JPH11120407A - 紙葉類払い出し装置 - Google Patents

紙葉類払い出し装置

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JPH11120407A
JPH11120407A JP9277114A JP27711497A JPH11120407A JP H11120407 A JPH11120407 A JP H11120407A JP 9277114 A JP9277114 A JP 9277114A JP 27711497 A JP27711497 A JP 27711497A JP H11120407 A JPH11120407 A JP H11120407A
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JP
Japan
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sheet
sheets
bill
feeding
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JP9277114A
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English (en)
Inventor
Kazuya Nakayama
和哉 中山
Tetsuji Kawasaki
川崎  哲治
Kazushi Onuki
一志 大貫
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH11120407A publication Critical patent/JPH11120407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉類払い出し装置に関し、誰でも紙葉類
(紙幣)の払い出し業務を同じ速度で行うことができる
ようにすることを目的とする。 【解決手段】 紙幣払い出し装置1は機筐1aの前面側
に、上または正面が紙幣補充口として開口した紙幣繰り
出し収納庫2と、正面に取出口8aが開口した出金集積
部8と、正面にカバー10付きの回収口9aが開口した
リジェクト庫9が配置されている。紙幣の補充は金種混
合で紙幣繰り出し収納庫2の補充口に投入される。上位
装置からの払い出し指令に応答して、紙幣繰り出し収納
庫2から紙幣が繰り出され、繰り出し搬送路3で搬送さ
れ、搬送途中で紙幣鑑別部4による金種判別が行われ
る。判別結果が千円ならば、送り先切り換えゲート7の
切り換えで出庫搬送路5で出金集積部8へ、判別結果が
千円以外ならば、リジェクト搬送路6でリジェクト庫9
へ搬送され、集積される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類払い出し装置
に関し、特に現金払出し機、現金出納機などの紙幣払出
し機に適用可能な紙葉類払い出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば有料道路や駐車場な
どの料金所窓口においては、利用者から利用開始場所や
利用開始時間が記録された通行カードや駐車カードを受
け取り、記録された情報から算出した利用料金を提示し
た後に、利用者との間で金銭の授受が行われる。
【0003】図11は料金所窓口における料金清算装置
の構成例を示す図である。一般に、有料道路や駐車場な
どの料金所窓口では、たとえばブース101の中に引き
出し式の金庫102が設けられ、利用料金の算出などを
行う端末機器103と料金精算カード読み取り装置10
4とが設置されている構成を採っていることが多い。こ
のような形態における料金徴収業務においては、徴収し
た現金(紙幣)Pを金庫102に収納し、釣り銭が発生
した場合は、釣り銭用に予め収納していた現金または徴
収された現金を釣り銭として利用者に渡していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
料金徴収業務によれば、釣り銭の計数は人手により行っ
ており、しかも紙幣を計数する場合には係員によっては
枚数の確認のために何回か繰り返し計数してから利用者
に渡すようにしているため、釣り銭払い戻しのための処
理時間が長くかかり、利用者に不便を強いるだけでな
く、料金収受のスムーズな運用に支障をきたしていると
いう問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、誰でも紙葉類の払い出し業務を同じ速度で行
うことができる紙葉類払い出し装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、紙葉類を堆積して収納する収納部、前記
収納部の底面に摩擦材を接触させて底部排出口から紙葉
類を沿面方向に排送する紙葉類分離手段、および排送さ
れた紙葉類を一葉ずつ送り出す紙葉類重送防止手段を有
する紙葉類繰り出し収納庫と、前記紙葉類繰り出し収納
庫から繰り出された紙葉類を出庫経路に向けて搬送する
紙葉類送給手段と、前記紙葉類送給手段の送給路途中で
紙葉類の異常を鑑別する鑑別手段と、前記鑑別手段の鑑
別結果により紙葉類が不適格のときはその紙葉類を回収
経路へ振り分けるとともに適格のときは紙葉類の前記出
庫経路への進入を許容する送り先切り換え手段と、前記
出庫経路上へ送り込まれた紙葉類が一葉ずつ投出されて
縦積み堆積する出庫口と、前記回収経路上へ送り込まれ
た紙葉類が一葉ずつ投出されて縦積み堆積する回収庫と
を備えた紙葉類払出し装置であって、前記紙葉類繰り出
し収納庫および前記出庫口が共に機筐の前面付近に設置
されており、前記紙葉類繰り出し収納庫の前面または上
面が紙葉類の補充口として開口して成ることを特徴とす
る紙葉類払出し装置が提供される。
【0007】このような紙葉類払出し装置によれば、紙
葉類繰り出し収納庫の前面または上面を開口し紙葉類の
補充口としている。これは、紙葉類繰り出し収納庫が、
摩擦式の紙葉類分離手段とは別に摩擦式の紙葉類重送防
止手段を設け、しかも、この紙葉類重送防止手段の直前
に紙葉類差込み補助手段を付設したものであるため、特
に上から紙幣に荷重をかけなくても集積された紙葉類の
分離および繰り出しが確実に一葉ずつ行われるためであ
り、補充するための口が常時開いているので、紙葉類の
補充操作が容易である。また、紙葉類繰り出し収納庫の
紙葉類補充口が集積出金部と同一方向に開口しているの
で、紙葉類を補充する場合の操作性は良好である。さら
に、払い出される紙葉類は鑑別手段により鑑別され、必
要枚数だけ計数されて出庫口へ搬送され、払い出すべき
でない紙葉類は回収庫へ回収されるため、払い出し処理
時間の短縮および人偽的計数ミスの防止ができ、紙葉類
の補充も払い出しに使われない紙葉類も混合して投入す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、紙
幣が釣り銭として払い出される紙幣払い出し装置に適用
した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は紙幣払い出し装置において出金処理
の紙幣の流れを示す縦断右側面図、図2は同紙幣払い出
し装置を前面から見た正面図、図3は同紙幣払い出し装
置の紙幣補充口側から見た斜視図である。
【0010】これらの図において、紙幣払い出し装置1
は、その機筐1aの前面側に紙幣繰り出し収納庫2が配
置されている。この紙幣繰り出し収納庫2の出口に隣接
して繰り出し搬送路3が設置され、その途中に紙幣鑑別
部4が設置されている。さらに、繰り出し搬送路3の末
端部には、出庫搬送路5と、リジェクト搬送路6と、送
り先切り換えゲート7とが設置されている。出庫搬送路
5の前方には、出金集積部8が設けられている。この出
金集積部8は堆積された紙幣を取り出すための取出口8
aが機筐1aの前面側に開口している。リジェクト搬送
路6の前方には、リジェクト庫9が設けられていて、機
筐1aの前面側に回収口9aが開口し、カバー10によ
ってその回収口9aの一部が閉じられている。さらに、
機筐1aの後面側に、モータなどを含む駆動部11、こ
の紙幣払い出し装置1全体の制御を司る制御部12、お
よび駆動部11および制御部12に電源を供給する電源
部13が設置されている。
【0011】機筐1aの前面に設置された紙幣繰り出し
収納庫2は、釣り銭として準備しておいた千円紙幣およ
び徴収したすべての金種の紙幣を混在して収納するもの
で、その正面には収納されている紙幣の残量を外部から
一目で確認できるよう開口しており、さらにその上面に
は釣り銭としての補充紙幣および徴収した紙幣を投入で
きるよう開口している。
【0012】紙幣繰り出し収納庫2に紙幣が堆積収納さ
れている状態で、上位装置である外部の端末機器から払
い出す金額または枚数が指定されると、紙幣繰り出し収
納庫2から後述する態様で紙幣が一枚ずつ繰り出され、
繰り出し搬送路3へ導かれる。この繰り出し搬送路3の
途中に設置されている紙幣鑑別部4では、搬送紙幣の真
偽、金種および分離搬送状態(重送・連鎖・スキューな
ど)を検出・判定する。紙幣鑑別部4の検出・判定結果
により搬送紙幣の経路は送り先切り換えゲート7により
切り換えられる。すなわち、釣り銭として正常な紙幣の
場合は、出庫搬送路5に振り分けられ、支障のある紙幣
(以下、リジェクト紙幣と言う)の場合は、リジェクト
搬送路6に振り分けられる。出庫搬送路5に振り分けら
れた紙幣は出金集積部8まで搬送されて集積される。こ
の紙幣繰り出し収納庫2から出金集積部8への紙幣搬送
は指定された払い出し枚数に達するまで繰り返され、出
金集積部8に縦積み堆積され、取出口8aより取り出さ
れる。また、リジェクト搬送路6に振り分けられたリジ
ェクト紙幣はジェクト庫9に搬送されてそこに縦積み堆
積収納され、堆積収納されたリジェクト紙幣はカバー1
0を介して回収口9aから回収される。
【0013】図4は紙幣払い出し装置を料金収受ブース
に設置した一例を示す斜視図である。図示の例によれ
ば、ブース21の中に設けられた棚の上に、端末機器2
2と、紙幣払い出し装置1と、料金精算カード読み取り
装置23とが並んで設置されている。ここで、係員が利
用者から受け取ったカードを料金精算カード読み取り装
置23に入れると、端末機器22はカードに記録されて
いる情報から利用料金を計算し、利用者に通知する。そ
の後、係員は利用料金の紙幣を受け取ると、その金種お
よび枚数を確認し、その額を端末機器22に打ち込む。
ここで釣り銭が発生した場合には、端末機器22はその
枚数を紙幣払い出し装置1に指示する。紙幣払い出し装
置1は指定された枚数分の紙幣を紙幣繰り出し収納庫2
から繰り出して出金集積部8へ出金する。係員は出金さ
れた紙幣を取り出して利用者に渡せばいい。つまり、係
員は釣り銭を何回も数え直して枚数を確実に確認するこ
となく、紙幣払い出し装置1から払い出された紙幣をそ
のまま渡すだけでよい。これにより、誰でも料金収受を
スムーズに行うことが可能になる。
【0014】次に、紙幣繰り出し収納庫2の詳細な構成
について説明する。図5は紙幣払出し装置に用いる紙幣
繰り出し収納庫を示す右側面図、図6は同紙幣繰り出し
収納庫を示す平面図、図7は同紙幣繰り出し収納庫を示
す背面図、図8は同紙幣繰り出し収納庫を示す正面図で
ある。
【0015】これらの図に示したように、紙幣繰り出し
収納庫2は、紙幣Pを多数枚積み重ね堆積して収納する
収納部31を有し、側板31a,31b、背板31c、
中央が開口した前板31d,31eおよび底板31fか
ら成り、図3の斜視図に示す如く、上面および前面中央
が空いた箱形状になっている。底板31fには、紙幣面
露出穴32a,32b,32cが開口している。この紙
幣面露出穴32a,32b,32cの下方には、ローラ
周面が紙幣面露出穴32a,32b,32cを介して収
納部31に突入されるよう紙幣蹴り出しローラ33a,
33b,33cが設置されている。紙幣蹴り出しローラ
33a,33b,33cは一部に高摩擦係数部材が周設
されており、これが回転することによって上に堆積され
た紙幣ののうち最下紙幣の下面を摩擦接触させてその紙
幣を沿面方向にずらし、底部排出口34へ排送するため
の堆積紙幣分離装置を構成している。また、紙幣蹴り出
しローラ33a,33b,33cは、伝達ベルト35に
より回転駆動されるベルト車36の回転軸37に固定さ
れている。
【0016】底部排出口34の下流側には、紙幣差し込
み補助装置38および圧接式重送防止装置39からなる
紙幣重送防止機構が設置されている。紙幣差し込み補助
装置38は、周面の一部に高摩擦係数部材が周設された
間欠送り摩擦ローラ40a,40b,40cと、その真
上位置に所定間隔を置いて設けられた揺動当て受け部材
41とから構成されている。間欠送り摩擦ローラ40
a,40b,40cは偏心輪として構成され、揺動当て
受け部材41との間に余裕空隙Gを形成するとともに1
回転当たり1回だけその高摩擦係数部材が摩擦材出没穴
42a,42b,42cを介して突出するようになって
いる。揺動当て受け部材41はその両端に直角に連結し
た揺動アーム部41a,41bと、これを揺動可能に支
持する軸43a,43bと、揺動アーム部41a,41
bの他端を上方に引っ張り揺動当て受け部材41側を下
方へ付勢する荷重コイルばね44a,44bと、揺動ア
ーム部41a,41bの下方揺動を規制するストッパ4
5a,45bとを備えている。圧接式重送防止装置39
はローラ周面の一部にゴムなどの高摩擦係数部材を周設
した下側の摩擦圧接駆動ローラ46a,46bおよびス
ポンジなどで形成された上側の摩擦圧接無回転ローラ4
7a,47bとから構成され、これらの上流側は圧接巻
き込み部域Fを形成している。摩擦圧接無回転ローラ4
7a,47bの浮動軸はばねケース48a,48b内に
収められた圧縮コイルばね49により下方に弾力付勢さ
れている。摩擦圧接無回転ローラ47a,47bは摩擦
圧接駆動ローラ46a,46bが紙幣を繰り出す方向に
回転しているときには回転せず、強い摩擦圧接を得るよ
うにしている。ただし、ワンウェイクラッチを内蔵し、
払い出し動作をしていないときに、摩擦圧接駆動ローラ
46a,46bを所定角だけ逆回転させて摩擦圧接部位
を移動させ、摩滅が特定の摩擦圧接部位に集中せずに周
方向に均等に進むようにしている。なお、50は摩擦圧
接駆動ローラ46a,46bに面する部分以外を覆うた
めの紙幣ガイド板である。
【0017】ここで、紙幣払い出し装置1が払い出し動
作をしていないときには、紙幣差し込み補助装置38の
間欠送り摩擦ローラ40a,40b,40cは図5に示
した回転位置にあって、摩擦材出没穴42a,42b,
42cから退避して底板31fのレベルの下に位置して
おり、揺動当て受け部材41は揺動アーム部41a,4
1bの一端が荷重コイルばね44a,44bによって引
っ張られ、軸43a,43bを中心に回転されてストッ
パ45a,45bに当接されていることにより、底板3
1fから所定の高さの位置で停止している。これによ
り、揺動当て受け部材41との間に余裕空隙Gが形成さ
れている。
【0018】また、圧接式重送防止装置39では、スポ
ンジなどで形成された摩擦圧接無回転ローラ47a,4
7bは圧縮コイルばね49の作用によって下方に付勢さ
れているので、圧接面が押しつぶされており、摩擦圧接
駆動ローラ46a,46bとの間には紙幣が入り込むよ
うな隙間はなく、紙幣が搬送されてきても、ここで完全
にブロックされている状態にある。
【0019】次に、この紙幣払い出し装置1における紙
幣払い出しの動作について詳細に説明する。図9は図6
中のa−a線に沿って切断した状態を示す矢視図、図1
0は図9に示す紙幣繰り出し状態よりも繰り出し動作が
更に進んだ状態を示す矢視図である。なお、これらの図
において、間欠送り摩擦ローラ40a,40b,40c
は、その回転軸に固定されているベルト車51aと紙幣
蹴り出しローラ33a,33b,33cの回転軸37に
固定されたベルト車51bとに張設された伝達ベルト5
2を介して駆動され、紙幣蹴り出しローラ33a,33
b,33cと同期回転する。同様に、間欠送り摩擦ロー
ラ40a,40b,40cの回転軸に別のベルト車53
bが固定されており、それと摩擦圧接駆動ローラ46
a,46bに固定されたベルト車53aとに伝達ベルト
54が張設されていて、摩擦圧接駆動ローラ46a,4
6bは間欠送り摩擦ローラ40a,40b,40cと同
期回転するようになっている。
【0020】また、紙幣蹴り出しローラ33aのローラ
周面の一部にゴムなどの高摩擦係数部材55aが、間欠
送り摩擦ローラ40aのローラ周面の一部に高摩擦係数
部材56aが、そして摩擦圧接駆動ローラ46aのロー
ラ周面の一部に高摩擦係数部材57aがそれぞれ周設さ
れている。もちろん、図示はしないが、他の紙幣蹴り出
しローラ33b,33c、間欠送り摩擦ローラ40b,
40c、摩擦圧接駆動ローラ46bについても同様に高
摩擦係数部材がローラ周面の一部にそれぞれ被着されて
いる。
【0021】さて、端末機器22から紙幣払い出し装置
1に対して紙幣の払い出しの指示があると、まず、図9
に示したように、紙幣蹴り出しローラ33a,33b,
33cが回転駆動されることにより、その高摩擦係数部
材55aが底板31fより収納部31の中に出現してく
る。これにより、収納部31に堆積収納された紙幣の束
の下面が高摩擦係数部材55aとの摩擦係合により堆積
紙幣の最下面の紙幣が分離されて図中右方向に蹴り出さ
れる。実際には、紙幣間の摩擦により複数枚重送状態で
排出される。このとき、間欠送り摩擦ローラ40a,4
0b,40cは摩擦材出没穴42a,42b,42cの
真下に退避しているので、底部排出口34の下流側には
底板31fの上面と揺動当て受け部材41との間に余裕
空隙Gが生起されて紙幣重送許容経路を成しているの
で、分離排出された紙幣の先縁部分は何ら抵抗なく余裕
空隙G内に進入し受容される。
【0022】その後、図10に示すように、間欠送り摩
擦ローラ40a,40b,40cの回転に伴い高摩擦係
数部材56aが摩擦材出没穴42a,42b,42cを
介して上昇してくると、余裕空隙Gに受容された紙幣P
を揺動押し当て部材41との間で強く挟む。揺動押し当
て部材41は荷重コイルばね44a,44bで下方向へ
弾力付勢されているので、高摩擦係数部材46aの突出
量に応じて受容された紙幣とともに浮き上がるが、この
間は荷重コイルばね44a,44bの加圧によって紙幣
Pが強く挟み込まれつつ、高摩擦係数部材56aの回転
により圧接巻き込み部域Fに向けてその先縁が押し付け
られる。
【0023】このように、圧接式重送防止装置39の直
前に設けた紙幣差し込み補助装置38によって、紙幣P
の圧接巻き込み部域Fへの過渡的な挟持搬送により差し
込み力が強くなっているので、圧接式重送防止装置39
の巻き込み不良が起こらず、一枚ずつの給紙を確実に行
わせることができる。このため、紙幣蹴り出しローラ3
3a,33b,33cによって分離される紙幣が同時に
2枚以上重なったものでも、圧接式重送防止装置39で
確実に一枚送りができるようになっている。圧接式重送
防止装置39の直前に紙幣差し込み補助装置38を設け
たことにより、紙幣蹴り出しローラ33a,33b,3
3cが紙幣Pを蹴り出すときの紙幣Pとの十分な摩擦力
を確保する必要がなく、それ故、収納部31に荷重付与
機構が不要なため、紙幣をいつでも上面または前面から
随時補充できることになる。したがって、補充のために
紙幣の払出し動作を休止させる必要がなく、紙幣の払出
し動作中でも紙幣の補充が可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、紙幣
繰り出し収納庫の紙幣補充口が集積出金部と同一方向
(操作面)に開口しているように構成にした。これによ
り、あらかじめ釣り銭用に用意していた紙幣や利用者か
ら受け取った紙幣を容易に収納(補充)することができ
るので、操作性が良好になる。
【0025】また、払い出す紙幣の計数とリジェクト紙
幣の回収とを行うことにより、釣り銭払い出しの自動化
がなされ、処理時間の短縮と人偽的な計数ミスの防止が
可能であり、誰でも同じ速度で払い出し処理を行うこと
ができる。
【0026】さらに、千円札の釣り銭用紙幣とともに万
円札や五千円札などの高額紙幣を混合して紙幣繰り出し
収納庫に収納しても、釣り銭払い出し時に不要な高額紙
幣はリジェクト庫に搬送されて回収される構成としたこ
とにより、リジェクト庫を高額紙幣の収納庫として機能
させることができ、高額紙幣用の金庫を特に用意する必
要がないため、料金収受ブースの省スペース化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣払い出し装置において出金処理の紙幣の流
れを示す縦断右側面図である。
【図2】同紙幣払い出し装置を前面から見た正面図であ
る。
【図3】同紙幣払い出し装置の紙幣補充口側から見た斜
視図である。
【図4】紙幣払い出し装置を料金収受ブースに設置した
一例を示す斜視図である。
【図5】紙幣払出し装置に用いる紙幣繰り出し収納庫を
示す右側面図である。
【図6】同紙幣繰り出し収納庫を示す平面図である。
【図7】同紙幣繰り出し収納庫を示す背面図である。
【図8】同紙幣繰り出し収納庫を示す正面図である。
【図9】図6中のa−a線に沿って切断した状態を示す
矢視図である。
【図10】図9に示す紙幣繰り出し状態よりも繰り出し
動作が更に進んだ状態を示す矢視図である。
【図11】料金所窓口における料金清算装置の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 紙幣払い出し装置 1a 機筐 2 紙幣繰り出し収納庫 3 繰り出し搬送路(第1搬送路) 4 紙幣鑑別部 5 出庫搬送路(第2搬送路)) 6 リジェクト搬送路(第3搬送路) 7 送り先切り換えゲート 8 出金集積部 9 ジェクト庫 9a 回収口 10 カバー 11 駆動部 12 制御部 13 電源部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を堆積して収納する収納部、前記
    収納部の底面に摩擦材を接触させて底部排出口から紙葉
    類を沿面方向に排送する紙葉類分離手段、および排送さ
    れた紙葉類を一葉ずつ送り出す紙葉類重送防止手段を有
    する紙葉類繰り出し収納庫と、前記紙葉類繰り出し収納
    庫から繰り出された紙葉類を出庫経路に向けて搬送する
    紙葉類送給手段と、前記紙葉類送給手段の送給路途中で
    紙葉類の異常を鑑別する鑑別手段と、前記鑑別手段の鑑
    別結果により紙葉類が不適格のときはその紙葉類を回収
    経路へ振り分けるとともに適格のときは紙葉類の前記出
    庫経路への進入を許容する送り先切り換え手段と、前記
    出庫経路上へ送り込まれた紙葉類が一葉ずつ投出されて
    縦積み堆積する出庫口と、前記回収経路上へ送り込まれ
    た紙葉類が一葉ずつ投出されて縦積み堆積する回収庫と
    を備えた紙葉類払出し装置であって、 前記紙葉類繰り出し収納庫および前記出庫口が共に機筐
    の前面付近に設置されており、前記紙葉類繰り出し収納
    庫の前面または上面が紙葉類の補充口として開口して成
    ることを特徴とする紙葉類払出し装置。
  2. 【請求項2】 前記紙葉類重送防止手段は、前記収納部
    の底部排出口から排送された紙葉類の先縁を圧接摩擦回
    転材の圧接巻き込み部域に当て受けて付随紙葉類の進入
    を阻止しかつ一葉ずつ紙葉類を送り出す圧接式重送防止
    手段と、前記底部排出口から前記圧接巻き込み部域へ到
    る紙葉類の重送許容経路の途中における紙葉類の先縁側
    に入り込み余裕空隙を一時的に生成する動作と前記入り
    込み余裕空隙に受容した紙葉類を挟持して前記圧接巻き
    込み部域へ押し当てる動作とを繰り返す紙葉類差込み補
    助手段とを有して成ることを特徴とする請求項1記載の
    紙葉類払出し装置。
  3. 【請求項3】 前記回収庫が機筐の前面付近に設置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類払出し装
    置。
JP9277114A 1997-10-09 1997-10-09 紙葉類払い出し装置 Pending JPH11120407A (ja)

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JP9277114A Pending JPH11120407A (ja) 1997-10-09 1997-10-09 紙葉類払い出し装置

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JP (1) JPH11120407A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035347A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 グローリー株式会社 紙幣処理装置

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WO2010035347A1 (ja) * 2008-09-29 2010-04-01 グローリー株式会社 紙幣処理装置

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