JPH11118669A - レーザ耐久性評価方法 - Google Patents

レーザ耐久性評価方法

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JPH11118669A
JPH11118669A JP9293154A JP29315497A JPH11118669A JP H11118669 A JPH11118669 A JP H11118669A JP 9293154 A JP9293154 A JP 9293154A JP 29315497 A JP29315497 A JP 29315497A JP H11118669 A JPH11118669 A JP H11118669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
measured
transparent substrate
thin film
laser light
Prior art date
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Pending
Application number
JP9293154A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Watanabe
義則 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明基板の裏面や内部にダメージが発生する
ことを防止し、正確なレーザ耐久性の測定を可能にす
る。 【解決手段】 レーザ光源1から照射されるレーザ光
は、ビームエキスパンダ2、パワー調整機構3、アパー
チャ4、ビームスプリッタ5を通過し、対物レンズ6を
介して被測定物7表面の薄膜を照査する。レーザ光の照
射により、薄膜にダメージが形成されると、その際に発
生する音響がピエゾ素子8によって検出され、図示しな
い測定装置に入力される。音響が検出されたときのレー
ザ光の強さを検知することにより、レーザ耐久性(LD
T)が測定される。被測定物7である透明基板の裏面に
は、反射防止膜が形成されているので、被測定物7の裏
面からの反射光が低減され、被測定物7の中で発生する
レーザ光の定在波が低減する。よって、被測定物7の裏
面や内部にダメージが発生するのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光に対して
透明な基板上に成膜された薄膜にレーザ光を照射し、レ
ーザー光に対する薄膜の耐久性を測定・評価する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の集積度を増すため
に、半導体製造用縮小投影露光装置(ステッパ)の高解
像力化がなされている。その一つの手段として、光源波
長を短波長とすることが挙げられる。そこで、最近で
は、水銀ランプより短波長の光を発生でき、しかも高出
力のエキシマレーザを光源としたステッパの利用が始ま
っている。これに伴い、光学系に使用される薄膜等のレ
ーザに対する耐久性を評価することが不可欠になってい
る。
【0003】薄膜等のレーザに対する耐久性を測定する
方法として、レーザダメージスレッシュホールド(LD
T)を測定する方法が一般的に用いられている。これ
は、種々のエネルギーのレーザ光を被測定物に照射し、
被測定物の損傷の開始をセンサで検知することにより、
被測定物がどの程度の強さのレーザ光に絶えられるかを
測定するものである。
【0004】この測定方法の例を図1により説明する。
図1において、1はレーザ光源、2はビームエキスパン
ダ、3はパワー調整機構、4はアパーチャ、5はビーム
スプリッタ、6は対物レンズ、7は被測定物、8はピエ
ゾ素子、9はホルダ、10は基台である。
【0005】レーザ光源1から照射されるレーザ光は、
ビームエキスパンダ2により形状を調整され、ズームレ
ンズからなるパワー調整機構3に入射する。パワー調整
機構3は、アパーチャ4に入射する光量を調整すること
により、被測定物7が受ける光量を調整する。アパーチ
ャ4を通過したレーザ光は、ビームスプリッタ5で分割
される。ビームスプリッタ5で反射されたレーザ光は図
示しない測定装置に入射し、レーザ光の強さが計測され
る。ビームスプリッタ5を通過したレーザ光は、対物レ
ンズ6を介して被測定物表面の薄膜を照査する。
【0006】レーザ光の照射により、薄膜にダメージが
形成されると、その際に発生する音響がピエゾ素子8に
よって検出され、図示しない測定装置に入力される。音
響が検出されたときのレーザ光の強さを検知することに
より、レーザ耐久性(LDT)が測定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記測
定方法においては、測定対象である薄膜にダメージが発
生するより先に、透明基板の裏面や内部にダメージが発
生することがある。この様子を図3に示す。図3におい
て、11は透明基板、12はその表面に形成された薄
膜、13は透明基板の内部に発生したダメージである。
図に示すように、透明基板11中にダメージ13が発生
する。透明基板11中にダメージが発生すると、これが
測定時のノイズとなって正確な測定ができないときがあ
る。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、透明基板の裏面や内部にダメージが
発生することを防止し、正確なレーザ耐久性の測定を可
能にすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、透明基板上
に成膜された薄膜にレーザ光を照射することにより当該
薄膜のレーザ耐久性を評価する方法であって、評価対象
である薄膜が形成された面とは反対の透明基板上の面
に、反射防止膜を形成してからレーザ光を照射すること
を特徴とするレーザ耐久性評価方法により解決される。
【0010】本発明者は、鋭意研究の結果、透明基板中
でダメージが発生するのは、透明基板内を透過してきた
レーザ光が透明基板裏面で反射し、その結果透明基板内
でレーザ光の干渉による定在波を形成するためであるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0011】即ち、透明基板の裏面に反射防止膜を形成
することにより、透明基板の裏面からのレーザ光の反射
が低減されるので、透明基板中で発生するレーザ光の定
在波の強さが低減する。その結果、透明基板の裏面や内
部にダメージが発生するのを防止することができて、正
確なレーザ耐久性の試験が可能となる。
【0012】なお、透明基板とは、対象とされるレーザ
光に対して透明な基板をいい、例えば、石英ガラス基
板、蛍石基板等が用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。測定方法の概要は図1に示した従
来方法と同じである。即ち、図1において、レーザ光源
1から照射されるレーザ光は、ビームエキスパンダ2に
より形状を調整され、ズームレンズからなるパワー調整
機構3に入射する。パワー調整機構3は、アパーチャ4
に入射する光量を調整することにより、被測定物7が受
ける光量を調整する。アパーチャ4を通過したレーザ光
は、ビームスプリッタ5で分割される。ビームスプリッ
タ5で反射されたレーザ光は図示しない測定装置に入射
し、レーザ光の強さが計測される。ビームスプリッタ5
を通過したレーザ光は、対物レンズ6を介して被測定物
表面の薄膜を照査する。
【0014】レーザ光の照射により、薄膜にダメージが
形成されると、その際に発生する音響がピエゾ素子8に
よって検出され、図示しない測定装置に入力される。音
響が検出されたときのレーザ光の強さを検知することに
より、レーザ耐久性(LDT)が測定される。
【0015】本発明の実施の形態においては、図2に示
すように、被測定物7である透明基板の裏面に反射防止
膜が形成されている。図2において、11は透明基板、
12はその表面に形成された、評価対象である薄膜、1
4は透明基板11の裏面に形成された反射防止膜であ
る。
【0016】評価対象である薄膜としては、例えばLaF
3からなる高屈折率層とAlF3からなる低屈折率層との交
互層からなる7層構造の反射防止膜が挙げられる。ま
た、反射防止膜14は、評価対象である薄膜12と同一
の構成を採用してもよいし、異なる構成にしてもよい。
【0017】反射防止膜の高屈折率層の材料としては、
NdF3、LaF3、GdF3、DyF3、Al23、PbF2、YF3
が用いられる。一般的に、評価材料の薄膜と同一材料を
用いることが好ましい。低屈折率層の材料としては、Mg
2、AlF3、NaF、LiF、CaF2、BaF2、SrF2、Na3Al
6、Na5Al314等が用いられる。反射防止膜の厚さ
は、周知の反射防止膜の設計方法により決定される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、透明基
板上に成膜された薄膜にレーザ光を照射することにより
当該薄膜のレーザ耐久性を評価する方法であって、評価
対象である薄膜が形成された面とは反対の透明基板上の
面に、反射防止膜を形成してからレーザ光を照射するこ
とを特徴とするレーザ耐久性評価方法であるので、透明
基板裏面からのレーザ光の反射が低減され、透明基板中
で発生するレーザ光の定在波の強さが低減する。その結
果、透明基板の裏面や内部にダメージが発生するのを防
止することができて、正確なレーザ耐久性の試験が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態及び従来技術において、L
DTを測定する装置の例を示す図である。
【図2】本発明における測定サンプルの例を示す図であ
る。
【図3】従来技術における測定サンプルの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 ビームエキスパンダ 3 パワー調整機構 4 アパーチャ 5 ビームスプリッタ 6 対物レンズ 7 被測定物 8 ピエゾ素子 9 ホルダ 10 基台 11 透明基板 12 薄膜(評価対象) 13 ダメージ 14 反射防止膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に成膜された薄膜にレーザ光
    を照射することにより当該薄膜のレーザ耐久性を評価す
    る方法であって、評価対象である薄膜が形成された面と
    は反対の透明基板上の面に、反射防止膜を形成してから
    レーザ光を照射することを特徴とするレーザ耐久性評価
    方法。
JP9293154A 1997-10-13 1997-10-13 レーザ耐久性評価方法 Pending JPH11118669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9293154A JPH11118669A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 レーザ耐久性評価方法

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JP9293154A JPH11118669A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 レーザ耐久性評価方法

Publications (1)

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JPH11118669A true JPH11118669A (ja) 1999-04-30

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ID=17791126

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JP9293154A Pending JPH11118669A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 レーザ耐久性評価方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10225842A1 (de) * 2002-06-04 2003-12-24 Zeiss Carl Smt Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Strahlungsbeständigkeit eines optischen Materials

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10225842A1 (de) * 2002-06-04 2003-12-24 Zeiss Carl Smt Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Strahlungsbeständigkeit eines optischen Materials
US6734970B2 (en) 2002-06-04 2004-05-11 Carl Zeiss Semiconductor Manufacturing Technologuies Ag Method and a device for determining the radiation-damage resistance of an optical material

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