JPH06347429A - 芯線傷検出装置 - Google Patents

芯線傷検出装置

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JPH06347429A
JPH06347429A JP5139643A JP13964393A JPH06347429A JP H06347429 A JPH06347429 A JP H06347429A JP 5139643 A JP5139643 A JP 5139643A JP 13964393 A JP13964393 A JP 13964393A JP H06347429 A JPH06347429 A JP H06347429A
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electric wire
electrode
holding head
cutter
wire holding
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JP5139643A
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English (en)
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Kazuo Enomoto
一男 榎本
Kazuya Akashi
一弥 明石
Kimitaka Ishida
公孝 石田
Naoki Goshima
直樹 五嶋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線端末処理装置において絶縁被覆の異常な
切断状態の検出感度の高い芯線傷検出装置を提供する。 【構成】 芯線傷検出装置25は、交流電源3、口出し
カッター2、2、電線保持ヘッド19、検出器5によっ
て概略構成されており、電線1は電線保持ヘッド19に
より保持されて絶縁被覆の除去がなされるようになって
いる。芯線傷検出装置25の電線保持ヘッド19は、口
出しカッター2、2寄りに配置された導電ブロック12
とこの導電ブロック12に連結された絶縁ブロック13
とによって電線保持ヘッド本体が形成され、その内部に
スペーサ14を介して電極15が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の絶縁被覆を除去
する口出し工程における絶縁被覆除去(口出し)用カッ
ターの該電線の芯線に与える傷を検出する芯線傷検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線の口出し工程において発
生する芯線の傷を検出するための芯線傷検出装置には次
のようなものが知られている。図11は、その芯線傷検
出装置の一例を示す概略図である。
【0003】この図において、符号1は電線、2、2は
電線の絶縁被覆の切断および除去を行なう一対の口出し
カッターであり、各口出しカッター2はそれぞれ刃先を
電線1に向けて対向配置されている。また、口出しカッ
ター2、2は図示しない駆動部によって上下方向に移動
するようになっている。
【0004】つぎに、符号3は交流電源であり、その一
方の出力端子が口出しカッター2、2に接続され、他方
の出力端子がアース母線4に接続されている。また、検
出器5はこれに流れる電流を電圧に変換して検出するも
のであり、その入力端子Tbが後述する電極6に接続さ
れ、他方の入力端子Ta がアース母線4に接続されてい
る。電極6は、電線1の周囲を囲むように形成されると
ともに、口出しカッター2から距離dだけ離間して配置
されている。
【0005】図12は、図11に示す電極6を矢印A方
向から見た図、図13は電極6の側面図である。これら
図において、符号6aは方形状に形成された中空の電極
本体であり、図13において右側から左側に貫通するテ
ーパ状の貫通孔7が形成されている。この場合、貫通孔
7の内周面(案内面)7aに沿って、電線1を矢印B方
向に挿入することにより電線1が所定の個所に配置でき
るようになっている。
【0006】図12および図13において、符号8は電
極本体6aを固定するための取り付けフランジであり、
同電極本体6aの下部に形成されている。また、符号9
はBNCコネクタであり、絶縁体のスペーサ10を介し
て電極本体6aの上面に取り付けられている。
【0007】以上の構成の芯線傷検出装置11を備えた
電線端末処理装置を用いて電線1の絶縁被覆を除去する
際には、まず、電線1を前記電極6の貫通孔7内に挿通
させて絶縁被覆を除去すべき所定の個所に配置する。つ
いで、図示しない駆動装置により口出しカッター2、2
を電線1に向けて移動させ、電線1の絶縁被覆を切断す
る。そして、絶縁被覆が切断された後、電線1が図11
の右方向に引かれ、切断された絶縁被覆が除去されて芯
線1aが露出した状態とされる。
【0008】このとき、例えば、口出しカッター2、2
が絶縁被覆を切断する際に芯線1aに接触した場合、交
流電源3、口出しカッター2、2、芯線1a、芯線1a
と電極6とによって形成されるコンデンサ、電極6、検
出器5、交流電源3の経路で交流電流が流れ、この電流
に応じた電圧が検出器5にて検出される。これにより、
口出しカッター2、2が芯線1aに接触したことが検出
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の芯線傷検出装置11においては、前記電極6が絶縁
被覆切断のための電線1の案内および電線1の保持を行
なう機能を満足するために、必然的に口出しカッター2
と電極6との距離dを短くしなければならず、このため
口出しカッター2、2と電極6とによって形成されるコ
ンデンサの静電容量が比較的大きくなってしまう。この
ために、口出しカッター2、2が芯線1aに接触しない
正常な切断状態であっても、交流電源3、口出しカッタ
ー2、2、口出しカッター2、2と電極6との間のコン
デンサ、電極6、検出器5、交流電源3の経路で流れる
電流の値が比較的大きくなって、異常の場合に、交流電
源3、口出しカッター2、2、芯線1a、芯線1aと電
極6との間のコンデンサ、電極6、検出器5、交流電源
3の経路で流れる電流の値との差が小さくなってしま
う。このように、正常の場合と異常の場合とで検出器に
流れる電流の差が小さくなるので、結果として異常状態
の検出感度が低下するという問題があった。
【0010】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであって、電線端末処理装置において絶縁被
覆の異常な切断状態の検出感度の高い芯線傷検出装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の芯線傷検出装置は、電線挿入用の孔を有
する電線保持ヘッドと、この電線保持ヘッドから前記孔
の軸線方向に沿って隣接配置されたカッターとを備え、
前記電線保持ヘッドに保持されて該電線保持ヘッドから
突出する電線端末の絶縁被覆を前記カッターにより除去
する電線端末処理装置を対象として、前記カッターによ
り構成される第1の電極と、前記電線保持ヘッドに設け
られた第2の電極との間に交流電源により交流電圧を印
加し、これら交流電源、第1、第2の電極で構成される
第1の閉回路に流れる電流値により前記カッターと電線
の芯線との接触を検出する芯線傷検出装置において、前
記電線保持ヘッドに前記カッターに近接させて第3の電
極を配設するとともに、この第3の電極を中に置いて前
記第2の電極を前記カッターから離間する側に配置し、
前記交流電源、前記第1の電極および前記第3の電極に
より第2の閉回路を構成してなることを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】本発明の芯線傷検出装置によれば、カッターに
近接させて第3の電極が配設されるとともに、第2の電
極はカッターと離間され、かつ交流電源、第1、第3の
電極により第2の閉回路が構成されているので、カッタ
ーと芯線とが接触しない状態において、第1および第3
の電極を含む第2の閉回路には、比較的大きな電流が流
れるが、交流電源、第1、第2の電源で構成される第1
の閉回路に流れる電流は充分小さい値となる。また、カ
ッターと芯線とが接触した状態では、第1の閉回路に比
較的大きな電流が流れ、したがって、この電流が前記接
触しない場合の電流と比較して充分大きな値となるの
で、カッターと芯線との接触を感度良く検出することが
できる。
【0013】
【実施例】つぎに、本発明における芯線傷検出装置の第
1の実施例を図面を参照して説明する。図2ないし図6
は芯線傷検出装置に用いられる電線保持ヘッド部分を示
すものである。これらの図において、符号12は導電ブ
ロック(第3の電極)、13は絶縁ブロック、14はス
ペーサ、15は電極(第2の電極)、16はBNCコネ
クタである。
【0014】導電ブロック12は導電性を有する金属で
形成され、絶縁ブロック13は絶縁性材料で形成された
ものであって、図3に示すボルト穴17、17、17が
3個所設けられ、図5に示す3本のボルト18、18、
18によって互いに合体して一つの電線保持ヘッド19
を形成するようになっている。また、絶縁ブロック13
の側面下部には、電線保持ヘッド19を芯線傷検出装置
に固定するためのフランジ13aが設けられている。
【0015】そして、これらブロック12、13は、合
体した状態において、電線保持ヘッド19の内部に電極
15を収容するための図4に示す中空部20が形成され
ているとともに、両ブロック12、13を貫通するよう
に断面楕円状の電線挿通孔21が形成されている。さら
に、電線保持ヘッド19の上面の中央から前記電線挿通
孔21まで両ブロック12、13の接触面に沿って図4
に示すコネクタ接続孔22が形成されている。
【0016】図3に示すスペーサ14は、絶縁性材料に
よって断面コ字状に形成されたものであって、その側面
には電線保持ヘッド19の電線挿通孔21と一致した形
状および大きさの孔14aが形成されているとともに、
その上面には前記コネクタ接続孔22と一致した切欠部
14bが形成されている。そして、このスペーサ14は
電線保持ヘッド19の導電ブロック12側の中空部に嵌
着されるようになっている。
【0017】また、電極15は、図3に示すように、銅
等の金属によって円筒体に形成されたものであって、そ
の円筒体内部には電線1が挿通されるようになってい
る。そして、この電極15は電線保持ヘッド19の中空
部20に収容されて固定されている。
【0018】また、図4および図5に示すように、BN
Cコネクタ16は、電線保持ヘッド19の上面に4個の
ビス23、23、…により固定されており、BNCコネ
クタ16の中心導体16aと電線保持ヘッド19内に収
容された電極15とは、リード線24を介して接続され
ている。
【0019】つぎに、図1は、前記構成の電線保持ヘッ
ド19を芯線傷検出装置25に組み込んだ状態を示す図
であるが、これは図11に示した従来の芯線傷検出装置
11における電極6を前記電線保持ヘッド19に置き換
えたものである。したがって、図1においては、前述し
た図11と共通する部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0020】前記電線保持ヘッド19をこの芯線傷検出
装置25に組み込む場合には、電線保持ヘッド19の導
電ブロック12側を口出しカッター(第1の電極)2、
2寄りに配置するとともに、電線1の絶縁被覆を除去す
る際に電線保持ヘッド19が電線1を確実に保持できる
ように電線保持ヘッド19全体を微小距離dをおいて口
出しカッター2、2に近接させて固定する。また、前記
導電ブロック12をアース4に接続するとともに、前記
電極15をBNCコネクタ16を介して検出器5の入力
端子Tb に接続し、検出器の他の入力端子Ta をアー
ス母線4に接続する。
【0021】前記構成の芯線傷検出装置25を備えた電
線端末処理装置を使用するには、まず、電線1を前記電
線保持ヘッド19の内部に挿通させて絶縁被覆を除去す
べき所定の個所に配置する。ついで、図示しない駆動装
置により口出しカッター2、2を電線1に向けて移動さ
せ、口出しカッター2、2の刃先が芯線1aに到達する
直前まで絶縁被覆を切断する。そして、絶縁被覆が切断
された後、電線1が図1の右方向に引かれ、切断された
絶縁被覆が除去される。
【0022】ここで、この芯線傷検出装置25において
は、例えば、口出しカッター2、2が絶縁被覆を切断す
る際に芯線1aに接触した異常な切断状態の場合、交流
電源3、口出しカッター2、2、芯線1a、芯線1aと
電極15との間に形成されるコンデンサ、電極15、検
出器5、交流電源3の経路(第1の閉回路)で交流電流
が流れ、この電流に応じた電圧が検出器5にて検出され
る。これにより、口出しカッター2、2が芯線1aに接
触した、いわば芯線1aに傷が付いたことが検出される
わけである。
【0023】一方、口出しカッター2、2が被覆を切断
する際に芯線1aに接触しない正常な切断状態の場合
は、前述した異常の場合とは異なり芯線1aを介して電
流が流れることはないが、電線保持ヘッド19の導電ブ
ロック12が口出しカッター2、2に近接して(距離d
が小さく)設置されているので、導電ブロック12と口
出しカッター2、2とによって形成されるコンデンサを
介して電流が流れることになる。すなわち、交流電源
3、口出しカッター2、2、口出しカッター2、2と導
電ブロック12との間に形成されるコンデンサ、導電ブ
ロック12、交流電源3の経路(第2の閉回路)で交流
電流が流れる。また、図1からわかるように、この経路
で流れる電流は検出器5に影響を与えることはない。
【0024】さらに、このとき口出しカッター2、2と
電極15との間にもコンデンサは形成されるが、このコ
ンデンサの静電容量は前記口出しカッター2、2と導電
ブロック12との間に形成されるコンデンサの静電容量
に比して充分小さくなるので、交流電源3、口出しカッ
ター2、2、口出しカッター2、2と電極15との間に
形成されるコンデンサ、電極15、検出器5、交流電源
3の経路で流れる電流は充分小さくなる。
【0025】すなわち、本実施例の芯線傷検出装置25
においては、正常な場合において、電線保持ヘッド19
と口出しカッター2、2部分で形成されるコンデンサを
介して定常的に流れてしまう電流が検出器5に影響を与
えないような回路構成になっている。したがって、正常
な場合と異常な場合との間で検出器5が検出する電流量
は大きく異なるので、異常な切断状態、すなわち口出し
カッター2、2と芯線1aとの接触の検出を感度良く行
なうことができる。
【0026】以下、本発明の芯線傷検出装置の第2の実
施例について説明する。なお、本実施例において前記第
1の実施例と異なる部分は電線保持ヘッドのみであるの
で、芯線傷検出装置の全体構成については説明を省略す
る。
【0027】図7は、本実施例の電線保持ヘッド26を
示す図であって、導電性を有する金属で形成された前部
導電ブロック(第3の電極)27および後部導電ブロッ
ク28が、ボルト29によって連結されて、全体が導電
性を有する電線保持ヘッド26を形成するようになって
いる。
【0028】そして、これらブロック27、28は、連
結された状態において、電線保持ヘッド26の内部に後
述する電極30を収容するための中空部31が形成され
ているとともに、両ブロック27、28を貫通する電線
挿通孔32が形成されている。また、電線保持ヘッド2
6の上部に形成されたコネクタ接続孔33の上方にはB
NCコネクタ16がビス23により固定されている。さ
らに、前部導電ブロック27は図示しないアース母線に
接続されている。
【0029】電線保持ヘッド26内部の中空部31に
は、絶縁性材料で形成された前部スペーサ34および後
部スペーサ35が挿入され、これらスペーサ34、35
を介して円筒状の電極(第2の電極)30が固定されて
おり、この電極30はリード線24を介してBNCコネ
クタ16の中心導体16aと接続されている。そして、
これら電線保持ヘッド26、スペーサ34、35、電極
30によって形成される電線挿通孔32に図面右側から
左側に向けて電線1が挿通されるようになっている。
【0030】前記構成の電線保持ヘッド26が芯線傷検
出装置に設置される際には、前部導電ブロック27側が
口出しカッター(第1の電極)2、2寄りに配置され
る。この際、互いに近接した口出しカッター2、2と前
部導電ブロック27とによって形成されるコンデンサの
静電容量が大きくなるが、前部導電ブロック27はアー
スに接続されているので、第1の実施例の場合と同様な
作用によって異常な切断状態の検出を感度良く行なうこ
とができる。
【0031】さらに、本実施例の場合には、電極30の
周囲全部がスペーサ34、35を介して前部および後部
導電ブロック27、28によって囲まれているので、電
極30全体がシールドされた状態となることによって、
電極30が電線保持ヘッド26の前方に位置する口出し
カッター2、2からの影響のみならず、電極30の周辺
全体から及ぼされるノイズ等の外乱の影響を受けないよ
うにする効果をも奏することができる。
【0032】さらに、電線保持ヘッドのみが異なる構成
の第3の実施例について説明する。図8ないし図10は
本実施例における電線保持ヘッド36を示す図であっ
て、符号6は図13に示した従来の芯線傷検出装置にお
ける電極と同一のものである。図9および図10に示す
ように、電極(第2の電極)6の側面にはビス37によ
ってスペーサ38が固定され、電極6はこのスペーサ3
8によって側面および前面を囲まれた状態となってい
る。また、図8に示すように、電極6の上面にはビス3
9によってスペーサ40が固定されており、このスペー
サ40は方形状で内部に中空部40aが形成されるとと
もに、底部にはコネクタ接続孔41が形成されている。
【0033】また、符号42は導電性金属を成形したシ
ールド板(第3の電極)であって、図9および図10に
示すように断面コ字状に形成され、その前面に電線挿通
孔が設けられたものである。そして、このシールド板4
2はビス43によってスペーサ38に固定されている。
さらに、BNCコネクタ16がビス23によってシール
ド板42の上面に固定されており、BNCコネクタ16
の中心導体16aはスペーサ40の中空部40aに突出
し、コネクタ接続孔41を介して電極6と接続されてい
る。なお、このシールド板42は図示しないアース母線
に接続されている。
【0034】前記構成の電線保持ヘッド36が芯線傷検
出装置に設置される際には、シールド板42の前面が口
出しカッター(第1の電極)2、2寄りに配置される。
この際、互いに近接した口出しカッター2、2とシール
ド板42とによって形成されるコンデンサの静電容量が
大きくなるが、シールド板42はアース母線に接続され
ているので、前記2つの実施例の場合と同様な作用によ
って異常な切断状態の検出を感度良く行なうことができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の芯
線傷検出装置は、カッターに近接させて第3の電極が配
設されるとともに、第2の電極はカッターと離間され、
かつ交流電源、第1、第3の電極により第2の閉回路が
構成されているので、カッターと芯線とが接触しない状
態において、前記第2の閉回路に流れる電流が大きくな
るが、交流電源、第1、第2の電源で構成される第1の
閉回路に流れる電流は充分小さな値となる。すなわち、
カッターと芯線とが接触した状態での第1の閉回路に流
れる大きな電流と、カッターと芯線とが接触しない状態
での小さな電流との差が大きくなるので、従来の芯線傷
検出装置のように前記差が小さいことによって検出感度
が低下する恐れがなく、カッターと芯線との接触を感度
良く、また確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の芯線傷検出装置における第1の実施
例を示す概略構成図である。
【図2】 同実施例における電線保持ヘッドの斜視図で
ある。
【図3】 同電線保持ヘッドを分解した状態を示す図で
ある。
【図4】 同電線保持ヘッドの側断面図である。
【図5】 同平面図である。
【図6】 同正面図である。
【図7】 第2の実施例の電線保持ヘッドを示す側断面
図である。
【図8】 第3の実施例の電線保持ヘッドを示す側断面
図である。
【図9】 同正面図である。
【図10】 同平面図である。
【図11】 従来の芯線傷検出装置の一例を示す概略構
成図である。
【図12】 同例における電線保持ヘッドの正面図であ
る。
【図13】 同側面図である。
【符号の説明】
1…電線、1a…芯線、2…口出しカッター(第1の電
極)、3…交流電源、12…導電ブロック(第3の電
極)、15…電極(第2の電極)、19…電線保持ヘッ
ド、21…電線挿通孔、25…芯線傷検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五嶋 直樹 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿入用の孔を有する電線保持ヘッド
    と、この電線保持ヘッドから前記孔の軸線方向に沿って
    隣接配置されたカッターとを備え、前記電線保持ヘッド
    に保持されて該電線保持ヘッドから突出する電線端末の
    絶縁被覆を前記カッターにより除去する電線端末処理装
    置を対象として、前記カッターにより構成される第1の
    電極と、前記電線保持ヘッドに設けられた第2の電極と
    の間に交流電源により交流電圧を印加し、これら交流電
    源、第1、第2の電極で構成される第1の閉回路に流れ
    る電流値により前記カッターと電線の芯線との接触を検
    出する芯線傷検出装置において、前記電線保持ヘッド
    (19)に前記カッター(2)に近接させて第3の電極
    (12)を配設するとともに、この第3の電極(12)
    を中に置いて前記第2の電極(15)を前記カッター
    (2)から離間する側に配置し、前記交流電源(3)、
    前記第1の電極(2)および前記第3の電極(12)に
    より第2の閉回路を構成してなることを特徴とする芯線
    傷検出装置。
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