JPH11127928A - 財 布 - Google Patents
財 布Info
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- JPH11127928A JPH11127928A JP31583097A JP31583097A JPH11127928A JP H11127928 A JPH11127928 A JP H11127928A JP 31583097 A JP31583097 A JP 31583097A JP 31583097 A JP31583097 A JP 31583097A JP H11127928 A JPH11127928 A JP H11127928A
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- coin
- wallet
- sheet
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- coins
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 共通収納口から紙幣と同時に入れた硬貨が紙
幣から分別されて確実に硬貨収納部に収納され得る財布
を提供すること。 【解決手段】 共通収納口4より同時に収納された紙幣
5と硬貨6のうち硬貨6だけが硬貨通過口7を通過して
内部で夫々紙幣収納部2と硬貨収納部3とに別々に収ま
る構造を備えた財布1であって、財布1の携帯時の状態
において紙幣収納部2と硬貨収納部3とが実質上共通の
平面P内に位置する。
幣から分別されて確実に硬貨収納部に収納され得る財布
を提供すること。 【解決手段】 共通収納口4より同時に収納された紙幣
5と硬貨6のうち硬貨6だけが硬貨通過口7を通過して
内部で夫々紙幣収納部2と硬貨収納部3とに別々に収ま
る構造を備えた財布1であって、財布1の携帯時の状態
において紙幣収納部2と硬貨収納部3とが実質上共通の
平面P内に位置する。
Description
【0001】
【発明が属する技術の分野】この発明は、紙幣と硬貨と
を収納する財布に係わり、より詳しくは、共通収納口よ
り同時に収納された紙幣と硬貨のうち硬貨だけが硬貨通
過口を通過して内部で夫々紙幣収納部と硬貨収納部とに
別々に収まる構造を備えた財布に係る。
を収納する財布に係わり、より詳しくは、共通収納口よ
り同時に収納された紙幣と硬貨のうち硬貨だけが硬貨通
過口を通過して内部で夫々紙幣収納部と硬貨収納部とに
別々に収まる構造を備えた財布に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
財布は、一般的には、紙幣と硬貨とを別々に収納する構
造を備え、収納口も別々であったので、紙幣と硬貨を同
時に受け取って収納するような場合には、事前に選別し
なければならず大変不便であった。また、硬貨収納口が
小さかったので、収納はもとより、硬貨で支払うような
場合に様々な硬貨の選別・取出が必ずしも容易でなかっ
た。
財布は、一般的には、紙幣と硬貨とを別々に収納する構
造を備え、収納口も別々であったので、紙幣と硬貨を同
時に受け取って収納するような場合には、事前に選別し
なければならず大変不便であった。また、硬貨収納口が
小さかったので、収納はもとより、硬貨で支払うような
場合に様々な硬貨の選別・取出が必ずしも容易でなかっ
た。
【0003】ところが、最近、紙幣と硬貨とを自動的に
仕分けする一種の財布が発表された。この財布は、図1
3及び14に示したように、小型のバッグのようなもの
200で、通常では共通収納口201よりA方向に同時
に収納された紙幣202及び硬貨203のうち硬貨20
3だけが硬貨通過口204を通過することによって、財
布の内部で紙幣202及び硬貨203が夫々紙幣収納部
205及び硬貨収納部206に別々に収まる構造を持
つ。このバッグ状財布200において、硬貨通過口20
4は、外面側壁部207と内面側壁部208との間に架
設された複数の布製の架橋片209の間に形成されてい
る。なお、210は、外面側壁部207と内面側壁部2
08との間に位置するように両縁部が固定された中間壁
部であって、紙幣収納部205を二つの部分に別けてい
ると共にその下部に架橋片209を通す穴を備え該穴の
周壁で架橋片209を支持している。
仕分けする一種の財布が発表された。この財布は、図1
3及び14に示したように、小型のバッグのようなもの
200で、通常では共通収納口201よりA方向に同時
に収納された紙幣202及び硬貨203のうち硬貨20
3だけが硬貨通過口204を通過することによって、財
布の内部で紙幣202及び硬貨203が夫々紙幣収納部
205及び硬貨収納部206に別々に収まる構造を持
つ。このバッグ状財布200において、硬貨通過口20
4は、外面側壁部207と内面側壁部208との間に架
設された複数の布製の架橋片209の間に形成されてい
る。なお、210は、外面側壁部207と内面側壁部2
08との間に位置するように両縁部が固定された中間壁
部であって、紙幣収納部205を二つの部分に別けてい
ると共にその下部に架橋片209を通す穴を備え該穴の
周壁で架橋片209を支持している。
【0004】このバッグ状財布200は、架橋片209
を複数個備えた部分が「すのこ状」なので、紙幣202
と硬貨203とを一緒に共通収納口201から入れる
と、硬貨203だけが架橋片209の間の硬貨通過口2
04を通り、外側及び内側壁部207,208間の硬貨
落下通路211を通って硬貨収納部206に落ちるとい
うものである。このバッグ状財布200では、図14で
見た場合紙幣収納部205と硬貨収納部206とが長い
硬貨落下通路211を介して上下に完全に分かれてお
り、図13に示した折畳み状態では、紙幣収納部205
と硬貨収納部206との間の折曲線B(図14)に沿っ
て折り曲げられる必要があり、携帯時には、更に、カバ
ー212が被せられる。
を複数個備えた部分が「すのこ状」なので、紙幣202
と硬貨203とを一緒に共通収納口201から入れる
と、硬貨203だけが架橋片209の間の硬貨通過口2
04を通り、外側及び内側壁部207,208間の硬貨
落下通路211を通って硬貨収納部206に落ちるとい
うものである。このバッグ状財布200では、図14で
見た場合紙幣収納部205と硬貨収納部206とが長い
硬貨落下通路211を介して上下に完全に分かれてお
り、図13に示した折畳み状態では、紙幣収納部205
と硬貨収納部206との間の折曲線B(図14)に沿っ
て折り曲げられる必要があり、携帯時には、更に、カバ
ー212が被せられる。
【0005】しかしながら、このバッグ状財布200で
は、硬貨通過口4が常時開口しているので、財布200
の携帯時には、硬貨落下通路211を折曲線Bのところ
で折り曲げて閉塞させておく必要がある一方で、折畳み
状態(携帯時の状態)において紙幣収納部205と硬貨
収納部206との間の折曲線Bに沿って折り曲げられる
ようになっていることに起因して、バッグ状財布200
の使用時に、図14に示すように、蓋212を開くと共
に、バッグ状財布200の折曲を解除してバッグ状財布
200を拡げ、硬貨通過口204が開いた状態にして
も、外側及び内側壁部207,208間の硬貨落下通路
211が折曲線Bのところで閉塞され且つ曲がった状態
になるので、共通収納口201から入った硬貨203が
通路211を通過できず、硬貨収納部206に達し得な
いことが少なくない。
は、硬貨通過口4が常時開口しているので、財布200
の携帯時には、硬貨落下通路211を折曲線Bのところ
で折り曲げて閉塞させておく必要がある一方で、折畳み
状態(携帯時の状態)において紙幣収納部205と硬貨
収納部206との間の折曲線Bに沿って折り曲げられる
ようになっていることに起因して、バッグ状財布200
の使用時に、図14に示すように、蓋212を開くと共
に、バッグ状財布200の折曲を解除してバッグ状財布
200を拡げ、硬貨通過口204が開いた状態にして
も、外側及び内側壁部207,208間の硬貨落下通路
211が折曲線Bのところで閉塞され且つ曲がった状態
になるので、共通収納口201から入った硬貨203が
通路211を通過できず、硬貨収納部206に達し得な
いことが少なくない。
【0006】本発明者は、図13及び14に示したバッ
グ状財布の存在を知る前に、独自に、紙幣と硬貨との選
別の問題を解決することを企図して財布の開発を進めて
いたところ、最近、図13及び14に示したバッグ状財
布の存在を知った。しかしながら、本発明者は、本発明
者の開発した財布では、図13及び14に示したバッグ
状財布200のような問題が生じないことを確認した。
グ状財布の存在を知る前に、独自に、紙幣と硬貨との選
別の問題を解決することを企図して財布の開発を進めて
いたところ、最近、図13及び14に示したバッグ状財
布の存在を知った。しかしながら、本発明者は、本発明
者の開発した財布では、図13及び14に示したバッグ
状財布200のような問題が生じないことを確認した。
【0007】図13及び14に示したバッグ状財布と比
較した場合、本発明は、共通収納口から紙幣と同時に入
れた硬貨が紙幣から分別されて確実に硬貨収納部に収納
され得る財布を提供するものである。
較した場合、本発明は、共通収納口から紙幣と同時に入
れた硬貨が紙幣から分別されて確実に硬貨収納部に収納
され得る財布を提供するものである。
【0008】すなわち、本発明の一般的目的は、紙幣と
硬貨を同時に受け取っても、共通の(同一箇所の)収納
口すなわち共通収納口に紙幣と硬貨とを同時に収納する
(入れる)と、財布の中で紙幣と硬貨が分類され、紙幣
は紙幣収納部へ、硬貨は硬貨収納部へ、納まるようにし
た財布を提供することにあり、本発明の第一の目的は、
更に、共通収納口から紙幣と同時に入れた硬貨が紙幣か
ら分別されて確実に硬貨収納部に収納され得る財布を提
供することにある。
硬貨を同時に受け取っても、共通の(同一箇所の)収納
口すなわち共通収納口に紙幣と硬貨とを同時に収納する
(入れる)と、財布の中で紙幣と硬貨が分類され、紙幣
は紙幣収納部へ、硬貨は硬貨収納部へ、納まるようにし
た財布を提供することにあり、本発明の第一の目的は、
更に、共通収納口から紙幣と同時に入れた硬貨が紙幣か
ら分別されて確実に硬貨収納部に収納され得る財布を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記し
た第一の目的は、共通収納口より同時に(一緒に)収納
された紙幣と硬貨のうち硬貨だけが硬貨通過口を通過し
て内部で夫々紙幣収納部と硬貨収納部とに別々に収まる
構造を備えた財布であって、財布の携帯時の状態におい
て紙幣収納部と硬貨収納部とが実質上共通の平面内に位
置するように構成した財布によって達成される。
た第一の目的は、共通収納口より同時に(一緒に)収納
された紙幣と硬貨のうち硬貨だけが硬貨通過口を通過し
て内部で夫々紙幣収納部と硬貨収納部とに別々に収まる
構造を備えた財布であって、財布の携帯時の状態におい
て紙幣収納部と硬貨収納部とが実質上共通の平面内に位
置するように構成した財布によって達成される。
【0010】この明細書において、紙幣収納部及び硬貨
収納部に関して、財布の携帯時において、「実質上共通
の平面」とは、紙幣収納部と硬貨収納部との間に図14
に示したような折曲部Bがなく、且つ紙幣収納部と硬貨
収納部とが実質上共通の平面状壁面に形成されているこ
とをいう。従って、紙幣収納部と貨幣収納部とが共通の
平面状壁面の厚さ方向に重なった状態(厚さ方向にズレ
た状態)で形成されること−厳密な幾何学的用語として
は共通の平面とはいえないけれども−を含む。また、こ
こで、「平面」とは、通常の財布の壁面が有する程度に
湾曲した面は含むけれども、例えば図14のように急激
に折り曲げられた面は含まない趣旨である。
収納部に関して、財布の携帯時において、「実質上共通
の平面」とは、紙幣収納部と硬貨収納部との間に図14
に示したような折曲部Bがなく、且つ紙幣収納部と硬貨
収納部とが実質上共通の平面状壁面に形成されているこ
とをいう。従って、紙幣収納部と貨幣収納部とが共通の
平面状壁面の厚さ方向に重なった状態(厚さ方向にズレ
た状態)で形成されること−厳密な幾何学的用語として
は共通の平面とはいえないけれども−を含む。また、こ
こで、「平面」とは、通常の財布の壁面が有する程度に
湾曲した面は含むけれども、例えば図14のように急激
に折り曲げられた面は含まない趣旨である。
【0011】
【作用及び効果】この財布では、財布の携帯時の状態に
おいて紙幣収納部と硬貨収納部とが実質上共通の平面内
に位置するように構成されているので、共通収納口から
紙幣と同時に入れた硬貨が紙幣収納部の底に形成された
硬貨通過口を通って紙幣から分別された後、紙幣収納部
及び硬貨収納部との両方が位置する共通の平面に沿って
紙幣収納部の硬貨通過口から硬貨収納部に確実に達し得
るから、硬貨収納部に確実に収納され得る。
おいて紙幣収納部と硬貨収納部とが実質上共通の平面内
に位置するように構成されているので、共通収納口から
紙幣と同時に入れた硬貨が紙幣収納部の底に形成された
硬貨通過口を通って紙幣から分別された後、紙幣収納部
及び硬貨収納部との両方が位置する共通の平面に沿って
紙幣収納部の硬貨通過口から硬貨収納部に確実に達し得
るから、硬貨収納部に確実に収納され得る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい一実施の形態の
財布では、硬貨収納部と紙幣収納部とは夫々袋になって
おり、且つ紙幣収納部を構成する袋が硬貨収納部を形成
する袋の中に収容された二重袋の形態を採り、硬貨収納
部が二重袋のうちの外側の袋によって形成されており、
紙幣収納部が実質上外側の袋の内部に位置する、二重袋
のうちの内側の袋によって形成されている。但し、二重
袋を構成する各袋の一方の壁面は共通の壁面からなって
いてもよい。尚、硬貨通過口は、共通収納口に入れられ
得る可能性のある最大径の硬貨(現時点では記念硬貨を
除けば、500円玉)が確実に通過し得る大きさを備え
る限り、その形は問わない。また、硬貨が実際上確実に
硬貨通過口を通過し得るに十分な数である限り、硬貨通
過口の数も問わない。更に、硬貨通過口が形成される紙
幣収納部の底部は硬貨通過経路に対して直角な方向に延
在していても、硬貨通過経路に対して斜めに延在して、
硬貨を一方に案内する作用を有していてもよい。
財布では、硬貨収納部と紙幣収納部とは夫々袋になって
おり、且つ紙幣収納部を構成する袋が硬貨収納部を形成
する袋の中に収容された二重袋の形態を採り、硬貨収納
部が二重袋のうちの外側の袋によって形成されており、
紙幣収納部が実質上外側の袋の内部に位置する、二重袋
のうちの内側の袋によって形成されている。但し、二重
袋を構成する各袋の一方の壁面は共通の壁面からなって
いてもよい。尚、硬貨通過口は、共通収納口に入れられ
得る可能性のある最大径の硬貨(現時点では記念硬貨を
除けば、500円玉)が確実に通過し得る大きさを備え
る限り、その形は問わない。また、硬貨が実際上確実に
硬貨通過口を通過し得るに十分な数である限り、硬貨通
過口の数も問わない。更に、硬貨通過口が形成される紙
幣収納部の底部は硬貨通過経路に対して直角な方向に延
在していても、硬貨通過経路に対して斜めに延在して、
硬貨を一方に案内する作用を有していてもよい。
【0013】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、硬貨通過口のある紙幣収納部の底から硬貨収納部
の底までの非曲折経路の長さが硬貨の径よりも大きい。
では、硬貨通過口のある紙幣収納部の底から硬貨収納部
の底までの非曲折経路の長さが硬貨の径よりも大きい。
【0014】この財布では、共通収納口から硬貨通過口
に入った硬貨が確実に硬貨収納部に導入され得るのみで
なく、硬貨が硬貨通過口を完全には通過していない場合
には懸念され得る硬貨の逆流が生じる虞も少ない。
に入った硬貨が確実に硬貨収納部に導入され得るのみで
なく、硬貨が硬貨通過口を完全には通過していない場合
には懸念され得る硬貨の逆流が生じる虞も少ない。
【0015】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、硬貨及び紙幣の共通収納口を開いた際、硬貨通過
口の大きさが財布の厚さ方向に増大するように構成され
ている。
では、硬貨及び紙幣の共通収納口を開いた際、硬貨通過
口の大きさが財布の厚さ方向に増大するように構成され
ている。
【0016】この財布では、共通収納口から紙幣と共に
導入された硬貨が、確実に硬貨通過口に達し該硬貨通過
口に入り得る。
導入された硬貨が、確実に硬貨通過口に達し該硬貨通過
口に入り得る。
【0017】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、硬貨が硬貨収納部から共通収納口に出てくるのを
防ぐ逆流防止手段が、設けられている。
では、硬貨が硬貨収納部から共通収納口に出てくるのを
防ぐ逆流防止手段が、設けられている。
【0018】この財布では、一旦硬貨収納部に収納され
た硬貨が入口側(共通収納口)に逆流して該入口側から
こぼれる虞が少ない。
た硬貨が入口側(共通収納口)に逆流して該入口側から
こぼれる虞が少ない。
【0019】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、硬貨収納部は、財布の基板を形成する第一のシー
ト状部分と、この第一のシート状部分に対して回動可能
(折り重ねたり開いたりするように枢動可能)で硬貨収
納部の主開閉蓋を形成する第二のシート状部分と、第一
及び第二のシート状部分の対向両縁部間に形成された縁
部シート状部分と、第一及び第二のシート状部分と二つ
の縁部シート状部分によって形成される硬貨取出口の開
閉を規制する補助蓋部とを備えており、各縁部シート状
部分が複数の中間折曲部(中間の折目)に沿って折り返
されるように構成されている。
では、硬貨収納部は、財布の基板を形成する第一のシー
ト状部分と、この第一のシート状部分に対して回動可能
(折り重ねたり開いたりするように枢動可能)で硬貨収
納部の主開閉蓋を形成する第二のシート状部分と、第一
及び第二のシート状部分の対向両縁部間に形成された縁
部シート状部分と、第一及び第二のシート状部分と二つ
の縁部シート状部分によって形成される硬貨取出口の開
閉を規制する補助蓋部とを備えており、各縁部シート状
部分が複数の中間折曲部(中間の折目)に沿って折り返
されるように構成されている。
【0020】この財布では、側面部の夫々が複数の中間
折曲部すなわち中間の折目に沿って返されるように構成
されているから、主開閉蓋を開いて硬貨取出口を大きく
開き得るので、硬貨の取出し時に硬貨の種類及び数が見
やすく、且つ硬貨が取り出しやすい。しかも、主開閉蓋
の回動可能範囲を大きくしても、少なくとも一側が中間
折曲部(折目)によって規定された各ヒダ(折重片部)
の幅を小さくし得るから、主開閉蓋を閉じて硬貨取出口
を閉じた際において、ヒダ(折重片部)の補助蓋側端部
(先端すなわち立上げ端)と補助蓋部との間の間隙を小
さくし得るので、各ヒダ(折重片部)の補助蓋側端部
(先端)から硬貨がこぼれ出る虞が少ない。この観点で
は、中間の折目(折曲部)は、3箇所以上あることが好
ましい。縁部シート状部分の両端における折曲げを同一
方向(外向き又は内向き)にするか異なる方向にするか
によって、中間の折目(折曲部)の数は、奇数個又は偶
数個になる。
折曲部すなわち中間の折目に沿って返されるように構成
されているから、主開閉蓋を開いて硬貨取出口を大きく
開き得るので、硬貨の取出し時に硬貨の種類及び数が見
やすく、且つ硬貨が取り出しやすい。しかも、主開閉蓋
の回動可能範囲を大きくしても、少なくとも一側が中間
折曲部(折目)によって規定された各ヒダ(折重片部)
の幅を小さくし得るから、主開閉蓋を閉じて硬貨取出口
を閉じた際において、ヒダ(折重片部)の補助蓋側端部
(先端すなわち立上げ端)と補助蓋部との間の間隙を小
さくし得るので、各ヒダ(折重片部)の補助蓋側端部
(先端)から硬貨がこぼれ出る虞が少ない。この観点で
は、中間の折目(折曲部)は、3箇所以上あることが好
ましい。縁部シート状部分の両端における折曲げを同一
方向(外向き又は内向き)にするか異なる方向にするか
によって、中間の折目(折曲部)の数は、奇数個又は偶
数個になる。
【0021】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、補助蓋部が基部のまわりで回動可能に構成され、
硬貨収納部の主開閉蓋を閉じた状態において、縁部シー
ト状部分の補助蓋側端部(先端すなわち立上げ端)と補
助蓋部の基部との最大間隔が最小径の硬貨(現時点では
1円玉)の径よりも小さい。
では、補助蓋部が基部のまわりで回動可能に構成され、
硬貨収納部の主開閉蓋を閉じた状態において、縁部シー
ト状部分の補助蓋側端部(先端すなわち立上げ端)と補
助蓋部の基部との最大間隔が最小径の硬貨(現時点では
1円玉)の径よりも小さい。
【0022】この財布では、縁部シート状部分の補助蓋
側端部(先端部すなわち立上げ端)と補助蓋部の基部と
の間から硬貨がこぼれ落ちる虞が少ない。
側端部(先端部すなわち立上げ端)と補助蓋部の基部と
の間から硬貨がこぼれ落ちる虞が少ない。
【0023】本発明による好ましい一実施の形態の財布
では、硬貨収納部の主開閉蓋に硬貨収納部内の硬貨を外
から視認し得る窓を備えてなる。
では、硬貨収納部の主開閉蓋に硬貨収納部内の硬貨を外
から視認し得る窓を備えてなる。
【0024】この財布では、硬貨取出口を開口(開放)
しなくても、外から硬貨の種類と数がわかる。尚、窓は
透明または半透明材料からなっていても、不透明材料に
スリットや穴が明いていてもよい。
しなくても、外から硬貨の種類と数がわかる。尚、窓は
透明または半透明材料からなっていても、不透明材料に
スリットや穴が明いていてもよい。
【0025】
【実施例】次に、本発明による好ましい一実施例の財布
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0026】図1から10に示した本発明による好まし
い一実施例の財布1は、機能的には、紙幣収納部2と貨
幣収納部3とを有し、共通収納口4より同時に収納され
た紙幣5と硬貨6のうち硬貨6だけが硬貨通過口7を通
過して財布1の内部で夫々紙幣収納部2と硬貨収納部3
とに別々に収まる構造を備える。
い一実施例の財布1は、機能的には、紙幣収納部2と貨
幣収納部3とを有し、共通収納口4より同時に収納され
た紙幣5と硬貨6のうち硬貨6だけが硬貨通過口7を通
過して財布1の内部で夫々紙幣収納部2と硬貨収納部3
とに別々に収まる構造を備える。
【0027】構造的には、財布1は、該財布1の外表面
10を形成すると共に硬貨収納部3を規定する外側の可
撓性基板ないしシート状部材11と、紙幣収納部2を形
成すべくほぼ二つ折りにされた内側のシート状部材12
とを備える。外側及び内側のシート状部材11,12
は、主として皮革からなるが、その一部または全部が、
皮革の代わりに、皮革に類似した素材又は布及び紙など
からなっていてもよい。すなわち、外側及び内側のシー
ト状部材11,12は、従来の財布やハンドバッグと同
様に、適度な剛性や可撓性、耐久性、触感、美観等を有
するように、シートの厚さ方向及びシート面の延在方向
のうちの少なくとも一方において、複数の同一または異
種材料よりなるシート状部材を重ねたり繋ぎあわせて形
成しても、単一のシートで形成してもよい。
10を形成すると共に硬貨収納部3を規定する外側の可
撓性基板ないしシート状部材11と、紙幣収納部2を形
成すべくほぼ二つ折りにされた内側のシート状部材12
とを備える。外側及び内側のシート状部材11,12
は、主として皮革からなるが、その一部または全部が、
皮革の代わりに、皮革に類似した素材又は布及び紙など
からなっていてもよい。すなわち、外側及び内側のシー
ト状部材11,12は、従来の財布やハンドバッグと同
様に、適度な剛性や可撓性、耐久性、触感、美観等を有
するように、シートの厚さ方向及びシート面の延在方向
のうちの少なくとも一方において、複数の同一または異
種材料よりなるシート状部材を重ねたり繋ぎあわせて形
成しても、単一のシートで形成してもよい。
【0028】外側シート状部材11は、ほぼ長方形状
で、その長方形の短辺に平行な二つの線状折曲部13,
14に沿って折り返される三つの部分、即ち、内側シー
ト状部材12が固着される基板を形成する中央の長方形
状の第一シート状部分15と、硬貨収納部3の主開閉蓋
を形成する長方形状の第二シート状部分16と、財布1
の全体のカバーないし蓋を形成する長方形状の第三シー
ト状部分17とからなる。
で、その長方形の短辺に平行な二つの線状折曲部13,
14に沿って折り返される三つの部分、即ち、内側シー
ト状部材12が固着される基板を形成する中央の長方形
状の第一シート状部分15と、硬貨収納部3の主開閉蓋
を形成する長方形状の第二シート状部分16と、財布1
の全体のカバーないし蓋を形成する長方形状の第三シー
ト状部分17とからなる。
【0029】外側シート状部材11と実際上同一の幅を
有する内側シート状部材12も、ほぼ長方形又は正方形
で、その一辺に平行な線状折曲部18に沿って折り返さ
れた二つの部分、即ち、基板側シート状部分19とカバ
ー側シート状部分20とからなる。
有する内側シート状部材12も、ほぼ長方形又は正方形
で、その一辺に平行な線状折曲部18に沿って折り返さ
れた二つの部分、即ち、基板側シート状部分19とカバ
ー側シート状部分20とからなる。
【0030】内側シート状部材12の基板側及びカバー
側シート状部分19,20の対向縁部間は、該シート状
部分19,20と協動して紙幣収納部2を形成する縁部
シート状部分21,22によってつながれており、内側
シート状部材12の線状折曲部18のところには、硬貨
通過口7を形成する切欠23が複数個形成されている。
切欠23は、曲折部18に近いほど大きい台形状になっ
ており、C方向への硬貨6の排出を容易にしている。ま
た、曲折部18における非切欠部(閉鎖端部)18b
は、その耐久性が維持され得る限り、収納時における硬
貨6の通過を妨げないようにできるだけ短く形成されて
いる。尚、切欠23は、最大径の硬貨6(現時点では5
00円玉)が該切欠23を通って容易に排出され得る限
りその形状は異なっていてもよく、例えば、図11に示
したように矩形ないし長方形の切欠23aであってもよ
い。なお、図11の例の場合、非切欠部18bを含めて
シート状部分19,20の接続部18cを、内側シート
状部材12とは別体の帯または糸で形成しシート状部分
19,20を繋いでもよい。なお、図12に示したよう
に、線状曲折部をC方向に対して斜めに延びる閉鎖端部
18aの形態に形成して、C方向に排出されてきた硬貨
6を斜め横方向C1に、例えば両縁部から中央側に向か
うように案内するようにしてもよい。また、紙幣収納部
2の底の部分(線状曲折部18のところ)に硬貨6が通
過できるくらいの目の大きい網を設け、網の目を硬貨通
過口7にしてもよい。
側シート状部分19,20の対向縁部間は、該シート状
部分19,20と協動して紙幣収納部2を形成する縁部
シート状部分21,22によってつながれており、内側
シート状部材12の線状折曲部18のところには、硬貨
通過口7を形成する切欠23が複数個形成されている。
切欠23は、曲折部18に近いほど大きい台形状になっ
ており、C方向への硬貨6の排出を容易にしている。ま
た、曲折部18における非切欠部(閉鎖端部)18b
は、その耐久性が維持され得る限り、収納時における硬
貨6の通過を妨げないようにできるだけ短く形成されて
いる。尚、切欠23は、最大径の硬貨6(現時点では5
00円玉)が該切欠23を通って容易に排出され得る限
りその形状は異なっていてもよく、例えば、図11に示
したように矩形ないし長方形の切欠23aであってもよ
い。なお、図11の例の場合、非切欠部18bを含めて
シート状部分19,20の接続部18cを、内側シート
状部材12とは別体の帯または糸で形成しシート状部分
19,20を繋いでもよい。なお、図12に示したよう
に、線状曲折部をC方向に対して斜めに延びる閉鎖端部
18aの形態に形成して、C方向に排出されてきた硬貨
6を斜め横方向C1に、例えば両縁部から中央側に向か
うように案内するようにしてもよい。また、紙幣収納部
2の底の部分(線状曲折部18のところ)に硬貨6が通
過できるくらいの目の大きい網を設け、網の目を硬貨通
過口7にしてもよい。
【0031】図3及び4、並びに図8に示したように、
硬貨通過口7のある紙幣収納部2の非切欠部(底)18
から硬貨収納部3の底(外側シート状部材11の折曲部
13の内面)49までの非曲折経路50の長さQは、最
大径の硬貨6の径(この例では、500円硬貨の径)よ
りも大きい。従って、図5又は8のように開いた状態
で、共通収納口4から硬貨通過口7に入った硬貨6が確
実に硬貨収納部3に導入され得る。尚、財布1では、硬
貨通過口7から出た硬貨6は直接硬貨収納部3に入る。
すなわち、非曲折経路50は、硬貨収納部3内に位置し
ている。
硬貨通過口7のある紙幣収納部2の非切欠部(底)18
から硬貨収納部3の底(外側シート状部材11の折曲部
13の内面)49までの非曲折経路50の長さQは、最
大径の硬貨6の径(この例では、500円硬貨の径)よ
りも大きい。従って、図5又は8のように開いた状態
で、共通収納口4から硬貨通過口7に入った硬貨6が確
実に硬貨収納部3に導入され得る。尚、財布1では、硬
貨通過口7から出た硬貨6は直接硬貨収納部3に入る。
すなわち、非曲折経路50は、硬貨収納部3内に位置し
ている。
【0032】内側シート状部材12の基板側シート状部
分19は、切欠23の近傍を除いて、即ち、共通収納口
4側の大半の領域24(図3及び4において太い実線で
示した部分)において、外側シート状部材11の中央シ
ート状部分15に固着されている。この固着は接着剤に
よる接着でも糸による縁部(財布1の横方向両端部)な
どの縫付けでも、他の手段によってもよい。一方、内側
シート状部材12のカバー側シート状部分20は、共通
収納口4近傍の口部周縁領域25において収納口4を開
いたり閉じたりするように、基板側シート状部分19に
対してD1,D2方向に回動可能である。
分19は、切欠23の近傍を除いて、即ち、共通収納口
4側の大半の領域24(図3及び4において太い実線で
示した部分)において、外側シート状部材11の中央シ
ート状部分15に固着されている。この固着は接着剤に
よる接着でも糸による縁部(財布1の横方向両端部)な
どの縫付けでも、他の手段によってもよい。一方、内側
シート状部材12のカバー側シート状部分20は、共通
収納口4近傍の口部周縁領域25において収納口4を開
いたり閉じたりするように、基板側シート状部分19に
対してD1,D2方向に回動可能である。
【0033】内側シート状部材12の各シート状部分1
9,20の内面には、図4で見て上端で固定された硬貨
逆流防止手段としての硬貨逆流防止片ないし硬貨戻り止
め26,27が取りつけられている。なお、この硬貨逆
流防止片26,27は、図5に示したように、内側シー
ト状部材12の各シート状部分19,20の内張りシー
ト又は内張り布28,29の硬貨通過口7側の端縁であ
ってもよい。図5の例では、内張りシート(布)28
は、外側シート状部材11のシート状部分17の内周面
に沿って延びている。尚、他の図面では、内張りや外張
りなど装飾的なものはほとんど示しておらず、機能的に
直接関連する要素のみを示しているけれども、使用する
製品においては、適宜加えればよい。また、内張りや外
張りを隣接シート状部材又は部分の相互固定(固着)の
ために適宜利用してもよい。更に、クレジットカードな
どの収納部分を適宜追加してもよい。
9,20の内面には、図4で見て上端で固定された硬貨
逆流防止手段としての硬貨逆流防止片ないし硬貨戻り止
め26,27が取りつけられている。なお、この硬貨逆
流防止片26,27は、図5に示したように、内側シー
ト状部材12の各シート状部分19,20の内張りシー
ト又は内張り布28,29の硬貨通過口7側の端縁であ
ってもよい。図5の例では、内張りシート(布)28
は、外側シート状部材11のシート状部分17の内周面
に沿って延びている。尚、他の図面では、内張りや外張
りなど装飾的なものはほとんど示しておらず、機能的に
直接関連する要素のみを示しているけれども、使用する
製品においては、適宜加えればよい。また、内張りや外
張りを隣接シート状部材又は部分の相互固定(固着)の
ために適宜利用してもよい。更に、クレジットカードな
どの収納部分を適宜追加してもよい。
【0034】外側シート状部材11の第一及び第二のシ
ート状部分15,16の対向縁部(財布1の横方向両端
部)間は、該シート状部分15,16と協動して硬貨収
納部3を形成し、いわゆるマチを与える縁部シート状部
分31,32によってつながれている。ここで、硬貨収
納部3の各縁部シート状部分31,32は、少なくとも
二箇所以上(図示の例では三箇所)の中間折曲部分(す
なわち、中間折目)33でつながった少なくとも三つ以
上(図示の例では四つ)の折重片部(即ちヒダ)34を
有する。尚、縁部シート状部分31,32は、夫々シー
ト状部分15,16に対する固定端において折り曲げら
れるので、該両端にも折曲部分(折目)がある。縁部シ
ート状部分31,32は、好ましくは、この例のよう
に、財布1の幅方向の中心を通る平面に関して相互に鏡
映対称な形状を備えているけれども、開き具合等がアン
バランスにならない限り、必ずしも鏡映対称でなくても
よい。
ート状部分15,16の対向縁部(財布1の横方向両端
部)間は、該シート状部分15,16と協動して硬貨収
納部3を形成し、いわゆるマチを与える縁部シート状部
分31,32によってつながれている。ここで、硬貨収
納部3の各縁部シート状部分31,32は、少なくとも
二箇所以上(図示の例では三箇所)の中間折曲部分(す
なわち、中間折目)33でつながった少なくとも三つ以
上(図示の例では四つ)の折重片部(即ちヒダ)34を
有する。尚、縁部シート状部分31,32は、夫々シー
ト状部分15,16に対する固定端において折り曲げら
れるので、該両端にも折曲部分(折目)がある。縁部シ
ート状部分31,32は、好ましくは、この例のよう
に、財布1の幅方向の中心を通る平面に関して相互に鏡
映対称な形状を備えているけれども、開き具合等がアン
バランスにならない限り、必ずしも鏡映対称でなくても
よい。
【0035】以上の通り、財布1では、該財布1の携帯
時の状態において紙幣収納部2と硬貨収納部3とが実質
上共通の平面P、すなわち基板として働く第一のシート
状部分15によって規定される平面P内に位置する。こ
こで、平面Pは、シート状部分15に対して重ねられ固
定されたシート状部分19によって規定される平面に対
して、厳密には平行であって同一(共通)ではないけれ
ども、ここでは、同一であるとみなす。換言すれば、こ
こでは、携帯時に「共通の平面」内に位置するというの
は、図13において示した従来の財布200の紙幣収納
部205及び硬貨収納部206のように中間に折曲部分
Bを含むようなものを排除する趣旨である。
時の状態において紙幣収納部2と硬貨収納部3とが実質
上共通の平面P、すなわち基板として働く第一のシート
状部分15によって規定される平面P内に位置する。こ
こで、平面Pは、シート状部分15に対して重ねられ固
定されたシート状部分19によって規定される平面に対
して、厳密には平行であって同一(共通)ではないけれ
ども、ここでは、同一であるとみなす。換言すれば、こ
こでは、携帯時に「共通の平面」内に位置するというの
は、図13において示した従来の財布200の紙幣収納
部205及び硬貨収納部206のように中間に折曲部分
Bを含むようなものを排除する趣旨である。
【0036】なお、図2において想像線で示したよう
に、財布1の共通収納口4が、その開口縁において、例
えば、ファスナー、マジックテープ、シート状マグネッ
トのような開放可能な閉鎖手段47で閉じられるように
構成してもよい。その場合、財布1の全体のカバーをな
し第一のシート状部分15に対してJ1,J2方向に回
動可能なシート状部分(全体のカバー)17はなくても
よい。
に、財布1の共通収納口4が、その開口縁において、例
えば、ファスナー、マジックテープ、シート状マグネッ
トのような開放可能な閉鎖手段47で閉じられるように
構成してもよい。その場合、財布1の全体のカバーをな
し第一のシート状部分15に対してJ1,J2方向に回
動可能なシート状部分(全体のカバー)17はなくても
よい。
【0037】35は硬貨収納部3の補助蓋であり、補助
蓋35は、E1,E2方向に回動可能になるように、財
布1の横方向延在支持縁部36及びその両側の縦方向延
在支持縁部37で内側シート状部材12のカバー側シー
ト状部分20及び外側シート状部材11の中央にある第
一のシート状部分15の表面の両側縁部に固着されてい
る。
蓋35は、E1,E2方向に回動可能になるように、財
布1の横方向延在支持縁部36及びその両側の縦方向延
在支持縁部37で内側シート状部材12のカバー側シー
ト状部分20及び外側シート状部材11の中央にある第
一のシート状部分15の表面の両側縁部に固着されてい
る。
【0038】線状折曲部13のまわりで基板15に対し
てG1,G2方向に回動可能な硬貨収納部3の主開閉蓋
をなす第二のシート状部分16を閉じた状態(図9)に
おいて、縁部シート状部分31,32の補助蓋側端部す
なわち先端部(立上げ端)48と補助蓋35との最大間
隔Fは、硬貨6の最小径よりも小さい。尚、この財布1
では、縁部シート状部分31,32の夫々が複数の中間
折曲部分(すなわち、中間の折目)33を有するので、
第一のシート状部分15に対する第二のシート状部分1
6のG1方向の回動可能角度Gを例えば90−120度
程度またはそれ以上になるように大きくしても、各折重
片部(すなわち、ヒダ)34の拡がり角度gを比較的小
さくし得るから、最大間隔Fを小さくし得る。この結
果、例えば、図9に想像線で示したように、二つ(図示
の実施例の半分)の折重片部34aで同じ角度Gの回動
(開放)を与えようとすると折重片部34aがほぼ二倍
の角度2gの拡がりを有することになり折重片部34a
の先端と蓋35との最大間隔がF1(>F)になってし
まうので、硬貨6が折曲片部34aの先端と二35との
間隙をH方向に通って折重片部34aの外側に回り込ん
でしまう虞があるけれども、この財布1では、H方向へ
の硬貨6の回り込みの虞がないことになる。なお、硬貨
6が折重片部34aの外側に回り込むと、その硬貨6
は、主開閉蓋15を開く際外にこぼれ落ちてしまうこと
になる。
てG1,G2方向に回動可能な硬貨収納部3の主開閉蓋
をなす第二のシート状部分16を閉じた状態(図9)に
おいて、縁部シート状部分31,32の補助蓋側端部す
なわち先端部(立上げ端)48と補助蓋35との最大間
隔Fは、硬貨6の最小径よりも小さい。尚、この財布1
では、縁部シート状部分31,32の夫々が複数の中間
折曲部分(すなわち、中間の折目)33を有するので、
第一のシート状部分15に対する第二のシート状部分1
6のG1方向の回動可能角度Gを例えば90−120度
程度またはそれ以上になるように大きくしても、各折重
片部(すなわち、ヒダ)34の拡がり角度gを比較的小
さくし得るから、最大間隔Fを小さくし得る。この結
果、例えば、図9に想像線で示したように、二つ(図示
の実施例の半分)の折重片部34aで同じ角度Gの回動
(開放)を与えようとすると折重片部34aがほぼ二倍
の角度2gの拡がりを有することになり折重片部34a
の先端と蓋35との最大間隔がF1(>F)になってし
まうので、硬貨6が折曲片部34aの先端と二35との
間隙をH方向に通って折重片部34aの外側に回り込ん
でしまう虞があるけれども、この財布1では、H方向へ
の硬貨6の回り込みの虞がないことになる。なお、硬貨
6が折重片部34aの外側に回り込むと、その硬貨6
は、主開閉蓋15を開く際外にこぼれ落ちてしまうこと
になる。
【0039】なお、39は、硬貨収納部3内に収納され
ている硬貨6を外側から視認し得るようにした窓であ
り、図示の例の場合、例えば、矩形部分または幅のある
格子状部分が少なくとも部分的に透明な樹脂又は樹脂様
材料などからなるか、皮革、樹脂、綿、紙これに類似し
た素材からなる網等からなり矩形部分に穴が明いてい
る。なお、財布1の外観、趣味感等の観点で、窓をつけ
ない方が好ましいことも有り得る。
ている硬貨6を外側から視認し得るようにした窓であ
り、図示の例の場合、例えば、矩形部分または幅のある
格子状部分が少なくとも部分的に透明な樹脂又は樹脂様
材料などからなるか、皮革、樹脂、綿、紙これに類似し
た素材からなる網等からなり矩形部分に穴が明いてい
る。なお、財布1の外観、趣味感等の観点で、窓をつけ
ない方が好ましいことも有り得る。
【0040】以上の如く構成された本発明による好まし
い一実施例の財布1の使用時の働きについて、次に説明
する。
い一実施例の財布1の使用時の働きについて、次に説明
する。
【0041】財布1を使用していない(財布1からお金
などを出したり、財布1にお金などをしまおうとしたり
していない)携帯時には、財布1は、図1に示した状態
に折り畳まれている。
などを出したり、財布1にお金などをしまおうとしたり
していない)携帯時には、財布1は、図1に示した状態
に折り畳まれている。
【0042】財布1の使用時には、まず外側シート状部
材11の第三のシート状部分からなる財布1のカバー1
7をJ1方向に開く。
材11の第三のシート状部分からなる財布1のカバー1
7をJ1方向に開く。
【0043】紙幣5及び硬貨6を収納しようとする場
合、カバー17を開いた状態で、更に、図5に若干誇張
して示したように、基板(第一のシート状部分15)及
び基板側シート状部分19に対して、カバー側シート状
部分20の横方向(幅方向)の中央部を、D1方向に開
く(拡げる)ことによって共通収納口4を開く。この財
布1では、紙幣収納部2及び硬貨収納部3がシート状部
材11及び12を折り畳んだ二重袋の形態になっており
且つ基板側のシート状部分15及び19とカバー側のシ
ート状部分16及び20とが夫々固着されているので、
硬貨6及び紙幣5の共通収納口4を開いた際、通常は実
際上閉じられている硬貨通過口7が財布1の厚さ方向に
拡げられ硬貨通過口7の大きさが財布1の厚さ方向に増
大することになる。
合、カバー17を開いた状態で、更に、図5に若干誇張
して示したように、基板(第一のシート状部分15)及
び基板側シート状部分19に対して、カバー側シート状
部分20の横方向(幅方向)の中央部を、D1方向に開
く(拡げる)ことによって共通収納口4を開く。この財
布1では、紙幣収納部2及び硬貨収納部3がシート状部
材11及び12を折り畳んだ二重袋の形態になっており
且つ基板側のシート状部分15及び19とカバー側のシ
ート状部分16及び20とが夫々固着されているので、
硬貨6及び紙幣5の共通収納口4を開いた際、通常は実
際上閉じられている硬貨通過口7が財布1の厚さ方向に
拡げられ硬貨通過口7の大きさが財布1の厚さ方向に増
大することになる。
【0044】次に、共通収納口4及び硬貨通過口7を拡
げた(開いた)財布1に対して、共通収納口4から紙幣
5と硬貨6とを入れる。この時、紙幣5は、図4で示し
たように、紙幣5の下端が内側シート状部材12の線状
折曲部18の非切欠部(閉鎖端部)18bの近傍に当た
る状態で支持されて紙幣収納部2内に収納される。一
方、硬貨6は、折曲部18のところに複数個形成された
切欠23からなる硬貨通過口7を通ってC方向に真っ直
ぐ落ち、外側シート状部材11によって形成された硬貨
収納部3内に入る。財布1では、硬貨通過口7のところ
の非切欠部(閉鎖端部)18bが短く形成されており、
硬貨6は折曲部18の内側から外側に移動せしめられる
から、硬貨6が丁度非切欠部18bのところに留まって
しまう虞は実際上なく、硬貨6は、その円形形状の故
に、図10に示したように非切欠部18bの左側か右側
のいずれかの切欠部23を介してD1方向またはD2方
向に硬貨収納部3に落ちる。なお、財布1では、紙幣収
納部2と硬貨収納部3とが共通の平面P内に位置し、紙
幣及び硬貨収納部2,3に、図14に示した折曲部Bの
ような折れ曲がったところが元々ないので、共通収納口
4から入れられた硬貨6は、財布1の厚さ方向に拡げら
れた硬貨通過口7を通って、途中で妨害されることなく
確実に硬貨収納部3まで落下し得る。
げた(開いた)財布1に対して、共通収納口4から紙幣
5と硬貨6とを入れる。この時、紙幣5は、図4で示し
たように、紙幣5の下端が内側シート状部材12の線状
折曲部18の非切欠部(閉鎖端部)18bの近傍に当た
る状態で支持されて紙幣収納部2内に収納される。一
方、硬貨6は、折曲部18のところに複数個形成された
切欠23からなる硬貨通過口7を通ってC方向に真っ直
ぐ落ち、外側シート状部材11によって形成された硬貨
収納部3内に入る。財布1では、硬貨通過口7のところ
の非切欠部(閉鎖端部)18bが短く形成されており、
硬貨6は折曲部18の内側から外側に移動せしめられる
から、硬貨6が丁度非切欠部18bのところに留まって
しまう虞は実際上なく、硬貨6は、その円形形状の故
に、図10に示したように非切欠部18bの左側か右側
のいずれかの切欠部23を介してD1方向またはD2方
向に硬貨収納部3に落ちる。なお、財布1では、紙幣収
納部2と硬貨収納部3とが共通の平面P内に位置し、紙
幣及び硬貨収納部2,3に、図14に示した折曲部Bの
ような折れ曲がったところが元々ないので、共通収納口
4から入れられた硬貨6は、財布1の厚さ方向に拡げら
れた硬貨通過口7を通って、途中で妨害されることなく
確実に硬貨収納部3まで落下し得る。
【0045】紙幣5及び硬貨6の収納が完了して共通収
納口4の強制開口ないし開放をやめて共通収納口4を閉
じ、財布1のカバー17をJ2方向に閉じた状態では、
図10において符号6aで示した硬貨のようにそのいず
れかの部分が折曲部18の非切欠部18aに当たる状態
でK方向に逆流しようとした硬貨6は、折曲部18の外
側から中側に入ることは難しいので、L方向に戻される
から、硬貨6がK方向に逆流する虞が少ないのみなら
ず、仮に硬貨6が切欠部23を丁度通ってK方向に紙幣
収納部2内に逆流したとしても、図3に示したように、
内側シート状部材12の二つのシート状部分19,20
の内面に固着された逆流防止片26,27が硬貨6の更
なる逆流を防ぐので、共通収納口4が下に向けられた状
態であっても、硬貨6が逆流して口4から出てくる虞が
少ない。
納口4の強制開口ないし開放をやめて共通収納口4を閉
じ、財布1のカバー17をJ2方向に閉じた状態では、
図10において符号6aで示した硬貨のようにそのいず
れかの部分が折曲部18の非切欠部18aに当たる状態
でK方向に逆流しようとした硬貨6は、折曲部18の外
側から中側に入ることは難しいので、L方向に戻される
から、硬貨6がK方向に逆流する虞が少ないのみなら
ず、仮に硬貨6が切欠部23を丁度通ってK方向に紙幣
収納部2内に逆流したとしても、図3に示したように、
内側シート状部材12の二つのシート状部分19,20
の内面に固着された逆流防止片26,27が硬貨6の更
なる逆流を防ぐので、共通収納口4が下に向けられた状
態であっても、硬貨6が逆流して口4から出てくる虞が
少ない。
【0046】尚、 図2において想像線で示したように
ファスナーやマグネットのような開放可能な閉鎖手段4
7が設けられている場合、硬貨が共通収納口4の近傍ま
で逆流してくるような事態が万一生じても、この閉鎖手
段47によって、口4からの硬貨のこぼれが阻止され得
る。
ファスナーやマグネットのような開放可能な閉鎖手段4
7が設けられている場合、硬貨が共通収納口4の近傍ま
で逆流してくるような事態が万一生じても、この閉鎖手
段47によって、口4からの硬貨のこぼれが阻止され得
る。
【0047】また、財布1では、縁部シート状部分3
1,32がG1方向に大きく開き得るように大きな角度
範囲Gにわたって拡がっているにもかかわらず、補助蓋
側端部(先端部)48と硬貨収納部7の蓋35との間隔
Fが最小径の硬貨6の径よりも小さくなるように、縁部
シート状部分31,32の夫々が複数の中間折曲部分3
3を有する状態で折り返されているから、硬貨6が縁部
シート状部分31,32と蓋35との間から漏れ出る虞
がない。
1,32がG1方向に大きく開き得るように大きな角度
範囲Gにわたって拡がっているにもかかわらず、補助蓋
側端部(先端部)48と硬貨収納部7の蓋35との間隔
Fが最小径の硬貨6の径よりも小さくなるように、縁部
シート状部分31,32の夫々が複数の中間折曲部分3
3を有する状態で折り返されているから、硬貨6が縁部
シート状部分31,32と蓋35との間から漏れ出る虞
がない。
【0048】財布1から紙幣5を取出そうとする場合、
カバー形成シート状部17をJ1方向に開け、図5に誇
張して描いたように共通収納口4を開いて、紙幣収納部
3内に収納されている紙幣5を取出せばよい。尚、紙幣
5の取出時においては、共通収納口4の開放の程度は従
来の財布における紙幣収納部の開口の開放と同程度でよ
く、通常は、紙幣及び硬貨の収納時よりも若干小さくな
るであろう。
カバー形成シート状部17をJ1方向に開け、図5に誇
張して描いたように共通収納口4を開いて、紙幣収納部
3内に収納されている紙幣5を取出せばよい。尚、紙幣
5の取出時においては、共通収納口4の開放の程度は従
来の財布における紙幣収納部の開口の開放と同程度でよ
く、通常は、紙幣及び硬貨の収納時よりも若干小さくな
るであろう。
【0049】一方、財布1から硬貨6を取出そうとする
場合、硬貨収納部7の主開閉蓋16をG1方向に開いて
硬貨取出口40を開ける(開放する)。財布1では、縁
部シート状部分31,32が大きな角度範囲Gにわたっ
て拡がっているので主開閉蓋16がG1方向に大きく開
かれ得るから、硬貨収納部3内に収納された硬貨6の夫
々を容易に視認し得、且つ夫々を容易に直接取出し得
る。なお、財布1では、窓39が形成されているから、
主開閉蓋16を開けなくても、硬貨6の取出し前に、取
出そうとする範囲の硬貨6の有無又は硬貨6の種類及び
数を確認し得る。
場合、硬貨収納部7の主開閉蓋16をG1方向に開いて
硬貨取出口40を開ける(開放する)。財布1では、縁
部シート状部分31,32が大きな角度範囲Gにわたっ
て拡がっているので主開閉蓋16がG1方向に大きく開
かれ得るから、硬貨収納部3内に収納された硬貨6の夫
々を容易に視認し得、且つ夫々を容易に直接取出し得
る。なお、財布1では、窓39が形成されているから、
主開閉蓋16を開けなくても、硬貨6の取出し前に、取
出そうとする範囲の硬貨6の有無又は硬貨6の種類及び
数を確認し得る。
【0050】尚、財布1では、縁部シート状部分31,
32の補助蓋側端部(立上げ端)48が補助蓋35との
間の間隙Fが十分小さくなるところまで延びているの
で、硬貨取出口40を開けた図6から図8の状態におい
ても、硬貨収納部3の容積を大きく保つように立ち上が
った位置を採るから、硬貨の取出の際硬貨6がこぼれる
虞が少ない。
32の補助蓋側端部(立上げ端)48が補助蓋35との
間の間隙Fが十分小さくなるところまで延びているの
で、硬貨取出口40を開けた図6から図8の状態におい
ても、硬貨収納部3の容積を大きく保つように立ち上が
った位置を採るから、硬貨の取出の際硬貨6がこぼれる
虞が少ない。
【図1】本発明による好ましい一実施例の財布の携帯時
の状態(形態)の斜視説明図。
の状態(形態)の斜視説明図。
【図2】図1の財布のカバーを開いた状態の斜視説明
図。
図。
【図3】紙幣収納部が閉じた状態にある図1の財布の幅
(横方向)の中間部分における断面説明図。
(横方向)の中間部分における断面説明図。
【図4】図5のように紙幣収納部が開いた状態にある図
1の財布の幅(横方向)の中間部分における断面説明図
(図5のIV−IV線断面説明図)。
1の財布の幅(横方向)の中間部分における断面説明図
(図5のIV−IV線断面説明図)。
【図5】図1の紙幣収納部を開いた状態を共通収納口側
からみた斜視説明図。
からみた斜視説明図。
【図6】図1の財布において、カバーに加えて硬貨収納
部の主開閉蓋を開いた状態の側面説明図。
部の主開閉蓋を開いた状態の側面説明図。
【図7】図6の状態にある財布の斜視説明図。
【図8】図7の状態の財布の一部破断斜視説明図。
【図9】図2の状態の財布について、硬貨収納部の主開
閉蓋を取り除いた状態で硬貨収納部の縁部シート状部分
の状態を示した平面断面説明図。
閉蓋を取り除いた状態で硬貨収納部の縁部シート状部分
の状態を示した平面断面説明図。
【図10】図1の財布の硬貨通過口の働きを説明する平
面説明図。
面説明図。
【図11】図1の財布の硬貨通過口の変形例の平面説明
図。
図。
【図12】図1の財布の硬貨通過口の別の変形例の平面
説明図。
説明図。
【図13】本発明と独立になされた従来のバッグ状財布
の携帯時の状態(形態)の斜視説明図。
の携帯時の状態(形態)の斜視説明図。
【図14】図13の財布を開いた状態の一部破断斜視説
明図。
明図。
1 財布 2 紙幣収納部 3 貨幣収納部 4 共通収納口 5 紙幣 6 硬貨 7 硬貨通過口 10 外表面 11 外側の可撓性基板ないしシート状部材 12 内側のシート状部材 13 線状折曲部 14 線状折曲部 15 基板(第一シート状部分) 16 硬貨収納部の主開閉蓋(第二シート状部分) 17 財布全体の蓋(第三シート状部分) 18 線状折曲部 18a 斜めに延びる閉鎖端部 18b 非切欠部(閉鎖端部) 18c 接続部 19 基板側シート状部分 20 カバー側シート状部分 21,22 縁部シート状部分 23,23a 切欠 24 共通収納口側の大半の領域 25 口部周縁領域 26,27 硬貨逆流防止片 28,29 内張りシート(内張り布) 31,32 縁部シート状部分 33 中間折曲部分 34 折重片部 35 蓋 36 横方向支持縁部 37 縦方向支持縁部 39 窓 40 硬貨取出口 47 閉鎖手段 48 縁部シート状部材の補助蓋側端部(立上げ端) 49 硬貨収納部の底 50 非曲折経路 C 硬貨排出方向 C1 斜め横方向 D1,D2 共通収納口の口部周縁領域の開閉方向 E1,E2 補助蓋の開閉方向 F,F1 間隔(間隙の大きさ) G 硬貨収納部の主開閉蓋の回動可能角度 G1,G2 主開閉蓋の開閉方向 H 硬貨の回り込み方向 J1,J2 財布のカバーの開閉方向 P 平面 Q 非曲折経路の長さ
Claims (9)
- 【請求項1】 共通収納口より同時に収納された紙幣と
硬貨のうち硬貨だけが硬貨通過口を通過して内部で夫々
紙幣収納部と硬貨収納部とに別々に収まる構造を備えた
財布であって、財布の携帯時の状態において紙幣収納部
と硬貨収納部とが実質上共通の平面内に位置するように
構成された財布。 - 【請求項2】 硬貨通過口のある紙幣収納部の底から硬
貨収納部の底までの非曲折経路の長さが硬貨の径よりも
大きい請求項1に記載の財布。 - 【請求項3】 硬貨及び紙幣の共通収納口を開いた際、
硬貨通過口の大きさが財布の厚さ方向に増大するように
構成されている請求項1または2に記載の財布。 - 【請求項4】 硬貨が硬貨収納部から共通収納口に出て
くるのを防ぐ逆流防止手段を有する請求項1から3まで
のいずれか一つの項に記載の財布。 - 【請求項5】 二重袋の形態を有しており、硬貨収納部
が二重袋のうちの外側の袋によって形成されており、紙
幣収納部が実質上外側の袋の内部に位置する、二重袋の
うちの内側の袋によって形成されている請求項1から4
までのいずれか一つの項に記載の財布。 - 【請求項6】 硬貨収納部は、財布の基板を形成する第
一のシート状部分と、この第一のシート状部分に対して
回動可能で硬貨収納部の主開閉蓋を形成する第二のシー
ト状部分と、第一及び第二のシート状部分の対向両縁部
間に形成された縁部シート状部分と、第一及び第二のシ
ート状部分と二つの縁部シート状部分によって形成され
る硬貨取出口の開閉を規制する補助蓋部とを備えてお
り、各縁部シート状部分が複数の中間折曲部に沿って折
り返されるように構成されている請求項1から5までの
いずれか一つの項に記載の財布。 - 【請求項7】 中間折曲部が少なくとも2箇所ある請求
項6に記載の財布。 - 【請求項8】 補助蓋部が基部のまわりで回動可能に構
成され、硬貨収納部の主開閉蓋を閉じた状態において、
縁部シート状部分の補助蓋側端部と補助蓋部の基部との
最大間隔が硬貨の径よりも小さい請求項6又は7に記載
の財布。 - 【請求項9】 硬貨収納部の主開閉蓋に硬貨収納部内の
硬貨を外から視認し得る窓を備えてなる請求項1から8
までのいずれか一つの項に記載の財布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31583097A JPH11127928A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 財 布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31583097A JPH11127928A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 財 布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127928A true JPH11127928A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18070089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31583097A Pending JPH11127928A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 財 布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11127928A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11197744A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-27 | Nippon Steel Corp | 熱間金属材の厚み測定方法及びその測定装置 |
JP2003047514A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-18 | Satoru Ishizaka | 財 布 |
JP2012055653A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Toniko Shibano | ベルト活用財布 |
GB2520035A (en) * | 2013-11-06 | 2015-05-13 | Michael Mueller-Heumann | Compact Wallet with coin pocket |
CN107581738A (zh) * | 2017-09-10 | 2018-01-16 | 辽宁石油化工大学 | 一种自动硬纸币分离钱包 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP31583097A patent/JPH11127928A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11197744A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-27 | Nippon Steel Corp | 熱間金属材の厚み測定方法及びその測定装置 |
JP2003047514A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-18 | Satoru Ishizaka | 財 布 |
JP2012055653A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Toniko Shibano | ベルト活用財布 |
GB2520035A (en) * | 2013-11-06 | 2015-05-13 | Michael Mueller-Heumann | Compact Wallet with coin pocket |
CN107581738A (zh) * | 2017-09-10 | 2018-01-16 | 辽宁石油化工大学 | 一种自动硬纸币分离钱包 |
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