JPH1112397A - 難燃性組成物 - Google Patents

難燃性組成物

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JPH1112397A
JPH1112397A JP16896197A JP16896197A JPH1112397A JP H1112397 A JPH1112397 A JP H1112397A JP 16896197 A JP16896197 A JP 16896197A JP 16896197 A JP16896197 A JP 16896197A JP H1112397 A JPH1112397 A JP H1112397A
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JP
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prescribed
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melting point
density
hydroxide
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JP16896197A
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Inventor
Toraichi Katsube
寅市 勝部
Akitoshi Edahiro
彰敏 枝広
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼した場合にも黒煙および有害なガス・残
査の無い、主としてシートやフィルム成形に適した難燃
性ポリエチレン組成物を提供する。 【解決手段】 下記の少なくとも2種のエチレン系樹脂
(A1)、(A2)と、金属水酸化物(B)、および滑
剤(C)の少なくとも4成分からなる組成物であって、
(A1)/(A2)が70/30〜30/70重量%の
範囲、(B)は、エチレン系樹脂100重量部に対して
100〜250重量部、(C)は(A1)+(A2)+
(B)の100重量部に対して0.2〜3重量%である
難燃性組成物。(A1)は、特定の物性を有する高圧法
低密度ポリエチレン。(A2)は、メタロセン触媒を重
合触媒とした、特定の物性を有するエチレン−α−オレ
フィン共重合体。(B)は、水酸化マグネシュウムまた
は/および水酸化アルミニュウム、またはそれらを主成
分とする金属酸化物の水和物粉末。(C)は、融点が4
0〜100℃の範囲であるワックスまたは/および、カ
ルボン酸エステルから選ばれた少なくとも1種の滑剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の組成物は、燃焼した
場合にも黒煙および有害なガス・残査の無い、主として
シートやフィルム成形に適した難燃性ポリエチレン組成
物に関する。また、そのフィルム等を延伸加工したもの
はシュリンク性を有するのでシュリンク包装用途に、ま
た発泡加工することで緩衝材用途や壁紙等の用途も適用
可能である。
【0002】
【従来の技術】これまでに、ポリエチレンに難燃剤を配
合した難燃性ポリエチレン組成物に関する有用な文献や
発明が多数公開されているが、近年は燃焼した場合にも
黒煙および有害なガス、有害な残査の無い材料、製品が
望まれている。この要求に対応できる難燃剤としては、
本発明でも用いている金属水酸化物(金属酸化物の水和
物とも言う)である水酸化マグネシュウムまたは水酸化
アルミニュウムが最も適していると思われる。しかしな
がら、金属水酸化物を用いて難燃性を実用的なレベルと
するためには、難燃化効果の高いハロゲン系化合物や三
酸化アンチモン併用などに比べて、はるかに多くの量を
配合せねばならない。更には、非極性のポリエチレンと
極性の高い金属水酸化物とは親和しないために、その分
散性、加工性および製品物性の低下という問題があり、
実用化にはこの問題を解決する必要がある。このことに
ついても、同様に古くから多数の研究がなされている。
この解決方法は、おおきくは2つの方法に分けられる。
ひとつは、金属水酸化物を微細に砕きその表面をカップ
リング剤で処理するか、ポリエチレンとも混和する極性
基を持つ相溶化剤の併用などで両者の親和性を高める方
法。もうひとつは、発現する脆さに対応するためにゴム
特性を持ったポリマー等を併用して物性の低下を抑制す
る方法である。これまでには、この両者の併用系を含め
て多くの発明・提案がなされてきた。前者の例では、例
えば特開昭49−10963では不飽和有機酸での表面
処理が、特開昭50−119843では特定の金属石鹸
が、特開昭53−12943では有機カルボン酸のアル
カリ金属塩が、特開昭54−83952ではアニオン系
界面活性剤が、特開平4−269404ではシラン処理
が、あるいは極性樹脂の配合例としては、特開昭61−
255951や特開平1−60644では変性ポリオレ
フィンの併用などが有効であると紹介されている。
【0003】また、ゴム特性を持ったエラストマーやポ
リマーの配合例としては、特開昭53−14751では
エチレンプロピレンゴム、特開昭53−146794、
特開昭55−127446ではエチレン酢ビ共重合体や
ブチルゴム等のエラストマーが用いられている。最近で
は、従来の低密度ポリエチレンよりも更に密度の低い
(密度0.915g/cm3以下)超低密度ポリエチレ
ンが工業的に生産されるようになり、製品物性の脆さを
改良する効果的な材料として用いられるようになった。
例えば、特開昭61−254646、特開昭61−25
4647、特開昭61−255950、特開昭61−2
55951、特開昭63−205338、特開昭63−
210151、特開平3−247660などがこの超低
密度ポリエチレンを用いたものとしてあげられる。
【0004】しかしながら、金属水酸化物(又は、金属
酸化物の水和物という)による難燃化組成物からなるフ
ィルムやシートのような形状のものは、その加工性と難
燃性を両立させるには難しいものがあった。
【0005】一方、本発明にも用いている超低密度ポリ
エチレンの製造方法において、メタロセン触媒を用いて
エチレンとα−オレフィンを共重合したものが工業的に
生産されるようになり、従来のチグラー系触媒の超低密
度ポリエチレンに比べていくつかの優位性が判ってき
た。このものを用いた例として、特開平9−40820
が上げられる。このものは、エチレン−α−オレフィン
共重合体と官能基を付加した変性ポリエチレンと難燃剤
(有機ハロゲン系、有機燐系、無機系難燃剤)からなる
電線被覆等に適した組成物である。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ポ
リエチレン系材料であって、燃焼した場合にも黒煙およ
び有害なガス・残査の無い、主としてフィルムやシート
に成形加工出来る材料の開発にある。この要求に対応す
るために難燃剤としては、金属水酸化物である水酸化マ
グネシュウムまたは水酸化アルミニュウム粉末を使用
し、難燃性をフィルムやシートに加工した製品段階にお
いて実用的なレベルとする。また、主としてシートやフ
ィルムに加工するときの成形加工性および製品物性の低
下の問題を解決する組成を確立することに有る。また更
には、そのものの延伸加工や発泡加工に適応する組成物
を作り出すことにある。本発明者は、先に特定の2種の
ポリエチレン系樹脂と特定の滑剤からなる組成物を提示
した(特願平9−59088、特願平9−12870
1)。その組成物は、難燃性材料では無かった。本発明
は、それらの知見を基に更に難燃性ポリエチレン系材料
を開発することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の組成
物は、下記に示す少なくとも2種のエチレン系樹脂(A
1)、(A2)と、金属水酸化物(B)、および滑剤
(C)の少なくとも4成分からなる組成物であって、エ
チレン系樹脂(A1)/(A2)の組合せ比率が70/
30〜30/70重量%の範囲、(B)の配合量は、エ
チレン系樹脂100重量部に対して100〜250重量
部、(C)の配合量は(A1)+(A2)+(B)の1
00重量部に対して0.2〜3重量%であることを特徴
とする組成物である。
【0008】(A1)は、メルトインデックスが0.2
〜10g/10min、密度が0.915〜0.930
g/cm3、DSCの融点の主ピークの値が104〜1
17℃の範囲である高圧法低密度ポリエチレン。
【0009】(A2)は、メルトインデックスが0.2
〜30g/10min、密度が0.86〜0.910g
/cm3、Mw/Mnが3.0以下、DSCの融点の主
ピークの値が40〜105℃の範囲であり、かつ、メタ
ロセン触媒を重合触媒としたエチレン−α−オレフィン
共重合体。
【0010】(B)は、平均粒子径が0.1〜5ミクロ
ンの範囲にある水酸化マグネシュウムまたは/および水
酸化アルミニュウム、またはそれらを主成分とする金属
酸化物の水和物粉末。
【0011】(C)は、融点が40〜100℃の範囲で
あるワックスまたは/および、カルボン酸エステルから
選ばれた少なくとも1種の滑剤。
【0012】次に、これらを構成する成分とその作用・
効果について説明する。
【0013】本発明を構成する樹脂成分であるポリエチ
レンは、少なくとも2種のエチレン系樹脂(A1)、
(A2)の組合せからなる。
【0014】(A1)は、メルトインデックスが0.2
〜10g/10min、密度が0.915〜0.930
g/cm3、DSCの融点の主ピークの値が104〜1
17℃の範囲である高圧法低密度ポリエチレンである。
【0015】(A2)は、メルトインデックスが0.2
〜30g/10min、密度が0.86〜0.910g
/cm3、Mw/Mnが3.0以下、DSCの融点の主
ピークの値が40〜105℃の範囲であり、かつ、メタ
ロセン触媒を重合触媒としたエチレン−α−オレフィン
共重合体である。
【0016】更に詳細には、本発明の構成成分である高
圧法低密度ポリエチレン(A1)は、長鎖分岐を有する
ことを特徴とする。その製造方法としては有機過酸化物
または酸素等を重合開始剤として重合温度130〜30
0℃程度、重合圧力の500〜3000kg/cm2
条件下にエチレンをラジカル重合させることにより得ら
れる。また、その樹脂のASTMD1238試験方法に
よる190℃、2.16kg荷重のメルトインデックス
値は0.2〜10g/10minのものである。更に好
ましくは0.5〜7g/10min、特に好ましくは
1.5〜6.0g/10minのものである。このメル
トインデックスが低いと成形加工時の展延性に劣り、高
いとドローダウンが大きくなる。また、JIS−K71
12試験法による密度が0.915〜0.930g/c
3のものである。特に好ましくは0.915〜0.9
25g/cm3のものである。この密度は樹脂の結晶性
の指標でもあり、密度が低すぎるとフィルムやシートに
した場合の実用的な耐熱性が不足し、また密度の高すぎ
るものや長鎖分岐が少ないものは、もうひとつのポリエ
チレン成分であるメタロセン触媒を重合触媒としたエチ
レン−α−オレフィン共重合体(A2)と組み合わせて
も成形加工時に必要な溶融粘度が不足するとともに、金
属酸化物の水和物粉末を配合したときの物性低下の度合
いが大きい。また、樹脂の融点はJIS−K7121に
記載の試験方法で10℃/minの速度で昇温したとき
のDSCの融点の主ピークの値であり、密度とこの融点
の関係から分岐の形態が推定できる。すなわち分岐が多
く複雑な枝別れがあるものは、直鎖線状のものに比べ
て、同じ密度であれば融点は低い。本発明では、DSC
の融点の主ピークの値が104〜117℃の範囲のも
の、更に詳しくは密度が0.930g/cm3のときの
主ピーク値がほぼ117℃で、密度が0.915g/c
3のときの主ピーク値がほぼ104℃で、この間の関
係はほぼ直線的なものであり、この測定方法によるばら
つきの範囲は±2℃である。これら選択された特性値
は、本発明に用いる長鎖分岐を有するポリエチレンの特
徴でもあり、フィルムやシートの成形加工における溶融
状態の樹脂の粘弾性がそれに適していることをあらわ
す。また、このポリエチレンを用いることによって目的
の製品であるフィルムやシートのヒートシールなどの透
明性やヒートシール強度を改良し、さらに加熱を伴う二
次加工において(B)単独のもので得られたものでは延
伸がかけられている場合などに特に顕著に見られるカー
ル現象や収縮などをも改良する。
【0017】また本発明では、(A1)と(A2)のポ
リエチレンは溶融混合したとき良く混和するものである
ことが重要であり、このことから更に好ましくは(A
1)の樹脂の融点がJIS−K7121に記載の試験方
法で10℃/minの速度で昇温したときのDSCの融
点の主ピークの値が105〜112℃の範囲内にあるも
のを用いる。
【0018】つぎに、本発明の構成成分であるメタロセ
ン触媒を重合触媒としたエチレン−α−オレフィン共重
合体(A2)の共重合モノマーとして用いられるα−オ
レフィンは4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、あ
るいはオクテン−1である。中でも特に好ましくは少量
で柔軟化効果の高いオクテン−1である。またその共重
合量は9〜30重量%である。このモノマーの種や量は
出来るポリマーの密度や融点を決めるとともに、前記の
高圧法ポリエチレンと混合してもその特徴を損なわずに
柔軟性や耐熱性、フィルムやシートの成形加工性などを
維持・改良するために用いる。ここで言うメタロセン触
媒とはシングルサイト触媒、または発明者の名前からカ
ミンスキー触媒などとも呼ばれ、この触媒はエチレンに
対して高い重合活性をしめすとともに重合体の分子量分
布をシャープにし、結晶性を高める。この傾向はチグラ
ー系の触媒で製造された超低密度ポリエチレンより良い
結果をもたらす。この分子量分布の指標はMw/Mn
(重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比)であら
わされる。この値が3を超えると本発明の目的とするフ
ィルムやシートの加工性やその用途において耐熱性、耐
溶剤性や耐抽出性などが低下する。Mw/Mnの値でよ
り好ましくは2.0〜3.0の範囲のものである。ま
た、本発明ではASTM1238試験法による190
℃、2.16kg荷重のメルトインデックスが0.2〜
30g/10min、JIS−K7112試験法による
密度が0.86〜0.910g/cm3、また、樹脂の
融点はJIS−K7121に記載の試験方法で10℃/
minの速度で昇温したときのDSCの融点の主ピーク
の値が40〜105℃の範囲内にあるものを用いる。こ
の密度と融点は、ほぼ直線的な関係にあり、この測定方
法によるばらつきの範囲は±2℃である。用いるポリマ
ーのメルトインデックスが低いと成形加工時の安定性や
展延性に劣り、高いとドローダウンが大きくなる。密度
は実質的に樹脂の結晶性を示し、この値の低いものは融
点を持たなくなりフィルムやシートの腰がなくなり、ま
たブロッキングし易くなる。密度の高いものは金属酸化
物の水和物粉末を配合したときの物性や加工性の低下の
度合いが大きい。前述の事から、さらに好ましい値とし
ては、メルトインデックスが0.5〜25g/10mi
n、密度が0.87〜0.89g/cm3、DSCの融
点の主ピークの値が50〜100℃の範囲内にあるもの
である。
【0019】前記の2種のポリエチレンの組み合せは成
形加工性や製品物性において重要である。難燃剤とし
て、金属酸化物の水和物粉末(金属水酸化物の粉末とも
言う)である水酸化マグネシュウムまたは水酸化アルミ
ニュウムを使用し、フィルムやシートに加工した製品段
階において難燃性を実用的なレベルとするために必要な
金属水酸化物の量は、信じがたいほどの多くの配合量と
なる。例えば、本発明の構成成分である高圧法低密度ポ
リエチレン単独系にこの量を配合すると物性低下が激し
く、かつフィルムやシートに加工できなくなるほどであ
る。一方、本発明の構成成分であるメタロセン触媒を重
合触媒としたエチレン−α−オレフィン共重合体は、こ
れらの金属水酸化物を含めて非常に多くの無機フィラー
を配合してもそれほどの物性の低下や加工性の低下はな
いという特徴を有する。この特徴を有する両者の重量比
率は(A1)/(A2)=70/30〜30/70重量
%の範囲、より好ましくは(A1)/(A2)=60/
40〜40/60重量%の範囲である。(A1)がこれ
より多いと物性維持が困難になる。(A2)が多くなる
と成形品の腰が柔らかくなりすぎる。また、組み合せは
比率だけでなくそれぞれの樹脂の特性や組み合わせるメ
ルトインデックス、密度、溶融特性あるいは加工設備お
よび加工条件などの多くの要素で決まるためそれに応じ
た調整が必要となる場合がある。この組合せで両者を適
宜溶融混合して得られる混合物のDSCの融点のピーク
は、中間温度領域にシフトしてほぼ一つになり、また結
晶化温度のピークもほぼ一つとなる。本発明はこれを利
用することによって、(A2)として融点の低いものを
用いても組成物としての融点は(A2)よりも高温側へ
シフトすることから実用上の耐熱性は(A2)単一系よ
りも高いものを得ることが出来る。組み合わせるメルト
インデックスは、(A1)の値が低い場合は(A2)の
値は高いものを組み合わせることができるが、双方とも
高いものどうしの組合せは余り好ましくない。
【0020】次に、無機系の代表的な無害の難燃剤とし
て本発明に用いる金属水酸化物(B)は、平均粒子径が
0.1〜5ミクロン、更に好ましくは0.3〜3ミクロ
ン、特に好ましくは0.4〜1.5ミクロンの範疇にあ
る水酸化マグネシュウムまたは/および水酸化アルミニ
ュウム、またはそれらを主成分とする金属酸化物の水和
物の粉末である。粒子径は、小さい方が難燃化に寄与す
るが、小さすぎると二次凝集しやすくなる。難燃化には
金属水酸化物の小さい粒子をいかに均一にポリエチレン
樹脂中に分散させるかがポイントになるようである。そ
のためにこの粉末は公知のポリエチレンとの分散性や親
和性改良のための表面処理がなされていても良い。また
水酸化マグネシュウムと水酸化アルミニュウムを併用す
ることで相乗効果を発現させることもできる。更に好ま
しくは、成形加工上から金属水酸化物としては分解脱水
温度の高い水酸化マグネシュウム単独系または/それと
水酸化アルミニュウムの併用系である。難燃化に必用な
金属水酸化物(B)の配合量は、エチレン系樹脂100
重量部に対して100〜250重量部、更に好ましくは
120〜230重量部である。特に、製品厚みが0.6
mm以下のものでは125〜200重量部である。この
量は、水酸化マグネシュウムでも水酸化アルミニュウム
でもほとんど差が無い。この配合量が少ないと難燃化度
が低く、多すぎると成形加工性や製品物性を損なう。
【0021】ここで特筆すべきは、本発明のもうひとつ
の目的であるフィルムやシートのような厚みの薄い成形
品の難燃化には、通常よりも多くの難燃剤を必要とする
と言うことである。例えば、JIS K7201酸素指
数法による高分子材料の燃焼性試験方法では、ポリエチ
レンの酸素指数は17.5前後の値が文献に紹介されて
いる。空気の酸素濃度は約21%であるから、その酸素
指数を21以上にすれば難燃化出来ることになる。しか
しながら、例えば金属水酸化物を配合して酸素指数を2
3にした成形品をごく普通の室内でライターで火を付け
てみると、その厚みが3mm程度の場合はその燃焼性に
差が見られるが、0.6mm程度厚みのポリエチレンシ
ートでは外見的にはそれほどの差は見られず、良く燃え
るのである。また、厚みが150ミクロン程度のフィル
ムでは、酸素指数が27でも自消性を示さず、酸素指数
が30程度でようやく自消性となる。燃焼試験におい
て、このような厚み依存性があることは知られている
が、このような薄肉成形品での公開文献は見当たらない
ようである。すなはち、実用的な難燃性の付与に対して
は製品形状やその使途、施工状態などで決める必要があ
る。このような実験結果から本発明者は、シートやフィ
ルムの場合の実用的な難燃性付与には酸素指数を約25
〜40程度の範囲にすることが、実用上の難燃性と成形
加工性および製品物性とのバランスにおいて妥当である
と判定した。すなはち、製品としてシートやフィルム形
状を予想した場合の難燃性付与に必要な金属水酸化物
(B)の配合量がそれに当たる。なお、金属水酸化物
(B)の二次凝集を防ぎポリエチレンに対する分散効率
を向上させる目的で、一般的なオレイン酸やステアリン
酸による表面処理、あるいは金属石鹸、例えばステアリ
ン酸カルシュウム、ステアリン酸マグネシュウム等を金
属水酸化物(B)に対して0.5から3重量%程度併用
することは有効である。
【0022】次に、本発明に用いる滑剤(C)は、ワッ
クスまたは/およびカルボン酸エステル類から選ばれた
もので、その融点が40〜100℃の範囲のもので、一
般的に外部滑性効果に優れるものである。本発明の構成
成分であるワックスの具体例としてはパラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックスがあげられる。ま
た、合成品としてはフィッシャー・トロプシュワックス
があげられる。さらには、これらの酸化ワックスも好ま
しいものとしてあげられる。次に、カルボン酸エステル
の具体例としては、アクリル酸、クロトン酸、イソクロ
トン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、アコニット
酸などの脂肪族カルボン酸や乳酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸などのオキシカルボン酸と炭素数14から22
のミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステ
アリルアルコール、ベヘニルアルコール、12ヒドロキ
システアリルアルコールなどの脂肪族1価アルコール、
あるいはエチレングリコール、グリセリンなどの脂肪族
多価アルコールとのエステル類、あるいはこれらの複合
系化合物のコハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエ
ン酸飽和脂肪酸モノグリセライドなどが上げられる。
【0023】これらワックスまたは/およびカルボン酸
エステルは単独のみでなく併用して使用する場合も多
く、効果が高い。これらの原料は一般的には石油や動植
物の油脂等を原料としているため、工業的には精製され
てはいるが単一の成分ではなく混合物となっている。本
発明に用いる滑剤もそれらの混合物から得られたもので
あっても支障はない。
【0024】選ばれた滑剤の融点の温度およびその範囲
はポリエチレン(A1)の融点と同等かそれより低いも
の、かつポリエチレン(A2)のそれと同等か、その前
後以上、すなはち融点が40〜100℃、更に好ましく
は50〜85℃の範囲であることが重要である。これら
の滑剤の作用は、インフレーション成膜機やT−ダイ成
膜機のダイやダイリップへの目やにと称する付着物の発
生を無くし、あるいはロール成膜機のロール等の金属に
対する溶融樹脂の粘着を防止することで、成膜を安定さ
せること、更には、巻き取ったフィルムやシートのブロ
ッキングを防止する。また、補助的にはよく知られた金
属石鹸類を併用することも効果が増す。
【0025】この時に滑剤の融点が低すぎる場合、例え
ば常温で液状のものでは製品としてのフイルムやシート
の表面にブリードし易くなり、好ましくない。
【0026】これらの滑剤の配合量は、(A1)+(A
2)+(B)の100重量部に対して0.2〜3重量%
である。この滑剤は本発明に用いる金属水酸化物とポリ
エチレンの親和性改良の表面処理剤としても効果的に作
用する。この場合、更に好ましくは、酸化ワックスやカ
ルボン酸エステルで酸価(JIS K3341法:試料
1gを中和に要するKOHのmg数)の値が0.5〜1
50であるものは更に処理効果が上がる。中でもクエン
酸と脂肪族アルコールとの反応物であるクエン酸エステ
ル系は、ポリエチレン樹脂との親和性と滑剤としての外
部滑性効果および金属酸化物の水和物粉末の表面処理剤
としての効果のバランスが良く、特に好ましいものとし
て上げられる。
【0027】つぎに、本発明の組成物はシートやフィル
ム等の成形加工に先立って、溶融混練してペレット化し
ておくことが好ましい。バンバリーミキサーなどのバッ
チ式混練機の場合はその均一混練性は特には支障はない
が、スクリュータイプ二軸押出機などではポリエチレン
ペレットと金属水酸化物の粉末とはホッパー部で分級し
て不均一になりやすい。これを防ぐ目的で粉末ポリエチ
レンを用いることは好ましい。混練時の温度は、少なく
とも金属水酸化物の脱水分解温度以下にコントロールす
る。本発明の組成では、130〜180℃の範囲で混練
が可能である。このことは、脱水分解温度の低い水酸化
アルミニュウムを用いる系であっても混練ができる。
【0028】また、本発明の組成物にアゾジカルボンア
ミド等の熱分解型発泡剤を配合したものは、成形加工時
あるいはその後に発泡剤の分解温度以上に温度を上げる
ことで発泡させることが出来る。このような発泡加工品
は、緩衝材用途や壁紙等の用途も適用可能である。例え
ば、既述の(A1)+(A2)+(B)+(C)からな
る難燃性組成物に対して、平均粒径が5ミクロン以下、
更に好ましくは、平均粒径が0.5から3ミクロンのア
ゾジカルボンアミドを5重量%以下配合することによっ
て、本発明の難燃性組成物を発泡加工することが可能な
材料とすることができる。
【0029】一般に、アゾジカルボンアミドはポリエチ
レンの発泡剤として、よく用いられる有機発泡剤のひと
つである。しかしながら、金属水酸化物の粉末などを多
量に配合したものは非常に発泡しにくいことが知られて
いる。これは、組成中に分散している金属水酸化物の粒
子が多いためにその界面を伝って発泡時のガスが逃げる
ため、独立のセルとしてガスを保ちえないものと思われ
る。特に成形品の厚みが薄い場合は発泡倍率が低いもの
しか得られない。
【0030】本発明の(A1)+(A2)+(B)+
(C)からなる組成物に対するアゾジカルボンアミドに
よる発泡効果は、金属水酸化物(B)を含まないものに
比べて良くない。しかし、公知のポリエチレン/金属水
酸化物/アゾジカルボンアミド系に比べると良い結果を
もたらす。その理由は未だ分かっていないが、(A1)
+(A2)+(C)の組合せによるもののようである。
この時の、アゾジカルボンアミド系発泡剤はフィルムや
シートの成形加工時に配合するほうが好ましい。なぜな
らば、常温であってもアゾジカルボンアミドと金属水酸
化物とを長期にわたって共存させることは、アゾジカル
ボンアミドの分解を促す。高温では更に短時間で分解を
促す。すなはち、ポリエチレンに金属水酸化物とアゾジ
カルボンアミドを一緒に溶融混練してペレット化したも
のを保存するよりも、アゾジカルボンアミドはポリエチ
レンのマスターバッチとして別にしておいて、成形加工
時に配合するほうが好ましい。
【0031】
【実施例】つぎに、いくつかの実施例および参考例によ
って本発明を説明する。
【0032】実施例1〜11 高圧法低密度ポリエチレン(A1)としては、メルトイ
ンデックス(以下、MIと略):2g/10min、密
度:0.918g/cm3、DSC法主ピーク融点(以
下、mpと略):107℃のものを用いた。メタロセン
触媒を重合触媒としたエチレン−α−オレフィン共重合
体(A2)としては、MI:5、密度:0.870、m
p:60℃、共重合オクテン−1:24重量%、MW/
MN=2.6、のペレットを用いた。
【0033】このものを重量比で1対1の割合で計量
し、この100重量部に対して金属水酸化物(B)とし
て水酸化マグネシュウムの単独系、および水酸化アルミ
ニュウムとの1対1併用系を表1に示した割合で配合し
た。ここで用いた水酸化マグネシュウム[商品名:キス
マ5A(協和化学工業製品)]は粉末であり、その平均
粒系は0.8ミクロンで、ステアリン酸による表面処理
がしてある。また、水酸化アルミニュウム[商品名:ハ
イジライトH−42S(昭和電工製品)]は粉末であ
り、その平均粒系は1ミクロン、ステアリン酸による表
面処理がしてある。また、滑剤(C)としてmp:57
℃、酸価:76のクエン酸ジステアレートを主成分とす
るエステル系ワックスを上記の配合物に対して1.5部
加えた。この他に、熱安定剤としてイルガノックス10
76とイルガフォス168(チバガイギー社製品)をポ
リエチレン樹脂に対して0.1部ずつ、また分散剤とし
てステアリン酸カルシュウムを金属水酸化物に対して1
重量部添加した。これらの予備混合には、ヘンシェルミ
キサーを用いた。これらのものを二軸混練押出機で16
0から180℃で溶融混練し、ペレット化した。
【0034】このペレットを加熱圧縮成形機を用いてプ
レス成形し、長さ125mm、幅6.5mm、厚さ3.
0mmのテストピースを作り、酸素指数試験(JIS
K7201;1972年、A−1号による)を行った。
またインフレーション成膜試験機を用いてブロー比=
2.0、膜厚=150ミクロンを目標とした成膜加工試
験を行った。その成膜加工性を成膜性として評価した。
また、得られたフィルムについては、長さ15cm,幅
1cmに切り出した。このフィルムを通常の居室内環境
において、垂らして下端にガスライターで火を付けて、
その燃えかたを観察し難燃性として評価した。これらの
結果を合わせて表1に示した。
【0035】参考例1〜5 参考例として上記の実施例で用いた原材料である、高圧
法低密度ポリエチレン(A1)とエチレン−α−オレフ
ィン共重合体(A2)、滑剤:クエン酸ジステアレート
を主成分とするエステル系ワックス(C)、および熱安
定剤:イルガノックス1076とイルガフォス168を
同じ比率に配合した。金属水酸化物(B)を配合してな
いもの(参考例1)および水酸化マグネシュウムの単独
系、または水酸化マグネシュウムと水酸化アルミニュウ
ムとの1対1併用系を配合したもの(参考例2〜5)を
作った。金属水酸化物を配合した場合はステアリン酸カ
ルシュウムをそれに対して1重量部添加した。こうして
実施例と同じベースに金属水酸化物を配合していないも
の、金属水酸化物50部を配合したもの、および金属水
酸化物275部と多量に配合したものを作り、それぞれ
についてヘンシェルミキサーを用いて予備混合し、次い
で、二軸混練押出機で160から190℃で溶融混練
し、ペレット化した。得られたペレットを用いてプレス
成形やインフレーション成膜を行い、それぞれについて
実施例1と同様の各種評価を行ない、その結果を表1に
参考例として示した。
【0036】
【表1】
【0037】実施例、参考例に示したように本発明の組
成物によるシートやフィルムのような薄肉成形品の場合
の実用的な難燃性付与には、金属水酸化物の配合量は1
00重量部以上が必要であり、一方では、成形加工性お
よび製品物性においては250重量部以下にすることが
必要である。そのためには、主として成膜性に優れた特
定の高圧法低密度ポリエチレンと無機フィラーを多量に
配合できる特定のメタロセン触媒を重合触媒としたエチ
レン−α−オレフィン共重合体の特定の組合せ、および
金属水酸化物とポリエチレン樹脂間の親和性改良にも効
果的な本発明の構成成分である滑剤による、インフレー
ション成膜機やT−ダイ成膜機のダイやダイリップへの
目やにと称する付着物の発生を無くし、あるいは金属ロ
ール等に対する溶融樹脂の粘着を防止することは、成形
加工性を安定させる上で欠かせないものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればシ
ートやフィルムのような薄肉成形品とした場合にも実用
上の難燃性を付与することができ、かつ成形加工性およ
び製品物性を低下させることもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:08 91:06)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示す、少なくとも2種のエチレン
    系樹脂(A1)、(A2)と、金属水酸化物(B)、お
    よび滑剤(C)の少なくとも4成分からなる組成物であ
    って、エチレン系樹脂(A1)/(A2)の組合せ比率
    が70/30〜30/70重量%の範囲、金属水酸化物
    (B)の配合量は、エチレン系樹脂100重量部に対し
    て100〜250重量部、滑剤(C)の配合量は(A
    1)+(A2)+(B)の100重量部に対して0.2
    〜3重量%であることを特徴とする難燃性組成物。(A
    1)は、メルトインデックスが0.2〜10g/10m
    in、密度が0.915〜0.930g/cm3、DS
    Cの融点の主ピークの値が104〜117℃の範囲であ
    る高圧法低密度ポリエチレン。(A2)は、メルトイン
    デックスが0.2〜30g/10min、密度が0.8
    6〜0.910g/cm3、Mw/Mnが3.0以下、
    DSCの融点の主ピークの値が40〜105℃の範囲で
    あり、かつ、メタロセン触媒を重合触媒としたエチレン
    −α−オレフィン共重合体。(B)は、平均粒子径が
    0.1〜5ミクロンの範囲にある水酸化マグネシュウム
    または/および水酸化アルミニュウム、またはそれらを
    主成分とする金属酸化物の水和物粉末。(C)は、融点
    が40〜100℃の範囲であるワックスまたは/およ
    び、カルボン酸エステルから選ばれた少なくとも1種の
    滑剤。
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