JPH11127995A - トレー引出し装置 - Google Patents

トレー引出し装置

Info

Publication number
JPH11127995A
JPH11127995A JP9312840A JP31284097A JPH11127995A JP H11127995 A JPH11127995 A JP H11127995A JP 9312840 A JP9312840 A JP 9312840A JP 31284097 A JP31284097 A JP 31284097A JP H11127995 A JPH11127995 A JP H11127995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
rail
engagement
engaging
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9312840A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Yoshida
隆二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP9312840A priority Critical patent/JPH11127995A/ja
Publication of JPH11127995A publication Critical patent/JPH11127995A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レールからのトレーの逸脱防止機構を容易な
加工で形成でき、かつトレーのレールへの組み付けを容
易に行えるトレー引出し装置を提供すること。 【解決手段】 トレー6の前部が下方に傾いた時にのみ
係合突部18が係合凹部17に係合されるようになって
いるため、トレー6を略水平に支持しながら差し込むだ
けで簡単にトレー6のレール3への組み付けを行える。
また、係合突部18がレール6上板下面7aに近接して
いるため、トレー6の自重によるトレー6前部の下方へ
の傾きが抑制されるとともに、所定の引き出し位置にて
前記係合突部18と係合凹部17とが係合され、トレー
6のレール3からの逸脱が確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机やテーブル等の
トレー引出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、机やテーブル等に設けられるトレ
ー引出し装置としては、例えば図7(a)〜図7(c)
に示されるような装置等がある。このトレー引出し装置
は、図7(b)に示されるように机の天板01等の下面
に固着されるレール02の支持片08に対して、上板0
7の下面07aを介して支持されるトレー03が、図7
(a)の収納状態から、図7(c)に示されるようなレ
ール02前方位置まで引出し可能に設けられている。
【0003】図7(c)に示されるようにトレー03の
前半部がほぼレール02前方に引き出されると、レール
02の前端部09を支点としてトレー03の前部が自重
により下方に傾き、トレー03の後端部に形成された当
接部材06がレール02の上板07の下面07aに当接
されるとともに、トレー03後部に形成されたストッパ
部04がレール02前部に形成された係止部05に係止
されて、トレー03のレール02内からの前方への逸脱
が規制されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトレー引出し装置にあっては、トレー03をレール
02に対して組み付ける場合、ストッパ部04と係止部
05との当接を一時的に回避させる必要があるため、レ
ール02とトレー03との間に当接回避用の所定隙間を
形成しておき、組み付け時においてトレー03の後部を
レール02の前記隙間内に挿入した後、トレー03を上
方に浮かせるようにしてレール02内に差し込まなけれ
ばならず、組み付けが煩雑であった。
【0005】また、レール02内に、前記当接回避用の
隙間が形成されることにより、トレー03が引き出され
た時にトレー03の後部が上方に浮いてトレー03の傾
きが大きくなりすぎる場合があり、当接部06等の部材
を別途設けなければならず、加工が複雑になるといった
問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、レールからのトレーの逸脱防止機構を容
易な加工で形成でき、かつトレーのレールへの組み付け
を容易に行えるトレー引出し装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトレー引出し装置は、天板の下面左右側に
レールを設け、該レールによりトレーの左右両側が前後
摺動可能に支持されたトレー引出し装置において、前記
両レールが、上方の上板と、前記トレーの左右側より外
方に張り出された水平片の下面を支持する下方の支持片
とで構成されるとともに、前記トレーの左右両側の上面
後部に係合突部が、さらにレールの上板下面所定箇所に
は前記係合突部が係合する係合凹部が設けられているこ
とを特徴としている。この特徴によれば、トレーの前部
が下方に傾いた時にのみ係合突部が係合凹部に係合され
るようになっているため、トレーを略水平に支持しなが
ら差し込むだけで簡単にトレーのレールへの組み付けを
行える。また、係合突部がレール上板下面に近接してい
るため、トレーの自重によるトレー前部の下方への傾き
が抑制されるとともに、所定の引き出し位置にて前記係
合突部と係合凹部とが係合され、トレーのレールからの
逸脱が確実に防止される。
【0008】本発明のトレー引出し装置は、前記係合突
部もしくは係合凹部のうち、少なくともいずれか一方の
後面が、後方に向かって下方に傾斜する傾斜面状に形成
されていることが好ましい。このようにすることで、ト
レーのレールへの組み付け時において係合突部と係合凹
部とが互いに緩衝し合うことがなくなり、トレーをレー
ル内へスムーズに挿入させることが出来る。
【0009】本発明のトレー引出し装置は、前記レール
が前後対称に形成されていることが好ましい。このよう
にすることで、1種類のレールで机の左右いずれの側に
も配設することが出来、部品点数が減少されるため、レ
ールの取付作業が容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、まず図1には本発明の実施例として
のトレー引出し装置が設けられた机の要部拡大正面図が
示されており、1は机の天板、2は天板1の左右側下面
を支持する側板をそれぞれ示している。
【0011】左右両側板2の内側には、図2(a)、
(b)に示されるように天板1の前後方向を向くレール
3が、それぞれビス4により天板1の下面に固着されて
おり、これら左右のレール3により、ペン等の文具等の
物品を収納可能なトレー6が、天板1の下面の収納位置
から机前方向に引き出し自在に支持されている。
【0012】レール3は、上板7及び下板8と、これら
両者を連結する垂直部材9とにより断面略コ字状に形成
され、机の左右側に配設される両レール3、3それぞれ
の対向面が開口するように設けられている。垂直部材9
は特に図2(a)に示されるように、レール3側面に開
口部5が形成されるように中央垂直部材9a、前・後部
垂直部材9b、9b’とに分割して設けられている。
【0013】図1〜図3に示されるように、下板8の上
面前後には、トレー6の外周を構成する側板6aの上端
部よりそれぞれ外方に向かって張り出されるフランジ部
10の下面の一部を、前後方向所定長さにわたって支持
する上向きの支持片11、11’それぞれが立設されて
いる。また、下板8の支持片11の前方、及び支持片1
1’の後方には、前記支持片11、11’より高さが低
い突部12、12’がそれぞれ設けられている。
【0014】これら上板7、下板8、垂直部材9支持片
11、11’、及び突部12、12’は、全て合成樹脂
により一体的に形成されている。さらにこのレール3
は、前記各種部材が前後対称に形成されているため、1
種類のレールをトレーの左右側に配設して使用すること
が出来る。
【0015】トレー6の左右側のフランジ部10の先端
からは、トレー6の前方一部を除いて、レール3からの
逸脱を防止する下向きのガイド片13が屈曲形成される
とともに、トレー6の前部のフランジ部10の先端から
は、後端面がレール3の前端面と当接してトレー6の後
方への移動を規制して所定収納位置を決定するストッパ
片14が屈曲形成されている(図1参照)。
【0016】トレー6の左右側のフランジ部10上面前
後位置には、上端が円弧状に形成された突出部材15、
16が形成されている。この突出部材15、16は、フ
ランジ部10が支持片11、11’によりトレー6が略
水平に支持された状態において、最頂部とレール3の上
板7の下面7aとの間にわずかな隙間が形成されるよう
に設けられている(図1、3参照)。
【0017】また、トレー6の左右側のフランジ部10
上面後部には、図2(b)に示されるようにレール3の
上板7の下面7aに形成された係合凹部17、17’の
うち、前部の係合凹部17の係合面17aに係合可能な
ストッパ面18aを有する係合突部18が突設されてい
る。なお、これら係合凹部17及び係合突部18の後面
は、後方に向かって下方に傾斜する傾斜面状に形成され
ているので、トレー6のレール3への組み付け時におい
て両者がが互いに緩衝し合うことなく、トレー6をレー
ル3内へスムーズに挿入させることが出来るようになっ
ている。
【0018】次に、このように構成されるトレー引出し
装置の作用を図4〜図6に基づいて説明する。
【0019】トレー6は、図4(a)に示されるような
天板1下面の収納位置において、左右側のフランジ部1
0の下面10aがレール3の支持片11、11’により
前後方向にわたって支持され、前後方向略水平に保持さ
れる。この時フランジ部10上面と上板7の下面7aと
の間に所定隙間が形成されるが、最頂部が上板10の下
面10aよりわずかに下方に位置する前方の突出部材1
5がレール3内に位置するため、トレー6の上下方向の
がたつきが防止される。
【0020】前記収納状態からトレー6を天板1の前方
に引き出すと、前方の突出部材15がレール3の前方に
引き出されると同時に、後方の突出部材16がレール3
の後端より内部に進入する。この時トレー6の前方が、
支持片11の前方上端部と下板10の下面10aとの当
接点P1を支点としてわずかに下方に傾いて上板7の下
面7a後端部と接触したとしても、突出部材16の上端
が前述のように円弧状に形成されているため、移動が大
きく規制されることなく、レール3内へスムーズに進入
される。ついで図4(b)に示されるように係合突部1
8がレール3内に進入される。
【0021】ここで、トレー6の前方が支持片11の前
方上端部と下板10の下面10aとの当接点P1を支点
として下方に傾き、トレー6の後部が上方に浮上して
も、その傾きは突出部材16の上端と上板7の下面7a
との当接によりほぼ規制されるため、突出部材15、1
6とほぼ同高さに形成された係合突部18の進入が、上
板7の下面7a後端部との接触により規制されることが
ない。
【0022】また、特に図5に示されるように、この突
出部材16は円弧状に形成され、下板7aに対して点接
触されるようになっているため、摺接点の摩擦係数が大
幅に抑制され、トレー6の傾きを規制した状態でもトレ
ーを前後方向にスムーズに摺動させることが出来る。
【0023】そして図4(c)に示されるように、突出
部材16の上端最頂部が支持片11の前方上端部より前
方に移行され、係合突部18が係合凹部17の下方位置
に到達されると、係合凹部17内に係合突部18が進入
し、特に図6に示される係合凹部17の係合面17aと
係合突部18のストッパ面18aとが係合され、トレー
6の前方への移動が規制され、トレー6のレール3から
の逸脱が防止される。
【0024】ここで図6に示されるように、突出部材1
6の最頂部が支持片11の前方上端部と下板10の下面
10aとの当接点P1より前方に移行された時点で、ト
レー6の支点が支持片11の前方上端部と下板10の下
面10aとの当接点P1からレール3の突部12とガイ
ド片13の下面13aとの当接点P2にほぼ移行され、
支持片11の前方上端部の磨耗が防止されるようになっ
ている。
【0025】この時、係合凹部17と係合部材18との
係合が、突出部材16と下板7の下面7aとの当接によ
り規制されることがない。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0027】例えば、本実施例においてトレー6の傾き
が突出部材16により規制されるようになっていたが、
突出部材16が存在せず、係合突部18により傾きが規
制されるようになっていてもよい。
【0028】また、係合凹部及び係合突部の形状は任意
であり、種々に変形可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0030】(a)請求項1の発明によれば、トレーの
前部が下方に傾いた時にのみ係合突部が係合凹部に係合
されるようになっているため、トレーを略水平に支持し
ながら差し込むだけで簡単にトレーのレールへの組み付
けを行える。また、係合突部がレール上板下面に近接し
ているため、トレーの自重によるトレー前部の下方への
傾きが抑制されるとともに、所定の引き出し位置にて前
記係合突部と係合凹部とが係合され、トレーのレールか
らの逸脱が確実に防止される。
【0031】(b)請求項2の発明によれば、トレーの
レールへの組み付け時において係合突部と係合凹部とが
互いに緩衝し合うことがなくなり、トレーをレール内へ
スムーズに挿入させることが出来る。
【0032】(c)請求項3の発明によれば、1種類の
レールで机の左右いずれの側にも配設することが出来、
部品点数が減少されるため、レールの取付作業が容易に
なる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される机の要部を示す正面図であ
る。
【図2】(a)は図1のA−A断面図であり、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図3】図2(b)のC−C断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、トレーの引き出し操作に伴
う作用を示す側面図である。
【図5】図4(b)の要部を示す拡大断面図である。
【図6】図4(c)の要部を示す拡大断面図である。
【図7】(a)〜(c)は、従来のトレーの引き出し操
作に伴う作用を示す側面図である。
【符号の説明】
1 天板 2 側板 3 レール 4 ナット 5 開口 6 トレー 6a 側板 7 上板 7a 下面 8 下板 9 連結部材 9a 中央連結部材 9b、9b’ 前・後連結部材 10 フランジ部(水平片) 10a 下面 11、11’ 支持片 12、12’ 突部 13 ガイド片 13a 下面 14 ストッパ片 15、16 突出部材 17 係合凹部 17a 係合面 18 係合突部 18a ストッパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の下面左右側にレールを設け、該レ
    ールによりトレーの左右両側が前後摺動可能に支持され
    たトレー引出し装置において、 前記両レールが、上方の上板と、前記トレーの左右側よ
    り外方に張り出された水平片の下面を支持する下方の支
    持片とで構成されるとともに、前記トレーの左右両側の
    上面後部に係合突部が、さらにレールの上板下面所定箇
    所には前記係合突部が係合する係合凹部が設けられてい
    ることを特徴とするトレー引出し装置。
  2. 【請求項2】 前記係合突部もしくは係合凹部のうち、
    少なくともいずれか一方の後面が、後方に向かって下方
    に傾斜する傾斜面状に形成されている請求項1に記載の
    トレー引出し装置。
  3. 【請求項3】 前記レールが前後対称に形成されている
    請求項1または2に記載のトレー引出し装置。
JP9312840A 1997-10-29 1997-10-29 トレー引出し装置 Withdrawn JPH11127995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9312840A JPH11127995A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 トレー引出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9312840A JPH11127995A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 トレー引出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11127995A true JPH11127995A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18034067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9312840A Withdrawn JPH11127995A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 トレー引出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11127995A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775786A (en) Drawer slide
US4423914A (en) Drawer slide locking lever
US6460954B1 (en) Slide detent device
KR19980086996A (ko) 자동차 시트 활주유닛
US4384746A (en) Drawer assembly
US6325473B1 (en) Pull-out guide for drawers
JPH11127995A (ja) トレー引出し装置
CN111655078A (zh) 用于抽屉拉出引导装置的抽屉导轨
JPH11127996A (ja) トレー引出し装置
CN110770493B (zh) 托件
US6890043B2 (en) Lock cam with resilient arm for a cabinet lock
JP2831345B1 (ja) 引出箱
US4558908A (en) Pull-out guide assembly for drawers or the like
JP2021083754A (ja) スライドレールユニット
JP3516376B2 (ja) 引出装置
CN112752524B (zh) 抽屉以及由拉出引导件和抽屉组成的单元
JPH033220Y2 (ja)
JP2867587B2 (ja) 引出し装置
US10842267B2 (en) Movement mechanism for a guidance system
JP3470635B2 (ja) 引出しの取付構造
JP2002034689A (ja) スライドレール
JPH0722107Y2 (ja) 引出しの支持装置
US3556621A (en) File card follower mechanism
JP2016137781A (ja) 車両用引出装置
JP3279103B2 (ja) トレーキャビネットの上部案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104