JPH11120231A - 案件管理システム - Google Patents

案件管理システム

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JPH11120231A
JPH11120231A JP9284899A JP28489997A JPH11120231A JP H11120231 A JPH11120231 A JP H11120231A JP 9284899 A JP9284899 A JP 9284899A JP 28489997 A JP28489997 A JP 28489997A JP H11120231 A JPH11120231 A JP H11120231A
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JP
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case
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worker
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progress
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Application number
JP9284899A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kudo
裕 工藤
Ryoichi Ueda
良一 植田
Hideto Ogawa
秀人 小川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業依頼者にとって案件の担当者が不明である
場合、案件を掲示板に公開し、作業者の側から引き取り
を待つことができる案件管理システムがある。しかし、
引き取り手が現れず、公開した案件がいつまでも掲示板
に残ってしまうという問題がある。 【解決手段】掲示板に公開された案件に対し、掲示期限
と掲示期限満了時に実行する処理の組みを予め定義して
おき、期限満了時には定義された処理、例えば掲示者に
通知するか強制的に割り当てるなどを実行することで、
掲示板上に案件が長期間放置されることを防ぐ。また、
上記掲示期限満了時の処理として、作業者に強制的に割
り当てる処理が定義されていた場合には、各作業者の所
持案件の総合的な進捗、類似案件の処理経験値を考慮し
て、全ての作業者の中から、一名を抽出し、その案件を
割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置を用い
た案件管理システムに係り、複数の作業者によって分業
がなされている作業プロセスにおいて、案件の処理を担
当する作業者を決定する案件割当方式に関するものであ
る。
【0002】また、本発明は、人的プロセスの生産性と
機能性を向上させることを目的とした計算機を媒体とし
た協調作業における作業効率の向上に関するものであ
る。
【0003】また、本発明は、担当者の特定が困難なた
めに掲示板に公開され、引き取られるのを待つ状態にあ
る案件が、引き取り手がいつまでも現れずに掲示板にい
つまでも残ってしまうことを防止するための処理に関す
るものである。
【0004】
【従来の技術】前記案件割当方式に関連する従来技術と
して、次のような技術がある。
【0005】オペレーションズ・リサーチ1996年10月号
pp.559-568「ワークフロー管理システムの有効性につい
て」には、案件処理の流れをビジュアルに設定すること
が可能な製品として、株式会社日立製作所のGroupmax W
orkflowがあげられている。前記製品では、条件分岐を
用いて、特定の案件を特定の担当作業者に機械的に割り
当てることが可能である。また前記担当作業者が、割り
当てられた前記案件の処理を行うことが困難であると判
断した場合、割り当て部署に差し戻すことも可能であ
る。
【0006】さらに上記「ワークフロー管理システムの
有効性について」には、案件処理の流れを任意のタイミ
ングで、各案件単位に変更可能な製品として、株式会社
富士通のTeamWARE Flow Ver.1.0L11があげられている。
前記製品では、上記条件分岐による案件の割り当てだけ
でなく、作業者が案件の割り当て先を指定することが可
能である。
【0007】また、特願平9-134722「案件割り当て方
式」では、全ての作業者が参照することが可能な掲示板
が実装されている。前記掲示板では、案件を全ての作業
者に対して掲示板上で公開することで、作業者が積極的
に前記案件の処理を引き受けることが可能である。また
前記案件の処理を前記作業者が一人で処理を行うのが困
難であると判断した際に、再度前記案件を前記掲示板に
差し戻すことで、他の作業者に前記案件の処理を引き継
いでもらうことが可能である。また、作業者へ案件を割
り当てる際、各担当者に既に割り当てられている案件の
総数を表示することで、特定の作業者に案件の割り当て
が集中することを防ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記Groupmax
WorkflowおよびTeamWARE Flow V.1.0L11においては、
特定作業者に割り当て作業が集中し、割り当て作業に時
間がかかるという問題点を有している。
【0009】また、前記「案件割り当て方式」では、あ
る作業者が自発的に掲示板から案件を引き取る、もしく
は、掲示板に公開された案件を強制的に割り当てなけれ
ば、案件がいつまでも掲示板に残ってしまうという問題
点を有している。
【0010】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、掲示板に公開された案件に対し、掲示期限
と掲示期限が来たときの処理の組みを予め定義しておく
ことにより、作業者が自発的に案件に対して操作を行な
わなくても、案件が長時間掲示板上に放置されることの
ない案件管理システムを提供することにある。
【0011】また、本発明の目的は、掲示板に公開され
た案件が掲示期限に達し、作業者に強制的に割り当てる
処理が定義されていた場合、各作業者の所持案件の総合
的な進捗、類似案件の処理経験値を考慮して、全ての作
業者の中から、担当者を抽出し、案件を割り当てること
を可能とする案件管理システムを提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、掲示板に公開され
た案件を引き取って他の作業者に割り当てるという操作
を行なうときに表示する作業者選択メニューに、各作業
者の所持案件の総合的な進捗と類似案件の処理経験値を
表示することを可能とする案件管理システムを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、少なくとも1台の案件管理サーバと複数台の作業者
端末をネットワーク接続し、前記案件管理サーバから作
業者端末に案件データを転送する案件管理システムにお
いて、前記案件管理サーバは、作業者端末から入力され
た案件内容と処理内容を保持する案件情報テーブルと、
前記案件情報テーブルを更新する案件情報更新部と、入
力された案件の状態と担当者と進捗を記憶する案件管理
情報テーブルと、前記案件管理情報テーブルを更新する
案件管理情報更新部と、公開状態にある案件の掲示期限
と掲示期限時に実行する処理の組みを記憶する期限時処
理定義テーブルと、前記掲示期限と前記処理を、前記掲
示期限処理定義テーブルに記録する期限時処理定義部
と、前記案件情報テーブルと前記案件管理情報テーブル
から前記案件情報を前記作業者端末に送る案件情報出力
部と、前記案件管理サーバが備える時計をもとに一定間
隔で実行され、前記期限時処理定義テーブルの前記掲示
期限と現在時刻を比較し、掲示期限満了時に期限時処理
実行部を実行させる期限監視部と、前記期限監視部によ
って実行される期限時処理実行部により構成し、前記期
限監視部と前記期限時処理実行部によって、期限満了時
に期限時処理実行部を実行することにより達成される。
【0014】また、前記目的は、前記期限時実行部に強
制割当処理部を用意し、前記強制割当部は、前記案件情
報テーブル中の処理内容を示す項目と前記案件管理情報
テーブル中の担当者名を示す項目から経験指数を作業者
毎に集計し、進捗/経験指数テーブルに記録する作業経
験指数集計部と、前記案件管理情報テーブル中の進捗を
示す項目と担当者名を示す項目から進捗指数を作業者毎
に集計し、進捗/経験指数テーブルに記録する進捗指数
集計部と、作業者名と前記経験指数と前記進捗指数を前
記案件サーバが備える主記憶装置に一時的に保持する進
捗/経験指数テーブルと、前記進捗/経験指数テーブル
中の前記進捗指数と前記経験指数から割当て先となる作
業者を決定する割当先決定部で構成し、前記進捗/経験
指数テーブル中の前記進捗指数と前記経験指数から割当
て先となる作業者を決定することで達成される。
【0015】また、前記目的は、前記案件情報出力部に
より前記作業者端末が備えるディスプレー上に案件の一
覧表が表示されて、作業者が前記一覧表から公開状態に
ある案件を選択した際に、前記作業経験指数集計部と前
記進捗指数集計部によって一時的に作成された前記進捗
/経験指数テーブルを参照し、作業者に選択された前記
案件を引き取った後割り当てる候補のリストとして、前
記作業者名と前記進捗指数と前記経験指数を前記ディス
プレーに表示することによって達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明による案件管理シス
テムの第1の実施形態を図1〜図14を参照して詳細に
説明する。以下に説明する本発明の第1の実施形態は、
掲示板に公開された状態にある案件に掲示期限と掲示期
限に達したときの処理の組みを予め定義しておくことに
より、作業者が自発的に案件に対して操作を行なわなく
ても、掲示期限に達した案件に対し予め定義した処理を
行なうことができる案件管理システムであり、さらに、
掲示期限に達したときに所持案件の総合的な進捗と類似
案件の処理経験値を考慮して全ての作業者の中から担当
者を抽出し案件を割り当てる案件管理システムである。
【0017】図1は、本発明の第1の実施形態による案
件管理システムのハードウェア構成と機能ブロックの一
例を示す図である。図1において、101は案件管理サ
ーバ計算機で、中央処理装置104、主記憶装置10
6、ハードディスクなどの外部記憶装置105、時計1
21を備える。前記主記憶装置106には、案件情報出
力部116、案件情報更新部117、案件管理情報更新
部118、期限時処理実行部122、期限時処理定義部
119、期限監視部120が格納されている。前記期限
時処理実行部122は、削除処理部123、未参照者通
知部124、掲示者通知部125、強制割当処理部12
6で構成される。さらに、前記強制割当処理部126
は、作業経験指数集計部127、進捗指数集計部12
8、進捗/経験指数テーブル129、割当先決定部13
0で構成される。
【0018】また、外部記憶装置105には、案件情報
テーブル113、案件管理情報テーブル114、期限時
処理定義テーブル115が格納されている。
【0019】また、102a、102bは利用者からの
入力を受け付け、前記案件管理サーバ計算機101の処
理結果を表示するための作業者端末であり、中央処理装
置107、主記憶装置108、マウス111やキーボー
ド110などの入力装置、ディスプレー109などの表
示装置を備える。主記憶装置108には、前記案件管理
サーバ計算機101とデータのやり取りを行なうUI部
112が格納されている。
【0020】1台以上複数台の前記作業者端末102
a、102bはネットワーク103を介して、前記案件
管理サーバ計算機101と対話することで処理を行な
う。
【0021】図2は前記案件情報テーブル113の一例
である。図2において、201は案件を識別するための
案件ID、202は案件内容、203は処理内容であ
る。案件ID201、案件内容202、処理内容203
は一行で一つのレコードを成す。前記処理内容203で
値が空のものは、まだ値が入力されていないことを示
す。
【0022】図3は前記案件管理情報テーブル114の
一例である。図3において、301は案件を識別するた
めの案件ID、302は案件の状態、303は案件の処
理を担当する作業者の名前すなわち担当者名、304は
案件処理の進捗である。ここで、状態302の値が「公
開」である場合の担当者名303はその案件に対して
「公開」操作を行なった作業者の氏名すなわち掲示者名
を意味する。「公開」操作については後述する。案件I
D301と状態302、担当者名303、進捗304は
一行で一つのレコードを成す。前記状態302の値の例
としては、案件処理の完了を示す「完了」、処理未済を
示す「処理待ち」、掲示板に公開されていることを示す
「公開」がある。
【0023】図4は前記期限時処理定義テーブル115
の一例である。図4において、401は案件を識別する
ための案件ID、402は掲示期限、403は前記掲示
期限402の時刻になったときに実行する期限時処理で
ある。案件ID401、掲示期限402、期限時処理4
03は一行で一つのレコードを成す。前記期限時処理4
03の例としては、掲示者に掲示期限が来たことを通知
する「掲示者通知」、未参照者に該当案件の参照要求を
通知する「未参照者通知」、案件を削除する「削除」、
強制的に或る作業者に割り当てる「強制割当」がある。
【0024】次に図7のフローチャートを参照しなが
ら、作業者が案件を新規作成、処理内容入力、案件を公
開、割り当て、引き取り、公開する案件に対し処理期限
と処理期限に達したときの処理を定義する際の処理の流
れを詳細に説明する。
【0025】まず、作業者は作業者端末102から作業
者名を入力して案件管理サーバ計算機101にログイン
する。ログイン時に案件情報出力部116により作業者
名を得る(ステップ701)。案件情報出力部116
は、案件管理情報テーブル114を参照し、状態302
が「公開」の行と、状態302が「処理待ち」で且つ担
当者名303がステップ701で得た作業者名と等しい
行をすべて抽出する。次に、案件情報テーブル113を
参照し、抽出した行の案件ID301と等しい案件ID
201を持つ行について、それぞれ案件内容202を取
得し、案件ID301、状態302と共にネットワーク
103を介して作業者端末102のUI部112に送る
(ステップ702)。UI部112は、受け取った案件
ID301と状態302と案件内容202をディスプレ
ー109に一覧表として表示する(ステップ703)。
図9にディスプレー109に表示された案件一覧画面の
例を示す。図9の例は、作業者名を「工藤」としてログ
インしたときの例である。図9において、901はログ
アウトボタン、902は案件の新規作成ボタンである。
ステップ702とステップ703によると、状態302
の値が「公開」の案件は全ての作業者の案件一覧画面9
03に表示されるので、案件一覧画面903中の公開さ
れた案件を表示する部分は、作業者全員で共有する掲示
板と考えることができる。
【0026】ステップ704では、作業者がステップ7
03で表示された案件の中から操作対象とする案件を選
択する。ここで作業者がログアウトボタン901を選択
した場合には、終了ステップへ進む。また、ここで作業
者が新規作成ボタン902を選択した場合にはステップ
708へ進み、案件情報出力部116によって案件の新
規作成画面を表示する。新規作成画面の例を図14に示
す。図14において、1401は案件IDであり、例え
ば案件情報テーブル113の最後の行の案件ID201
の値に1を加えた値である。案件ID1401は、案件
情報テーブル113内で一意に決まるように決定すれば
よい。1402は案件内容入力欄であり、作業者はここ
にキーボード110などを用いて案件の内容を入力す
る。1403は案件をシステムに登録するためのボタン
であり、このボタンが作業者によってマウス111など
で押された場合、案件ID1401の値と案件内容入力
欄1402の内容をそれぞれ案件情報更新部117によ
り案件情報テーブル113の末行の案件ID201、案
件内容202に登録する。同時に、案件管理情報更新部
118により案件管理情報テーブルの末行の案件ID3
01を案件ID1401の値に、状態302を「処理待
ち」に、担当者名をステップ701で得た作業者名に、
進捗を「0」にそれぞれ登録する。登録処理が終ったら
ステップ702へ戻る。
【0027】ステップ705では、ステップ704で選
択した案件に対して実行可能な操作の一覧を表示する。
例えば、図9で示した画面例において、案件IDが10
の案件を選択したときに表示する実行可能な操作の一覧
の例を図11に示す。図11は、状態302の値が「処
理待ち」である案件を選択したときに操作指示可能な操
作として、「詳細表示」1101、「公開」1102、
「割り当て」1103があることを示している。また、
1104は「割り当て」1103を選択した場合に、さ
らに割り当て対象者を選択するための対象者リスト11
07が現れることを意味する記号である。図11の例の
場合、案件を割り当てる対象者として、「植田」110
5と「小川」1106が選択可能であることを示してい
る。また、図9で示した画面例において、案件IDが5
の案件を選択したときに表示する実行可能な操作の一覧
の例を図12に示す。図12は、状態302が「公開」
である案件を選択したときに操作指示可能な操作とし
て、「詳細表示」1101、「引き取り」1201があ
ることを示している。
【0028】ステップ706では、作業者ステップ70
5で表示された実行可能操作の中から一つを選択し、ス
テップ704で選択された案件への操作を指示する。U
I部112により選択された操作を得て、次のステップ
を決定する。
【0029】例えば、図11において、作業者によって
「詳細表示」1101が選択された場合にはステップ7
08に進み(条件分岐713)、案件情報出力部116
によって案件の詳細を表示する。案件を詳細表示したと
きの画面例を図10に示す。図10において、1003
は案件IDの値であり、ステップ704で選択された案
件のIDである。1004は案件の内容であり案件情報
テーブル113の対象案件の行の案件内容202の値を
読み出し、表示する。また、1001は処理内容入力欄
であり、案件内容に対する処理内容を入力する。100
5は進捗入力欄であり、案件処理の進捗度を0〜100
の範囲で自己申告し入力する。また、1002は更新ボ
タンであり、このボタンが作業者によってマウス111
などで押された場合、処理内容入力欄1001の内容を
案件情報更新部117により案件情報テーブル113に
登録し、案件管理情報更新部118により案件管理情報
テーブルの対象案件の行の進捗304を進捗入力欄10
05の値に変更する。進捗入力欄1005の値が「10
0」である場合には、同時に同じ行の状態302を「完
了」に変更する。ただし、処理内容入力欄1001の内
容が空の場合は、案件情報テーブル113及び案件管理
情報テーブル114を変更はしない。
【0030】図11において、作業者によって「割り当
て」1103が選択された場合には、さらに割り当て対
象者を選択させるための対象者リスト1107を表示
し、対象者が選択されたらステップ707に進み(条件
分岐713)、案件管理情報更新部118により案件管
理情報テーブル114の対象案件の行の担当者名303
を選択された対象者の氏名に変更する。例えば案件ID
301が10の案件について、「小川」に割り当てる場
合、案件管理情報テーブル114の案件IDが10の行
の担当者名303を「小川」に変更する。
【0031】図11において、作業者によって「公開」
1102が選択された場合にはステップ707に進み
(条件分岐713)、案件管理情報更新部118によっ
て案件管理情報テーブル114の対象案件の行の状態3
02を「公開」に変更し、担当者名「303」をステッ
プ701で取得した作業者名に変更する。
【0032】図12において、作業者によって「引き取
り」1201が選択された場合にはステップ707に進
み(条件分岐713)、案件管理情報更新部118によ
り案件管理情報テーブル114の対象案件の行の担当者
名303をステップ701で取得した作業者名に変更す
る。
【0033】条件分岐709では、ステップ706で選
択された操作指示が「公開」だったかどうかを判定す
る。「公開」ではなかった場合には、ステップ702に
戻り、最新状態の案件一覧表を表示する。「公開」だっ
た場合には、ステップ710に進む。ステップ710で
は、公開された案件に掲示期限と掲示期限に達したとき
の処理を定義するための画面を表示する。期限時処理定
義画面の例を図13に示す。図13において、1301
は掲示期限入力欄で、1302は掲示期限に達したとき
の処理入力欄である。図13の例に示すとおり、130
1と1302の組みは複数設定することができる。ステ
ップ711では作業者からの期限時処理定義の入力を受
け付ける。ステップ712は期限時処理定義部119に
よってステップ711で入力された掲示期限1301と
処理1302の全ての組みを期限時処理定義テーブルに
登録する。
【0034】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、公開された案件に対し掲示期限に達したかどうかを
監視する期限監視部120、掲示期限に達した案件に対
する処理を読み出して実行する期限時処理実行部122
の処理の流れを説明する。期限監視部120は案件管理
サーバ計算機101内の時計121により、例えば1日
に1回など、一定時間間隔で実行される。
【0035】まず、期限監視部120により、日付を取
得する(ステップ501)。ステップ502では、期限
時処理定義テーブル115の全ての行について処理した
かどうか判定し、処理した場合は終了ステップへ進む。
未処理の行があればステップ503へ進む。ステップ5
03では期限時処理定義テーブル115を参照し、期限
402を得る。次に、ステップ503で得た期限402
とステップ501で取得した日付を比較し、期限に達し
ていればステップ505へ進み、期限に達していなけれ
ばステップ502へ戻る(条件分岐504)。ステップ
502へ戻る場合は期限時処理定義テーブル115の参
照する行を進める。
【0036】ステップ505では、条件分岐504で期
限に達していると判定された案件の案件ID401を得
る。同時に、同じ行の処理403を取得する(ステップ
506)。
【0037】前記処理403が「掲示者通知」である場
合には、ステップ508へ進む(条件分岐507)。ス
テップ508では掲示者へ通知するための処理である掲
示者通知部125が実行される。掲示者通知部125に
より案件管理情報テーブル114の対象案件の行の担当
者名303が示す作業者へ、例えば電子メールなどを用
いて、公開した案件が掲示期限に達したことを通知す
る。
【0038】前記処理403が「未参照者通知」である
場合には、ステップ510へ進む(条件分岐509)。
ステップ510では未参照者へ通知するための処理であ
る未参照者通知部124が実行される。未参照者通知部
124により未参照者へ、例えば電子メールなどを用い
て、案件ID401が示す案件が未参照であることを通
知する。
【0039】前記処理403が「削除」である場合に
は、ステップ512へ進む(条件分岐511)。ステッ
プ512では対象案件を削除するための処理である削除
処理部123が実行される。削除処理部123により案
件管理情報テーブル114の対象案件の行の状態302
の値を「削除」に変更する。
【0040】前記処理403が「強制割当」である場合
には、ステップ514へ進む(条件分岐513)。ステ
ップ514では対象案件を強制的にいずれかの作業者に
割り当てるための処理である強制割当処理部126が実
行される。強制割当処理部126の処理の流れは後述す
る。
【0041】ステップ508、ステップ510、ステッ
プ512、ステップ514の各処理後、期限時処理定義
テーブル115のそれぞれのステップで処理した案件の
行を削除し、ステップ502へ戻る。ステップ502へ
戻る際には期限時処理定義テーブル115の参照する行
を進める。
【0042】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら強制割当処理部126の処理の流れを説明する。
【0043】はじめに、経験指数803を求める処理の
流れについて説明する(ステップ601〜604)。ス
テップ601〜604の処理は作業経験指数集計部12
7によって実行する。
【0044】まず、案件情報テーブル113を参照し、
図5のステップ505で得た強制割り当ての対象となる
案件の案件IDと一致する案件ID201と同じ行の案
件内容202の値を取得する(ステップ601)。次
に、案件情報テーブル113のすべての行の中から、処
理内容203が空でなく、且つ、案件内容202の値が
ステップ601で得た案件内容と類似する行を抽出する
(ステップ602)。ステップ603ではステップ60
2で抽出したそれぞれの行について、案件管理情報テー
ブル114の担当者名303を元に作業者毎に処理した
類似案件の数を数える。次に、ステップ602で抽出し
た行の行数すなわち類似案件総数に対する各作業者の処
理した類似案件数の割合を作業者毎に計算し、作業者名
とともに進捗/経験指数テーブル129の経験指数80
3と作業者名801にそれぞれ登録する。図8に案件I
Dが5の案件について作業経験指数を計算した後の進捗
/経験指数テーブル129を示す。図2の案件情報テー
ブル113の例によれば、案件IDが5の案件の案件内
容202は「エラーメッセージ」という語が含まれてい
る。ステップ602を実行した結果抽出される行は、例
えば案件内容202に「エラーメッセージ」という後が
含まれている案件、すなわち、案件IDが1、2、3の
行である。この案件ID1、2、3と図3の案件情報管
理テーブル114によれば、ステップ603を実行した
結果は、「工藤」が処理した類似案件数が2、「植田」
が処理した類似案件数が1となる。ステップ604で
は、ステップ602を実行した結果抽出された行数が3
なので、「工藤」の経験指数803は2÷3×100で
67、「植田」の経験指数は1÷3×100で33と
し、図8の進捗/経験指数テーブル129の例のように
なる。なお、進捗/経験指数テーブル129は、強制割
当処理部126が実行されるたびに、案件管理サーバ計
算機101の主記憶装置106上に作成される。
【0045】次に、進捗指数802を求める処理の流れ
について説明する(ステップ605〜ステップ60
6)。ステップ605〜606の処理は進捗指数集計部
128によって実行する。
【0046】まず、案件管理情報テーブル114を参照
し、状態302が「処理待ち」の行を抽出する(ステッ
プ605)。次に、「100」から進捗304の値を減
算した値の合計値を計算する。この合計値に対する、
「100−進捗304」で計算される値の割合を作業者
801毎に集計し、進捗/経験指数テーブル129の進
捗指数802に登録する(ステップ606)。図8に進
捗指数を計算した後の進捗/経験指数テーブル129を
示す。図3の案件管理情報テーブル114の例によれ
ば、ステップ605によって抽出される行は、案件ID
が4、6、10の行である。ステップ606では、案件
IDが4と6の行は担当者名303が「小川」なので、
「小川」の進捗指数802は、100−100×((1
00−85)+(100−70))÷((100−8
5)+(100−70)+(100−10))で計算さ
れ、67となる。また、「工藤」の進捗指数802は、
100−100×(100−10)÷((100−8
5)+(100−70)+(100−10))で計算さ
れ、33となる。同様に計算すると「植田」の進捗指数
802は、100となる。
【0047】次に、ステップ601〜606で作成した
進捗/経験指数テーブル129を参照し、割当て先を決
定する。例えば、進捗指数802と経験指数803の加
算の結果が最も大きい行の作業者名801の値を案件管
理情報テーブル114の担当者名303に変更する。同
時に同じ行の状態302の値を「処理待ち」に変更する
(ステップ607)。
【0048】(第2の実施の形態)以下、本発明による
案件管理システムの第2の実施形態を図15と図16を
参照して説明する。以下に説明する本発明の第2の実施
形態は、第1の実施の形態において、作業者が掲示板に
公開された案件を引き取って他の作業者に割り当てると
いう操作を行なう際に表示する作業者選択メニューに、
各作業者の所持案件の総合的な進捗と類似案件の処理経
験値を表示する案件管理システムである。
【0049】以下、図16のフローチャートを参照しな
がら、掲示板に公開された案件を引き取って他の作業者
に割り当てる際に表示する作業者選択メニューに、各作
業者の所持案件の総合的な進捗と類似案件の処理経験値
を表示する処理の流れについて説明する。
【0050】図16のフローチャートにおけるステップ
701〜704、ステップ706〜713は第1の実施
の形態と同じである。条件分岐1601では、ステップ
704で選択した案件が公開案件であるかどうか判定す
る。具体的には、案件管理情報テーブル114を参照
し、選択した案件の案件IDと同じ案件ID301の行
の状態302の値が「公開」であるかどうか調べる。ス
テップ704で選択した案件が公開案件でなければステ
ップ705に進む。公開案件であれば、ステップ160
2へ進む。
【0051】ステップ1602は、進捗指数と経験指数
を集計するステップで、第1の実施の形態で説明した作
業経験指数集計部127、進捗指数集計部128をステ
ップ704で選択した案件に対して実行する。ただし、
図6のフローチャートのステップ607は実行しない。
【0052】ステップ1603では、ステップ704で
選択した案件に対して実行可能な操作の一覧を表示す
る。例えば、図9で示した画面例において、案件IDが
5の案件を選択したときに表示する実行可能な操作の一
覧の例を図15に示す。図15は、状態302が「公
開」である案件を選択したときに操作指示可能な操作と
して、「詳細表示」1101、「引き取り」1201が
あることを示している。状態302が「公開」以外の案
件を選択した場合の処理は図7のステップ705と同じ
である。また、1505は「引き取り」1201を選択
した場合に、引き取り後の割り当て対象者を選択するた
めの対象者リスト1501が現れることを意味する記号
である。また、1502は、案件を引き取った後に割り
当てる対象者の氏名であり、1503は進捗指数、15
04は経験指数である。進捗指数1503と経験指数1
504は、ステップ1603の結果作成された進捗/経
験指数テーブル129の進捗指数802、経験指数80
3を参照して表示する。
【0053】
【発明の効果】第1の発明によれば、公開状態にある案
件に対し、掲示期限と掲示期限に達したときの処理を予
め1つ以上定義し、掲示期限に達した際には定義してお
いた処理を実行することができ、作業者が自発的に案件
に対して操作を行なわなくても、案件が長時間掲示板上
に放置されることを防止できる。
【0054】また、掲示板に公開された案件が掲示期限
に達し、作業者に強制的に割り当てる処理が定義されて
いた場合には、各作業者の所持案件の総合的な進捗、類
似案件の処理経験値を考慮して、全ての作業者の中か
ら、一名以上の作業者を抽出し、案件を割り当てること
が可能であり、より的確な作業者に、且つ、より手の空
いた作業者に、案件を割り当てることができる。
【0055】第2の発明によれば、掲示板に公開された
案件を引き取って他の作業者に割り当てる際に表示する
作業者選択メニューに、各作業者の所持案件の総合的な
進捗と類似案件の処理経験値を表示することができ、あ
る作業者が人手で割り当て操作を行なう場合、より的確
で、手の空いた作業者を判断する際の手助けとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による案件管理システ
ムのハードウェア構成と機能ブロックの一例を示す図で
ある。
【図2】案件情報テーブル113の一例である。
【図3】案件管理情報テーブル114の一例である。
【図4】期限時処理定義テーブル115の一例である。
【図5】本発明の第1の実施形態による案件管理システ
ムの期限監視部および期限時処理実行部の処理の流れを
説明するフローチャート。
【図6】強制割当処理部の処理の流れを説明するフロー
チャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態による案件管理システ
ムの処理の流れを説明するフローチャートである。
【図8】進捗/経験指数テーブルの一例である。
【図9】案件一覧画面の一例である。
【図10】案件の詳細表示画面の一例である。
【図11】図9の案件一覧画面の例において、処理待ち
の案件を選択したときに表示する実行可能な操作の一覧
の一例である。
【図12】本発明の第1の実施形態による案件管理シス
テムの図9の案件一覧画面の例において、公開案件を選
択したときに表示する実行可能な操作の一覧の一例であ
る。
【図13】期限時処理定義画面の一例である。
【図14】新規作成画面の一例である。
【図15】本発明の第2の実施形態による案件管理シス
テムの図9の案件一覧画面の例において、公開案件を選
択したときに表示する実行可能な操作の一覧の一例であ
る。
【図16】本発明の第2の実施形態による案件管理シス
テムの処理の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101…案件管理サーバ計算機、102…作業者端末、
113…案件情報テーブル、114…案件管理情報テー
ブル、115…期限時処理定義テーブル、116…案件
情報出力部、117…案件情報更新部、118…案件管
理情報更新部、119…期限時処理定義部、122…期
限時処理実行部、126…強制割当処理部、127…作
業経験指数集計部、128…進捗指数集計部、129…
進捗/経験指数テーブル、112…UI部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1台の案件管理サーバと1台以
    上複数台の作業者端末とを備えて構成され、前記案件管
    理サーバから作業者端末に案件データを転送する案件管
    理システムにおいて、前記作業者端末は、作業者からの
    指示、案件内容、処理内容、進捗、掲示期限、掲示期限
    満了時に実行する処理を入力する入力手段と、前記作業
    者からの指示によって指示の内容、前記案件内容、前記
    処理内容、前記進捗、前記掲示期限、前記掲示期限満了
    時に実行する処理を前記案件管理サーバに送る手段と、
    前記案件管理サーバの処理結果を受取る手段と、受取っ
    た処理結果を表示する手段とを有して構成され、 前記案件管理サーバは、前記作業者端末から送られた指
    示の内容、前記案件内容、前記処理内容、前記進捗、前
    記掲示期限、前記掲示期限満了時に実行する処理を受け
    取る手段と、受け取った案件内容と処理内容を保持する
    案件情報テーブルと、前記案件情報テーブルを更新する
    手段と、案件の状態と担当者と前記進捗を記憶する案件
    管理情報テーブルと、前記案件管理情報テーブルを更新
    する手段と、前記掲示期限と前記掲示期限時に実行する
    処理の組みを記憶する期限時処理定義テーブルと、前記
    掲示期限と前記掲示期限時に実行する処理を、前記掲示
    期限処理定義テーブルに記録する手段と、前記案件管理
    サーバが備える時計をもとに一定間隔で実行され、前記
    期限時処理定義テーブルの前記掲示期限と現在時刻を比
    較し、掲示期限満了時に期限時処理実行部を実行させる
    期限監視手段と、前記期限監手段によって実行される期
    限時処理実行手段と、前記案件管理サーバの処理結果を
    前記作業者端末に送る手段により構成され、 前記期限監視手段と前記期限時処理実行手段によって、
    期限満了時に前記期限時処理定義テーブルに定義された
    処理を実行することを特徴とする案件管理システム。
  2. 【請求項2】前記期限時実行手段のひとつとして強制割
    当処理手段を備え、前記強制割当手段は、前記案件情報
    テーブル中の処理内容を示す項目と前記案件管理情報テ
    ーブル中の担当者名を示す項目から経験指数を作業者毎
    に集計し、進捗/経験指数テーブルに記録する手段と、
    前記案件管理情報テーブル中の進捗を示す項目と担当者
    名を示す項目から進捗指数を作業者毎に集計し、進捗/
    経験指数テーブルに記録する手段と、作業者名と前記経
    験指数と前記進捗指数を前記案件サーバが備える主記憶
    装置に一時的に保持する前記進捗/経験指数テーブル
    と、前記進捗/経験指数テーブル中の前記進捗指数と前
    記経験指数から割当て先となる作業者を決定する手段で
    構成され、前記進捗/経験指数テーブル中の前記進捗指
    数と前記経験指数から割当て先となる作業者を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の案件管理システム。
  3. 【請求項3】前記作業者端末が備えるディスプレー上に
    案件の一覧表が表示されて、作業者が前記一覧表から公
    開状態にある案件を選択した際に、前記経験指数を集計
    する手段と前記進捗指数を集計する手段によって一時的
    に作成された前記進捗/経験指数テーブルを参照し、作
    業者に選択された前記案件を引き取った後割り当てる候
    補のリストとして、前記作業者名と前記進捗指数と前記
    経験指数を前記ディスプレーに表示することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の案件管理システム。
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