JPH11121903A - 多層レジスト構造及びその製造方法 - Google Patents

多層レジスト構造及びその製造方法

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JPH11121903A
JPH11121903A JP29648297A JP29648297A JPH11121903A JP H11121903 A JPH11121903 A JP H11121903A JP 29648297 A JP29648297 A JP 29648297A JP 29648297 A JP29648297 A JP 29648297A JP H11121903 A JPH11121903 A JP H11121903A
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JP
Japan
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resist
sog
thin film
substrate
multilayer
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Application number
JP29648297A
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English (en)
Inventor
Koji Kasai
浩二 笠井
Teru Ariga
輝 有賀
Kenichiro Urayama
健一朗 浦山
Toru Taniguchi
徹 谷口
Hajime Yamazaki
山崎  肇
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種の多層レジスト構造では、レジ
ストとSOGとの間にSOGに含まれる有機溶剤がレジ
スト材と反応することによりミキシング層が形成される
ため、エッチング時にミキシング層が異常エッチングさ
れ、機械的強度が低下する。 【解決手段】 SOGが塗布される面に有機溶剤とは反
応しない薄膜が形成された下層レジストを用いる。この
薄膜は、絶縁体(酸化ケイ素,窒化ケイ素)、半導体
(シリコン,ゲルマニウム)、金属(チタン,タングス
テン,アルミニウム、又はこれらの化合物)で形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を製造
する多層レジスト構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からセルフアライン(self alignmen
t gate) FETの製造等、微細加工を必要とする半導体
素子の製造プロセスにおいては、多層レジストを用いて
パターンを形成する方法が良く行われており、特にT型
ダミーゲートを形成し、セルフアラインでn+層を注入
するプロセスにおいては多層レジスト構造が必須とな
る。
【0003】図2を参照して従来のT型の多層レジスト
構造及びその製造方法について説明する。まず図2
(A)に示すように基板1に下層レジスト2を塗布す
る。次に図2(B)に示すように下層レジスト2の上に
SOG(spin on glass:塗布ガラス) 4を塗布する。こ
の時SOG4に含まれる有機溶剤が有機高分子材料の下
層レジスト2と反応することにより、レジスト材とSO
G4とが混在したミキシング層30が形成される。次に
SOG4の表面をO2プラズマあるいは大気中べーク(b
ake)により酸化させてSiO2 の膜を形成した後、図2
(C)に示すように上層レジスト5をSOG4の上に塗
布し、図2(D)に示すように上層レジスト5を写真触
刻してから、図2(E)に示すように順次SOG4,下
層レジスト2をエッチングして行く。このエッチング
で、SOG4とレジストとのエッチング選択性を利用し
て、図2(F)に示すように下層レジスト2が図面横方
向にエッチングされたT型の多層レジスト構造が完成す
る。
【0004】然しながら形成されたミキシング層30は
レジスト材に比べてエッチングされ易い性質を持つ場合
があり、このような場合、図2(E),(F)に示すよ
うに下層レジスト2のエッチングによって、エッチング
がミキシング層3内部に進行してしまう所謂エッチング
異常が生じる。そしてこのエッチング異常により、レジ
スト2とSOG4との接触面積が減少してしまうため、
完成した多層レジスト構造の機械的強度が弱くなり、後
処理工程での、ずれ,湾曲,はがれ等の問題が発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のこ
の種の多層レジスト構造では、SOGに含まれる有機溶
剤が有機高分子材料のレジストと反応することにより形
成されるミキシング層を有するためレジストのエッチン
グ処理で機械的強度が低下してしまうという問題があ
る。これに対処するため、レジストの熱処理温度を上げ
てレジストを硬化させたりレジストの表面を化学処理し
たりしてからSOGを塗布することで、SOGに含まれ
る溶剤とレジストとの反応性を低下させてミキシング層
の形成を抑制する方法が試みられているが、これらの方
法でもミキシング層の形成を完全に防ぐことができない
ためエッチング異常による機械的強度の低下を免れな
い。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、レジストとSOGとの間に生じるミ
キシング層の形成を阻止してレジストのエッチング時に
生じるエッチング異常を防止し、機械的強度の高い多層
レジスト構造を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる多層レジ
スト構造は、少なくとも、基板上に塗布された下層レジ
ストと、この下層レジストの上に塗布されたSOGと、
このSOGの上に塗布された上層レジストとからなり、
上層レジストが写真触刻されてパターニングされた後、
SOGと下層レジストとがエッチングされる多層レジス
ト構造において、SOGが塗布される面に有機溶剤とは
反応しない薄膜が形成された下層レジストを用いたこと
を特長とする。
【0008】また本発明に係わる多層レジスト構造の製
造方法は、上層レジストが写真触刻されてパターニング
された後、SOGと下層レジストとがエッチングされる
多層レジスト構造の製造方法において、少なくとも、基
板上に下層レジストを塗布する第1の工程、下層レジス
ト上に有機溶剤とは反応しない薄膜を形成する第2の工
程、該薄膜上にSOGを塗布する第3の工程、該SOG
の表面を酸化させる第4の工程、酸化させた前記SOG
の表面に上層レジストを塗布する第5の工程を備えたこ
とを特長とする。
【0009】さらに薄膜は、絶縁体(酸化ケイ素,窒化
ケイ素が望ましい)、半導体(シリコン,ゲルマニウム
が望ましい)、金属(チタン,タングステン,アルミニ
ウムが望ましい)、又はこれらの化合物で形成されるこ
とを特長とする。
【0010】本発明の多層レジスト構造及びその製造方
法で製造される多層レジスト構造は、薄膜がレジストと
SOGとを完全に分離してミキシング層の形成を阻止す
るので、層間のエッチング異常を防ぐことができレジス
トとSOGとの密着強度を高めることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の多層レジスト構
造及びその製造方法の一実施形態を説明するための図で
あり、図1において、1は基板、2は下層レジスト、3
は有機溶剤とは反応しない薄膜、4はSOG、5は上層
レジストである。まず図1(A)に示すように基板1に
下層レジスト2を塗布し、100°Cで1分間プリベー
ク(pre bake)を行う。次に図1(B)に示すように下
層レジスト2の上に有機溶剤とは反応しない薄膜3を形
成する。
【0012】この薄膜3は後述するように、SOG4に
含まれる有機溶剤が有機高分子材料のレジスト材と反応
することによりミキシング層が形成されるのを防止する
ためのものであり、従ってその材質は酸化ケイ素,窒化
ケイ素などの絶縁体、シリカ,ゲルマニウムなどの半導
体、チタン,タングステン,アルミニウムなどの金属、
あるいはこれらの化合物の何れも用いることができ、ま
た薄膜形成法には、蒸着,スパッタ,プラズマCVD法
等を用いることができる。なお、薄膜3を形成する過程
において、真空,プラズマ,加熱といった条件が加わる
ため、下層レジスト2との密着性が確保できるように薄
膜の厚さ,組成を選択する必要がある。例えば酸化ケイ
素を用いる場合、スパッタ法でSiO2 を数10〜数1
00Å成長させて薄膜3を形成する。
【0013】次に図1(C)に示すようにSOG4を形
成した薄膜3の上に塗布し、170°Cで30分のポス
トベーク(post bake )を行う。このポストベークにお
いては薄膜3によりSOG4と下層レジスト2とは完全
に分離されており、ミキシング層が形成されることはな
い。次にSOG4の表面をO2 プラズマで酸化させてS
iO2 化した後、図1(D)に示すように上層レジスト
5をSOG4の上に塗布し、100°Cで1分間プリベ
ークを行う。次に図1(E)に示すように上層レジスト
5を写真触刻しパターニングした後、図1(F)に示す
ように順次、SOG4,薄膜3,下層レジスト2をエッ
チングして行く。このエッチングで、SOG4とレジス
トとのエッチング選択性を利用して、図1(G)に示す
ように下層レジスト2が図面横方向にエッチングされた
T型の多層レジスト構造が完成する。得られた多層レジ
スト構造は、ミキシング層が形成されてないのでエッチ
ング時のエッチング異常が起こらず、機械的強度が高く
後処理工程に耐えるレジストパターンが形成されたもの
となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多層レジス
ト構造及びその製造方法は、エッチング時にレジストと
SOGとの間にエッチング異常が生じない構造とでき、
レジストとSOGとの密着強度を上げて機械的強度の高
い構造が得られる。その結果、特に下層レジスト幅0.
5μm以下の多層レジスト構造でもその構造を維持し易
くなり、後処理の自由度を高めることができる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】従来の多層レジスト構造及びその製造方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下層レジスト 3 薄膜 4 SOG 5 上層レジスト 30 ミキシング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 徹 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 山崎 肇 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、基板上に塗布された下層レ
    ジストと、この下層レジストの上に塗布されたSOG(s
    pin on glass:塗布ガラス) と、このSOGの上に塗布
    された上層レジストとからなり、上層レジストが写真触
    刻されてパターニングされた後、SOGと下層レジスト
    とがエッチングされる多層レジスト構造において、 SOGが塗布される面に有機溶剤とは反応しない薄膜が
    形成された下層レジストを用いたことを特長とする多層
    レジスト構造。
  2. 【請求項2】 前記薄膜は、絶縁体(酸化ケイ素,窒化
    ケイ素が望ましい)、半導体(シリコン,ゲルマニウム
    が望ましい)、金属(チタン,タングステン,アルミニ
    ウムが望ましい)、又はこれらの化合物で形成された薄
    膜であることを特長とする請求項1記載の多層レジスト
    構造。
  3. 【請求項3】 上層レジストが写真触刻されてパターニ
    ングされた後、SOGと下層レジストとがエッチングさ
    れる多層レジスト構造の製造方法において、 少なくとも、 基板上に下層レジストを塗布する第1の工程、 下層レジスト上に有機溶剤とは反応しない薄膜を形成す
    る第2の工程、 該薄膜上にSOGを塗布する第3の工程、 該SOGの表面を酸化させる第4の工程、 酸化させた前記SOGの表面に上層レジストを塗布する
    第5の工程、 を備えたことを特長とする多層レジスト構造の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記薄膜は、絶縁体(酸化ケイ素,窒化
    ケイ素が望ましい)、半導体(シリコン,ゲルマニウム
    が望ましい)、金属(チタン,タングステン,アルミニ
    ウムが望ましい)、又はこれらの化合物で形成されるこ
    とを特長とする請求項3記載の多層レジスト構造の製造
    方法。
JP29648297A 1997-10-15 1997-10-15 多層レジスト構造及びその製造方法 Pending JPH11121903A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103327746A (zh) * 2013-05-02 2013-09-25 深圳崇达多层线路板有限公司 一种精细线路的pcb板外层线路蚀刻方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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