JP3245384B2 - Fm多重放送受信機 - Google Patents
Fm多重放送受信機Info
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- JP3245384B2 JP3245384B2 JP24411997A JP24411997A JP3245384B2 JP 3245384 B2 JP3245384 B2 JP 3245384B2 JP 24411997 A JP24411997 A JP 24411997A JP 24411997 A JP24411997 A JP 24411997A JP 3245384 B2 JP3245384 B2 JP 3245384B2
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- Japan
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM放送の音声信号に
多重化された多重化データを有効に利用できるFM放送
受信機に関する。
多重化された多重化データを有効に利用できるFM放送
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション装置においてはGPS
(人工衛星を用いた全世界測位システム)を使用した車
両の位置検出が一般に行われているが、このシステムに
より検出した位置データには環境条件による誤差が含ま
れる。そこで、予め位置の決まった固定局(例えば、放
送局)においてGPSによる検出位置と実際の位置との
差から補正データを求めて、DGPS(高精度全世界測
位システム)データとしてFM多重放送により送信す
る。一方、車両側ではFM多重放送受信機により受信し
た放送波からDGPSデータを分離してGPSにより検
出した位置データを補正することにより、自車の位置を
高精度で検出するシステムが実用化されつつある。
(人工衛星を用いた全世界測位システム)を使用した車
両の位置検出が一般に行われているが、このシステムに
より検出した位置データには環境条件による誤差が含ま
れる。そこで、予め位置の決まった固定局(例えば、放
送局)においてGPSによる検出位置と実際の位置との
差から補正データを求めて、DGPS(高精度全世界測
位システム)データとしてFM多重放送により送信す
る。一方、車両側ではFM多重放送受信機により受信し
た放送波からDGPSデータを分離してGPSにより検
出した位置データを補正することにより、自車の位置を
高精度で検出するシステムが実用化されつつある。
【0003】また、VICSと言われる交通情報システ
ムが実用化され、FM多重放送にはFM音声信号に渋滞
や事故等の道路交通情報(VICS情報)も多重化され
て送信されており、VICS対応のFM多重放送受信機
(VICS受信機)では音声の他に、受信された放送波
から道路交通情報を分離して文字データに変換して液晶
等の表示部に表示できるようになっている。
ムが実用化され、FM多重放送にはFM音声信号に渋滞
や事故等の道路交通情報(VICS情報)も多重化され
て送信されており、VICS対応のFM多重放送受信機
(VICS受信機)では音声の他に、受信された放送波
から道路交通情報を分離して文字データに変換して液晶
等の表示部に表示できるようになっている。
【0004】図3は従来のFM多重放送受信機の構成を
示すブロック図である。以下、図に従って説明する。7
はFM放送波中に多重化されたVICS情報を受信する
VICS情報受信部で、特定の受信周波数の放送波を選
択受信するFMチューナ71、FM放送波中に多重され
た多重信号を分離してコード化されたVICS信号を復
号し、文字データに変換するFM多重デコーダ72で構
成される。
示すブロック図である。以下、図に従って説明する。7
はFM放送波中に多重化されたVICS情報を受信する
VICS情報受信部で、特定の受信周波数の放送波を選
択受信するFMチューナ71、FM放送波中に多重され
た多重信号を分離してコード化されたVICS信号を復
号し、文字データに変換するFM多重デコーダ72で構
成される。
【0005】8はFM放送波中に多重化されたDGPS
データを受信するDGPSデータ受信部で、特定の受信
周波数の放送波を選択受信するFMチューナ81、FM
放送波中に多重された多重信号を分離してコード化され
たDGPS信号を復号し、DGPSデータ(位置補正デ
ータ)に変換するFM多重デコーダ82で構成される。
データを受信するDGPSデータ受信部で、特定の受信
周波数の放送波を選択受信するFMチューナ81、FM
放送波中に多重された多重信号を分離してコード化され
たDGPS信号を復号し、DGPSデータ(位置補正デ
ータ)に変換するFM多重デコーダ82で構成される。
【0006】3は自車の位置を地図上に表示して走行案
内を行うナビゲーション部で、GPSにより自車の位置
を検出する位置検出部31、地図情報が記録されたCD
−ROMの読取装置(CD−ROMドライブ)等からな
る地図データベース32、位置検出部31及び対応する
地図情報に基いて自車の位置を特定する処理、表示処
理、経路探索処理及び、位置検出部31により検出した
自車の位置を受信したDGPSデータにより補正して高
精度で自車位置を検出するマイクロコンピュータ等から
なるナビゲーション制御部33で構成される。4は受信
したVICS情報を表示したり、地図や地図上に自車の
位置を表示する液晶等の表示部である。
内を行うナビゲーション部で、GPSにより自車の位置
を検出する位置検出部31、地図情報が記録されたCD
−ROMの読取装置(CD−ROMドライブ)等からな
る地図データベース32、位置検出部31及び対応する
地図情報に基いて自車の位置を特定する処理、表示処
理、経路探索処理及び、位置検出部31により検出した
自車の位置を受信したDGPSデータにより補正して高
精度で自車位置を検出するマイクロコンピュータ等から
なるナビゲーション制御部33で構成される。4は受信
したVICS情報を表示したり、地図や地図上に自車の
位置を表示する液晶等の表示部である。
【0007】FMチューナ71ではVICS受信のため
に設定された特定周波数の局発信号波と混合され、その
差の周波数である中間周波数に変換される。FMチュー
ナ71の出力はFM多重デコーダ72に入力されコード
化された多重信号からVICS情報である文字データ等
が読み出されて表示部4に文字で表示される。また、F
Mチューナ81ではDGPS受信のために設定された特
定周波数の局発信号波と混合され、その差の周波数であ
る中間周波数に変換される。FMチューナ81の出力は
FM多重デコーダ82に入力されコード化された多重信
号からDGPSデータ(位置補正データ)等が読み出さ
れてナビゲーション制御部33に入力される。
に設定された特定周波数の局発信号波と混合され、その
差の周波数である中間周波数に変換される。FMチュー
ナ71の出力はFM多重デコーダ72に入力されコード
化された多重信号からVICS情報である文字データ等
が読み出されて表示部4に文字で表示される。また、F
Mチューナ81ではDGPS受信のために設定された特
定周波数の局発信号波と混合され、その差の周波数であ
る中間周波数に変換される。FMチューナ81の出力は
FM多重デコーダ82に入力されコード化された多重信
号からDGPSデータ(位置補正データ)等が読み出さ
れてナビゲーション制御部33に入力される。
【0008】一方、GPSからなる位置検出部31によ
り自車の現在位置を特定する。そして、その位置データ
はナビゲーション制御部33に送られ、予めDGPSデ
ータ受信部8により受信されたDGPSデータに基づき
現在位置が補正され、地図データベース32から読み出
された地図データとともに表示部4に表示される。
り自車の現在位置を特定する。そして、その位置データ
はナビゲーション制御部33に送られ、予めDGPSデ
ータ受信部8により受信されたDGPSデータに基づき
現在位置が補正され、地図データベース32から読み出
された地図データとともに表示部4に表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のような方法で
は、VICS情報の放送されている周波数とDGPSデ
ータの放送されている周波数の放送波を受信するための
少なくとも2つのチューナが必要である。そのために、
FM多重放送受信機の価格が高くなるという問題が生ず
る。
は、VICS情報の放送されている周波数とDGPSデ
ータの放送されている周波数の放送波を受信するための
少なくとも2つのチューナが必要である。そのために、
FM多重放送受信機の価格が高くなるという問題が生ず
る。
【0010】本発明は、異なる周波数で放送されている
VICS情報等の道路交通情報とDGPSデータ等の位
置補正データを1つのチューナにより受信できる安価な
FM多重放送受信機を提供することを目的とする。
VICS情報等の道路交通情報とDGPSデータ等の位
置補正データを1つのチューナにより受信できる安価な
FM多重放送受信機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両に搭載され、FM放送の音声信号に多
重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位システ
ムにおける位置補正データを受信する多重受信手段を備
え、該位置補正データをナビゲーションシステムに出力
できるFM多重放送受信機において、時間経過に伴い、
受信周波数を掃引し前記位置補正データが送信されてい
る補正データ放送周波数に切り換える第1の切換手段と
を備えたことを特徴とするものである。
に本発明は、車両に搭載され、FM放送の音声信号に多
重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位システ
ムにおける位置補正データを受信する多重受信手段を備
え、該位置補正データをナビゲーションシステムに出力
できるFM多重放送受信機において、時間経過に伴い、
受信周波数を掃引し前記位置補正データが送信されてい
る補正データ放送周波数に切り換える第1の切換手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、受信周波数の掃引により見つかった
位置補正データを送出している放送局の周波数を記憶す
る記憶手段と、前記受信周波数の掃引時に、受信周波数
を前記記憶手段に記憶された周波数を設定し、掃引する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載のFM多重放
送受信機。
位置補正データを送出している放送局の周波数を記憶す
る記憶手段と、前記受信周波数の掃引時に、受信周波数
を前記記憶手段に記憶された周波数を設定し、掃引する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載のFM多重放
送受信機。
【0013】また、車両に搭載され、FM放送の音声信
号に多重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位
システムにおける位置補正データを受信する多重受信手
段を備えたFM多重放送受信機において、受信周波数
を、前記道路交通情報を送信している交通情報放送周波
数と、前記位置補正データを送信している補正データ放
送周波数間で前記車両の移動距離に伴って切り換える第
2の切換手段を備えたことを特徴とするものである。
号に多重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位
システムにおける位置補正データを受信する多重受信手
段を備えたFM多重放送受信機において、受信周波数
を、前記道路交通情報を送信している交通情報放送周波
数と、前記位置補正データを送信している補正データ放
送周波数間で前記車両の移動距離に伴って切り換える第
2の切換手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例のFM多重放送受信
機の構成を示すブロック図である。また、図2は本発明
のFM多重放送選局処理フローチャートである。以下、
図に従って説明する。1はFM放送波中に多重化された
VICS情報及びDGPSデータを受信する受信部で、
特定の受信周波数の放送波を選択受信するFMチューナ
11、FM放送波中に多重された多重信号を分離してコ
ード化された多重信号を復号し、VICS情報(文字デ
ータ)またはDGPSデータ(位置補正データ)に変換
するFM多重デコーダ(FM多重抽出回路)12で構成
される。
機の構成を示すブロック図である。また、図2は本発明
のFM多重放送選局処理フローチャートである。以下、
図に従って説明する。1はFM放送波中に多重化された
VICS情報及びDGPSデータを受信する受信部で、
特定の受信周波数の放送波を選択受信するFMチューナ
11、FM放送波中に多重された多重信号を分離してコ
ード化された多重信号を復号し、VICS情報(文字デ
ータ)またはDGPSデータ(位置補正データ)に変換
するFM多重デコーダ(FM多重抽出回路)12で構成
される。
【0015】3は自車の位置を検出し地図上に表示して
走行案内を行うナビゲーション部で、GPSにより自車
の位置を検出する位置検出部31、地図情報が記録され
たCD−ROMの読取装置(CD−ROMドライブ)等
からなる地図データベース32、位置検出部31及び対
応する地図情報に基いて自車の位置を特定する処理、表
示処理、経路探索処理及び、位置検出部31により検出
した自車の位置を受信したDGPSデータにより補正し
て高精度で自車位置を検出するマイクロコンピュータ等
からなるナビゲーション制御部33で構成される。4は
受信したVICS情報を表示したり、地図や地図上に自
車の位置を表示する液晶等の表示部である。
走行案内を行うナビゲーション部で、GPSにより自車
の位置を検出する位置検出部31、地図情報が記録され
たCD−ROMの読取装置(CD−ROMドライブ)等
からなる地図データベース32、位置検出部31及び対
応する地図情報に基いて自車の位置を特定する処理、表
示処理、経路探索処理及び、位置検出部31により検出
した自車の位置を受信したDGPSデータにより補正し
て高精度で自車位置を検出するマイクロコンピュータ等
からなるナビゲーション制御部33で構成される。4は
受信したVICS情報を表示したり、地図や地図上に自
車の位置を表示する液晶等の表示部である。
【0016】21は受信周波数の異なるVICS情報と
DGPSデータの両方を受信するために、受信周波数の
切換を制御する多重制御マイコンで、例えば、VICS
情報の受信中に所定時間毎にDGPSデータが放送され
ている周波数をサーチして、FMチューナ11にその周
波数に切り換えるように指示する。22は多重制御マイ
コン21に対してユーザがマニュアルでDGPSデータ
の取得を指示する操作スイッチである。
DGPSデータの両方を受信するために、受信周波数の
切換を制御する多重制御マイコンで、例えば、VICS
情報の受信中に所定時間毎にDGPSデータが放送され
ている周波数をサーチして、FMチューナ11にその周
波数に切り換えるように指示する。22は多重制御マイ
コン21に対してユーザがマニュアルでDGPSデータ
の取得を指示する操作スイッチである。
【0017】先ず、VICS情報受信動作について説明
する。FMチューナ11の出力はFM多重デコーダ12
に入力されコード化された多重信号からVICS情報で
ある文字データ等が読み出されて表示部4に文字で表示
される。次に、多重制御マイコン21の実行するDGP
Sデータの受信動作について図2のフローチャートに従
って説明する。尚、本処理はVICS情報が受信された
時点から開始する。
する。FMチューナ11の出力はFM多重デコーダ12
に入力されコード化された多重信号からVICS情報で
ある文字データ等が読み出されて表示部4に文字で表示
される。次に、多重制御マイコン21の実行するDGP
Sデータの受信動作について図2のフローチャートに従
って説明する。尚、本処理はVICS情報が受信された
時点から開始する。
【0018】ステップS11では、タイマを0に設定し
てステップS12に移る。つまり、FM放送(VICS
情報)の受信中に所定時間毎にDGPSデータを受信す
るためにタイマを0分に設定する。ステップS12で
は、操作スイッチ22が操作されたか否かを判断して操
作スイッチ22が操作されているとステップS14に移
り、操作スイッチ22が操作されていないとステップS
13に移る。つまり、VICS情報受信中にユーザがマ
ニュアルによりDGPSデータを受信するように指示し
たか否かを操作スイッチ22の状態により判断する。
てステップS12に移る。つまり、FM放送(VICS
情報)の受信中に所定時間毎にDGPSデータを受信す
るためにタイマを0分に設定する。ステップS12で
は、操作スイッチ22が操作されたか否かを判断して操
作スイッチ22が操作されているとステップS14に移
り、操作スイッチ22が操作されていないとステップS
13に移る。つまり、VICS情報受信中にユーザがマ
ニュアルによりDGPSデータを受信するように指示し
たか否かを操作スイッチ22の状態により判断する。
【0019】ステップS13では、10分を経過したか
否かを判断して10分を経過しておればステップS14
に移り、10分を経過していなればステップS12に戻
る。つまり、本処理は10分毎にDGPSデータを受信
するためにタイマの状態をチェックするものである。ス
テップS14では、受信している放送局においてDGP
Sデータがあるか否かを判断してDGPSデータがあれ
ばステップS16に移り、DGPSデータがなければス
テップS15に移る。つまり、現在受信している放送局
においてDGPSデータが多重放送されているか否かを
判断するものである。この判断は、FMチューナ11の
出力をFM多重デコーダ12に入力して、コード化され
たサービス識別信号(一般、VICS、DGPSの別)
の中にDGPS識別信号があるか否かを判断する。
否かを判断して10分を経過しておればステップS14
に移り、10分を経過していなればステップS12に戻
る。つまり、本処理は10分毎にDGPSデータを受信
するためにタイマの状態をチェックするものである。ス
テップS14では、受信している放送局においてDGP
Sデータがあるか否かを判断してDGPSデータがあれ
ばステップS16に移り、DGPSデータがなければス
テップS15に移る。つまり、現在受信している放送局
においてDGPSデータが多重放送されているか否かを
判断するものである。この判断は、FMチューナ11の
出力をFM多重デコーダ12に入力して、コード化され
たサービス識別信号(一般、VICS、DGPSの別)
の中にDGPS識別信号があるか否かを判断する。
【0020】ステップS15では、チューナの受信周波
数を掃引し、DGPSデータの送出している放送局を探
してステップS16に移る。つまり、現在受信している
放送局においてはDGPSデータが送出されていないの
で、受信周波数を変更してDGPSデータを送出してい
る放送局を探す。多重制御マイコン21はFMチューナ
11に対して受信周波数を変更するように指示する。そ
して、FM多重デコーダ12により複号されるデータか
ら多重情報(DGPSデータに対応する識別信号)の有
無を判断する。この処理を全周波数範囲(76.0から
90.0MHzまで、0.1MHz間隔で)について順
次行い、DGPSデータを送出している放送局が見つか
るまで繰り返す(サーチする)。尚、ステップS18に
おいて、DGPSデータ取得後に元の受信周波数(例え
ば、VICS受信周波数f1)に戻すために、サーチす
る前に受信していた放送局の周波数(f1)を記憶して
おく。また、一度DGPSデータの送出している放送局
が見つかれば、その放送局の周波数(DGPS受信周波
数f2)を記憶しておき、次回からは先ず記憶しておい
た受信周波数(f2)が受信できるように周波数を設定
してDGPSデータの有無を確認し、DGPSデータが
なければサーチするようにすれば、DGPSデータのあ
る放送局が早く選局できる。
数を掃引し、DGPSデータの送出している放送局を探
してステップS16に移る。つまり、現在受信している
放送局においてはDGPSデータが送出されていないの
で、受信周波数を変更してDGPSデータを送出してい
る放送局を探す。多重制御マイコン21はFMチューナ
11に対して受信周波数を変更するように指示する。そ
して、FM多重デコーダ12により複号されるデータか
ら多重情報(DGPSデータに対応する識別信号)の有
無を判断する。この処理を全周波数範囲(76.0から
90.0MHzまで、0.1MHz間隔で)について順
次行い、DGPSデータを送出している放送局が見つか
るまで繰り返す(サーチする)。尚、ステップS18に
おいて、DGPSデータ取得後に元の受信周波数(例え
ば、VICS受信周波数f1)に戻すために、サーチす
る前に受信していた放送局の周波数(f1)を記憶して
おく。また、一度DGPSデータの送出している放送局
が見つかれば、その放送局の周波数(DGPS受信周波
数f2)を記憶しておき、次回からは先ず記憶しておい
た受信周波数(f2)が受信できるように周波数を設定
してDGPSデータの有無を確認し、DGPSデータが
なければサーチするようにすれば、DGPSデータのあ
る放送局が早く選局できる。
【0021】ステップS16では、DGPSデータを収
集してステップS17に移る。つまり、FMチューナ1
1の出力をFM多重デコーダ12に入力し、コード化さ
れた多重信号からDGPSデータ(GPSにより検出し
た位置を補正するためのデータ)を読み出す。ステップ
S17では、ナビゲーション制御部33にDGPSデー
タを送出してステップS18に移る。つまり、受信した
DGPSデータをナビゲーション制御部33に送る。ナ
ビゲーション制御部33はGPSからなる位置検出部3
1により検出した位置データを、受信したDGPSデー
タを用いて補正する。そして、補正した高精度の現在位
置を地図データベース32から読み出した地図とともに
表示部4に表示する。
集してステップS17に移る。つまり、FMチューナ1
1の出力をFM多重デコーダ12に入力し、コード化さ
れた多重信号からDGPSデータ(GPSにより検出し
た位置を補正するためのデータ)を読み出す。ステップ
S17では、ナビゲーション制御部33にDGPSデー
タを送出してステップS18に移る。つまり、受信した
DGPSデータをナビゲーション制御部33に送る。ナ
ビゲーション制御部33はGPSからなる位置検出部3
1により検出した位置データを、受信したDGPSデー
タを用いて補正する。そして、補正した高精度の現在位
置を地図データベース32から読み出した地図とともに
表示部4に表示する。
【0022】ステップS18では、最初に受信していた
放送局に戻しステップS11に戻る。つまり、ステップ
S14でDGPSデータを送出している放送局をサーチ
する前の受信周波数(f1)がメモリに記憶されている
ので、その受信周波数に変更してVICS情報等を受信
する。以上のように本実施例では、1つのチューナで所
定時間毎にVICS情報とDGPSデータの受信周波数
を切り換えるので、受信回路構成が簡単になりFM多重
放送受信機が安価にできる。
放送局に戻しステップS11に戻る。つまり、ステップ
S14でDGPSデータを送出している放送局をサーチ
する前の受信周波数(f1)がメモリに記憶されている
ので、その受信周波数に変更してVICS情報等を受信
する。以上のように本実施例では、1つのチューナで所
定時間毎にVICS情報とDGPSデータの受信周波数
を切り換えるので、受信回路構成が簡単になりFM多重
放送受信機が安価にできる。
【0023】また、本例では、所定時間(10分)毎に
DGPSデータを取得する場合の処理について述べた
が、これに限らず車両が所定距離走行する(例えば、1
km)毎にDGPSデータを取得するようにしてもよ
い。この場合はステップS11においてD(距離)を0
kmにセットして走行距離計測を開始し、ステップS1
3においてD(距離)が1kmに達したか否かを車両の
距離センサで計測して判断するようにすればよい。
DGPSデータを取得する場合の処理について述べた
が、これに限らず車両が所定距離走行する(例えば、1
km)毎にDGPSデータを取得するようにしてもよ
い。この場合はステップS11においてD(距離)を0
kmにセットして走行距離計測を開始し、ステップS1
3においてD(距離)が1kmに達したか否かを車両の
距離センサで計測して判断するようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では1つの
チューナでVICS等の道路交通情報とDGPSデータ
等の位置補正データの両方が受信可能なFM多重放送受
信機が提供できる。
チューナでVICS等の道路交通情報とDGPSデータ
等の位置補正データの両方が受信可能なFM多重放送受
信機が提供できる。
【図1】本発明の一実施例のFM多重放送受信機の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のFM多重放送受信機のDG
PSデータ受信処理を示すフローチャートである。
PSデータ受信処理を示すフローチャートである。
【図3】従来のFM多重放送受信機の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
11・・・・FMチューナ、 31・・・・位
置検出部、12・・・・FM多重デコーダ、 32
・・・・地図データベース、21・・・・多重制御マイ
コン、 33・・・・ナビゲーション制御部、22
・・・・スイッチ、 4・・・・・表示
部。
置検出部、12・・・・FM多重デコーダ、 32
・・・・地図データベース、21・・・・多重制御マイ
コン、 33・・・・ナビゲーション制御部、22
・・・・スイッチ、 4・・・・・表示
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 G01S 1/68 G01S 5/14 G08G 1/0969
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に搭載され、FM放送の音声信号に
多重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位シス
テムにおける位置補正データを受信する多重受信手段を
備え、該位置補正データをナビゲーションシステムに出
力できるFM多重放送受信機において、時間経過に伴い、受信周波数を掃引し前記位置補正デー
タが送信されている補正データ放送周波数に切り換える
第1の切換手段とを備えたことを特徴とするFM多重放
送受信機。 - 【請求項2】 受信周波数の掃引により見つかった位置
補正データを送出している放送局の周波数を記憶する記
憶手段と、 前記受信周波数の掃引時に、受信周波数を前記記憶手段
に記憶された周波数を設定し、掃引するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のFM多重放送受信機。 - 【請求項3】 車両に搭載され、FM放送の音声信号に
多重化された道路交通情報と人工衛星を用いた測位シス
テムにおける位置補正データを受信する多重受信手段を
備えたFM多重放送受信機において、 受信周波数を、前記道路交通情報を送信している交通情
報放送周波数と、前記位置補正データを送信している補
正データ放送周波数間で前記車両の移動距離に伴って切
り換える第2の切換手段を備えたことを特徴とするFM
多重放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24411997A JP3245384B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | Fm多重放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24411997A JP3245384B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | Fm多重放送受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188213A JPH1188213A (ja) | 1999-03-30 |
JP3245384B2 true JP3245384B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
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