JPH1112327A - 単分散性メタクリレート系樹脂粒子および該樹脂粒子を配合、製膜したフィルム - Google Patents

単分散性メタクリレート系樹脂粒子および該樹脂粒子を配合、製膜したフィルム

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JPH1112327A
JPH1112327A JP9187504A JP18750497A JPH1112327A JP H1112327 A JPH1112327 A JP H1112327A JP 9187504 A JP9187504 A JP 9187504A JP 18750497 A JP18750497 A JP 18750497A JP H1112327 A JPH1112327 A JP H1112327A
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methacrylate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばポリオレフィン系フィルムに添加した
場合にスリップ性や耐ブロッキング性の改質効果の変動
が少なく、優れた透明性、スリップ性及び耐ブロッキン
グ性を示し、且つ印刷不良やラミ不良を起こさないフィ
ルムを製造する。 【構成】 単分散性メタクリレート系樹脂粒子および該
樹脂粒子を配合、製膜したフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ナイロン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂フィルム
に優れた耐熱性を持つメタクリレート系樹脂粒子の製造
法および得られた粒子、該粒子を配合した熱可塑性樹脂
組成物およびそれから得られたフィルムに関する。本発
明の粒子を特にポリオレフィン系フィルムに添加した場
合には、スリップ性や耐ブロッキング性の改質効果の変
動が少なく、優れた透明性、スリップ性及び耐ブロッキ
ング性を示し、且つ印刷不良やラミ不良を起こさないフ
ィルムが得られる。
【0003】
【従来の技術】ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリ
スチレン等のフィルムは、透明性や機械特性等において
非常に優れていることから種々の包装材料として広く用
いられているが、スリップ性不足やブロッキングを起こ
す問題があり、包装等の作業性を著しく低下させたり、
開口性がひどく悪い欠点を有している。
【0004】そこでスリップ性や耐ブロッキング性等の
改良手段として無機系粒子を含有せしめ、フィルム表面
に微細な突起を形成させる方法が一般的に実施されてい
るが、無機系粒子として一般的なシリカ、タルク等をポ
リオレフィン系フィルムに配合した場合、透明性が著し
く低下したり、フィルム同士が摩擦した時に表面に傷が
付き、一段と透明性が低下する欠点があった。
【0005】又、無機系粒子は、水分等の影響により凝
集しやすく、凝集した2次粒子を含有したままでポリオ
レフィン系フィルムを製造すると、表面に大きな突起を
形成させ、印刷不良やラミ不良を起こす問題があった。
そこで水分等の影響を受けにくく、2次粒子の発生し難
い有機系粒子を使用することにより欠点は解消されるこ
ととなるが、有機系粒子は無機系粒子に比較すると耐熱
性に劣る欠点があった。
【0006】ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ナイロン及びポリスチレン、特にポリプロピレン又
はポリエチレンフィルムの製造の場合には、生産性の向
上のため成形温度を高目に設定する傾向があり、有機系
粒子の耐熱性不足が問題であった。
【0007】従来、有機系粒子の製造法に関しては、種
々の検討がなされており数多くの特許が出願されてい
る。約250℃以上の耐熱性を有するビニル樹脂粒子を
得るための重合方法の1つは懸濁重合法と呼ばれるもの
で、水中で適当な分散安定剤のもとビニル単量体の液滴
を形成させ、適当な油溶性重合開始剤を用いて重合する
方法である。
【0008】しかし、通常の撹拌条件下で懸濁重合を行
うと反応槽壁、撹拌翼等に樹脂が付着し、樹脂粒子が生
成しても、その粒径分布も重合中の液滴の分裂、合一や
凝集の確率的要素に大部分が支配され、非常に粒径分布
幅の広い粒子しか得られなかった。そのため、樹脂粒子
を分級してある程度まで粒径分布を狭める方法がとられ
るが、凝集した粒子を完全に除去し、単分散粒子のみを
得ることは不可能であり、また粒径の変動係数が50以
下の均一粒径を持つ粒子を得るには分級を充分に行う必
要があり、製造工程上問題があった。又、確立要素が大
きいために重合ロット差による粒径分布状態および平均
粒径の違いが大きく、フィルム成形後のスリップ性や耐
ブロッキング性の改質効果の変動が大きいという問題が
あった。
【0009】均一な粒径分布を持つ粒子の他の製造方法
としては、懸濁シード重合と呼ばれるメタクリレート系
粒子製造に関する特開昭54−126288号公報ある
いは特開昭61−215604号公報開示の方法があ
る。これらの方法は膨潤助剤をシード粒子に吸収させた
後、モノマー成分を吸収させて重合を行う方法で均一な
粒径を持ち粒径の変動係数30以下の樹脂粒子を得るこ
とができるが、懸濁シード重合法のため耐熱性が不足す
る。そのためフィルム製造時に加わる熱により樹脂粒子
の熱分解が起こる問題があり、且つ耐熱性不足により樹
脂粒子が熱融着し、フィルム表面に大きな突起を形成さ
せ、印刷不良やラミ不良を起こす問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記欠点
を解決するために、凝集粒子が発生せず、単分散性に優
れ、重合ロット違いによる粒子径分布状態のバラツキ幅
が少なく、且つ均一な粒径、粒子の変動係数1〜30を
持ち、且つフィルム成形時の耐熱性があり且つフィルム
成形後のスリップ性や耐ブロッキング性の改質効果の重
合ロット違いによる変動が少ない樹脂粒子とその製造方
法を見いだし、本発明を完成するに至た。
【0011】すなわち、本発明の要旨は、単分散性メタ
クリレート系樹脂を酸化防止剤で吸着・含浸処理して得
られる分解開始温度250℃以上、平均粒径0.1〜1
000μm及び変動係数1〜30の単分散性メタクリレ
ート樹脂粒子に関する。
【0012】本発明で吸着・含浸処理というのは、単分
散性メタクリレート系樹脂と酸化防止剤を水性媒体中、
あるいは溶剤中で、必要ならば加熱し、十分撹拌混合す
ることを言い、吸着・含浸というのは、処理後の樹脂粒
子を1回ないし数回溶媒で洗っても、熱分解開始温度に
事実上変化がなく、且つふるいで濾過を行った場合に単
分散性メタクリレート系樹脂と酸化防止剤の分別が不可
能な状態になる処理のことを言う。
【0013】懸濁シード重合等によって得られた単分散
性メタクリレート系樹脂含有懸濁液に、酸化防止剤を混
合することも出来る。また懸濁液から樹脂粒子を分離
し、粒子を水性媒体または溶剤に溶解して、酸化防止剤
と撹拌混合することも出来る。溶剤としては、酸化防止
剤を溶解または分散するものが好ましく、トルエン、ア
セトン、ヘキサン、メタノール等が使用される。
【0014】本発明における単分散性メタクリレート系
樹脂は、メタクリル酸メチル(MMA)と例えば、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキシレン
ジオールジアクリレートのようなMMAとラジカル重合
可能な重合性モノマーの1種又は2種以上の架橋性共重
合樹脂である。MMAと重合性モノマーの構成比は、特
に限定されないが、一般的にはMMA(A)と重合性モ
ノマー(B)の重量比が(A)/(B)=100/0〜
50/50の範囲にある。
【0015】メタクリレート系樹脂に水酸基を導入する
方法としては、ポリビニルアルコール(PVA)の存在
下にMMAと重合性モノマーを共重合する方法、又はM
MAと共重合性があり、水酸基を含むモノマー、例え
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート又は2−ヒド
ロキシエチルアクリレートをMMAと共重合する方法な
どがある。水酸基を含むモノマーの割合は好ましくは
0.1〜10重量部である。
【0016】メタクリレート系樹脂の製造方法は特に限
定されないが、懸濁重合、好ましくは乳化重合、更に好
ましくは懸濁シード重合で得られたものが、本発明の原
料として優れている。
【0017】本発明の懸濁シード重合は、膨潤助剤を使
用せず、単分散性メタクリレート系樹脂粒子をシード粒
子として使用し、重合するMMAでシード粒子を膨潤さ
せ、MMA等のモノマーを吸収させた後に、PVAと分
散安定剤の存在下に重合を行う方法である。これにより
他の重合方法に比べ、均一な粒径を持ち、粒径の変動係
数1〜30、平均粒径0.1〜1000μm好ましくは
0.5〜20μm、水酸基価が5以上200以下の単分
散性メタクリレー系樹脂粒子をより確実に得ることがで
きる。しかし、懸濁シード重合で得られた樹脂粒子を分
離乾燥したままでは、分解開始温度が250℃未満であ
る。1例として、この方法で得た水酸基を含有する単分
散性メタクリレート系樹脂粒子100重量部と水酸基価
の高い水溶性フェノール系酸化防止剤0.1〜10重量
部を水分散液中において撹拌し、吸着・含浸処理するこ
とにより分解開始温度250〜300℃の耐熱性に優れ
た粒子凝集のない単分散性樹脂粒子を得ることができ
た。
【0018】従来の酸化防止剤を使用しない場合ではフ
ィルム製造時加わる熱により樹脂粒子の熱分解が発生す
る。よって本発明において使用される酸化防止剤は、熱
分解抑制効果に優れた水酸基価の高い水溶性フェノール
系酸化防止剤が好ましく使用される。その水酸基価は2
00以上1000以下が好ましい。水溶媒で吸着・含浸
処理を行う場合は、水溶解度が20℃の水100重量部
に対して0.01〜100重量部であるものが好まし
く、具体的にはp−メトキシフェノール、ヒドロキノン
等が上げられる。
【0019】トルエン等の有機溶媒を使用すれば、酸化
防止剤、一般的にポリオレフィン等に使用される下記の
フェノール系化合物および紫外線吸収剤等の酸化防止効
果のある化合物が好ましく使用される。本願に使用され
る酸化防止剤はこれらに限定されない。例示すると、ブ
チル化ヒドロキシトルエン、4−ヒドロキシメチル−
2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル−β
−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)プロピオネート、トコフェロール、2,4,ビ
ス(オクチルチオメチル)−6−メチルフェノール、
2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エチル−
6−t−ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブ
チリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、
1,1−ビス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′
−t−ブチルフェニル)ブタン、4,4′−チオビス
(6−t−ブチル−m−クレゾール)、4,4′−チオ
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、N,
N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナミド)、3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォン酸モノエ
チルエステルカルシウム塩、ヘキサメチレンビス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメー
ト)、トリエチレングリコールビス−3−(3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ネート、2,2′−オキサミドビス〔エチル3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、2,2′−エチリデンビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕メタン、2,2′−メチレンビス〔6−(1−
メチルシクロヘキシル)−p−クレゾール〕、ビス
〔3,3−ビス(4′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル
フェニル)ブタン酸〕グリコールエステル、1,4−ベ
ンゼンジカルボン酸ビス〔2−(1,1−ジメチルエチ
ル)−6−〔〔3−(1,1−ジメチルエチル)−2−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル〕メチル〕−4−メチ
ルフェニル〕エステル、N,N,−ビス{3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニル}ヒドラジン、1,3,5−トリス(3′,5′−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシベンジル)−s−ト
リアジン−2,4,6(1H,3H,5H)トリオン、
1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ
−2,6−ジメチルベンジル)−1,3,5−トリアジ
ン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノー
ル)、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−3−ノニル−5
−メチルベンジル)−p−クレゾール、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−n−オクトキシベンゾフェノン、p−t−ブチルフェ
ニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2,
5−ビス−〔5′−t−ブチルベンゾキサゾリル−
(2)〕チオフェン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジルフォスフォン酸モノエチルエス
テル)ニッケル塩、サリチル酸メチル、メチルサリシレ
ート、p−メトキシフェノール、サリチル酸フェニル、
フェニルサリシレート、2−エトキシ−5−t−ブチル
−2′−エチルオキサリックアシッド−ビス−アニリ
ド、2−エトキシ−5−t−ブチル−2′−エチル−
4′−t−ブチルオキサリックアシッド−ビス−アニリ
ド、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノー
ル、ポリ〔(6−モリフォリノ−s−トリアジン−2,
4−ジイル)〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕〕、2−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビ
ス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール等が
ある。
【0020】よって、本発明の単分散性メタクリレー系
樹脂粒子を配合してなるポリエチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ナイロン、スチレン、好
ましくはポリプロピレン単独重合体又はポリプロピレン
とその他のオレフィンとの共重合体組成物は、フィルム
成形後においても優れたスリップ性が発現し、且つ透明
性がほとんど低下せず、フィルム同士が摩擦した時に表
面に傷が付き透明性が低下することはなかった。本発明
の単分散性メタクリレー系樹脂粒子は二軸延伸ポリプロ
ピレン、二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ポリアミドに
好ましく使用される。
【0021】フィルムは製袋及び印刷等の加工時にはス
リップし、機械加工性が良くなければならない。もしス
リップ性が不足している場合には、フィルム同士が摩擦
して表面に傷が付いたり、ひどい場合にはフィルム自体
が紙ずまりを起こし包装等の作業性を著しく低下させる
ことがある。逆に製袋業者から販売店への輸送、販売店
での陳列、販売等の段階で、製袋品をうず高く重ねた場
合等にスリップ性がありすぎると荷崩れ等をおこし、ひ
どい場合には内容物の破損等を起こす場合があった。一
般的に用いられている粒径の変動係数が50以上の非常
に粒径の分布幅の広い単分散性メタクリレート系樹脂粒
子を配合してフィルムを製造した場合には、フィルム表
面の凹凸状態にバラツキがあるためにスリップ性の制御
がむずかしく、粒子を多く入れるとスリップ過多にな
り、少なく入れるとスリップ不足になる問題があった。
【0022】しかし、本発明の平均粒径0.1〜100
0μm好ましくは0.5〜20μm、変動係数約30
(標準偏差/平均粒径×100)以下のメタクルレート
系樹脂粒子を配合することにより、フィルム表面をより
均一な凹凸状態にすることができるためスリップ性を制
御することが可能になり、製袋時にはスリップ性がある
が輸送時或いは陳列時にはスリップ性のないフィルムを
製造することができた。
【0023】又、本発明の平均粒径の異なった樹脂粒子
群を、それぞれポリオレフィン系樹脂等と混合し、造粒
機で押し出し、ペレタイズ、マスターバッチ化した場合
には、マスターバッチを混合するだけで種々のフィルム
用途にあった任意の凹凸状態を作ることができた。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例により何等限定され
るものではない。なお、実施例における種々の物性およ
び特性の測定法は、下記に示すとおりである。 (1)熱重量変化 示差熱熱重量同時測定装置(セイコー電子工業社製:T
G/DTA220)を使用して、空気雰囲気下、10℃
/分の昇温速度で、分解開始温度を測定した。この値が
大きいほど耐熱性は良好である。 (2)変動係数(標準偏差/平均粒子径×100) 走査型電子顕微鏡(トップコン社製:SX−40A)で
撮影した写真を用いて、粒径を測定し、変動係数を算出
した。この値が小さいほど粒径が均一分布している。 (3)水酸基価 JIS K 0070に準じて測定した。
【0025】[実施例1]撹拌器、冷却コンデンサー、
窒素ガス導入管及び温度計を装着した1リットル反応器
に、脱イオン水150重量部、ドデシルベンゼンスルフ
ォン酸ナトリウム5重量部、PVA1.5重量部及び過
酸化ベンゾイル1重量部の混合液を加え、この反応器の
内部を窒素置換し、この反応器中にメタクリル酸メチル
96重量部およびエチレングリコールジメタクリレート
4重量部を加え、撹拌により乳化し、油滴を微分散し
た。この分散油滴に平均粒径2.0μmで、変動係数6
のポリメタクリル酸メチルのシード粒子(固形分濃度5
0mass%)50重量部を加え、撹拌しながら分散油
滴をシード粒子に吸収させた後、50℃に反応器を加温
して反応を開始させ、次に75℃に反応器を加温し、そ
のまま4時間保ち重合を完了させたのち冷却を行った。
この単分散体液にp−メトキシフェノール1重量部を加
えて1時間撹拌し、吸着・含浸処理を行った。
【0026】得られた懸濁液を遠心分離器にかけ粒子を
沈殿させ、イオン交換水のデカンテーションにより架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子を分離し、水洗・乾燥を3
回繰り返した。得られた架橋ポリメタクリル酸メチル粒
子は、水酸基価19、数平均粒径3.2μmで、変動係
数が6の球状微粒子であった。また、球状微粒子の熱重
量減少を測定したところ、分解開始温度が約258℃で
あった。
【0027】[実施例2]p−メトキシフェノール1重
量部をヒドロキノン1重量部に変更した以外は実施例1
を繰り返した。得られた架橋ポリメタクリル酸メチル粒
子は、水酸基価19、数平均粒径3.2μmで、変動係
数が6の球状微粒子であった。また、球状微粒子の熱重
量減少を測定したところ、分解開始温度が約257℃で
あった。
【0028】[実施例3]PVA1.5重量部を加え
ず、且つメタクリル酸メチル96重量部およびエチレン
グリコールジメタクリレート4重量部をメタクリル酸メ
チル94重量部、エチレングリコールジメタクリレート
4重量部および2−ヒドロキシエチルメタクリレート2
重量部に変更した以外は実施例1を繰り返した。得られ
た懸濁液を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交
換水のデカンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メ
チル粒子を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得ら
れた架橋ポリメタクリル酸メチル粒子は、水酸基価1
6、数平均粒径3.2μmで、変動係数が6の球状微粒
子であった。また、球状微粒子の熱重量減少を測定した
ところ、分解開始温度が約257℃であった。
【0029】[実施例4]メタクリル酸メチル96重量
部およびエチレングリコールジメタクリレート4重量部
をメタクリル酸メチル100重量部に変更した以外は実
施例1を繰り返した。得られた懸濁液を遠心分離器にか
け粒子を沈殿させ、イオン交換水のデカンテーションに
より架橋ポリメタクリル酸メチル粒子を分離し、水洗・
乾燥を3回繰り返した。得られた架橋ポリメタクリル酸
メチル粒子は、水酸基価19、数平均粒径3.2μm
で、変動係数が6の球状微粒子であった。また、球状微
粒子の熱重量減少を測定したところ、分解開始温度が約
258℃であった。
【0030】[実施例5]p−メトキシフェノール1重
量部を加えずに実施例1を繰り返した。得られた懸濁液
を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデ
カンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子
を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子を乳鉢にて粉砕し、粉末化
した。この粉末にp−メトキシフェノール1重量部を溶
解したアセトン100重量部を加えて1時間撹拌し吸着
・含浸処理を行った後、得られた懸濁液を遠心分離器に
かけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデカンテーション
により架橋ポリメタクリル酸メチル粒子を分離し、水洗
・乾燥を3回繰り返した。また、得られた架橋ポリメタ
クリル酸メチル粒子は、水酸基価22であった。また、
熱重量減少を測定したところ、分解開始温度が約263
℃であった。
【0031】[実施例6]p−メトキシフェノール1重
量部を加えずに実施例1を繰り返した。得られた懸濁液
を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデ
カンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子
を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子を乳鉢にて粉砕し、粉末化
した。この粉末にイルガノックス1010(チバガイギ
ー製)1部を溶解したトルエン100部を加えて1時間
撹拌し吸着・含浸処理を行った後、得られた懸濁液を遠
心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデカン
テーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子を分
離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋ポリ
メタクリル酸メチル粒子は、水酸基価22であった。ま
た、熱重量減少を測定したところ、分解開始温度が約2
78℃であった。
【0032】[比較例1]PVA1.5重量部を加え
ず、且つp−メトキシフェノール1重量部を加えずに実
施例1を繰り返した。得られた懸濁液を遠心分離器にか
け粒子を沈殿させ、イオン交換水のデカンテーションに
より架橋ポリメタクリル酸メチル粒子を分離し、水洗・
乾燥を3回繰り返した。得られた架橋ポリメタクリル酸
メチル粒子は、数平均粒径3.2μmの球状微粒子であ
った。また、球状微粒子の熱重量減少を測定したとこ
ろ、分解開始温度が約240℃であった。
【0033】[比較例2]PVA1.5重量部を加えず
に実施例1を繰り返した。得られた懸濁液を遠心分離器
にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデカンテーショ
ンにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子を分離し、水
洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋ポリメタクリ
ル酸メチル粒子は、数平均粒径3.2μmの球状微粒子
であった。また、球状微粒子の熱重量減少を測定したと
ころ、分解開始温度が約245℃であった。
【0034】[比較例3]p−メトキシフェノール1重
量部を加えずに実施例1を繰り返した。得られた懸濁液
を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデ
カンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子
を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子は、数平均粒径3.2μm
の球状微粒子であった。また、球状微粒子の熱重量減少
を測定したところ、分解開始温度が約240℃であっ
た。
【0035】[比施例4]p−メトキシフェノール1重
量部を加えずに実施例3を繰り返した。得られた懸濁液
を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデ
カンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子
を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子は、数平均粒径3.2μm
で、変動係数が6を持つ球状微粒子であった。また、球
状微粒子の熱重量減少を測定したところ、分解開始温度
が約240℃であった。
【0036】[比較例5]p−メトキシフェノール1重
量部を加えずに実施例4を繰り返した。得られた懸濁液
を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水のデ
カンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル粒子
を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた架橋
ポリメタクリル酸メチル粒子は、数平均粒径3.2μm
の球状微粒子であった。また、球状微粒子の熱重量減少
を測定したところ、分解開始温度が約238℃であっ
た。
【0037】[比較例6]p−メトキシフェノール1重
量部をアデカスタブLA−36(旭電化工業製)1重量
部に変更した以外は実施例1を繰り返した。得られた懸
濁液を遠心分離器にかけ粒子を沈殿させ、イオン交換水
のデカンテーションにより架橋ポリメタクリル酸メチル
粒子を分離し、水洗・乾燥を3回繰り返した。得られた
架橋ポリメタクリル酸メチル粒子は、数平均粒径3.2
μmの球状微粒子であった。また、球状微粒子の熱重量
減少を測定したところ、分解開始温度が約244℃であ
った。
【0038】
【発明の効果】本発明により製造されたメタクリレート
系樹脂粒子は、優れた耐熱性を有する単分散性粒子であ
り、例えばポリプロピレン樹脂に添加した際の分散性に
も優れ、スリップ性、透明性、ブロッキング性の改善に
有効であり工業的価値は大きい。又印刷不良やラミ不良
のないフィルムが得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 25/04 C08L 25/04 27/06 27/06 33/12 33/12 33/14 33/14 51/00 51/00 77/00 77/00 //(C08L 23/04 33:12) (C08L 23/10 33:12) (C08L 25/04 33:12) (C08L 27/06 33:12) (C08L 77/00 33:12)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクリレート系樹脂粒子100重量部
    に対し酸化防止剤0.001〜1重量部好ましくは0.
    05〜0.5重量部を含有する、平均粒径0.1〜10
    00μm、変動係数1〜30(標準偏差/平均粒径×1
    00)及び分解開始温度が250〜300℃の単分散性
    メタクリレート系樹脂粒子。
  2. 【請求項2】 メタクリレート系樹脂粒子が酸化防止剤
    溶液または分散液で吸着・含浸処理されたものである請
    求項1記載の単分散性メタクリレート系樹脂粒子。
  3. 【請求項3】 メタクリレート系樹脂粒子が親水基を有
    するモノマーの共重合体または親水基を有する化合物を
    含有する求項1または請求項2記載の単分散性メタクリ
    レート系樹脂粒子。
  4. 【請求項4】 メタクリレート系樹脂がメタクリレート
    100重量部に対して1〜100重量部のメチルメタク
    リレートと重合可能な1以上の二重結合を持つ水酸基を
    有するモノマーとの共重合体であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の単分散性メタクリレート
    系樹脂粒子。
  5. 【請求項5】 メタクリレート系樹脂が、メタクリル酸
    アルキルに対して0.1〜10重量%の2−ヒドロキシ
    アルキルメタクリレート又は2−ヒドロキシアルキルア
    クリレートの共重合体であることを特長とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の単分散性メタクリレート系樹脂
    粒子。
  6. 【請求項6】 二重結合を1以上持つモノマーがエチレ
    ングリコールジメタクリレート又は1.6−ヘキサンジ
    オールジアクリレートである請求項8に記載の単分散性
    メタクリレート系樹脂粒子。
  7. 【請求項7】 親水基を有する化合物が、ポリビニルア
    ルコールである請求項3記載の単分散性メタクリレート
    系樹脂粒子。
  8. 【請求項8】 親水基が水酸基であり、水酸基を有する
    または水酸基を有する化合物を含有するメタクリレート
    系樹脂粒子の水酸基価が2以上200以下である請求項
    3記載の単分散性メタクリレート系樹脂粒子
  9. 【請求項9】 酸化防止剤がフェノール系酸化防止剤で
    ある請求項1又は請求項2記載の単分散性メタクリレー
    ト系樹脂粒子。
  10. 【請求項10】 フェノール系酸化防止剤が、p−メト
    キシフェノール又はヒドロキノンである請求項9記載の
    単分散性メタクリレート系樹脂粒子。
  11. 【請求項11】 メタクリレート系樹脂が懸濁シード重
    合で得られたものであることを特徴とする請求項1〜1
    0記載の単分散性メタクリレート系樹脂粒子。
  12. 【請求項12】 ポリプロピレン単独重合体又はポリプ
    ロピレンとその他のオレフィンとの共重合体100重量
    部に対し、請求項1〜11に記載した単分散性メタクリ
    レート系樹脂粒子0.1〜3重量部含有するポリプロピ
    レン組成物。
  13. 【請求項13】 ポリエチレン、ポリエステル、ポリア
    ミド、ポリ塩化ビニル、ナイロン及びポリスチレンから
    なる群から選ばれたポリマー100重量部に対し、請求
    項1〜11に記載した単分散性メタクリレート系樹脂粒
    子0.1〜3重量部含有するポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 請求項12の組成物を製膜した無延伸
    又は二軸延伸フィルム。
  15. 【請求項15】 請求項13の組成物を製膜した無延伸
    又は二軸延伸フィルム。
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