JPH11130090A - 連続包装体 - Google Patents
連続包装体Info
- Publication number
- JPH11130090A JPH11130090A JP9300795A JP30079597A JPH11130090A JP H11130090 A JPH11130090 A JP H11130090A JP 9300795 A JP9300795 A JP 9300795A JP 30079597 A JP30079597 A JP 30079597A JP H11130090 A JPH11130090 A JP H11130090A
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- JP
- Japan
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- heat
- film
- continuous package
- sealing
- enclosing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミシン目や切条部がなくても、簡単に引き裂
いて隣り合う封入部を正確に切り離すことができる連続
包装体を提供する。 【解決手段】 長手方向に沿って重ね合せ若しくは2つ
折りした帯状フィルムに対して、ヒートシールを施すこ
とにより、複数の封入部を長手方向に画成した連続包装
体において、前記フィルムは易引き裂き性のフィルムで
構成され、且つ隣接した前記封入部の間に、前記長手方
向と略直交するノンヒートシール部を残して前記封入部
を仕切るヒートシール部が形成されている。
いて隣り合う封入部を正確に切り離すことができる連続
包装体を提供する。 【解決手段】 長手方向に沿って重ね合せ若しくは2つ
折りした帯状フィルムに対して、ヒートシールを施すこ
とにより、複数の封入部を長手方向に画成した連続包装
体において、前記フィルムは易引き裂き性のフィルムで
構成され、且つ隣接した前記封入部の間に、前記長手方
向と略直交するノンヒートシール部を残して前記封入部
を仕切るヒートシール部が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の封入部が連
続的に並んでいて、必要時に、各封入部を切り離した
後、個々の封入部を開封して封入物を取り出すようにな
っている連続包装体に関するものである。
続的に並んでいて、必要時に、各封入部を切り離した
後、個々の封入部を開封して封入物を取り出すようにな
っている連続包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の封入部が連続的に並んでいて、必
要時に、各封入部を切り離した後、開封して封入物を取
り出すようになっている連続包装体としては、例えば、
図3に示すように、帯状のフィルム10を長手方向に谷
部10aができるように2つ折りしたものに封入部を連
続的に画成する様にヒートシールしつつ封入物を装入す
ることにより(図3(a)の場合)、又は2枚の帯状フ
ィルム10、10を重ね合わせて封入部を連続的に画成
するようにヒートシールしつつ封入物を装入することに
より(図3(b)の場合)、夫々複数の封入部12が隣
接して連続的に形成されていく。図3中、斜線部分は封
入部12を形成するためにヒートシールされた部分(以
下、「ヒートシール部11」と言い、必要により、幅方
向ヒートシール部11a、及び長手方向ヒートシール部
11bという表現で区別する)である。
要時に、各封入部を切り離した後、開封して封入物を取
り出すようになっている連続包装体としては、例えば、
図3に示すように、帯状のフィルム10を長手方向に谷
部10aができるように2つ折りしたものに封入部を連
続的に画成する様にヒートシールしつつ封入物を装入す
ることにより(図3(a)の場合)、又は2枚の帯状フ
ィルム10、10を重ね合わせて封入部を連続的に画成
するようにヒートシールしつつ封入物を装入することに
より(図3(b)の場合)、夫々複数の封入部12が隣
接して連続的に形成されていく。図3中、斜線部分は封
入部12を形成するためにヒートシールされた部分(以
下、「ヒートシール部11」と言い、必要により、幅方
向ヒートシール部11a、及び長手方向ヒートシール部
11bという表現で区別する)である。
【0003】このような連続包装体から、各封入部12
を切り離したい場合、隣り合う封入部12を分断するよ
うに、帯状フィルム10の長手方向と略直交する方向に
形成された幅方向ヒートシール部11aの中間部付近
(図3の矢印)から、該幅方向ヒートシール11aに沿
って引き裂くことにより切り離している。この際、引き
裂き開始部分(例えば矢印部分)に切条部(切込線やV
字状切欠部)が設けられていないと、引き裂きの開始に
大きな力を要し、その際、一旦引き裂きが始まると、力
余って引き裂き方向が封入部に及び、封入物が一気に飛
散してしまうという問題がある。また、フィルムの種類
によっては引き裂きやすいものもあるが、引き裂き方向
の異方性が十分高いものでない場合には、引き裂き方向
が定まり難いため、引き裂き線が斜めに進んで封入部1
2に及び、この時点で封入物を取り出す準備ができてい
ないために封入物が飛散してしまうという問題があっ
た。
を切り離したい場合、隣り合う封入部12を分断するよ
うに、帯状フィルム10の長手方向と略直交する方向に
形成された幅方向ヒートシール部11aの中間部付近
(図3の矢印)から、該幅方向ヒートシール11aに沿
って引き裂くことにより切り離している。この際、引き
裂き開始部分(例えば矢印部分)に切条部(切込線やV
字状切欠部)が設けられていないと、引き裂きの開始に
大きな力を要し、その際、一旦引き裂きが始まると、力
余って引き裂き方向が封入部に及び、封入物が一気に飛
散してしまうという問題がある。また、フィルムの種類
によっては引き裂きやすいものもあるが、引き裂き方向
の異方性が十分高いものでない場合には、引き裂き方向
が定まり難いため、引き裂き線が斜めに進んで封入部1
2に及び、この時点で封入物を取り出す準備ができてい
ないために封入物が飛散してしまうという問題があっ
た。
【0004】このような事態を防止するために、図4に
示すように、幅方向ヒートシール部11aに、引き裂き
方向を案内するためのミシン目13を施した連続包装体
とすることがある。
示すように、幅方向ヒートシール部11aに、引き裂き
方向を案内するためのミシン目13を施した連続包装体
とすることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ミシン目13
を施すということは、従来のヒートシールのみで連続包
装体を形成していた場合と比べて、ミシン目を施す工程
乃至機械的要素が増えたことになる。ヒートシール後、
改めてミシン目を施す工程は封入物が封入された状態で
行なうことになるから、ミシン目形成装置付きヒートシ
ーラーはそうでないヒートシーラーよりも高価であり、
連続包装体のコストアップにつながる。
を施すということは、従来のヒートシールのみで連続包
装体を形成していた場合と比べて、ミシン目を施す工程
乃至機械的要素が増えたことになる。ヒートシール後、
改めてミシン目を施す工程は封入物が封入された状態で
行なうことになるから、ミシン目形成装置付きヒートシ
ーラーはそうでないヒートシーラーよりも高価であり、
連続包装体のコストアップにつながる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ミシン目や切
条部がなくても、簡単に引き裂いて隣り合う封入部を正
確に切り離すことができる連続包装体を提供することに
ある。
たものであり、その目的とするところは、ミシン目や切
条部がなくても、簡単に引き裂いて隣り合う封入部を正
確に切り離すことができる連続包装体を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の連続
包装体は、長手方向に沿って重ね合せ若しくは2つ折り
した帯状フィルムに対して、ヒートシールを施すことに
より、複数の封入部を長手方向に画成した連続包装体に
おいて、前記フィルムは易引き裂き性のフィルムで構成
され、且つ隣接した前記封入部の間に、前記長手方向と
略直交するノンヒートシール部を残して前記封入部を仕
切るヒートシール部が形成されていることを特徴とす
る。
包装体は、長手方向に沿って重ね合せ若しくは2つ折り
した帯状フィルムに対して、ヒートシールを施すことに
より、複数の封入部を長手方向に画成した連続包装体に
おいて、前記フィルムは易引き裂き性のフィルムで構成
され、且つ隣接した前記封入部の間に、前記長手方向と
略直交するノンヒートシール部を残して前記封入部を仕
切るヒートシール部が形成されていることを特徴とす
る。
【0008】前記易引き裂き性のフィルムは、多孔性フ
ィルム上に、防湿防水層が積層された積層フィルムであ
ることが好ましい。また、前記ノンヒートシール部に
は、前記封入部に向けてくさび状に突出したノンヒート
シール部が設けられていることが好ましい。
ィルム上に、防湿防水層が積層された積層フィルムであ
ることが好ましい。また、前記ノンヒートシール部に
は、前記封入部に向けてくさび状に突出したノンヒート
シール部が設けられていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。まず、本発明の連続包装体に
用いられるフィルムは、易引き裂き性のフィルムであ
る。易引き裂き性のフィルムとは、具体的には、フィル
ムの固有の性質として引き裂き強さが小さいフィルム
(例えば、セルロースアセテート、無可塑ポリ塩化ビニ
ルなど);1軸延伸によりポリマー鎖の配向方向に異方
性が生じたフィルムであって配向方向に引き裂きやすい
フィルム;多孔性となることによりフィルムの引き裂き
強度を低下させたフィルムなどが挙げられる。これらの
易引き裂き性フィルムのうち、封入物の種類により、包
装フィルムとして要求される特性を満たすフィルムを選
択すればよい。
図面に基づいて説明する。まず、本発明の連続包装体に
用いられるフィルムは、易引き裂き性のフィルムであ
る。易引き裂き性のフィルムとは、具体的には、フィル
ムの固有の性質として引き裂き強さが小さいフィルム
(例えば、セルロースアセテート、無可塑ポリ塩化ビニ
ルなど);1軸延伸によりポリマー鎖の配向方向に異方
性が生じたフィルムであって配向方向に引き裂きやすい
フィルム;多孔性となることによりフィルムの引き裂き
強度を低下させたフィルムなどが挙げられる。これらの
易引き裂き性フィルムのうち、封入物の種類により、包
装フィルムとして要求される特性を満たすフィルムを選
択すればよい。
【0010】但し、配向方向に引き裂きやすいフィルム
の場合には、配向方向がフィルムの長手方向と略直交す
る方向となるように使用する必要がある。一方、多孔性
フィルムの場合には、空孔を形成することにより引き裂
き強度を低下させているだけなので、フィルムを構成す
るポリマーの種類に拘わらず種々の易引き裂き性フィル
ムを得ることができ、また、引き裂き方向性がないので
使用方向の限定はなく、封入物の種類に拘わらず、広範
な用途に使用できる。
の場合には、配向方向がフィルムの長手方向と略直交す
る方向となるように使用する必要がある。一方、多孔性
フィルムの場合には、空孔を形成することにより引き裂
き強度を低下させているだけなので、フィルムを構成す
るポリマーの種類に拘わらず種々の易引き裂き性フィル
ムを得ることができ、また、引き裂き方向性がないので
使用方向の限定はなく、封入物の種類に拘わらず、広範
な用途に使用できる。
【0011】但し、多孔性フィルムの場合、易引き裂き
性が高められるのに反して、防湿防水性が低下する場合
が多いので、防湿防水性が要求される封入物の場合に
は、易引き裂き性を損なわない範囲で、防湿防水性ポリ
マーをコーティングあるいは防湿防水性を有するフィル
ムをラミネートすることにより、防湿防水層が形成され
た積層フィルムとすることが好ましい。
性が高められるのに反して、防湿防水性が低下する場合
が多いので、防湿防水性が要求される封入物の場合に
は、易引き裂き性を損なわない範囲で、防湿防水性ポリ
マーをコーティングあるいは防湿防水性を有するフィル
ムをラミネートすることにより、防湿防水層が形成され
た積層フィルムとすることが好ましい。
【0012】図1は、上記易引き裂き性を有する帯状フ
ィルム4を該フィルムの長手方向に谷部4aができるよ
うに2つ折りしたものに対して、封入物を装入しつつ門
型のヒートシール部を長手方向に連続して形成すること
により、複数の封入部2を形成した連続包装体を示して
いる。図中、斜線部分は方形状の封入部2を形成するた
めにヒートシールされたヒートシール部1であり、図3
に倣って幅方向ヒートシール部(隣接する封入部2を仕
切るためのヒートシール部)1a及び長手方向ヒートシ
ール部1bという表現で区別することがある。隣合う封
入部2間には、フィルム4の長手方向に略直交する方向
に、ノンヒートシール部3が形成されている。
ィルム4を該フィルムの長手方向に谷部4aができるよ
うに2つ折りしたものに対して、封入物を装入しつつ門
型のヒートシール部を長手方向に連続して形成すること
により、複数の封入部2を形成した連続包装体を示して
いる。図中、斜線部分は方形状の封入部2を形成するた
めにヒートシールされたヒートシール部1であり、図3
に倣って幅方向ヒートシール部(隣接する封入部2を仕
切るためのヒートシール部)1a及び長手方向ヒートシ
ール部1bという表現で区別することがある。隣合う封
入部2間には、フィルム4の長手方向に略直交する方向
に、ノンヒートシール部3が形成されている。
【0013】以上のような構成を有する連続包装体にお
いて、隣り合う封入部を切り離したい場合、ノンヒート
シール部3を、封入部2を切り離すことができる方向、
すなわち幅方向ヒートシール部1aと平行な方向(矢印
方向)に引き裂いていく。本発明の連続包装体は、易引
き裂き性のフィルムで構成されているので、切り離しの
開始部分となる切条部がなくても容易に手で引き裂き始
めることができる。また、ミシン目のようなガイドを設
けなくても、引き裂き方向がノンヒートシール部3を若
干蛇行することがあっても、引き裂きが隣接するヒート
シール部1aに進んでこれを貫通し、封入部2の引き裂
きにまで及ぶことはない。これは、ヒートシール部1の
方がノンヒートシール部3よりも剛性が高く、また引き
裂きの進行先端がヒートシール部1aに突き当たっても
その突き当たりが斜め方向であるため、引き裂きの先端
が幅方向ヒートシール部1aとノンヒートシール部3と
の境界部分に滑り込む様にこれに沿って進行するからで
ある。従って、本発明の連続包装体であれば、ミシン目
形成工程を付加しなくても、連続する複数の封入部2か
ら、切り離そうとする封入部2を開封してしまうことな
く、容易に且つ正確に切り離すことができる。ミシン目
を形成しなくてもよいということは、ミシン目形成装置
のない安価なヒートシール装置を使用することが出来る
上に、製造工程が簡略化される。このことは、連続包装
体のコストダウンにつながる。
いて、隣り合う封入部を切り離したい場合、ノンヒート
シール部3を、封入部2を切り離すことができる方向、
すなわち幅方向ヒートシール部1aと平行な方向(矢印
方向)に引き裂いていく。本発明の連続包装体は、易引
き裂き性のフィルムで構成されているので、切り離しの
開始部分となる切条部がなくても容易に手で引き裂き始
めることができる。また、ミシン目のようなガイドを設
けなくても、引き裂き方向がノンヒートシール部3を若
干蛇行することがあっても、引き裂きが隣接するヒート
シール部1aに進んでこれを貫通し、封入部2の引き裂
きにまで及ぶことはない。これは、ヒートシール部1の
方がノンヒートシール部3よりも剛性が高く、また引き
裂きの進行先端がヒートシール部1aに突き当たっても
その突き当たりが斜め方向であるため、引き裂きの先端
が幅方向ヒートシール部1aとノンヒートシール部3と
の境界部分に滑り込む様にこれに沿って進行するからで
ある。従って、本発明の連続包装体であれば、ミシン目
形成工程を付加しなくても、連続する複数の封入部2か
ら、切り離そうとする封入部2を開封してしまうことな
く、容易に且つ正確に切り離すことができる。ミシン目
を形成しなくてもよいということは、ミシン目形成装置
のない安価なヒートシール装置を使用することが出来る
上に、製造工程が簡略化される。このことは、連続包装
体のコストダウンにつながる。
【0014】また、切り離された各封入部2から封入物
を取り出す際には、谷部4aの側から引き裂いて取り出
してもよいし、ヒートシール部1(1a又は1b)の適
宜位置にて引き裂いてもよい。本発明の連続包装体はそ
れ自身易引き裂き性のフィルムで構成されているので、
切条部がなくても、ノンヒートシール部3と同様に、谷
部4aの部分から容易に引き裂いて封入物を取り出すこ
とができる。また、ノンヒートシール部3に比して剛性
は高くなっているが、ヒートシール部1から引き裂くこ
とも容易であり、開封には問題ない。
を取り出す際には、谷部4aの側から引き裂いて取り出
してもよいし、ヒートシール部1(1a又は1b)の適
宜位置にて引き裂いてもよい。本発明の連続包装体はそ
れ自身易引き裂き性のフィルムで構成されているので、
切条部がなくても、ノンヒートシール部3と同様に、谷
部4aの部分から容易に引き裂いて封入物を取り出すこ
とができる。また、ノンヒートシール部3に比して剛性
は高くなっているが、ヒートシール部1から引き裂くこ
とも容易であり、開封には問題ない。
【0015】尚、ノンヒートシール部3は、図1に示す
ように、細幅の帯状であってもよいし、図2に示すよう
に、封入部に向けてくさび状に突出したノンヒートシー
ル部5が設けられていてもよい。ノンヒートシール部3
にくさび状ノンヒートシール部5を形成するためには、
くさび状ノンヒートシール部に相当する凹部を有するヒ
ートシーラーを用いればよい。このように封入部2に向
けてくさび状のノンヒートシール部5が設けられている
場合には、連続包装体から切り離された個々の封入体に
ついて、くさびの指向に沿って引き裂けば、封入部2を
容易に開封することができる。従って、従来のように、
ヒートシール部に切条部を設けるという工程を経ること
なく、切り離された封入部を開封するのが容易な連続包
装体を提供することができる。つまり封入部の開封容易
化のためには、切条部形成装置を備えたヒートシール装
置を用いなくても、ヒートシーラにくさび状ノンヒート
シール部に相当する凹部を設けるだけでよい。
ように、細幅の帯状であってもよいし、図2に示すよう
に、封入部に向けてくさび状に突出したノンヒートシー
ル部5が設けられていてもよい。ノンヒートシール部3
にくさび状ノンヒートシール部5を形成するためには、
くさび状ノンヒートシール部に相当する凹部を有するヒ
ートシーラーを用いればよい。このように封入部2に向
けてくさび状のノンヒートシール部5が設けられている
場合には、連続包装体から切り離された個々の封入体に
ついて、くさびの指向に沿って引き裂けば、封入部2を
容易に開封することができる。従って、従来のように、
ヒートシール部に切条部を設けるという工程を経ること
なく、切り離された封入部を開封するのが容易な連続包
装体を提供することができる。つまり封入部の開封容易
化のためには、切条部形成装置を備えたヒートシール装
置を用いなくても、ヒートシーラにくさび状ノンヒート
シール部に相当する凹部を設けるだけでよい。
【0016】また、図1及び図2は、いずれも2つ折り
フィルムをヒートシールしてなる連続包装体を示した
が、本発明の連続包装体はこれに限定されず、図3
(b)対応した2枚の易引き裂き性フイルムを重ね合せ
たものにも同様に適用することができる。
フィルムをヒートシールしてなる連続包装体を示した
が、本発明の連続包装体はこれに限定されず、図3
(b)対応した2枚の易引き裂き性フイルムを重ね合せ
たものにも同様に適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の連続包装体は、易引き裂き性の
フィルムで構成され、且つ連続に並んでいる封入部間に
ノンヒートシール部が形成されているので、切条部がな
くても切り離しを容易に開始することができ、ミシン目
のような切り離しガイドとなるものがなくても、封入部
を開封してしまうことなく、連続包装体から、分包され
た封入部を容易に且つ正確に切り離すことができる。従
って、帯状フィルムから連続包装体を製造するためのヒ
ートシーラーについて、ミシン目形成装置のないヒート
シーラーを用いることでき、連続包装体の製造コストダ
ウンを図ることができる。
フィルムで構成され、且つ連続に並んでいる封入部間に
ノンヒートシール部が形成されているので、切条部がな
くても切り離しを容易に開始することができ、ミシン目
のような切り離しガイドとなるものがなくても、封入部
を開封してしまうことなく、連続包装体から、分包され
た封入部を容易に且つ正確に切り離すことができる。従
って、帯状フィルムから連続包装体を製造するためのヒ
ートシーラーについて、ミシン目形成装置のないヒート
シーラーを用いることでき、連続包装体の製造コストダ
ウンを図ることができる。
【0018】さらに、ノンヒートシール部に、封入部に
向けてくさび状のノンヒートシール部を設けることによ
り、従来のようにヒートシール部に切条部を設けるため
の工程を追加しなくても、切り離された封入部の開封が
容易な連続包装体を提供できる。
向けてくさび状のノンヒートシール部を設けることによ
り、従来のようにヒートシール部に切条部を設けるため
の工程を追加しなくても、切り離された封入部の開封が
容易な連続包装体を提供できる。
【図1】本発明の連続包装体の一実施形態を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の連続包装体の他の実施形態を示す図で
ある。
ある。
【図3】従来の連続包装体の構成を示す図である。
【図4】従来の連続包装体の構成を示す図である。
1 ヒートシール部 2 封入部 3 ノンヒートシール部 4 帯状フィルム 5 くさび状ノンヒートシール部
Claims (3)
- 【請求項1】 長手方向に沿って重ね合せ若しくは2つ
折りした帯状フィルムに対して、ヒートシールを施すこ
とにより、複数の封入部を長手方向に画成した連続包装
体において、 前記フィルムは易引き裂き性のフィルムで構成され、 且つ隣接した前記封入部の間に、前記長手方向と略直交
するノンヒートシール部を残して前記封入部を仕切るヒ
ートシール部が形成されていることを特徴とする連続包
装体。 - 【請求項2】 前記易引き裂き性のフィルムは、多孔性
フィルム上に、防湿防水層が積層された積層フィルムで
ある請求項1に記載の連続包装体。 - 【請求項3】 前記ノンヒートシール部には、前記封入
部に向けてくさび状に突出したノンヒートシール部が設
けられている請求項1又は2に記載の連続包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9300795A JPH11130090A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 連続包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9300795A JPH11130090A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 連続包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11130090A true JPH11130090A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17889199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9300795A Withdrawn JPH11130090A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 連続包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11130090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103508058A (zh) * | 2013-10-20 | 2014-01-15 | 江苏申凯包装高新技术股份有限公司 | 多连包三边封复合包装袋 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP9300795A patent/JPH11130090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103508058A (zh) * | 2013-10-20 | 2014-01-15 | 江苏申凯包装高新技术股份有限公司 | 多连包三边封复合包装袋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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