明の吸着パッドを真空吸着装
置の吸着パッドとして用いることにより、保護板にかか
らない吸着パッドは真空系が遮断されたままとなるた
め、1台の真空ポンプにすべての吸着パッドを接続する
単純な構成であり、かつ、サイズ替えフリーの真空吸着
装置を実現することができた。また、本発明の吸着パッ
ドを真空吸着装置のすべての吸着パッドに置き換える必
要はなく、最小シート寸法以下の位置に取り付けられる
吸着パッドは、かならず保護板にかかるため、従来タイ
プの常時吸引タイプの吸着パッドでもよいのである。そ
のため、本発明の吸着パッドをシート製品からはずれる
可能性のある外周部の位置にのみ適用することが可能と
なるのである。
【0013】なお、鋼板のシートロット製品の保護板の
吸着においては、吸引圧は-200mmHgとしている。なお、
本発明の吸着パッドを真空吸着装置の全てのパッドに置
き換えた場合は、対象となるシートに接触するまで吸着
を開始しないので、真空ポンプを常時稼働状態としても
無駄な吸引を行わないという利点を有する。
【0014】また、真空ポンプは原則として1台で十分
であるが、吸引能力の無駄を無くすために複数台結合し
て対象物に応じて必要台数のみ稼働させるなどの使用
も、無論可能である。なお、上記例では単純に上下動す
るピストンを用いた方法を示したが、本発明はこの例に
限定されるものではない。たとえば対象物がパッドの中
央まであればパッド全面に接していなくても真空吸引し
てしまう点を改良するために、上記ピストンの先端を斜
めにしたり、支点を中心に回動するレバーをピストン先
端に付加したりしてパッド端部付近で接触を検知する構
造とすることは自由である。
【0015】本明細書では、本発明をシートロット製品
の保護板の吸着に適用する場合について説明したが、こ
れに限定されることはなく、サイズ変更のあるすべての
シート品であって、鋼板などの金属板や、プラスティッ
ク板などの真空吸引可能な表面が滑らかなシートを吸着
するのに適用できることは言うまでもないことである。
【0016】
【発明の効果】本発明により、サイズ替えを不要とする
ことができ、製品寸法が様々に変化しても確実に保護板
の吸着ができるようになった。また、簡単な構成でサイ
ズ替えフリーの真空吸着装置を実現できるようになった
ため、真空吸着装置のコストアップを防止できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着パッドの構造を説明する断面図で
ある。
【図2】シート製品の真空吸着装置構成を示す説明図で
ある。
【図3】パレットに積んだシートロット製品とその最上
面の保護板の説明図である。
【符号の説明】
1 パレット 2 シートロット製品 3 保護板 4 真空配管 5 真空ポンプ 6 吸着パッド昇降用シリンダ 7 吸着パッド 8 ローラコンベア 9 ばね 10 ピストン 11 ポペット弁 12 ロッド 13 シリンダ 14 パッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空吸着対象物との非接触時には真空配
    管を塞ぎ、接触時には真空配管を開放する物理的手段を
    有することを特徴とする真空吸着パッド。
  2. 【請求項2】 側面下部に真空配管接続口を設けたシリ
    ンダと、該シリンダ内部を上下に揺動し待機時には下限
    位置にあって前記真空配管接続口を塞いでなるピストン
    と、該ピストンの下部に取り付けられており待機時には
    前記シリンダ下面口に密接して真空系を完全にシールす
    るポぺット弁と、前記シリンダ下部に上部が周着されて
    おり下部が平板に平面密接可能なパッドと、待機時には
    該パッドよりも下方に突き出した状態で前記ポぺット弁
    下部に取り付けたロッドとから構成されており、前記パ
    ッドが真空吸着対象物に接した状態では前記ロッドを介
    して前記ピストンが上方に押し上げられて前記真空配管
    接続口が開かれることにより該対象物を真空吸着するこ
    とが可能な吸着パッド。
  3. 【請求項3】 吸着パッドが複数個平面状に並んで上下
    動可能なように吊設されている真空吸着装置であって、
    少なくとも外周部の吸着パッドを請求項1もしくは2に
    記載の吸着パッドとすることを特徴とする真空吸着装
    置。
JP30040897A 1997-10-31 1997-10-31 真空吸着パッドおよび真空吸着装置 Pending JPH11130278A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093361A (ko) * 2002-05-29 2003-12-11 아이램테크(주) 에어플로팅 장치
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JPWO2019049596A1 (ja) * 2017-09-07 2019-11-07 Sts合同会社 取付具

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