JPH11120782A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH11120782A
JPH11120782A JP27672897A JP27672897A JPH11120782A JP H11120782 A JPH11120782 A JP H11120782A JP 27672897 A JP27672897 A JP 27672897A JP 27672897 A JP27672897 A JP 27672897A JP H11120782 A JPH11120782 A JP H11120782A
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JP
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current
voltage
constant
clock signal
signal
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JP27672897A
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English (en)
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Toshinori Harada
敏典 原田
Shiyouji Kubono
昌次 久保埜
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作電圧の影響を受けることなく、安定した
クロック信号を生成し、安定して高性能なデータの読み
出し、書き込み動作を行う。 【解決手段】 カレントミラー回路CMにより定電流を
生成し、抵抗Rにより定電圧VRSYSを発生させる。コン
パレータCP1は、定電圧VRSYSとコンデンサC1のノ
ードAとの電圧を比較し、ノードAの電圧が定電圧V
RSYSよりも高い場合、NAND回路ND1〜ND4のマ
ルチバイブレータのクロック信号CLKはHi信号、ク
ロック信号/CLKがLo信号となる。コンパレータC
P2は定電圧VRSYSとコンデンサC2のノードBとの電
圧を比較し、ノードBが高くなると、マルチバイブレー
タのクロック信号/CLKがHi信号となる。よって、
抵抗RとコンデンサC1,C2の静電容量とによりクロ
ック信号CLKの周期を決定し、これらの発振を繰り返
して内部クロックとして供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、フラッシュメモリに用いられるクロッ
クの安定供給に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、電
気的にデータの書き込み、消去を行うことのできるフラ
ッシュメモリなどの半導体集積回路装置では、内部クロ
ック信号をカレントミラー回路と抵抗とを使用して定電
圧を発生させ、そのカレントミラーの電流により容量を
充電する時間と、その後段に直列接続されたインバータ
構成のMOS(Metal Oxide Semico
nductor)トランジスタの充放電する時間とを用
いてクロック周期を決めている内部クロック回路が設け
られている。
【0003】なお、この種の半導体集積回路装置につい
て詳しく述べてある例としては、1994年11月5
日、株式会社培風館発行、伊藤清男(著)、「アドバン
ストエレクトロニクスI-9 超LSIメモリ」P26〜P28が
あり、この文献には、フラッシュメモリの回路技術が記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な半導体集積回路装置の内部クロック回路では、次のよ
うな問題点があることが本発明者により見い出された。
【0005】すなわち、カレントミラー回路に用いられ
るMOSトランジスタの電源電圧VCCmin時の動作特
性が悪いために、半導体装置の動作電圧である電源電圧
CC依存性が大きくなってしまうという問題がある。
【0006】また、インバータ構成のMOSトランジス
タにおいても、電源電圧VCCの変動によって充電のスピ
ードなどが変化してしまうために同じく電源電圧VCC
存性が大きくなってしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、動作電圧の影響を受ける
ことなく、安定したクロック信号を生成し、安定して高
性能なデータの読み出し、書き込み動作を行うことので
きる半導体集積回路装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、基準の電流に基づいて定電流である第1の電流と第
2の電流とを生成する定電流生成部と、当該定電流生成
部により生成された第1の電流の出力部と基準電位との
間に電気的に接続された抵抗とからなる定電圧を発生す
る定電圧発生部と、制御信号に基づいて所定の周期のク
ロック信号を発生する信号発振部と、該定電圧発生部を
用いて所定の周期のクロック信号を生成するクロック制
御部とよりなるクロック信号発生部とから構成されるク
ロック発生手段を設けたものである。
【0011】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記定電流生成部がカレントミラー回路よりなり、前記信
号発振部がマルチバイブレータよりなるものである。
【0012】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記クロック制御部が、定電圧発生部によって発生され
た定電流をPチャネルMOSトランジスタによってカレ
ントミラーした定電流により充電を行う第1、第2の静
電容量素子と、該記第1の静電容量素子に充電される電
圧と定電圧発生部の定電圧との比較を行い、その第1の
静電容量素子に充電される電圧が高くなると信号発振部
に制御信号を出力する第1の比較器と、第2の静電容量
素子に充電される電圧と定電圧発生部の定電圧との比較
を行い、その第2の静電容量素子に充電される電圧が高
くなると信号発振部に制御信号を出力する第2の比較器
と、第1の静電容量素子に充電される電圧が高くなった
場合に第1の静電容量素子の放電を行う第1のスイッチ
ング部と、第2の静電容量素子に充電される電圧が高く
なった場合に2の静電容量素子の放電を行う第2のスイ
ッチング部とよりなるものである。
【0013】それらにより、クロック信号の周期を動作
電圧である電源電圧に依存することなく、発生すること
ができる。
【0014】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記カレントミラー回路における第1の電流の出力部とな
る定電流MOSトランジスタのゲート幅あるいはゲート
長の少なくともいずれか一方を大きくすることにより、
第1の電流と第2の電流とが同等程度の電流値となるよ
うに調整を行うものである。
【0015】それにより、カレントミラー回路における
抵抗と電気的に接続されている定電流MOSトランジス
タにおける電流が小さくなるのを防止することができ、
電源電圧特性を大幅に改善することができる。
【0016】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記マルチバイブレータの出力部がインバータにより構
成されているものである。
【0017】それにより、マルチバイブレータのスイッ
チング動作をより高速化できるので、クロック信号発生
における電源電圧依存性を大幅に少なくすることができ
る。
【0018】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記クロック発生手段により生成されたクロック信号を、
コントローラの制御用ならびに内部電源回路の昇圧用に
用いたものである。
【0019】以上のことにより、電源電圧の変動などに
依存することなく、安定してクロック信号を供給するこ
とができるので、半導体集積回路装置の信頼性を大幅に
向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態によるフラ
ッシュメモリのブロック図、図2は、本発明の一実施の
形態によるフラッシュメモリにおけるクロック発生回路
の回路図、図3は、本発明の一実施の形態によるフラッ
シュメモリにおけるクロック発生回路のタイミングチャ
ートである。
【0022】本実施の形態において、電気的にデータの
書き込み、消去が行える64Mビットのフラッシュメモ
リ(半導体集積回路装置)1は、入出力バッファ2およ
び制御信号入出力バッファ3が設けられている。
【0023】この入出力バッファ2には、8本のI/O
(Input/Output)端子から入力されたI/
Oデータまたはアドレスデータが兼用して入力され、そ
れらのロジックのインタフェースを行っている。さら
に、入出力バッファ2に入力されるアドレスは2回(A
0〜A7、A8〜A13)に分けて入力される。制御信
号入出力バッファ3は、外部から入力される制御信号の
入力バッファである。
【0024】また、入出力バッファ2は、コントローラ
4、メインアンプ5ならびにXアドレスバッファ6と接
続されている。コントローラ4は、制御信号入力バッフ
ァ3に入力された制御信号に基づいて、書き込み、読み
出し、消去などの、どのモードに入ったかを判定し、該
フラッシュメモリ1全体の制御を司る。
【0025】さらに、メインアンプ5は、Yゲート7と
接続され、そのYゲート7は、データレジスタ8と接続
されている。このメインアンプ5は、データレジスタ8
からYゲート7を介して入出力されるデータの増幅を行
い、Xアドレスバッファ6は、入出力バッファ2から入
力されたXアドレスを格納する。
【0026】また、Xアドレスバッファ6には、Xデコ
ーダ9が接続されており、Yゲート7には、Yデコーダ
10が接続され、該Yデコーダ10には、Yアドレスカ
ウンタ11が接続されている。
【0027】そして、Xデコーダ9およびデータレジス
タ8には、メモリマット12が接続されており、このメ
モリマット12は、記憶の最小単位であるメモリセルが
規則正しくマトリクス状に並べられ、16K×528バ
イト構成となっている。
【0028】Xデコーダ9は、Xアドレスバッファ6か
ら出力されたXアドレスに対応したメモリマット12内
のワード線に所定の電圧を印加する。ここで、Xデコー
ダ9が印加する電圧は、たとえば、消去時が16V程
度、書き込み時が−13V程度、読み出し時が2V〜3.
3V程度である。
【0029】また、Yデコーダ10は、Yアドレスカウ
ンタ7内のYアドレスに対応したYゲート7を動作させ
る。Yゲート7は、Yデコーダ10によって選択された
Yアドレスに対応したデータレジスタ8とメインアンプ
5との間の接続を行う。
【0030】データレジスタ8は、Yゲート7を介して
入出力が行われるデータの格納を行い、Yアドレスカウ
ンタ11は、入力されるデータをデータレジスタ8に入
力する場合や出力されるデータをデータレジスタ8から
出力する場合に、アドレス数Y=0〜511をシリアル
アクセスするためにYアドレスをインクリメントする。
【0031】また、Xデコーダ9には、内部電源回路1
3が接続されており、この内部電源回路13は、ワード
線に、たとえば、3.3V程度の電源電圧VCC以外の電圧
を印加するための電圧を生成する。内部電源回路13
は、たとえば、2.0V程度の電圧を生成する降圧電源回
路と−13.0V程度の負電圧を生成する昇圧電源回路と
から構成されている。
【0032】さらに、コントローラ4には、クロック発
生回路(クロック発生手段)14が接続されており、該
クロック発生回路14は、たとえば、データのリード/
ライト時などにコントローラ4から出力される起動信号
に基づいて、たとえば、10MHz程度と20MHz程
度の一定周期のクロック信号CLKを発生する。
【0033】次に、クロック発生回路14の回路構成に
ついて、図2を用いて説明する。
【0034】まず、クロック発生回路14は、後述する
カレントミラー回路と抵抗を用いて定電圧VRSYSを発生
する定電圧発生回路(定電圧発生部)141 と、該定電
圧発生回路141 により発生された定電圧VRSYSを用い
て所定の周期のクロック信号を発生するクロック信号発
生回路(クロック信号発生部)142 とから構成されて
いる。
【0035】また、定電圧発生回路141 は、Pチャネ
ルMOSトランジスタであるトランジスタT1,T2、
NチャネルMOSトランジスタであるトランジスタ(定
電流MOSトランジスタ)T3、トランジスタT4から
なるカレントミラー回路(定電流生成部)CMならびに
抵抗Rにより構成されている。
【0036】そして、トランジスタT1,T2の一方の
接続部には、電源電圧VCCが供給さるように電気的に接
続が行われており、トランジスタT1のゲート、他方の
接続部がトランジスタT2のゲートと電気的に接続され
ており、ゲート電圧VPGが生成されている。
【0037】また、トランジスタT1の他方の接続部
は、トランジスタT3の一方の接続部と電気的に接続さ
れ、トランジスタT2の他方の接続部は、トランジスタ
T4の一方の接続部と電気的に接続されている。
【0038】さらに、トランジスタT3のゲートとトラ
ンジスタT4のゲートおよび一方の接続部とが電気的に
接続されており、トランジスタT4の他方の接続部はグ
ランド電位(基準電位)VSSと電気的に接続されてい
る。
【0039】また、トランジスタT3の他方の接続部
は、抵抗Rの一方の接続部と電気的に接続され、このト
ランジスタT3の他方の接続部が定電圧VRSYSの出力部
となっている。そして、抵抗Rの他方の接続部は、グラ
ンド電位VSSと電気的に接続されている。
【0040】次に、クロック信号発生回路142 は、コ
ンパレータ(第1の比較部)CP1、コンパレータ(第
2の比較部)CP2、否定論理積回路であるNAND回
路ND1〜ND4、静電容量素子であるコンデンサ(第
1の静電容量素子)C1、コンデンサ(第2の静電容量
素子)C2およびNチャネルトランジスタであるトラン
ジスタ(第1、第2のスイッチング部)T5,T6によ
って構成されている。
【0041】ここで、NAND回路ND1〜ND4によ
ってマルチバイブレータ(信号発振部)MBが構成さ
れ、コンパレータCP1,CP2、コンデンサC1,C
2、トランジスタT5,T6ならびにトランジスタT
7,T8によってクロック制御部が構成されている。
【0042】また、それぞれのコンパレータCP1,C
P2の一方の入力部には、定電圧発生回路141 により
発生された定電圧VRSYSが入力されるように電気的に接
続され、コンパレータCP1の他方の入力部は、コンデ
ンサC1の一方の接続部と電気的に接続されている。
【0043】さらに、これらコンパレータCP1の他方
の入力部ならびにコンデンサC1の一方の接続部はトラ
ンジスタT7の一方の接続部と電気的に接続され、トラ
ンジスタT7の他方の接続部は、電源電圧VCCが供給さ
れており、トランジスタT7のゲートは、定電圧発生回
路141 のトランジスタT1,T2と電気的に接続され
ている。そして、コンデンサC1の他方の接続部はグラ
ンド電位VSSと電気的に接続されている。
【0044】また、コンパレータCP1の他方の入力部
には、トランジスタT5の一方の接続部が電気的に接続
されており、トランジスタT5の他方の接続部はグラン
ド電位VSSと電気的に接続されている。
【0045】次に、コンパレータCP2の他方の入力部
は、コンデンサC2の一方の接続部と電気的に接続さ
れ、これらコンパレータCP2の他方の入力部ならびに
コンデンサC2の一方の接続部は、トランジスタT8の
一方の接続部と電気的に接続され、トランジスタT8の
他方の接続部は、電源電圧VCCが供給されており、ゲー
トには、定電圧発生回路141 のトランジスタT1,T
2が電気的に接続されている。また、コンデンサC2の
他方の接続部はグランド電位VSSと電気的に接続されて
いる。
【0046】さらに、トランジスタT6の一方の接続部
はコンパレータCP2の他方の入力部と電気的に接続さ
れており、トランジスタT6の他方の接続部はグランド
電位VSSと電気的に接続されている。
【0047】次に、コンパレータCP1の出力部から出
力される信号(制御信号)は、NAND回路ND1の一
方の入力部に入力されるように電気的に接続され、コン
パレータCP2の出力部から出力される信号(制御信
号)は、NAND回路ND2の一方の入力部に入力され
るように電気的に接続されている。
【0048】また、NAND回路ND1の他方の入力部
は、NAND回路ND2の出力部およびNAND回路N
D3の一方の入力部と電気的に接続され、NAND回路
ND2の他方の入力部は、NAND回路ND1の出力部
ならびにNAND回路ND4の一方の入力部と電気的に
接続されている。
【0049】さらに、NAND回路ND3の他方の入力
部は、NAND回路ND4の出力部、トランジスタT6
のゲートと電気的に接続されており、NAND回路ND
4の他方の入力部は、NAND回路ND3の出力部、ト
ランジスタT4のゲートと電気的に接続されている。
【0050】そして、NAND回路ND3の出力部から
クロック信号CLKの出力されることになり、NAND
回路ND4の出力部からはクロック信号CLKの反転信
号であるクロック信号/CLKが出力されることにな
る。
【0051】よって、このクロック発生回路14から発
生されるクロック信号CLKの周期は、前述した抵抗R
とコンデンサC1,C2によって決定されることにな
る。
【0052】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0053】まず、図2に示すように、定電圧発生回路
141 のカレントミラー回路CMでは、トランジスタT
1,T3に流れる電流(第1の電流)とトランジスタT
2,T4に流れる電流(第2の電流)とが鏡影されたよ
うに同じに流れるカレントミラーにより定電流を生成
し、その定電流を抵抗Rを介してグランド電位VSSに流
すことによって定電圧VRSYSを発生させ、クロック信号
発生回路142 のコンパレータCP1,CP2の一方の
入力部に供給される。
【0054】ここで、前述したように定電圧発生回路1
1 のトランジスタT3の他方の接続部とグランド電位
SSとの間に抵抗Rが電気的に接続されているので、ト
ランジスタT3を流れる電流とトランジスタT4を流れ
る電流とが異なってしまう。
【0055】よって、トランジスタT3とトランジスタ
T4との電流を同じにするために、トランジスタT3に
おけるゲート幅またはゲート長の少なくともいずれかを
大きくすることによってトランジスタT3のゲートと抵
抗Rが接続されている他方の接続部間の電位差を少なく
し、カレントミラーのVCCmin特性を向上している。
【0056】次に、クロック信号発生回路142 につい
て図2および図3のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0057】まず、クロック信号発生回路142 におい
て、たとえば、図3に示すように、クロック信号CLK
がLo信号であると、その反転信号であるクロック信号
/CLKはHi信号が出力されている。
【0058】この時、クロック信号/CLKの出力部で
あるNAND回路ND4はHi信号であるので、トラン
ジスタT6がONとなり、コンデンサC2はトランジス
タT6を介してグランド電位VSSに放電が行われ、図2
のノードBはLo信号となる。
【0059】一方、クロック信号CLKは、前述したよ
うにLo信号であるので、トランジスタT5はOFFと
なり、コンデンサC1には前述したトランジスタT7,
T8によってカレントミラーした定電流が充電されるこ
とになる。
【0060】また、コンパレータCP1は、定電圧V
RSYSとコンデンサC1に充電される電圧との電圧を比較
しており、コンデンサC1が充電されるにしたがって、
ノードAの電圧が定電圧VRSYSよりも高くなるとHi信
号が出力される。さらに、コンパレータC2は、トラン
ジスタT6がONしているのでLo信号出力となる。
【0061】そして、コンパレータCP1がHi信号と
なることにより、NAND回路ND1〜ND4から構成
されるマルチバイブレータMBの出力であるクロック信
号CLKがHi信号となり、クロック信号/CLKがL
o信号となる。
【0062】次に、クロック信号CLKがHi信号とな
ると、トランジスタT5はONとなり、コンデンサC1
はトランジスタT5を介して放電されるので、ノードA
はグランド電位VSSとなり、コンパレータCP1がLo
信号の出力となる。
【0063】同時に、クロック信号/CLKがLo信号
となるので、トランジスタT6はOFFとなり、コンデ
ンサC2に充電されるので、ノードBの電圧が上昇す
る。
【0064】そして、コンデンサC2が充電されて、ノ
ードBの電圧が定電圧VRSYSよりも高くなるとコンパレ
ータCP2からHi信号が出力される。ここで、コンパ
レータCP1は、トランジスタT5がONしているので
Lo信号出力となる。
【0065】そして、コンパレータCP2がHi信号と
なることにより、NAND回路ND1〜ND4のマルチ
バイブレータMBの出力であるクロック信号/CLKが
Hi信号となり、クロック信号CLKがLo信号とな
り、これらの発振を繰り返すことによってクロック信号
CLK,/CLKが発生されることになる。
【0066】よって、クロック信号CLKの周期は、式
T=CRにより、ほぼ決定することができる。ここ
で、Tは周期、Cはコンデンサの静電容量、Rは抵抗値
である。
【0067】それにより、本実施の形態によれば、フラ
ッシュメモリ1のクロック信号CLKの周期を定電圧発
生回路141 の抵抗Rとクロック信号発生回路142
コンデンサC1,C2の静電容量とによって決定できる
ので、クロック発生回路14における電源電圧VCCの依
存性を大幅に少なくすることができ、フラッシュメモリ
1のデータの読み出し、書き込み動作を安定して行うこ
とのできる。
【0068】また、本実施の形態では、クロック信号発
生回路142 におけるマルチバイブレータMBをNAN
D回路ND1〜ND4によって構成したが、たとえば、
マルチバイブレータの異常動作時などにLowFixと
ならないように設けた出力部のNAND回路を、図4に
示すように、インバータIv1,Iv2により構成する
ようにしてもよい。
【0069】この場合、出力部をインバータIv1,I
v2とすることによって、NAND回路よりも負荷を軽
くすることができ、スイッチング動作をより高速化する
ことができ、一層電源電圧VCCの依存性を低減すること
ができる。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0071】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0072】(1)本発明によれば、半導体チップ内部
で発生させるクロック信号の周期を動作電圧である電源
電圧に依存することなく、安定して発生することができ
る。
【0073】(2)また、本発明では、カレントミラー
回路における定電流MOSトランジスタのゲート幅ある
いはゲート長の少なくともいずれか一方を大きくして第
1の電流と第2の電流とが同等程度の電流値とすること
により、カレントミラー回路の電源電圧特性を大幅に改
善することができる。
【0074】(3)さらに、本発明においては、マルチ
バイブレータの出力部をインバータとすることにより、
マルチバイブレータのスイッチング動作をより高速化で
き、クロック信号発生における電源電圧依存性を大幅に
少なくすることができる。
【0075】(4)また、本発明によれば、フラッシュ
メモリにクロック発生手段を設けることにより、データ
の読み出し、書き込み動作を安定して行うことのでき
る。
【0076】(5)さらに、本発明では、上記(1)〜
(4)により、安定してクロック信号を供給することが
できるので、フラッシュメモリなどの半導体集積回路装
置の信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるフラッシュメモリ
のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるフラッシュメモリ
におけるクロック発生回路の回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるフラッシュメモリ
におけるクロック発生回路のタイミングチャートであ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態によるフラッシュメモ
リにおけるクロック発生回路の回路図である。
【符号の説明】
1 フラッシュメモリ(半導体集積回路装置) 2 入出力バッファ 3 制御信号入力バッファ 4 コントローラ 5 メインアンプ 6 Xアドレスバッファ 7 Yゲート 8 データレジスタ 9 Xデコーダ 10 Yデコーダ 11 Yアドレスカウンタ 12 メモリマット 13 内部電源回路 14 クロック発生回路(クロック発生手段) 141 定電圧発生回路(定電圧発生部) 142 クロック信号発生回路(クロック信号発生部) CM カレントミラー回路(定電流生成部) MB マルチバイブレータ(信号発振部) T1,T2 トランジスタ T3 トランジスタ(定電流MOSトランジスタ) T4 トランジスタ T5 トランジスタ(第1のスイッチング部) T6 トランジスタ(第2のスイッチング部) T7 トランジスタ T8 トランジスタ R 抵抗 CP1 コンパレータ(第1の比較部) CP2 コンパレータ(第2の比較部) ND1〜ND4 NAND回路 C1 コンデンサ(第1の静電容量素子) C2 コンデンサ(第2の静電容量素子) CLK,/CLK クロック信号 VRSYS 定電圧 VPG ゲート電圧 VCC 電源電圧 VSS グランド電位(基準電位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保埜 昌次 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準の電流に基づいて定電流である第1
    の電流と第2の電流とを生成する定電流生成部と、前記
    定電流生成部により生成された第1の電流の出力部と基
    準電位との間に電気的に接続された抵抗とからなる定電
    圧を発生する定電圧発生部と、 制御信号に基づいて所定の周期のクロック信号を発生す
    る信号発振部と、前記定電圧発生部を用いて所定の周期
    のクロック信号を生成するクロック制御部とよりなるク
    ロック信号発生部とから構成されるクロック発生手段を
    設けたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記定電流生成部がカレントミラー回路よりな
    り、前記信号発振部がマルチバイブレータよりなること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、 前記クロック制御部が、 前記定電流をカレントミラーした定電流により充電を行
    う第1、第2の静電容量素子と、 前記第1の静電容量素子に充電される電圧と前記定電圧
    発生部の定電圧との比較を行い、前記第1の静電容量素
    子に充電される電圧が高くなると前記信号発振部に制御
    信号を出力する第1の比較器と、 前記第2の静電容量素子に充電される電圧と前記定電圧
    発生部の定電圧との比較を行い、前記第2の静電容量素
    子に充電される電圧が高くなると前記信号発振部に制御
    信号を出力する第2の比較器と、 前記第1の静電容量素子に充電される電圧が高くなった
    場合に前記第1の静電容量素子の放電を行う第1のスイ
    ッチング部と、 前記第2の静電容量素子に充電される電圧が高くなった
    場合に前記第2の静電容量素子の放電を行う第2のスイ
    ッチング部とよりなることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の半導体集積回路
    装置において、前記カレントミラー回路における第1の
    電流の出力部となる定電流MOSトランジスタのゲート
    幅あるいはゲート長の少なくともいずれか一方を大きく
    することにより、第1の電流と第2の電流とが同等程度
    の電流値となるように調整を行うことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記マルチバイブレータの
    出力部がインバータにより構成されていることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記クロック発生手段によ
    り生成されたクロック信号を、コントローラの制御用な
    らびに内部電源回路の昇圧用に用いることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005149707A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Samsung Electronics Co Ltd 検査時間を短縮するフラッシュメモリテスタ及びこれを利用した電気的検査方法
JP2006166305A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体回路
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