JP2003326318A - 二重管の製造方法および二重管 - Google Patents

二重管の製造方法および二重管

Info

Publication number
JP2003326318A
JP2003326318A JP2002137341A JP2002137341A JP2003326318A JP 2003326318 A JP2003326318 A JP 2003326318A JP 2002137341 A JP2002137341 A JP 2002137341A JP 2002137341 A JP2002137341 A JP 2002137341A JP 2003326318 A JP2003326318 A JP 2003326318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
section
closed cross
strip
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002137341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3853694B2 (ja
Inventor
Eikichi Kaji
英吉 鍛冶
Manabu Kiuchi
学 木内
Takeshi Maeda
武 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEMA KK
Original Assignee
SEMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEMA KK filed Critical SEMA KK
Priority to JP2002137341A priority Critical patent/JP3853694B2/ja
Publication of JP2003326318A publication Critical patent/JP2003326318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3853694B2 publication Critical patent/JP3853694B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量かつ剛性の高い部材(二重管)を生産性
高く、安価に製造する。 【解決手段】 幅狭帯板11aと幅広帯板12aとをロ
ール成形機に連続的に送り込み、先に幅狭帯板11aの
内側への曲げ加工を開始し、次いで、幅広帯板12aの
内側への曲げ加工を開始して、幅方向中央部が密着する
態様の内側準閉断面11’と外側準閉断面12’とを成
形し、次いで、前記内側準閉断面11’および外側準閉
断面12’のそれぞれの突合せ端縁を同時に電気抵抗溶
接して外側管12内に内側管11を固定する。これによ
り、二重管10が得られる。特に、薄板二重管の製造が
可能となり、軽量性と剛性との両者を満たす部材が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、電縫管製造方法
を利用して2枚の金属帯板から連続的に主として薄肉の
二重管を製造する二重管の製造方法に関し、また、二重
管に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のバンパーないしバンパ
ー強度メンバーを金属板から製造する場合、一般に金属
板を管状に折り曲げ加工した管構造とするが、単純な管
構造でなく、図12(イ)に示した部材1のように、角
管の中央に補強リブ2が形成された構造のもの(特開平
11−170934号)、あるいは、図12(ロ)に示
した部材3のように、間隔をあけた2つの角管部分4を
2枚重ね部分5で連接した構造のも(特開平2000−
335333号)等も提案されている。図12(イ)の
部材1は、ロール成形により成形し、ラインで補強リブ
2の両端部分を溶接して製造される。図12(ロ)の部
材1は、主としてプレス成形をした後、2枚重ね部分5
を溶接等で接合して製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記部材1、2と同様
なバンパー材として、あるいはその他用途の部材とし
て、図13に示すように、横長の角形の外側管7の内部
に縦長の角形の内側管6を溶接接合した断面形状で、内
側管7が補強リブと同様な作用をする二重管8が考えら
れる。ところで、電縫管製造方法は、金属帯板をロール
成形機に連続的に送り込み、複数段の成形ロールにより
概ね閉鎖断面形状に成形した後、電気抵抗溶接機等の連
続溶接装置を備えた溶接部で突合せ端縁を通電加熱し圧
接して管を製造する方法であり、当然1枚の金属帯板か
ら1つの管を製造するものであるから、従来の電縫管製
造方法では、上記のような二重管8の製造はできない。
電縫管製造方法は極めて生産性が高い製造方法なので、
このような二重管を電縫管製造方法で製造することがで
きれば、例えばバンパー補強材その他の部材を安価に供
給できる。
【0004】本発明は上記背景のものになされたもの
で、主として薄肉の二重管を電縫管製造方法により製造
することを可能にし、また二重管を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、内側管と外側管とからなり、内側管の内部とその
左右両側にあって外側管内部であるところの3つの中空
部を持つ二重管を電縫管製造方法により製造する二重管
の製造方法であって、幅狭の金属帯板と幅広の金属帯板
との2枚の金属帯板をロール成形機に連続的に送り込
み、先に幅狭帯板の内側への曲げ加工を開始し、次い
で、幅広帯板の内側への曲げ加工を開始して、幅方向中
央部が密着する態様の内側準閉断面と外側準閉断面とを
成形し、次いで、前記内側準閉断面および外側準閉断面
のそれぞれの突合せ端縁を同時に連続溶接して外側管内
に内側管を固定することを特徴とする。請求項2は、請
求項1の二重管の製造方法において、幅狭帯板と幅広帯
板とを幅方向中央部近傍においてシーム溶接等で互いに
溶接することを特徴とする。
【0006】請求項3は、請求項1の二重管の製造方法
において、金属帯板供給装置から2枚の金属帯板を重ね
合わせて連続的に送り出すとともに、最初の成形ロール
に入る前に、該金属帯板の左右両側に配置した金属帯板
送り方向とこれに直交する方向との2方向のテーパを持
つ1対のテーパ楔により、幅狭帯板の両側部分を幅広帯
板から分離して、幅狭帯板の両側部分の曲げ加工を開始
することを特徴とする。請求項4は、請求項1の二重管
の製造方法において、幅狭帯板のみをロール成形機に送
り込んで曲げ加工を開始し、一定の曲げ加工が進んだ段
階の途中から、幅広帯板を幅狭帯板の外面に添わせる形
で送り込み、幅広帯板の曲げ加工を開始することを特徴
とする。
【0007】請求項5は、請求項1の二重管の製造方法
において、内側準閉断面および外側準閉断面をいずれも
角形にして、角形の内側管と同じく角形の外側管とから
なる二重管を製造することを特徴とする。請求項6は、
請求項5において、幅狭帯板または幅広帯板の曲げコー
ナー部とならない平坦部に、剛性を高めるための長手方
向又は幅方向の連続的又は断続的なリブを形成すること
を特徴とする。請求項7は、請求項5において、幅狭帯
板または幅広帯板の曲げコーナー部となる箇所に、予
め、後の折り曲げ加工を容易にするための小溝を形成す
ることを特徴とする。請求項8は、請求項5において、
内側準閉断面の曲げコーナー部近傍において幅狭帯板と
幅広帯板とをシーム溶接等で互いに溶接することを特徴
とする。
【0008】請求項9は、請求項1の二重管の製造方法
において、外側準閉断面の端縁近傍を、内側準閉断面の
端縁を包むように内側に折り返すとともに、折り返し部
を連続溶接することを特徴とする。請求項8は、請求項
1の二重管の製造方法において、少なくとも外側管の板
厚と管径との比率が1.0%以下、かつ板幅と板厚との
比率が150以上であることを特徴とする。
【0009】請求項10は角形の二重管であって、幅狭
の金属帯板を準閉断面に成形し突合せ部を溶接してなる
内側管と、幅広の金属帯板を準閉断面に成形し突合せ部
を溶接してなる外側管とからなり、内側管および外側管
がいずれも角形管であり、内側管の突合せ溶接部と外側
管の突合せ溶接部とが一体に溶接されており、かつ突合
せ溶接部の反対側で内側管と外側管とが互いに溶接接合
されて、内側管の内部と内側管の左右両側部分との3つ
の中空部が形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項11は楕円管と円形管または楕円管
とを組み合わせた二重管であって、幅狭の金属帯板を準
閉断面に成形し突合せ部を溶接してなる内側管と、幅広
の金属帯板を準閉断面に成形し突合せ部を溶接してなる
外側管とからなり、内側管および外側管の少なくとも一
方が楕円管、他方が円形管または楕円管であり、内側管
の突合せ溶接部と外側管の突合せ溶接部とが一体に溶接
されており、かつ突合せ溶接部の反対側で内側管と外側
管とが互いに溶接接合されて、内側管の内部と内側管の
左右両側部分との3つの中空部が形成されていることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の二重管の製造方法
により製造しようとする二重管10の一実施形態を示す
断面図であり、いずれも角形断面形状に成形され突合せ
端縁を電気抵抗溶接してなる角形の内側管11と角形の
外側管12とからなるとともに、内側管11の対向する
上下2面が外側管12に接触し、内側管12内部と内側
管12の左右両側部分との3つの中空部13a、13
b、13cが形成されている。突合せ溶接部を14で示
す。また、図示の二重管10は、突合せ溶接部14と反
対側でも、内側管11と外側管12とを2箇所で溶接接
合している。溶接接合部を15で示す。
【0012】本発明の二重管の製造方法は、幅狭の金属
帯板と幅広の金属帯板との2枚の金属帯板をロール成形
機に連続的に送り込み、先に幅狭帯板の内側への曲げ加
工を開始し、次いで、幅広帯板の内側への曲げ加工を開
始して、幅方向中央部が密着する態様の内側準閉断面と
外側準閉断面とを成形し、次いで、前記内側準閉断面お
よび外側準閉断面のそれぞれの突合せ端縁を同時に連続
溶接して外側管内に内側管を固定して、二重管10を得
るものである。
【0013】図2は本発明の電縫管製造方法を実施する
電縫管製造装置20の一例の概略構成を説明する図であ
り、11aは内側管11の素材である幅狭帯板(幅狭の
金属帯板)、12aは外側管12の素材である幅広帯板
(幅広の金属帯板)である。この電縫管製造装置20
は、上流側に幅狭帯板コイル用のアンコイラ21と幅広
帯板コイル用のアンコイラ22との2つのアンコイラを
備え、帯板を準閉断面(端縁間に若干の間隙がある突合
せ溶接直前の断面形状)に成形するロール成形機23、
成形された準閉断面の突合せ端縁を電縫溶接する溶接部
24を備えている。図2に示した実施形態は、最初は幅
狭帯板11aのみをロール成形機に送り込んで折り曲げ
加工を開始し、一定の折り曲げ加工が進んだ段階の途中
から、幅広帯板12aを幅狭帯板11aの下面に添わせ
る形で送り込み、幅広帯板12aの折り曲げ加工を開始
するものである。図示例では、幅広帯板12aを成形ロ
ールの下部空間を通して送り、途中(矢印aで示す箇
所)からパスラインに導き、幅狭帯板11aの下面に添
わせている。
【0014】図示の電縫管製造装置20は、2つのアン
コイラ21、22を持ち、2枚の帯板11a、12aが
送り込まれる点以外は、図示された範囲では一般的な電
縫管製造装置と同じであり、アンコイラとロール成形機
23との間に、図示は省略したが、通常は、レベラー、
コイルエンド切断装置、コイルエンド継ぎ溶接装置、ル
ーパー等を備えている。ロール成形機23は、上下の成
形ロール(水平ロール)あるいは左右の成形ロール(縦
ロール)を備えたロールスタンドを多数段備えている
が、通常、ブレークダウンロール、クラスタロール、フ
ィンパスロールからなる。溶接部24は、スクイズロー
ルおよび電気抵抗溶接機を備えている。溶接機24の下
流側の図示は省略したが、溶接ビードを冷却する冷却ゾ
ーン、走行切断機等があり、必要に応じて、サイジング
スタンンド、タークスヘッドを設ける。
【0015】図1に示した断面形状の二重管10を上記
電縫管製造装置20で製造する工程を説明する。一方の
アンコイラ21から幅狭帯板11aがロール成形機23
の最初のロールスタンドに送り込まれ、他方のアンコイ
ラ22から幅広帯板12aが図2に示す通り、成形ロー
ルの下部空間を通して送られ、途中(矢印a).0から
幅狭帯板11aの下面に添わされる。
【0016】図3は平坦な帯板11a、12aから最終
的な二重管10に加工されるプロセスの各段階における
断面形状を示す図である。ロール成形機23では、図3
の♯1〜♯15に示すようなロール成形プロセスで、外
側準閉断面11’の内部に内側準閉断面12’がある準
二重管状(♯15の断面形状を指す)に形成される。な
お、図3は帯板11a、12aの中央から右側半分のみ
を示す。また、♯1は水平ロール(成形ロール)を持つ
ロールスタンドのうちの1段目のロールスタンドを示
し、以下同様であり、♯1Sは縦ロール(成形ロール)
を持つロールスタンドのうちの1段目のロールスタンド
を示し、以下同様である。
【0017】まず、1段目の成形ロール♯1で幅狭帯板
11aの外側コーナー部11bを若干折り曲げ、引き続
き♯1S、♯2の成形ロールでその曲げ角度を大きくす
る。次いで、♯2Sの成形ロールで幅狭帯板11aの内
側コーナー部11cの折り曲げを開始し、引き続き♯
3、♯3S、♯4、♯4S、♯5の成形ロールでその曲
げ角度を大きくする。続く♯6の成形ロールでは、幅狭
帯板11aの下面に導き添わせ幅広帯板12aの外側コ
ーナー部12bの折り曲げ加工を開始し、引き続き♯6
S、♯7、♯7S、♯8の各成形ロールで、その曲げ角
度を大きくする。次いで、♯9の成形ロールで幅広帯板
12aの内側コーナー部12cの折り曲げを開始し、引
き続き♯10〜♯15の成形ロールでその曲げ角度を大
きくする。
【0018】続く溶接部の電気抵抗溶接機で両帯板11
a、12aの突合せ端縁を連続的に通電加熱しスクイズ
ロール(♯SQ)で圧接して、内側管11内部とその左
右両側部分との3つの中空部13a、13b、13cを
持つ二重管10を得る。その後、溶接部は冷却される。
電気抵抗溶接機としては、誘導コイルを配置して行う誘
導加熱法、あるいはコンタクトチップ電極を直接接触さ
せる直接通電法によるものを採用するとよい。また、コ
ンタクトチップに代えて、ローラ形電極を直接接触させ
る直接通電方式でもよい。また、突合せ端縁を連続的に
溶接する連続溶接装置として、電気抵抗溶接機に限ら
ず、レーザー溶接法その他の方法による連続溶接装置を
用いることができる。
【0019】また、図3では特に図示していないが、例
えば♯6のロールスタンドの直前等の初期の段階で、幅
狭帯板11aの底部と幅広帯板12aとをシーム溶接や
スポット溶接やプロジェクション溶接等で互いに溶接す
るとよい。これにより、2つの帯板11a、12a間の
相対位置決めが確実に行われ、別にガイド機構を設ける
必要がない。また、二重管10における突合せ溶接部1
4と反対側が溶接接合(図1の溶接接合部15)された
構造となり、内側管11と外側管12とが堅固に一体化
する。なお、溶接接合部15は、内側管11と外側管1
2との結合強度を高める目的だけであれば、例えば突合
せ端縁溶接時やその後などの他の適宜のタイミングで行
うこともできる。また、さらに接合強度を必要とする場
合には、図1に示した溶接接合部15以外の箇所(例え
ば突合せ溶接部14の両側の内側管コーナー近傍)でも
内側管11と外側管12とを溶接接合することも可能で
ある。また、2枚の帯板11a、12a間の相対位置決
めだけの目的であれば、♯6ロールスタンドの直前の段
階で、帯板11a、12aの幅方向中央の1箇所を溶接
するだけでよい。この実施形態では、続く3つのサイジ
ングロールスタンド♯17、♯18、♯19で断面形状
を整え、2つのタークスヘッド♯TH1、♯TH2で反
りや曲がりを矯正する。
【0020】図3に示した実施形態のロール成形プロセ
スでは、幅狭帯板11aの折り曲げ加工は、幅広帯板1
2aが添わされる前の♯5の段階で概ね完了している。
すなわち、幅狭帯板11aは♯5の段階で、概ね、スク
イズロール♯SQに入る直前の断面形状(幅狭帯板11
aの♯15における断面形状(準閉断面11’))に成
形されている。しかし、♯5までの曲げ角度を少なくし
幅狭帯板11aのさらなる折り曲げ加工を、続く幅広帯
板12aの折り曲げ加工と平行して行うことも可能であ
る。この場合、例えば、複数の小さなアイドルロールを
配列して成形するケージフォーミング等により平行加工
を行うとよい。しかし、幅広帯板12aを添わせる前
に、水平ロールと縦ロールとで、♯15の断面形状に近
い断面形状に成形しておくことが好ましい。
【0021】図4に示す実施形態のように、幅広帯板1
2aを最初から幅狭帯板11aの下面に添わせて送り込
むこともできる。この場合、幅狭帯板11aの折り曲げ
加工のために幅広帯板12aを幅狭帯板11aから分離
する必要がある。その分離操作の手段として例えば、図
5、図6に示した1対のテーパ楔26を用いる方法があ
る。すなわち、帯板送り方向のテーパ(角度αで示す)
とこれに直交する方向のテーパ(角度βで示す)との2
方向のテーパを持つ1対のテーパ楔26を、幅狭帯板1
1aの左右の最初の曲げコーナー(外側曲げコーナー)
11bの外側に、その側縁角部が当該曲げコーナー11
bに隣接する態様で配置する。これにより、重なり合っ
て送られてきた2枚の帯板11a、12aのうち、幅狭
帯板11aがテーパ楔26の上面に乗り上げて、幅広帯
板12aから分離される。図6で27は上ロール、28
は下ロールである。この分離自体も曲げ成形に若干寄与
するが、その後、成形ロールでさらに幅狭帯板11aの
折り曲げ加工を進める。
【0022】また、上記のテーパ楔26で2枚の帯板1
1a、12aを分離させる際に、円滑な分離が行われる
ように、例えば潤滑油を2枚の帯板間に供給してもよ
い。また、2枚の帯板間にエアーを噴射してもよい。ま
た、帯板に超音波振動を加えてもよい。これらの方法に
より、2枚の帯板間の摩擦が軽減され、帯板の分離が円
滑に行われる。また、潤滑油の場合、帯板のかじり防止
を図る効果もある。また、2枚の帯板を分離させる時だ
けに限らず、必要に応じて、潤滑油供給、エアー噴射、
超音波振動印加の各方法を適用することができる。
【0023】本発明の二重管の製造方法で製造する二重
管の他の実施形態を図7に示す。この二重管10’は、
スクイズロール♯SQで突合せ溶接する前の段階で、概
ね閉断面となった幅広帯板12a(外側準閉断面)の端
縁近傍を、同じく概ね閉断面となった幅狭帯板11a
(内側準閉断面)の端縁を包むように内側に折り返すと
ともに、折り返し部を電気抵抗溶接機とスクイズロール
で突合せ溶接した構造である。突合せ溶接部を14’で
示す。この突合せ溶接部14’では、幅広帯板12aの
端縁だけが溶接されるのでなく、幅狭帯板11aの端縁
も含めて突合せ部近傍が一体溶接される。
【0024】本発明の二重管の製造方法は、板厚と管径
(角形管の場合は円形に換算した外径)との比率が1.
0%以下、かつ板幅と板厚との比率が150以上である
ような薄肉管による薄肉二重管の製造を可能にするもの
である。薄肉管を得るために種々の工夫を施している。
上記のように板厚と管径との比率が1.0%以下、かつ
板幅と板厚との比率が150以上であるよう薄肉管をロ
ール成形すると、座屈や凹み生じ易い。そこで、ロール
成形により平坦部にリブを形成して、平坦部の面内剛性
を高める。これにより、座屈や凹みを軽減できる。この
ようなリブを形成した場合の二重管10は、例えば図7
のような断面形状となる。リブを29で示す。なお、リ
ブは長手方向のものに限らず、幅方向のリブであっても
よく、また、連続的なものに限らず断続的なリブでもよ
い。また、予め、帯板の曲げコーナーとなる箇所に小溝
を形成しておく。これにより、帯板の折り曲げ加工が容
易に行われ、座屈や凹みの軽減にもつながる。また、0
〜15mmの範囲のダウンヒル成形を行って、帯板縁部
の歪み量をコントロールし、端縁に歪の生じない成形を
行う。
【0025】図9に本発明の他の実施形態の二重管30
を示す。この二重管30は、上述の二重管の製造方法で
製造したものであり、幅狭帯板と幅広帯板とをロール成
形機23で弧状の曲げ加工をして、内側の楕円状の準閉
断面と外側の円形状の準閉断面とを成形し、突合せ端縁
を電気抵抗溶接機で同時に溶接して、縦長の楕円形の内
側管31と円形の外側管32とを一体接合したものであ
り、内側管31の内部と内側管31の左右両側部分との
3つの中空部33a、33b、33cを備えた二重管で
ある。なお、突合せ溶接部34と反対側位置は、前述と
同様にシーム溶接等により溶接(溶接溶接部35)す
る。この二重管30は、例えば熱交換器用のパイプに用
いて好適である。すなわち内側管31内の中空部33a
とその外側の中空部33bおよび33cとにそれぞれ温
度の異なる流体を流すと熱交換が行われるが、内側管3
1の断面積を適宜に設定一方することで、内側管内断面
積と外側断面積との比を容易に調整することができ、熱
交換器に所望の性能を持たせることが容易である。
【0026】上述の実施形態の各二重管は、電縫管製造
方法により製造したものであるが、プレス加工で同時に
または個別に成形した2つの準閉断面の突合せ端縁を溶
接して、図1、図7、図8、図9のような二重管を得る
こともできる。、
【0027】図10に本発明の他の実施形態を示す。こ
の実施形態の二重管40は、内側管11および外側管1
2のそれぞれ側面部に一定の間隔をあけて縦長のディン
プル(凹み)41を形成したものである。このディンプ
ル41は、帯板11a、12aの成形が始まる前の平坦
な段階で、対向する突部と凹部とをそれぞれ持つ上下1
対のエンボスロールにより、連続的に形成することがで
きる。このディンプル41により内側管11および外側
管12の剛性が向上する。なお、図示例では内側管11
および外側管12の両方にディンプルを形成している
が、例えば内側管11の側面部だけ等と、一方のみでも
よい。
【0028】図11に本発明のさらに他の実施形態を示
す。この実施形態の二重管50は、例えば外側管12の
側面部に一定の間隔をあけて穴51をあけたものであ
る。この穴51は、帯板11a、12aの成形が始まる
前の平坦な段階で、対向するポンチと抜き穴とをそれぞ
れ持つ上下1対の穴あけロールにより、連続的に形成す
ることができる。穴51をあけることにより軽量化が図
られる。なお、穴は外側管12および内側管11の両方
の側面部にあけてもよいし、内側管11だけにあけても
よい。
【0029】本発明で用いる材料は、鋼、ステンレスス
チール、アルミニューム、チタンその他任意であり、ロ
ール成形と突合せ溶接が可能であれば、採用できる。
【0030】本発明の二重管の用途は種々考えられる
が、特に、薄肉の二重管とすることにより、軽量性と強
度との両方の確保が可能となり、自動車のバンパー等の
圧縮衝撃荷重が加わる部材、住宅部材等の木材に代わる
用途など、広い分野で使用可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、幅狭の金属帯板と幅広
の金属帯板との2枚の金属帯板をロール成形機に連続的
に送り込み、先に幅狭帯板の内側への曲げ加工を開始
し、次いで、幅広帯板の内側への曲げ加工を開始して、
幅方向中央部が密着する態様の内側準閉断面と外側準閉
断面とを成形し、次いで、前記内側準閉断面および外側
準閉断面のそれぞれの突合せ端縁を同時に連続溶接して
外側管内に内側管を固定するものであるから、軽量かつ
剛性の高い部材を極めて生産性高く、安価に製造するこ
とが可能となった。特に、薄板を用いて二重管を製造す
ることが可能となるので、軽量性と剛性との両者を満た
す部材を得ることが可能となり、広い用途に採用可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の二重管の断面図である。
【図2】図1の二重管を製造する電縫管製造設備の概略
構成を模式的に示した側面図である。
【図3】図1の二重管を製造する際の2枚の金属帯板の
ロール成形のプロセスの一例を示す図である。
【図4】幅広帯板を途中から送り込んで幅狭帯板に添わ
せる実施形態を示すもので、電縫管製造設備の概略構成
を模式的に示した側面図である。
【図5】上記のロール成形の際に用いるテーパ楔の作用
を説明する斜視図である。
【図6】図5のA-A断面図である。
【図7】本発明の二重管の他の実施形態を示す断面図で
ある。
【図8】本発明のさらに他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図9】内側が楕円管で外側が円形管である二重管の実
施形態を示す断面図である。
【図10】図1の二重管における内側管および外側管の
側面部に一定間隔で縦長のディンプルを形成した実施形
態を示す斜視図である。
【図11】図1の二重管における外側管の側面部に一定
間隔で穴をあけた実施形態を示す斜視図である。
【図12】背景技術を説明するための図であり、
(イ)、(ロ)はいずれも自動車のバンパー補強材の断
面図である。
【図13】図12のバンパー補強材の断面形状に代わる
断面形状として発明者が考えた二重管断面を示す図であ
る。
【符号の説明】
10、10’、10”、30 二重管 11、31 内側管 12、32 外側管 11a 幅狭帯板 12a 幅広帯板 11’ 内側準閉断面 12’ 外側準閉断面 13a、13b、13c、33a、33b、33c 中
空部 14 突合せ溶接部 15、35 溶接接合部 20 電縫管製造装置 21 幅狭帯板用のアンコイラ 22 幅広帯板用のアンコイラ 23 ロール成形機 24 溶接部 26 テーパ楔 27 上ロール 28 下ロール 29 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B21D 53/88 B21D 53/88 E B23K 11/00 510 B23K 11/00 510 (72)発明者 鍛冶 英吉 千葉県船橋市芝山4−17−18 (72)発明者 木内 学 神奈川県逗子市新宿2−12−21 (72)発明者 前田 武 埼玉県和光市下新倉2035−2 Fターム(参考) 4E028 EB03 4E063 AA01 BB06 GA05 GA20 MA04 MA19 MA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側管と外側管とからなり、該内側管の
    内部とその左右両側にあって該外側管内部であるところ
    の3つの中空部を持つ二重管を電縫管製造方法により製
    造する二重管の製造方法であって、 幅狭の金属帯板と幅広の金属帯板との2枚の金属帯板を
    ロール成形機に連続的に送り込み、先に該幅狭帯板の内
    側への曲げ加工を開始し、次いで、該幅広帯板の内側へ
    の曲げ加工を開始して、幅方向中央部が密着する態様の
    内側準閉断面と外側準閉断面とを成形し、次いで、該内
    側準閉断面および該外側準閉断面のそれぞれの突合せ端
    縁を同時に連続溶接して該外側管内に該内側管を固定す
    ることを特徴とする二重管の製造方法。
  2. 【請求項2】 該幅狭帯板と該幅広帯板とを幅方向中央
    部近傍においてシーム溶接等で互いに溶接することを特
    徴とする請求項1記載の二重管の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属帯板供給装置から2枚の該金属帯板
    を重ね合わせて連続的に送り出すとともに、最初の成形
    ロールに入る前に、該金属帯板の左右両側に配置した金
    属帯板送り方向とこれに直交する方向との2方向のテー
    パを持つ1対のテーパ楔により、該幅狭帯板の両側部分
    を該幅広帯板から分離して、該幅狭帯板の両側部分の曲
    げ加工を開始することを特徴とする請求項1記載の二重
    管の製造方法。
  4. 【請求項4】 該幅狭帯板のみをロール成形機に送り込
    んで曲げ加工を開始し、一定の曲げ加工が進んだ段階の
    途中から、該幅広帯板を該幅狭帯板の外面に添わせる形
    で送り込み、該幅広帯板の曲げ加工を開始することを特
    徴とする請求項1記載の二重管の製造方法。
  5. 【請求項5】 該内側準閉断面および該外側準閉断面を
    いずれも角形にして、角形の内側管と同じく角形の外側
    管とからなる二重管を製造することを特徴とする請求項
    1記載の二重管の製造方法。
  6. 【請求項6】 該幅狭帯板または該幅広帯板の曲げコー
    ナー部とならない平坦部に、剛性を高めるための長手方
    向又は幅方向の連続的又は断続的なリブを形成すること
    を特徴とする請求項5記載の二重管の製造方法。
  7. 【請求項7】 該幅狭帯板または該幅広帯板の曲げコー
    ナー部となる箇所に、予め、後の折り曲げ加工を容易に
    するための小溝を形成することを特徴とする請求項5記
    載の二重管の製造方法。
  8. 【請求項8】 該内側準閉断面の曲げコーナー部近傍に
    おいて該幅狭帯板と該幅広帯板とをシーム溶接等で互い
    に溶接することを特徴とする請求項5記載の二重管の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 該外側準閉断面の端縁近傍を、該内側準
    閉断面の端縁を包むように内側に折り返すとともに、折
    り返し部を連続溶接することを特徴とする請求項1記載
    の二重管の製造方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも該外側管の板厚と管径との
    比率が1.0%以下、かつ板幅と板厚との比率が150
    以上であることを特徴とする請求項1記載の二重管の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 幅狭の金属帯板を準閉断面に成形し突
    合せ部を溶接してなる内側管と、幅広の金属帯板を準閉
    断面に成形し突合せ部を溶接してなる外側管とからな
    り、該内側管および該外側管がいずれも角形管であり、
    該内側管の突合せ溶接部と該外側管の突合せ溶接部とが
    一体に溶接されており、かつ突合せ溶接部の反対側で該
    内側管と該外側管とが互いに溶接接合されて、該内側管
    の内部と該内側管の左右両側部分との3つの中空部が形
    成されていることを特徴とする二重管。
  12. 【請求項12】 幅狭の金属帯板を準閉断面に成形し突
    合せ部を溶接してなる内側管と、幅広の金属帯板を準閉
    断面に成形し突合せ部を溶接してなる外側管とからな
    り、該内側管および該外側管の少なくとも一方が楕円
    管、他方が円形管または楕円管であり、該内側管の突合
    せ溶接部と該外側管の突合せ溶接部とが一体に溶接され
    ており、かつ該突合せ溶接部の反対側で該内側管と該外
    側管とが互いに溶接接合されて、該内側管の内部と該内
    側管の左右両側部分との3つの中空部が形成されている
    ことを特徴とする二重管。
JP2002137341A 2002-05-13 2002-05-13 二重管の製造方法および二重管 Expired - Fee Related JP3853694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002137341A JP3853694B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 二重管の製造方法および二重管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002137341A JP3853694B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 二重管の製造方法および二重管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003326318A true JP2003326318A (ja) 2003-11-18
JP3853694B2 JP3853694B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=29699126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002137341A Expired - Fee Related JP3853694B2 (ja) 2002-05-13 2002-05-13 二重管の製造方法および二重管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3853694B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2118553A2 (en) * 2007-02-09 2009-11-18 Industrial Origami, Inc. Load-bearing three-dimensional structure
CN104624744A (zh) * 2015-02-12 2015-05-20 南京天润型钢有限公司 一种不锈钢车顶边梁的辊式连续冷弯成型方法
CN106217041A (zh) * 2010-09-23 2016-12-14 形状集团 用于形成汽车保险杠系统的加固梁的装置
WO2017187910A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社神戸製鋼所 複合断面部材の製造方法および製造装置
KR101901069B1 (ko) * 2017-08-25 2018-09-20 윤정욱 강도가 보강된 고 하중용 금속관
JP7449352B1 (ja) 2022-11-15 2024-03-13 株式会社ジーテクト ロールフォーム成形で成形されたフレーム部品の製造方法およびフレーム部品

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2118553A2 (en) * 2007-02-09 2009-11-18 Industrial Origami, Inc. Load-bearing three-dimensional structure
EP2118553A4 (en) * 2007-02-09 2014-04-16 Ind Origami Inc LOAD-LOADING THREE-DIMENSIONAL STRUCTURE
CN106217041A (zh) * 2010-09-23 2016-12-14 形状集团 用于形成汽车保险杠系统的加固梁的装置
US10703312B2 (en) 2010-09-23 2020-07-07 Shape Corp. Multi-tubular reinforcement beam with center leg
CN104624744A (zh) * 2015-02-12 2015-05-20 南京天润型钢有限公司 一种不锈钢车顶边梁的辊式连续冷弯成型方法
WO2017187910A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社神戸製鋼所 複合断面部材の製造方法および製造装置
JP2017196654A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社神戸製鋼所 複合断面部材の製造方法および製造装置
US10906079B2 (en) 2016-04-28 2021-02-02 Kobe Steel, Ltd. Manufacturing method and manufacturing device for composite cross-section member
KR101901069B1 (ko) * 2017-08-25 2018-09-20 윤정욱 강도가 보강된 고 하중용 금속관
JP7449352B1 (ja) 2022-11-15 2024-03-13 株式会社ジーテクト ロールフォーム成形で成形されたフレーム部品の製造方法およびフレーム部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP3853694B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5640346B2 (ja) 多角形閉断面構造部品の製造方法
CN106583492A (zh) 一种尖角矩形管的连续辊式冷弯成型方法
JP2003326318A (ja) 二重管の製造方法および二重管
US20110146366A1 (en) Production-optimized process for producing a multilayer pipe
JP2001269785A (ja) テーラードブランク材用コイルとその製造方法および製造装置
JP3052555B2 (ja) 小径電縫管の製造方法
US3901430A (en) Process for making welded corrugated tube
US20040194275A1 (en) Method and device for the production of a metal profile
JP2005199293A (ja) 高加工性溶接管の製造方法
JPH02207918A (ja) 伝熱管の製造方法
JP4187662B2 (ja) 高加工性溶接管の製造方法
US20230271244A1 (en) Embossing roll
JPH05185140A (ja) 制振鋼管の製造方法
JP3971525B2 (ja) 鋼帯の接合方法
JPS643568B2 (ja)
JPH02229671A (ja) 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造
JP4047470B2 (ja) 鋼帯の接合方法
JPH06104251B2 (ja) 溶接鋼管の製造装置
JP4047469B2 (ja) 鋼帯の接合方法
JP5515423B2 (ja) 電縫鋼管用大型コイルの製造装置
JPS60184419A (ja) エンボス模様を有する角形鋼管の成形方法
JPS60111718A (ja) エンボス模様を有する角形鋼管の成形方法
JPS6087973A (ja) 多層の螺旋継目管の製作法及び製作装置
JPH03180212A (ja) 溶接鋼管の製造装置
JP2024062149A (ja) 管状部材及び管状部材を含む構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060323

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060411

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Effective date: 20060623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060906

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees