JPH11129288A - 合成樹脂製成形物の成形方法 - Google Patents
合成樹脂製成形物の成形方法Info
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- JPH11129288A JPH11129288A JP29698197A JP29698197A JPH11129288A JP H11129288 A JPH11129288 A JP H11129288A JP 29698197 A JP29698197 A JP 29698197A JP 29698197 A JP29698197 A JP 29698197A JP H11129288 A JPH11129288 A JP H11129288A
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- resin molded
- molded product
- injection molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/7207—Heating or cooling of the moulded articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 射出成形機で合成樹脂製成形物、例えば
コンテナーを成形した後に、射出成形機から取り出した
合成樹脂製成形物を、縦方向に拡張及び縮小する縦方向
矯正治具部と、横方向に拡張及び縮小する横方向矯正治
具部とを有する矯正治具で矯正しながら冷却することか
らなる合成樹脂製成形物の成形方法。 【効果】 射出成形機内で合成樹脂製成形物を冷却する
時間を短縮することができ、これによって射出成形機内
の成形サイクルを短縮し、生産性を高めて合成樹脂製成
形物のコストダウンを達成することができる。
コンテナーを成形した後に、射出成形機から取り出した
合成樹脂製成形物を、縦方向に拡張及び縮小する縦方向
矯正治具部と、横方向に拡張及び縮小する横方向矯正治
具部とを有する矯正治具で矯正しながら冷却することか
らなる合成樹脂製成形物の成形方法。 【効果】 射出成形機内で合成樹脂製成形物を冷却する
時間を短縮することができ、これによって射出成形機内
の成形サイクルを短縮し、生産性を高めて合成樹脂製成
形物のコストダウンを達成することができる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、合成樹脂製コンテ
ナ、合成樹脂製パレット等の合成樹脂製成形物を成形す
る方法に関する。
ナ、合成樹脂製パレット等の合成樹脂製成形物を成形す
る方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製コンテナ、合成樹脂製パレッ
ト等の合成樹脂製成形物を射出成形することが行われて
いるが、これらの合成樹脂製成形物のコストダウンを達
成する為に成形サイクルを短縮することが強く要求され
ている。しかし、合成樹脂製成形物は、射出形成機内で
成形後熱いままで取り出すと成形物の重量によって変形
してしまうため、一般に金型内で冷却する時間、通常１
５秒以上、を必要とし、その時間が生産性をより高くで
きない要因となっている。
ト等の合成樹脂製成形物を射出成形することが行われて
いるが、これらの合成樹脂製成形物のコストダウンを達
成する為に成形サイクルを短縮することが強く要求され
ている。しかし、合成樹脂製成形物は、射出形成機内で
成形後熱いままで取り出すと成形物の重量によって変形
してしまうため、一般に金型内で冷却する時間、通常１
５秒以上、を必要とし、その時間が生産性をより高くで
きない要因となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成樹脂製
成形物を射出成形する際の射出成形機内の成形サイクル
を短縮することによって合成樹脂製成形物の生産性を高
めることを提供することある。
成形物を射出成形する際の射出成形機内の成形サイクル
を短縮することによって合成樹脂製成形物の生産性を高
めることを提供することある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出成形機で
合成樹脂製成形物を成形した後に、射出成形機から取り
出した合成樹脂製成形物を矯正治具で矯正しながら冷却
することを特徴とする合成樹脂製成形物の成形方法に関
する。
合成樹脂製成形物を成形した後に、射出成形機から取り
出した合成樹脂製成形物を矯正治具で矯正しながら冷却
することを特徴とする合成樹脂製成形物の成形方法に関
する。
【０００５】本発明は、１台の射出成形機に対し、射出
成形機から取り出した合成樹脂製成形物を矯正治具で矯
正しながら冷却する矯正冷却手段を複数個設置し、射出
成形機から取り出した合成樹脂製成形物を複数個の矯正
冷却手段で交互若しくは順次に矯正冷却する前記合成樹
脂製成形物の成形方法に関する。
成形機から取り出した合成樹脂製成形物を矯正治具で矯
正しながら冷却する矯正冷却手段を複数個設置し、射出
成形機から取り出した合成樹脂製成形物を複数個の矯正
冷却手段で交互若しくは順次に矯正冷却する前記合成樹
脂製成形物の成形方法に関する。
【０００６】本発明は、冷風を吹き付けて合成樹脂製成
形物を冷却する前記合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。本発明は、通気孔を有する金属板上に矯正治具を設
け、該矯正治具で合成樹脂製成形物を矯正しながら金属
板の下方から冷風を吹き付けて矯正冷却する前記合成樹
脂製成形物の成形方法に関する。
形物を冷却する前記合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。本発明は、通気孔を有する金属板上に矯正治具を設
け、該矯正治具で合成樹脂製成形物を矯正しながら金属
板の下方から冷風を吹き付けて矯正冷却する前記合成樹
脂製成形物の成形方法に関する。
【０００７】本発明は、合成樹脂製成形物が合成樹脂製
コンテナである前記合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。本発明は、矯正治具が、縦方向に拡張及び縮小する
縦方向矯正治具部と、横方向に拡張及び縮小する横方向
矯正治具部とを有する前記合成樹脂製成形物の成形方法
に関する。
コンテナである前記合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。本発明は、矯正治具が、縦方向に拡張及び縮小する
縦方向矯正治具部と、横方向に拡張及び縮小する横方向
矯正治具部とを有する前記合成樹脂製成形物の成形方法
に関する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い、本発明に係わ
る合成樹脂製成形物の成形方法の好適な実施の形態とし
て合成樹脂製コンテナの成形方法について説明する。
る合成樹脂製成形物の成形方法の好適な実施の形態とし
て合成樹脂製コンテナの成形方法について説明する。
【０００９】図１は本発明に係わる合成樹脂製成形物の
成形方法の１つの実施の形態を示す平面図であり、図２
は図１に示した成形方法の斜視図であり、図３は図１に
示した成形方法に於いて合成樹脂製成形物を矯正治具で
矯正している状態を示す正面図であり、図４は図１に示
した成形方法に於ける矯正冷却手段の一例を示す平面図
であり、図５は本発明に係わる合成樹脂製成形物の成形
方法の他の実施の形態を示す斜視図である。
成形方法の１つの実施の形態を示す平面図であり、図２
は図１に示した成形方法の斜視図であり、図３は図１に
示した成形方法に於いて合成樹脂製成形物を矯正治具で
矯正している状態を示す正面図であり、図４は図１に示
した成形方法に於ける矯正冷却手段の一例を示す平面図
であり、図５は本発明に係わる合成樹脂製成形物の成形
方法の他の実施の形態を示す斜視図である。
【００１０】本発明は、射出成形機１で合成樹脂製成形
物２を成形した後に、射出成形機１から取り出した合成
樹脂製成形物２を矯正治具３３で矯正しながら冷却する
ことを特徴とする合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。
物２を成形した後に、射出成形機１から取り出した合成
樹脂製成形物２を矯正治具３３で矯正しながら冷却する
ことを特徴とする合成樹脂製成形物の成形方法に関す
る。
【００１１】本発明に従って合成樹脂製成形物２を成形
するには、射出成形機１に於いて、合成樹脂を金型内に
射出成形後、通常金型内で冷却保持するよりも短時間冷
却保持した後に、即ち取出機で取り出した際に変形しな
いようにゲート部がほぼ固まる程度まで金型内で冷却保
持後に、好ましくは１０乃至５０℃の温度で０乃至１０
秒間冷却保持し後に、射出成形機１から合成樹脂製成形
物２を取り出すことが好ましい。
するには、射出成形機１に於いて、合成樹脂を金型内に
射出成形後、通常金型内で冷却保持するよりも短時間冷
却保持した後に、即ち取出機で取り出した際に変形しな
いようにゲート部がほぼ固まる程度まで金型内で冷却保
持後に、好ましくは１０乃至５０℃の温度で０乃至１０
秒間冷却保持し後に、射出成形機１から合成樹脂製成形
物２を取り出すことが好ましい。
【００１２】本発明に於いては、１台の射出成形機１に
対し、射出成形機１から取り出した合成樹脂製成形物２
を矯正治具３３で矯正しながら冷却する矯正冷却手段３
を複数個、通常２個設置することが好ましい。
対し、射出成形機１から取り出した合成樹脂製成形物２
を矯正治具３３で矯正しながら冷却する矯正冷却手段３
を複数個、通常２個設置することが好ましい。
【００１３】１台の射出成形機１に対し、矯正冷却手段
３を２個設置する方法としては、例えば、図１乃至図３
に示すように、プッシャー台５の横に矯正冷却手段３を
２個設置する方法を挙げることができる。即ち、取出機
４によって合成樹脂製成形物２を射出成形機１から取り
出してプッシャー台５に置く操作を順次に行い、次いで
１台目の移載機（図示せず）によって合成樹脂製成形物
２をプッシャー台５から１台目の矯正冷却手段３Ａに移
載する操作と合成樹脂製成形物２をプッシャー台５から
２台目の矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行
い、次いで２台目の移載機（図示せず）によって合成樹
脂製成形物２を１台目の矯正冷却手段３Ａからコンベア
ライン６に移載する操作と合成樹脂製成形物２を２台目
の矯正冷却手段３Ｂからコンベアライン６に移載する操
作とを交互に行う。尚、必要に応じて、射出成形機１か
ら取り出した合成樹脂製成形物２をプッシャー台５に置
き、次いで合成樹脂製成形物２を矯正冷却手段３Ａ及び
矯正冷却手段３Ｂに順次に移載した後に、コンベアライ
ン６に移載してもよい。
３を２個設置する方法としては、例えば、図１乃至図３
に示すように、プッシャー台５の横に矯正冷却手段３を
２個設置する方法を挙げることができる。即ち、取出機
４によって合成樹脂製成形物２を射出成形機１から取り
出してプッシャー台５に置く操作を順次に行い、次いで
１台目の移載機（図示せず）によって合成樹脂製成形物
２をプッシャー台５から１台目の矯正冷却手段３Ａに移
載する操作と合成樹脂製成形物２をプッシャー台５から
２台目の矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行
い、次いで２台目の移載機（図示せず）によって合成樹
脂製成形物２を１台目の矯正冷却手段３Ａからコンベア
ライン６に移載する操作と合成樹脂製成形物２を２台目
の矯正冷却手段３Ｂからコンベアライン６に移載する操
作とを交互に行う。尚、必要に応じて、射出成形機１か
ら取り出した合成樹脂製成形物２をプッシャー台５に置
き、次いで合成樹脂製成形物２を矯正冷却手段３Ａ及び
矯正冷却手段３Ｂに順次に移載した後に、コンベアライ
ン６に移載してもよい。
【００１４】矯正冷却手段３としては、例えば通気孔３
１を有する金属板３２、例えばパンチングメタル３２上
に矯正治具３３を設け、且つパンチングメタル３２の下
方に冷風を吹き付ける為の冷風ダクト３４を設けたもの
を使用することができる。パンチングメタル３２は、例
えばステンレス、アルミニュウム等によって形成するこ
とができ、またパンチングメタル３２の通気孔３１は、
通常単位面積当たり２０乃至５０％の割合で設けること
が好ましい。
１を有する金属板３２、例えばパンチングメタル３２上
に矯正治具３３を設け、且つパンチングメタル３２の下
方に冷風を吹き付ける為の冷風ダクト３４を設けたもの
を使用することができる。パンチングメタル３２は、例
えばステンレス、アルミニュウム等によって形成するこ
とができ、またパンチングメタル３２の通気孔３１は、
通常単位面積当たり２０乃至５０％の割合で設けること
が好ましい。
【００１５】合成樹脂製成形物２、例えば合成樹脂製コ
ンテナ２を矯正冷却するには、例えばサーボモーター３
３１を可逆的に回転させることによって矯正冷却の都度
縦方向に拡張及び縮小する縦方向矯正治具部３３２と、
サーボモーター３３３を可逆的に回転させることによっ
て横方向に拡張及び縮小する横方向矯正治具部３３４と
を有する矯正治具３３を使用し、縦方向矯正治具部３３
２を拡張させ、合成樹脂製コンテナ２の対向する一対の
側壁の内側を外側に押し圧して矯正するとともに横方向
矯正治具部３３４を拡張させ、合成樹脂製コンテナ２の
対向する他の一対の側壁の内側を外側に押し圧して矯正
しつつ、冷風ダクト３４から冷風を吹き付けて矯正冷却
すればよい。縦方向矯正治具部３３２及び横方向矯正治
具部３３４は、例えば硬質塩ビ、金属等によって形成す
ることができ、サーボモーター３３１及びサーボモータ
ー３３３によって軸方向中心部を境に逆向きに螺子を設
けた軸３３５及び軸３３６を可逆的に回転させることに
より、それぞれの螺子と螺合する螺子を設けた縦方向矯
正治具部３３２及び横方向矯正治具部３３４を縦方向及
び横方向に拡張及び縮小することができる。
ンテナ２を矯正冷却するには、例えばサーボモーター３
３１を可逆的に回転させることによって矯正冷却の都度
縦方向に拡張及び縮小する縦方向矯正治具部３３２と、
サーボモーター３３３を可逆的に回転させることによっ
て横方向に拡張及び縮小する横方向矯正治具部３３４と
を有する矯正治具３３を使用し、縦方向矯正治具部３３
２を拡張させ、合成樹脂製コンテナ２の対向する一対の
側壁の内側を外側に押し圧して矯正するとともに横方向
矯正治具部３３４を拡張させ、合成樹脂製コンテナ２の
対向する他の一対の側壁の内側を外側に押し圧して矯正
しつつ、冷風ダクト３４から冷風を吹き付けて矯正冷却
すればよい。縦方向矯正治具部３３２及び横方向矯正治
具部３３４は、例えば硬質塩ビ、金属等によって形成す
ることができ、サーボモーター３３１及びサーボモータ
ー３３３によって軸方向中心部を境に逆向きに螺子を設
けた軸３３５及び軸３３６を可逆的に回転させることに
より、それぞれの螺子と螺合する螺子を設けた縦方向矯
正治具部３３２及び横方向矯正治具部３３４を縦方向及
び横方向に拡張及び縮小することができる。
【００１６】矯正冷却する時間は、通常１５乃至９０秒
間とし、また冷風の温度は、通常１０乃至２０℃とし、
また冷風の通風量は、通常３乃至１０ｍ3／秒間とする
ことが好ましい。
間とし、また冷風の温度は、通常１０乃至２０℃とし、
また冷風の通風量は、通常３乃至１０ｍ3／秒間とする
ことが好ましい。
【００１７】矯正冷却時には、必要に応じて、矯正冷却
の都度、エアーシリンダー３６等によって下降及び上昇
させて矯正冷却時に合成樹脂製コンテナ２を覆うカバー
３５を使用することが好ましい。カバー３５は、例え
ば、ステンレス等の金属によって形成することができ
る。
の都度、エアーシリンダー３６等によって下降及び上昇
させて矯正冷却時に合成樹脂製コンテナ２を覆うカバー
３５を使用することが好ましい。カバー３５は、例え
ば、ステンレス等の金属によって形成することができ
る。
【００１８】パンチングメタル３２上で合成樹脂製コン
テナ２を矯正冷却するには、例えばパンチングメタル３
２の下方から冷風ダクト３４によって常時冷風を吹き付
けつつ、パンチングメタル３２上に合成樹脂製コンテナ
２を移載した後に、直ちに縦方向矯正治具部３３２と横
方向矯正治具部３３４をそれぞれ拡張させて合成樹脂製
コンテナ２の対向する側壁をそれぞれ内側から外側に押
し圧して矯正すると同時にカバー３５を下降させて合成
樹脂製コンテナ２に被せ、所定時間矯正冷却した後に、
縦方向矯正治具部３３２と横方向矯正治具部３３４とを
それぞれ縮小させて合成樹脂製コンテナ２の側壁の内側
から外し、カバー３５を上昇させた後に、合成樹脂製コ
ンテナ２をパンチングメタル３２から次の位置に移載す
ればよい。
テナ２を矯正冷却するには、例えばパンチングメタル３
２の下方から冷風ダクト３４によって常時冷風を吹き付
けつつ、パンチングメタル３２上に合成樹脂製コンテナ
２を移載した後に、直ちに縦方向矯正治具部３３２と横
方向矯正治具部３３４をそれぞれ拡張させて合成樹脂製
コンテナ２の対向する側壁をそれぞれ内側から外側に押
し圧して矯正すると同時にカバー３５を下降させて合成
樹脂製コンテナ２に被せ、所定時間矯正冷却した後に、
縦方向矯正治具部３３２と横方向矯正治具部３３４とを
それぞれ縮小させて合成樹脂製コンテナ２の側壁の内側
から外し、カバー３５を上昇させた後に、合成樹脂製コ
ンテナ２をパンチングメタル３２から次の位置に移載す
ればよい。
【００１９】尚、合成樹脂製コンテナ２を矯正する方法
としては、前記の様に合成樹脂製コンテナ２の側壁の内
側から外側に押し圧してもよいが、必要に応じて合成樹
脂製コンテナ２の側壁の外側から内側に押し圧してもよ
い。
としては、前記の様に合成樹脂製コンテナ２の側壁の内
側から外側に押し圧してもよいが、必要に応じて合成樹
脂製コンテナ２の側壁の外側から内側に押し圧してもよ
い。
【００２０】１台の射出成形機１に対し、矯正冷却手段
３を２個設置して矯正冷却する他の方法としては、例え
ば、図５に示すようにコンベアライン６の上方の適宜位
置に矯正冷却手段３Ａ及び矯正冷却手段３Ｂを設置し、
１台の垂直多関節ロボット（図示せず）によって合成樹
脂製コンテナ２をプッシャー台５から矯正冷却手段３Ａ
に移載する操作と合成樹脂製コンテナ２をプッシャー台
５から矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行う
とともに同じ垂直他関節ロボットによって合成樹脂製コ
ンテナ２を矯正冷却手段３Ａからコンベアライン６に移
載する操作と合成樹脂製コンテナ２を矯正冷却手段３Ｂ
からコンベアライン６に移載する操作とを交互に行えば
よい。尚、この場合にも、必要に応じて、射出成形機１
から取り出した合成樹脂製コンテナ２をプッシャー台５
に置き、次いで合成樹脂製コンテナ２を矯正冷却手段３
Ａ及び矯正冷却手段３Ｂに順次に移載した後に、コンベ
アライン６に移載してもよい。
３を２個設置して矯正冷却する他の方法としては、例え
ば、図５に示すようにコンベアライン６の上方の適宜位
置に矯正冷却手段３Ａ及び矯正冷却手段３Ｂを設置し、
１台の垂直多関節ロボット（図示せず）によって合成樹
脂製コンテナ２をプッシャー台５から矯正冷却手段３Ａ
に移載する操作と合成樹脂製コンテナ２をプッシャー台
５から矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行う
とともに同じ垂直他関節ロボットによって合成樹脂製コ
ンテナ２を矯正冷却手段３Ａからコンベアライン６に移
載する操作と合成樹脂製コンテナ２を矯正冷却手段３Ｂ
からコンベアライン６に移載する操作とを交互に行えば
よい。尚、この場合にも、必要に応じて、射出成形機１
から取り出した合成樹脂製コンテナ２をプッシャー台５
に置き、次いで合成樹脂製コンテナ２を矯正冷却手段３
Ａ及び矯正冷却手段３Ｂに順次に移載した後に、コンベ
アライン６に移載してもよい。
【００２１】以上、本発明の射出成形方法を合成樹脂製
コンテナに基づいて説明したが、本発明の射出成形方法
は、合成樹脂製パレット等のその他の合成樹脂製成形物
にも適用することができる。
コンテナに基づいて説明したが、本発明の射出成形方法
は、合成樹脂製パレット等のその他の合成樹脂製成形物
にも適用することができる。
【００２２】
比較例１ 射出成形機を使用し、金型内にポリエチレンを２２０℃
で射出成形した後に、金型内に於いて２０℃で１５秒間
冷却保持し、次いで射出成形機から取り出すことによ
り、長さ３４２ｍｍ、幅２６６ｍｍ、高さ２７７ｍｍの
ポリエチレン製コンテナを成形した。
で射出成形した後に、金型内に於いて２０℃で１５秒間
冷却保持し、次いで射出成形機から取り出すことによ
り、長さ３４２ｍｍ、幅２６６ｍｍ、高さ２７７ｍｍの
ポリエチレン製コンテナを成形した。
【００２３】このポリエチレン製コンテナの成形サイク
ルは、５３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金
型内冷却時間１５秒）であった。 比較例２ 射出成形機を使用し、金型内にポリエチレンを２２０℃
で射出成形した後に、金型内に於いて２０℃で５秒間冷
却保持し、次いで射出成形機から取り出すことにより、
前記と同じ寸法のポリエチレン製コンテナを成形した。
ルは、５３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金
型内冷却時間１５秒）であった。 比較例２ 射出成形機を使用し、金型内にポリエチレンを２２０℃
で射出成形した後に、金型内に於いて２０℃で５秒間冷
却保持し、次いで射出成形機から取り出すことにより、
前記と同じ寸法のポリエチレン製コンテナを成形した。
【００２４】このポリエチレン製コンテナの成形サイク
ルは、４３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金
型内冷却時間５秒）であるが、冷却時間が短かったため
ポリエチレン製コンテナの変形が著しく、到底実用に供
し得ないものであった。
ルは、４３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金
型内冷却時間５秒）であるが、冷却時間が短かったため
ポリエチレン製コンテナの変形が著しく、到底実用に供
し得ないものであった。
【００２５】実施例１ 図１乃至図３に示すように、プッシャー台５の横に矯正
冷却手段３Ａ及び３Ｂを設置することにより、１台の射
出成形機１に対し、矯正冷却手段３を２個設置して前記
と同じ寸法のポリエチレン製コンテナ２を成形した。
冷却手段３Ａ及び３Ｂを設置することにより、１台の射
出成形機１に対し、矯正冷却手段３を２個設置して前記
と同じ寸法のポリエチレン製コンテナ２を成形した。
【００２６】即ち、射出成形機１の金型内にポリエチレ
ン２２０℃でを射出成形した後に、金型内に於いて２０
℃で５秒間冷却保持し、取出機４によってポリエチレン
製コンテナ２を射出成形機１から取り出してプッシャー
台５に置く操作を順次に行い、次いで１台目の移載機
（図示せず）によってポリエチレン製コンテナ２をプッ
シャー台５から１台目の矯正冷却手段３Ａに移載する操
作とポリエチレン製コンテナ２をプッシャー台５から２
台目の矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行
い、次いで２台目の移載機（図示せず）によってポリエ
チレン製コンテナ２を１台目の矯正冷却手段３Ａからコ
ンベアライン６に移載する操作とポリエチレン製コンテ
ナ２を２台目の矯正冷却手段３Ｂからコンベアライン６
に移載する操作とを交互に行った。
ン２２０℃でを射出成形した後に、金型内に於いて２０
℃で５秒間冷却保持し、取出機４によってポリエチレン
製コンテナ２を射出成形機１から取り出してプッシャー
台５に置く操作を順次に行い、次いで１台目の移載機
（図示せず）によってポリエチレン製コンテナ２をプッ
シャー台５から１台目の矯正冷却手段３Ａに移載する操
作とポリエチレン製コンテナ２をプッシャー台５から２
台目の矯正冷却手段３Ｂに移載する操作とを交互に行
い、次いで２台目の移載機（図示せず）によってポリエ
チレン製コンテナ２を１台目の矯正冷却手段３Ａからコ
ンベアライン６に移載する操作とポリエチレン製コンテ
ナ２を２台目の矯正冷却手段３Ｂからコンベアライン６
に移載する操作とを交互に行った。
【００２７】矯正冷却手段３として、パンチングメタル
３２上に矯正治具３３を設け、且つパンチングメタル３
２の下方に冷風を吹き付ける為の冷風ダクト３４を設け
たものを使用した。
３２上に矯正治具３３を設け、且つパンチングメタル３
２の下方に冷風を吹き付ける為の冷風ダクト３４を設け
たものを使用した。
【００２８】パンチングメタル３２として、単位面積当
たり３５％の割合で通気孔３１を有するステンレス製パ
ンチングメタル３２を使用した。矯正治具３３として、
サーボモーター３３１によって軸３３５を可逆的に回転
させることにより、矯正冷却の都度縦方向に拡張及び縮
小する硬質塩ビ製縦方向矯正治具部３３２と、サーボモ
ーター３３３によって軸３３６を可逆的に回転させるこ
とにより、矯正冷却の都度横方向に拡張及び縮小する硬
質塩ビ製横方向矯正治具部３３４とを有する矯正治具３
３を使用した。
たり３５％の割合で通気孔３１を有するステンレス製パ
ンチングメタル３２を使用した。矯正治具３３として、
サーボモーター３３１によって軸３３５を可逆的に回転
させることにより、矯正冷却の都度縦方向に拡張及び縮
小する硬質塩ビ製縦方向矯正治具部３３２と、サーボモ
ーター３３３によって軸３３６を可逆的に回転させるこ
とにより、矯正冷却の都度横方向に拡張及び縮小する硬
質塩ビ製横方向矯正治具部３３４とを有する矯正治具３
３を使用した。
【００２９】また、矯正冷却の都度、エアーシリンダー
３６によって下降及び上昇して矯正冷却時にポリエチレ
ン製コンテナ２を覆うステンレス製カバー３５を使用し
た。パンチングメタル３２上でのポリエチレン製コンテ
ナ２の矯正冷却は、次の様に行った。パンチングメタル
３２の下方から冷風ダクト３４によって常時冷風を吹き
付けつつ、パンチングメタル３２上にポリエチレン製コ
ンテナ２を移載した後に、直ちに縦方向矯正治具部３３
２と横方向矯正治具部３３４をそれぞれ拡張させてポリ
エチレン製コンテナ２の対向する側壁をそれぞれ内側か
ら押し圧して矯正すると同時にカバー３５を下降させて
ポリエチレン製コンテナ２に被せ、３０秒間矯正冷却し
た後に、縦方向矯正治具部３３２と横方向矯正治具部３
３４とをそれぞれ縮小させてポリエチレン製コンテナ２
の側壁の内側から外し、カバー３５を上昇させた後に、
ポリエチレン製コンテナ２をパンチングメタル３２から
次の位置に移載した。
３６によって下降及び上昇して矯正冷却時にポリエチレ
ン製コンテナ２を覆うステンレス製カバー３５を使用し
た。パンチングメタル３２上でのポリエチレン製コンテ
ナ２の矯正冷却は、次の様に行った。パンチングメタル
３２の下方から冷風ダクト３４によって常時冷風を吹き
付けつつ、パンチングメタル３２上にポリエチレン製コ
ンテナ２を移載した後に、直ちに縦方向矯正治具部３３
２と横方向矯正治具部３３４をそれぞれ拡張させてポリ
エチレン製コンテナ２の対向する側壁をそれぞれ内側か
ら押し圧して矯正すると同時にカバー３５を下降させて
ポリエチレン製コンテナ２に被せ、３０秒間矯正冷却し
た後に、縦方向矯正治具部３３２と横方向矯正治具部３
３４とをそれぞれ縮小させてポリエチレン製コンテナ２
の側壁の内側から外し、カバー３５を上昇させた後に、
ポリエチレン製コンテナ２をパンチングメタル３２から
次の位置に移載した。
【００３０】冷風の温度は、１５℃とし、また冷風の通
風量は、６．５ｍ3／秒間とした。このポリエチレン製
コンテナ２の射出成形機に於ける成形サイクルは、４
３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金型内冷却
時間５秒）であり、矯正冷却手段３を使用することによ
り、射出成形機の成形サイクルを大幅に短縮することが
できた。比較例１に比べると、射出成形機の成形サイク
ル時間を１０秒／個短縮でき、射出成形機１台における
コンテナーの生産数では年間１２万個あまりも多く生産
が可能となる。
風量は、６．５ｍ3／秒間とした。このポリエチレン製
コンテナ２の射出成形機に於ける成形サイクルは、４
３．４秒／個（金型内成形時間３８．４秒／金型内冷却
時間５秒）であり、矯正冷却手段３を使用することによ
り、射出成形機の成形サイクルを大幅に短縮することが
できた。比較例１に比べると、射出成形機の成形サイク
ル時間を１０秒／個短縮でき、射出成形機１台における
コンテナーの生産数では年間１２万個あまりも多く生産
が可能となる。
【００３１】また、このポリエチレン製コンテナは、不
用意に変形することもなかった。
用意に変形することもなかった。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、射出成形した後に、射
出成形機から取り出した合成樹脂製成形物を矯正冷却す
る手段を別に設け、且つ必要に応じて合成樹脂製成形物
を矯正冷却する手段を複数個設けることにより、射出成
形機内で合成樹脂製成形物を冷却する時間を短縮するこ
とができ、これによって射出成形機内の成形サイクルを
短縮し、生産性を高めて合成樹脂製成形物のコストダウ
ンを達成することができる。
出成形機から取り出した合成樹脂製成形物を矯正冷却す
る手段を別に設け、且つ必要に応じて合成樹脂製成形物
を矯正冷却する手段を複数個設けることにより、射出成
形機内で合成樹脂製成形物を冷却する時間を短縮するこ
とができ、これによって射出成形機内の成形サイクルを
短縮し、生産性を高めて合成樹脂製成形物のコストダウ
ンを達成することができる。
【図１】本発明に係わる射出成形方法の１つの実施の形
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図２】図１に示した射出成形方法の斜視図である。
【図３】図１に示した射出成形方法に於いて合成樹脂製
成形物を矯正治具で矯正している状態を示す正面図であ
る。
成形物を矯正治具で矯正している状態を示す正面図であ
る。
【図４】図１に示した射出成形方法に於ける矯正冷却手
段の一例を示す平面図である。
段の一例を示す平面図である。
【図５】本発明に係わる射出成形方法の他の実施の形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
１ 射出成形機 ２ 合成樹脂製成形物 ３、３Ａ、３Ｂ 矯正冷却手段 ３１ 通気孔 ３２ 金属板（パンチングメタル） ３３ 矯正治具 ３３２ 縦方向矯正治具部 ３３４ 横方向矯正治具部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 忠弘 群馬県館林市加法師町12−47−605
Claims (6)
- 【請求項１】 射出成形機で合成樹脂製成形物を成形し
た後に、射出成形機から取り出した合成樹脂製成形物を
矯正治具で矯正しながら冷却することを特徴とする合成
樹脂製成形物の成形方法。 - 【請求項２】 １台の射出成形機に対し、射出成形機か
ら取り出した合成樹脂製成形物を矯正治具で矯正しなが
ら冷却する矯正冷却手段を複数個設置し、射出成形機か
ら取り出した合成樹脂製成形物を複数個の矯正冷却手段
で交互若しくは順次に矯正冷却する請求項１記載の合成
樹脂製成形物の成形方法。 - 【請求項３】 冷風を吹き付けて合成樹脂製成形物を冷
却する請求項１又は請求項２記載の合成樹脂製成形物の
成形方法。 - 【請求項４】 通気孔を有する金属板上に矯正治具を設
け、該矯正治具で合成樹脂製成形物を矯正しながら金属
板の下方から冷風を吹き付けて矯正冷却する請求項１、
請求項２又は請求項３記載の合成樹脂製成形物の成形方
法。 - 【請求項５】 合成樹脂製成形物が合成樹脂製コンテナ
である請求項１、請求項２、請求項３又は請求項４記載
の合成樹脂製成形物の成形方法。 - 【請求項６】 矯正治具が、縦方向に拡張及び縮小する
縦方向矯正治具部と、横方向に拡張及び縮小する横方向
矯正治具部とを有する請求項１又は請求項５記載の合成
樹脂製成形物の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29698197A JPH11129288A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29698197A JPH11129288A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129288A true JPH11129288A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17840715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29698197A Pending JPH11129288A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129288A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003080531A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Nachi Fujikoshi Corp | 合成樹脂成形品の冷却装置 |
| WO2005110716A3 (en) * | 2004-05-07 | 2006-03-16 | Graham Packaging Pet Tech | Take out and cooling system and method |
| GB2424206B (en) * | 2005-03-18 | 2011-02-09 | Pvaxx Res & Dev Ltd | Systems, apparatus and methods for moulding and systems, apparatus and methods related thereto |
| US9138945B2 (en) | 2005-04-26 | 2015-09-22 | Paxxal Inc. | Load carrying apparatus and method of manufacture |
| JP2017203405A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 内山工業株式会社 | スペーサの製造方法及びスペーサ |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29698197A patent/JPH11129288A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003080531A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Nachi Fujikoshi Corp | 合成樹脂成形品の冷却装置 |
| WO2005110716A3 (en) * | 2004-05-07 | 2006-03-16 | Graham Packaging Pet Tech | Take out and cooling system and method |
| US7632089B2 (en) | 2004-05-07 | 2009-12-15 | Graham Packaging Pet Technologies, Inc. | Take out and cooling system and method |
| GB2424206B (en) * | 2005-03-18 | 2011-02-09 | Pvaxx Res & Dev Ltd | Systems, apparatus and methods for moulding and systems, apparatus and methods related thereto |
| US9138945B2 (en) | 2005-04-26 | 2015-09-22 | Paxxal Inc. | Load carrying apparatus and method of manufacture |
| JP2017203405A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 内山工業株式会社 | スペーサの製造方法及びスペーサ |
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