JPH11123342A - 沈砂槽における沈砂の送り装置 - Google Patents
沈砂槽における沈砂の送り装置Info
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- JPH11123342A JPH11123342A JP30786497A JP30786497A JPH11123342A JP H11123342 A JPH11123342 A JP H11123342A JP 30786497 A JP30786497 A JP 30786497A JP 30786497 A JP30786497 A JP 30786497A JP H11123342 A JPH11123342 A JP H11123342A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大がかりな機械的装置を必要とせず、摩擦が
少なくて保守し易く、沈砂を洗浄しながら排出側に送っ
て分級する。 【解決手段】 含砂泥漿等から砂を沈降させて分級する
沈砂槽において、沈砂槽1内の山溝底部にノズル部24
を間隔をおいて前後左右に複数並列させて複数列に前向
きに臨ませ、夫々のノズル部24から水を噴射できるよ
う給水装置2の分配管23をノズル部24に連結し、並
列した分岐管23に排出方向と直角な整流板3を備えて
成り、夫々のノズル部24から前方向の噴水によってそ
の位置の沈砂Sを前に吹き送ることで沈砂Sを前方向の
排出側に移送する。
少なくて保守し易く、沈砂を洗浄しながら排出側に送っ
て分級する。 【解決手段】 含砂泥漿等から砂を沈降させて分級する
沈砂槽において、沈砂槽1内の山溝底部にノズル部24
を間隔をおいて前後左右に複数並列させて複数列に前向
きに臨ませ、夫々のノズル部24から水を噴射できるよ
う給水装置2の分配管23をノズル部24に連結し、並
列した分岐管23に排出方向と直角な整流板3を備えて
成り、夫々のノズル部24から前方向の噴水によってそ
の位置の沈砂Sを前に吹き送ることで沈砂Sを前方向の
排出側に移送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泥漿等の含砂液漿
から砂を沈降分級する沈砂槽において、沈砂槽に沈降し
た沈砂を排出側に送る方法に関するものである。
から砂を沈降分級する沈砂槽において、沈砂槽に沈降し
た沈砂を排出側に送る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、泥漿から砂を分級する沈砂槽Cは
図8のように、バケット配置槽Dに連設され、沈砂を掬
い上げるバケットAの回転駆動モータでスパイラル送り
装置Bを回転させて沈砂槽C内に沈降した沈砂をバケッ
ト配置槽Dに送り、バケットAで沈砂を掬い上げて落下
シュートEからコンベア等に排出し分級していたのであ
る。
図8のように、バケット配置槽Dに連設され、沈砂を掬
い上げるバケットAの回転駆動モータでスパイラル送り
装置Bを回転させて沈砂槽C内に沈降した沈砂をバケッ
ト配置槽Dに送り、バケットAで沈砂を掬い上げて落下
シュートEからコンベア等に排出し分級していたのであ
る。
【0003】しかしながら、スパイラル送り装置Bが大
がかりな装置となって設備コストが高くなると共に、沈
砂槽Cとの摩擦も生じて損傷し易く、制御故障による多
量の沈砂でスパイラル部の下部が埋まった場合は不動状
態となることから再起動のための沈砂の取り出し等の作
業が極めて面倒であった。
がかりな装置となって設備コストが高くなると共に、沈
砂槽Cとの摩擦も生じて損傷し易く、制御故障による多
量の沈砂でスパイラル部の下部が埋まった場合は不動状
態となることから再起動のための沈砂の取り出し等の作
業が極めて面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、大が
かりな機械的装置を必要とせず、摩擦がなくて保守し易
く、制御故障による多量の沈砂が生じても再起動が簡単
な沈砂を排出側に送る装置を提供するものである。ま
た、送りながら沈砂の洗浄ができて含有泥分の少ない砂
を分級できることをも目的としている。
かりな機械的装置を必要とせず、摩擦がなくて保守し易
く、制御故障による多量の沈砂が生じても再起動が簡単
な沈砂を排出側に送る装置を提供するものである。ま
た、送りながら沈砂の洗浄ができて含有泥分の少ない砂
を分級できることをも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明の沈砂の
送り装置は、含砂泥漿等から砂を沈降させて分級する沈
砂槽において、沈砂槽内の下部にノズル部を間隔をおい
て多数個前向きに配置し、夫々のノズル部から水を噴射
できるよう給水装置の分配管をノズル部に連結する構成
とし、夫々のノズル部から前方向の噴水によってその位
置の沈砂を前に吹き送ることで沈砂を前方向の排出側に
移送することを特徴としている。なお、ノズル部を間隔
をおいて前後左右に複数並列させて複数列に配置して成
り、夫々のノズル部からの噴水によって沈砂を夫々前列
のノズル部に吹き送りしてもよい。また、沈砂槽の内底
部を複数列の凹溝に区分け形成し、夫々の凹溝にノズル
部を臨ませてもよく、排出側が低くなるように沈砂槽の
内底を階段状に形成し、夫々の階段部の蹴上壁部にノズ
ル部を設けてもよい。さらに、給水装置は水道水等の清
水とオーバーフロー水とを供給してもよく、夫々のノズ
ル部に連結した給水装置の並列状の分配管に、排出方向
と直角で下部を前に傾斜させた整流板を備えてもよい。
送り装置は、含砂泥漿等から砂を沈降させて分級する沈
砂槽において、沈砂槽内の下部にノズル部を間隔をおい
て多数個前向きに配置し、夫々のノズル部から水を噴射
できるよう給水装置の分配管をノズル部に連結する構成
とし、夫々のノズル部から前方向の噴水によってその位
置の沈砂を前に吹き送ることで沈砂を前方向の排出側に
移送することを特徴としている。なお、ノズル部を間隔
をおいて前後左右に複数並列させて複数列に配置して成
り、夫々のノズル部からの噴水によって沈砂を夫々前列
のノズル部に吹き送りしてもよい。また、沈砂槽の内底
部を複数列の凹溝に区分け形成し、夫々の凹溝にノズル
部を臨ませてもよく、排出側が低くなるように沈砂槽の
内底を階段状に形成し、夫々の階段部の蹴上壁部にノズ
ル部を設けてもよい。さらに、給水装置は水道水等の清
水とオーバーフロー水とを供給してもよく、夫々のノズ
ル部に連結した給水装置の並列状の分配管に、排出方向
と直角で下部を前に傾斜させた整流板を備えてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示形態例で説明
する。図1乃至図3において、1は細長状の沈砂槽であ
り、その内底部を排出側に連設したバケット配置槽4に
向けて深くなるよう傾斜させると共に、図3のように、
複数の山型帯構造とすることにより内底を山底溝10と
して複数帯に区分けしてバケット配置槽4内に導いてい
る。
する。図1乃至図3において、1は細長状の沈砂槽であ
り、その内底部を排出側に連設したバケット配置槽4に
向けて深くなるよう傾斜させると共に、図3のように、
複数の山型帯構造とすることにより内底を山底溝10と
して複数帯に区分けしてバケット配置槽4内に導いてい
る。
【0007】また、沈砂槽1の後部にはオーバーフロー
部11からのオーバーフロー水が入るオーバーフロー槽
15が連設してあり、オーバーフロー水はさらにオーバ
ーフローして外へ越流すると共に、オーバーフロー槽1
5内においてネット仕切り16を介して排水管12から
排水され、ポンプ20を介して水噴射装置2の供給管2
1に連結してある。なお、水道水の給水管18をオーバ
ーフロー槽15の排水管12室側に導いている。
部11からのオーバーフロー水が入るオーバーフロー槽
15が連設してあり、オーバーフロー水はさらにオーバ
ーフローして外へ越流すると共に、オーバーフロー槽1
5内においてネット仕切り16を介して排水管12から
排水され、ポンプ20を介して水噴射装置2の供給管2
1に連結してある。なお、水道水の給水管18をオーバ
ーフロー槽15の排水管12室側に導いている。
【0008】水噴射装置2は、供給管21に直角に接続
した多数の分岐管22を開閉弁220を介して沈砂槽1
上に幅方向に配置し、夫々の分岐管22に分配管23を
下向きに複数接続している。
した多数の分岐管22を開閉弁220を介して沈砂槽1
上に幅方向に配置し、夫々の分岐管22に分配管23を
下向きに複数接続している。
【0009】なお、夫々分配管23は少し下端を前向き
に傾斜させると共に、夫々下端に前向きのノズル部24
を取り付け、夫々のノズル部24を夫々の山底溝10に
臨ませている。即ち、ノズル部24は前後左右に複数並
列させて複数列に配置している。
に傾斜させると共に、夫々下端に前向きのノズル部24
を取り付け、夫々のノズル部24を夫々の山底溝10に
臨ませている。即ち、ノズル部24は前後左右に複数並
列させて複数列に配置している。
【0010】また、同一の分岐管22に並列接続した分
配管23に一枚の整流板3を固着しており、沈砂槽1の
幅方向に間隔をおいて整流板3を多数枚備えている。な
お、整流板3は分配管23に固着のため下端を少し前向
きに傾斜しており、また所定水位より少し下でノズル2
4より上の間に配置している。
配管23に一枚の整流板3を固着しており、沈砂槽1の
幅方向に間隔をおいて整流板3を多数枚備えている。な
お、整流板3は分配管23に固着のため下端を少し前向
きに傾斜しており、また所定水位より少し下でノズル2
4より上の間に配置している。
【0011】なお、5はバケット配置槽4に備えたバケ
ットであってモータ51で回転することによりバケット
配置槽4内の沈砂を掬い上げて落下シュート6から外に
排出するもので従来と同様な構成である。7は泥漿の投
入管である。
ットであってモータ51で回転することによりバケット
配置槽4内の沈砂を掬い上げて落下シュート6から外に
排出するもので従来と同様な構成である。7は泥漿の投
入管である。
【0012】次に本例による沈砂の送り方法を説明す
る。まず、投入管7から供給された泥漿は、比重の大き
い砂がバケット配置槽4及び沈砂槽1内に沈降し、砂を
分離した軽い泥分は薄い泥漿となって整流板3の上を流
れ沈砂槽1のオーバーフロー部11から外に排水される
のである。なお、図2のように、沈砂槽1では砂が夫々
の整流板3に沿って落下沈降する。
る。まず、投入管7から供給された泥漿は、比重の大き
い砂がバケット配置槽4及び沈砂槽1内に沈降し、砂を
分離した軽い泥分は薄い泥漿となって整流板3の上を流
れ沈砂槽1のオーバーフロー部11から外に排水される
のである。なお、図2のように、沈砂槽1では砂が夫々
の整流板3に沿って落下沈降する。
【0013】そして、沈砂Sが堆積し始めると水噴射装
置2を作動させるのである。まず、ポンプ20を駆動し
てオーバーフロー槽15から清水を混合したオーバーフ
ロー水が供給管21に圧送され、分岐管22、分配管2
3を通って夫々のノズル部24から噴射されるのであ
る。
置2を作動させるのである。まず、ポンプ20を駆動し
てオーバーフロー槽15から清水を混合したオーバーフ
ロー水が供給管21に圧送され、分岐管22、分配管2
3を通って夫々のノズル部24から噴射されるのであ
る。
【0014】これにより、図2のように、夫々の山底溝
10に溜まった沈砂Sが噴射水によって前に送られ、前
に送られた沈砂Sはその位置のノズル部24によってさ
らに前に送られて排出側のバケット配置槽4内に送られ
るのである。なお、ノズル部24の噴射は連続でも間欠
的でもよい。
10に溜まった沈砂Sが噴射水によって前に送られ、前
に送られた沈砂Sはその位置のノズル部24によってさ
らに前に送られて排出側のバケット配置槽4内に送られ
るのである。なお、ノズル部24の噴射は連続でも間欠
的でもよい。
【0015】ノズル部24からの噴水が連続であれば、
沈砂Sが底部において常時少し舞い上がった状態で吹き
送られ、その噴水が開閉弁220を制御して間欠的とす
れば、噴水によって前方向に少し舞い上がった沈砂が再
び沈降することを繰り返して送られるのである。
沈砂Sが底部において常時少し舞い上がった状態で吹き
送られ、その噴水が開閉弁220を制御して間欠的とす
れば、噴水によって前方向に少し舞い上がった沈砂が再
び沈降することを繰り返して送られるのである。
【0016】実験によると、水槽内での沈砂の高さが約
10cmの安息角堆積状態における最深部にノズルを配置
し、ノズル径2mm、噴射圧0.8Kg/cm2で3秒噴水させ
た場合、前約33cm、横約16cmの楕円面積範囲が無砂
状態に払拭されたのである。したがって本例では、山底
溝10の上端開口幅は25〜30cmが適当である。
10cmの安息角堆積状態における最深部にノズルを配置
し、ノズル径2mm、噴射圧0.8Kg/cm2で3秒噴水させ
た場合、前約33cm、横約16cmの楕円面積範囲が無砂
状態に払拭されたのである。したがって本例では、山底
溝10の上端開口幅は25〜30cmが適当である。
【0017】バケット配置槽4で沈降した沈砂S及び送
られた沈砂Sは回転するバケット5で順次掬い上げられ
落下シュート6から外に排出されるのである。また、オ
ーバーフロー水はオーバーフロー槽15に越流し、ネッ
ト仕切り16で泥分を濾過して排水管12から給水装置
の水に循環使用されるのである。
られた沈砂Sは回転するバケット5で順次掬い上げられ
落下シュート6から外に排出されるのである。また、オ
ーバーフロー水はオーバーフロー槽15に越流し、ネッ
ト仕切り16で泥分を濾過して排水管12から給水装置
の水に循環使用されるのである。
【0018】このように本例によると、沈砂槽1内で整
流板3によって沈降案内され円滑に沈降した沈砂Sがノ
ズル部24からの噴水によって迅速に前送りされ、これ
を繰り返してバケット配置槽4に送られるのである。
流板3によって沈降案内され円滑に沈降した沈砂Sがノ
ズル部24からの噴水によって迅速に前送りされ、これ
を繰り返してバケット配置槽4に送られるのである。
【0019】この際、水の噴射のため空気の噴射と異な
って泡立ちがなく、ノズル部を除いて沈砂Sの舞い上が
りが底部だけで少ないため沈砂槽1での安定した泥漿の
流れや砂の沈降が確保できるのである。また、底部が山
底溝10のため沈砂Sがノズル部24の配置列に沿って
堆積し、且つその前送りが円滑に案内されるのである。
って泡立ちがなく、ノズル部を除いて沈砂Sの舞い上が
りが底部だけで少ないため沈砂槽1での安定した泥漿の
流れや砂の沈降が確保できるのである。また、底部が山
底溝10のため沈砂Sがノズル部24の配置列に沿って
堆積し、且つその前送りが円滑に案内されるのである。
【0020】また、水道水が混合されて比較的きれいな
水が沈砂Sに噴射されるため沈砂Sに付着している泥分
が洗浄されることから、従来よりきれいな砂が得られる
のである。なお、整流板3の介在により前後の整流板3
との間で対流が生じることから、沈降する砂が上方向の
噴射水によって接触し洗浄されることも生じ、洗浄効果
が一層良好となるのである。
水が沈砂Sに噴射されるため沈砂Sに付着している泥分
が洗浄されることから、従来よりきれいな砂が得られる
のである。なお、整流板3の介在により前後の整流板3
との間で対流が生じることから、沈降する砂が上方向の
噴射水によって接触し洗浄されることも生じ、洗浄効果
が一層良好となるのである。
【0021】さらに、水噴射による沈砂Sの送りのため
沈砂槽1の内底部と機械的な摩擦を生じないことから沈
砂槽1や水噴射装置2の損傷が極めて少なく耐久性が向
上するのである。また、制御不良で沈砂Sが多量に堆積
しても強い水噴射によって容易に正常状態に復元できる
のである。
沈砂槽1の内底部と機械的な摩擦を生じないことから沈
砂槽1や水噴射装置2の損傷が極めて少なく耐久性が向
上するのである。また、制御不良で沈砂Sが多量に堆積
しても強い水噴射によって容易に正常状態に復元できる
のである。
【0022】本形態例は上記の構造としたが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、沈砂槽の形状や
大きさ、及びその内底部の形状は問わず、水噴射装置の
配管状態やノズル部の位置も問わない。したがって、図
4及び図5のように、供給管21に直角に接続した多数
の分岐管26を沈砂槽1内の底部に伸ばして屈曲配置
し、底部位置の分岐管部260に前向きのノズル部24
を開口させ、或いは取り付けてもよい。
おいてはこれに限定されない。例えば、沈砂槽の形状や
大きさ、及びその内底部の形状は問わず、水噴射装置の
配管状態やノズル部の位置も問わない。したがって、図
4及び図5のように、供給管21に直角に接続した多数
の分岐管26を沈砂槽1内の底部に伸ばして屈曲配置
し、底部位置の分岐管部260に前向きのノズル部24
を開口させ、或いは取り付けてもよい。
【0023】また、図6及び図7のように、沈砂槽1の
内底部を段差の低い階段状に形成し、夫々の段差壁部1
3にノズル部24を取り付けて供給管21に接続の夫々
の分岐管27に連通させてもよい。これにより、夫々の
ノズル前の段部に堆積した沈砂Sがノズル部24からの
噴水によってその前の段部に送られ、これを繰り返して
排出側に送られるのである。前の段部が低いため沈砂S
が円滑に前送りされるのである。
内底部を段差の低い階段状に形成し、夫々の段差壁部1
3にノズル部24を取り付けて供給管21に接続の夫々
の分岐管27に連通させてもよい。これにより、夫々の
ノズル前の段部に堆積した沈砂Sがノズル部24からの
噴水によってその前の段部に送られ、これを繰り返して
排出側に送られるのである。前の段部が低いため沈砂S
が円滑に前送りされるのである。
【0024】さらに、ノズル部から噴射される水は適宜
であり、オーバーフロー含泥水を濾過した全てのオーバ
ーフロー水を回収して循環使用してもよいが、砂の洗浄
作用には水道水や地下水等の清水を多く使用することが
最適である。
であり、オーバーフロー含泥水を濾過した全てのオーバ
ーフロー水を回収して循環使用してもよいが、砂の洗浄
作用には水道水や地下水等の清水を多く使用することが
最適である。
【0025】なお、ノズル部の数や配置部位も任意であ
り、ノズルの径や噴射水の水圧を調整することで数を可
変できるのである。また、ノズルの径や噴射水の水圧の
調整によって排出する砂の粒度の調整を図ることができ
るのである。また、整流板も底部での沈砂の移動及び上
部での泥漿の移動を邪魔しなければその大きさや形状も
適宜である。
り、ノズルの径や噴射水の水圧を調整することで数を可
変できるのである。また、ノズルの径や噴射水の水圧の
調整によって排出する砂の粒度の調整を図ることができ
るのである。また、整流板も底部での沈砂の移動及び上
部での泥漿の移動を邪魔しなければその大きさや形状も
適宜である。
【0026】
【発明の効果】本発明方法の請求項1によると、沈砂槽
内で沈降した沈砂がノズル部からの噴水によって迅速に
前送りされ、これを繰り返して排出側に移送できるので
あり、水の噴射のため泡立ちがなく、沈砂槽内での乱流
を防止して安定した泥漿の流れや砂の円滑沈降が確保で
きるのである。また、水噴射による沈砂の送りのため沈
砂槽の内底部と摩擦を生じないことから沈砂槽や水噴射
装置の損傷が極めて少なく耐久性が向上するのであり、
制御不良で沈砂が多量に堆積しても強い水噴射によって
容易に正常状態に復元できるのである。
内で沈降した沈砂がノズル部からの噴水によって迅速に
前送りされ、これを繰り返して排出側に移送できるので
あり、水の噴射のため泡立ちがなく、沈砂槽内での乱流
を防止して安定した泥漿の流れや砂の円滑沈降が確保で
きるのである。また、水噴射による沈砂の送りのため沈
砂槽の内底部と摩擦を生じないことから沈砂槽や水噴射
装置の損傷が極めて少なく耐久性が向上するのであり、
制御不良で沈砂が多量に堆積しても強い水噴射によって
容易に正常状態に復元できるのである。
【0027】また、請求項2では、沈砂が夫々前位置の
ノズル部に前送されて噴水により効率よい移送となるの
である。請求項3では、凹溝のため沈砂がノズル部の配
置列に沿って堆積し、且つその前送りが円滑に案内され
るのである。請求項4では、階段状のため沈砂の前送り
が円滑にできるのである。
ノズル部に前送されて噴水により効率よい移送となるの
である。請求項3では、凹溝のため沈砂がノズル部の配
置列に沿って堆積し、且つその前送りが円滑に案内され
るのである。請求項4では、階段状のため沈砂の前送り
が円滑にできるのである。
【0028】請求項5では、清水を混合させて噴射する
ことによって沈砂に付着している泥分が洗浄されきれい
な砂が回収できるのである。さらに請求項6では、整流
板の邪魔作用によって砂の沈降が案内されると共に、前
後の整流板との間で対流が生じることから、沈降する砂
が上方向の清水により洗浄されて一層の洗浄効果が図れ
るのである。
ことによって沈砂に付着している泥分が洗浄されきれい
な砂が回収できるのである。さらに請求項6では、整流
板の邪魔作用によって砂の沈降が案内されると共に、前
後の整流板との間で対流が生じることから、沈降する砂
が上方向の清水により洗浄されて一層の洗浄効果が図れ
るのである。
【図1】本発明方法を説明するための装置例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】その要部の拡大縦断側面図である。
【図3】その拡大縦断正面図である。
【図4】別例装置の縦断正面図である。
【図5】その縦断側面図である。
【図6】さらに別例装置の縦断正面図である。
【図7】その要部の拡大縦断側面図である。
【図8】従来装置の斜視図である。
1 沈砂槽 10 山底溝 2 水噴射装置 21 供給管 22,26 分岐管 23 分配管 24 ノズル部 3 整流板 4 バケット配置槽 5 バケット 6 落下シュート 7 泥漿の投入管 S 沈砂
Claims (6)
- 【請求項1】 含砂泥漿等から砂を沈降させて分級する
沈砂槽において、沈砂槽内の下部にノズル部を間隔をお
いて多数個前向きに配置し、夫々のノズル部から水を噴
射できるよう給水装置の分配管をノズル部に連結して成
り、夫々のノズル部から前方向の噴水によってその位置
の沈砂を前に吹き送ることで沈砂を前方向の排出側に移
送することを特徴とする沈砂槽における沈砂の送り装
置。 - 【請求項2】 ノズル部を間隔をおいて前後左右に複数
並列させて複数列に配置して成り、夫々のノズル部から
の噴水によって沈砂を夫々前列のノズル部に吹き送りす
る請求項1の沈砂の送り装置。 - 【請求項3】 沈砂槽の内底部を複数列の凹溝に区分け
形成し、夫々の凹溝にノズル部を臨ませた請求項1又は
請求項2の沈砂の送り装置。 - 【請求項4】 排出側が低くなるように沈砂槽の内底を
階段状に形成し、夫々の階段部の蹴上壁部にノズル部を
設けた請求項1又は請求項2の沈砂の送り装置。 - 【請求項5】 水道水等の清水とオーバーフロー水とを
供給する給水装置とした請求項1又は請求項2又は請求
項3又は請求項4の沈砂の送り装置。 - 【請求項6】 夫々のノズル部に連結した給水装置の並
列状の分配管に、排出方向と直角で下部を前に傾斜させ
た整流板を備えた請求項2又は請求項3の沈砂の送り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30786497A JPH11123342A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 沈砂槽における沈砂の送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30786497A JPH11123342A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 沈砂槽における沈砂の送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123342A true JPH11123342A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17974090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30786497A Pending JPH11123342A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 沈砂槽における沈砂の送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123342A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001129313A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Hitachi Metals Ltd | 揚砂装置及びその運転方法 |
JP2002159803A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Hitachi Metals Ltd | 集砂装置及び集砂方法 |
JP2002282609A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-02 | Hitachi Metals Ltd | 沈砂池の集砂装置 |
JP2004216215A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Jfe Engineering Kk | 集砂装置 |
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