JPH11121789A - 表面実装型フォトカプラの製造方法 - Google Patents

表面実装型フォトカプラの製造方法

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JPH11121789A
JPH11121789A JP29962297A JP29962297A JPH11121789A JP H11121789 A JPH11121789 A JP H11121789A JP 29962297 A JP29962297 A JP 29962297A JP 29962297 A JP29962297 A JP 29962297A JP H11121789 A JPH11121789 A JP H11121789A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部基板との半田接続部に応力ストレスがか
かり、クラックが生じ易く、半田接続不良が発生する。
基板の製造方法の生産性が悪い。 【解決手段】 透光性を有する多数個取りする第1の集
合基板11Aに、上面、下面電極パターン及びスルーホ
ール電極を形成する工程と、絶縁部材よりなる多数個取
りする第2の集合基板13Aに、各列毎に平行する複数
個の長穴スルーホール16と、その間に複数個の小穴ス
ルーホール17を形成するスルーホール加工工程と、上
面、下面電極パターン及びスルーホール電極を形成する
工程と、両集合基板を導電性部材14で熱圧着する集合
基板接着工程と、第1の集合基板11Aの上面及び下面
電極パターンに発光素子3及び受光素子4を実装する実
装工程と、両素子を遮光性の封止樹脂6で封止してフォ
トカプラ集合体10Aを形成する樹脂封止工程と、フォ
トカプラ単体に分割する工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出力側からの信
号に応答して非接触で出力側から信号を得ることができ
るフォトカプラに係わり、特に表面実装型フォトカプラ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のフォトカプラの断面図で
ある。図8において、フォトカプラ1Aは、各一対の、
リードフレーム2Aにダイボンド及びワイヤーボンドを
施した、発光素子としてLED3と、受光素子としてフ
ォトトランジスタ4を上下に対向するように配置し、L
ED3及びフォトトランジスタ4をシリコン樹脂5等の
透光性部材で樹脂封止した後、耐熱性エポキシ樹脂6で
トランスファーモールドにて成形する。
【0003】前記フォトカプラ1Aは、LED3とフォ
トトランジスタ4との距離を離すことより絶縁耐圧を高
めることができるが、フォトカプラ1Aの外形が大きく
なってしまう。また、両者の距離を離すと、光変換効率
が低下する。更に、シリコン樹脂5の樹脂封止工程を要
し生産性が低下する。また、トランスファーモールド成
形のため、金型等のコストがかかり、また、多数個取り
も困難である。この問題を解決するために、特開平8−
186284号公報にその技術が開示されている。図9
によりその概要を説明する。
【0004】図9は、従来の他のフォトカプラの断面図
である。図9において、フォトカプラ1Bは、発光素子
としてLED3と、受光素子としてフォトトランジスタ
4を透光性を有する基板2Bを挟んで対向するように基
板2B上に取り付けられている。前記LED3及びフォ
トトランジスタ4を覆うように、エポキシ樹脂よりなる
遮光性の封止樹脂6で樹脂封止する。このため、LED
3からの光は、基板2Bを介してフォトトランジスタ4
に達する。このように、LED3とフォトトランジスタ
4との間の距離が極めて短くなるので、光変換効率は大
幅に向上する。また、LED3とフォトトランジスタ4
との間に基板2Bが介在しているので、基板2Bを構成
する素材の絶縁破壊電圧内で完全に絶縁される。
【0005】前記フォトカプラ1Bを図示しないマザー
ボードに半田付けして、端子強度試験における耐基板折
り曲げ試験を行う際、マザーボードに所定の曲げモーメ
ントを加えると、半田付け部には基板2Bを垂直方向に
マザーボードから引き離す力が作用し、基板2Bを封止
樹脂6から剥離させ易く、信頼性に問題があった。ま
た、製造方法においても、上下の封止樹脂6の成形や、
基板2Bの折り曲げ成形等製造工程が複雑となり生産性
に問題があった。
【0006】そこで、上記問題を改良した表面実装型フ
ォトカプラが、先に本出願人が出願した特願平8−29
9831号(出願日、平成8年10月25日)に開示さ
れている。以下、図面に基づいてその概要を説明する。
【0007】図10は、フォトカプラの断面図である。
フォトカプラ1Cは、透光性を有し表裏面上にそれぞれ
電極パターンを形成した基板2Cと、基板2Cの一方の
面上に形成した電極パターンに取り付け電気的に接続し
た発光素子(LED)3と、基板2Cを挟んでLED3
に対向するように基板2Cの他方の面上に形成した電極
パターンに電気的に接続した受光素子(フォトトランジ
スタ)4と、前記LED3とフォトトランジスタ4を覆
うように、遮光性の封止樹脂6で樹脂封止する。基板2
Cの外側部に前記電極パターンと導通する半田電極端子
7が設けられ、マザーボード8にはその表面に、前記半
田電極端子7に対応する位置にそれぞれ接続用電極9が
取り付けられている。これら接続用電極9はマザーボー
ド8の表面に形成され半田12にて電気的に接続されて
いる。
【0008】図11は、基板2Cを多数個取りする製造
工程を示す基板シートの断面図である。基板2Cは熱可
塑性ポリイミドフィルム等からなる基板シートの表裏面
にそれぞれ銅の印刷又はエッチングにより形成されたパ
ターン上にニッケル、金又は半田のメッキを施すことに
より電極パターンが形成される。その後、加圧成形又は
インジェクション成形等により連続したW字形状に成形
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た表面実装型フォトカプラには次のような問題点があ
る。即ち、封止樹脂の熱膨張及び収縮に対して、表面実
装型フォトカプラとマザーボードとの半田接続部に応力
ストレスがかかり、クラックが生じ易く、半田接続不良
等の致命的な問題があった。また、製造方法において
も、多数個取りする熱可塑性ポリイミドフィルムからな
る基板シートに基板のW字形状を連続して成形するた
め、成形金型が複雑になる等の問題があった。
【0010】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、多数個取りする第1の集合基板
と第2の集合基板を導電性部材で熱圧着し、発光素子、
受光素子を実装した後、遮光性樹脂で樹脂封止し、単個
の表面実装型フォトカプラに分割することにより、表面
実装型フォトカプラとマザーボードとの半田接続部の信
頼性に優れた、小型、薄型で生産性の良い、安価な表面
実装型フォトカプラの製造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における表面実装型フォトカプラの製造方法
は、略矩形形状をした透光性の絶縁部材よりなる多数個
取りする第1の集合基板に、フォトカプラ複数個分の上
面及び下面電極パターンを形成すると共に、前記上面電
極パターンに第1の集合基板の下面に通ずるスルーホー
ル電極を形成する電極パターン形成工程と、前記第1の
集合基板と略同一の矩形形状をした絶縁部材よりなる多
数個取りする第2の集合基板に、各列毎に平行する複数
個の長穴スルーホールと、前記長穴スルーホール間に長
穴スルーホールと平行して複数個の小穴スルーホールを
形成するスルーホール加工工程と、前記第2の集合基板
に上面、下面電極パターン及びその両電極パターンと連
なるスルーホール電極を形成する電極パターン形成工程
と、前記第1の集合基板と第2の集合基板とを位置合わ
せし、第2の集合基板に形成した長穴スルーホールの列
間で、小穴スルーホール列上面に導電性部材で2つの集
合基板を熱圧着する集合基板接着工程と、前記第1の集
合基板の上面電極パターンに電気的に接続する発光素子
又は受光素子のいずれか一方の素子を実装し、前記第1
の集合基板を挟んで前記一方の素子に対向するように第
1の集合基板の下面電極パターンに電気的に接続する前
記一方の素子と異なる他方の素子を実装する素子実装工
程と、前記発光素子及び受光素子を遮光性樹脂で樹脂封
止してフォトカプラ集合体を形成する樹脂封止工程と、
前記フォトカプラ集合体を表面実装型フォトカプラ単体
に分割するダイシング工程とからなることを特徴とする
ものである。
【0012】また、前記第1の集合基板の上面電極パタ
ーンに発光素子を実装し、第1の集合基板を挟んで前記
発光素子に対向するように第1の集合基板の下面電極パ
ターンに受光素子を実装したことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、前記導電性部材は、異方性導電接着
剤又は異方性導電フィルムであることを特徴とするもの
である。
【0014】また、前記第1の集合基板は、ポリイミド
フィルムであることを特徴とするものである。
【0015】また、前記第2の集合基板は、ガラスエポ
キシ樹脂であることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る表面実装型フォトカプラの製造方法について説明す
る。図1〜図7は、本発明の実施の形態である表面実装
型フォトカプラの製造方法に係わり、図1は、表面実装
型フォトカプラの断面図、図2は、第1の集合基板の部
分斜視図、図3は、第2の集合基板の部分平面図、図4
は、図3の斜視図、図5は図3のA−A線断面図、図6
は、第1の集合基板と第2の集合基板を導電性部材で接
着する前の状態を示す展開斜視図、図7は、製造工程を
示し、図7(a)は基板接着、(b)は素子実装、
(c)は樹脂封止、(d)は分割工程を示す断面図、図
7(e)は、分割したフォトカプラの斜視図である。図
において、従来技術と同一部材は同一符号で示す。
【0017】図1において、11は、熱可塑性ポリイミ
ドフィルム等で構成されており、厚さは略0.1〜数m
mよりなる絶縁材料で、透光性及び耐熱性を有する第1
の基板であり、この第1の基板11の上面側には、発光
素子(以下、LEDと略称する)と接続する上面電極パ
ターン11aと、下面側には、受光素子(以下、フォト
トランジスタと略称する)と接続する下面電極パターン
11bがそれぞれ並列して形成されている。前記上面電
極パターン11aには、前記第1の基板11の下面に通
じるスルーホール電極11cが形成されている。
【0018】前記第1の基板11の下面に異方性導電フ
ィルム14等の導電性部材を接着することにより、第1
の基板11の上面電極パターン11aは、スルーホール
電極11cを介して導電性部材に導通し、下面電極パタ
ーン11bは直接導電性部材に導通し、導電性部材を介
してそれぞれ第2の基板13の上面電極パターン13a
に導通する。
【0019】前記第1の基板11の上面電極パターン1
1a上には、LED3の電極が半田により半田付けされ
て電気的に接続し、裏面側に光が発することができるよ
うに実装されている。
【0020】前記第1の基板11の下面電極パターン1
1bには、前記LED3に対向するように、裏面にフォ
トトランジスタ4が、半田により半田付けされて電気的
に接続している。
【0021】13は、ガラスエポキシ樹脂よりなる第2
の基板で、この第2の基板13の上面側には、前記導電
性部材と導通する上面電極パターン13aと、下面側に
は、ガラスエポキシ樹脂等よりなるマザーボードと導通
する下面電極パターン13bがそれぞれ並列して形成さ
れている。また、第2の基板13の側面には、前記上面
電極パターン13aと下面電極パターン13bとを接続
する側面電極であるスルーホール電極13cが形成され
ている。
【0022】図1において、前記第2の基板13の一対
を、それぞれスルーホール電極13cが外側を向くよう
に所定の間隔で対向して、前記第1の基板11の下面側
に導電性部材として、高密度電極の接続材料である、例
えば、異方性導電フィルム14で接着し、前記フォトト
ランジスタ4の樹脂封止空間15を形成する。
【0023】前記第1の基板11の両面に実装したLE
D3とフォトトランジスタ4を保護するために、第1の
基板11の上面及び、下面側の一対の第2の基板13間
の樹脂封止空間15を埋めるように、遮光性のエポキシ
等の封止樹脂6で封止することにより、表面実装型フォ
トカプラ10が完成される。この封止樹脂6は、外部光
の影響を防ぐため黒色等、外部光を遮断又は吸収する色
に着色されている。
【0024】図2〜図7において、表面実装型フォトカ
プラ10の製造方法について説明する。図2に示すよう
に、第1の集合基板11Aは、熱可塑性ポリイミドフィ
ルム等で構成されており、前述したように、厚さは略
0.1〜数mmよりなる絶縁材料シートで、透光性及び
耐熱性を有する。
【0025】電極パターン形成工程について説明する。
第1の集合基板11Aは、多数個取りするために、フォ
トカプラ複数個分の上面及び下面電極パターン11a、
11bを形成すると共に、前記上面電極パターン11a
に第1の集合基板11Aの下面に通ずるスルーホール電
極11cを形成する。電極パターンの形成は、エッチン
グ法で銅をエッチング処理して形成されたパターンある
いは、メッキ法で無電解メッキにより形成された銅箔の
バターン上に、ニッケル、金又は半田メッキを施して形
成する。
【0026】図3〜図5において、第2の集合基板13
Aは、前記第1の集合基板11Aと略同一の矩形形状を
したガラスエボキシ樹脂よりなる多数個取りする絶縁部
材である。
【0027】スルーホール加工工程は、第2の集合基板
13Aに、各列毎に平行する複数個の長穴スルーホール
16と、この長穴スルーホール16間に長穴スルーホー
ル16と平行して複数個の小穴スルーホール17を、N
C穴明け加工等により形成する。
【0028】電極パターン形成工程は、小穴スルーホー
ル17の内面を含む基板面を洗浄した後、電解メッキ及
び無電解メッキにより銅メッキ層を、前記長穴スルーホ
ール16をマスクして、小穴スルーホール17内まで施
す。エッチング処理により、メッキレジストをラミネー
トし、露光現像後バターンマスクを形成し、パターンエ
ッチングを行い、前記第2の集合基板13Aの上面、下
面電極パターン13a、13b及び両電極パターン13
a、13bとを電気的に導通するスルーホール電極13
c(縦パターン)が形成される。
【0029】図6に示すように、基板接続工程は、前記
第1の集合基板11Aと第2の集合基板13Aとを位置
合わせし、第2の集合基板13Aに形成した長穴スルー
ホール16の列間で、小穴スルーホール17列上面に沿
って短冊状の導電性部材である、例えば、異方性導電フ
ィルム14で2つの集合基板を熱圧着する。
【0030】図7(a)において、高密度電極の接続材
料である異方性導電フィルム14で両基板を接着するこ
とにより、前記長穴スルーホール16と第1の集合基板
11Aの下面とで、フォトトランジスタ4の樹脂封止空
間15が形成される。
【0031】前記異方性導電フィルム14は、微小な導
電粒子を接着剤に分散した高密度、かつ、多数の電極の
一括接続材料で、導電粒子で第1の集合基板11Aと第
2の集合基板13Aの相対する電極間の電気的接続を行
い、接着剤によって両電極間の固定と電気的接続を保持
している。即ち、接続時の加熱加圧により接着剤が溶融
し、分散されている導電粒子が電極間で保持されること
で導電性が得られ、電極間で保持されない導電粒子は互
いに接触しない程度に分散されており高い絶縁性が得ら
れる。
【0032】図7(b)において、素子実装工程は、前
記第1の集合基板11Aの上面電極パターン11aにL
ED3を半田付けして接続する。第1の集合基板11A
を挟んでLED3に対向するように、第1の集合基板1
1Aの下面電極パターン11bにフォトトランジスタ4
を半田付けして接続する。
【0033】上述した第1の集合基板11Aと第2の集
合基板13Aを異方性導電フィルム14で接着する前
に、前記第1の集合基板11Aの上下面の所定位置に、
LED3及びフォトトランジスタ4を半田付けしても良
いことは言うまでもない。
【0034】以上により、第1の集合基板11Aの上面
電極パターン11aは、スルーホール電極11cを介し
て異方性導電フィルム14に、下面電極パターン11b
は、直接異方性導電フィルム14に導通し、前記異方性
導電フィルム14を介して、それぞれ第2の集合基板1
3Aの上面電極パターン13aに導通する。
【0035】図7(c)において、樹脂封止工程は、前
記第1の集合基板11Aの両面に相対する位置に実装し
たLED3とフォトトランジスタ4とを保護するため
に、遮光性のエポキシ等の封止樹脂6で樹脂封止する。
この封止樹脂6は、外部光の影響を防ぐために黒色等、
外部光を遮断又は吸収する色に着色されている。以上で
フォトカプラ集合体10Aが形成される。
【0036】図7(d)において、ダイシング工程は、
前記フォトカプラ集合体10Aを個々のフォトカプラ単
体に、X、Y軸方向のスライシングラインに沿ってフォ
トカプラ単体に切断、分割することにより、表面実装型
フォトカプラ10が完成される。
【0037】上記した実施の形態では、第1の基板11
の上面側にLED3を、下面側にフォトトランジスタ4
を実装したが、逆に、第1の基板11の上面側にフォト
トランジスタ4を、下面側にLED素子3を実装しても
良いことは言うまでもない。
【0038】以上により、表面実装型フォトカプラ10
の第2の基板13のスルーホール電極13cの半田付け
面積が拡大されるので、表面実装型フォトカプラ10
は、マザーボード8(図1参照)に半田12で確実に半
田付けされ、半田固定力が著しく向上される。更に、第
2の基板13の部材をガラスエポキシ樹脂とし、マザー
ボード8の部材の部材についても、例えば、ガラスエポ
キシ樹脂を採用すると、共に、線膨張係数が同一のた
め、半田付けにより、半田接続部のストレスが減少して
半田付け不良が発生し難く、また、外部から予期せぬ衝
撃力が加わった時に、固着面が剥がれることもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面実装型フォトカプラの製造方法るおいて、多数個取
りする第1の集合基板と第2の集合基板を、高密度電極
の接続材料である異方性導電フィルムで接着する、極め
て簡略化された製造方法で、量産に適し、製造コストを
低減させることができる。
【0040】また、フィルム状の透光性の第1の基板を
使用することにより、発光素子、受光素子の絶縁性を保
持した状態で、至近距離に配置することができ、高い絶
縁性を保持しながら光変換効率を向上させ、且つ、表面
実装型フォトカプラの薄型化、小型化を図ることができ
る。
【0041】また、マザーボードの部材を第1の基板と
同一の材料の、例えば、ガラスエポキシ樹脂にすると、
線膨張係数が同一のため、半田付けにより、半田接続部
のストレスが減少して半田付け不良が発生し難く、ま
た、外部から予期せぬ衝撃力が加わった時に、固着面が
剥がれることもない。また、プリント基板等のマザーボ
ードに固着する際に、マザーボードと固着する側面電極
は、スルーホール電極により、半田付け面積が拡大され
確実に固着され、半田固定力は著しく向上し、信頼性の
優れた表面実装型フォトカプラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる表面実装型フォト
カプラの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる表面実装型フォト
カプラの製造方法に係わる第1の集合基板の電極形成工
程を示す部分斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる表面実装型フォト
カプラの製造方法に係わる第2の集合基板のスルーホー
ル加工工程を示す部分平面図である。
【図4】図3の斜視図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】第1の集合基板と第2の集合基板を導電性部材
で接着する前の状態を示す展開斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係わる表面実装型フォト
カプラの製造工程を示し、図7(a)は基板接着、
(b)は素子実装、(c)は樹脂封止(d)は分割の各
工程を示す断面図、(e)は分割されたフォトカプラ単
体の斜視図である。
【図8】従来の表面実装型フォトカプラの断面図であ
る。
【図9】従来の他の表面実装型フォトカプラの断面図で
ある。
【図10】従来の更に他の表面実装型フォトカプラの断
面図である。.
【図11】図10の基板を多数個取りする製造工程を示
す基板シートの断面図である。
【符号の説明】
3 発光素子(LED) 4 受光素子(フォトトランジスタ) 6 封止樹脂 8 マザーボード 10 表面実装型フォトカプラ 10A フォトカプラ集合体 11 第1の基板 11a、13a 上面電極パターン 11b、13b 下面電極パターン 11c、13c スルーホール電極 11A 第1の集合基板 13 第2の基板 13A 第2の集合基板 14 異方性導電フィルム 15 樹脂封止空間 16 長穴スルーホール 17 小穴スルーホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形形状をした透光性の絶縁部材より
    なる多数個取りする第1の集合基板に、フォトカプラ複
    数個分の上面及び下面電極パターンを形成すると共に、
    前記上面電極パターンに第1の集合基板の下面に通ずる
    スルーホール電極を形成する電極パターン形成工程と、
    前記第1の集合基板と略同一の矩形形状をした絶縁部材
    よりなる多数個取りする第2の集合基板に、各列毎に平
    行する複数個の長穴スルーホールと、前記長穴スルーホ
    ール間に長穴スルーホールと平行して複数個の小穴スル
    ーホールを形成するスルーホール加工工程と、前記第2
    の集合基板に上面、下面電極パターン及びその両電極パ
    ターンと連なるスルーホール電極を形成する電極パター
    ン形成工程と、前記第1の集合基板と第2の集合基板と
    を位置合わせし、第2の集合基板に形成した長穴スルー
    ホールの列間で、小穴スルーホール列上面に導電性部材
    で2つの集合基板を熱圧着する集合基板接着工程と、前
    記第1の集合基板の上面電極パターンに電気的に接続す
    る発光素子又は受光素子のいずれか一方の素子を実装
    し、前記第1の集合基板を挟んで前記一方の素子に対向
    するように第1の集合基板の下面電極パターンに電気的
    に接続する前記一方の素子と異なる他方の素子を実装す
    る素子実装工程と、前記発光素子及び受光素子を遮光性
    樹脂で樹脂封止してフォトカプラ集合体を形成する樹脂
    封止工程と、前記フォトカプラ集合体を表面実装型フォ
    トカプラ単体に分割するダイシング工程とからなること
    を特徴とする表面実装型フォトカプラの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の集合基板の上面電極パターン
    に発光素子を実装し、第1の集合基板を挟んで前記発光
    素子に対向するように第1の集合基板の下面電極パター
    ンに受光素子を実装したことを特徴とする請求項1記載
    の表面実装型フォトカプラの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材は、異方性導電接着剤又
    は異方性導電フィルムであることを特徴とする請求項1
    記載の表面実装型フォトカプラの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の集合基板は、ポリイミドフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1記載の表面実装型
    フォトカプラの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の集合基板は、ガラスエポキシ
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の表面実装型
    フォトカプラの製造方法。
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