JPH11122744A - ケーブル外部半導電層削り機 - Google Patents
ケーブル外部半導電層削り機Info
- Publication number
- JPH11122744A JPH11122744A JP9274339A JP27433997A JPH11122744A JP H11122744 A JPH11122744 A JP H11122744A JP 9274339 A JP9274339 A JP 9274339A JP 27433997 A JP27433997 A JP 27433997A JP H11122744 A JPH11122744 A JP H11122744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductive layer
- cable
- electrode
- blade
- outer semiconductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】CVケーブルの外部半導電層の完全除去と確認
を同時に行ない、外部半導電層の除去確認工程を省いた
ケーブル外部半導電層削り機を提供することにある。 【解決手段】ケーブル外部半導電層を削り取る刃と、前
記外部半導電層もしくは前記外部半導電層の下部にある
ケーブル絶縁体と接触する電極と、前記刃と該電極との
間の電気抵抗を検出する検出器とを具備したことにあ
る。
を同時に行ない、外部半導電層の除去確認工程を省いた
ケーブル外部半導電層削り機を提供することにある。 【解決手段】ケーブル外部半導電層を削り取る刃と、前
記外部半導電層もしくは前記外部半導電層の下部にある
ケーブル絶縁体と接触する電極と、前記刃と該電極との
間の電気抵抗を検出する検出器とを具備したことにあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル外部半導電
層削り機に関するものである。更に詳述すれば本発明
は、電力ケーブルの一種であるCVケーブルの端末施工
時に使用する機器に係わり、ケーブルの半導電層を刃に
よって削り取る、ケーブル外部半導電層削り機に関する
ものである。
層削り機に関するものである。更に詳述すれば本発明
は、電力ケーブルの一種であるCVケーブルの端末施工
時に使用する機器に係わり、ケーブルの半導電層を刃に
よって削り取る、ケーブル外部半導電層削り機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケー
ブル、略してCVケーブルは、絶縁破壊があっても短絡
事故には成り難い、軽量である、接続作業が容易である
といった特徴から、高圧受電引込みケーブル等の主流を
成している。
ブル、略してCVケーブルは、絶縁破壊があっても短絡
事故には成り難い、軽量である、接続作業が容易である
といった特徴から、高圧受電引込みケーブル等の主流を
成している。
【0003】CVケーブルには、絶縁体表面の電位傾度
を均一にするために内部と外部に半導電層が設けてあ
る。しかしながら、この外部半導電層はCVケーブル用
端末や接続部を形成する際には除去しなければならな
い。
を均一にするために内部と外部に半導電層が設けてあ
る。しかしながら、この外部半導電層はCVケーブル用
端末や接続部を形成する際には除去しなければならな
い。
【0004】図6は、従来のケーブル外部半導電層削り
機の概略図である。CVケーブルはガイドローラー16
に設置され、外部半導電層12の厚みだけを削るよう
に、削り刃13が設けられている。削り刃13は削り刃
ホルダ20により保持されている。削り刃13はケーブ
ルの外周を回転するように成っている。
機の概略図である。CVケーブルはガイドローラー16
に設置され、外部半導電層12の厚みだけを削るよう
に、削り刃13が設けられている。削り刃13は削り刃
ホルダ20により保持されている。削り刃13はケーブ
ルの外周を回転するように成っている。
【0005】従来、この外部半導電層12を削り取る作
業は、外部半導電層12の厚みは既知であるので、絶縁
体11の仕上がり外径を指定し、削り刃13をケーブル
の回りを回転、あるいは長さ方向に移動することにより
行なっている。
業は、外部半導電層12の厚みは既知であるので、絶縁
体11の仕上がり外径を指定し、削り刃13をケーブル
の回りを回転、あるいは長さ方向に移動することにより
行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブル外部半
導電層削り機には以下の問題があった。
導電層削り機には以下の問題があった。
【0007】半導電層12を完全に除去したかどうかを
目視で、あるいはCCDカメラを用いて検査しなければ
ならなかった。このため、検査のための時間と手間が膨
大にかかり、作業コストを大幅に高くしていた。
目視で、あるいはCCDカメラを用いて検査しなければ
ならなかった。このため、検査のための時間と手間が膨
大にかかり、作業コストを大幅に高くしていた。
【0008】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、外部半導電層の完全除去と確認を同時
に行なうことが可能な、ケーブル外部半導電層削り機を
提供することにある。
の欠点を解消し、外部半導電層の完全除去と確認を同時
に行なうことが可能な、ケーブル外部半導電層削り機を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、ケーブル外部半導電層を削り取る刃と、前
記外部半導電層もしくは前記外部半導電層の下部にある
ケーブル絶縁体と接触する電極と、前記刃と該電極との
間の電気抵抗を検出する検出器とを具備したケーブル外
部半導電層削り機を採用する。
現するため、ケーブル外部半導電層を削り取る刃と、前
記外部半導電層もしくは前記外部半導電層の下部にある
ケーブル絶縁体と接触する電極と、前記刃と該電極との
間の電気抵抗を検出する検出器とを具備したケーブル外
部半導電層削り機を採用する。
【0010】前記刃と前記電極は、絶縁介在物を介して
一体化して成り、前記刃による切削屑の電気抵抗を測定
するように構成して成るようにした。
一体化して成り、前記刃による切削屑の電気抵抗を測定
するように構成して成るようにした。
【0011】あるいは、前記刃と前記電極は、絶縁介在
物を介して一体化して成り、前記刃による切削後のケー
ブル絶縁体表面の電気抵抗を測定するように構成して成
っても良い。
物を介して一体化して成り、前記刃による切削後のケー
ブル絶縁体表面の電気抵抗を測定するように構成して成
っても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のケーブル外部半
導電層削り機の第一の実施例を示す斜視図である。削り
刃3、電極4、検出器5を具備している。削り刃3と電
極4は導電性の材料を用いて作製されている。削り刃3
が矢印の方向に進むことにより外部半導電層2が除去さ
れる。外部半導電層2が完全に除去された場合には、削
り刃3の後方に配置した電極4は、ケーブルの絶縁体1
の表面をトレースすることになる。従って、削り刃3と
電極4との間の抵抗値は、外部半導電層2が削り残され
ている場合に比べて大幅に増加する。この抵抗値の上
昇、増加を検出器5にて検出する。ケーブル全周に亘り
抵抗値の増加を確認して、外部半導電層2の完全除去作
業は完了となる。このように、外部半導電層2の除去
と、完全除去の確認作業が同時に行なえる。
導電層削り機の第一の実施例を示す斜視図である。削り
刃3、電極4、検出器5を具備している。削り刃3と電
極4は導電性の材料を用いて作製されている。削り刃3
が矢印の方向に進むことにより外部半導電層2が除去さ
れる。外部半導電層2が完全に除去された場合には、削
り刃3の後方に配置した電極4は、ケーブルの絶縁体1
の表面をトレースすることになる。従って、削り刃3と
電極4との間の抵抗値は、外部半導電層2が削り残され
ている場合に比べて大幅に増加する。この抵抗値の上
昇、増加を検出器5にて検出する。ケーブル全周に亘り
抵抗値の増加を確認して、外部半導電層2の完全除去作
業は完了となる。このように、外部半導電層2の除去
と、完全除去の確認作業が同時に行なえる。
【0013】図2は、図1の説明図の正面図である。ケ
ーブルは3個のガイドローラー6により支持されてい
る。削り刃3の近傍に、検出器5、電極4が設置されて
おり、これらは矢印の方向に共に回転する。削り刃3と
電極4の間隔は、検出器5が電気抵抗の上昇、増加が検
出できるように、検出器5の性能を考慮して適宜決めら
れる。第一の実施例では、この間隔は数cmである。
ーブルは3個のガイドローラー6により支持されてい
る。削り刃3の近傍に、検出器5、電極4が設置されて
おり、これらは矢印の方向に共に回転する。削り刃3と
電極4の間隔は、検出器5が電気抵抗の上昇、増加が検
出できるように、検出器5の性能を考慮して適宜決めら
れる。第一の実施例では、この間隔は数cmである。
【0014】なお、電極4は削り刃3の前、あるいは脇
に在っても、上記と同様の原理で外部半導電層2の完全
除去を確認することができる。また、外部半導電層2の
除去方向も、ケーブルの長さ方向に行なっても良い。
に在っても、上記と同様の原理で外部半導電層2の完全
除去を確認することができる。また、外部半導電層2の
除去方向も、ケーブルの長さ方向に行なっても良い。
【0015】図3は、本発明のケーブル外部半導電層削
り機の第二の実施例を示す説明図である。切削刃8と電
極10が絶縁介在物9を介して貼り合わされており、装
置がコンパクトに成っているのが特徴である。この一体
化した刃は、図3に示すように外部半導電層2を削り出
して行き、刃先において切削された物体が外部半導電層
2とケーブル絶縁体1のどちらであるかを直接検出でき
る構造に成っている。切削した物が絶縁体1ならば、検
出される電気抵抗は高く、外部半導電層2は完全に除去
されたことを確認することができる。
り機の第二の実施例を示す説明図である。切削刃8と電
極10が絶縁介在物9を介して貼り合わされており、装
置がコンパクトに成っているのが特徴である。この一体
化した刃は、図3に示すように外部半導電層2を削り出
して行き、刃先において切削された物体が外部半導電層
2とケーブル絶縁体1のどちらであるかを直接検出でき
る構造に成っている。切削した物が絶縁体1ならば、検
出される電気抵抗は高く、外部半導電層2は完全に除去
されたことを確認することができる。
【0016】切削刃8と電極10が一体化していること
の別の利点は以下の通りである。切削刃8と電極10が
離れている場合には、電極10がケーブル表面に残った
切削刃痕に沿ってトレースしてしまい、切削刃8に対し
て相対的な正規位置よりずれてしまうことがある。ま
た、切削屑7が電極10に触れてしまうことがあり、両
者の場合共に、外部半導電層2の削り残しの有無に関し
て誤検出してしまう恐れがある。切削刃8と電極10を
一体化することによって、電極10と切削刃8の相対位
置は常に一定であり、誤検出は皆無と成る。
の別の利点は以下の通りである。切削刃8と電極10が
離れている場合には、電極10がケーブル表面に残った
切削刃痕に沿ってトレースしてしまい、切削刃8に対し
て相対的な正規位置よりずれてしまうことがある。ま
た、切削屑7が電極10に触れてしまうことがあり、両
者の場合共に、外部半導電層2の削り残しの有無に関し
て誤検出してしまう恐れがある。切削刃8と電極10を
一体化することによって、電極10と切削刃8の相対位
置は常に一定であり、誤検出は皆無と成る。
【0017】図4は、一体化した切削刃の上面図(a)
と側面図(b)を示す。切削刃8および電極10は導電
体で作製されており、絶縁物介在物9は外部半導電層2
の抵抗より大きい絶縁体で作製されている。
と側面図(b)を示す。切削刃8および電極10は導電
体で作製されており、絶縁物介在物9は外部半導電層2
の抵抗より大きい絶縁体で作製されている。
【0018】図5は、本発明のケーブル外部半導電層削
り機の第三の実施例を示す説明図である。図3と類似し
ているが、電気抵抗を測定する対象物が異なる。このよ
うにすると、切削刃8と切削直後のケーブルの表面間の
電気抵抗が測定され、外部半導電層2の削り残しがある
場合には、抵抗は低くなり、外部半導電層2の有無を検
出することができる。切削刃8、絶縁介在物9、電極1
0の構成は図4と同様である。
り機の第三の実施例を示す説明図である。図3と類似し
ているが、電気抵抗を測定する対象物が異なる。このよ
うにすると、切削刃8と切削直後のケーブルの表面間の
電気抵抗が測定され、外部半導電層2の削り残しがある
場合には、抵抗は低くなり、外部半導電層2の有無を検
出することができる。切削刃8、絶縁介在物9、電極1
0の構成は図4と同様である。
【0019】
【発明の効果】本発明のケーブル外部半導電層削り機に
よれば、外部半導電層を屑り取る作業と除去確認作業が
同時に且つ確実に行なえ、CVケーブル用端末施工作業
工程の時間が大幅に短縮され、工業上有用である。
よれば、外部半導電層を屑り取る作業と除去確認作業が
同時に且つ確実に行なえ、CVケーブル用端末施工作業
工程の時間が大幅に短縮され、工業上有用である。
【図1】本発明のケーブル外部半導電層削り機の第一の
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明のケーブル外部半導電層削り機の第二の
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図4】図3の一体化した切削刃の上面図(a)と側面
図(b)である。
図(b)である。
【図5】本発明のケーブル外部半導電層削り機の第三の
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図6】従来のケーブル外部半導電層削り機を示す正面
図である。
図である。
1、11 絶縁体 2、12 外部半導電層 3、13 削り刃 4、10 電極 5 検出器 6、16 ガイドローラー 7 切削屑 8 切削刃 9 絶縁介在物 20 削り刃ホルダ
Claims (3)
- 【請求項1】ケーブル外部半導電層を削り取る刃と、前
記外部半導電層もしくは前記外部半導電層の下部にある
ケーブル絶縁体と接触する電極と、前記刃と該電極との
間の電気抵抗を検出する検出器とを具備したことを特徴
とするケーブル外部半導電層削り機。 - 【請求項2】前記刃と前記電極は、絶縁介在物を介して
一体化して成り、前記刃による切削屑の電気抵抗を測定
するように構成して成ることを特徴とする請求項1記載
のケーブル外部半導電層削り機。 - 【請求項3】前記刃と前記電極は、絶縁介在物を介して
一体化して成り、前記刃による切削後のケーブル絶縁体
表面の電気抵抗を測定するように構成して成ることを特
徴とする請求項1記載のケーブル外部半導電層削り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274339A JPH11122744A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ケーブル外部半導電層削り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9274339A JPH11122744A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ケーブル外部半導電層削り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122744A true JPH11122744A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17540287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9274339A Pending JPH11122744A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ケーブル外部半導電層削り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122744A (ja) |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP9274339A patent/JPH11122744A/ja active Pending
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