JPH11130091A - 折込部を有する密封袋及びその製造方法 - Google Patents

折込部を有する密封袋及びその製造方法

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JPH11130091A
JPH11130091A JP9314623A JP31462397A JPH11130091A JP H11130091 A JPH11130091 A JP H11130091A JP 9314623 A JP9314623 A JP 9314623A JP 31462397 A JP31462397 A JP 31462397A JP H11130091 A JPH11130091 A JP H11130091A
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尚人 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋内部の殺菌工程を設けることなく無菌充填
に適用できる密封自立性袋等をインフレーションフィル
ムから効率良く製造する。 【解決手段】 無菌エアーを用いてインフレーションフ
ィルム16を製造し、筒状のインフレーションフィルム
内部に無菌エアーを加えて膨張させた状態で、該インフ
レーションフィルムの外周面を押し込み具10で内方に
押し込んで折込み部を形成し、ボトムシールプレス12
及びサイドシールプレス13で底壁及び胴部側縁をヒー
トシールして密封袋部を形成する。該密封袋部が連なっ
て形成されたインフレーションフィルム16’を巻き取
るか又は密封状態を保持したまま個々の密封袋に切断し
て、無菌充填工場に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インフレーション
フィルムから密封状態のまま製造して得られる密封自立
性袋、充填口と注出口が分岐したものや独立した分岐室
を有する密封分岐型袋等の折込み部を有する密封袋とそ
の製造方法、特に袋内部の殺菌工程を設けることなく無
菌充填に適用可能な無菌性に優れた密封自立性袋や密封
分岐型袋とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インフレーションフィルムから直
接平袋を製造することは周知であり、そして無菌エアー
を用いて成形したインフレーションフィルムをヒートシ
ールにより区画して無菌充填用の平袋を製造し、袋内部
の殺菌工程を設けることなくアセプティック充填に適用
できるようにすることも知られている。しかしながら、
自立性袋又は分岐型袋あるいはその他マチ部等の折込み
部を有する袋(以下、単に自立性袋等という)は、従来
シート状フィルムをヒートシールして製造しており、イ
ンフレーションフィルムから筒状のまま直接製造するこ
とは知られてない。従って、当然無菌エアーを用いて成
形されたインフレーションフィルムからこれらの袋を内
部が無菌状態を保持したまま直接製造することも知られ
ていない。その理由は、例えば自立性袋等の場合、折り
込んだ底壁を有するため、平袋のように単に底シールす
るのみでは形成できず、インフレーションフィルムのま
ま折込み底壁を形成することができないことに起因して
いる。また、インフレーションフィルムの場合、多色高
級印刷が難しい等の要因もある。
【0003】そのため、従来の自立性袋等の製造方法で
は、フィルム製造工程及び製袋中に袋内部となるフィル
ム面が外気に曝されることになり、袋内部を殺菌せずに
無菌状態に維持した密封袋を充填工場に提供することは
できなかった。それ故、従来飲料液等の食品内容物又は
輸液等の医療用内容物の無菌充填に供される自立性袋等
は、製袋後に、電子線、γ線、又は紫外線を照射するこ
とによって、あるいはエチレンオキサイド等の化学物質
により、外面および内面を殺菌している。しかしなが
ら、電子線やγ線による殺菌は、内面側まで十分に殺菌
を施すことはできるが、樹脂の劣化による強度低下及び
異臭の発生等の問題があり、且つ高価な殺菌装置を必要
とする問題もある。また、紫外線での殺菌は透過性の点
から材料が限定される問題がある。さらに、エチレンオ
キサイド等の化学物質による殺菌法は、容器内に残留物
が生じやすい等の問題点がある。また、輸液等の医療用
バッグの場合には、容器内に無菌性だけでなく、エンド
キシン等の発熱性物質による汚染を防止する必要があ
り、従来の自立性袋等の製造方法ではこれを実現するに
は極めて困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑み創案されたものであって、自立性袋等折込み部を有
する密封袋であっても、筒状のインフレーションフィル
ムから簡単に製造することができ、従来と比べて製造コ
ストを低減することができる折込み部を有する密封袋と
その製造方法、また、袋内部の殺菌工程を設けることな
く無菌充填に適用可能な無菌性に優れた折込み部を有す
る密封袋と、該密封袋を無菌エアーを用いて成形された
インフレーションフィルムから自動的に製造することが
できる折込み部を有する密封袋の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】一方、本発明者は先に自立性袋側壁をZ状
に折り込んで分岐部を形成して、充填口と注出口が分岐
した自立性袋や、分岐部付け根付近を易開封性ヒートシ
ールして隔離した分岐室を有する2剤混合用パウチ等の
分岐型自立袋を先に提案した。本発明は、これらの分岐
型自立袋をインフレーションフィルムから内部を密封状
態に維持しながら、簡単に製造することができる製造方
法を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の折込み部を有する密閉袋は、少なくとも内層がチュ
ーブ状のインフレーションフィルムから形成され、該イ
ンフレーションフィルムが周方向に無端状態のままで折
込み部が形成され、且つ袋内部が密閉された状態でヒー
トシール部が形成されてなることを特徴とするものであ
る。前記折込み部を底壁折込み部として構成することに
よって密閉自立性袋が得られ、且つ底壁折込み部の他に
胴壁に分岐室折込み部を構成することによって、密封分
岐型自立性袋が得られる。また、折込み部を袋天地方向
に沿って側壁に形成することによって、側壁にマチ部を
有する密封袋が得られる。また、少なくとも注出口とな
る栓体を設けた密封袋を得ることも可能である。
【0007】そして、製造工程においてインフレーショ
ンフィルムを膨張させる手段として無菌エアーを採用す
ることによって、内部を無菌性に保持したまま密封で
き、内部を殺菌することなく無菌充填用に適用できる密
封袋が得られる。従って、電子線等による殺菌で樹脂を
劣化させる等の恐れがなく、且つ高価な殺菌装置等を必
要とすることなく、無菌充填が可能となる。また、前記
インフレーションフィルムの外周部に、印刷済みの外層
フィルムやガスバリヤー性に優れた外層フィルムをラミ
ネートすることによって、印刷特性が悪いインフレーシ
ョンフィルムの欠点を補うことができ、且つ内容物の種
類に応じたバリヤー性を容易に確保することができる密
封袋が得られる。さらに、容器の補強効果も得られる。
【0008】上記折込み部を有する密封袋をインフレー
ションフィルムから直接製造することができる本発明の
密封袋の製造方法は、インフレーションフィルムを製造
するフィルム製造工程、筒状のインフレーションフィル
ム内部にエアーを加えて膨張させた状態で、該インフレ
ーションフィルムの外周面を内方に押し込んで折込み部
を形成する折込み工程、所定個所をヒートシールして密
封袋部を形成するヒートシール工程、前記インフレーシ
ョンフィルムに形成された密封袋を貯蔵する密封袋貯蔵
工程からなることを特徴とする。前記密封袋貯蔵工程
は、密封袋部が連なって形成されたインフレーションフ
ィルムを巻き取るか、又は折り畳むか、さらには連なっ
た状態から密封状態を保持したまま1個乃至数個の密封
袋に切断するか、何れの形態も採用できる。
【0009】前記折込み工程は、フィルム製造工程にお
けるインフレーションフィルム内部にエアーを加えて膨
張させた状態で折込みを行うようにしても良く、フィル
ム製造工程後一旦平坦状にしてから再度内部に無菌エア
ーを加えて行っても良い。そして、前記インフレーショ
ンフィルム製造工程ではダイから押し出された溶融樹脂
を無菌エアーを用いて加圧膨張させ、且つ前記折込み工
程でも無菌エアーを用いてインフレーションフィルムを
加圧膨張させることにより、インフレーションフィルム
内部が外気に曝されることなく内部が無菌性の密封袋を
形成することができる。前記ヒートシール工程におい
て、前記分岐室先端に注出口部をヒートシールし、且つ
該ヒートシール工程の後に前記注出口部外周を打ち抜く
ことによって袋本体から突出した注出口部を形成するこ
とができる。また、前記ヒートシール工程又は注出口部
打ち抜き工程の後に、前記分岐室の付け根から前記分岐
室を折り返して胴側壁面に沿わせる分岐室折り返し工程
を含むことによって、例えば充填口が袋本体上部に位置
し、注出口部が袋本体の胴側壁面に沿った状態の密封分
岐型袋を得ることができる。
【0010】前記インフレーションフィルム製造工程の
後又は折込み工程後に、フィルム外面の少なくとも一部
に、他のフィルム部材をラミネートする工程を設けるこ
とによって、例えば高級多色印刷した密封自立性袋やガ
スバリヤー性等に優れた密封自立性袋等を容易に得るこ
とができる。前記分岐室の付け根近傍をヒートシールし
て2室構造とすることによって、且つ前記ヒートシール
を易開封性シールとすることによって、使用時に2剤を
容易に混合させることができる密封分岐型2剤混合用袋
を容易に得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々実施形態を図
1の工程ブロック線図に基づいて説明する。本発明によ
る折込部を有する袋の製造方法は、インフレーション法
により成形された筒状フィルムから内部を開くことなく
密封状態のままで自立性袋等を製造する方法であり、内
部が無菌性の密封自立性袋を製造する場合は次の各工程
からなる。 押出し機のダイから筒状に押出し、筒内に一定量の無
菌エアーを入れて空気圧により膨張させてインフレーシ
ョンフィルムを製造する工程(1)〜(2)。 十分に膨張させた状態で筒状フィルムの外形を拘束さ
せながら必要個所に折込みを形成する折込み工程
(3)。 折込みが形成された筒状フィルムをニップロールを通
過させて扁平状にし、その後、袋の形態に応じてボトム
シールやサイドシール等必要個所をヒートシールして袋
部を形成するヒートシール工程(5)。 インフレーションフィルムに形成された密封袋を貯蔵
する密封袋貯蔵工程として、袋内部の無菌状態を保持し
たままロール状に巻取る、あるいはジグザク状に折り畳
む、又は1個乃至数個の袋に切断して密封袋を得て貯蔵
する密封袋貯蔵工程(6)。
【0012】以上の〜は本発明の最も基本的な実施
形態であり、この方法により例えば図6(f)に示すよ
うな密封無菌性の自立性袋等を連続的に製造することが
できる。上記工程において、通常のインフレーションフ
ィルムの製造工程と同様にインフレーションフィルムの
製造後、図1の工程(7)、(8)に示すように、一旦
ニップロールを通過して扁平状にしてから、再度無菌エ
アーを内部に供給してインフレーションフィルムを膨張
させて、その状態で前記折込み工程(3)に戻っても良
い。また、密封袋の外面に例えば印刷を施した外層フィ
ルムやガスバリヤー性等に優れた外層フィルムをラミネ
ートする場合は、巻取工程(9)の次に外層フイルム材
ラミネート工程(15)を設け、その後に無菌エアーに
よるインフレーションフィルムを膨張させる工程に戻れ
ば良い。または、ラミネート工程(15)を巻取工程
(9)の前に設けても良い。さらに、密封分岐型袋の例
えば分岐室部分のみをガスバリヤー性等の高いフィルム
でラミネートする等、部分的に外層フィルムをラミネー
トする場合は、折込み工程(3)で底部及び分岐部等の
必要個所を形成した後に、部分外層フィルム材ラミネー
ト工程(16)を設けるのが、ラミネート部の位置制度
を確保する上で望ましい。ラミネート方式としては、ド
ライラミネーション、ヒートラミネーション、サンドイ
ッチラミネーション等公知の方法を用いることができ
る。
【0013】以上の実施態様は、インフレーションフィ
ルムの製造工程と直結して連続して袋を製造する場合で
あるが、インフレーションフィルムの製造工程と製袋工
程とを分離することも出来る。フィルム製造工程と製袋
工程を分離することによって連続的送りであるフィルム
製造工程に拘束されることなく間欠送りである製袋工程
を任意の速度で、且つ別のラインで製造できるという利
点がある。その場合、図1に示すように、(1)-
(2)-(7)-(9)-(8)-(3)-(4)-(5)の
工程を経る場合と、(1)-(2)-(3)-(4)-(1
0)-(5)の工程を経る場合がある。前者の場合は、
無菌エアーを用いて製造されたインフレーションフィル
ムを一旦ロール状に巻取る。もちろんその場合、インフ
レーションフィルムの巻端部はシールされている。この
ようにしてロール状に巻取られたインフレーションフィ
ルムを、製袋ラインで再び無菌エアーを供給することに
よって圧力を加えて膨らませ、その後前記(3)〜
(5)の工程を経てインフレーションフィルムに密封袋
部を形成する。また、後者の場合はフィルム製造ライン
で折込み部まで形成し、その状態でワインダーによりロ
ール状に巻き取り、製袋ラインではヒートシール工程等
その他の工程を行う場合である。
【0014】また、本発明の方法によれば、例えば筒状
インフレーションフィルムを扁平状にした状態で幅方向
に袋を1列取りする場合に限らず、インフレーションフ
ィルムの直径及び袋の大きさに応じて複数列取りもで
き、又分岐室を有する袋も形成でき、さらに、例えば充
填口と注出口が分岐した自立性袋や分岐した小室を有す
る自立性袋等の分岐型袋も製造でき、さらに必要に応じ
て注出口を注出し易いように先細に突出状等に形成する
ことができる。例えば、基本的形状の密封自立性袋(図
6(f)参照)を2列取りで製造する場合は、ヒートシ
ール工程(5)で列間中間部に位置するトップシールを
行って2列の密封袋部を形成し、その後単列袋群切断工
程(12)に移行してトップシール部の中心部を送り方
向に沿って切断すれば、単列の密封袋が連なったインフ
レーションフィルムが得られる。
【0015】また、図14に示すような幅広の充填口部
とテーパー状に突出した注出口部が分岐した密封分岐型
袋を製造する場合は、折込み工程(3)で分岐部を形成
し、且つヒートシール工程(5)で注出口部を形成する
ヒートシールを行い、ヒートシール後に注出口形成打ち
抜き工程(11)で前記ヒートシールされた注出口部の
外周をうち抜くことによって、注出し易いように注出口
が細く突出した注出口部と充填口が別になっている密封
分岐型袋を得ることができる。また、必要に応じて前記
分岐部折り曲げ工程(13)で、例えば注出口部を形成
する分岐室を袋本体胴壁部側に沿うように折り曲げるこ
とによって、充填時に充填口の開封及び充填が容易とな
る。
【0016】以上のようにして形成された密封袋部が連
なっているインフレーションフィルムは密封袋貯蔵工程
6、14において、その状態でロール上に巻き取るか、
あるいは折り畳むか、1個乃至数個の密封袋に分離切
断)して、充填工場の無菌充填ラインに供給される。無
菌充填ラインにおいて、袋外面が殺菌乾燥された後密封
袋は開封され、あるいは必要に応じて栓体を装着し、内
容物が充填されて密封される。
【0017】本発明に適用されるインフレーションフィ
ルムには、単一樹脂材のフィルムに限らず、ガスバリヤ
ー性とヒートシール性に優れたフィルムを複合した複合
インフレーションフィルム等、共押出した2〜5層等の
多層複合インフレーションフィルムも適用できることは
云うまでもない。本発明に用いられる好適なインフレー
ションフィルムとしては、内面がヒートシール性を有す
る樹脂からなるものであり、例えば、これに限定される
ものではないが、低−中−高密度ポリエチレン、アイソ
タクチックポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽
和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレ
フィン樹脂等のオレフィン系樹脂;比較的低融点乃至低
軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂;比較的低融
点乃至低軟化点のポリエステル乃至コポリエステル樹
脂;ポリカーボネート樹脂からなる単層乃至複層もので
ある。また、インフレーションフィルム自体にガスバリ
ヤー性を付与する場合には、例えば、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン樹
脂等の公知のガスバリヤー性樹脂と前記した樹脂との共
押出フィルムを用いることができる。本発明に用いられ
るインフレーションフィルムのトータル厚みとしては、
20乃至500μm、特に30乃至300μmの範囲に
あるものが、一般に使用される。
【0018】また、本発明において、インフレーション
フィルムにラミネートするフィルムとしては、例えば、
これに限定されるものではないが、アルミ箔、スズ箔、
銅箔等の金属箔や、エチレン−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン樹脂等のガスバリヤ
ー性樹脂フィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリ
プロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、前記
したヒートシール樹脂からなる無延伸フィルム等の熱可
塑性樹脂フィルム、各種紙あるいは更にこれらのラミネ
ート物等がある。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2〜図3は無菌性密封自立性袋を製造す
る場合の実施例に係る製造装置を模式的に示している。
図2において、1は押出し機、2はダイ、3はエアーバ
ルブ、4は冷却リング、5はガイドローラ群、6はガイ
ドプレート、7はニップロールであり、以上の構成は通
常のインフレーション装置と同様であるが、本実施例で
は、前記エアーバルブ3から無菌エアーを噴出するよう
に、エアーバルブが無菌エアー源に接続されている。ま
た、ガイドプレート6が位置する付近に自立性袋の底壁
を折り込み形成するためのプレート又はバーからなる折
込み具10が設けられている。本実施例では自立性袋を
一列取りする場合であるので、該折込み具は片側のみに
設けられているが、例えば図6に示すように、2列取り
又は袋の両側にガセット部を設ける場合は、図2におい
て紙面に垂直方向の両側に設けられる。
【0020】また、11は張力調整用のダンサロール、
12は底壁ヒートシールプレス、13は胴壁側縁ヒート
シールプレスである。底壁ヒートシールプレスの位置に
は、必要に応じて自立性袋の底壁外面同士の溶着を防止
するための溶着防止シート14(図3)が底壁折込み部
内に挟み込まれるように配置されている。
【0021】以上のように構成された装置により内部が
無菌性の密封自立袋を製造する工程を図2、図3を参照
しながら説明する。溶融した樹脂が押出し機1によりダ
イ2からチューブ状に押し出され、チューブ内にエアー
バルブ3から一定量の無菌エアーが吹き込まれて、空気
圧により膨張させて筒状のインフレーションフィルム1
6が形成される(図3(a))。空気圧による膨張状態
を維持したまま、折込み具10の位置に達すると、該折
込み具が次第に膨張したフィルム外周面に食い込み底壁
となる部分17を折り込むと共に、折込み具10と直角
方向にテーパー状に配置されたガイドプレート6により
両側から次第に潰されて扁平状となる(図3(b)〜
(d))。その後、ニップロール7を通過することによ
って、ガセット状に折り込まれた底壁及び両側壁縁に折
り目が連続的に形成された扁平状ガセットフィルムが得
られて、ダンサローラ11を経て次のヒートシール工程
に移行する。
【0022】ヒートシール工程では、まず底壁ヒートシ
ールプレス12が配置されている個所に達すると、図3
(e)に示すように底壁折り込み部間に溶着防止シート
が挾まり、この状態で底壁ヒートシールプレスにより自
立性袋のボトムシールが行われる(図3(e))。その
際、溶着防止シート14を挾んだ状態でヒートシールす
ることによって、熱接着性樹脂の単層からなるフィルム
の場合、底壁外面同士が溶着することが防止され、良好
に自立性袋を形成することができる。なお、外面が非熱
接着性樹脂層からなる複合インフレーションフィルムの
場合は、前記溶着防止シートを設ける必要はないが、自
立性を付与するためのサイドシール部における底壁外周
面同士の接着はホットメルト系説着剤等により行うこと
ができる。また、非熱接着樹脂層がラミネートにより付
与されている場合には、ラミネート前に外層フィルム材
に穴を設け、必要部分のみヒートシール性を残すことも
できる。
【0023】次いで、胴側壁ヒートシールプレス13に
より、隣同士の袋の胴壁の側縁部を同時にヒートシール
するサイドシールが行われる。それにより、密封状に区
画された自立袋列がインフレーションフィルムに順次形
成されることになる。このようにして連続的に袋列が形
成されたインフレーションフィルム16’は、図2に示
すようにロール状に巻取られるか、図4に示すようにジ
グザグ状に折り畳まれるか、あるいはサイドシール部1
9(図5)の中間位置で順次切断して、1個乃至数個の
密封自立性袋に分離されて貯蔵される。このようにして
得られたロール状に巻かれたあるいは折り畳まれた密封
自立性袋列又は1個乃至数個に分離された密封自立性袋
は、充填工場の無菌室で充填口部が開口されて内容物が
充填されるが、該自立性袋は、インフレーションフィル
ム製造工程において無菌エアーによって膨張され、かつ
内面が外気に触れることなく製造されているので、袋内
部は無菌状態に維持され、無菌充填ラインでは内部殺菌
を行うことなく、無菌充填に供することができる。図5
はロール状に巻かれた場合の充填工場(無菌室)での作
業工程の一例を示し、袋列が形成されたインフレーショ
ンフィルム16’は巻戻しながら外面殺菌を行い、且つ
スリッタ25によって開口されて、カッター26によっ
てサイドシール部19の中間から切断されて、図6
(f)に示すような個々の自立性袋21に分離され、無
菌充填機に供給されて無菌充填が行われる。
【0024】以上の製造工程において、サイドシール工
程とボトムシール工程は、必ずしも上記順序に限定され
るものでなく、必要に応じてサイドシールを行ってから
ボトムシールを行うようにしても良い。また、インフレ
ーションフィルムから袋を2列とりする場合又は底部と
頂部の両側に折り込み部を有する密封自立性袋を製造す
る場合は、図6に示すように、インフレーションフィル
ム22の両側から対向して折込み具を押し込んで折り込
み、且つボトムシールも両側で行うことによって、図6
(e)に示すように、両側に折り込み部を有する袋列が
形成されたインフレーションフィルム22’が得られ
る。これをロール状に巻取り、充填工場で搬送方向の中
心線CLに沿って切断すれば、図5に示すものと同様に
単列の開口した自立性袋列が得られ、それを側縁シール
部から切断することによって自立性袋21が得られる
(f)。また、図6(g)に示すようにボトムとトップ
の両側に折り込み部を有する密封自立性袋23を得る場
合は、図6(e)の状態からサイドシール部の中央部に
沿って切断すれば良い。なお、同図に示す密封自立性袋
23は、頂部折り込み部に栓体24を設けてあるが、該
栓体は充填工場内でヒートシール等、公知の方法により
適宜装着すれば良い。
【0025】図7は折込み部に栓体を設けた自立性袋2
3の製造方法の一例を示している。図6に示す製造工程
において、ヒートシール工程において栓体24を設ける
側の折込み部の一側の側壁に、栓体24を差し込むこと
ができる未シール部27を残した状態でヒートシールを
行い、図7(a)に示すような密封自立性袋23’を得
る。そのようにした得られた密封自立性袋23’を無菌
充填工場において、同図(e)に示すように未シール部
26の先端折目部を切断することによって、未シール部
が開口し、該開口部に同図(b)に示すように栓体24
を押し込んでシールすることにより、同図(c)に示す
ように、折込み部に栓体を有する栓体付き密封自立性袋
が得られる。なお、上記工程においては、折込み部は両
側の側壁に対して対称であるので、栓体を装着する側の
側壁は先端折目部28が切断される分僅かに短くなる
か、また他側の折目部28’も同時に切断しなければな
らない。それを解消するために、折込み工程において、
同図(d’)に示すように栓体が装着される側の折目部
29が他側の折目部29’より長くなるように折り込む
ことによって、片方の折目部29を他方の折目部より突
出し、同図(e’)に示すように、29だけを容易に切
断することができ、栓体装着の未シール部27を容易に
開口することができ、且つ高さも同一であるので体裁も
良い栓体付き自立性袋23が得られる。
【0026】また、図8は図6と同様な方法で、同図
(f)に示すような側部の両側に折込み部31を有する
密封ガセット袋30を製造する場合の実施例を示してい
る。その場合、袋の天地方向がインフレーションフィル
ムの送り方向と一致するようにすれば、折込み工程まで
は図6に示す実施例の場合と同様に形成することができ
る。そして、ヒートシール工程において、袋の底部及び
頂部の形態に合うように、送り方向と直角に横方向ヒー
トシールを間欠的に行えば、同図(e)に示すような、
密封ガセット袋が縦方向に連なって形成されたインフレ
ーションフィルム34が得られる。そして、横方向ヒー
トシール部32の中間から横方向に切断することによっ
て、同図(f)に示すような両側に折り込み部を有する
密封ガセット袋30を得ることができる。なお、同図
(f)に示されたガセット袋30は、充填工場において
頂部に栓体33を設けた場合を示しているが、該栓体は
必要に応じて設ければ良く、設けなくてもよい。
【0027】さらに、図9は別の実施例を示している。
本実施例は、インフレーションフィルム40から2列取
する場合の変形例を示している。該実施例の場合は、無
菌エアーで膨張成形されたインフレーションフィルム4
0を一旦ニップロールを通過させて平坦状にした状態で
送り方向中央部に沿って縦ヒートシールを行い、縦ヒー
トシール部41の中央に沿ってスリッターより切断する
ことによって2列に分離して送り方向側部に縦ヒートシ
ール部41を有するインフレーションフィルム42を得
ることができる。このようにして得られたインフレーシ
ョンフィルム42を再び無菌エアーで膨張させて、実施
例1と同様な方法で密封自立性袋43を得ることができ
る。その場合、前記縦ヒートシール部が密封自立性袋の
トップシール部44となっている。なお、密封状態にあ
るインフレーションフィルムを再び無菌エアーで膨張さ
せるには、例えば該インフレーションフィルムに注射針
のような無菌エアー供給ノズル針を付き差して無菌エア
ーを供給する等適宜の方法が採用できる。
【0028】次に、本発明の方法により、図14に示す
ような充填口と注出口が別になっている密封分岐型自立
性袋の製造方法の実施例を説明する。図13に示す分岐
型自立性袋51は、胴壁52又は胴壁53を折り込んで
形成した注出口部54と充填口部55が第1折曲位置5
6で折り返し自在に分岐して別々に形成されている。そ
して、充填口部55は袋幅と同幅に形成されているが、
注出口部54は注出が容易なようにテーパー状に先細の
注出口57が形成されている。該密封自立性袋は、この
ような構造により、充填性と注出性に優れた無菌充填用
の自立性袋として有用である。
【0029】また、該密封分岐型自立性袋51は、内容
物が充填された流通過程等通常の状態は、図14(a−
1)(a−2)に示すように、注出口部54が胴壁側に
折り返されて充填口部55が頂部に位置している。この
状態で胴壁が圧迫されると、内溶液はストレートに延び
ている充填口部側に拡がり充填口シール部には直接圧力
が作用するが、屈曲している注出口部54には第1折曲
位置で圧力が緩和され、注出口部54内に液は殆ど流出
せずにその先端の注出口57には殆ど圧力が作用しな
い。従って、注出口は開封し易いように易開封性シール
58で密封しする、あるいは引き裂き開封するためのス
コア加工を施しても、流通過程で注出口が開いて内溶液
が漏れる恐れはない。
【0030】上記分岐型自立性袋の製造方法の一実施例
を図10〜図13により説明する。本実施例では、イン
フレーションフィルムから密封分岐型自立性袋を2列取
りする場合であって、且つインフレーションフィルムの
製造工程と製袋工程とを分離した場合を示す。インフレ
ーションフィルム製造工程を行うインフレーション装置
は、図10に示すように、図2に示すものと殆ど同様で
あるので、同一部材には同一封号を付し、詳細な説明は
省略する。本実施例では、ガイドプレート6が位置する
付近に自立性袋の底壁を折り込み形成するためのプレー
ト又はバーからなる一対の底壁折込み具60と、該底壁
折り込み具60と所定角度離れて一対の分岐室折込み具
61、61’がそれぞれ設けられている。図11はその
製造工程の概略図での角工程でのインフレーションフィ
ルムの断面を模式的に示している。同図(I−a乃至I
−d)は分岐型自立性袋をインフレーションフィルムか
ら2列取りする場合における分岐室を構成する折込み部
が互いに反対側の胴壁に形成される場合であり、同図
(II−a乃至II−d〕は分岐室が同じ側の胴壁に形成さ
れる場合を示している。以下、図11(I−a乃至I−
d)について説明する。
【0031】以上のように構成されたインフレーション
装置において、溶融した樹脂が押出し機1によりダイ2
からチューブ状に押し出され、チューブ内にエアーバル
ブ3から一定量の無菌エアーが吹き込まれて、空気圧に
より膨張させて筒状のインフレーションフィルム62が
形成される(図11(I−a))。空気圧による膨張状
態を維持したまま、折込み具が設けられた位置に達する
と、底壁折込み具60が次第に膨張したフィルム外周面
に食い込み底壁となる部分63を折り込むと共に、分岐
室折込み具61が図11(I−b)、(I−c)に示す
ように片側の胴壁となる部分のフィルム外周面に食い込
み分岐室を構成する部分64を折り込む。このようにし
て、折込み具及びガイドプレートが配置されている部分
を通過し、さらにニップロール7を通過することによ
り、インフレーションフィルム62は断面が図11(I
−d)に示すように、両側及び上壁部に一対の折込み部
を有する扁平状フィルムに折畳まれ、この状態でロール
状に巻き取られる。このようにして折込み部が連続的に
に形成された折込み済みインフレーションフィルム65
の折込み済みフィルムロール体66が得られる。このよ
うにして得られた折込み済みフィルムロール体66か
ら、次の製袋ラインで密封分岐型自立性袋が形成され
る。なお、図11(II−a)〜(II−d)は、2列の折
込み部を同じ胴壁側に形成する場合における前記(I−
a)〜(I−d)に対応する模式図である。
【0032】図12はそのための製袋ラインの一実施例
を示している。本実施例では、幅方向に2個の密封分岐
型自立性袋を互いに注出口が向かい合うように形成し
て、同時に2袋づつ製造する場合の実施形態を示してい
る。前記折込み済みフィルムロール体66から巻き戻さ
れる折込み済みインフレーションフィルム65は、図1
2のK−K位置に達すると、該位置に上下に一対配置し
てあるボトムシールプレス70により、折込まれた底壁
となる部分63がヒートシールされる。同時にトップシ
ールプレス71により対向する2つの密封分岐型袋の充
填口部端位置に相当する幅方向中間部がヒートシールさ
れて、トップシール部72が形成される。
【0033】次いで、L−Lの位置に到着すると該位置
に幅方向に横断して配置されているサイドシールプレス
73によって上下から挟まれて胴壁サイドシール部74
のシールが行われる。該サイドシールプレス73は、胴
壁材送り方向の幅が図13に示す密封分岐型自立性袋の
サイドシール部74の2倍の幅を有し、折込み済みイン
フレーションフィルム65が密封分岐型自立性袋の幅と
等しい距離送られるごとに間欠的に作動する。それによ
り、送り方向隣同士の密封分岐型自立性袋のサイドシー
ル部が同時にシールされることになる。また、M−M位
置には、プレス面が図13に示す注出口形成シール部7
6の形状をした一対の注出口形成用シールプレス75が
配置され、注出口部54の胴壁材同士を熱接着して先細
状の注出口部54を形成する。N−N位置には、注出口
形成シール部76の外周縁部を打ち抜く打ち抜きダイ7
7が配置され、該ダイが作動することにより、注出口形
成部から注出口以外のところがカットされて除去され、
注出口部同士が向かい合って連なった2個の密封分岐型
自立性パウチ部78が形成される。
【0034】O−O位置には注出口端部で連なった密封
分岐型自立性パウチ部を単列に切り離すためのスリッタ
ー80が刃先を搬送面に突出して配置され、該位置を通
過することによってインフレーションフィルムは中央か
ら分離される。それにより、図12において上側密封分
岐型自立性袋列81と下側密封分岐型自立性袋列82に
分離されることになる。その下流側には、注出口部54
を胴壁側に折り返すための折り返しガイド部材群82が
上側列と下側列が互いに対照的に配置され、注出口部5
4が胴壁側に折り返される。それに伴い、逆に胴壁側に
折り返されていた充填口部55が起こされて、P−P位
置を経てR−R位置に到達するまでには互いに充填口部
55が対向する状態となる。なお、本実施形態では、Q
−Q位置には、折り返した注出口部54が不用意に起き
上がらないように、点付けシールプレス83を配置して
注出口部の耳の部分を胴壁側縁に軽く点付けするが、該
点付け工程は省いても良い。
【0035】以上のようにしてインフレーションフィル
ムに密封分岐型自立性袋部が連なって形成され、該フィ
ルムはその状態でロール状に巻かれる、あるいは折り畳
まれる。又は図12に示すように、胴サイドシール部の
中間をカッタ−84によって切断することによって、図
12の左端に示されるような注出口部が胴壁側に折り返
された状態の密封分岐型自立性パウチ51として順次2
個づつ得られる。以上のように、本実施形態によれば、
充填口と注出口が分岐した密封分岐型自立性パウチ51
がインフレーションフィルムから内面を外気に曝すこと
なく簡単に製造することができる。
【0036】次に、密封分岐型自立袋の他の実施例であ
る図15に示すような分岐した小室を有する密封多室分
岐型自立性袋の製造方法の実施例について説明する。本
実施例の密封多室分岐型自立袋は、前記実施例の分岐型
自立性袋と基本構造は同じであり、前記実施例の注出口
部に相当する第2分岐室91が袋本体室92と分離した
副収納室となっており、第1分岐室93は前記実施例と
同様に充填口部となっている。本実施例では第2分岐室
91の胴壁との1次折返し位置94から少し離れた内側
位置に易開封性シール部95を形成し、第2分岐室91
を袋本体室92と完全に分離し、それぞれの室に収納し
た内容物が流通過程等で不用意に混ざり合うことがない
ようになっている。易開封性シールの形成は、最も簡単
な方法としてはヒートシール温度を調整することにより
行える。また、非相溶性の樹脂のブレンド物層を必要個
所にストライプ状に押し出す、テープをシールして設け
る等任意の方法で行える。
【0037】例えば、易開封性シールを確保する易剥離
性は、界面剥離乃至は層間剥離、あるいは凝集破壊によ
り達成される。このように、界面剥離乃至は層間剥離を
生ずる例としては、線状低密度ポリエチレンとポリプロ
ピレン系樹脂、または線状低密度ポリエチレンと環状ポ
リオレフィン系樹脂、線状低密度ポリエチレンとポリブ
テン−1樹脂、低結晶性のコポリエステルとポリカーボ
ネートなどの組合せがある。また、非相溶の樹脂を加え
たブレンド物の層も凝集破壊性を示し好適に使用でき
る。このような例としては、ポリエチレンとポリプロピ
レン、ポリエチレンとポリブテン等のブレンド物が挙げ
られ、その配合比を調整することにより、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテンなどの基材層に対し
て、易剥離性シールを形成することができる。
【0038】本実施例の密封多室分岐型自立性袋90の
特徴は、前記実施例の特徴点と同様に、インフレーショ
ンフィルムを折り込むことによって第1分岐室93及び
第2分岐室91を構成し、且つ流通段階では図14に示
すように第1折曲位置から第2分岐室91を袋本体室側
に折重ねた状態にすることによって、胴壁が圧迫されて
も圧力は第1折返し位置94で緩和され、副収納のシー
ル部への剥離圧は殆ど作用しない。従って、第2分岐室
の分岐部のシールを易開封性ヒートシールや、擬似接着
等剥離し易い状態でシールしても、流通段階でシールが
剥離して不用意に内容物が混ざり合うことがない密封多
室分岐型自立性袋が得られる。そして、使用時には、該
第2分岐室91を起こして、袋本体室の延長上に位置さ
せた状態で袋本体室の胴壁を押圧すると、袋本体室内に
収納されている内容液を介して第2分岐室の易開封性シ
ール部95に加圧力に対応した強い剥離圧が作用するの
で、簡単に剥離して両室に収納されている内容物が袋内
で容易に混合する。
【0039】また、本実施例の密封多室分岐型自立性袋
90の他の特徴点は、第2分岐室91がそこに充填され
る内容物に応じて要求されるバリヤー性の高いバリヤー
フィルム96、97で個別に被覆又はラミネート(単に
被覆という)されている点にある。例えば、第2分岐室
に収納される内容物が外気や水分あるいは光等からの遮
蔽性を必要とし、袋本体室に収納される内容物がそれら
を必要しない場合、副収納室のみをこれらのバリヤー性
の高いフィルムで被覆することによって、これらの内容
物の充填に適した低コストの密封多室分岐型自立性袋を
得ることができる。また、これらのフィルムを第2分岐
室壁を構成するインフレーションフィルムと完全に一体
にしないで、周縁部のみを接着してインフレーションフ
ィルムとの間に空間部を形成し、該空間部に図15
(c)に示すように例えば脱酸素剤98を収納すれば、
インフレーションフィルムがガスバリヤー性に劣る場
合、第2分岐室に充填されている内容物99の酸化・劣
化を防止することができる等、インフレーションフィル
ムとバリヤーフィルムとの間の空間を利用して他のもの
を収納することができる。
【0040】以上のように構成された密封多室分岐型自
立性袋の製造方法の一実施例を図16及び図17により
説明する。該実施例において、胴壁の折り込み手段等主
要な構成は前記実施例とほぼ同様であるので、前記実施
例と相違している特徴点のみを説明する。図16、図1
7において、100が折込みインフレーションフィルム
であり、前記実施例と同様に折込みによって第1分岐室
93と第2分岐室91になる部分が形成されている。前
記実施例と同様に100の折込みインフレーションフィ
ルムが巻き戻されて、まずボトムシールとトップシール
が行われ、次いで第2分岐室の付け根部付近に易開封性
シールを行う。その後サイドシールを行う。
【0041】第2分岐室91の両壁面を覆うためのバリ
ヤーフィルム材96、97は、ロールボビンから巻戻さ
れて適宜の案内手段により、第2分岐室部の両側に供給
され(図17(b))、図16のT−T位置でバリヤー
材シールプレス103によって第2分岐室の両壁面を覆
って熱溶着される。ヒートシールは、第2分岐室壁全面
に熱溶着しても良く、周縁部のみを溶着しても良く、必
要に応じて適宜選択できる。また、バリヤーフィルム材
96、97は必ずしも同じ材質でなく、例えば通常の状
態で表面となる側に供給されるバリヤーフィルム材を透
明にして、第2分岐室に収納されている内容物が外部か
ら見えるようにするなど、必要に応じて適宜選択でき
る。その後、U−U位置で中心線c−cに沿ってカッタ
ー104で切断して2列に分離し、前記実施例と同様に
ロール状に巻き取るか、折り畳み、あるいは一個乃至数
個の密封分岐型自立性袋に分離する。なお、カッター1
04を用いない場合は、2列で隣合う袋同士の頂部がつ
ながった状態でロール状又は折り畳まれた状態で、ある
いは偶数個の密封袋が連結した状態で、充填工場に供給
される。また、この場合は、トップシールを省くことが
できる。
【0042】以上のように製造された本実施形態の密封
多室分岐型自立性袋は、充填工場の無菌室で第2分岐室
の端部を切断して開口して、第2分岐室91に粉末剤等
の内容物を充填してヒートシールし、該第2分岐室91
を袋本体室壁上に折重ね、その状態で第1分岐室端部を
開口して充填口を開け、袋本体室92内に内容物を充填
し、該充填口を密封シールすることによって、図15に
示すような内容物が無菌充填されて密封された多室分岐
型自立性袋が得られる。
【0043】以上のように、本実施形態によれば、第2
分岐室を有する密封多室分岐型自立性袋を自動的に連続
工程で製造できる。そして、上記実施形態によれば、第
2分岐室基部をシールしない場合は勿論、完全に強くヒ
ートシールする場合や、易開封シールする場合も連続工
程で出来る。しかも、第2分岐室と袋本体室を必要に応
じて別々にバリヤー材で被覆することができる。
【0044】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明は上記実施例に限らず種々の変更が可能
である。例えば、上記実施例では、インフレーションフ
ィルの製造工程及び折込み工程において無菌エアーを使
用してインフレーションフィルム内部加圧することによ
って、内部が無菌の密封自立性袋を得て、無菌充填ライ
ンに内部殺菌をせずに適用できるようにしたが、無菌充
填に適用しない密封自立袋得る場合は、通常のエアーを
用いてインフレーションフィルム内部加圧するようにし
ても良い。
【0045】また、前記実施例に於いて2列取りする場
合は、注出口部を互いに中心線側に向けて形成した場合
を示したが、これと反対に、注出口部を互いに外側に向
けて製造することもできる。さらに、本発明の折込み部
を有する密封袋の製造方法は、上記実施例のような1列
又は2列取りに限らず、3列取り等袋の大きさ及びイン
フレーションフィルムの直径に応じて任意に選択可能で
ある。また、上記実施例では製袋後に分岐室のみをラミ
ネートする場合を示したが、本発明では製袋前にインフ
レーションフィルムの全部又は部分的にラミネートする
ことができる。それにより、例えば予め印刷された外層
フィルムを袋全体に簡単にラミネートすることができ、
インフレーションフィルムの印刷特性を克服することが
できる。
【0046】図18(a)は同図(b)に示すようにイ
ンフレーションフィルム全周にわたって連続的にヒート
ラミネートする場合の実施例を示す。図中、110がイ
ンフレーションフィルムであり、十分に膨らませた状態
でその周りに外層フイルムシート111が適宜の案内ロ
ール112及びフォーマー113を介して案内され、イ
ンフレーションフィルムの周りに重ねられて送られる。
そして、一対のゴムロール114とヒータロール115
を通過することによって扁平状態に加熱加圧されて、同
図(b)の断面図に示すように外層フィルム111がイ
ンフレーションフィルムに全周にラミネートされる。な
お、図中116はガイドプレートである。
【0047】図19(a)は同図(b)に示すようにイ
ンフレーションフィルムに部分的にドライラミネーショ
ンする場合の実施例を示す。インフレーションフィルム
120は成形後、ニップロール121を通過することに
よって扁平状に潰されその状態で、適宜の案内ロール1
22に案内されてラミネートする部分(図の実施例では
両側中央部)にラミネート用の適宜の外層フィルム12
3、124が重ね合わされて送られ、ドライラミネーシ
ョン用ニップロール125を通過することにより、イン
フレーションフィルムの所望個所に外層フィルムがラミ
ネートされる。なお、図中127はインフレーションフ
ィルム成形装置のガイドプレートである。このようにラ
ミネートされたインフレーションフィルムから、図1に
示す工程ブロック図の工程(8)から工程(3)を経て
前記と同様にして、折込部を有する密封袋を製造するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、筒状の
インフレーションフィルムを空気で膨張させて外部から
押し込むことによって、簡単に折込み部を形成すること
ができ、インフレーションフィルムから直接自立性袋や
分岐型自立性袋等の折込み部有する密封袋を効率良く製
造することができ、従来の製造方法と比較して製造コス
トを低減させることができる。特に、充填口と注出口を
別々に形成して、充填性と注出性の両方を満足させるこ
とができる分岐型自立性パウチと、パウチ本体室と分岐
した副収納室を有し、副収納室がパウチ本体室と分離さ
れ、副収納室の内容物とパウチ本体室内の内容物とは流
通段階では混ざらないが使用時には簡単に分岐シール部
を破壊して混合できるという全く新しい形式の多室分岐
型パウチも、本発明によればインフレーションフィルム
から簡単な設備により効率良く製造することができる。
【0049】また、インフレーションフィルムを無菌エ
アーで加圧膨張させることによって、インフレーション
フィルムの筒状内部を外気に接触させることなく密封自
立性袋等を製造することができるから無菌性に優れ、袋
内部の殺菌工程を設けることなく無菌充填に適用可能な
自立性袋又は分岐型袋を得ることができる。従って、本
発明に係る密封自立性袋等を採用することによって、無
菌充填ラインにおける袋内部の殺菌装置等を設ける必要
がなく、無菌充填設備コストを大幅に低減することがで
きる。そして、袋内部を電子線やγ線等で殺菌する必要
がないので、袋を構成する樹脂フィルムの劣化や異臭の
発生等の問題が発生する恐れもない。
【0050】そして、本発明によれば、インフレーショ
ンフィルムの表面に他のフィルムを容易にラミネート又
はヒートシールすることができ、従来高級多色印刷が困
難であったインフレーションフィルム製の袋の欠点を高
級多色印刷したフィルムでラミネートすることによって
簡単に克服することができる。また、分岐室を内容物の
条件に応じて部分的にもバリヤー性包材でラミネートも
連続的にでき、内容品保護機能と保管性や陳列性に優れ
た密封自立性袋等を低コストで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折込み部を有する密封袋の製造方法の
実施形態を表す工程ブロック線図である。
【図2】本発明の実施例に係る折込み部を有する密封袋
の製造工程を示す模式図である。
【図3】(a)〜(f)は図2のA−A〜F−F断面に
おける密封袋製造工程を説明するためのそれぞれの面模
式図である。
【図4】折り畳まれた状態で貯蔵された密封袋貯蔵形態
を示す模式図である。
【図5】図2に示す製造工程で製造された密封袋部が連
なって形成されたインフレーションフィルムの充填工場
の袋口の開封と個々の袋に分離する工程を示す模式図で
ある。
【図6】(a)〜(g)は本発明の他の実施例に係る折
込み部を有する密封袋の製造工程を説明するための模式
図である。
【図7】(a)〜(e’)は本発明の他の実施例に係る
折込み部を有する密封袋に栓体を装着する栓体装着法を
説明する工程図てである。
【図8】(a)〜(f)は本発明のさらに他の実施例に
係る折込み部を有する密封袋の製造工程を説明するため
の模式図である。
【図9】(a)〜(i)は本発明のさらにまた他の実施
例に係る折込み部を有する密封袋の製造工程を説明する
ための模式図である。
【図10】本発明の実施例に係る密封分岐型自立性袋の
製造工程におけるインフレーションフィルム製造工程及
び折込み工程を示す模式図である。
【図11】(I−a)〜(I−d)は図10のG−G〜
J−J断面における密封袋製造工程を説明するための断
面模式図であり、(II−a)〜(II−d)は折込み部を
同じ側に設けた場合の(I−a)〜(I−d)に対応す
る断面模式図である。
【図12】(a)は図10に続く製袋工程を示す平面模
式図であり、(b)はその断面模式図である。
【図13】図11におけるK−K〜R−R断面における
それぞれの断面模式図である。
【図14】本発明の折込み部を有する密封袋の実施例に
係る密封分岐型自立性袋を示し、(a−1)は注出口部
を折り込んだ状態の正面図、(a−2)は内容物が充填
されている状態での中央断面模式図、(b−1)は注出
口部を起した状態の正面図、(b−2)は内容物が充填
されている状態での中央断面模式図である。
【図15】本発明の折込み部を有する密封袋の他の実施
例に係る密封分岐型自立性袋を示し、(a)は斜視図、
(b)は内容物が充填されている状態での中央断面図、
(c)はバリヤー性フィルムと第2分岐室壁との間に脱
酸素剤を収納した状態の要部断面模式図である。
【図16】図15に示す密封袋の製造における製袋工程
を示す平面模式図である。
【図17】図11におけるK−K〜R−R断面における
それぞれの断面模式図である。
【図18】(a)はインフレーションフィルム全周にわ
たって連続的にヒートラミネートする製造工程を示す斜
視図、(b)はラミネートされたインフレーションフィ
ルムの断面模式図である。
【図19】(a)はインフレーションフィルムの両側に
部分的に連続的にヒートラミネートする製造工程を示す
斜視図、(b)はラミネートされたインフレーションフ
ィルムの断面模式図である。
【符号の説明】
1 押出し機 2 ダイ 3 エアーバルブ 4 冷却リング 6 ガイドプレート 7 ニップロー
ル 10 押し込み具 11 ダンサロ
ール 12 ボトムシールプレス 13 サイドシ
ールプレス 14 溶着防止シート 16、22、34、40、42、62 インフレーショ
ンフィルム 17 底壁となる部分 19 サイドシ
ール部 20 底部シール部 21、23、43 密封自立性袋 24 栓体 30 密封ガセ
ット袋 31 折込み部 32 横方向ヒ
ートシール部 51 密封分岐型自立性袋 54 注出口部 55 充填口部 56 折返し位
置 57 注出口 60 底壁折込
み具 61 分岐室折込み具 65、100 折込み済みインフレーションフィルム 66 折込み済みフィルムロール体 70 ボトムシールプレス 71 トップシ
ールプレス 73 サイドシールプレス 75 注出口形
成用シールプレス 77 打ち抜きダイ 83 点付けシールプレス 90 密封多室
分岐型自立性袋 92 第2分岐室 92 袋本体室 93 第1分岐室 95 易開封性
シール部 96、97、101、102 バリヤーフィルム 98 脱酸素剤 103 バリヤー材シールプレス 110、120 インフレーションフィルム 111、123、124 外層フィルムシート 115 ヒータロール

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内層がチューブ状のインフレ
    ーションフィルムから形成され、該インフレーションフ
    ィルムが周方向に無端状態のままで折込み部が形成さ
    れ、且つ袋内部が密閉された状態でヒートシール部が形
    成されてなることを特徴とする折込み部を有する密閉
    袋。
  2. 【請求項2】 前記折込み部が底壁乃至側壁の折込み部
    であり、前記折込み部を有する密閉袋が自立性袋である
    請求項1記載の密封袋。
  3. 【請求項3】 前記折込み部が底壁折込み部と胴壁に形
    成された分岐室折込み部であり、前記折込み部を有する
    密封袋が分岐室を有する密封分岐自立性袋である請求項
    1記載の密封袋。
  4. 【請求項4】 内部が無菌性に保持されて密封された無
    菌充填用の密封袋である請求項1〜3何れか記載の密封
    袋。
  5. 【請求項5】 前記インフレーションフィルムの外周部
    の少なくとも一部に外層フィルムをラミネートしてなる
    請求項1〜4何れか記載の密封袋。
  6. 【請求項6】 インフレーションフィルムから折込み部
    を有する袋を密封状態で製造する方法であって、インフ
    レーションフィルムを製造するフィルム製造工程、筒状
    のインフレーションフィルム内部にエアーを加えて膨張
    させた状態で、該インフレーションフィルムの外周面を
    内方に押し込んで折込み部を形成する折込み工程、所定
    個所をヒートシールして密封袋部を形成するヒートシー
    ル工程、インフレーションフィルムに形成された密封袋
    を貯蔵する密封袋貯蔵工程からなることを特徴とする折
    込み部を有する密封袋の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記折込み工程は、前記フィルム製造工
    程におけるインフレーションフィルム内部にエアーを加
    えて膨張させた状態で折込みが行われる請求項6記載の
    密封袋の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記インフレーションフィルム製造工程
    ではダイから押し出された溶融樹脂を無菌エアーを用い
    て加圧膨張させ、且つ前記折込み工程でも無菌エアーを
    用いてインフレーションフィルムを加圧膨張させてな
    り、インフレーションフィルム内部が外気に曝されるこ
    となく内部が無菌性の密封袋を形成する請求項6、7又
    は8記載の密封袋の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記折込み工程は、密封袋の底部を折込
    んで折込み底壁を形成すると共に、胴壁部を折込んで分
    岐室を形成する工程からなる請求項6〜8何れか記載の
    密封袋の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ヒートシール工程は前記分岐室先
    端に注出口部を形成する注出口部ヒートシールを含み、
    且つ該ヒートシール工程の後に前記注出口部外周打ち抜
    いて袋本体から突出した注出口部を形成する注出口部打
    ち抜き工程を含む請求項9記載の密封袋の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ヒートシール工程又は注出口部打
    ち抜き工程の後に、前記分岐室の付け根から前記分岐室
    を折り返して胴側壁面に沿わせる分岐室折り返し工程を
    含む請求項9又は10記載の密封袋の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルム製造工程の後、フィルム
    外面の少なくとも一部に、他のフィルム部材をラミネー
    トする工程を含んでいる請求項6〜11何れか記載の密
    封袋の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記折込み工程後に、フィルム外面の
    一部に、他のフィルム部材をラミネート又はヒートシー
    ルする工程を有する請求項6〜11何れか記載の密封袋
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記分岐室の付け根近傍をヒートシー
    ルして2室構造とする請求項10〜13何れか記載の密
    封袋の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記ヒートシールが易開封性シールで
    ある請求項14記載の密封袋の製造方法。
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