JPH11124117A - ラベル貼付装置および商品処理装置 - Google Patents

ラベル貼付装置および商品処理装置

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JPH11124117A
JPH11124117A JP30797897A JP30797897A JPH11124117A JP H11124117 A JPH11124117 A JP H11124117A JP 30797897 A JP30797897 A JP 30797897A JP 30797897 A JP30797897 A JP 30797897A JP H11124117 A JPH11124117 A JP H11124117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品に貼付するラベルの自動貼付におけるオ
ペレータの負担を軽減し得ると共に、貼付状態に誤りが
生じにくいラベル貼付装置を提供する。 【解決手段】 包装中ないしは包装済の商品にラベルを
貼付するラベル貼付装置に関する。ラベルの貼付位置お
よび貼付姿勢を決定する貼付条件と商品について使用す
る予定のトレーの種類を一組にした包装貼付状態を商品
ごとに記憶部50,51に複数種類設定登録可能とし、
指定ないし特定された商品およびトレーの種類に応じて
貼付位置および貼付姿勢を読み出して、該読み出した位
置および姿勢に従ってラベルを貼付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル貼付装置お
よびラベル貼付装置を備えた商品処理装置に関し、特に
ラベルの貼付位置・姿勢に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットの食品等は、トレー
(包装容器)の上に載せられた状態で、トレーごとフィ
ルムで包装されており、商品の正味重量や価格を表示し
たラベルが前記フィルムに貼付されている。現在、トレ
ーに対するラベルの貼付位置としては、図8(a)に示
す「右下」の他に、「右上」、「左下」、「左上」の4
種類がある。また、略長方形のトレーTに対してラベル
Lを貼付する貼付姿勢としては、図8(b)に示す「縦
貼り」と図8(c)に示す「横貼り」とがある。したが
って、ラベルの貼付条件としては合計8種類存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商品を店内
に陳列する際には、同じ商品でもトレーTの大きさ(種
類)が異なると、図8(a),(b)のように、ラベル
Lの貼付条件を変えている。また、同じトレーTでも商
品が異なると、図8(b),(c)のように、ラベルL
の貼付条件を変えている。そのため、商品にラベルLを
自動機によって貼付する場合において、トレーTの大き
さが変わると、ラベルLの貼付条件を、その都度入力設
定しているのが現状である。このように、その都度入力
設定を行うのは、単に面倒でオペレータの負担が大きい
ばかりでなく、貼付条件を誤って入力した結果、ラベル
の貼付状態に誤りが生じる場合があった。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ラベルの自動貼付におけるオペ
レータの負担を軽減し得ると共に、貼付状態に誤りが生
じにくいラベル貼付装置および商品処理装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明は、包装中ないしは包装済の商品にラベ
ルを貼付するラベル貼付装置において、商品の種類ごと
に使用する予定の包装容器の種類を記憶部に複数個設定
登録可能とすると共に、商品および包装容器の種類の双
方が決まると、ラベルの貼付位置および貼付姿勢が決ま
るように、商品および包装容器の種類と貼付位置および
姿勢を予め記憶部に設定登録可能とし、指定ないし特定
された商品および包装容器の種類に応じて貼付位置およ
び貼付姿勢を読み出して、該読み出した貼付位置および
姿勢に従ってラベルを貼付するものである。
【0006】一方、本第2発明は、包装中ないしは包装
済の商品にラベルを貼付するラベル貼付装置において、
ラベルの貼付位置および貼付姿勢を決定する貼付条件と
商品について使用する予定の包装容器の種類を一組にし
た包装貼付状態を商品ごとに記憶部に複数種類設定登録
可能とし、指定ないし特定された商品および包装容器の
種類に応じて貼付位置および貼付姿勢を読み出して、該
読み出した貼付位置および姿勢に従ってラベルを貼付す
るものである。
【0007】本発明によれば、予め設定登録されたラベ
ルの貼付位置および貼付姿勢を、商品および包装容器の
種類から読み出すことができるから、たとえば、商品や
包装容器の種類を入力設定ないし検出して特定すること
により、ラベルを所定の貼付条件に従って貼付すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7にしたがって説明する。図1および図2は商
品処理装置の一例である計量包装値付装置を示す。ま
ず、該装置の計量・包装の機構について説明する。
【0009】図2において、100は計量コンベヤ、2
00は包装装置である。前記計量コンベヤ100は、商
品Mの風袋込みの重量を計量するロードセルのような重
量検出器101と、重量検出器101の上部に支持され
た一対のプーリ102,102間に掛け渡された複数の
駆動ベルト103を有している。これらの各駆動ベルト
103には、トレー(包装容器)Tの端部を押して包装
装置200側に商品Mを送り込む爪状の突起104が固
定されている。したがって、載置された商品Mは、重量
が計量された後、搬送面105上を滑りながらトレーT
ごとエレベータ機構201上に送り込まれる。
【0010】該エレベータ機構201は、包装ステーシ
ョンSの直下に配置されていると共に、昇降手段208
により上下昇降自在とされている。このエレベータ機構
201は、計量コンベヤ100から商品Mが供給される
と、上昇して商品Mを包装ステーションSまで持ち上げ
る。
【0011】一方、包装動作に先立ち、前記包装ステー
ションSには、張設状態のフィルムFが移送機構20
2,202によって供給されている。このフィルムF
は、商品Mが押し上げられると、商品Mの上面に密着す
る。この状態で、フィルム折込み機構203は、図3の
一対の左右折込板204,204と、後折込板205
と、丸棒状の前折込部材206と、プッシャー207
(図1)によって、フィルムFの前後左右の各側縁部
を、トレーTの底面側に折り込んで商品Mを包装する。
【0012】図1において、本体フレーム20内には、
幅F2(図3)が互いに異なる複数本のフィルムロール
Frが収納されており、何れか1本のフィルムロールF
rを選択して包装ステーションSにフィルムFを巻き出
せるようになっている。包装ステーションSの上方に
は、ラベル貼付機13が配設されている。該ラベル貼付
機13は、図2のラベルプリンタ12から発行されたラ
ベルLを、包装ステーションSにおいてフィルムFの表
面に貼付する。図1の前記ラベルプリンタ12およびラ
ベル貼付機13は、上方の支持フレーム21によって左
右方向Xおよび図2の奥行方向Yに移動自在に支持され
ていると共に、貼付ヘッド13aが鉛直軸線のまわりに
旋回自在に支持されており、周知のように、所定の貼付
位置や貼付姿勢に従ってラベルLを貼付することができ
るようになっている。
【0013】図2において、計量コンベヤ100の上方
には、超音波距離計1およびCCDカメラ(撮像装置)
2が設けられている。前記超音波距離計1は、所定の周
波数の超音波パルスを下方に向って送波し、商品Mおよ
びトレーTからの反射波を受波して、受波するまでの時
間によって、商品MおよびトレーTまでの最短距離を算
出して、図4のマイコン(マイクロコンピュータ)3に
出力する。該マイコン3、超音波距離計1およびCCD
カメラ2は、トレーTの寸法情報を検出する寸法情報検
出手段(検出手段)を構成している。前記CCDカメラ
2は、上方の所定の位置から所定の角度で計量コンベヤ
100上の所定の領域に載せられたトレーTを、図5
(a)のように撮像して、輝度情報(撮像情報)を出力
する。
【0014】図4において、マイコン3には、図示しな
いインターフェイスを介して、前述の超音波距離計1お
よびCCDカメラ2の他に、計量手段106、タッチス
クリーン(入力操作手段)10、ストロークキー部(入
力操作手段)11、ラベルプリンタ12および計量包装
値付制御器14などが接続されている。前記マイコン3
は、CPU4およびメモリ5を備えている。前記CPU
4は、画像処理手段40、寸法補正手段41およびトレ
ー特定手段42を備えている。一方、メモリ5は、商品
情報記憶部50および包装貼付状態記憶部51を備えて
いる。
【0015】前記商品情報記憶部50には、図6(a)
の商品の呼出No. に対応して、商品ごとに、品名および
単価などの他に、1個または複数の疑似トレーNo.(包装
貼付状態No.)が記憶されている。なお、品名および単価
の情報はラベルの印字情報として用いられる。
【0016】一方、図6(b)の前記包装貼付状態記憶
部51には、各疑似トレーNo. ごとに、トレーの幅(長
辺寸法)Wおよび奥行(矩辺寸法)Dからなるトレーの
サイズ(トレーの種類に相当)と、各種の商品の処理内
容が記憶されている。該処理内容としては、風袋引きを
するためのトレー重量とラベルの貼付位置および貼付姿
勢が記憶されている。すなわち、前記疑似トレーNo. ご
とに、ラベルの貼付位置および姿勢を決定する貼付条件
と、商品について使用する予定のトレーの種類(サイ
ズ)が一組となった包装貼付状態を、包装貼付状態記憶
部51に多数組設定登録可能となっている。
【0017】このように、図6(a)の商品情報記憶部
50には商品の呼出No.(種類)ごとに疑似トレーNo. が
記憶されており、一方、図6(b)の包装貼付状態記憶
部51には前記疑似トレーNo. ごとにトレーのサイズ
(種類)と貼付位置および姿勢が記憶されている。した
がって、商品呼出No.(商品の種類)およびトレーのサイ
ズ(種類)の双方が決まると、ラベルの貼付位置および
姿勢が一義的に決まるように、商品およびトレーの種類
と貼付位置および姿勢を予めメモリ5に設定登録可能に
なっていることになる。
【0018】前記貼付位置としては、「右下」、「右
上」などの概念の他に、図8に示す基準位置Cy,Cx
からラベルLまでの距離Dy,Wxが、図6(b)の包
装貼付状態記憶部51に記憶されている。なお、前記商
品情報記憶部50および包装貼付状態記憶部51の情報
は、タッチスクリーン10およびストロークキー部11
(図1)などから入力して設定されるが、前記距離D
y,Wxについては、トレーの大きさと貼付位置および
姿勢に基づき、所定の演算式に従って図4のCPU4が
算出する。
【0019】前記画像処理手段40は、CCDカメラ2
から入力された輝度情報に基づいて、以下に説明する手
法によって、トレーTの見かけ上の平面的なエッジの位
置を検出し、更に、該エッジの位置から、トレーTの見
かけの大きさを算出する。前記メモリ5の第1画像記憶
部52には、トレーTが載っていない状態の計量コンベ
ヤ100の画像が予め記憶されており、一方、第2画像
記憶部53には、図5(a)のトレーTが載った状態の
画像が記憶される。図4の前記画像処理手段40は、前
記第1および第2画像記憶部52,53の輝度の変化か
ら、トレーTにおけるエッジTeの位置を求める。
【0020】一方、図5(a)のCCDカメラ2の撮像
領域Aには、縦横に第1および第2の基準線C1,C2
が設定されており、該両基準線C1,C2と撮像領域A
の端との交点ON と、前記両基準線C1,C2とエッジ
Teの交点PN との間の距離に基づいて、トレーTの見
かけの大きさが算出される。たとえば、トレーTの見か
け上の幅Waは、下記の(1) 式により算出される。 Wa=Wo−(W1 +W2 ) …(1)
【0021】つぎに、トレーTの見かけの寸法から実際
のトレーTの大きさを求める方法について説明する。図
5(b)のように、高さHのトレーを撮像して、トレー
Tの平面的な寸法Wを測定しようとすると、見かけの寸
法Waが測定値となる。ここで、実際のトレーTの平面
的な寸法Wと見かけの寸法Waとは、下記の(2) 式の関
係で表される。 Wa:W=Ha:(Ha−H) …(2) 但し、Ha−H:撮像装置からトレーのエッジTeまで
の距離(高さ) Ha:撮像装置から搬送面105までの距離(高さ) 前記(2) 式からトレーTの実際の寸法Wは、下記の(3)
式で表される。 W=Wa・(Ha−H)/Ha …(3) したがって、撮像装置からトレーのエッジTeまでの距
離(Ha−H)を知ることで、トレーの実際の寸法を知
ることができる。
【0022】前記寸法補正手段41(図4)は、前記
(3) 式に従って、図5(b)の前記トレーTの見かけの
寸法(幅)Waを、トレーまでの高さ(Ha−H)によ
り補正して、トレーの大きさW,Dを求める。
【0023】前記トレー特定手段42(図4)は、前記
検出および演算によって得たトレーTの大きさ(測定
値)W,Dと、図6(b)に記憶されたトレーの設定登
録値(幅および奥行)とを比較して、以下の手順でトレ
ーの種類を特定する。まず、図4のトレー特定手段42
は、ストロークキー部11から入力された図6(a)の
商品の呼出No. に対応する疑似トレーNo. を商品情報記
憶部50から読み出し、更に、包装貼付状態記憶部51
から当該疑似トレーNo. のトレーの奥行Dおよび幅Wを
読み出し、読み出した各疑似トレーNo. のトレーの幅W
および奥行Dについて、各々、測定値と設定登録値とを
比較し、幅Wについての差の絶対値ΔWと、奥行Dにつ
いての差の絶対値ΔDを求める。つづいて、トレー特定
手段42は前記絶対値ΔW+ΔDの和が最も小さいトレ
ーを特定すべき候補とする。
【0024】つぎに、トレー特定手段42は、前記各絶
対値ΔWおよびΔDが、共に、予め設定した所定の測定
誤差範囲(閾値)ΔA内であるか否かを判別し、共に測
定誤差範囲ΔA内であれば、撮像したトレーが当該疑似
トレーNo. のものであると判断する。一方、前記トレー
特定手段42は、各絶対値ΔW,ΔDの一方または双方
が所定の測定誤差範囲ΔAよりも大きい場合は、トレー
を特定しない。CPU4は、疑似トレーNo. を特定した
場合には、図6(b)の包装貼付状態記憶部51から当
該疑似トレーNo. の商品の処理内容を読み出し、計量包
装値付制御器14等に当該処理条件の出力等を行う。
【0025】図7は前記ラベル貼付機13の概略構造の
一例を示す。図7(a)において、ラベル貼付機13
は、ラベルプリンタ12の印字ヘッド12aによって印
字されたラベルLを、貼付ヘッド13aが負圧で吸着し
て保持する。該貼付ヘッド13aは、図示しない昇降機
構によって、ラベルLの発行位置と、下方の包装ステー
ションS(図2)の商品のフィルム上にラベルLを貼付
する貼付レベルとの間を往復動する。前記貼付ヘッド1
3aは、図7(b)のように、下降する間に旋回機構
(図示せず)によって所定角度だけ鉛直軸線のまわりに
左右に回転することで、設定された貼付姿勢に従ってラ
ベルLを商品のフィルム上に貼付する。また、図1のラ
ベル貼付機13はラベルプリンタ12と共に、図示しな
いアクチュエータによって左右方向Xおよび図2の奥行
方向Yに移動することで、設定された貼付位置にラベル
Lを貼付する。なお、ラベル貼付機13の詳細な構造に
ついては、たとえば、特開昭63−272649号公報
に開示されたものを採用することができる。
【0026】つぎに、前記構成の動作について説明す
る。まず、予め、登録モードに設定して、商品の呼出N
o. 、品名、単価および使用する疑似トレーNo. など
を、商品ごとに、タッチスクリーン10およびストロー
クキー部11から設定登録する。また、各疑似トレーN
o. ごとに、トレーの奥行、幅、トレー重量、貼付位置
および貼付姿勢などを、タッチスクリーン10およびス
トロークキー部11などから設定登録する。
【0027】一方、商品を包装する際には、まず、包装
モードに設定する。次に、オペレータは包装する商品の
呼出No. を入力(指定)した後、商品Mを載せたトレー
Tを計量コンベヤ100上に載置すると、図4の計量手
段106は重量検出器101からの出力を重量に変換し
てマイコン3に出力する。マイコン3は、重量信号が安
定した時点で、CCDカメラ2からの輝度情報を取り込
むと共に、超音波距離計1からの高さ情報を取り込む。
【0028】その後、CPU4は、前述の手法に基づい
てトレーのエッジTeを検出し、該エッジTeからトレ
ーの見かけの寸法を求め、この見かけの寸法を高さ情報
で補正して、トレーの幅Wおよび奥行Dを求め、更に、
疑似トレーNo. を特定する。マイコン3は該特定された
疑似トレーNo. のトレー重量を前記風袋込みの計量値か
ら減算して正味重量を求め、該正味重量をタッチスクリ
ーン10およびラベルプリンタ12に出力する。ラベル
プリンタ12は該正味重量や商品名をラベルに印字して
ラベルを発行する。
【0029】一方、マイコン3は、特定された疑似トレ
ーNo. について、図6の包装貼付状態記憶部51から貼
付位置および貼付姿勢を読み出して、当該情報を計量包
装値付制御器14(図4)に出力する。計量包装値付制
御器14(図4)は、ラベルの貼付状態が前記包装貼付
状態記憶部51から読み出された貼付位置および姿勢と
なるように、アクチュエータを制御して、図2の前記発
行されたラベルLをラベル貼付機13によって商品のフ
ィルム上に貼付させる。
【0030】このように、本装置によれば、1つの商品
について大きさが異なるトレーを用いても、商品の呼出
No. を入力するだけで、所定の位置および姿勢に従って
ラベルを貼付することができる。したがって、オペレー
タの負担が軽くなると共に、貼付位置や姿勢を誤るおそ
れもない。
【0031】ところで、商品の種類(品名等)によって
使用するトレーは、予め、ある程度決まっている。ここ
で、前記実施形態では、まず、商品の呼出No. に対応し
たトレーの種類の中からトレーを選択してトレーを特定
する。したがって、商品の呼出No. によって特定される
トレーの候補が予め絞られるので、トレーの特定が正
確、かつ、迅速になる。その結果、迅速に正確な貼付条
件を読み出すことができる。
【0032】また、前記実施形態では、超音波距離計1
とCCDカメラ2を用いてトレーの寸法を検出したが、
本発明では、トレーの寸法検出の機構を限定するもので
はない。たとえば、トレーTが搬入コンベヤ上を移動す
る間に、光電検出器の光を遮光した時間と搬送速度から
トレーTの奥行を算出してもよい。また、トレーをセン
タリングするセンタリング装置を設けた場合や、あるい
は、トレーを後方から押して搬送するプッシャーを設け
た場合は、前記センタリング装置やプッシャーのストロ
ークからトレーの寸法を検出してもよい。また、トレー
の高さについても、光電検出器を多数上下に並べて検出
してもよい。さらには、幅Wおよび奥行Dの実寸法を直
接検出せずに、圧電センサやCCDカメラによって捉え
たトレーの見掛け上の平面寸法や面積(寸法に関する情
報)等を登録された見掛け上の平面寸法等と比較するこ
とによって疑似トレーNo. を特定し、予め登録された貼
付位置および姿勢を包装貼付状態記憶部51の前記特定
した疑似トレーNo. から読み出すようにしてもよい。
【0033】また、トレーの外観ではなく、トレーの重
さを検出してトレーを特定してもよいし、あるいは、疑
似トレーNo. とは異なるトレーNo. 自体を入力(指定)
することとしてもよい。一方、商品については商品の呼
出No. を入力することとしたが、商品の外観を検出して
商品を特定してもよい(たとえば、特開平7−2575
24号)。
【0034】ところで、前記実施形態では図2の包装中
の商品MのフィルムFにラベルLを貼付したが、本発明
は包装済の商品のフィルムFにラベルLを貼付してもよ
い。すなわち、前記実施形態では、計量した後にストレ
ッチ包装を行ったが、本発明は、ストレッチ包装後に計
量する場合にも適用される。たとえば、計量コンベヤの
上流に搬入コンベヤを設け、計量コンベヤの下流のコン
ベヤ上にラベル貼付機を設けた包装計量値付装置などに
も本発明を適用できる。
【0035】また、前記実施形態では、包装容器がトレ
ーまたはトレーとフィルムである場合について説明した
が、たとえば真空パックに用いるような合成樹脂の袋等
からなる包装容器に商品が収容されている場合も本発明
の範囲に含まれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め設定登録されたラベルの貼付位置および貼付姿勢
を、商品および包装容器の種類から読み出すことができ
るので、たとえば、商品およびトレーの種類をそれぞれ
入力および検出特定することにより、ラベルを所定の貼
付条件に従って貼付することができる。したがって、ト
レーの大きさが換わる度に、貼付条件を入力設定すると
いう面倒な作業が不要になると共に、貼付状態に誤りが
生じるおそれもない。
【0037】また、包装容器を検出する検出手段を設け
て包装容器を特定するようにすれば、包装容器の種類を
入力する必要がないから、貼付のオペレーションがより
一層簡便になると共に、包装容器は商品よりも特定し易
いので誤りが生じにくい。
【0038】また、包装容器を特定する際に、商品の種
類に応じた包装容器の種類の中から包装容器を優先的に
選択して特定するようにすれば、全ての包装容器の種類
から包装容器を特定するよりも、包装容器の特定を正確
かつ迅速に行うことができる。したがって、貼付条件を
さらに迅速かつ正確に読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる計量包装値付装置
の概略斜視図である。
【図2】同概略の機構を示す断面図である。
【図3】包装方法を示す斜視図である。
【図4】計量包装値付装置の概略構成図である。
【図5】見かけの寸法からトレーの幅および奥行を算出
する方法を説明するための図である。
【図6】商品情報および包装貼付状態記憶部の記憶内容
の一例を示す図表である。
【図7】ラベル貼付機の概略の機構を示す図である。
【図8】ラベルの貼付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 T:トレー(包装容器) L:ラベル M:商品 W:トレーの幅 D:トレーの奥行 H:トレーの高さ 1,2,3:検出手段 42:特定手段 5:メモリ(記憶部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装中ないしは包装済の商品にラベルを
    貼付するラベル貼付装置において、 商品の種類ごとに使用する予定の包装容器の種類を記憶
    部に複数個設定登録可能とすると共に、 商品および包装容器の種類の双方が決まると、ラベルの
    貼付位置および貼付姿勢が決まるように、商品および包
    装容器の種類と貼付位置および姿勢を予め記憶部に設定
    登録可能とし、 指定ないし特定された商品および包装容器の種類に応じ
    て前記貼付位置および貼付姿勢を読み出して、 該読み出した貼付位置および姿勢に従ってラベルを貼付
    するようにしたラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 包装中ないしは包装済の商品にラベルを
    貼付するラベル貼付装置において、 ラベルの貼付位置および貼付姿勢を決定する貼付条件と
    商品について使用する予定の包装容器の種類を一組にし
    た包装貼付状態を商品ごとに記憶部に複数種類設定登録
    可能とし、 指定ないし特定された商品および包装容器の種類に応じ
    て前記貼付位置および貼付姿勢を読み出して、 該読み出した貼付位置および姿勢に従ってラベルを貼付
    するようにしたラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記包装容器を特定するための情報を検出する検出手段
    を設けると共に、 包装容器ごとに設定登録された登録情報と、前記検出し
    た検出情報とを比較して包装容器の種類を特定する特定
    手段を設けたラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記特定手段は前記包装容器を特定する際に、商品の種
    類に応じた包装容器の種類の中から包装容器を優先的に
    選択して特定するラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    したラベル貼付装置を備えた商品処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249119A (ja) * 2001-02-20 2002-09-03 Ishida Co Ltd ラベル印字貼付装置
JP2003002366A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Susumu Nakatani 消臭機能付き食品包装容器、貼付ラベル及び消臭部材提供方法
JP2014151955A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Teraoka Seiko Co Ltd ラベル貼付情報入力装置およびラベル貼付情報入力方法

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