JPH11123203A - オストメイト用下ばき - Google Patents

オストメイト用下ばき

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JPH11123203A
JPH11123203A JP30635397A JP30635397A JPH11123203A JP H11123203 A JPH11123203 A JP H11123203A JP 30635397 A JP30635397 A JP 30635397A JP 30635397 A JP30635397 A JP 30635397A JP H11123203 A JPH11123203 A JP H11123203A
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Japan
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opening
ostomate
sewing
lower edges
edge
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JP30635397A
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Masaaki Fujimoto
正明 藤本
Yoshitaka Minato
義高 湊
Miho Koshimizu
美保 興水
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Katakura Industries Co Ltd
Original Assignee
Katakura Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工肛門,人工膀胱等を形成され、使用する
人の用いるパンツ等の下ばきにおいて、人工肛門,人工
膀胱等が下腹部の左右いずれかの側に形成され、使用さ
れる場合でも、単一の下ばきで合理的に対応できるオス
トメイト用下ばきを提供すること。 【解決手段】 下ばきの左右両前身頃に、それぞれ別個
の横方向開口部を形成し、該開口部の上下縁を当接させ
てチドリ縫い等の縫合組織で縫い結合し、使用時に、必
要とされる身頃側の開口部の縫合組織を切開し、開口部
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストーマすなわち
人工肛門に装着されるパウチとか、人工膀胱とかを使用
しているオストメイトが使用するオストメイト用下ばき
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】オストメイト用下ばきとしては、既に、
実開昭56ー42901号公報,実開昭60ー1895
03号公報,実開平2ー96113号公報等に開示され
ているが、いずれも開口部が1箇所であり、ストーマ位
置が体側の左右いずれかに偏っている場合とか、ストー
マと人工膀胱との双方が必要な場合等に対応できない問
題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オストメイ
トのストーマの位置が、下腹部の左右いずれかの位置に
形成されるとしても、良好に、簡単に対応でき、またオ
ストメイトがストーマと人工膀胱との両者を使用する場
合にも簡単に対応できるのみでなく、ストーマ用開口部
の開設を誤りなく簡単に行うことができると共に、スト
ーマのパウチ取付用の開口部の縁の保形性が良好で、外
観も佳良なオストメイト用下ばきを提供することを課題
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、パンツ,ショーツ等の下ばき
の左右の両前身頃にそれぞれ別個の横方向開口部を開設
し、該開口部の上下縁を当接させて、チドリ縫い等の縫
合組織で縫い結合するという構成とした。
【0005】請求項2の発明では、開口部の上下縁を、
それぞれ縁布で包被し、チドリ縫い等の縫合組織の縫い
糸を、縁布と異色の縫い糸とし、開口部を開く際の切断
すべき縫い糸の視認を容易とした。
【0006】請求項3の発明では、開口部の上下縁をチ
ドリ縫い等の縫合組織で縫合すると共に、上下縁と縫合
組織とを、開口部長さ方向の複数箇所で、縦方向の縫合
組織により、複数区分し、ストーマのパウチとか人工膀
胱等の取り付けに必要な長さだけ開口部を切開できるよ
うにした。
【0007】請求項4の発明では、開口部の上下縁を包
被する縁布の少なくとも1端を前身頃の縦縫目におい
て、身頃と一体に縫合することにより、縫合工程の節減
と開口部端の補強とを図りうるようにした。
【0008】請求項5の発明では、開口部の上下縁を包
被する縁布の少なくとも1端を、該縁布の角度180度
のU曲状の反転折り返しによる上下縁布の連続部とし、
開口部端の補強を図り、かつ開口部の外観を佳良とし
た。
【0009】請求項6の発明では、開口部縁を包被する
縁布内に、ゴム織り込みテープ等の弾性条帯を内包し、
少なくとも左右両端で縁布に縫合することにより、開口
部の拡開、原形への復元を弾発的に行うことができ、常
に開口縁を整然とした形態たらしめうるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図4は、請求項1およ
び請求項4の両発明を併せ適用した男性用メリヤス製パ
ンツの実施の一例を示しており、左前身頃1、右前身頃
2が前立て3を中央として縦縫目4,5等で縫合されて
パンツに仕立てられており、左右の両前身頃1,2の上
部にそれぞれ別個に、横方向の開口部6が開設されてお
り、開口部の上下縁は、図4に示されるごとく、縁布
7,8で包被され、縁布7,8で包被された上下縁9,
10が当接されてチドリ縫い等の縫い糸を視認しやす
く、かつ比較的粗な縫合組織100で縫合されている。
【0011】開口部5,6は、図1および図4に示され
るごとく、縁布7,8の1端11,12において、前身
頃の縦縫目、図示例では左右の両前身頃1,2と前立3
との縦縫目13,14において両前身頃1,2と一体に
縫合され、縁布7,8の他端15,16は、それぞれ前
身頃1および2に縫合されている。
【0012】請求項2の発明では、前記チドリ縫い等の
縫合組織100の縫い糸を、縁布7,8の色と明確に区
分できる異色の色の縫い糸とし、縫合組織100を切開
し、開口部6を開口させる際の切断部分を明瞭に判別で
きるようにしている。
【0013】開口部6は、各種存在するストーマのパウ
チのうちの最大寸法のものに適用できる長さに設定する
必要が存するが、それより小寸法のパウチの場合には、
取付姿勢が安定しない恐れが存するので、請求項3の発
明では、図5に示すごとく、縁布7,8で包被された上
下縁9,10と、その縫合組織100とを、開口部長さ
方向の複数箇所A,B,C,D,E,Fにおいて、縦方
向の縫合組織101,102,103,104,10
5,106で縫合して複数区画に区分し、必要とされる
長さの区分部分のみの縫合組織100を切開し、必要長
さの開口部6を開口させうるように構成している。
【0014】以上説明した各実施例は、いずれも開口部
6の上下縁を包被する縁布7,8がそれぞれ別体のもの
であるが、請求項5の発明では、図2,図3および図6
に示されるごとく、一連の縁布を、開口部の少なくとも
1端において角度180度の反転折り返しにより、上下
縁を包被する縁布を一連に連続させたものである。すな
わち図6に示されるように、開口部17の上下縁18,
19を包被する縁布20が、少なくとも開口部17の1
端21において、角度180度U曲されて反転折り返し
された一連のものとし、開口部17の1端21が、該開
口部17の過度の拡開により破断するのを防止したもの
であるが、勿論縁布を開口部の両端で反転折り返し、下
部開口部縁で縫接させてもよい。
【0015】図2は、織布製の男子用パンツ22の左右
の両前身頃に、請求項5の発明に係る縁布包被構造を有
する開口部23,24を形成した実施例であり、図3は
婦人用ショーツ25に、図2に示すものと同様の縁布包
被構造を有する開口部26,27を形成した実施例であ
る。
【0016】図7は、請求項6の発明の実施の一例を示
しており、開口部28の上下縁が縁布29,30で包被
され、上下縁がチドリ縫い等の縫合組織100で縫い結
合されていることは、図4,図5および図6に示される
実施例と同一構造であるが、縁布29,30による開口
部28の上下縁の包被構造中に、すなわち縁布29,3
0と開口部28の上下縁との間に、ゴム織り込みテープ
等の弾性条帯31,32を内装し、左右両端において、
該縁布29,30と上下縁とに縫合し、開口部28を大
きく拡開させても、弾性条帯31,32の復元弾性によ
り、常に原形に戻ろうとする勢力を保持させ、開口部2
8の上下縁の形態を常時整然とさせうるようにしたもの
である。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によると、オストメイト
のストーマの位置が下腹部の左右いずれかの位置に形成
される場合でも、必要とされる側の前身頃の開口部の縫
合組織を切開するのみで対応でき、またオストメイトが
ストーマと人工膀胱との双方を形成され、使用せざるを
得ない場合でも、左右両前身頃の開口部の縫合組織の切
開のみで簡単に対応できる効果を奏する。
【0018】請求項2の発明によると、上下の縁布の縫
合組織の縫い糸の色が縁布と異色とされているので、開
口部形成のために切開すべき縫合組織の縫い糸の識別が
著しく容易であり、縁布の誤切開による縁布のほつれ等
の発生を良好に防止できる効果を奏する。
【0019】請求項3の発明によると、開口部の上下縁
を縫い結合している縫合組織と上下縁とを開口部長さ方
向で複数区分している縦方向の縫合組織を、必要とされ
る開口部横方向の開口長さに応じて切開し、その間の上
下縁のチドリ縫い等の縫合組織を更に切開するのみで必
要とされる横方向長さの開口部を形成でき、ストーマの
パウチあるいは人工膀胱等の取り付けを安定したものと
しうる効果を奏する。
【0020】請求項4の発明によると、開口部の上下縁
を包被する縁布の少なくとも1端が前身頃と前立あるい
は後身頃との縫接部たる縦縫目において一体に縫合され
ているので、縁布の縫合工程を少なくとも1工程省略で
き、しかも強靱な縫接部としうる効果を奏する。
【0021】請求項5の発明によると、開口部の上下縁
の包被する縁布の少なくとも1端が該縁布の角度180
度の反転折り返しによる連続部とされているので、開口
部の拡開の繰り返しが行われても、開口部の当該端部が
縁布で補強され、開口部の拡開が繰り返されても開口部
端の破断を防止できる効果を奏し、外観も良好としうる
効果も奏する。
【0022】請求項6の発明によると、開口部の上下縁
が伸縮性を持ち、少なくとも原形復元性能を保有しうる
ので、開口部に取り付け、配設したストーマのパウチと
か、人工膀胱等の保持を確実とし、その際の外観も良好
としうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一例の略示正面図である。
【図2】 本発明の他の実施例の略示正面図である。
【図3】 本発明の更に異なる実施例の略示正面図であ
る。
【図4】 開口部の一例の略示拡大正面図である。
【図5】 開口部の別の実施例の略示拡大正面図であ
る。
【図6】 開口部の他の実施例の略示拡大正面図であ
る。
【図7】 開口部の更に異なる実施例の略示拡大正面図
である。
【符号の説明】
1 左前身頃 2 右前身頃 4,5 縦縫目 6 開口部 7,8,20 縁布 9,10 上下縁 11,12 縁布の1端 13,14 縦縫目 31,32 弾性条帯 101〜106 縦方向の縫合組織 A〜F 複数箇所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の両前身頃に、それぞれ別個の横方向
    開口部が開設され、 該開口部の上下縁が当接され、チドリ縫い等の縫合組織
    で縫い結合されているオストメイト用下ばき。
  2. 【請求項2】開口部の上下縁がそれぞれ縁布で包被され
    ており、チドリ縫い等の縫合組織の縫い糸が縁布と異色
    の縫い糸とされている請求項1記載のオストメイト用下
    ばき。
  3. 【請求項3】開口部の当接されている上下縁が、チドリ
    縫い等の縫合組織で縫い結合されており、 さらに、当接されている上下縁とその縫合組織とが、開
    口部長さ方向の複数箇所において、縦方向の縫合組織に
    より、複数区分されている請求項1または請求項2記載
    のオストメイト用下ばき。
  4. 【請求項4】開口部の上下縁を包被する縁布の少なくと
    も1端が、前身頃の縦縫目において身頃と一体に縫合さ
    れている請求項2または請求項3記載のオストメイト用
    下ばき。
  5. 【請求項5】縁布の少なくとも1端が、該縁布の角度1
    80度の反転折り返しによる上下の縁布の連続部とされ
    ている請求項2,請求項3または請求項4記載のオスト
    メイト用下ばき。
  6. 【請求項6】開口部の縁を包被する縁布内に弾性条帯が
    内包され、少なくとも、左右両端において縁布に縫合さ
    れている請求項2,請求項3,請求項4または請求項5
    記載のオストメイト用下ばき。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2390533A (en) * 2002-07-10 2004-01-14 Vayani Abdulrazak Underwear with internal pouch for ostomy bag
KR100485318B1 (ko) * 2002-05-28 2005-04-27 김지은 스토마보유자용 속바지

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KR100485318B1 (ko) * 2002-05-28 2005-04-27 김지은 스토마보유자용 속바지
GB2390533A (en) * 2002-07-10 2004-01-14 Vayani Abdulrazak Underwear with internal pouch for ostomy bag
GB2390533B (en) * 2002-07-10 2006-04-05 Abdulrazak Vayani Undergarment

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