JPH11129027A - 薄肉チューブ造管設備 - Google Patents

薄肉チューブ造管設備

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JPH11129027A
JPH11129027A JP29801497A JP29801497A JPH11129027A JP H11129027 A JPH11129027 A JP H11129027A JP 29801497 A JP29801497 A JP 29801497A JP 29801497 A JP29801497 A JP 29801497A JP H11129027 A JPH11129027 A JP H11129027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seam guide
shaped member
edge
squeeze roll
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29801497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kimura
裕保 木村
Takashi Katanosaka
隆 片之坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP29801497A priority Critical patent/JPH11129027A/ja
Publication of JPH11129027A publication Critical patent/JPH11129027A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状部材の縁部の突き合わせ、圧接を安定、
正確に行い、溶接不良を少なくする。 【解決手段】 円形に成形された帯鋼7の外周を一対の
シームガイドロール20により拘束するとともに、帯鋼
7の縁部7aをテーパ状のシームガイド19により摺接
案内し、帯状部材7の縁部7aを圧接接合するスクイズ
ロール17をセラミックスにより孔なし軸一体形とする
とともに、その両端を軸受16により回転自在に支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアコンや自動
車のラジエータなどにおいて用いられる薄肉チューブの
造管設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の薄肉チューブ造管設備の構
成を示し、図6はその要部斜視図を示す。まず、帯鋼7
を送りロール5により矢印11に示すように移動させる
とともに、多段の左右の成形ロール1及び上下の成形ロ
ール2により次第に円形に成形し、その縁部7aをシー
ムガイド3により摺接案内するとともに、周囲に配設し
た加熱コイル4に高周波を流して誘導加熱し、加熱され
た縁部7aを一対のスクイズロール6により圧接して接
合し、薄肉チューブ8を形成する。この薄肉チューブ8
には溶接ビード8aがあるので、これをバイト9により
切除し、冷却部10において冷却する。
【0003】図7は従来のスクイズロールスタンド12
の側面図を示し、スクイズロールスタンド12上には一
対のスクイズロール6の回転軸6aの下端が回転自在に
支持されている。又、スクイズロールスタンド12上に
は支持部13を介してシームガイド3が取り付けられて
いる。図8は従来のスクイズロール6の半縦断面図を示
し、中心には回転軸6aを貫通するための孔6bが設け
られ、外周には成形のための半円状の凹部6cが設けら
れている。図9はシームガイド3の側面図及び背面図を
示し、シームガイド3は円形に成形された帯鋼7の縁部
7aと摺接する摺接部3aを含めて平板状に形成されて
おり、材質はセラミックスである。又、3bはシームガ
イド3を支持部13に取り付けるための長孔である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の薄肉チ
ューブ造管設備においては、スクイズロール6の回転軸
6aが下端のみ支持されているので、帯鋼7の縁部7a
の突合せ部を一対のスクイズロール6により圧接した際
に軸たわみが生じ、圧接力が弱まり、圧接接合が安定し
て行われなかった。又、スクイズロール6は回転軸6a
を貫通させるために中心に貫通孔6bを設ける必要があ
るので、スクイズロール6は径が大きくなり、スクイズ
ロール6の中心と縁部7aとの距離が大きくなり、縁部
7aの突き合わせ精度が悪化した。さらに、シームガイ
ド3の縁部7aとの摺接部3aが平板状であるので、摺
接部3aと縁部7aとが線接触となり、縁部7aの突き
合わせに適した形で縁部7aを案内することができず、
やはり突き合わせ精度が悪化した。また、縁部7aの突
き合わせを案内するのは平板状のシームガイド3のみで
あるので、突き合わせが安定しなかった。このような傾
向は帯鋼7の板厚が薄くなるほど(例えば0.3mm以
下)大きくなり、結果として溶接不良が多くなるという
課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、帯状部材の縁部の突き合わせ
を安定して精度良く行うことができ、溶接不良を少なく
することができる薄肉チューブ造管設備を得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明請求項1に係る
薄肉チューブ造管設備は、成形ロールにより円形に成形
された帯状部材の外周を両側から拘束する一対のシーム
ガイドロールと、外周側をシームガイドロールにより拘
束された位置で帯状部材の縁部を摺接案内するシームガ
イドと、シームガイドとシームガイドロールにより案内
された帯状部材を誘導加熱する加熱コイルと、セラミッ
クスにより孔なし軸一体構造に形成されるとともに、両
端を軸受により回転自在に支持され、加熱された帯状部
材の縁部を両側から圧接接合する一対のスクイズロール
を設けたものである。
【0007】請求項2に係る薄肉チューブ造管設備は、
シームガイドの帯状部材との摺接部を先細り状のテーパ
面としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図1はこの実施形態によるスクイ
ズロールスタンド14の側面図を示し、スクイズロール
スタンド14上に設けられた支持部15には上下一対の
軸受16が帯鋼7の移動方向11に対して左右一対設け
られている。17は図2に示すように孔なし軸一体形構
造のセラミックスからなるスクイズロールであり、帯鋼
7の移動方向11に対して左右一対設けられ、各スクイ
ズロール17の外周には半円形の凹部17aが設けら
れ、各スクイズロール17の上下両端は軸受16により
回転自在に支持されている。又、スクイズロールスタン
ド14上には支持部18を介してセラミックスからなる
シームガイド19が設けられ、帯鋼7の移動方向11に
対してシームガイド19の左右両側にはシームガイドロ
ール20がスクイズロールスタンド14に回転自在に支
持され、一対のシームガイドロール20の間隔は調整可
能となっている。
【0009】図3はシームガイド19及びシームガイド
ロール20の部分の縦断拡大正面図、図4(a),
(b)はシームガイド19の正面図及び側面図を示し、
シームガイド19の下端には帯鋼7の縁部7aと摺接す
る摺接部19aが設けられ、この摺接部19aは下方に
行くに従って薄くなる先細り状のテーパ面に形成されて
いる。又、シームガイドロール20の回転軸20aは中
空となっており、内部に冷却水が通流される。シームガ
イドロール20の外周には半円形の凹部20bが設けら
れている。
【0010】上記構成において、帯鋼7を矢印11の方
向に移動させながら成形ロール1,2により円形に成形
し、この円形の帯鋼7の外周を一対のシームガイドロー
ル20により両側から拘束しながら帯鋼7の縁部7aを
シームガイド19のテーパ状の摺接部19aにより摺接
案内し、加熱コイル4により加熱するとともに、加熱さ
れた縁部7aを一対のスクイズロール17により両側か
ら圧接して接合する。
【0011】上記実施形態においては、円形に成形され
た帯鋼7の外周側を一対のシームガイドロール20によ
り拘束しながら帯鋼7の縁部7aをシームガイド19の
摺接部19aにより案内するので、その後のスクイズロ
ール17による縁部7aの突き合わせを安定して行うこ
とができる。しかも、シームガイド19の摺接部19a
を下方へのテーパ状としたので、縁部7aと摺接部19
aとは面接触となり、縁部7aを突き合わせに適した形
で案内することができる。又、スクイズロール17を耐
熱性、耐摩耗性に優れたセラミックスにより孔なし軸一
体構造としたことによりスクイズロール17の径を小さ
くすることができ、スクイズロール17の中心と縁部7
aとの距離が縮小され、縁部7aの突き合わせが安定
し、かつその精度を高めることができる。さらに、スク
イズロール17の両端を上下一対の軸受16により支持
したので、軸たわみが生じず、縁部7aの突き合わせに
大きな圧接力を加えることができ、圧接接合を安定して
行うことができる。又、スクイズロールスタンド14上
にスクイズロール17、シームガイド19及びシームガ
イドロール20を設け、特にシームガイド19とスクイ
ズロール16を近接して設けたので、縁部7aの変動を
小さくすることができる。上記の結果、溶接不良を大幅
に少なくすることができ、特に肉厚0.3mm以下のチ
ューブを製造する際に有効であった。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、円形に成形された帯状部材の外周をシームガイドロ
ールにより拘束するとともに、帯状部材の縁部をシーム
ガイドにより摺接案内しており、縁部の案内及び突き合
わせを安定して行うことができる。又、スクイズロール
を耐摩耗性、耐熱性に優れたセラミックスにより孔なし
軸一体構造としたので、スクイズロールの径を小さくす
ることができ、スクイズロールの中心と縁部を近付ける
ことができ、縁部の突き合わせを安定、正確に行うこと
ができる。又、スクイズロールの両端を軸受により支持
したので、軸たわみが生じず、圧接接合を確実に行うこ
とができる。この結果、溶接不良を少なくすることがで
きる。
【0013】又、請求項2によれば、シームガイドの摺
接部を先細り状のテーパ面としており、帯状部材の縁部
をその形状に沿って案内することができ、縁部の案内、
突き合わせを安定、正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスクイズロールスタンドの側面
図である。
【図2】この発明によるスクイズロールの正面図であ
る。
【図3】この発明によるシームガイド及びシームガイド
ロールの縦断正面図である。
【図4】この発明によるシームガイドの正面図及び側面
図である。
【図5】従来の薄肉チューブ造管設備の構成図である。
【図6】従来の薄肉チューブ造管設備の要部斜視図であ
る。
【図7】従来のスクイズロールスタンドの側面図であ
る。
【図8】従来のスクイズロールの半縦断面図である。
【図9】従来のシームガイドの側面図及び背面図であ
る。
【符号の説明】
1,2…成形ロール 4…加熱コイル 7…帯鋼 7a…縁部 16…軸受 17…スクイズロール 19…シームガイド 19a…摺接部 20…シームガイドロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ロールにより円形に成形された帯状
    部材の外周を両側から拘束する一対のシームガイドロー
    ルと、外周側をシームガイドロールにより拘束された位
    置で帯状部材の縁部を摺接案内するシームガイドと、シ
    ームガイドとシームガイドロールにより案内された帯状
    部材を加熱する加熱コイルと、セラミックスにより孔な
    し軸一体構造に形成されるとともに、両端を軸受により
    回転自在に支持され、加熱された帯状部材の縁部を両側
    から圧接接合する一対のスクイズロールを備えたことを
    特徴とする薄肉チューブ造管設備。
  2. 【請求項2】 シームガイドの帯状部材との摺接部を先
    細り状のテーパ面としたことを特徴とする請求項1記載
    の薄肉チューブ造管設備。
JP29801497A 1997-10-30 1997-10-30 薄肉チューブ造管設備 Pending JPH11129027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29801497A JPH11129027A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 薄肉チューブ造管設備

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JP29801497A JPH11129027A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 薄肉チューブ造管設備

Publications (1)

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JPH11129027A true JPH11129027A (ja) 1999-05-18

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ID=17854013

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JP29801497A Pending JPH11129027A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 薄肉チューブ造管設備

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JP (1) JPH11129027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027565A1 (ja) * 2012-08-17 2014-02-20 新日鐵住金株式会社 電縫管溶接装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027565A1 (ja) * 2012-08-17 2014-02-20 新日鐵住金株式会社 電縫管溶接装置

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