JPH11127623A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH11127623A
JPH11127623A JP29595597A JP29595597A JPH11127623A JP H11127623 A JPH11127623 A JP H11127623A JP 29595597 A JP29595597 A JP 29595597A JP 29595597 A JP29595597 A JP 29595597A JP H11127623 A JPH11127623 A JP H11127623A
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陽一朗 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな設計変更なしにホイルベースの延
長を図ると共に、機体上での作業スペースを拡張し作業
性を向上させる。 【解決手段】 走行車の後部に複数条の植付けを行う植
付部15を配した乗用型田植機において、前輪6と後輪
8の間にミッションケース4を配置し、該ミッションケ
ース4とリアアクスルケース7の間に連結部材87を接
合固定してホイルベースを延長し、前記連結部材を中空
パイプで構成し、該連結部材内に伝動軸88を内装し、
運転席後部に前記連結部材の長さと略一致する前後幅の
延長ステップ95を配置し、該延長ステップの両側方に
補助ステップ96を配置し、該補助ステップを上下に回
動可能に構成し、水平方向の張り出した位置と、上方ま
たは下方に収納した位置とに変更可能とした、前記延長
ステップの後部に、施肥装置と延長副ステップ97を付
け替え可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を
備えて連続的に植え付け作業を行う田植機のホイルベー
スを延長するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、植付け作業の能率を向上させるた
め、植付け条数を6条から8条さらには10条と増やし
た田植機の開発が進められているが、条数を増加させる
とそれに比例して植付部の重量増が避けられない。そし
て、後輪の後部に植付部が配置されるため、重量増加に
比例して重心が後方へ移動してしまい、特に、畦越えの
際に前輪が浮き上がるなどの問題があった。そこで、機
体バランス確保の観点からホイルベースの延長が必要と
されるが、従来は、ミッションケースとその前部のフロ
ントアクスルケースとの間隔を延長する方法がとられて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転席
とフロントアクスルケースとの相対位置はステアリング
操作があるため変更が困難であり、また、運転席とミッ
ションケースとの相対位置についても変速装置、クラッ
チ、PTO駆動軸などの操作系がミッションケース近傍
に集中するため変更が難しいことから、前述のようにフ
ロントアクスルケースとミッションケース間隔を広げて
ホイルベースを延長しようとした場合には、操作系を中
心とした大がかりな設計変更が必須であり、そのため、
従来部品の使用ができずに著しく製造コストアップとな
った。また、これ以外にも、短いホイルベースに起因
し、以前から機体後部の施肥機周囲の作業スペースが狭
く、苗つぎ、肥料補給などの作業が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、走行車の後部に複数条の植付けを行う植付部を配し
た乗用型田植機において、前輪と後輪の間にミッション
ケースを配置し、該ミッションケースとリアアクスルケ
ースの間に連結部材を接合固定してホイルベースを延長
し、前記連結部材を中空パイプで構成し、該連結部材内
に伝動軸を内装したものである。
【0005】また、運転席後部に前記連結部材の長さと
略一致する前後幅の延長ステップを配置し、該延長ステ
ップの両側方に補助ステップを配置し、該補助ステップ
を上下に回動可能に構成し、水平方向の張り出した位置
と、上方または下方に収納した位置とに変更可能とした
ものである。また、前記延長ステップの後部に、施肥装
置と延長副ステップを付け替え可能としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面に基づいて説明する。図1は乗用田植機の全体側
面図、図2は同じく平面図、図3はミッションケースと
連結部材とリヤアクスルケースの側面図、図4は延長ス
テップおよび補助ステップの側面図、図5は同じく平面
図、図6は補助ステップ取付部の後面図、図7はペース
トタンクの平面図、図8はペーストタンクを二段配置し
た側面図、図9は肥料置き台を配置した平面図、図10
は同じく側面図、図11はバッテリー台を延長ステップ
下部に配置した側面図である。
【0007】まず、乗用田植機の全体構成について、図
1、図2により説明する。図中1は作業者が搭乗する走
行車であり、エンジン2を車体フレーム3前部上方に搭
載させ、ミッションケース4前方にフロントアクスルケ
ース5を介して走行用前輪6を支持させると共に、前記
ミッションケース4の後部には連結部材87を介してリ
ヤアクスルケース7を連設し、該リヤアクスルケース7
に走行用後輪8を支持させる。そして、前記エンジン2
等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付ける
と共に、ステップ11を介して作業者が搭乗する車体カ
バー12によって前記ミッションケース4等を覆い、前
記車体カバー12上部に運転席13を取付け、その運転
席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル1
4を設ける。
【0008】また、図中15は10条植え用の苗載台1
6並びに複数の植付爪17などを具備する植付部であ
り、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レ
ール18及びガイドレール19を介して植付ケース20
に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速
回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に
支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に
一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース22
・22先端に植付爪17・17を取付ける。
【0009】また、前記植付ケース20の前側にローリ
ング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、トッ
プリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構2
7を介して走行車1後側に支持フレーム24を連結さ
せ、前記リンク機構27を介して植付部15を昇降させ
る昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結させ、前
記前後輪6・8を走行駆動して移動すると同時に、左右
に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪1
7によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構
成する。
【0010】また、図中29は走行変速レバー、30は
植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、31は植付け
感度調節レバー、32は主クラッチペダル、33・33
は左右ブレーキペダル、34は均平用センターフロー
ト、35は均平用サイドフロート、36は10条用の側
条施肥部である。前記苗載台16及び植付ケース20な
ど植付部15の左右外側の2条分を機体内側に折畳み自
在に設けるもので、前記苗載台16は左右最外側の2条
分の苗載台16を分割して折畳み自在な分割苗載台16
bに形成し、機体中央の6条用苗載台本体16aに並行
折畳み機構37を介して分割苗載台16bを連結させ
て、苗載台本体16aの作用面上方に略平行で、且つ、
2段に分割苗載台16bを折畳みするように設けて、折
畳み時苗載台16の左右全幅を略6条分巾と等しくする
ように構成している。
【0011】次に、本発明のホイルベースを延長する構
成について説明する。前記ミッションケース4の前部に
はベルト式無段変速装置が配設されているが、これは油
圧式無段変速装置やギヤ式変速装置でもよく、特に制限
はされない。図3に示すように、該ミッションケース4
の下部後面に連結部材87を介してリアアクスルケース
7が固設され、該連結部材87によって水平方向後方へ
ホイルベースが延長されるようにしている。該連結部材
87は中空のパイプで構成され、該連結部材87の前後
端面にはフランジ90・90を設け、一方、ミッション
ケース4後部の出力側にはフランジ91、他方、リアア
クスルケース7前部の入力側にはフランジ92がそれぞ
れ設けられ、該フランジ91・92を前記フランジ90
・90とをそれぞれ対向配置して締結手段であるボルト
89・89・・で固定する。
【0012】そして、前記ミッションケース4の出力軸
93に前記連結部材87に内装された伝動軸88の前端
を連結し、該伝動軸88の後端は前記リアアクスルケー
ス7の入力軸94に連結され、デフギヤ装置を介して後
輪8を駆動できるようにしている。このミッションケー
ス4とリアアクスルケース7の間隔を連結部材87及び
伝動軸88の長さを変更してホイルベースを所望の長さ
に延長できるように構成している。なお、従来の田植機
にあっては、前記フランジ91とフランジ92を直接ボ
ルトによって固定しており、また、運転席13近傍に配
置した走行変速レバー29、植付昇降兼作業走行変速用
副変速レバー30等はミッションケース4と連結される
ものであるから、本発明のようにホイールベースを変更
する場合には従来の部品をそのまま使用して、ミッショ
ンケース4とリアアクスルケース7の間に連結部材87
を介装しているのである。従って、運転席13とミッシ
ョンケース4から前方に配置される部品は従来の田植機
のものをそのまま利用でき、走行側の設計変更は最小限
に留めることができてコストアップが抑えられるのであ
る。
【0013】次に、ホイルベースの延長にともない運転
席13の後部に生じる空間を埋める延長ステップ95に
ついて、図4、図5により説明する。延長ステップ95
の幅は前記連結部材67の前後長と略同じ前後幅とし
て、運転席13後部に配置される。つまり、延長ステッ
プ95はホイルベースを長くした長さに合わせた前後幅
で左右方向に設けられる。そして、前記側条施肥部36
は延長ステップ95の後部に延長副ステップ97と付け
替え可能に配置され、図4、図5においては側条施肥部
36を外して、その取付位置に延長副ステップ97を配
置した状態を示している。この延長副ステップ97を外
して側条施肥部36を取り付けた場合には、延長ステッ
プ95上を作業者が通行することが可能であり、肥料や
苗の補充が容易に行えるのである。
【0014】具体的には、延長ステップ95の前部はボ
ルト98・98・・を介してリンクフレーム99・99
および車体カバー12の後端に締結されると共に、前記
延長ステップ95の後部はボルト101・101・・を
介して施肥部の台部に設けられた延長副ステップ97と
締結している。該延長副ステップ97の側部及び後部は
平面視コ字条の補強パイプ119が固設されている。前
記リンクフレーム99・99は変形四角形状のパイプで
あり、車体フレーム3・3上に立設した四角パイプ形の
支柱100・100の上端部に設けている。更に、前記
延長ステップ95の左右両側端はサイドフレーム103
上に載置されており、該サイドフレーム103はサブフ
レーム104・105を介してパイプフレーム106に
固定されており、十分広いスペースでしかも剛性を高め
て安定して支持できるようにし、肥料補給などの作業も
行えるように構成している。また、前記延長ステップ9
5と延長副ステップ97のいずれも、左右部位がボルト
102・102・・によるボルト止めのため分割可能で
あり、保守管理が容易な構成としている。
【0015】そして、前記ステップ11の両側には補助
デッキ120・120が設けられ、8条用の苗載台や施
肥機に対応できるようにし、更に、本発明では10条と
しているので、補助ステップ96を補助デッキ120と
前記延長ステップ95の側方に配設している。即ち、図
4、図5、図6に示すように、前記補助デッキ120の
後部側面のサイドフレーム103と、前記延長ステップ
95後部側面に支持部材110・110を固設し、該支
持部材110・110に補助ステップ96のサイドフレ
ーム111の基端側を枢軸107によって枢支し、補助
ステップ96を水平方向に回動したときには支持部材1
10・110の外側端に設けたストッパー110aに当
接して水平状態に固定できるようにしている。また、該
補助ステップ96のサイドフレーム111の枢支部には
長孔108が形成されて、該補助ステップ96を上方に
回動して、長孔108に沿って下方へ押し込むことによ
って、補助ステップ96の内側面がサイドフレーム10
3に固定したストッパーに当接して、外側への回動が阻
止され、上方へ跳ね上げて回動した収納位置に維持でき
るようにしている。
【0016】このように補助ステップ96を上方へ回動
した収納状態では、先に折り畳み収納した前記側条施肥
部36を車体側方からの障害物から保護できるのであ
る。なお、この保護機能を確実なものにするには、収納
位置での前記補助ステップ96の上端は折り畳み収納さ
れた前記側条施肥部36の高さと同レベル以上にするこ
と、更には、前記補助ステップ96を延長副ステップ9
7の側面まで拡張することも極めて有効である。また、
補助ステップ96’の如く下方へ回動して収納すること
も可能であり、この場合、固定ピンを用いて、水平位置
と下方へ回動した位置で挿抜する必要がある。そして、
このように下方へ回動して収納することによって、施肥
部36の折り畳み収納時に邪魔になることがなく、後述
する図11の如くバッテリー114を配置したときには
その保護となるのである。
【0017】次に、前記連結部材87によって拡張され
た前記運転席13後部の前記延長ステップ95上方また
は下方の空間の活用例について説明する。図7は側条施
肥部36の代わりに、吸収がよく近年多用されているペ
ースト施肥のためのペーストタンク112を、前記延長
ステップ95上に配置しており、該ペーストタンク11
2は延長ステップ95の左右幅と略同じ長さとし、その
高さは作業者が跨いで延長副ステップ97上乗り移れる
くらい低くして、断面の面積は小さくても、従来予備苗
台10下に設けたペーストタンクの容量と変わらず、む
しろ多くした構成としている。
【0018】また、ペーストタンク112は、図8に示
すように、延長ステップ95から延長副ステップ97上
にまで延設したペーストタンク112aとすることがで
きる。このようにすることで更に容量をアップすること
ができ、また、このペーストタンク112a上はその他
の荷物等も載置できる。また、延長ステップ95の下部
にペーストタンク112bを配置して、内装型とするこ
ともできる。この場合には運転席13後部のデッキ上を
広く使用することができ、デッキによってペーストタン
ク112bも保護されるのである。そして、このペース
トタンク112aとペーストタンク112bの二段配置
とすることもできる。このペーストタンク112の前後
位置は後輪8の車軸よりも前方に位置して、重量バラン
スがくずれることがないようにしている。このペースト
タンク112から図示しないホース・ポンプを介して連
結したホースを植付爪の側部まで延設して、植付位置の
側方にペースト肥料を吐出するようにしている。
【0019】また、前記延長ステップ95上に肥料置き
台113を配置することも可能であり、図9、図10に
示すように、延長ステップ95の後部に側条施肥部36
を配置し、該側条施肥部36の両側の分割施肥部36b
・36bを前方へ回動して折り畳んで収納位置とした分
割施肥部36b’・36b’の間の、延長ステップ95
上に肥料置き台113が配置されている。つまり、前記
連結部材87によってホイルベースが拡張された前記運
転席13後部の前記延長ステップ95上に肥料置き台1
13を設置し、該肥料置き台113は支柱115・11
5・・・を四隅に立設し、該支柱115・115・・・
を上下に一定間隔で区切る棚板116・116・・・を
水平方向に平行に固定して、該棚板116・116・・
・上に肥料袋を置くようにしている。
【0020】こうして肥料袋を機体上に載置する場所を
確保することで、作業途中に肥料がなくなり、作業が中
断することを防止でき、圃場端で肥料を余分に補給して
おく必要もなく、その手間が省けて作業効率を向上でき
る。また、側条施肥部36を折り畳んだ場合には、肥料
置き台113の周囲は、前部は運転席13、後部は施肥
部本体36a、側部は分割施肥部36b’・36b’で
それぞれ囲まれ、路上走行する場合などでは振動で肥料
袋が落下する心配がないのである。
【0021】また、前記延長ステップ95の下部にバッ
テリー114を配置することもできる。即ち、図11に
示すように、運転席13後部の前記延長ステップ95下
部に架台117を設け、該架台117は延長ステップ9
5と一体的に構成するのである。そして、この架台11
7にバッテリー114を取り付けるのである。よって、
これまでバッテリー台を機体前部に設けたために狭かっ
た前記ボンネット9横の通路が拡張され、前方からの苗
マット載置や通行などが容易に行え、また、延長ステッ
プ95側方からバッテリー114の点検や着脱が容易に
でき、バッテリー114の上部カバーも省けるのであ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1に記載す
るように、走行車の後部に複数条の植付けを行う植付部
を配した乗用型田植機において、前輪と後輪の間にミッ
ションケースを配置し、該ミッションケースとリアアク
スルケースの間に連結部材を接合固定してホイルベース
を延長したので、ミッションケースとリアアクスルケー
スの間を連結部材で延長するといった極めてシンプルな
構成によって、設計をほとんど変更することなくホイル
ベースの延長が可能であり、従来機の部品がそのまま適
用でき製造コストが大きく低減されるため、種々のホイ
ルベースを持つ型式への製品展開が可能となる。
【0023】また、請求項2記載の如く、前記連結部材
を中空パイプで構成したので、ミッションケースとリア
アクスルケースの間を連結して走行機体を支える強度が
十分得られ、その他補強部材を新たに設ける必要がな
い。また、連結部材内に伝動軸を内装したので、湿田ま
たは深田などでの苗植え作業時などに伝動軸を損傷した
り、錆びついたりすることを回避することができる。
【0024】また、請求項3記載の如く、運転席後部に
連結部材の長さと略一致する前後幅の延長ステップを配
置したので、運転席後方に広い作業スペースを確保する
ことができ、苗つぎ、肥料補給などの作業性が大きく向
上する。更に、その拡張されたスペースにペーストタン
ク、肥料置き台、バッテリー台を設けることで、機体の
重量バランスの向上、機体上で作業性の向上を図ること
ができる。
【0025】また、請求項4記載の如く、延長ステップ
の両側方に補助ステップを配置したので、延長ステップ
の作業スペースに加えて更に作業スペースを広くするこ
とができ、両側の施肥機への肥料補給や苗載台への苗補
給等の機体上での作業効率を大幅にアップすることがで
きる。
【0026】また、請求項5記載の如く、補助ステップ
を上下に回動可能に構成し、水平方向の張り出した位置
と、上方または下方に収納した位置とに変更可能とした
ので、作業時においては補助ステップを水平方向の張り
出した位置として、作業性を向上し、上方に回動して収
納したときには、施肥部を保護し、下方に回動したとき
には、施肥部の張出の邪魔になることはなく、延長ステ
ップ下部にバッテリーやペーストタンクを配置したとき
にはその側面を保護できる。
【0027】また、請求項6記載の如く、延長ステップ
の後部に、施肥装置と延長副ステップを付け替え可能と
したので、施肥機を取り付けないときには、その部分に
延長副ステップを取り付けて、作業スペースを大きくす
るとともに、作業時に植付部との隙間から足を踏み外す
等の事故を回避することができる。また、延長副ステッ
プを外せば施肥機を取り付けることができ、わずかな変
更で施肥機仕様とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図である。
【図2】乗用田植機の平面図である。
【図3】ミッションケースと連結部材とリヤアクスルケ
ースの側面図である。
【図4】延長ステップおよび補助ステップの側面図であ
る。
【図5】延長ステップおよび補助ステップの平面図であ
る。
【図6】補助ステップ取付部の後面図である。
【図7】ペーストタンクの平面図である。
【図8】ペーストタンクを二段配置した側面図である。
【図9】肥料置き台を配置した平面図である。
【図10】肥料置き台の側面図である。
【図11】バッテリー台を延長ステップ下部に配置した
側面図である。
【符号の説明】
1 走行車 4 ミッションケース 7 リアアクスルケース 13 運転席 15 植付部 36 側条施肥部 87 連結部材 88 伝動軸 95 延長ステップ 96 補助ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 敏章 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車の後部に複数条の植付けを行う植
    付部を配した乗用型田植機において、前輪と後輪の間に
    ミッションケースを配置し、該ミッションケースとリア
    アクスルケースの間に連結部材を接合固定してホイルベ
    ースを延長したことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 前記連結部材を中空パイプで構成し、該
    連結部材内に伝動軸を内装したことを特徴とする請求項
    1記載の田植機。
  3. 【請求項3】 運転席後部に前記連結部材の長さと略一
    致する前後幅の延長ステップを配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の田植機。
  4. 【請求項4】 前記延長ステップの両側方に補助ステッ
    プを配置したことを特徴とする請求項3記載の田植機。
  5. 【請求項5】 前記補助ステップを上下に回動可能に構
    成し、水平方向の張り出した位置と、上方または下方に
    収納した位置とに変更可能としたことを特徴とする請求
    項4記載の田植機。
  6. 【請求項6】 前記延長ステップの後部に、施肥装置と
    延長副ステップを付け替え可能としたことを特徴とする
    請求項3記載の田植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369607A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Iseki & Co Ltd 苗植機のリフトフレーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002369607A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Iseki & Co Ltd 苗植機のリフトフレーム

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