JPH11129293A - 射出成形金型及びその成形品 - Google Patents

射出成形金型及びその成形品

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JPH11129293A
JPH11129293A JP9336269A JP33626997A JPH11129293A JP H11129293 A JPH11129293 A JP H11129293A JP 9336269 A JP9336269 A JP 9336269A JP 33626997 A JP33626997 A JP 33626997A JP H11129293 A JPH11129293 A JP H11129293A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低圧成形が可能で、リブ抜けや厚肉部分でのヒ
ケが生じず、かつ、別工程によるゲートカットも不要な
射出成形金型を提供する。 【解決手段】a)上型1および/または下型2に、縦お
よび/または横方向に細溝として形成された網溝5。 b)熔融樹脂の流入を容易にするため、上型1および/
または下型2に、網溝5上に形成された太径または幅広
の流動路溝3。 c)流動路溝3上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのピンポイントゲート
11であって、プラスチック製品の形状や大きさに合わ
せてゲート径を1.5φ以上に形成したピンポイントゲ
ート11。 d)上型1および/または下型2に、網溝5を囲うよう
に形成される枠体溝4で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、電子機器用の
オイル又はエアフィルター、厨房用品や水まわり品を含
む日用雑貨品のフィルター、例えばすくい網、裏ごし
器、並びに排水用水受け皿などの各種フィルターに利用
できるプラスチック成形品を成形するための金型および
その成形品に関するもので、特に微細な網目フィルター
の成形に適した金型装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種枠体部を有する網目状プラ
スチックフィルターは、微細であるがための成形の難し
さから、一体成形ではなくインサート成形をするのが常
識であった。しかし、インサート成形では工数が多くな
ることからコストアップになり、さらに枠体部分と網目
との合わせが重要であり、そのため歩留まりが悪くなっ
たり検査工程を厳密にする必要があった。その中で、一
体成形を試みたものもあるが以下の欠点があった。 (1)熔融樹脂の注入圧力を低圧にして注入すれば、射
出圧力の不足により材料が末端まで到達せず、ゲートか
ら遠い部分では網目リブの一部が抜けたり欠けたりし
た。 (2)熔融樹脂の注入圧力を高圧にすれば、網目リブの
抜けは改善されるものの、網目リブの場合はリブ間が閉
塞されるバリが生じて、フィルターとしての機能を果た
さず製造工程での圧力調整等も大変であった。そして、
ピンポイントゲート方式の常識であるゲート径が0.8
〜1.2φ程度で熔融樹脂を金型内に流し込もうとする
と、非常に溝幅の狭い細溝に無理やり流し込むことにな
るので以下の欠点が生じた。 (3)流動性を良くするために樹脂温を上げる必要があ
り、そのために高温の熔融樹脂から発生するガスまたは
エア金型内に滞留することで、どんなに注入圧力を高く
しても熔融樹脂が細溝の末端までまわりきらないという
欠点があった。 (4)また、射出圧力も高くする必要があったことか
ら、そのために成形装置を大型化しなければなならず、
安価な汎用成形機では成形できなかった。 (5)さらに、流動性を良くするために樹脂温を上げる
必要があり、そのために高価なホットランナーを採用し
たり、金型の温度調節を相当高めに設定する必要があっ
た。 これら(1)から(5)の欠点を解決するために、本出
願人は誘導帯を有するプラスチックフィルターまたは誘
導帯溝を有する金型等の改良手段を以下の出願において
提案済みである。特公平第7−20677号、特開平6
−126784号、特開平6−155531号、特開平
7−52164号、特開平7−137166号、特開平
7−284617号などがある。しかし、さらに成形性
や歩留まりが良く、バリなども無い完全な成形品を得る
ためには、もう一段の工夫が必要であった。そのため
に、本発明は低圧成形で射出圧力を上げずに、かつ、ガ
スやエアを極力抑えるために樹脂温も常温とするため
に、ピンポイントゲートでの成形の常識である0.8〜
1.2φのゲート径を1.5φ以上にしようとするもの
である。ピンポイントゲートの径が大きくなると、必ず
ゲートカットが必要になるとのことで1.2φ程度まで
が限度とするのが金型業界での常識であったが、成形品
部分が蓄熱しにくい網目状の製品ではゲート部と成形品
部との温度差が大きいことから網目フィルターにおいて
は、ゲート径を大きくしてもゲートカットが不要になる
点に着目したものである。あえて先行技術として上げる
とすれば、単にゲート径が大きいというものではプラス
チック製のざるや薄板のボックス製品の成形に用いられ
るダイレクトゲート方式があるが、後工程として必ずゲ
ートカットが必要となるので本発明の作用効果は奏し得
ないものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】射出成形による狭い
ピッチの網目構造の製品、例えばエアコン用のフィルタ
ーやオイルフィルターの一体成形には、以下の課題があ
る。 (1)金型全体に熔融樹脂を均一に行き渡らせる金型構
造が必要である。 (2)熔融樹脂の流動性を高める金型構造が必要であ
る。 (3)熔融樹脂の流動性を高めるとともに、熔融樹脂の
まわりにくい部分でのリブ抜けや厚肉部分でのヒケが生
じにくい金型構造が必要である。そのためには、低圧成
形が可能で、リブ抜けや厚肉部分でのヒケが生じず、か
つ、別工程によるゲートカットも不要になるようにしな
ければならない。そこで本発明は、以下に述べる手段に
より従来の射出成形の欠点を解決しようとするものであ
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明の金型は、以下の
ことを特徴とするものである。請求項1においては、上
型と下型を押し合わせるとともにピンポイントゲートを
介して熔融樹脂を注入することでプラスチック製品を成
形する金型装置において、以下の構成であることを特徴
とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
/または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのピンポイントゲート
であって、プラスチック製品の形状や大きさに合わせて
ゲート径を1.5φ以上に形成したピンポイントゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
成される枠体溝 請求項2においては、請求項1に加えて、前記流動路溝
を十字状に形成するとともに、その交点上に熔融樹脂を
金型内に注入するためのピンポイントゲートを配置し
た。請求項3においては、請求項1に加えて、前記流動
路溝を前記ピンポイントゲートの径に比例させて太径ま
たは幅広にした。請求項4においては、請求項1に加え
て、前記流動路溝を、ピンポイントゲートから金型内に
注入される熔融樹脂を一旦蓄圧してから細溝へ流入させ
るために、その両端が枠体溝に直接接続されない太径ま
たは幅広の誘導帯溝とした。請求項5においては、請求
項1に加えて、ゲートから金型内に注入される熔融樹脂
を一旦蓄圧してから広い範囲で網溝へ流入させるため
に、前記流動路溝に直交する太径または幅広の帯体溝を
設けた。請求項6においては、請求項1に加えて、前記
流動路溝からの熔融樹脂の流動を迂回させるために、上
型および/または下型の枠体溝上に少なくともひとつ以
上形成し、かつ、流動路溝に対向するように配置された
迂回壁溝を設けた。請求項7においては、上型と下型を
押し合わせるとともにゲートを介して熔融樹脂を注入す
ることでプラスチック製品を成形する金型装置におい
て、以下の構成であることを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
/または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
成される枠体溝 (e)枠体溝からゲート方向に向かい、かつ、枠体溝に
連通して突出した帯体溝であって、前記帯体溝の溝深さ
を金型の中心方向に向けて徐々に浅くして形成された帯
体溝 請求項8においては、上型と下型を押し合わせるととも
にゲートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチッ
ク製品を成形する金型装置において、以下の構成である
ことを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
/または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
成される枠体溝 (e)ゲートから金型内に注入される熔融樹脂を一旦蓄
圧してから細溝へ流入させるために、前記流動路溝をそ
の両端が枠体溝に直接接続されない太径または幅広の複
数の誘導帯溝とし、それらを直交または直角方向に組み
合わせ配置した複数の誘導帯溝 請求項9においては、上型と下型を押し合わせるととも
にゲートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチッ
ク製品を成形する金型装置において、以下の構成である
ことを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、網溝上に形
成された太径または幅広の流動路溝であって、上型また
は下型の網溝上に、いずれか一方にのみ形成された流動
路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
成される枠体溝 請求項10においては、上型と下型を押し合わせるとと
もにゲートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチ
ック製品を成形する金型装置において、以下の構成であ
ることを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
/または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
熔融樹脂を金型内に注入するためのゲートであって、複
数の流動路溝の交点から少しはずれた位置に配置された
ゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
成される枠体溝 請求項11においては、請求項10に加えて、前記複数
の流動路溝の交点から少しはずれた位置に配置されたゲ
ートを、枠体溝方向に近い流動路溝上に設けた。請求項
12において、前記請求項1ないし10記載の射出成形
金型を用いて得られる成形品。であることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1は、本発明の網目構造を有するプラスチ
ックフィルターの金型を一例にあげて示すものである。
図1(a)は、本発明のプラスチックフィルター用金
型の平面図を示すもので、上型1には縦方向のみの細溝
5とそれを囲う形の枠体溝4が形成されている。さら
に、細溝5の中間には熔融樹脂の流動を促進するための
太径の流動路溝3が細溝5に直交するように形成され、
その中心には熔融樹脂を金型内に注入するゲートである
ピンポイントゲート11が設けられている。ピンポイン
トゲート11から流動路溝3に流入した熔融樹脂は、枠
体溝4に向かって流れるとともにその左右の細溝5にも
流れて、ストライプ状の枠付き網目フィルターができ
る。細溝5は一方向にしか形成されていないので、金型
内の熔融樹脂の流動が細い溝の間で互いにぶつかり合う
ことがなく流動性が非常に良くなる。それに加えて、ピ
ンポイントゲート11の径を太くすることで低圧成形を
可能とし、これまでの成形機に対する負荷が大きく、そ
のために熔融樹脂の温度を高温にしたり射出圧力を高く
する必要があったが、それらを不要としたものである。
図1(b)は、上型1と下型2を押し合わせたときの断
面図を示すものである。流動路溝3が互いに対向して押
し合わされているが、成形品の種類によっては上型1ま
たは下型1のいずれかに設けても良い。上型1の上部に
は金型9があり、スプルー13が形成されている。4は
枠体溝である。上型1と下型2に一方向の細溝5及び流
動路溝3をそれぞれ対称に形成して押し合わす構成とし
たので、金型内の熔融樹脂の流動が溝の間で互いにぶつ
かり合うことがなく、流動が格段にスムースになる。そ
の結果低い射出圧力でありながら、大面積の成形品や微
細網目の成形品が歩留まり良く大量に成形が可能にな
る。本出願人の実験でも、通常200角や110角の格
子状の網目フィルターを作ろうとした場合は射出圧力が
100Kg以上必要であったものが、80Kg前後でも
簡単にでき、また、通常200トン前後の型締力が必要
であったものが、100トン未満の小さな型締力でも簡
単にできてしまう。さらに一方向だけの溝の押し合わせ
なので格子状の溝とは異なり型離れも非常に良く、ショ
ット数をあげることが可能となり短い成形時間で微細網
目の成形品ができる。さらに、上記の利点を超えるもの
が、今回の本発明であるピンポイントゲート11の径を
太くするということである。このことで、300角の大
型プラスチックフィルターで、60から100メッシュ
相当の網目であっても、以下の実験数値でバリやリブ抜
けの無い商品になるフィルターが得られた。網目は、一
方向だけの溝の押し合わせによるストライプ状のもので
はなく、あえて成形条件の厳しい格子状の溝によるメッ
シュ状のもので実験したものであるが、汎用の安価な成
形機で十分に成形できることが立証できた。それは、以
下のようにこれまでの成形の常識では考えられないよう
な、低圧射出、低い樹脂温、低い型締での成形が可能に
なったということである。さらなる利点としては、型締
があまくできるので通常は成形の障害になる金型内で発
生するエアやガスが金型の押し切り面から逃げてゆくこ
とでリブ抜けなどが無くなることである。 ピンポイントゲートに関する今までの常識では、その径
は0.8〜1.2φ程度が限界と考えられていたが、そ
れはゲート部と成形部との温度差が無い製品では成形後
の後工程としてゲートカットをする必要があったからで
ある。確かに微細な網目フィルター以外の成形品では生
じる現象である。しかし、本発明のように微細な網目フ
ィルターに適用した場合は、成形部が非常に微細なため
冷却が早く、そのため比較的冷却の遅いゲート部との間
にかなりの温度差ができることになり、それが非常に大
きな剪断力となるのである。ピンポイントゲートの径が
大きくなると低圧成形が可能になると理論的には分かっ
ていても、ゲートカットが必ず必要となることからピン
ポイントゲートの径を大きくすることは全く顧みられな
かったのである。また、それをやったとしても後述する
ような金型の種々の改善がなければできないことなの
で、これまでこの種の微細な網目フィルターが世にでな
かったのも無理がないことである。したがって、現存し
ている一体成形の網目フィルターは、網目の線径が1m
m弱のものしかなく、それ以上の細い線径の場合は織布
をプラスチック枠にインサート成形するタイプの製品し
か無かった。
【0006】図2(a)は、太径のピンポイントゲート
11とともに、迂回壁10を設けた金型の平面図で、
(b)は上型1と下型2のそれぞれの流動路溝3を同一
の溝幅、同一の溝深さとして対称に配置した断面図を示
すものである。熔融樹脂が流れ込みやすい枠体溝へ流れ
込むのを一旦阻止するための壁を設けることで細溝への
流入を優先し、網目の抜けを防止するための構造を示す
ものである。図3(a)は、上型1の枠体溝4と連通し
て帯体溝12を設けた金型の平面図で、(b)は上型1
と下型2のそれぞれの流動路溝3を同一の溝幅、同一の
溝深さとして対称に配置した断面図を示すものである。
前記帯体12は、枠体溝4から中心に向かってその溝深
さを徐々に浅くして形成するもので、枠体部4からの流
入樹脂の網部5へ流れ込み過ぎないように規制するため
のものである。この帯体12がないと網部5の中心部で
バリが発生しやすくなる。図4(a)は、上型1の平面
図であり、枠体4に連通した太径の流動路溝3を複数本
設け、その交点に太径のピンポイントゲート11を複数
形成したものである。図4(b)は、下型2の平面図を
示すもので網溝5の周囲を囲うように枠体溝4を設けて
いる。場合によっては、上型1または下型2のどちらか
一方に設けるだけでも良い。本実施例のさらなる特長
は、下型2には流動路溝3を設けていないことである。
製品の形状にもよるが、流動路溝3が片面にしか無い場
合は熔融樹脂同士のぶつかり合いが無くスムースに流れ
る利点もある。図5(a)(b)は、上型1と下型2の
それぞれに、対象に流動路溝3を設けたもので、さらに
はピンポイントゲート11を流動路溝3の交点からずら
して形成している。交点上にゲートがあると枠体溝4に
早く熔融樹脂が回りやすく、それが折り返して網溝5の
中心部に集中して来て、中心部でバリが発生しやすくな
る。それを防ぐためにわざと熔融樹脂が流れにくい部分
へゲートを設けるものである。この場合は、流動路溝3
は上型1と下型2へ対称に配置されているほうが射出圧
力を上げることなく網溝5の末端まで熔融樹脂を行き渡
らせることができる。
【0007】図6(a)は、流動路溝3を複数本設け、
それら流動路溝3の交点に太径のピンポイントゲート1
1を複数形成したものである。図6(b)は、下型2の
平面図を示すもので網溝5の周囲を囲うように枠体溝4
を設けているが下型2には流動路溝3を設けていない実
施例である。上型1に枠体4に連通した太径の流動路溝
3を設けたので、熔融樹脂は枠体4溝にスムースに流れ
る作用をする。その流動路溝3と組み合わせて枠体4溝
に連通しない太径または幅広の誘導帯溝6を設けたの
で、それが枠体溝4とは直接接続されずに行き止まりと
なるので、そこで一定圧力を蓄えてからそのサイドに連
通する網溝5に圧入され、熔融樹脂は網溝5の末端まで
確実に流入するように働き、低圧成形で微細な網目を必
要とする成形品の成形が可能となるという優れた効果を
奏する。また、下型2には流動路溝3を設けていないの
で、上型1の流動路溝3との熔融樹脂の衝突がないた
め、枠体溝4への熔融樹脂の流入がスムースになり網溝
5の中心への流動力が増し中心部分でのリブ抜けが生じ
ない。図7(a)(b)は、枠体溝4への熔融樹脂の流
入がさらにスムースになり網溝5の中心への流動力が増
強されて中心部分でのリブ抜けが絶対に生じないように
するための他の変形実施例である。図7(a)のよう
に、ピンポイントゲート11が設けられる流動路溝3を
上型1に設けるとともに、図7(b)に示すように下型
2にも主要な幹線流動路となる流動路溝3を上型1の流
動路溝3と対称に設けたものである。その補助的な流動
路溝として若干細目の補助流動路溝7を太径の幹線流動
路溝の間に配置したものである。この補助的な補助流動
路溝7により網溝5への熔融樹脂の流入が確実に行われ
る。特にストライプ状の網目の成形には有利である。ス
トライプ状の場合は、網溝5が一方向にしか切られてい
ないために熔融樹脂の流動力がどうしても弱くなりリブ
抜けが発生しやすくなる。これを補うのが補助流動路溝
7である。さらに、流動路溝3に設けられるピンポイン
トゲート11を、複数の流動路溝3の交点上に設けず、
その交点から若干ずれた位置に設ける。流動路溝3の交
点にピンポイントゲート11を配置すると、熔融樹脂の
流入がスムースになり過ぎて網溝5の中心への流動力が
増強されて、逆に中心部分でバリが発生しやすくなる。
例えば、熔融樹脂の材料を流動性の高いものに変えたと
きにこのような問題が発生する。その点、流動路溝3の
交点以外の場所にピンポイントゲート11を配置する
と、熔融樹脂の流入がスムースになり過ぎるという現象
はおきにくくなり、網溝5の中心部分でバリが発生しや
すくなることは防止できる。
【0008】図8は、誘導帯溝6のみで構成した他の変
形実施例である。従来より誘導帯溝6についての出願を
多数行なっているが、今回の発明である太径のピンポイ
ントゲートにも適用したものである。図8(a)に示す
ように、上型1には複数の誘導帯溝6が交差して設けら
れており、その交点には太径のピンポイントゲート11
が設けられている。この実施例は、網目の開口率を上げ
る場合に有効な形状であり、なるべく太径の流動路や誘
導帯の占有面積を小さくしようとするものである。図8
(b)は、流動路溝や誘導帯溝を設けずに、上型1の誘
導帯溝6からの熔融樹脂の流れをスムースにしようとす
るものである。図9(a)は、上型1に複数の誘導帯溝
6が交差して設けられており、その交点には太径のピン
ポイントゲート11が設けられているが、さらに図9
(b)に示すように、下型2には十文字状に太径の流動
路溝3を設けたものである。太径の流動路溝3は誘導帯
溝6とは重なり合わない位置に形成しているので、上型
1の誘導帯溝6からの熔融樹脂の流れはスムースにな
る。それに加えて、下型2の流動路溝3により枠体溝4
への流入がスムースになり網目の形成に必要な流動力が
強くなる。
【0009】図10(a)は、図6(a)と同様に、流
動路溝3と組み合わせて枠体4溝に連通しない太径また
は幅広の誘導帯溝6を設けたので、それが枠体溝4とは
直接接続されずに行き止まりとなり、そこで一定圧力を
蓄えてからそのサイドに連通する網溝5に圧入され、熔
融樹脂は網溝5の末端まで確実に流入する。さらに、流
動路溝3に設けられるピンポイントゲート11を、複数
の流動路溝3の交点上に設けず、その交点から若干ずれ
た位置に設ける。流動路溝3の交点にピンポイントゲー
ト11を配置すると、熔融樹脂の流入がスムースになり
過ぎて網溝5の中心への流動力が増強されて、逆に中心
部分でバリが発生しやすくなる。例えば、熔融樹脂の材
料を流動性の高いものに変えたときにこのような問題が
発生する。その点、流動路溝3の交点以外の場所にピン
ポイントゲート11を配置すると、熔融樹脂の流入がス
ムースになり過ぎるという現象はおきにくくなり、網溝
5の中心部分でバリが発生しやすくなることは防止でき
る。ここまでは図7(a)と同様であるが、本実施例は
複)の流動路溝の交点から少しはずれた位置に配置され
たピンポインゲート11を、さらに枠体溝方向に近い流
動路溝上に設)たことを特徴とするものである。これ
は、熔融樹脂のフィルター中心方向への流入がスムース
になり過ぎるのを防止するためのものである。中心へ向
かおうとする熔融樹脂を他の流動路溝が障害物の役割を
果たして、網溝5の中心部分でバリが発生するのを防止
できる。図10(b)は、下型2に流動路溝や誘導帯溝
を設けずに、上型1の流動路溝3や誘導帯溝6からの熔
融樹脂の流れをスムースにしようとするものである。こ
のようにすると熔融樹脂の乱流は防げる。
【発明の効果】本発明は以上のように、ピンポイントゲ
ートを常識はずれの1.5φ以上にしたので、低圧成形
であるにもかかわらず金型内の熔融樹脂の流動が格段に
スムースになり、大型の一体成形プラスチックフィルタ
ーが製造可能になる。以下請求項に対応して効果を述べ
る。 (請求項1)流動路溝上に配置されるピンポイントゲー
トのゲート径を1.5φ以上に形成したので、低い射出
圧力、小さな型締力、短い成形時間でありながら、大面
積の成形品や微細網目の成形品が歩留まり良く大量に成
形が可能になるという極めて大きな効果を奏する。 (請求項2,請求項3および請求項4)流動路溝を十字
状に形成するとともに、その交点上に熔融樹脂を金型内
に注入するためのピンポイントゲートを配置したり、流
動路溝を前記ピンポイントゲートの径に比例させて太径
または幅広にしたり、両端が枠体溝に直接接続されない
太径または幅広の誘導帯溝としたことで、金型内の熔融
樹脂の流動性や流動力を飛躍的に高める効果がある。 (請求項5)流動路溝に直交する太径または幅広の帯体
溝を設けたので、枠体溝からの網目部分への熔融樹脂の
流動力を飛躍的に高める効果がある。 (請求項6)前記流動路溝からの熔融樹脂の流動を迂回
させるために、上型および/または下型の枠体溝上に少
なくともひとつ以上形成し、かつ、流動路溝に対向する
ように配置された迂回壁溝を設けたので、熔融樹脂は、
本来は流れやすい幅広の枠体溝へすぐには流れ込めず細
溝の方へと先に流れ、網目部分でのリブ抜けの現象を防
止するという効果を有する。 (請求項7)枠体溝からゲート方向に向かい、かつ、枠
体溝に連通して突出した帯体溝であって、前記帯体溝の
溝深さを金型の中心方向に向けて徐々に浅くして形成さ
れた帯体溝なので、枠体溝から網目部分への熔融樹脂の
流動力を急激に高めることなく網目形成ができる。フィ
ルター中心部でのバリを生じさせない効果がある。 (請求項8)流動路溝を,熔融樹脂を一旦蓄圧してから
細溝へ流入させるために、その両端が枠体溝に直接接続
されない太径または幅広の複数の誘導帯溝としたので、
網目を確実に形成できる利点がある。つまり、熔融樹脂
が網溝の末端まで流入するように働き、低圧成形で微細
な網目を必要とする成形品の成形が可能となるという優
れた効果を奏する。 (請求項9)網溝上に形成された太径または幅広の流動
路溝であって、上型または下型の網溝上に、いずれか一
方にのみに流動路溝を形成したので、流動路溝間での熔
融樹脂の乱流が防止でき、熔融樹脂の流動力を飛躍的に
高めるという効果がある。 (請求項10)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置
される、熔融樹脂を金型内に注入するためのゲートであ
って、複数の流動路溝の交点から少しはずれた位置に配
置されたゲートなので、熔融樹脂の流入がスムースにな
り過ぎるという現象はおきにくくなり、網溝の中心部分
でバリが発生しやすくなることは防止できる効果があ
る。 (請求項11)前記複数の流動路溝の交点から少しはず
れた位置に配置されたゲートを、枠体溝方向に近い流動
路溝上に設けたので、熔融樹脂のフィルター中心方向へ
の流入がスムースになり過ぎるのを防止し、フィルター
部の中心部分へ向かおうとする熔融樹脂を他の流動路溝
が障害物の役割を果たして、網部の中心部分でバリが発
生するのを防止するという効果がある。 (請求項12)前記請求項1ないし10記載の射出成形
金型を用いて得られる成形品なので、微細で歩留まりの
良い製品になるという効果がある。以上種々の実施例を
挙げて説明したが、本発明の原理を利用した他の実施例
についても本発明の保護の対象になることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明射出成形金型の平面図と断面図である。
【図2】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
と断面図である。
【図3】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
と断面図である。
【図4】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図5】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図6】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図7】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図8】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図9】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面図
である。
【図10】本発明射出成形金型の他の変形実施例の平面
図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型
3 流動路溝 4 枠体溝 5 網溝
6 誘導帯溝 7 補助流動路溝 8 空間部
9 金型 10 迂回壁 11 ピンポイントゲー
ト 12 帯体溝 13 スプルー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型を押し合わせるとともにピ
    ンポイントゲートを介して熔融樹脂を注入することでプ
    ラスチック製品を成形する金型装置において、以下の構
    成であることを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
    方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
    /または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
    動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
    熔融樹脂を金型内に注入するためのピンポイントゲート
    であって、プラスチック製品の形状や大きさに合わせて
    ゲート径を1.5φ以上に形成したピンポイントゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
    成される枠体溝
  2. 【請求項2】 前記流動路溝を十字状に形成するとと
    もに、その交点上に熔融樹脂を金型内に注入するための
    ピンポイントゲートを配置したことを特徴とする前記請
    求項1記載の射出成形金型。
  3. 【請求項3】 前記流動路溝を前記ピンポイントゲー
    トの径に比例させて太径または幅広にしたことを特徴と
    する前記請求項1記載の射出成形金型。
  4. 【請求項4】 前記流動路溝を、ピンポイントゲート
    から金型内に注入される熔融樹脂を一旦蓄圧してから細
    溝へ流入させるために、その両端が枠体溝に直接接続さ
    れない太径または幅広の誘導帯溝としたことを特徴とす
    る前記請求項1記載の射出成形金型。
  5. 【請求項5】 ゲートから金型内に注入される熔融樹
    脂を一旦蓄圧してから広い範囲で網溝へ流入させるため
    に、前記流動路溝に直交する太径または幅広の帯体溝を
    設けたことを特徴とする前記請求項1記載の射出成形金
    型。
  6. 【請求項6】 前記流動路溝からの熔融樹脂の流動を
    迂回させるために、上型および/または下型の枠体溝上
    に少なくともひとつ以上形成し、かつ、流動路溝に対向
    するように配置された迂回壁溝を設けたことを特徴とす
    る前記請求項1記載の射出成形金型。
  7. 【請求項7】 上型と下型を押し合わせるとともにゲ
    ートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチック製
    品を成形する金型装置において、以下の構成であること
    を特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
    方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
    /または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
    動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
    熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
    成される枠体溝 (e)枠体溝からゲート方向に向かい、かつ、枠体溝に
    連通して突出した帯体溝であって、前記帯体溝の溝深さ
    を金型の中心方向に向けて徐々に浅くして形成された帯
    体溝
  8. 【請求項8】 上型と下型を押し合わせるとともにゲ
    ートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチック製
    品を成形する金型装置において、以下の構成であること
    を特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
    方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
    /または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
    動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
    熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
    成される枠体溝 (e)ゲートから金型内に注入される熔融樹脂を一旦蓄
    圧してから細溝へ流入させるために、前記流動路溝をそ
    の両端が枠体溝に直接接続されない太径または幅広の複
    数の誘導帯溝とし、それらを直交または直角方向に組み
    合わせ配置した複数の誘導帯溝
  9. 【請求項9】 上型と下型を押し合わせるとともにゲ
    ートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチック製
    品を成形する金型装置において、以下の構成であること
    を特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
    方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、網溝上に形
    成された太径または幅広の流動路溝であって、上型また
    は下型の網溝上に、いずれか一方にのみ形成された流動
    路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
    熔融樹脂を金型内に注入するためのゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
    成される枠体溝
  10. 【請求項10】 上型と下型を押し合わせるとともに
    ゲートを介して熔融樹脂を注入することでプラスチック
    製品を成形する金型装置において、以下の構成であるこ
    とを特徴とする射出成形金型。 (a)上型および/または下型に、縦および/または横
    方向の細溝として形成された網溝 (b)熔融樹脂の流入を容易にするために、上型および
    /または下型の網溝上に形成された太径または幅広の流
    動路溝 (c)流動路溝上に少なくともひとつ以上配置される、
    熔融樹脂を金型内に注入するためのゲートであって、複
    数の流動路溝の交点から少しはずれた位置に配置された
    ゲート (d)上型および/または下型に、網溝を囲うように形
    成される枠体溝
  11. 【請求項11】 前記複数の流動路溝の交点から少し
    はずれた位置に配置されたゲートを、枠体溝方向に近い
    流動路溝上に設けたことを特徴とする前記請求項10記
    載の射出成形金型。
  12. 【請求項12】 前記請求項1ないし10記載の射出
    成形金型を用いて得られる成形品。
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