JPH111264A - 結束用資材 - Google Patents

結束用資材

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JPH111264A
JPH111264A JP15861197A JP15861197A JPH111264A JP H111264 A JPH111264 A JP H111264A JP 15861197 A JP15861197 A JP 15861197A JP 15861197 A JP15861197 A JP 15861197A JP H111264 A JPH111264 A JP H111264A
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JP
Japan
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adhesive layer
base film
binding
film
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP15861197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Nakanishi
重明 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toray Monofilament Co Ltd filed Critical Toray Monofilament Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材フィルムと接着層とを容易に識別する
ことができ、結束作業性を改良した結束用資材を提供す
る。 【解決手段】 本発明の結束用資材1は、基材フィル
ム2と、この基材フィルム2の片面に形成した前記基材
フィルム2よりも低い軟化点を有する接着層3とからな
る多層フィルムまたはこの多層フィルムを所定の幅に裁
断したテープ状物からなり、前記基材フィルム2と前記
接着層3とを識別するための識別手段4を有することを
特徴とする。なお、上記識別手段は、色差、光沢差また
は凹凸差を利用して形成することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の線材や棒材な
どを束ねて結束することなどに使用する結束用資材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電線などの複数の物品(被結束
物)を連結するための部材としては、合成樹脂製の結束
バンドや連結具が実用に供されており、これらの結束部
材は、帯状や紐状の線状体を被結束物に巻回して環状連
結部を形成し、この環状連結部を係止固定することによ
って、複数の被結束物を一括して結束する機能を有して
いる。
【0003】そして、上記環状連結部を係止固定する方
法としては、従来から種々の提案がなされており、その
具体例としては、帯状や紐状の線状体を筒状体に貫通さ
せ、この貫通部にピンを打込むことにより係止固定する
方法、および線状体にあらかじめ孔、歯形および突起な
どを形成しておき、これを一方の筒状体の孔の内側に形
成した係止爪に係止固定する方法などが挙げられる。
【0004】しかしながら、上記の従来法は、線状体の
環状連結部を係止固定する力は優れているものの、線条
体を貫通させる筒状体を必要とするばかりか、さらには
この筒状体または線状体にピン、切欠きおよび係止爪な
どを配置する必要があるため、筒状体の外形が大きくな
り、電気配線などで高密度配線する場合に、大きな筒状
体が邪魔をして作業性が阻害されるという問題があっ
た。また、結束した束を配管に導通する場合に、筒状体
が配管の入り口で引っ掛かって導通作業に支障を来すと
いう問題もあった。
【0005】上記の問題を解決するために、基材フィル
ムおよび前記基材フィルムより低い軟化点を有する接着
層からなる多層フィルムを所定の幅に裁断したテープ状
物を、電線などの被結束物に周回して形成した環状の交
差部を接触させて加熱することにより、接着層を融着さ
せて接合部を形成する方法が提案されている。
【0006】しかるに、これらの結束用資材に使用され
る多層フィルムが、基材フィルムの表裏両面に接着層が
形成された結束用資材であれば、電線などの被結束物に
周回して形成した環状の交差部が、接着層同士が接触す
るので、接着層を融着させて接合部を形成することがで
き、結束作業を特に問題なく行なうことができるが、接
着層が基材フィルムの片面のみに形成されたものである
場合には、接着層を有する面同士または接着層を有する
面と基材フィルムの面とを、環状の交差部で接触するよ
うにしなければならない。つまり、基材フィルム面同士
を接触させて融着を試みても、融着せずに接合不良にな
るか、加熱部が溶融切断してしまうため、接合部を形成
することができない。
【0007】したがって、基材フィルムの片面のみに接
着層を形成した多層フィルムからなる従来の結束用資材
においては、接着層を有する面同士または接着層を有す
る面と基材フィルムの面とが接触していることを確認し
つつ結束作業を行なう必要があり、この確認が作業者に
とってかなり煩わしいことから、結束作業性が劣るとい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0009】したがって、本発明の目的は、基材フィル
ムと接着層とを容易に識別することができ、結束作業性
を改良した結束用資材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の結束用資材は、基材フィルムと、この基
材フィルムの片面に形成した前記基材フィルムよりも低
い軟化点を有する接着層とからなる多層フィルムまたは
この多層フィルムを所定の幅に裁断したテープ状物から
なり、前記基材フィルムと前記接着層とを識別するため
の識別手段を有することを特徴とする。
【0011】なお、上記識別手段は、色差、光沢差また
は凹凸差を利用して形成することが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面にしたがって本発明
を詳述する。
【0013】図1および図2は本発明の結束用資材の一
例を示す斜視図であり、図3は本発明の結束用資材を用
いて被結束物を結束した状態を示す断面図である。
【0014】図1に示した第1実施例の結束用資材1
は、基材フィルム2と接着層3からなる二層フィルムを
所定の幅に裁断したものであって、基材フィルム2と接
着層3とを、それぞれ異なる色で、例えば基材フィルム
2を赤で、また接着層3を青で着色することにより、色
差による識別手段を具備せしめたものである。
【0015】このように、色差による識別手段を形成す
ることによって、例えば図3に示したように、結束資材
1を電線などの被結束物5に周回して形成した環状の交
差部6を接触させて加熱することにより、接着層3を融
着させて接合部を形成する際に、基材フィルム2と接着
層3とを容易に識別して、接着層3を有する面同士また
は接着層3を有する面と基材フィルム2の面とを確実に
組合わせて接触させることができ、作業者の煩わしさを
解消して、結束作業性を大巾に改良することができる。
【0016】また、上記の識別手段としては、色差に代
えて、基材フィルム2と接着層3にそれぞれ異なる光沢
または凹凸を施すことにより、作業者の視感または触感
で基材フィルム2と接着層3を識別するようにしてもよ
く、この場合にも上記と同様の効果を期待することがで
きる。
【0017】なお、図2に示した第2実施例の結束用資
材1は、基材フィルム2と接着層3からなる二層フィル
ムを所定の幅に裁断したものであって、基材フィルム2
には特定の色を着色し、接着層3の表面には文字などの
記号4を前記基材フィルム2の色とは異なる色で印刷す
ることによって、色差による識別手段を形成したもので
ある。この場合には、上記記号4は他の文字、数字、ラ
イン、絵などであってもよい。
【0018】本発明の結束用資材における基材フィルム
および接着層を構成する合成樹脂としては、ポリアミ
ド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエス
テルエラストマー、ポリオレフィン、変性ポリオレフィ
ン、エチレン系アイオノマーなどのポリオレフィン系ポ
リマ、ハロゲン化ビニル系ポリマ、ポリウレタン、ポリ
アセタール系樹脂、およびポリフェニレンサルファイド
系樹脂などの熱可塑性合成樹脂が挙げられ、これらの合
成樹脂をそれぞれの軟化点を考慮して適宜組合わせれば
よい。なお、上記の合成樹脂は、着色剤、可塑剤、耐熱
剤、耐候剤、難燃剤、発泡剤、滑剤、増量剤、強化材お
よび砥材などの添加剤を任意に含有することができる。
【0019】これらの合成樹脂を用いて紐状の基材フィ
ルムを形成し、その表層の少なくとも一部に、基材フィ
ルムより低い軟化点を有する合成樹脂を用いて接着層を
形成した多層フィルムを構成するか、又は広幅の多層フ
ィルムを適宜の幅に裁断してテープ状とすることによっ
て、本発明の結束用資材が構成される。
【0020】基材フィルムに、この基材フィルムより低
い軟化点を有する合成樹脂を用いて接着層を形成する方
法としては、それぞれの合成樹脂を別々の押出機を用い
て溶融して共押出して形成してもよく、またあらかじめ
形成した基材フィルムに、この基材フィルムより低い軟
化点を有する合成樹脂を、溶融被覆または液状被覆する
などのコーテイング法やラミネート法、溶射法などの方
法が挙げられる。
【0021】本発明の結束用資材における基材フィルム
と接着層の構成比率は、接着層が5〜50重量%、特に
10〜40重量%であることが好ましい。接着層が5%
以下では、交差部の結束力を十分に得ることが困難とな
り、50%以上では、交差部を張力下で加熱して接着層
を融着させる時に、基材フィルムが加熱下での張力に抗
しきれずに結束用資材が切断することがあるため好まし
くない。
【0022】なお、結束用資材は、必ずしも延伸・配向
したものでなくてもよいが、柔軟でしかも強い部材が望
ましいので、延伸したものであることが好ましい。
【0023】これらの結束用資材は、通常、長さ方向に
連続した資材を駒やボビンなどの巻具に大量に巻上げて
おき、使用するごとに必要とする長さをその先端から引
き出して使用する方法がとられる。すなわち、図3に示
したように、連続した結束用資材1を引き出しながら電
線などの被結束物5に周回し、接合部6を接着層の軟化
点以上の温度に加熱して融着させることにより接合部6
を形成してから、接合部と巻具との間で結束用資材1を
切断するか、または結束用資材1を一定の長さに切断し
てから電線などの被結束物に周回して、上記と同様に接
合部6を形成することにより、被結束物5を強固に結束
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の結束用資材によれば、識別手段
を形成することによって、結束作業時に基材フィルムと
接着層とを容易に識別して、接着層を有する面同士また
は接着層を有する面と基材フィルムの面とを確実に組合
わせて接触させることができ、作業者の煩わしさを解消
して、結束作業性を大巾に改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の結束用資材の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】図2は本発明の結束用資材の第2実施例を示す
斜視図である。
【図3】図3は本発明の結束用資材を用いて被結束物を
結束した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 結束用資材 2 基材フィルム 3 接着層 4 識別手段(記号) 5 被結束物(電線束) 6 接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムと、この基材フィルムの
    片面に形成した前記基材フィルムよりも低い軟化点を有
    する接着層とからなる多層フィルムまたはこの多層フィ
    ルムを所定の幅に裁断したテープ状物からなり、前記基
    材フィルムと前記接着層とを識別するための識別手段を
    有することを特徴とする結束用資材。
  2. 【請求項2】 識別手段を色差を利用して形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の結束用資材。
  3. 【請求項3】 識別手段を光沢差を利用して形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の結束用資材
  4. 【請求項4】 識別手段を凹凸差を利用して形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の結束用資材
JP15861197A 1997-06-16 1997-06-16 結束用資材 Pending JPH111264A (ja)

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JP15861197A JPH111264A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 結束用資材

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316646A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Lintec Corp 自己接着性テープ及びその使用方法
JP2010263178A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Itei Kofun Yugenkoshi 巻束構造を有する信号伝送配線
JP5040647B2 (ja) * 2006-02-03 2012-10-03 東レ株式会社 面光源反射部材用フィルム
KR101237173B1 (ko) * 2004-04-28 2013-02-25 데쿠세리아루즈 가부시키가이샤 이방성 도전막 담지 테이프 및 실장 방법
JP2014234423A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 リンテック株式会社 接着シートおよび接着シートの貼付方法ならびに接着シートの製造方法

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