JPH11122201A - Fm多重放送データ受信方法 - Google Patents

Fm多重放送データ受信方法

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JPH11122201A
JPH11122201A JP28515297A JP28515297A JPH11122201A JP H11122201 A JPH11122201 A JP H11122201A JP 28515297 A JP28515297 A JP 28515297A JP 28515297 A JP28515297 A JP 28515297A JP H11122201 A JPH11122201 A JP H11122201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VICS情報を失うことなくDGPS情報を
受信する。 【解決手段】 別々の放送局よりFM多重で放送される
DGPS情報とVICS情報を1つの受信機で受信する
FM多重放送データ受信方法である。n分間のVICS
情報が重複して放送される場合、最初のn分では該n分
に相当するmフレーム分のVICS情報を受信してメモ
リ10に記憶し、次のn分ではmフレーム分のDGPS
情報を受信してメモリ10に記憶する。このとき、第i
フレームのVICS情報を正しく受信できない場合に
は、次のn分で第iフレームのDGPS情報に替えて、
第iフレームのVICS情報を受信してメモリに記憶す
る。又、各フレームのVICS情報を正しく受信できた
か否かを管理するテーブル13を作成し、該管理テーブ
ルを参照して次のn分で正しく受信できていないVIC
S情報を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は別々の放送局よりF
M多重で放送されるDGPS情報とVICS情報を1つ
の受信機で受信するFM多重放送データ受信方法に係わ
り、特にn分間のVICS情報が重複して放送される場
合において、DGPS情報とVICS情報を受信するF
M多重放送データ受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を目的地に向けて案内するナビゲ
ーションシステムにおいては、正確に自動車位置を把握
すること及び道路交通情報(渋滞、事故、規制等)を正
しく認識することが重要になっている。現在、自動車位
置は、(1) 距離センサー(例えば車速センサー)や方向
センサー(例えばジャイロ)を用いた自立航法と、(2)
衛星から位置情報を受信するGPS(Global Positionin
g System)航法が併用されている。GPSの位置精度は
悪く100m以上に及ぶ場合がある。このため、GPS
の位置精度を向上することが求められており、DGPS
(Differential Global Positioning System)が提案さ
れ実用に供されるようになっている。DGPSは、(1)
正確な位置が既知の場所においてGPS衛星電波を受信
して測位し、(2) 既知の位置と測位位置間の誤差を決定
し、(3) 同じ地域で同じ測位システムのユーザに、決定
したその誤差または補正係数を送信することによって測
位システムの位置精度や信頼性を向上、確保するもの
で、(4) ユーザに上記情報を送信する手段とし、FM多
重放送電波が利用されている。
【0003】又、道路交通情報(渋滞、事故、規制等)
は、道路交通情報通信システム(VICS)が提供して
おり、車載のナビゲーションシステムは道路交通情報
(VICS情報)を受信してリアルタイムに地図上に表
示するようになっている。VICS情報の表示法として
はレベル1〜レベル3が利用でき、状況や目的に応じて
所望のレベルで道路交通情報を表示できるようになって
いる。レベル1は文字情報表示モードであり、ディスプ
レイ画面の上方エリアに文字で、区間旅行時間情報、障
害情報、サービス情報、一般FM文字情報等を表示する
ものである。レベル2は簡易図形表示モードであり、混
雑監視道路の簡易図形を描画し、該簡易図形上に渋滞・
障害情報などを表示するものである。レベル3は地図情
報表示モードであり、渋滞・事故・規制などの情報を、
地図上にリアルタイムに表示するものである。VICS
道路交通情報を利用することにより、運転者は渋滞道
路、通行規制道路、事故発生道路を回避して目的地に短
時間で到達できるようになる。かかるVICS情報を送
信する手段としては、現在、光ビーコン、電波ビーコン
及びFM多重放送電波が利用されている。各通信手段の
通信エリアはFM多重放送が1局につき10〜50k
m、電波ビーコンが1基につき60〜70m、光ビーコ
ンが1基につき3.5mである。このため、通信エリア
の広いFM多重放送は高域の交通情報を流し、電波ビー
コンと光ビーコンは限られた地域に交通情報を流すよう
になっている。
【0004】図12はFM放送に多重されるFM多重デ
ータの構成図であり、1フレーム当たり272ブロック
(パケット)からなり、272ブロックのうち190ブ
ロックがデータブロック、82ブロックがパリティのみ
を伝送するパリティブロックで、パリティブロックはデ
ータブロック内に分散して配置されている。1フレーム
は4.896秒、1ブロックは18msecである。各
データブロックは、16ビットのブロック識別符号BI
C(Block IdentifyCode)と、176ビットのデータ
と、14ビットのCRC符号と、82ビットの誤り検出
訂正用のパリティ(横符号)で構成されている。又、パ
リティブロックは、16ビットのブロック識別符号BI
Cと、190ビットのパリティ(縦符号)と、82ビッ
トの誤り検出訂正用のパリティ(横符号)とで構成され
ている。最初の13ブロックのうちデータブロックの識
別符号はBIC1であり、次の123ブロックのうちデ
ータブロックの識別符号はBIC3であり、次の13ブ
ロックのうちデータブロックの識別符号はBIC2であ
り、最後の123ブロックのうちデータブロックの識別
符号はBIC3であり、パリティブロックの識別符号は
BIC4である。
【0005】ブロック識別符号を1ブロック毎に検出す
ることによりブロック同期をとることができ、又、27
2ブロック毎に(ブロック識別符号BIC4の次にBI
C1を検出することにより)フレーム同期をとることが
できる。又、誤り検出訂正用のパリティ(縦符号、横符
号)が含まれているから、これらパリティを用いて誤り
検出及び誤り訂正処理(縦訂正、横訂正)を行うことが
できる。更に、データブロックにはCRC符号が含まれ
ているから1ブロック毎にCRCチェックを行うことが
できる。VICS情報は、フレームの全ブロックを用い
て送信されるが、DGPS情報は、フレーム先頭の2ブ
ロックを用いて送信される。
【0006】176ビットのデータブロック(図12の
190ビットのデータブロックから14ビットのCRC
ブロックを除いたもの)は32ビットのプリフィックス
と144ビットのデータブロック本体で構成されてい
る。プリフィックスは、図13に示すように、 番組内容の識別と伝送モードを示すと共にデータパケ
ット構成を指定するサービス識別部51aと、 誤り訂正回路の復号方法を指定する復号識別フラ
グ(”1”は横方向のみ復号、”0”横縦横復号)51
bと、 あるデータグループ番号で伝送するデータグループの
終了を示す情報終了フラグ(”1”は終了)51cと、 あるデータグループ番号で伝送するデータグループが
更新されていることを示す更新フラグ51dと、 データグループ番号を指定するデータグループ番号部
51eと、 データパケット番号部51fとで構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在、DGPS情報は
JFN系列のFM多重局が送信し、VICS情報はNH
K系列のFM多重局が送信するようになっている。この
ため、FM多重放送受信機としては、2つの受信機を使
用する構成及び1つの受信機を切り替えて利用する構成
が考えられている。しかし、VICS情報とDGPS情
報を受信するために2つの受信機を使うのはコスト、ス
ペースの点で問題がある。このため、1つの受信機を切
り替えて使用することになるが、フレーム毎にVICS
情報とDGPS情報の受信を切り替える方法では、1フ
レームは約5秒であるため、5秒間分のVICS情報
(1フレーム分のVICS情報)が失われてしまう問題
がある。
【0008】以上から、本発明の目的はVICS情報を
失うことなく、DGPS情報を受信することができるF
M多重放送の受信方法を提供することである。本発明の
別の目的は、DGPS情報を受信する時間間隔を短縮で
きるFM多重放送の受信方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、別々の放送局よりFM多重で放送されるDGPS情
報とVICS情報を1つの受信機で受信するFM多重放
送データ受信方法において、n分間のVICS情報が重
複して放送される場合、最初のn分では該n分に相当す
るmフレーム分のVICS情報を受信してメモリに記憶
し、次のn分ではmフレーム分のDGPS情報を受信し
てメモリに記憶することにより達成される。このように
すれば、VICS情報を失うことなく、DGPS情報も
受信することができる。
【0010】車両がトンネル等の受信電波状態が悪い区
域に進入すると、その間VICS情報を正しく受信でき
なくなる。このように、最初のn分でVICS情報を正
しく受信できないフレーム(第iフレームとする)が存
在する場合には、次のn分で第iフレームのDGPS情
報に替えて、第iフレームのVICS情報を受信してメ
モリに記憶する。このようにすれば、n分間のVICS
情報を正しくメモリに記憶できるようになる。この場
合、各フレームのVICS情報を正しく受信できたか否
かを管理するテーブルを作成し、該管理テーブルを参照
して次のn分で正しく受信できていないVICS情報を
DGPS情報に替えて受信すれば、簡単な制御でn分間
のVICS情報を正しくメモリに記憶できるようにな
る。
【0011】又、上記課題は本発明によれば、別々の放
送局よりFM多重で放送されるDGPS情報とVICS
情報を1つの受信機で受信するFM多重放送データ受信
方法において、n分間のVICS情報が重複して放送さ
れる場合、最初のn分では該n分に相当するmフレーム
のうちm1フレームのVICS情報を受信してメモリに
記憶し、かつ、m2(=m−m1)フレームのDGPS情
報を受信してメモリに記憶し、次のn分では、最初のn
分でDGPS情報を受信したタイミングでm2フレーム
のVICS情報を受信してメモリに記憶すると共に、最
初のn分でVICS情報を受信したタイミングでm1
レーム分のDGPS情報を受信してメモリに記憶するこ
とにより達成される。このようにすれば、DGPS情報
を最初と次のn分間において受信でき、しかも、それぞ
れにおいて、受信するDGPS情報フレームを点在させ
ることにより、DGPS情報の受信間隔を短縮でき、最
新のDGPS情報を入手することができる。この場合、
予め、どのフレームでVICS情報を受信し、どのフレ
ームでDGPS情報を受信するかを定めたテーブルを設
け、該テーブルを参照してVICS情報、DGPS情報
を受信するようにすれば、簡単な制御でVICS情報/
DGPS情報の受信制御を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)第1実施例 (a)概略説明 図1は本発明の第1実施例の概略説明図である。NHK
系列FM多重局は約2.5分、すなわち、30フレーム
分のVICS情報を重複して放送する。第iフレームの
VICS情報をVi(i=1〜30)と表現すれば、図
1(a)に示すように前半の2.5分と後半の2.5分
とではまったく同一のVICS情報V 1〜V30が放送さ
れている。同じ情報を受信しても意味がないため、第1
実施例では、(b)に示すように、前半の2.5分でV
ICS情報V1〜V30を受信し、後半の2.5分でDG
PS情報D1〜D30を受信する。ただし、第iフレーム
のDGPS情報をDi(i=1〜30)と表現してい
る。このようにすれば、VICS情報を失うことなく、
DGPS情報も受信することができる。
【0013】ところで、車両がトンネル等の受信電波状
態が悪い区域に進入すると、図1(c)の空白(フレー
ムV5,V13,V22,V28)で示すように、その間VI
CS情報を正しく受信できなくなる。このように、最初
のn分でVICS情報を正しく受信できないフレーム
(V5,V13,V22,V28)が存在する場合には、次の
n分でこれらフレームに相当するDGPS情報に替え
て、フレーム(V5,V13,V22,V28)のVICS情
報を受信してメモリに記憶する。このようにすれば、n
分間のVICS情報を正しくメモリに記憶できるように
なる。
【0014】(b)第1実施例FM多重放送受信機の構
成 図2は第1実施例のFM多重放送受信機の構成図であ
る。FM多重放送受信機は、FM放送信号を受信し、該
FM放送信号に多重されて送られてくるVICS情報、
DGPS情報、文字情報等のFM多重放送データを分
離、復調してナビゲーションシステムに渡し、あるいは
ディスプレイ装置に表示するものである。図中、1はア
ンテナ、2はフロントエンド(F/E)であり、図示し
ないがアンテナ同調回路や高周波増幅回路、局部発振
器、混合器等を有している。3はPLL回路、4はロー
パスフィルタ、5は中間周波増幅/FM検波器(IF/
DET)である。PLL回路3、ローパスフィルタ4及
びフロントエンド2内蔵の局部発振器は電子選局装置を
構成し、局部発振器を受信周波数(選局操作で選択され
たFM放送局の周波数)に応じた周波数で発振させ、フ
ロントエンド2内の混合器により中間周波数信号を出力
するようになっている。6はノイズキャンセルとステレ
オ復調を行うノイズキャンセラ/ステレオ復調回路(N
C/MPX)、7はFM検波信号からL−MSK変調信
号成分を取り出すフィルタ回路である。
【0015】8はVICS用及びDGPS用に共用され
る多重デコーダ、9はプロセッサ(CPU)であり、V
ICS情報/DGPS情報の受信制御、文字情報表示制
御、選局制御等を行うもの、10は受信したFM多重デ
ータ(VICS情報、DGPS情報、文字放送番組情報
等)を記憶するメモリ、11はユーザが選局操作を行っ
たり、所望の文字放送番組の選択等を行う操作部、12
は文字情報(ニュース、天気予報等)を画面に表示する
ディスプレイ装置、13はVICS情報の受信成功/不
成功を管理する管理テーブルである。
【0016】多重デコーダ8において、21はL−MS
K変調信号に遅延検波を施し、ビットクロックの再生と
ビットデータ列の復調を行うL−MSK復調回路、22
はブロック同期とフレーム同期の検出を行う同期回路、
23は訂正処理部、24はVICS情報及びDGPS情
報を記憶する1フレーム分のRAMである。訂正処理部
23は、CRCチェック部23aと、横訂正/縦訂正を
行う誤り検出訂正部23bを備えている。CRCチェッ
ク部23aは1ブロック毎のCRCチェックを行い、誤
り検出訂正部23bは同期回路から入力したブロック同
期とフレーム同期の検出信号に基づいて、ビットデータ
列にPN復号を施した後、所定のフォーマットに区切り
ながらRAM24に一時記憶させると共に、パリティ符
号を用いてシンドロームデータを生成し、シンドローム
に対する多数決判定により横訂正、縦訂正の誤り訂正を
行う。尚、誤り検出訂正部23bは、VICS情報には
横訂正→縦訂正→横訂正を行い、DGPS情報に対して
は横訂正のみを施す。メモリ10には図3に示すように
前半と後半の30フレーム分のVICS情報/DGPS
情報を記憶する領域FA,BAが設けられており、図1
(b),(c)で示すようにVICS情報、DGPS情
報が記憶されるようになっている。管理テーブル13に
は図4に示すように30フレーム分の管理項目欄が設け
られ、各項目に2.5分間の30個のVICS情報フレ
ーム(V1〜V30)が正しく受信して記憶されたか否か
(受信成功/不成功)が記入されるようになっている。
【0017】(c)処理 図5は本発明のVICS/DGPS情報受信処理の全体
の流れ図である。最初、CPU9の選局制御でNHK系
列FM多重局よりVICS情報を受信し(ステップ10
1)、フレーム先頭ブロックのプリフィックスの更新フ
ラグを参照し、0”(非更新)か”1”(更新)かを判
別する(ステップ102)。更新フラグが”1”であれ
ば、新しいVICS情報の送信を意味しており、iを1
に初期化し、又、前後半フラグを”1”にする(ステッ
プ103)。ついで、図6の前半処理ルーチンを実行し
(ステップ104)、実行完了後はじめに戻る。一方、
ステップ102で更新フラグが”0”であれば、それま
でに送られてきているものと同一のVICS情報である
ことを意味しており、iを1に初期化し、又、前後半フ
ラグを”0”にする(ステップ105)。ついで、図7
の後半処理ルーチンを実行し(ステップ106)、実行
完了後はじめに戻る。
【0018】(c-1) 前半処理ルーチン 前半処理ルーチンでは、まず、前半の2.5分における
第1フレームのVICS情報を受信し(ステップ20
1)、多重デコーダの訂正処理部23は該VICS情報
に横−縦−横の誤り訂正処理を施し(ステップ20
2)、VICS情報に含まれるエラーが訂正しきれたか
チェックし(ステップ203)、VICS情報にエラー
がなければ該VICS情報をCPU9に送出し(ステッ
プ204)、エラーが残存していればエラー発生をCP
U9に通知する(ステップ205)。
【0019】CPU9は多重デコーダ8からの通知によ
り、受信したVICS情報をメモリ10の情報記憶領域
FAの第iフレームに対応する領域に記憶し、かつ、管
理テーブル14(図4参照)の第iフレームに対応する
項目欄に成功(”1”)または不成功(”0”)を記入
する(ステップ206)。ついで、前後半フラグFが”
1”であるかチェックする(ステップ207)。この場
合、F=”1”であるから、次に、i=30かチェック
する(ステップ208)。i<30であれば、iを歩進
して(ステップ209)、ステップ201に戻り次のフ
レームのVICS情報を受信して上記処理を繰り返す。
しかし、ステップ208において、i=30であれば、
前半2.5分のVICS情報の受信が終了し、図5の最
初のスタートに戻る。次のVICS情報の更新フラグ
は”0”であるから、ステップ105(1→i、”0”
→F)を介して後半処理ルーチンが開始する。
【0020】(c-2) 後半処理ルーチン 後半処理ルーチンでは、まず、管理テーブル14を参照
して第1フレームのVICS情報の受信が成功している
かチェックし(ステップ301)、成功していれば、C
PU9は選局制御により受信局をNHK系列FM多重局
からJFN系列FM多重局に切り替える(ステップ30
2)。多重デコーダ8は第iフレームのDGPS情報を
受信し、多重デコーダの訂正処理部23は該DGPS情
報に横訂正処理を施し(ステップ303)、DGPS情
報をCPU9に送出する(ステップ304)。CPU9
はDGPS情報を受信すると該DGPS情報をメモリ1
0の情報記憶領域FBの第iフレームに対応する領域に
記憶する(ステップ305)。ついで、i=30かチェ
ックする(ステップ306)。i<30であれば、iを
歩進して(ステップ307)、ステップ301に戻り上
記処理を繰り返す。しかし、ステップ306において、
i=30であれば、後半2.5分のDGPS情報の受信
が終了し、図5の最初のスタートに戻る。
【0021】一方、ステップ301において、第iフレ
ームのVICS情報を正しく受信できず、受信不成功の
場合には、CPU9は選局制御により受信局をNHK系
列FM多重局に切り替え(ステップ308)、図6のス
テップ201以降の処理を行う。すなわち、第iフレー
ムのVICS情報を受信し(ステップ201)、多重デ
コーダの訂正処理部23は該VICS情報に横−縦−横
の誤り訂正処理を施し(ステップ202)、VICS情
報に含まれるエラーが訂正しきれたかチェックし(ステ
ップ203)、VICS情報にエラーがなくなれば第i
フレームの該VICS情報をCPU9に送出し(ステッ
プ204)、エラーが残存していればエラー発生をCP
U9に通知する(ステップ205)。
【0022】CPU9は多重デコーダ8からの通知によ
り、受信したVICS情報をメモリ10の情報記憶領域
FBの第iフレームに対応する領域に記憶し、かつ、管
理テーブル14(図4参照)の第iフレームに対応する
項目欄に成功(”1”)、不成功(”0”)を記入する
(ステップ206)。ついで、前後半フラグFが”1”
であるかチェックする(ステップ207)。こに場合、
F=”0”であるから、図7のステップ306以降の処
理を行う。すなわち、i=30かチェックする(ステッ
プ306)。i<30であれば、iを歩進して(ステッ
プ307)、ステップ301に戻り上記処理を繰り返
す。しかし、ステップ306において、i=30であれ
ば、後半2.5分のDGPS情報及び前半で受信不成功
であったVICS情報の受信が終了し、図5の最初のス
タートに戻る。
【0023】(B)第2実施例 (a)概略説明 第1実施例は2.5分毎にVICS情報とDGPS情報
を交互に受信するものである。しかし、かかる方法では
DGPS情報の受信間隔が2.5分となり、最新のGP
S補正データを受信できない。そこで、n(=2.5)
分間のVICS情報が重複して放送される場合、最初の
2.5分では該2.5分に相当する30フレームのうち
1フレーム分のVICS情報を受信してメモリに記憶
し、かつ、m2(=30−m1)フレームのDGPS情報
を受信してメモリに記憶する。そして、次の2.5分で
は、最初の2.5分でDGPS情報を受信したタイミン
グでm2フレームのVICS情報を受信してメモリに記
憶すると共に、最初の2.5でVICS情報を受信した
タイミングでm1フレームのDGPS情報を受信してメ
モリに記憶する。
【0024】例えば、図8に示すように、最初の2.5
分では、奇数番号フレームでVICS情報(V1、V3
・・・V29)を受信して情報記憶領域FAの対応する領
域に記憶し、偶数番号フレームでDGPS情報(D2
4、・・・V30)を受信してメモリの情報記憶領域F
Aの対応する領域に記憶する。そして、次の2.5分で
は、偶数番号フレームでVICS情報(V2、V4、・・
・V30)を受信して情報記憶領域FBの対応する領域に
記憶し、奇数番号フレームでDGPS情報(D13、・
・・V29)を受信してメモリの情報記憶領域FBの対応
する領域に記憶する。このようにすれば、DGPS情報
を最初と次のn分間において受信でき、しかも、それぞ
れにおいて、受信するDGPS情報フレームを点在させ
ることにより、DGPS情報の受信間隔を短縮でき、最
新のDGPS情報を入手することができる。
【0025】この場合、予め、どのフレームでVICS
情報を受信し、どのフレームでDGPS情報を受信する
かを定めたテーブルを設け、該テーブルを参照してVI
CS情報、DGPS情報を受信するようにすれば、簡単
な制御でVICS情報/DGPS情報の受信制御を行う
ことができる。図9はこのVICS/DGPS情報読出
しフレームを規定するレイアウト管理テーブル例であ
り、前半と後半でトータル60フレームに対応した欄が
あり、各欄にVICS情報を読み出すか、DGPS情報
を読み出すかが記入されている。尚、VはVICS情
報、DはDGPS情報であり、図8に示すパターンでV
ICS情報とDGPS情報を読み出す場合について示し
てある。又、前半と、後半ではVICS情報とDGPS
情報の読出しフレームが逆なっているから、前半のみの
VICS/DGPS情報の読出しフレームを規定するよ
うに構成することもできる。VICS/DGPS情報読
出しフレームを規定するレイアウト管理テーブルの内容
は任意に設定できる。
【0026】(b)第2実施例FM多重放送受信機の構
成 図10は第2実施例のFM多重放送受信機の構成図であ
り、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。図2の第1実施例と異なる点は、第1実施例の受
信成功/不成功管理テーブル13を削除し、替わって、
レイアウト管理テーブル15を設けた点である。
【0027】(c)処理 図11は第2実施例のVICS/DGPS情報受信処理
の流れ図である。CPU9は選局制御により、受信局を
NHK系列FM多重局に切り替え、該NHK系列FM多
重局からVICS情報を受信する。デコーダ8はフレー
ム先頭ブロックの更新フラグがそれまで”0”であった
ものが”1”になるフレームを検出してCPUに通知す
る(ステップ401)。これにより、CPUはiを1に
初期化する(ステップ402)。
【0028】ついで、CPUはレイアウト管理テーブル
15を参照して、第i番目に読み出すべきフレームがV
ICS情報フレームであるか、DGPS情報フレームで
あるか判別する(ステップ403,404)。読み出す
べき情報がVICS情報であれば、CPUはNHK系列
FM多重局の選局制御を行い、チューナはNHK系列F
M多重局から受信したVICS情報をデコーダ8に入力
し(ステップ405)、デコーダ8は1フレーム分のV
ICS情報を受信した後、誤り訂正処理を施してCPU
9に出力する(ステップ406)。一方、ステップ40
4において、読み出すべき情報がDGPS情報であれ
ば、CPUはJFN系列FM多重局の選局制御を行い、
チューナはJFN系列FM多重局から受信したDGPS
情報をデコーダ8に入力し(ステップ407)、デコー
ダ8は2ブロックのDGPS情報を受信した後、誤り訂
正処理を施してCPU9に出力する(ステップ40
8)。
【0029】CPU9はデコーダよりVICS情報ある
いはDGPS情報を受信すれば、メモリ10の情報記憶
領域(図8参照)に書き込む(ステップ409)。つい
で、i=60になったかチェックし(ステップ41
0)、i<60であればiを歩進し(ステップ41
1)、以後、ステップ403以降の処理を繰り返す。i
=60になれば、2.5分間のVICS情報及びDGP
S情報の受信が完了する。以上、本発明を実施例により
説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主
旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排
除するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上本発明によれば、n分間のVICS
情報が重複して放送される場合、最初のn分では該n分
に相当するmフレーム分のVICS情報を受信してメモ
リに記憶し、次のn分ではmフレーム分のDGPS情報
を受信してメモリに記憶するようにしたから、VICS
情報を失うことなく、DGPS情報を受信することがで
きる。
【0031】本発明によれば、最初のn分でVICS情
報を正しく受信できないフレーム(第iフレームとす
る)が存在する場合には、次のn分で第iフレームのD
GPS情報に替えて、第iフレームのVICS情報を受
信してメモリに記憶するようにしたから、車両がトンネ
ル等の受信電波状態が悪い区域を通過している間、VI
CS情報を正しく受信できなくなっても、n分間のVI
CS情報を正しくメモリに記憶することができる。この
場合、各フレームのVICS情報を正しく受信できたか
否かを管理するテーブルを作成し、該管理テーブルを参
照して次のn分で正しく受信できていないVICS情報
をDGPS情報に替えて受信するように構成する。この
ようにすれば、簡単な制御でn分間のVICS情報を正
しくメモリに記憶できるようになる。
【0032】又、本発明によれば、n分間のVICS情
報が重複して放送される場合、最初のn分ではm1フレ
ームのVICS情報を受信してメモリに記憶し、かつ、
2(=m−m1)フレームのDGPS情報を受信してメ
モリに記憶し、次のn分では、最初のn分でDGPS情
報を受信したタイミングでm2フレームのVICS情報
を受信してメモリに記憶すると共に、最初のn分でVI
CS情報を受信したタイミングでm1フレーム分のDG
PS情報を受信してメモリに記憶するようにしたから、
DGPS情報を最初と次のn分間においてそれぞれ受信
でき、しかも、それぞれにおいて、受信するDGPS情
報フレームを点在させることにより、DGPS情報の受
信間隔を短縮でき、最新のDGPS情報を入手すること
ができる。この場合、予め、どのフレームでVICS情
報を受信し、どのフレームでDGPS情報を受信するか
を定めたテーブルを設け、該テーブルを参照してVIC
S情報、DGPS情報を受信するようにすれば、簡単な
制御でVICS情報/DGPS情報の受信制御を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略説明である。
【図2】本発明のFM多重放送受信機の第1の構成図で
ある。
【図3】メモリのVICS/DGPS情報記憶領域説明
図である。
【図4】VICS情報の受信成功/不成功管理テーブル
の説明図である。
【図5】第1実施例のVICS/DGPS受信処理フロ
ーである。
【図6】前半処理ルーチンのフローである。
【図7】後半処理ルーチンのフローである。
【図8】第2実施例によりメモリのVICS/DGPS
情報記憶領域へVICS/DGPS情報を記憶した例で
ある。
【図9】VICS/DGPSレイアウト管理テーブルで
ある。
【図10】本発明のFM多重放送受信機の第2の構成図
である。
【図11】第2実施例のVICS/DGPS受信処理フ
ローである。
【図12】FM多重データのフレーム構成図である。
【図13】プリフィックスの構成図である。
【符号の説明】
8・・デコーダ 9・・CPU 10・・メモリ 13・・受信成功/不成功管理テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別々の放送局よりFM多重で放送される
    DGPS情報とVICS情報を1つの受信機で受信する
    FM多重放送データ受信方法において、 n分間のVICS情報が重複して放送される場合、最初
    のn分では該n分に相当するmフレーム分のVICS情
    報を受信してメモリに記憶し、 次のn分ではmフレーム分のDGPS情報を受信してメ
    モリに記憶することを特徴とするFM多重放送データ受
    信方法。
  2. 【請求項2】 第iフレームのVICS情報を正しく受
    信できない場合には、次のn分で第iフレームのDGP
    S情報に替えて、第iフレームのVICS情報を受信し
    てメモリに記憶することを特徴とする請求項1記載のF
    M多重放送データ受信方法。
  3. 【請求項3】 各フレームのVICS情報を正しく受信
    できたか否かを管理するテーブルを作成し、該管理テー
    ブルを参照して次のn分で正しく受信できていないVI
    CS情報を受信することを特徴とする請求項2記載のF
    M多重放送データ受信方法。
  4. 【請求項4】 別々の放送局よりFM多重で放送される
    DGPS情報とVICS情報を1つの受信機で受信する
    FM多重放送データ受信方法において、 n分間のVICS情報が重複して放送される場合、最初
    のn分では該n分に相当するmフレームのうちm1フレ
    ーム分のVICS情報を受信してメモリに記憶し、か
    つ、m2(=m−m1)フレーム分のDGPS情報を受信
    してメモリに記憶し、 次のn分では、最初のn分でDGPS情報を受信したタ
    イミングでm2フレーム分のVICS情報を受信してメ
    モリに記憶すると共に、最初のn分でVICS情報を受
    信したタイミングでm1フレーム分のDGPS情報を受
    信してメモリに記憶することを特徴とするFM多重放送
    データ受信方法。
  5. 【請求項5】 予め、どのフレームでVICS情報を受
    信し、どのフレームでDGPS情報を受信するかを定め
    たテーブルを設け、該テーブルを参照してVICS情
    報、DGPS情報を受信することを特徴とする請求項4
    記載のFM多重放送データ受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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