JPH11123341A - 沈砂槽における沈砂の送り方法 - Google Patents

沈砂槽における沈砂の送り方法

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JPH11123341A
JPH11123341A JP30786397A JP30786397A JPH11123341A JP H11123341 A JPH11123341 A JP H11123341A JP 30786397 A JP30786397 A JP 30786397A JP 30786397 A JP30786397 A JP 30786397A JP H11123341 A JPH11123341 A JP H11123341A
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JP
Japan
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sand
water
tank
sent
precipitated
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JP30786397A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
弘志 伊藤
Kyoji Ito
恭司 伊藤
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Itoi Seisakusho KK
Original Assignee
Itoi Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな機械的装置を必要とせず、摩擦が
少なくて保守し易く、沈砂を洗浄しながら排出側に送っ
て分級する。 【解決手段】 泥漿等から砂を分級する沈砂槽におい
て、沈砂槽1の底部より少し上に多数列備えたノズル2
4から水を噴射して、沈降した沈砂を夫々前位置のノズ
ル部に前送り、これを繰り返して排出側に送るのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泥漿等の含砂液漿
から砂を分級する沈砂槽において、沈砂槽に沈降した沈
砂を排出側に送る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、泥漿から砂を分級する沈砂槽Cは
図8のように、バケット配置槽Dに連設され、沈砂を掬
い上げるバケットAの回転駆動モータでスパイラル送り
装置Bを回転させて沈砂槽C内に沈降した沈砂をバケッ
ト配置槽Dに送り、バケットAで沈砂を掬い上げて落下
シュートEからコンベア等に排出し分級していたのであ
る。
【0003】しかしながら、スパイラル送り装置Bが大
がかりな装置となって設備コストが高くなると共に、沈
砂槽Cとの摩擦も生じて損傷し易く、制御故障による多
量の沈砂でスパイラル部の下部が埋まった場合は不動状
態となることから再起動のための沈砂の取り出し等の作
業が極めて面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、大が
かりな機械的装置を必要とせず、摩擦がなくて保守し易
く、制御故障による多量の沈砂が生じても再起動が簡単
な沈砂を排出側に送る方法を提供するものである。ま
た、送りながら沈砂の洗浄ができて含有泥分の少ない砂
を分級できることをも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明の沈砂の
送り方法は、泥漿等から砂を分級する沈砂槽において、
沈砂槽に多数備えたノズルからの水の噴射によって沈砂
を前送りすることを繰り返して排出側に送ることを特徴
としている。なお、沈砂槽内に前後方向に多段階で排出
側に向けた多数のノズルから水を噴射して沈砂を夫々前
位置のノズル部に前送りし、これを繰り返して排出側に
送り出してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の詳細を図面に
基づいて説明する。まず、本例に用いる装置を説明する
と、図1において、1は沈砂槽であり、その内底部を排
出側に連設したバケット配置槽4に向けて深くなるよう
傾斜させると共に、図3のように、複数の山型帯構造と
することにより内底を山底溝10として複数帯に区分け
している。また、沈砂槽1にはオーバーフロー部11が
設けてある。
【0007】2は水噴射装置であり、清水タンク(図示
せず)と供給管21との間にポンプ20を介在し、供給
管21に直角に接続した多数の分岐管22を開閉弁22
0を介して沈砂槽1上に幅方向に配置し、夫々の分岐管
22に分配管23を下向きに複数接続している。なお、
夫々分配管23は少し下端を前向きに傾斜させると共
に、夫々下端に前向きのノズル24を取り付け、夫々の
ノズル24を夫々の山底溝10に臨ませている。
【0008】また、同一の分岐管22に接続した分配管
23に一枚の整流板3を固着し、沈砂槽1の幅方向に間
隔をおいて整流板3を多数枚備えている。なお、整流板
3は所定水位より少し下でノズル24より上の間に配置
している。
【0009】なお、5はバケット配置槽4に備えたバケ
ットであってモータ51で回転することによりバケット
配置槽4内の沈砂を掬い上げて落下シュート6から外に
排出するもので従来と同様な構成である。7は泥漿の投
入管である。
【0010】次に本例による沈砂の送り方法を説明す
る。まず、投入管7から供給された泥漿は、比重の大き
い砂がバケット配置槽4及び沈砂槽1内に沈降し、砂を
分離した軽い泥分は薄い泥漿となって沈砂槽1のオーバ
ーフロー部11から外に排水されるのである。なお、沈
砂槽1では砂が夫々の整流板3に沿って落下沈降する。
【0011】そして、沈砂が堆積し始めると水噴射装置
2を作動させるのである。まず、ポンプ20を駆動して
清水タンクから清水が供給管21に圧送され、分岐管2
2、分配管23を通って夫々のノズル24から清水か噴
射されるのである。
【0012】これにより、図2のように、夫々の山底溝
10に溜まった沈砂が噴射水によって前に送られ、前に
送られた沈砂はその位置のノズル24によってさらに前
に送られて排出側のバケット配置槽4内に送られるので
ある。なお、ノズル24の噴射は連続でも間欠的でもよ
い。
【0013】ノズル24からの噴水が連続であれば、沈
砂が底部において常時少し舞い上がった状態で吹き送ら
れ、その噴水が開閉弁220を制御して間欠的とすれ
ば、噴水によって前方向に少し舞い上がった沈砂が再び
沈降することを繰り返して送られるのである。
【0014】実験によると、水槽内での沈砂の高さ約1
0cmの安息角堆積状態における最深部にノズルを配置
し、ノズル径2mm、噴射圧0.8Kg/cm2で3秒噴水させ
た場合、前約33cm、横約16cmの範囲が無砂状態に払
拭されたのである。したがって本例では、山底溝10の
上端開口幅は25〜30cmが適当である。
【0015】バケット配置槽4で沈降した沈砂及び送ら
れた沈砂は回転するバケット5で順次掬い上げられ落下
シュート6から外に排出されるのである。
【0016】このように本例によると、沈砂槽1内で整
流板3によって円滑に沈降した沈砂がノズル24からの
噴水によって迅速に前送りされ、これを繰り返してバケ
ット配置槽4に送られるのである。この際、水の噴射の
ため空気の噴射と異なって泡立ちがなく、ノズル部を除
いて沈砂の舞い上がりが少ないため沈砂槽1での安定し
た泥漿の流れや砂の沈降が確保できるのである。
【0017】また、沈砂への清水の噴射によって沈砂に
付着している泥分が洗浄されることから、従来よりきれ
いな砂が得られるのである。なお、整流板3の介在によ
り前後の整流板3との間で対流が生じることから、沈降
する砂が上方向の清水によって接触洗浄されることも生
じ、洗浄効果が一層良好となるのである。
【0018】さらに、水噴射による沈砂の送りのため沈
砂槽1の内底部と摩擦を生じないことから沈砂槽1や水
噴射装置2の損傷が極めて少なく耐久性が向上するので
ある。また、制御不良で沈砂が多量に堆積しても強い水
噴射によって容易に正常状態に復元できるのである。
【0019】本例方法は上記の方法としたが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、沈砂槽の形状や
大きさは問わず、水噴射装置の配管状態やノズルの位置
も問わない。したがって、図4及び図5のように、供給
管21に直角に接続した多数の分岐管22を沈砂槽1内
の底部に屈曲配置し、底部の分岐管22に前向きのノズ
ル24を取り付けてもよい。
【0020】また、図6及び図7のように、沈砂槽1の
内底部を段差の低い階段状に形成し、夫々の段差壁部1
3にノズル26を取り付けて供給管21に接続の夫々の
分岐管27に連通させてもよい。これにより、夫々のノ
ズル前の段部に堆積した沈砂がノズル26からの噴水に
よってその前の段部に送られ、これを繰り返して排出側
に送られるのである。
【0021】さらに、ノズルから噴射される水は適宜で
あり、沈砂槽からのオーバーフローした含泥水を回収し
て用いてもよいが、砂の洗浄作用には水道水や地下水等
の清水が最適である。なお、ノズルの数や配置部位も任
意であり、ノズルの径や噴射水の水圧を調整することで
数を可変できるのである。また、ノズルの径や噴射水の
水圧を調整によって排出する砂の粒度の調整を図ること
ができるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明方法の請求項1によると、沈砂槽
内で沈降した沈砂がノズルからの噴水によって迅速に前
送りされ、これを繰り返して排出側に移送できるのであ
り、水の噴射のため泡立ちがなく、沈砂槽内での乱流を
防止して安定した泥漿の流れや砂の円滑沈降が確保でき
るのである。また、水噴射による沈砂の送りのため沈砂
槽の内底部と摩擦を生じないことから沈砂槽や水噴射装
置の損傷が極めて少なく耐久性が向上するのであり、制
御不良で沈砂が多量に堆積しても強い水噴射によって容
易に正常状態に復元できるのである。さらに、噴射水を
清水とすれば沈砂への清水の噴射によって沈砂に付着し
ている泥分が洗浄されきれいな砂が回収できるのであ
る。また、請求項2では、沈砂が夫々前位置のノズル部
に前送されて間欠的な移送で排出側に移送されるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するための装置例の斜視図で
ある。
【図2】その要部の拡大縦断側面図である。
【図3】その拡大縦断正面図である。
【図4】別例装置の縦断正面図である。
【図5】その縦断側面図である。
【図6】さらに別例装置の縦断正面図である。
【図7】その要部の拡大縦断側面図である。
【図8】従来装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 沈砂槽 10 山底溝 2 水噴射装置 21 供給管 22,27 分岐管 23 分配管 24,26 ノズル 3 整流板 4 バケット配置槽 5 バケット 6 落下シュート 7 泥漿の投入管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥漿等から砂を分級する沈砂槽におい
    て、沈砂槽に多数備えたノズルからの水の噴射によって
    沈砂を前送りすることを繰り返して排出側に送ることを
    特徴とする沈砂槽における沈砂の送り方法。
  2. 【請求項2】 沈砂槽内に前後方向に多段階で排出側に
    向けた多数のノズルから水を噴射して沈砂を夫々前位置
    のノズル部に前送りし、これを繰り返して排出側に送り
    出す請求項1の沈砂の送り方法。
JP30786397A 1997-10-21 1997-10-21 沈砂槽における沈砂の送り方法 Pending JPH11123341A (ja)

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