JPH11118838A - 交流電圧測定装置 - Google Patents

交流電圧測定装置

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Publication number
JPH11118838A
JPH11118838A JP9303568A JP30356897A JPH11118838A JP H11118838 A JPH11118838 A JP H11118838A JP 9303568 A JP9303568 A JP 9303568A JP 30356897 A JP30356897 A JP 30356897A JP H11118838 A JPH11118838 A JP H11118838A
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JP
Japan
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voltage
beat
measurement
cycle
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP9303568A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takano
和夫 高野
Yuji Kawagoe
祐司 川越
Tamotsu Motozu
有 本圖
Katsuhiko Kozuka
勝彦 小塚
Noboru Tanaka
昇 田中
Kazuhiro Araki
一広 新木
Katsuhisa Michinaga
勝久 道永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Japan Storage Battery Co Ltd
NTT Power and Building Facilities Inc
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Japan Storage Battery Co Ltd
NTT Power and Building Facilities Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd, Japan Storage Battery Co Ltd, NTT Power and Building Facilities Inc filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9303568A priority Critical patent/JPH11118838A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱電圧が混入したときに生じるビート電圧
の影響を小さくし、より正確な交流電圧の測定が可能な
交流電圧測定装置を得る。 【解決手段】 位相検波手段、ローパスフィルタ、デジ
タル変換手段および測定値演算手段を備える、交流4端
子測定による抵抗の測定装置の交流電圧測定回路におい
て、外乱電圧が前記交流電圧測定回路に混入した場合
に、前記デジタル変換手段で測定信号をサンプリングし
た値を平均化した時に生じるビート電圧の影響を低減す
るために、あらかじめビート電圧の周波数を予測し、前
記デジタル変換手段のサンプリング周期を予測されるビ
ート電圧の周期の整数分の1の周期に、かつサンプリン
グを行う期間を予測されるビート電圧の周期の整数倍の
時間に、それぞれ設定する交流電圧測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流4端子測定を
使用した交流電圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抵抗や蓄電池の内部抵抗を測定する場合
に使用する交流4端子測定では、交流電圧を測定する必
要がある。この交流電圧の一般的な測定方法を図面を示
して説明する。
【0003】図1は前記交流電圧を測定する一般的な構
成を示すブロック図である。1は電圧入力端子、2はフ
ィルタ手段である。フィルタ手段2は電圧入力端子1よ
り入力した電圧に対して、直流電圧を除去する動作や高
周波のノイズを除去する動作や測定周波数以外の周波数
成分の信号を低減する動作を行う。3は位相検波手段4
で使用される参照信号であり、交流4端子測定において
は測定電流と同周波数、同位相の交流信号が使用され
る。位相検波手段4は、抵抗や蓄電池の内部抵抗の測定
装置に一般的に使用されている。位相検波手段4は、参
照信号が正になっている時にはフィルタ手段2の出力信
号をそのまま出力し、参照信号が負になっている時には
フィルタ手段2の出力信号を反転して出力する。5は抵
抗、6はコンデンサであり、5と6でローパスフィルタ
を形成し、位相検波手段4が出力する信号を平滑化す
る。7はデジタル変換手段であり、8は測定値演算手段
である。9は位相検波手段4の入力電圧であり、10は
位相検波手段4の出力電圧である。11は抵抗5とコン
デンサ6で形成するローパスフィルタ回路の出力電圧で
あり、デジタル変換手段7の入力電圧でもある。
【0004】電圧入力端子1に測定周波数以外の周波数
成分を持つ外乱信号が重畳した信号が入力すると、フィ
ルタ手段2は前記入力信号の測定周波数以外の周波数成
分を除去あるいは、低減して電圧9を位相検波手段4に
出力する。位相検波手段4は入力した電圧9に位相検波
を行い電圧10を出力する。抵抗5とコンデンサ6で形
成するローパスフィルタ回路は電圧10を平滑化し、電
圧11を出力する。位相検波手段4、抵抗5、コンデン
サ6で構成する回路は、フィルタ手段2が出力する信号
から参照信号と同位相、同周波数成分の信号だけを取り
出し、直流電圧として出力する動作を行う。従って一般
的には電圧11は直流電圧であり、測定対象の交流電圧
に応じた直流電圧値になる。デジタル変換手段7は電圧
11をデジタル値に変換し測定値演算手段8に出力す
る。測定値演算手段8ではデジタル値として入力した測
定値を演算処理によって平均化を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源装
置に接続される蓄電池などでは、前記蓄電池の充電電流
にリプル電流が重畳するため、商用周波数の整数倍のリ
プル電圧が前記蓄電池に重畳する事があり、前記蓄電池
を測定した時には、電圧11にビートが発生してデジタ
ル変換手段7によりサンプリングした測定値が誤差を含
むという問題がある。また、抵抗の測定装置の電源に商
用電源などを使用している場合、信号の回り込みによっ
て商用電源の高調波がフィルタ手段2の回路に混入する
事があり、この場合にも電圧11にビートが発生してデ
ジタル変換手段7によりサンプリングした測定値が誤差
を含むという問題がある。
【0006】上記に示したビート発生過程を図1と図2
を使用して説明する。
【0007】図2は電圧入力端子1に測定周波数に近い
周波数である外乱電圧が加わった時の図1における電圧
9、電圧10、電圧11の各部波形を示した図である。
【0008】電源装置に接続される前記蓄電池の内部抵
抗を交流4端子測定で測定する場合、図1に示した一般
的な交流電圧の交流4端子法による測定回路の電圧入力
端子1に測定周波数以外の外乱電圧が測定電圧とともに
加わることになる。電圧測定端子1に測定周波数以外の
外乱電圧が加わると、フィルタ手段2は測定周波数以外
の外乱電圧を除去、あるいは低減する。しかしながら測
定周波数近傍の周波数の外乱電圧が入力した場合はフィ
ルタ手段2では低減しきれず、位相検波手段4に外乱電
圧が重畳した測定電圧が入力する。この外乱電圧が重畳
した測定電圧の波形は図2の電圧9のようにビートを含
んだ波形となる。
【0009】また、図1の測定回路を使用した抵抗の測
定装置の電源に商用電源を使用した場合、信号のまわり
込みによりフィルタ手段2に商用電源の高調波が重畳す
ることがあり、この時に測定周波数近傍の周波数はフィ
ルタ手段2では低減しきれず、位相検波手段4に図2の
電圧9のような外乱電圧が重畳した測定電圧が入力す
る。
【0010】電圧9のビートの周波数は測定周波数と外
乱周波数の差の周波数になっている。位相検波手段4に
電圧9が入力した時、位相検波手段4の動作により、位
相検波手段4の出力には図2の電圧10のような電圧波
形が出力される。この図2の電圧10は抵抗5とコンデ
ンサ6で高周波成分については低減される。しかし電圧
9の低周波であるビートについては抵抗5とコンデンサ
6で形成するローパスフィルタの時定数が小さいと十分
低減しきれずに図2の電圧11のようなビート波形が図
1の電圧11に出力される。この図2の11のビートを
吸収するためには抵抗5とコンデンサ6で形成するロー
パスフィルタの時定数を大きくする必要がある。しかし
ながら、前記時定数を大きくすると測定時間が長くなる
という問題が生じる。
【0011】上記のようにして発生したビートが重畳し
ている電圧11をデジタル変換処理7によりサンプリン
グすると、サンプリングした時のビート電圧の電圧レベ
ルによって測定誤差が生じるという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明交流電圧測定装置
は、位相検波手段、ローパスフィルタ、デジタル変換手
段および測定値演算手段を備える、交流4端子測定によ
る抵抗の測定装置の交流電圧測定回路において、外乱電
圧が前記交流電圧測定回路に混入した場合に、前記デジ
タル変換手段で測定信号をサンプリングした値を平均化
した時に生じるビート電圧の影響を低減するために、あ
らかじめビート電圧の周波数を予測し、前記デジタル変
換手段のサンプリング周期を予測されるビート電圧の周
期の整数分の1の周期に、かつサンプリングを行う期間
を予測されるビート電圧の周期の整数倍の時間に、それ
ぞれ設定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による交流電圧測定装置で
は、外乱電圧が交流電圧測定回路に混入した場合に生じ
るビート電圧の影響を低減する手段として、外乱電圧の
発生状態をあらかじめ予測し、前記ビートの周波数を推
察し、その推察に基づいて、前記ビートの周期の整数分
の1となるタイミングでデジタル変換回路でサンプリン
グを行い、さらにビートの整数倍の周期分の時間をサン
プリングし、前記サンプリングの測定値を平均化するこ
とにより測定誤差を低減する。このようにすることによ
り、外乱電圧が混入したときに生じるビート電圧の影響
を小さくでき、より正確な交流電圧の測定が可能にな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0015】本発明の一実施例を示す構成は図1の通り
である。1は電圧入力端子、2はフィルタ手段である。
フィルタ手段2は電圧入力端子1より入力した電圧に対
して、直流電圧を除去する動作や高周波のノイズを除去
する動作や測定周波数以外の周波数成分の信号を低減す
る動作を行う。3は位相検波手段で使用される参照信号
であり、交流4端子測定においては測定電流と同周波
数、同位相の交流信号が使用される。4は位相検波手段
であり、抵抗や蓄電池の内部抵抗の測定装置に一般的に
使用されている。位相検波手段4は、参照信号が正にな
っている時にはフィルタ手段2の出力信号をそのまま出
力し、参照信号が負になっている時にはフィルタ手段2
の出力信号を反転して出力する。5は抵抗、6はコンデ
ンサであり、5と6でローパスフィルタを形成し、位相
検波手段4が出力する信号を平滑化する。7はデジタル
変換手段であり、8は測定値演算手段である。9は位相
検波手段4の入力電圧であり、10は位相検波手段4の
出力電圧である。11は抵抗5とコンデンサ6で形成す
るローパスフィルタ回路の出力電圧であり、デジタル変
換手段7の入力電圧でもある。
【0016】上記に示したように位相検波手段4に外乱
電圧が重畳した測定電圧が入力したときに、電圧11に
生じるビート電圧の周波数をf1、ビート電圧の周期を
T1とする。
【0017】図3は電圧11に出力される信号の本発明
での測定方法を示す図である。12はビート電圧の波形
であり、13は電圧12の測定タイミングである。T2
はサンプリング間隔である。デジタル変換手段7のサン
プリング周期は予測されるビート電圧の周期の整数分の
1の周期にしてあり、測定タイミング13はサンプリン
グ周期ごとに設定してある。デジタル変換手段7のサン
プリング時間は予測されるビート電圧の周期の整数倍に
なるように設定されており、測定値演算手段8にて平均
化を行っている。
【0018】このような方法を採用することにより、最
初の測定タイミングがビート電圧12のどの位相から行
われてもビート電圧11の整数倍の周期だけを等間隔で
測定することになり、それを平均化することによりビー
ト電圧12による測定値への影響を少なくする事ができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外乱電圧
が混入したときに生じるビート電圧の影響を小さくし、
より正確な交流電圧の測定が可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】4端子測定において交流電圧を測定する一般的
な構成を示すブロック図
【図2】外乱電流が重畳した時の交流電圧測定回路の各
部波形を示す図
【図3】本発明での測定方法を示す図
【符号の説明】
1 電圧入力端子 2 フィルタ手段 3 参照信号 4 位相検波手段 5 抵抗 6 コンデンサ 7 デジタル変換手段 8 測定値演算手段 9 位相検波手段4の入力電圧 10 位相検波手段4の出力電圧 11 5と6で構成されるローパスフィルタ回路の出力
電圧 12 ビート電圧 13 測定タイミング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 和夫 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 川越 祐司 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 本圖 有 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 小塚 勝彦 東京都港区芝浦3丁目4番1号グランパー クタワー 株式会社エヌ・ティ・ティファ シリティーズ内 (72)発明者 田中 昇 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内 (72)発明者 新木 一広 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内 (72)発明者 道永 勝久 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地 日本電池株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相検波手段、ローパスフィルタ、デジ
    タル変換手段および測定値演算手段を備える、交流4端
    子測定による抵抗の測定装置の交流電圧測定回路におい
    て、外乱電圧が前記交流電圧測定回路に混入した場合
    に、前記デジタル変換手段で測定信号をサンプリングし
    た値を平均化した時に生じるビート電圧の影響を低減す
    るために、あらかじめビート電圧の周波数を予測し、前
    記デジタル変換手段のサンプリング周期を予測されるビ
    ート電圧の周期の整数分の1の周期に、かつサンプリン
    グを行う期間を予測されるビート電圧の周期の整数倍の
    時間に、それぞれ設定することを特徴とする交流電圧測
    定装置。
JP9303568A 1997-10-16 1997-10-16 交流電圧測定装置 Pending JPH11118838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198764A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 周波数差測定装置
CN117775712A (zh) * 2024-02-26 2024-03-29 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池输送系统、电池输送方法及电池生产线

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198764A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 周波数差測定装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420