JPH11124242A - 枚葉紙給紙装置およびそれを用いた給紙方法 - Google Patents

枚葉紙給紙装置およびそれを用いた給紙方法

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JPH11124242A JP30802197A JP30802197A JPH11124242A JP H11124242 A JPH11124242 A JP H11124242A JP 30802197 A JP30802197 A JP 30802197A JP 30802197 A JP30802197 A JP 30802197A JP H11124242 A JPH11124242 A JP H11124242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速化が可能であり、しかも、枚葉紙積体の
最上面から枚葉紙を確実に1枚ずつ送り出すことがで
き、給紙動作において信頼性が高い。 【解決手段】 軸体11と、軸体11の外周で回転する
送りドラム21とからなるドラムユニット20とを備
え、軸体11は、負圧源に接続されたダクトが内部に形
成され、枚葉紙積層体Pに対向する部位に吸引口が開口
しており、送りドラム21は、そのドラム面に多数の吸
引孔26が形成され、送りドラム21が枚葉紙積層体P
の最上面に接触したり離間するようになっており、ドラ
ムユニット20が下降して枚葉紙積層体Pの最上面に接
触した後上昇初期に、給紙方向と反対方向にドラムユニ
ット20を回転させる逆転手段50と、ドラムユニット
20が枚葉紙積層体Pの上方の給紙高さに上昇した上昇
後期に、給紙方向にドラムユニット20を回転させる正
転手段40とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は枚葉紙給紙装置およ
びそれを用いた枚葉紙給紙方法に関する。本発明の給紙
装置および給紙方法は、枚葉紙積層体から枚葉紙を1枚
ずつ給紙する必要のある機械装置であれば、どのような
ものにも適用できるが、例えば印刷物検査装置、印刷機
などに好適な給紙装置に関する。また、本発明の搬送装
置および搬送方法は1枚ずつ枚葉紙を搬送する必要のあ
る機械装置であれば、どのようなものにも適用できる。
【0002】本明細書において「枚葉紙」とは、巻取紙
に対する概念で、所定の寸法形状に断裁された紙やフィ
ルムをいい、厚さにはとくに制限がなく薄いものも厚い
ものも含まれる。なお、紙の場合、厚いものには板紙や
段ボール紙などがあり、さらに立体に組立てると箱状に
なる折り畳まれた板紙や袋紙、段ボール紙等も、ここに
いう枚葉紙に含まれる。
【0003】
【従来の技術】従来より枚葉紙用の給紙装置としては、
吸盤式のものが用いられている。この従来技術を図13
に基づき説明する。図13は従来の枚葉紙給紙装置を示
しており、(A)は側面図、(B)は平面図である。同
図において、符号101はゴム製の吸盤を示しており、
この吸盤101は、ブロワーや真空ポンプなどの負圧源
に接続されている。吸盤101は適当なフレームで支持
されて、カムやリンク等で上下、前後に動かされる。最
も一般的な動きは、吸盤101の下降→(紙の吸着)→
上昇→前進→(紙の離脱)→後退→下降のサイクルで、
かかる動作により次工程装置へ給紙される。また、給紙
時に枚葉紙pを2枚送り、3枚送りするのを防止するた
め、バネ11で押さえたりエアーノズル12でエアサバ
キをしながら次工程へ送る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
給紙装置では、吸盤による吸着動作と吸盤による搬送動
作を同時に行うと、吸着が不完全になるので、吸着動作
が完了してからでないと搬送動作に移ることができず、
どうしてもむだ時間が生ずるという問題がある。また、
吸盤の上昇下降、前後進の動作間にも連続性がなく、各
動作の始めと終りで速度がゼロになることもあって、高
速化することができないという大きな問題があった。さ
らに、動作が間欠的であることから給紙動作中の紙の位
置ズレや離脱が生じやすく、給紙動作も不完全であり紙
質、紙厚や高速給紙においては2枚送り、3枚送り等の
現象が生じるという問題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、高速化が可能
であり、しかも、枚葉紙積体の最上面から枚葉紙を確実
に1枚ずつ送り出すことができ、給紙動作に信頼性のお
ける枚葉紙用の給紙装置および給紙方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の枚葉紙給紙装
置は、枚葉紙積層体の最上面から枚葉紙を1枚ずつ送り
出す給紙装置であって、軸体と、該軸体の外周で回転す
る送りドラムとからなるドラムユニットとを備え、前記
軸体は、負圧源に接続されたダクトが内部に形成され、
かつ前記枚葉紙積層体に対向する部位に吸引口が開口し
ており、前記送りドラムは、そのドラム面に多数の吸引
孔が形成されており、前記ドラムユニットが上下に揺動
するアームの先端に取付けられており、該アームの揺動
動作によって前記送りドラムが枚葉紙積層体の最上面に
接触したり離間するようになっており、前記ドラムユニ
ットが下降して枚葉紙積層体の最上面に接触した後上昇
初期に、給紙方向と反対方向に前記ドラムユニットを回
転させる逆回転手段と、前記ドラムユニットが枚葉紙積
層体の上方の給紙高さに上昇した上昇後期に、給紙方向
に前記ドラムユニットを回転させる正転手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0007】請求項2の枚葉紙給紙装置は、前記逆転手
段が、前記ドラムユニットの上昇初期に前記送りドラム
の外周が接触して、該送りドラムを逆転させる接触子で
あり、前記正転手段が、前記ドラムユニットの上昇後期
に前記送りドラムの外周が接触して、該送りドラムを正
転させる駆動ローラであることを特徴とする。請求項3
の枚葉紙給紙装置は、前記逆転手段が、前記ドラムユニ
ットの上昇初期に、前記送りドラムに形成されたピニオ
ンに噛み合って、該送りドラムを逆転させるラックであ
り、前記正転手段が、前記ドラムユニットの上昇後期
に、前記送りドラムに形成された前記ピニオンに噛み合
って、該送りドラムを正転させるラックであることを特
徴とする。請求項4の枚葉紙給紙装置は、前記逆転手段
が、前記ドラムユニットの上昇初期に、前記送りドラム
に形成された接触ドラムに接触して、該送りドラムを逆
転させる接触子であり、前記正転手段が、前記ドラムユ
ニットの上昇後期に、前記送りドラムに形成された接触
ドラムに接触して、該送りドラムを正転させる接触子で
あることを特徴とする。請求項5の枚葉紙給紙装置は、
前記枚葉紙積層体の前面における上部が接触する位置
に、係止ループが植設された面状シートが設けられ、前
記枚葉紙積層体を前方へ押し付ける加圧フレームが設け
られたことを特徴とする。
【0008】請求項6の枚葉紙給紙方法は、請求項1、
2、3、4または5記載の枚葉紙給紙装置を用い、前記
送りドラムを枚葉紙積層体の上面に接触させて給紙方向
と反対方向に逆転させながら、枚葉紙積層体から最上面
の1枚の枚葉紙を吸い上げ、ついで前記送りドラムを給
紙方向に送り出すことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。本実施形態の枚葉紙給紙装置を説明
する前に、まず、本実施形態の枚葉紙給紙装置が適用す
るのに好適な印刷物検査装置を簡単に説明しておく。図
12は本実施形態の枚葉紙給紙装置が適用される印刷物
検査装置の側面図である。図中左側の符号1は給紙側の
ストッカーで、台板1aの上に印刷された枚葉紙が積み
重ねられており(枚葉紙の積層体を符号Pで表わし、1
枚1枚の枚葉紙を符号pで表わす)、枚葉紙積層体Pの
最上面から枚葉紙pが1枚ずつ(薄い枚葉紙pは数枚ず
つ)取り出されていくにしたがって、台板1aが上昇す
るようになっている。図中右側の符号2は排紙側のスト
ッカーで、台板2aの上に検査済みの枚葉紙pが1枚ず
つ貯えられ、積み重ねられた枚葉紙pの枚数にしたがっ
て、台板2aが降下するようになっている。
【0010】前記給紙側のストッカー1と排紙側のスト
ッカー2との間には、検査用コンベヤ3と搬出コンベヤ
4と選別コンベヤ5と排紙ローラユニット6とが、その
順に設けられている。前記検査用コンベヤ3の上面に
は、枚葉紙pの印刷状態を検査する印刷欠陥検査器Zが
設置されている。この印刷欠陥検査器Zは、パターン認
識法等を用いた光学的処理により印刷の適否を判別する
公知の検査器である。
【0011】前記選別コンベヤ5は、搬出コンベヤ4の
軸4bにアーム5dを取り付け、その先端部に軸5aを
取り付けて、軸4bと軸5aの間に送り用ベルトを張設
したものであり、さらにアーム5dはカム5bと係合し
ており、このカム5bの回転により出側が上下に揺動す
るようになっている。前記排紙ローラユニット6は、正
常な枚葉紙pを排出するための下側の送りローラ6A
と、欠陥のある枚葉紙pを排出するための上側の送りロ
ーラ6Bとから構成されている。枚葉紙pが正常な場合
は、選別コンベヤ5が水平な状態に保たれ、下側の送り
ローラ6Aによってストッカー2へ紙送りされる。枚葉
紙pが正常でない場合は、選別コンベヤ5が上昇して、
上側の送りローラ6Bによって、ストッカー2上に設け
た排出コンベヤ7へ送られ、そこから欠陥紙ストッカー
9へ排出される。
【0012】前記検査用コンベヤ3の入側の従動ロール
3bの上面には入側の噛込みローラ8が設けられてい
る。この噛込みローラ8は軸方向に並べられた複数個の
ローラから構成されている。そして、給紙側ストッカー
1の上方部には、積み重ねられた枚葉紙pを1枚ずつ前
記噛込みローラユニット8に送り出すための本発明の枚
葉紙給紙装置10(符号10は、本発明の各実施形態の
枚葉紙給紙装置10A、10B、10Cを全て代表する
ものとして用いている)が設けられている。
【0013】つぎに、第1実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Aを説明する。図1は第1実施形態の枚葉紙給紙装置
10Aの側面図である。同図に示すように、前記給紙側
ストッカー1の上部内側前面には、面状シート55が貼
付されている。この面状シート55は、ベースシートの
表面に、多数の係止ループ56が並列に植設されたもの
である。このため、この面状シート55の係止ループ5
6が、枚葉紙積層体Pの前面における上部に接触する。
したがって、枚葉紙積層体Pにおける上部の枚葉紙p
は、その端縁部が係止ループ56、56間に入り込んで
おり、枚葉紙積層体Pの最上面の枚葉紙pを1枚のみ枚
葉紙積層体Pから分離させやすくなっている。
【0014】枚葉紙積層体Pの後部上方には加圧フレー
ム57が固設されている。この加圧フレーム57は下部
前面が斜めに形成されたものである。枚葉紙積層体Pが
台板1aによって上昇すると、加圧フレーム57によっ
て枚葉紙積層体Pの上部分の複数の枚葉紙pは前方へ押
される。このため、枚葉紙積層体Pの上部分の各枚葉紙
pのそれぞれの前端縁部は、面状シート55に押し付け
られるので、その枚葉紙pは少し凸上に撓む。すると、
各枚葉紙pの前端縁部が互いに離れて、面状シート55
の異なる係止ループ56、56間に入り込む。このた
め、枚葉紙積層体Pの最上面の枚葉紙pは、その下の枚
葉紙積層体Pと分離しやすくなる。
【0015】符号20は枚葉積層体Pの最上面の枚葉紙
pを吸着させるためのドラムユニットを示している。こ
のドラムユニット20はアーム31の先端部に取り付け
られている。このアーム31の他端は揺動軸32で上下
揺動自在に枢着されている。このアーム31の中間部に
は、ピン31aが取り付けられている。他方、符号61
は溝カムを示しており、この溝カム61には、その回転
中心に偏心して環状溝61aが形成されている。この溝
カム61の環状溝61aには、前記アーム31のピン3
1aが掛合しており、カム機構を形成している。したが
って、溝カム61を回転させると、アーム31は揺動軸
32を中心に上下に揺動する。なお、上記のごとき構成
によって、アーム31は上下に揺動するのであるが、揺
動させる手段としては、種々のカムやリンクによって揺
動させる方法や、アーム31の揺動軸32を正逆方向に
往復回転させる方法など、任意の手段を採用できる。
【0016】また、枚葉紙給紙装置10Aにおいて、ド
ラムユニット20の上昇位置には、正転手段40が設け
られている。そして、ドラムユニット20の下降位置に
は、逆転手段50が設けられている。これら正転手段4
0および逆転手段50の詳細は後述する。
【0017】つぎに、ドラムユニット20を説明する。
図9はドラムユニット20の縦断側面図、図10は同縦
断正面図、図11は同分解斜視図である。図9〜11に
示すように、ドラムユニット20は、軸体11と送りド
ラム21とから構成されている。軸体11は円筒形に形
成されており、軸体11の内部にはダクト12が形成さ
れ、接続孔13にパイプ等を接続してブロアーや真空ポ
ンプ等の負圧源に接続するようになっている。また、軸
体11の枚葉紙積層体Pの上面に対向する部位には、吸
引口14が枚葉紙積層体Pに向く方向に開口している。
なお、吸引口14の形状は、図中の例では縦断面で見て
等幅であるが、先細状あるいは末広がり状など、必要な
吸引負圧を得るために最適の形状を選択すればよい。ま
た、平面図で見た形状も、同様に最適な形状を選択すれ
ばよい。
【0018】前記軸体11はブラケット15に取付けら
れているが、ブラケット15と軸体11の側面との間は
Oリングその他のシール手段で気密にシールされ、かつ
ブラケット15にも負圧源に接続するための接続孔16
が形成されている。
【0019】前記軸体11の外周には、送りドラム21
が回転自在に外挿されている。この送りドラム21は、
ドラム面22と側壁23からなるドラム体24と、側壁
23に取付けられた軸25とから構成されている。そし
て、ドラム面22には多数の吸引孔26が形成されてい
る。なお、吸引孔26の形状も、必要な負圧を得るため
に最適の形状を選択すればよく、例えば長孔形あるいは
丸形などが考えられる。前記ドラム面22の外周には、
紙に対する密着性の高い材料、例えばシリコン樹脂やゴ
ム製の外装帯27が被せられている。この外装帯27に
も、多数の吸引孔26がドラム面22と同じ位置に形成
されている。前記軸25には、モータ等の回転駆動源が
直接または間接に連結される。
【0020】このドラムユニット20において、軸体1
1のダクト12に負圧を作用させると、吸引口14に対
面している送りドラム21の吸引孔26も負圧となるの
で、枚葉紙pを吸着することになる。また、送りドラム
21を回転させると、枚葉紙pを吸着保持しながらその
回転方向に送りをかけることができる。もちろん、送り
ドラム21の回転につれて、吸引口14に対面する吸引
孔26は次々と変っていくが、吸着作用は変りなく行え
るので、送りドラム21の回転によって紙送りが可能と
なるのである。
【0021】つぎに、逆転手段50を説明する。再び、
図1に示すように、噛込みローラ8の手前には、逆転手
段50が設けられている。この第1実施形態の逆転手段
50は、接触子51Aが適当なフレーム52Aで支持さ
れて、前記ドラムユニット20の送りドラム21の外周
が接触するように配設されたものである。この接触子5
1Aは硬質のウレタンゴム製等が好適で、ドラムユニッ
ト20の送りドラム21と擦れると摩擦が生じるもので
ある。ドラムユニット20が下位位置、すなわち、枚葉
積層体Pの最上面の枚葉紙pに接触している位置から少
し上昇すると、ドラムユニット20の送りドラム21の
外周が、この接触子51Aに接触する。このため、送り
ドラム21と接触子51との間に摩擦が生じ、この摩擦
力によって、送りドラム21は図中時計回りに回転す
る。
【0022】つぎに、正転手段40を説明する。ドラム
ユニット20の上方には、正転手段40が設けられてい
る。この第1実施形態の正転手段40は、送りドラム2
1の外周に接する駆動ローラ41Aが駆動軸42Aで支
持されたものである。駆動軸42Aには図示しない回転
駆動源が接続され、駆動ローラ41Aおよび駆動軸42
Aは常時図中時計回りに回転させられている。ドラムユ
ニット20が上昇し、送りドラム21が駆動ローラ41
Aと接触した時、送りドラム21と駆動ローラ41Aと
の間に摩擦が生じる。このため、反時計回りに回転させ
られ、吸着して持ち上げた枚葉紙pを噛込みローラ8に
送り出すようになっている。なお、駆動ローラ41Aは
回転駆動力を伝達しやすくするため、外周にゴムを巻い
たゴムローラなどが好適である。
【0023】つぎに、第1実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Aの作用・効果を説明する。図2〜3はいずれも第1
実施形態の枚葉紙給紙装置10Aの動作説明図である。
図4は送りドラム21および接触子51Aの動作を示す
要部側面図である。給紙ストッカー1の台板1aが上昇
すると、その上に載置されている枚葉紙積層体Pも上昇
する。枚葉紙積層体Pの上部分の複数の枚葉紙pが加圧
フレーム57によって前方へ押される。このため、枚葉
紙積層体Pの上部分の各枚葉紙pの前端縁部は、それぞ
れ面状シート55に押し付けられる。このため、各枚葉
紙pは上に凸に撓む。すると、各枚葉紙pの前端縁部は
互いに離れて、面状シート55の多数の係止ループ56
によって捌かれる。このため、前記枚葉紙積層体Pの上
部における複数の枚葉紙pは、互いに離間しやすくな
る。したがって、枚葉紙積層体Pの最上面の枚葉紙p
は、その下面の枚葉紙積層体Pと離間しやすい状態にな
っている。つまり、加圧フレーム57および面状シート
55によって、枚葉紙積層体Pから最上面の枚葉紙pの
みが分離しやすくなるという効果を奏する。
【0024】まず図1に示すように、ドラムユニット2
0が下位位置、すなわち、枚葉積層体Pの最上面の枚葉
紙pに接触している状態で、ドラムユニット20の軸体
11のダクト12に負圧作用させると、吸引口14に対
面している送りドラム21の吸引孔26も負圧となる。
このため、この送りドラム21の吸引孔26によって、
枚葉紙pは吸着される。
【0025】図2および4に示すように、溝カム61が
回転するにつれ、ドラムユニット20は揺動しながら上
昇する。すると、ドラムユニット20の送りドラム21
が接触子51Aと接触し、送りドラム21と接触子51
Aとの間で摩擦が起きる。この摩擦力によって、送りド
ラム21は図中時計回りに回転する。このため、送りド
ラム21に枚葉紙pが吸着されたまま、送りドラム21
が時計回りに回転する。したがって、枚葉紙pにおける
送りドラム21に吸引されている部分が、負圧によって
引き寄せられ、枚葉紙pの端縁部が面状シート55の係
止ループ56、56間から抜け出て、上に凸に撓みなが
ら枚葉紙pは持ち上げられる。この結果、枚葉積層体P
のうち最上面の枚葉紙pのみを、ドラムユニット20の
送りドラム21に、確実に吸引することができるという
効果を奏する。
【0026】図3に示すように、溝カム61が回転する
につれ、ドラムユニット20はその送りドラム21に枚
葉紙pを吸引したまま上昇する。そして、ドラムユニッ
ト20の送りドラム21が正転手段40の駆動ローラ4
1Aに接触する。すると、送りドラム21と駆動ローラ
41Aとの間に摩擦が生じる。このため、駆動ローラ4
1Aの駆動力が、送りドラム21に伝達されるので、送
りドラム21は図中反時計回りに回転する。送りドラム
21の回転につれて、吸引口14に対面する吸引孔26
は次々と変わっていくが、吸着作用は変わりなく行え
る。このため、送りドラム21の回転によって、枚葉紙
pは前方に紙送りされる。そして、この枚葉紙pは噛込
みローラ8によって噛み込まれ次工程へ送られる。
【0027】そして、溝カム61が回転するにつれ、ド
ラムユニット20は下降して、その下位位置まで下降す
る。このとき、ストッカー1の台板1aが少し上昇して
おり、枚葉積層体Pの最上面は少し上昇している。この
ため、再び、ドラムユニット20の送りドラム21によ
って枚葉積層体Pの最上面の枚葉紙pが吸着される。上
記の動作が繰り返され、枚葉積層体Pから常に順次枚葉
紙pを確実に1枚ずつ吸着して紙送りすることができる
という効果を奏する。
【0028】つぎに、第2実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Bを説明する。図5は第2実施形態の枚葉紙給紙装置
10Bの側面図である。図6〜7は第2実施形態の枚葉
紙給紙装置10Bの動作説明図である。図5〜7に示す
ように、第2実施形態の枚葉紙給紙装置10Bにおい
て、送りドラム21には接触ドラム21Bが取付けられ
ている。正転手段40は、接触子41Bが適当なフレー
ム42Bで支持されて、前記ドラムユニット20の接触
ドラム21Bの外周が接触するように配設されたもので
ある。この接触子41Bは、前記ドラムユニット20が
上昇し、送りドラム21の下位位置が紙送り位置にきた
ときに、接触ドラム21Bとの間に摩擦が生じるよう配
設されている。逆転手段50は、接触子51Bが適当な
フレーム52Bで支持されて、前記ドラムユニット20
の接触ドラム21Bの外周が接触するように配設された
ものである。その余の構成は、第1実施形態の枚葉紙給
紙装置10Aと実質同様なので、その部分の説明は省略
する。
【0029】つぎに、第2実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Bの作用効果を説明する。図5に示すように、ドラム
ユニット20が下位位置、すなわち、枚葉積層体Pの最
上面の枚葉紙pに接触している状態で、ドラムユニット
20の軸体11のダクト12に負圧を作用させると、吸
引口14に対面している送りドラム21の吸引孔26も
負圧となる。このため、この送りドラム21の吸引孔2
6によって、枚葉紙pは吸着される。
【0030】図2および6に示すように、溝カム61が
回転するにつれ、ドラムユニット20は揺動しながら上
昇する。すると、ドラムユニット20の接触ドラム21
Bが接触子51Bと接触し、接触ドラム21Bと接触子
51Bとの間で摩擦が起きる。この摩擦力によって引き
寄せられ、枚葉紙pの端縁部が面状シート55の係止ル
ープ56、56間から抜け出て、送りドラム21は図中
時計方向に回転する。このため、送りドラム21に枚葉
紙pが吸着されたまま、送りドラム21が時計回りに回
転する。したがって、枚葉紙pにおける送りドラム21
に吸引されている部分が、負圧によって、上に凸に撓み
ながら枚葉紙pは持ち上げられる。この結果、枚葉積層
体Pのうち最上面の枚葉紙pのみをドラムユニット20
の送りドラム21に確実に吸引することができるという
効果を奏する。
【0031】図7に示すように、溝カム61が回転する
につれ、ドラムユニット20はその送りドラム21に枚
葉紙pを吸引したまま上昇する。そして、ドラムユニッ
ト20の接触ドラム21Bが正転手段40の接触子41
Bに接触し、送りドラム21と接触子41Bとの間で摩
擦が起きる。この摩擦力によって、送りドラム21は反
時計回りに回転する。送りドラム21の回転につれて、
吸引口14に対面する吸引孔26は次々に変わっていく
が、吸着作用は変わりなく行える。このため、送りドラ
ム21の回転によって、枚葉紙pは前方へ紙送りされ
る。そして、この枚葉紙pは噛込みローラ8によって噛
み込まれ次工程に送られる。
【0032】そして、溝カム61が回転するにつれ、ド
ラムユニット20は下降して、その下位位置まで下降す
る。このとき、前記ストッカー1の台板1aが少し上昇
しており、枚葉積層体Pの最上面は少し上昇している。
このため、再び、ドラムユニット20の送りドラム21
によって枚葉積層体Pの最上面の枚葉紙pが吸着され
る。上記の動作を繰り返され、この結果、枚葉積層体P
から順次枚葉紙pを確実に1枚ずつ吸着して紙送りする
ことができるという効果を奏する。
【0033】つぎに、第3実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Cを説明する。図8は第3実施形態の枚葉紙給紙装置
10Cの要部側面図である。同図に示すように、第3実
施形態の枚葉紙給紙装置10Cにおいて、送りドラム2
1の同軸にはピニオン20Pが取り付けられている。正
転手段40は、ラック41Cが適当なフレーム42Cで
支持されて、前記ピニオン20Pに噛合するように配設
されたものである。逆転手段50は、ラック51Cが適
当なフレーム52Cで支持されて、前記ピニオン20P
に噛合するように配設されたものである。その余の構成
は、第1実施形態や第2実施形態の枚葉紙給紙装置10
A、10Bと実質同様なので、その部分の説明は省略す
る。
【0034】つぎに、第3実施形態の枚葉紙給紙装置1
0Cの作用・効果を説明する。図示しないが、ドラムユ
ニット20が下位位置、すなわち、枚葉積層体Pの最上
面の枚葉紙pに接触している状態で、ドラムユニット2
0の軸体11のダクト12に負圧を作用させると、吸引
口14に対面している送りドラム21の吸引孔26も負
圧となる。このため、この送りドラム21の吸引孔26
によって、枚葉紙pは吸着される。
【0035】図示しないが、溝カム61が回転するにつ
れ、ドラムユニット20は揺動しながら上昇する。する
と、ドラムユニット20のピニオン20Pがラック51
Cに噛合する。このため、ドラムユニット20の送りド
ラム21に枚葉紙pが吸着されたまま、送りドラム21
が時計回りに回転する。図示しないが、枚葉紙pにおけ
る送りドラム21に吸引されている部分が、負圧によっ
て引き寄せられ、枚葉紙pの端縁部が面状シート55の
係止ループ56、56間から抜け出て、上に凸に撓みな
がら持ち上げられる。この結果、枚葉積層体Pのうち最
上面の枚葉紙pのみをドラムユニット20の送りドラム
21に確実に吸引することができるという効果を奏す
る。
【0036】そして、溝カム61が回転するにつれ、ド
ラムユニット20はその送りドラム21に枚葉紙pを吸
引したまま上昇する。そして、ドラムユニット20のピ
ニオン20Pが正転手段40のラック41Cに噛合す
る。このため、ドラムユニット20の送りドラム21は
反時計回りに回転する。送りドラム21の回転につれ
て、吸引口14に対面する吸引孔26は次々に変わって
いくが、吸着作用は変わりなく行える。このため、送り
ドラム21の回転によって、枚葉紙pは前方へ紙送りさ
れる。そして、この枚葉紙pは噛込みローラ8によって
噛み込まれ次工程へ送られる。
【0037】そして、溝カム61が回転するにつれ、ド
ラムユニット20は下降して、その下位位置まで下降す
る。このとき、前記ストッカー1の台板1aが少し上昇
しており、枚葉積層体Pの最上面は少し上昇している。
このため、再び、ドラムユニット20の送りドラム21
によって枚葉積層体Pの最上面の枚葉紙pが吸着され
る。上記の動作を繰り返され、この結果、枚葉積層体P
から順次枚葉紙pを確実に1枚ずつ吸着して紙送りする
ことができるという効果を奏する。
【0038】
【発明の効果】請求項1の枚葉紙給紙装置によれば、軸
体および送りドラムの吸引孔に作用する負圧によって枚
葉紙を吸着し、送りドラムの回転によって紙送りを行う
が、紙送り動作は送りドラムの回転という連続動作によ
って生ずるので、エネルギーロスが少なく高速処理でき
る。また送りドラムによる水平送りにアームの揺動によ
る上下動を組み合わせた三次元空間内での紙送りが可能
であるが、水平送りと上方送りが同時に連続的に行える
ので、動作が迅速かつ円滑であり、移動速度の増減停止
がないから紙送り途中での枚葉紙の落下、位置ズレが生
じない。ドラムユニットが下降して枚葉紙積層体の最上
面に接触したとき、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙が送
りドラムに吸着されたまま、この送りドラムは逆転手段
によって給紙方向と反対方向に回転させられる。このた
め、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙は、ドラムユニット
の負圧によって上に凸に撓みながら持ち上げられる。そ
して、ドラムユニットが枚葉紙積層体の上方の給紙高さ
に上昇したとき、前記1枚のみの枚葉紙を吸着している
送りドラムは、正転手段によって給紙方向に回転させら
れる。つまり、枚葉紙積層体からその最上面の枚葉紙の
みを送りドラムに吸着することができ、その1枚の枚葉
紙を紙送りすることができる。
【0039】請求項2の枚葉紙給紙装置によれば、ドラ
ムユニットが下降して枚葉紙積層体の最上面に接触した
とき、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙が送りドラムに吸
着されたまま、この送りドラムは接触子に接触し、この
とき生じる摩擦力によって給紙方向と反対方向に回転さ
せられる。このため、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙
は、ドラムユニットの負圧によって上に凸に撓みながら
持ち上げられる。そして、ドラムユニットが枚葉紙積層
体の上方の給紙高さに上昇したとき、前記1枚のみの枚
葉紙を吸着している送りドラムは、駆動ローラに接触
し、このとき生じる摩擦力によって給紙方向に回転させ
られる。つまり、枚葉紙積層体からその最上面の枚葉紙
のみを確実に送りドラムに吸着することができ、その1
枚の枚葉紙を確実に紙送りすることができる。
【0040】請求項3の枚葉紙給紙装置によれば、ドラ
ムユニットが下降して枚葉紙積層体の最上面に接触した
とき、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙が送りドラムに吸
着されたまま、この送りドラムはそのピニオンがラック
に噛み合って、このラックによって給紙方向と反対方向
に回転させられる。このため、枚葉紙積層体の最上面の
枚葉紙は、ドラムユニットの負圧によって上に凸に撓み
ながら持ち上げられる。そして、ドラムユニットが枚葉
紙積層体の上方の給紙高さに上昇したとき、前記1枚の
みの枚葉紙を吸着している送りドラムは、そのピニオン
がラックに噛み合って、このラックによって給紙方向に
回転させられる。つまり、枚葉紙積層体からその最上面
の枚葉紙のみを確実に送りドラムに吸着することがで
き、その1枚の枚葉紙を確実に紙送りすることができ
る。
【0041】請求項4の枚葉紙給紙装置によれば、ドラ
ムユニットが下降して枚葉紙積層体の最上面に接触した
とき、枚葉紙積層体の最上面の枚葉紙が送りドラムに吸
着されたまま、この送りドラムはその接触ドラムが接触
子に接触し、このとき生じる摩擦力によって給紙方向と
反対方向に回転させられる。このため、枚葉紙積層体の
最上面の枚葉紙は、ドラムユニットの負圧によって上に
凸に撓みながら持ち上げられる。そして、ドラムユニッ
トが枚葉紙積層体の上方の給紙高さに上昇したとき、前
記1枚のみの枚葉紙を吸着している送りドラムは、その
接触ドラムが接触子に接触し、このとき生じる摩擦力に
よって給紙方向に回転させられる。つまり、枚葉紙積層
体からその最上面の枚葉紙のみを確実に送りドラムに吸
着することができ、その1枚の枚葉紙を確実に紙送りす
ることができる。
【0042】請求項5の枚葉紙給紙装置によれば、枚葉
紙積層体が上昇すると、加圧フレームによって枚葉紙積
層体における上部の複数の枚葉紙が前方へ押される。こ
のため、この複数の枚葉体の前端縁部はそれぞれ面状シ
ートに押し付けられるので、各枚葉紙は上に凸に撓む。
すると、各枚葉紙の前端縁部は面状シートの多数の係止
ループによって捌かれる。したがって、枚葉紙積層体の
最上面の枚葉紙は、そのすぐ下の枚葉紙と分離しやすく
なる。
【0043】請求項6の枚葉紙給紙方法によれば、枚葉
紙積層体からその最上面の枚葉紙のみを確実に送りドラ
ムに吸着することができるので、その1枚の枚葉紙を確
実に紙送りすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の枚葉紙給紙装置10Aの側面図
である。
【図2】第1実施形態の枚葉紙給紙装置10Aの動作説
明図である。
【図3】第1実施形態の枚葉紙給紙装置10Aの動作説
明図である。
【図4】送りドラム21および接触子51の動作を示す
要部側面図である。
【図5】第2実施形態の枚葉紙給紙装置10Bの側面図
である。
【図6】第2実施形態の枚葉紙給紙装置10Bの動作説
明図である。
【図7】第2実施形態の枚葉紙給紙装置10Bの動作説
明図である。
【図8】第3実施形態の枚葉紙給紙装置10Cの要部側
面図である。
【図9】ドラムユニット20の縦断側面図である。
【図10】ドラムユニット20の縦断正面図である。
【図11】ドラムユニット20の概略斜視図である。
【図12】本発明の枚葉紙給紙装置が適用される印刷物
検査装置の側面図である。
【図13】従来の枚葉紙給紙装置を示しており、(A)
は側面図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
P 枚葉紙積層体 p 枚葉紙 11 軸体 12 ダクト 14 吸引口 20 ドラムユニット 20P ピニオン 21 送りドラム 26 吸引孔 31 アーム 40 正転手段 41A 駆動ローラ 41B 接触子 41C ラック 50 逆転手段 51A 接触子 51B 接触子 51C ラック 55 面状シート 56 係止ループ 57 加圧フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花房 秀行 香川県高松市林町1217番地 株式会社ヒュ ーテック内 (72)発明者 馬場 照彦 大阪府大阪市城東区今福南4−14−1− 501

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枚葉紙積層体の最上面から枚葉紙を1枚ず
    つ送り出す給紙装置であって、軸体と、該軸体の外周で
    回転する送りドラムとからなるドラムユニットとを備
    え、前記軸体は、負圧源に接続されたダクトが内部に形
    成され、かつ前記枚葉紙積層体に対向する部位に吸引口
    が開口しており、前記送りドラムは、そのドラム面に多
    数の吸引孔が形成されており、前記ドラムユニットが上
    下に揺動するアームの先端に取付けられており、該アー
    ムの揺動動作によって前記送りドラムが枚葉紙積層体の
    最上面に接触したり離間するようになっており、前記ド
    ラムユニットが下降して枚葉紙積層体の最上面に接触し
    た後上昇初期に、給紙方向と反対方向に前記ドラムユニ
    ットを回転させる逆回転手段と、前記ドラムユニットが
    枚葉紙積層体の上方の給紙高さに上昇した上昇後期に、
    給紙方向に前記ドラムユニットを回転させる正転手段と
    を設けたことを特徴とする枚葉紙給紙装置。
  2. 【請求項2】前記逆転手段が、前記ドラムユニットの上
    昇初期に前記送りドラムの外周が接触して、該送りドラ
    ムを逆転させる接触子であり、前記正転手段が、前記ド
    ラムユニットの上昇後期に前記送りドラムの外周が接触
    して、該送りドラムを正転させる駆動ローラであること
    を特徴とする請求項1記載の枚葉紙給紙装置。
  3. 【請求項3】前記逆転手段が、前記ドラムユニットの上
    昇初期に、前記送りドラムに形成されたピニオンに噛み
    合って、該送りドラムを逆転させるラックであり、前記
    正転手段が、前記ドラムユニットの上昇後期に、前記送
    りドラムに形成された前記ピニオンに噛み合って、該送
    りドラムを正転させるラックであることを特徴とする請
    求項1記載の枚葉紙給紙装置。
  4. 【請求項4】前記逆転手段が、前記ドラムユニットの上
    昇初期に、前記送りドラムに形成された接触ドラムに接
    触して、該送りドラムを逆転させる接触子であり、前記
    正転手段が、前記ドラムユニットの上昇後期に、前記送
    りドラムに形成された接触ドラムに接触して、該送りド
    ラムを正転させる接触子であることを特徴とする請求項
    1記載の枚葉紙給紙装置。
  5. 【請求項5】前記枚葉紙積層体の前面における上部が接
    触する位置に、係止ループが植設された面状シートが設
    けられ、前記枚葉紙積層体を前方へ押し付ける加圧フレ
    ームが設けられたことを特徴とする1、2、3または4
    記載の枚葉紙給紙装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の枚葉
    紙給紙装置を用い、前記送りドラムを枚葉紙積層体の上
    面に接触させて給紙方向と反対方向に逆転させながら、
    枚葉紙積層体から最上面の1枚の枚葉紙を吸い上げ、つ
    いで前記送りドラムを給紙方向に送り出すことを特徴と
    する枚葉紙給紙方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001063847A (ja) * 1999-08-23 2001-03-13 Duplo Seiko Corp 給紙装置

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