JPH11118648A - 圧力検出器 - Google Patents
圧力検出器Info
- Publication number
- JPH11118648A JPH11118648A JP9285558A JP28555897A JPH11118648A JP H11118648 A JPH11118648 A JP H11118648A JP 9285558 A JP9285558 A JP 9285558A JP 28555897 A JP28555897 A JP 28555897A JP H11118648 A JPH11118648 A JP H11118648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- touch
- tube
- pressure detector
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造であるにもかかわらず、耐久性及
び信頼性の高い圧力検出器を提供すること。 【解決手段】 検出器本体2の内部には圧力検出手段8
が収容される。導圧管41は、フレキシブルチューブ4
2を流れる被検流体を圧力検出手段8に導く流路R1 を
有する。検出器本体2と導圧管41とを一体成形する。
複数箇所において開口する流路R1 の各開口部に、フレ
キシブルチューブ42が挿抜可能なワンタッチ管継手4
6,47をそれぞれ設ける。流路R1 の途上から分岐し
かつ圧力検出手段8側と連通する導圧通路R2 を形成す
る。
び信頼性の高い圧力検出器を提供すること。 【解決手段】 検出器本体2の内部には圧力検出手段8
が収容される。導圧管41は、フレキシブルチューブ4
2を流れる被検流体を圧力検出手段8に導く流路R1 を
有する。検出器本体2と導圧管41とを一体成形する。
複数箇所において開口する流路R1 の各開口部に、フレ
キシブルチューブ42が挿抜可能なワンタッチ管継手4
6,47をそれぞれ設ける。流路R1 の途上から分岐し
かつ圧力検出手段8側と連通する導圧通路R2 を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧力検出器に係り、
特にはその検出器本体の構造に関するものである。
特にはその検出器本体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気圧や油圧を利用した各種
の流体圧アクチュエータが提案されている。流体圧アク
チュエータを好適に駆動・制御するためには、配管やチ
ューブを介して供給される流体の圧力を、何らかの手段
により随時正確に把握しておく必要がある。そして、こ
のような目的を達成するための手段として、例えば圧力
スイッチ等に代表される圧力検出器が知られている。
の流体圧アクチュエータが提案されている。流体圧アク
チュエータを好適に駆動・制御するためには、配管やチ
ューブを介して供給される流体の圧力を、何らかの手段
により随時正確に把握しておく必要がある。そして、こ
のような目的を達成するための手段として、例えば圧力
スイッチ等に代表される圧力検出器が知られている。
【0003】特開平8−75585号公報において開示
された従来の圧力検出器は、次のような特徴を有する。
この圧力検出器のケーシングの内部には、圧力流体の圧
力を検出するための圧力センサが収容されている。同ケ
ーシングの外部には、圧力導入ポートを有する筒状部が
設けられている。前記筒状部にはケーシング内の圧力セ
ンサに臨む貫通孔が導圧通路として区画形成されてい
る。そして、この筒状部は、管体接続機構の一部である
ワンタッチ管継手の開口部に対し、着脱自在に接続され
る。その結果、流体供給用のフレキシブルチューブ内を
流れる流体が管体接続機構及び貫通孔を介してケーシン
グ内に導入され、その圧力が圧力センサによって検出さ
れる。
された従来の圧力検出器は、次のような特徴を有する。
この圧力検出器のケーシングの内部には、圧力流体の圧
力を検出するための圧力センサが収容されている。同ケ
ーシングの外部には、圧力導入ポートを有する筒状部が
設けられている。前記筒状部にはケーシング内の圧力セ
ンサに臨む貫通孔が導圧通路として区画形成されてい
る。そして、この筒状部は、管体接続機構の一部である
ワンタッチ管継手の開口部に対し、着脱自在に接続され
る。その結果、流体供給用のフレキシブルチューブ内を
流れる流体が管体接続機構及び貫通孔を介してケーシン
グ内に導入され、その圧力が圧力センサによって検出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、ワンタッチ管継手の開口部に対して筒状部を
接続する構造を採用しているため、筒状部の外周面には
ワンタッチ管継手の環状係止チャックの爪部が食い込ん
でいる。従って、挿入側部材である筒状部の外周面には
傷が付きやすい。そのため、長期間使用していると筒状
部とワンタッチ管継手との接続部分の継ぎ目から流体が
漏れて正確な圧力の検出が不能となったり、筒状部自体
がワンタッチ管継手から抜けてしまうおそれがある。よ
って、耐久性及び信頼性に劣るという問題があった。
技術では、ワンタッチ管継手の開口部に対して筒状部を
接続する構造を採用しているため、筒状部の外周面には
ワンタッチ管継手の環状係止チャックの爪部が食い込ん
でいる。従って、挿入側部材である筒状部の外周面には
傷が付きやすい。そのため、長期間使用していると筒状
部とワンタッチ管継手との接続部分の継ぎ目から流体が
漏れて正確な圧力の検出が不能となったり、筒状部自体
がワンタッチ管継手から抜けてしまうおそれがある。よ
って、耐久性及び信頼性に劣るという問題があった。
【0005】また、従来技術の圧力検出器はフレキシブ
ルチューブとの接続に際して管体接続機構を必要とす
る。このため、全体として部品点数が多くなり、構造も
複雑になるという問題があった。
ルチューブとの接続に際して管体接続機構を必要とす
る。このため、全体として部品点数が多くなり、構造も
複雑になるという問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、簡単な構造であるにもかかわら
ず、耐久性及び信頼性の高い圧力検出器を提供すること
にある。
であり、その目的は、簡単な構造であるにもかかわら
ず、耐久性及び信頼性の高い圧力検出器を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、内部に圧力検出手段を
収容する検出器本体と、フレキシブルチューブを流れる
被検流体を前記圧力検出手段に導くための流路を有する
導圧管とを備える圧力検出器において、前記検出器本体
と前記導圧管とを一体成形するとともに、複数箇所にお
いて開口する前記流路の各開口部に前記フレキシブルチ
ューブが挿抜可能なワンタッチ管継手をそれぞれ設け、
前記流路の途上から分岐しかつ前記圧力検出手段側と連
通する導圧通路を形成したことを特徴とする圧力検出器
をその要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、内部に圧力検出手段を
収容する検出器本体と、フレキシブルチューブを流れる
被検流体を前記圧力検出手段に導くための流路を有する
導圧管とを備える圧力検出器において、前記検出器本体
と前記導圧管とを一体成形するとともに、複数箇所にお
いて開口する前記流路の各開口部に前記フレキシブルチ
ューブが挿抜可能なワンタッチ管継手をそれぞれ設け、
前記流路の途上から分岐しかつ前記圧力検出手段側と連
通する導圧通路を形成したことを特徴とする圧力検出器
をその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記開口部の数は2つであり、前記第1開口部にあ
る収容凹部に第1のワンタッチ管継手を設け、かつ第2
開口部にある収容凹部に第2のワンタッチ管継手を設け
た。
て、前記開口部の数は2つであり、前記第1開口部にあ
る収容凹部に第1のワンタッチ管継手を設け、かつ第2
開口部にある収容凹部に第2のワンタッチ管継手を設け
た。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、同一軸線
上においてそのチューブ挿入口が反対方向を向くように
配置されているとした。
て、前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、同一軸線
上においてそのチューブ挿入口が反対方向を向くように
配置されているとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2におい
て、前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、そのチュ
ーブ挿入口が同一方向を向くように配置されているとし
た。請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれ
か1項において、一方のワンタッチ管継手側と前記導圧
通路との連通状態を維持しつつ、前記一方のワンタッチ
管継手側から他方のワンタッチ管継手側への流体の流れ
を阻止する逆止弁を前記流路に配設した。
て、前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、そのチュ
ーブ挿入口が同一方向を向くように配置されているとし
た。請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれ
か1項において、一方のワンタッチ管継手側と前記導圧
通路との連通状態を維持しつつ、前記一方のワンタッチ
管継手側から他方のワンタッチ管継手側への流体の流れ
を阻止する逆止弁を前記流路に配設した。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜5に記載の発明によると、導圧管と検出
器本体とを一体成形したことにより、導圧管と検出器本
体との接続部分にそもそも継ぎ目ができなくなり、当該
部分からの流体漏れという問題が解消される。また、挿
入側部材の外周面の傷付きに起因する導圧管の抜けとい
う問題も同様に解消される。また、導圧管と検出器本体
とを一体形成したことにより部品点数が少なくて済み、
構造も比較的簡単になる。
る。請求項1〜5に記載の発明によると、導圧管と検出
器本体とを一体成形したことにより、導圧管と検出器本
体との接続部分にそもそも継ぎ目ができなくなり、当該
部分からの流体漏れという問題が解消される。また、挿
入側部材の外周面の傷付きに起因する導圧管の抜けとい
う問題も同様に解消される。また、導圧管と検出器本体
とを一体形成したことにより部品点数が少なくて済み、
構造も比較的簡単になる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、例えば一
本のフレキシブルチューブを切断した場合、一対の切断
端を両ワンタッチ管継手にそれぞれ接続することができ
る。従って、フレキシブルチューブの切断箇所に簡単に
圧力検出器を配設することができる。
本のフレキシブルチューブを切断した場合、一対の切断
端を両ワンタッチ管継手にそれぞれ接続することができ
る。従って、フレキシブルチューブの切断箇所に簡単に
圧力検出器を配設することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、例えば一
本のフレキシブルチューブを切断して一対の切断端を両
ワンタッチ管継手にそれぞれ接続する場合、フレキシブ
ルチューブを無理に屈曲させる必要がない。従って、チ
ューブ接続作業を簡単に行うことができる。
本のフレキシブルチューブを切断して一対の切断端を両
ワンタッチ管継手にそれぞれ接続する場合、フレキシブ
ルチューブを無理に屈曲させる必要がない。従って、チ
ューブ接続作業を簡単に行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、両ワンタ
ッチ管継手のチューブ挿入口が同一方向を向くように配
置しておくと、2本のフレキシブルチューブを同じ方向
から接続することができる。
ッチ管継手のチューブ挿入口が同一方向を向くように配
置しておくと、2本のフレキシブルチューブを同じ方向
から接続することができる。
【0015】請求項5に記載の発明によると、流路に逆
止弁を配設したことにより、いずれか一方のワンタッチ
管継手側から他方のワンタッチ管継手側への流体の流れ
が阻止される。そして、この場合には前記一方のワンタ
ッチ管継手側と前記導圧通路側との連通状態が維持され
る。従って、前記一方のワンタッチ管継手のみにフレキ
シブルチューブを接続した状態であっても、圧力検出を
行うことができる。
止弁を配設したことにより、いずれか一方のワンタッチ
管継手側から他方のワンタッチ管継手側への流体の流れ
が阻止される。そして、この場合には前記一方のワンタ
ッチ管継手側と前記導圧通路側との連通状態が維持され
る。従って、前記一方のワンタッチ管継手のみにフレキ
シブルチューブを接続した状態であっても、圧力検出を
行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態の圧力検出器1を図1〜図3に基づき詳細に説明す
る。
態の圧力検出器1を図1〜図3に基づき詳細に説明す
る。
【0017】本実施形態の圧力検出器1は、いわゆる圧
力スイッチと呼ばれるものである。図1〜図3に示され
るように、この圧力検出器1の検出器本体2は、複数の
本体構成部材の嵌め合わせによって構成されている。複
数の本体構成部材とは、ここではベースB1 、上蓋4、
トリマ保護体としてのトリマカバー5及び引出部保護体
としての引出部保護キャップ6という4つの部材を指し
ている。
力スイッチと呼ばれるものである。図1〜図3に示され
るように、この圧力検出器1の検出器本体2は、複数の
本体構成部材の嵌め合わせによって構成されている。複
数の本体構成部材とは、ここではベースB1 、上蓋4、
トリマ保護体としてのトリマカバー5及び引出部保護体
としての引出部保護キャップ6という4つの部材を指し
ている。
【0018】ベースB1 の基板収容部3は、その上部に
略矩形状の開口を備えている。上蓋4を基板収容部3の
上部開口に対して嵌め合わせると、基板収容部3及び上
蓋4の内面側には収容空間が区画される。このような収
容空間の中には回路基板7が水平な状態で収容されてい
る。回路基板7の上面には、圧力検出手段としての圧力
センサ8、その圧力センサ8の設定圧力を調整するため
のトリマ9、発光ダイオード10などが実装されてい
る。回路基板7の上面側基端縁には図示しない複数の接
続パッドが形成され、それらの接続パッドにはリード線
11の導体部分がはんだ付けされている。本実施形態で
は、具体的には半導体式の圧力センサ8を用いている。
略矩形状の開口を備えている。上蓋4を基板収容部3の
上部開口に対して嵌め合わせると、基板収容部3及び上
蓋4の内面側には収容空間が区画される。このような収
容空間の中には回路基板7が水平な状態で収容されてい
る。回路基板7の上面には、圧力検出手段としての圧力
センサ8、その圧力センサ8の設定圧力を調整するため
のトリマ9、発光ダイオード10などが実装されてい
る。回路基板7の上面側基端縁には図示しない複数の接
続パッドが形成され、それらの接続パッドにはリード線
11の導体部分がはんだ付けされている。本実施形態で
は、具体的には半導体式の圧力センサ8を用いている。
【0019】上蓋4の上面は圧力検出器1の先端側に向
かってやや傾斜している。上蓋4の上面には、略矩形状
の表示窓23が形成されている。この表示窓23は、発
光ダイオード10の位置に対応して配置されている。表
示窓23よりも後端側の位置には、トリマカバー5を取
り付けるための長方形状のカバー取付凹部24が形成さ
れている。略長方形状の外形を呈するトリマカバー5
は、上蓋4に対して回動可能かつ離脱不能に取り付けら
れている。
かってやや傾斜している。上蓋4の上面には、略矩形状
の表示窓23が形成されている。この表示窓23は、発
光ダイオード10の位置に対応して配置されている。表
示窓23よりも後端側の位置には、トリマカバー5を取
り付けるための長方形状のカバー取付凹部24が形成さ
れている。略長方形状の外形を呈するトリマカバー5
は、上蓋4に対して回動可能かつ離脱不能に取り付けら
れている。
【0020】カバー取付凹部24の中央には、断面略円
形状の貫通孔28が形成されている。この貫通孔28は
トリマ9に対応する位置にある。一方、トリマカバー5
の下面側の所定箇所には嵌合部29が突設されている。
この嵌合部29は、トリマカバー5が閉じた状態のとき
に前記貫通孔28に対して嵌め合わされる。
形状の貫通孔28が形成されている。この貫通孔28は
トリマ9に対応する位置にある。一方、トリマカバー5
の下面側の所定箇所には嵌合部29が突設されている。
この嵌合部29は、トリマカバー5が閉じた状態のとき
に前記貫通孔28に対して嵌め合わされる。
【0021】基板収容部3の後側面にはリード線引出部
31が突設されている。リード線引出部31は、検出器
本体2の収容空間と本体外部領域とを連通する挿通孔3
2を備えている。リード線11はこの挿通孔32を介し
て外部に引き出されている。リード線引出部31の外周
面全体には雄ねじ溝が形成されている。一方、リード線
引出部31に嵌め合わされる保護キャップ6も、リード
線11を引き出すための挿通孔33を有している。この
保護キャップ6の内周面には、前記雄ねじ溝に対応する
ピッチで雌ねじ溝が形成されている。従って、前記雄ね
じ溝と雌ねじ溝との螺合により、保護キャップ6をリー
ド線引出部31に対して嵌め合わせることができる。
31が突設されている。リード線引出部31は、検出器
本体2の収容空間と本体外部領域とを連通する挿通孔3
2を備えている。リード線11はこの挿通孔32を介し
て外部に引き出されている。リード線引出部31の外周
面全体には雄ねじ溝が形成されている。一方、リード線
引出部31に嵌め合わされる保護キャップ6も、リード
線11を引き出すための挿通孔33を有している。この
保護キャップ6の内周面には、前記雄ねじ溝に対応する
ピッチで雌ねじ溝が形成されている。従って、前記雄ね
じ溝と雌ねじ溝との螺合により、保護キャップ6をリー
ド線引出部31に対して嵌め合わせることができる。
【0022】図3に示されるように、トリマカバー5の
嵌合部29の外周面には、環状保持溝30が設けられて
いる。その環状保持溝30には、パッキング34が脱落
不能に嵌着されかつ保持されている。このパッキング3
4は、嵌合部29と上蓋4の貫通孔28との界面をシー
ルしている。上蓋4の内側面外周部には、無端状収容溝
35が設けられている。その無端状収容溝35には、無
端状パッキング36が脱落不能に嵌着されかつ保持され
ている。この無端状パッキング36は、基板収容部3の
開口縁と上蓋4の内側面との界面をシールしている。リ
ード線引出部31と保護キャップ6との界面には、パッ
キング37が自身の軸線方向に沿って圧縮された状態で
保持されている。なお、前記パッキング34,36,3
7はいずれもゴム等の弾性体からなるものである。
嵌合部29の外周面には、環状保持溝30が設けられて
いる。その環状保持溝30には、パッキング34が脱落
不能に嵌着されかつ保持されている。このパッキング3
4は、嵌合部29と上蓋4の貫通孔28との界面をシー
ルしている。上蓋4の内側面外周部には、無端状収容溝
35が設けられている。その無端状収容溝35には、無
端状パッキング36が脱落不能に嵌着されかつ保持され
ている。この無端状パッキング36は、基板収容部3の
開口縁と上蓋4の内側面との界面をシールしている。リ
ード線引出部31と保護キャップ6との界面には、パッ
キング37が自身の軸線方向に沿って圧縮された状態で
保持されている。なお、前記パッキング34,36,3
7はいずれもゴム等の弾性体からなるものである。
【0023】圧力センサ8における圧力導入部38は、
回路基板7の下面側から突出している。圧力導入部38
は基板収容部3の底面に設けられた圧力導入部固定凹部
39に対して嵌合している。圧力導入部38と圧力導入
部固定凹部39との界面は、パッキング40によりシー
ルされている。
回路基板7の下面側から突出している。圧力導入部38
は基板収容部3の底面に設けられた圧力導入部固定凹部
39に対して嵌合している。圧力導入部38と圧力導入
部固定凹部39との界面は、パッキング40によりシー
ルされている。
【0024】図3に示されるように、この圧力検出器1
は、被検流体であるエアの流れるフレキシブルチューブ
42を切断した箇所に設けられる。前記圧力検出器1
は、かかるエアを圧力センサ8に導くための導圧管41
をベースB1 の一部に備えている。より具体的にいう
と、本実施形態において検出器本体2を構成するベース
B1 は、基板収容部3と導圧管41とを一体形成したも
のとなっている。即ち、基板収容部3及び導圧管41
は、同じ成形工程において同時に形成される。この場
合、透光性の小さな樹脂を成形材料として使用すること
がよい。なお、透光性の大きい樹脂を用いるとともにそ
の表面にシボ加工を施すようにしてもよい。
は、被検流体であるエアの流れるフレキシブルチューブ
42を切断した箇所に設けられる。前記圧力検出器1
は、かかるエアを圧力センサ8に導くための導圧管41
をベースB1 の一部に備えている。より具体的にいう
と、本実施形態において検出器本体2を構成するベース
B1 は、基板収容部3と導圧管41とを一体形成したも
のとなっている。即ち、基板収容部3及び導圧管41
は、同じ成形工程において同時に形成される。この場
合、透光性の小さな樹脂を成形材料として使用すること
がよい。なお、透光性の大きい樹脂を用いるとともにそ
の表面にシボ加工を施すようにしてもよい。
【0025】導圧管41は中空状であって、その内部に
は流路R1 を有している。前記流路R1 は、導圧管41
の複数箇所(本実施形態では2箇所)において開口して
いる。より具体的にいうと、流路R1 の一端は第1端部
44において開口し、かつ他端は第2端部45において
開口している。即ち、本実施形態では開口部の数は2つ
である。なお、前記流路R1 は直線的にかつ断面円形状
に形成されている。
は流路R1 を有している。前記流路R1 は、導圧管41
の複数箇所(本実施形態では2箇所)において開口して
いる。より具体的にいうと、流路R1 の一端は第1端部
44において開口し、かつ他端は第2端部45において
開口している。即ち、本実施形態では開口部の数は2つ
である。なお、前記流路R1 は直線的にかつ断面円形状
に形成されている。
【0026】第1開口部にある第1収容凹部58には第
1のワンタッチ管継手46が設けられ、かつ第2開口部
にある第2収容凹部59には第2のワンタッチ管継手4
7が設けられている。両ワンタッチ管継手46,47
は、本実施形態では同一構造を有している。
1のワンタッチ管継手46が設けられ、かつ第2開口部
にある第2収容凹部59には第2のワンタッチ管継手4
7が設けられている。両ワンタッチ管継手46,47
は、本実施形態では同一構造を有している。
【0027】図3に示されるように、本実施形態のワン
タッチ管継手46,47は、着脱リング51、環状係止
チャック52、シールリング53、チャック保持リング
54及びスリーブ55を備えている。環状係止チャック
52は、その外周部をチャック保持リング54によって
保持された状態で第1端部44及び第2端部45の収容
凹部58,59にそれぞれ収容される。環状係止チャッ
ク52の内周部には、フレキシブルチューブ42の切断
端の外周面に食い込む複数の爪部が形成されている。シ
ールリング53は環状係止チャック52及びチャック保
持リング54よりも奥側に収容されている。このシール
リング53は、フレキシブルチューブ42の外周面に密
着するリップ部をその内周面側に備えている。スリーブ
55は、環状係止チャック52及びチャック保持リング
54よりも入口側に配置されている。チューブ挿通口5
6を有する着脱リング51は、スリーブ55内において
移動可能に収容されている。着脱リング51の外端側に
はフランジ部が形成され、内端側には環状係止チャック
52に当接可能な拡径用作用部が形成されている。
タッチ管継手46,47は、着脱リング51、環状係止
チャック52、シールリング53、チャック保持リング
54及びスリーブ55を備えている。環状係止チャック
52は、その外周部をチャック保持リング54によって
保持された状態で第1端部44及び第2端部45の収容
凹部58,59にそれぞれ収容される。環状係止チャッ
ク52の内周部には、フレキシブルチューブ42の切断
端の外周面に食い込む複数の爪部が形成されている。シ
ールリング53は環状係止チャック52及びチャック保
持リング54よりも奥側に収容されている。このシール
リング53は、フレキシブルチューブ42の外周面に密
着するリップ部をその内周面側に備えている。スリーブ
55は、環状係止チャック52及びチャック保持リング
54よりも入口側に配置されている。チューブ挿通口5
6を有する着脱リング51は、スリーブ55内において
移動可能に収容されている。着脱リング51の外端側に
はフランジ部が形成され、内端側には環状係止チャック
52に当接可能な拡径用作用部が形成されている。
【0028】第1及び第2のワンタッチ管継手46,4
7において、チューブ挿通口56は同一軸線上にかつ互
いに反対方向を向くように配置されている。このような
チューブ挿通口56を介してフレキシブルチューブ42
の切断端をワンタッチ管継手46,47に挿通すると、
その先端部外周面に環状係止チャック52の爪部が食い
込む結果、同フレキシブルチューブ42が抜け出し不能
に固定される。このとき、シールリング53のシール作
用によって、ワンタッチ管継手46,47から外部への
エア漏れが防止される。着脱リング51を開口の内方に
没入させると、拡径用作用部が環状係止チャック52に
当接する。その結果、環状係止チャック52が拡径し、
フレキシブルチューブ42が環状係止チャック52から
解放される。即ち、ワンタッチでワンタッチ管継手4
6,47からフレキシブルチューブ42を抜去可能な状
態とすることができる。
7において、チューブ挿通口56は同一軸線上にかつ互
いに反対方向を向くように配置されている。このような
チューブ挿通口56を介してフレキシブルチューブ42
の切断端をワンタッチ管継手46,47に挿通すると、
その先端部外周面に環状係止チャック52の爪部が食い
込む結果、同フレキシブルチューブ42が抜け出し不能
に固定される。このとき、シールリング53のシール作
用によって、ワンタッチ管継手46,47から外部への
エア漏れが防止される。着脱リング51を開口の内方に
没入させると、拡径用作用部が環状係止チャック52に
当接する。その結果、環状係止チャック52が拡径し、
フレキシブルチューブ42が環状係止チャック52から
解放される。即ち、ワンタッチでワンタッチ管継手4
6,47からフレキシブルチューブ42を抜去可能な状
態とすることができる。
【0029】導圧管41の上面と基板収容部3の下面と
を連結している領域57には、導圧通路R2 が貫通する
ようにして形成されている。この導圧通路R2 は、流路
R1の途上から垂直方向に分岐している。導圧通路R2
の終端は圧力導入部固定凹部39に到っている。従っ
て、この導圧通路R2 を介して流路R1 側と圧力センサ
8側とが連通される。ゆえに、エアが圧力導入部38を
経由して圧力センサ8内に導かれ、これによりエアの圧
力が検出可能となっている。
を連結している領域57には、導圧通路R2 が貫通する
ようにして形成されている。この導圧通路R2 は、流路
R1の途上から垂直方向に分岐している。導圧通路R2
の終端は圧力導入部固定凹部39に到っている。従っ
て、この導圧通路R2 を介して流路R1 側と圧力センサ
8側とが連通される。ゆえに、エアが圧力導入部38を
経由して圧力センサ8内に導かれ、これによりエアの圧
力が検出可能となっている。
【0030】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態の圧力検出器1では、検出器本体2を
構成する基板収容部3と導圧管41とを一体成形してい
ることから、導圧管41と基板収容部3との接続部分に
そもそも継ぎ目ができない。ゆえに、従来のものとは異
なり、当該部分からのエア漏れという問題が解消され、
長期間にわたって正確な圧力検出を行うことができる。
また、この構成であると、管体接続機構の空いているワ
ンタッチ管継手に対して圧力検出器の筒状部を挿入させ
ることで両者の接続を図る従来のものと比べて、以下の
点で有利である。つまり、構造的にみても明らかなよう
に、本実施形態では挿入側部材の外周面の傷付きに起因
する導圧管の抜けという問題が起こり得ない。これは、
ワンタッチ管継手の環状係止チャックが有する爪部を食
い込ませる必要がないからである。以上の結果、耐久性
及び信頼性の高い圧力検出器1を実現することができ
る。
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態の圧力検出器1では、検出器本体2を
構成する基板収容部3と導圧管41とを一体成形してい
ることから、導圧管41と基板収容部3との接続部分に
そもそも継ぎ目ができない。ゆえに、従来のものとは異
なり、当該部分からのエア漏れという問題が解消され、
長期間にわたって正確な圧力検出を行うことができる。
また、この構成であると、管体接続機構の空いているワ
ンタッチ管継手に対して圧力検出器の筒状部を挿入させ
ることで両者の接続を図る従来のものと比べて、以下の
点で有利である。つまり、構造的にみても明らかなよう
に、本実施形態では挿入側部材の外周面の傷付きに起因
する導圧管の抜けという問題が起こり得ない。これは、
ワンタッチ管継手の環状係止チャックが有する爪部を食
い込ませる必要がないからである。以上の結果、耐久性
及び信頼性の高い圧力検出器1を実現することができ
る。
【0031】(ロ)また、導圧管41と基板収容部3と
を一体形成したこの圧力検出器1によると、フレキシブ
ルチューブ42との接続に際して管体接続機構が不要で
あるばかりでなく、全体として部品点数が少なくて済
む。即ち、ワンタッチ管継手の1個分の部品点数を削減
できるからである。よって、従来に比べて構造も比較的
簡単になり、低コスト化にも好都合となる。しかも、本
実施形態の圧力検出器1は従来に比較して小型化にも適
している。
を一体形成したこの圧力検出器1によると、フレキシブ
ルチューブ42との接続に際して管体接続機構が不要で
あるばかりでなく、全体として部品点数が少なくて済
む。即ち、ワンタッチ管継手の1個分の部品点数を削減
できるからである。よって、従来に比べて構造も比較的
簡単になり、低コスト化にも好都合となる。しかも、本
実施形態の圧力検出器1は従来に比較して小型化にも適
している。
【0032】(ハ)本実施形態の圧力検出器1では、開
口部の数は2つであり、第1開口部にある収容凹部58
に第1のワンタッチ管継手46を設け、かつ第2開口部
にある収容凹部59に第2のワンタッチ管継手47を設
けている。従って、一本のフレキシブルチューブ42を
切断した場合、一対の切断端を両ワンタッチ管継手4
6,47にそれぞれ接続することができる。従って、フ
レキシブルチューブ42の切断箇所に簡単に圧力検出器
1を配設することができる。
口部の数は2つであり、第1開口部にある収容凹部58
に第1のワンタッチ管継手46を設け、かつ第2開口部
にある収容凹部59に第2のワンタッチ管継手47を設
けている。従って、一本のフレキシブルチューブ42を
切断した場合、一対の切断端を両ワンタッチ管継手4
6,47にそれぞれ接続することができる。従って、フ
レキシブルチューブ42の切断箇所に簡単に圧力検出器
1を配設することができる。
【0033】(ニ)本実施形態では、第1及び第2のワ
ンタッチ管継手46,47は、同一軸線上においてその
チューブ挿入口56が反対方向を向くように配置されて
いる。従って、フレキシブルチューブ42の一対の切断
端を両ワンタッチ管継手46,47にそれぞれ接続する
場合でも、フレキシブルチューブ42を無理に屈曲させ
る必要がない。従って、チューブ接続作業を簡単に行う
ことができる。また、フレキシブルチューブ42に屈曲
が生じない構造であると、両ワンタッチ管継手46,4
7からのエア漏れ防止がより確実なものとなる。
ンタッチ管継手46,47は、同一軸線上においてその
チューブ挿入口56が反対方向を向くように配置されて
いる。従って、フレキシブルチューブ42の一対の切断
端を両ワンタッチ管継手46,47にそれぞれ接続する
場合でも、フレキシブルチューブ42を無理に屈曲させ
る必要がない。従って、チューブ接続作業を簡単に行う
ことができる。また、フレキシブルチューブ42に屈曲
が生じない構造であると、両ワンタッチ管継手46,4
7からのエア漏れ防止がより確実なものとなる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、例えば次のような別の形態に変更すること
が可能である。 ◎ 開口部の数は実施形態のように2つのみに限定され
ることはなく、それ以上(3,4,5,6…)であって
もよい。例えば、図4に示される別例の圧力検出器61
では、開口部の数を3つにしている。第1開口部にある
収容凹部58には、第1のワンタッチ管継手47が設け
られている。第2開口部にある収容凹部59には、第2
のワンタッチ管継手47が設けられている。流路R2 に
はさらに流路R3 が連通している。これらの流路R1,
R3 は直交する位置関係にある。前記流路R3 は第3端
部63の内部に形成されている。流路R3 の開口部、即
ち第3開口部にある収容凹部64には、第3のワンタッ
チ管継手62が設けられている。なお、図4では3つの
ワンタッチ管継手46,47,62の構成は同一であ
る。各ワンタッチ管継手46,47,62のチューブ挿
通口56の中心軸線は、互いに90°をなしている。
ことはなく、例えば次のような別の形態に変更すること
が可能である。 ◎ 開口部の数は実施形態のように2つのみに限定され
ることはなく、それ以上(3,4,5,6…)であって
もよい。例えば、図4に示される別例の圧力検出器61
では、開口部の数を3つにしている。第1開口部にある
収容凹部58には、第1のワンタッチ管継手47が設け
られている。第2開口部にある収容凹部59には、第2
のワンタッチ管継手47が設けられている。流路R2 に
はさらに流路R3 が連通している。これらの流路R1,
R3 は直交する位置関係にある。前記流路R3 は第3端
部63の内部に形成されている。流路R3 の開口部、即
ち第3開口部にある収容凹部64には、第3のワンタッ
チ管継手62が設けられている。なお、図4では3つの
ワンタッチ管継手46,47,62の構成は同一であ
る。各ワンタッチ管継手46,47,62のチューブ挿
通口56の中心軸線は、互いに90°をなしている。
【0035】◎ 第1及び第2のワンタッチ管継手4
6,47のチューブ挿入口56は、必ずしも、同一直線
上において反対方向を向くように配置されていなくても
よい。例えば、図5に示す別例の圧力検出器71では、
第1及び第2のワンタッチ管継手46,47のチューブ
挿入口56が同一直線上には存在していない。これに加
え、第1及び第2のワンタッチ管継手46,47のチュ
ーブ挿入口56は、同一方向を向くように配置されてい
る。図6に示される別例の圧力検出器81では、第1及
び第2のワンタッチ管継手46,47のチューブ挿入口
56は、互いの中心軸線が90°をなすように配置され
ている。従って、前者では流路R1 が略コ字状に屈曲
し、後者では流路R1 がL字状に屈曲したものとなって
いる。なお、図5のものはフレキシブルチューブ42を
同じ方向から接続することができるため、集中配管に適
したものとなっている。
6,47のチューブ挿入口56は、必ずしも、同一直線
上において反対方向を向くように配置されていなくても
よい。例えば、図5に示す別例の圧力検出器71では、
第1及び第2のワンタッチ管継手46,47のチューブ
挿入口56が同一直線上には存在していない。これに加
え、第1及び第2のワンタッチ管継手46,47のチュ
ーブ挿入口56は、同一方向を向くように配置されてい
る。図6に示される別例の圧力検出器81では、第1及
び第2のワンタッチ管継手46,47のチューブ挿入口
56は、互いの中心軸線が90°をなすように配置され
ている。従って、前者では流路R1 が略コ字状に屈曲
し、後者では流路R1 がL字状に屈曲したものとなって
いる。なお、図5のものはフレキシブルチューブ42を
同じ方向から接続することができるため、集中配管に適
したものとなっている。
【0036】◎ 図7に示される別例の圧力検出器91
のように、逆止弁を備えるものとしてもよい。この逆止
弁は、流路R1 において導圧通路R2 が分岐している箇
所よりも第2端部45寄りの位置に配設されている。図
7の逆止弁は、弁座92と、弁体としてのチェックボー
ル93と、付勢手段としてのコイルばね94とによって
構成されている。コイルばね94の一端は流路R1 の内
壁面に当接し、その他端はチェックボール93に当接し
ている。従って、チェックボール93は弁座92側(図
7では右側方向)に付勢されている。これによりエア非
流通時において流路R1 は閉じられている。
のように、逆止弁を備えるものとしてもよい。この逆止
弁は、流路R1 において導圧通路R2 が分岐している箇
所よりも第2端部45寄りの位置に配設されている。図
7の逆止弁は、弁座92と、弁体としてのチェックボー
ル93と、付勢手段としてのコイルばね94とによって
構成されている。コイルばね94の一端は流路R1 の内
壁面に当接し、その他端はチェックボール93に当接し
ている。従って、チェックボール93は弁座92側(図
7では右側方向)に付勢されている。これによりエア非
流通時において流路R1 は閉じられている。
【0037】両方のワンタッチ管継手46,47にそれ
ぞれフレキシブルチューブ42を接続した場合、前記逆
止弁の働きにより、第2のワンタッチ管継手47側から
第1のワンタッチ管継手46側へのエアの流れのみが許
容される。このときエア圧によりチェックボール93が
左側方向に押圧される結果、チェックボール93が弁座
92から離間し、流路R1 が開かれるからである。これ
に対し、第1のワンタッチ管継手46側から第2のワン
タッチ管継手47側へのエアの流れは阻止される。この
ときチェックボール93が右側方向に押圧される結果、
チェックボール93が弁座92に押し付けられ、流路R
1 が閉じたままとなるからである。しかし、逆止弁は流
路R1 から導圧通路R2 が分岐する点よりも流れの後方
側に位置している。ゆえに、この場合には第1のワンタ
ッチ管継手46側と導圧通路R2側との連通状態は維持
される。従って、仮に第1のワンタッチ管継手46のみ
にフレキシブルチューブ42を接続したとしても、第2
のワンタッチ管継手47側からエアが漏れ出してしまう
ことがない。このため、前記状態であっても圧力検出を
行うことが可能となり、チューブの接続自由度が高くな
る。
ぞれフレキシブルチューブ42を接続した場合、前記逆
止弁の働きにより、第2のワンタッチ管継手47側から
第1のワンタッチ管継手46側へのエアの流れのみが許
容される。このときエア圧によりチェックボール93が
左側方向に押圧される結果、チェックボール93が弁座
92から離間し、流路R1 が開かれるからである。これ
に対し、第1のワンタッチ管継手46側から第2のワン
タッチ管継手47側へのエアの流れは阻止される。この
ときチェックボール93が右側方向に押圧される結果、
チェックボール93が弁座92に押し付けられ、流路R
1 が閉じたままとなるからである。しかし、逆止弁は流
路R1 から導圧通路R2 が分岐する点よりも流れの後方
側に位置している。ゆえに、この場合には第1のワンタ
ッチ管継手46側と導圧通路R2側との連通状態は維持
される。従って、仮に第1のワンタッチ管継手46のみ
にフレキシブルチューブ42を接続したとしても、第2
のワンタッチ管継手47側からエアが漏れ出してしまう
ことがない。このため、前記状態であっても圧力検出を
行うことが可能となり、チューブの接続自由度が高くな
る。
【0038】◎ 図7の別例とは異なる構成の逆止弁、
例えばコイルばねを用いないタイプの逆止弁などを採用
しても勿論よい。 ◎ 図8に示される別例の圧力検出器101では、導圧
管41の上面と基板収容部3の下面とを連結している領
域57が省略されている。従って、基板収容部3の底面
が第2端部45にじかに接合したような構造となってい
る。これに付随して導圧通路R2 は短く形成されてい
る。上記のような構成であると、検出器本体2のさらな
る小型化(ここでは低背化)を図ることができる。
例えばコイルばねを用いないタイプの逆止弁などを採用
しても勿論よい。 ◎ 図8に示される別例の圧力検出器101では、導圧
管41の上面と基板収容部3の下面とを連結している領
域57が省略されている。従って、基板収容部3の底面
が第2端部45にじかに接合したような構造となってい
る。これに付随して導圧通路R2 は短く形成されてい
る。上記のような構成であると、検出器本体2のさらな
る小型化(ここでは低背化)を図ることができる。
【0039】◎ ワンタッチ管継手46,47,62の
構造は、実施形態や前記各別例に示されたものに限定さ
れることはなく、他の構造であってもよい。また、各開
口部毎に異なる構造のワンタッチ管継手を設けても構わ
ない。
構造は、実施形態や前記各別例に示されたものに限定さ
れることはなく、他の構造であってもよい。また、各開
口部毎に異なる構造のワンタッチ管継手を設けても構わ
ない。
【0040】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記開口部の数は3つであ
り、前記第1開口部にある収容凹部に第1のワンタッチ
管継手を設け、第2開口部にある収容凹部に第2のワン
タッチ管継手を設け、かつ第3開口部にある収容凹部に
第3のワンタッチ管継手を設けたことを特徴とする圧力
検出器。この構成であると、フレキシブルチューブを3
箇所に接続することができる。
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記開口部の数は3つであ
り、前記第1開口部にある収容凹部に第1のワンタッチ
管継手を設け、第2開口部にある収容凹部に第2のワン
タッチ管継手を設け、かつ第3開口部にある収容凹部に
第3のワンタッチ管継手を設けたことを特徴とする圧力
検出器。この構成であると、フレキシブルチューブを3
箇所に接続することができる。
【0041】(2) 請求項1乃至5、技術的思想1の
いずれか1項において、前記複数のワンタッチ管継手は
同一の構造であることを特徴とする圧力検出器。 (3) 請求項1乃至5、技術的思想1,2のいずれか
1項において、前記ワンタッチ管継手は、拡径用作用部
及びチューブ挿通口を有する着脱リングと、その内周部
に爪部を持つ環状係止チャックと、内周面側にリップ部
を有するシールリングと、前記環状係止チャックの外周
部を保持するチャック保持リングと、前記着脱リングが
移動可能に収容されたスリーブとを備えることを特徴と
する圧力検出器。この構成であると、挿通されたフレキ
シブルチューブに環状係止チャックの爪部が食い込む結
果、同チューブが抜け出し不能に固定される。着脱リン
グを内方に没入させると、拡径用作用部が環状係止チャ
ックに当接する結果、同チューブが環状係止チャックか
ら解放される。
いずれか1項において、前記複数のワンタッチ管継手は
同一の構造であることを特徴とする圧力検出器。 (3) 請求項1乃至5、技術的思想1,2のいずれか
1項において、前記ワンタッチ管継手は、拡径用作用部
及びチューブ挿通口を有する着脱リングと、その内周部
に爪部を持つ環状係止チャックと、内周面側にリップ部
を有するシールリングと、前記環状係止チャックの外周
部を保持するチャック保持リングと、前記着脱リングが
移動可能に収容されたスリーブとを備えることを特徴と
する圧力検出器。この構成であると、挿通されたフレキ
シブルチューブに環状係止チャックの爪部が食い込む結
果、同チューブが抜け出し不能に固定される。着脱リン
グを内方に没入させると、拡径用作用部が環状係止チャ
ックに当接する結果、同チューブが環状係止チャックか
ら解放される。
【0042】(4) 請求項1乃至5、技術的思想1乃
至3のいずれか1項において、前記検出器本体は、有底
状の基板収容部と、前記基板収容部の上部開口に対して
嵌め合わされる上蓋とを少なくとも含み、かつ前記導圧
管は前記基板収容部と一体成形されていることを特徴と
する圧力検出器。
至3のいずれか1項において、前記検出器本体は、有底
状の基板収容部と、前記基板収容部の上部開口に対して
嵌め合わされる上蓋とを少なくとも含み、かつ前記導圧
管は前記基板収容部と一体成形されていることを特徴と
する圧力検出器。
【0043】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「被検流体: 流体圧アクチュエータを駆動するために
給排される窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴン、水素、
それらの混合物である空気などといった気体を指すほ
か、水、オイル等の液体も含む。」
語を次のように定義する。 「被検流体: 流体圧アクチュエータを駆動するために
給排される窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴン、水素、
それらの混合物である空気などといった気体を指すほ
か、水、オイル等の液体も含む。」
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、簡単な構造であるにもかかわらず、
耐久性及び信頼性の高い圧力検出器を提供することがで
きる。
載の発明によれば、簡単な構造であるにもかかわらず、
耐久性及び信頼性の高い圧力検出器を提供することがで
きる。
【0045】請求項2,3に記載の発明によれば、フレ
キシブルチューブの切断箇所に簡単に圧力検出器を配設
することができる。請求項4に記載の発明によれば、集
中配管に適したものとすることができる。
キシブルチューブの切断箇所に簡単に圧力検出器を配設
することができる。請求項4に記載の発明によれば、集
中配管に適したものとすることができる。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、一方のワ
ンタッチ管継手のみにフレキシブルチューブを接続した
状態であっても圧力検出が可能となるため、チューブの
接続自由度が高くなる。
ンタッチ管継手のみにフレキシブルチューブを接続した
状態であっても圧力検出が可能となるため、チューブの
接続自由度が高くなる。
【図1】本発明を具体化した実施形態の圧力検出器を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】(a)は実施形態の圧力検出器の左側面図、
(b)はその正面図、(c)はその背面図、(d)はそ
の右側面図、(e)はその平面図、(f)はその底面
図。
(b)はその正面図、(c)はその背面図、(d)はそ
の右側面図、(e)はその平面図、(f)はその底面
図。
【図3】実施形態の圧力検出器の断面図。
【図4】別例の圧力検出器の断面図。
【図5】別例の圧力検出器の断面図。
【図6】別例の圧力検出器の断面図。
【図7】別例の圧力検出器の断面図。
【図8】別例の圧力検出器の断面図。
1,61,71,81,91,101…圧力検出器、2
…検出器本体、8…圧力検出手段としての圧力センサ、
41…導圧管、42…フレキシブルチューブ、46…第
1のワンタッチ管継手、47…第2のワンタッチ管継
手、56…チューブ挿入口、62…第3のワンタッチ管
継手、92…逆止弁を構成する弁座、93…逆止弁を構
成するチェックボール、94…逆止弁を構成するコイル
ばね、R1…流路、R2 …導圧通路。
…検出器本体、8…圧力検出手段としての圧力センサ、
41…導圧管、42…フレキシブルチューブ、46…第
1のワンタッチ管継手、47…第2のワンタッチ管継
手、56…チューブ挿入口、62…第3のワンタッチ管
継手、92…逆止弁を構成する弁座、93…逆止弁を構
成するチェックボール、94…逆止弁を構成するコイル
ばね、R1…流路、R2 …導圧通路。
Claims (5)
- 【請求項1】内部に圧力検出手段を収容する検出器本体
と、フレキシブルチューブを流れる被検流体を前記圧力
検出手段に導くための流路を有する導圧管とを備える圧
力検出器において、 前記検出器本体と前記導圧管とを一体成形するととも
に、複数箇所において開口する前記流路の各開口部に前
記フレキシブルチューブが挿抜可能なワンタッチ管継手
をそれぞれ設け、前記流路の途上から分岐しかつ前記圧
力検出手段側と連通する導圧通路を形成したことを特徴
とする圧力検出器。 - 【請求項2】前記開口部の数は2つであり、前記第1開
口部にある収容凹部に第1のワンタッチ管継手を設け、
かつ第2開口部にある収容凹部に第2のワンタッチ管継
手を設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧力検出
器。 - 【請求項3】前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、
同一軸線上においてそのチューブ挿入口が反対方向を向
くように配置されていることを特徴とする請求項2に記
載の圧力検出器。 - 【請求項4】前記第1及び第2のワンタッチ管継手は、
そのチューブ挿入口が同一方向を向くように配置されて
いることを特徴とする請求項2に記載の圧力検出器。 - 【請求項5】一方のワンタッチ管継手側と前記導圧通路
との連通状態を維持しつつ、前記一方のワンタッチ管継
手側から他方のワンタッチ管継手側への流体の流れを阻
止する逆止弁を前記流路に配設したことを特徴とする請
求項2乃至4のいずれか1項に記載の圧力検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285558A JPH11118648A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 圧力検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285558A JPH11118648A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 圧力検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11118648A true JPH11118648A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17693111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9285558A Pending JPH11118648A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 圧力検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11118648A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215609A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Ti Group Automotive Systems Llc | クイックコネクタ |
EP2735782A1 (de) * | 2012-11-22 | 2014-05-28 | TI Automotive (Fuldabrück) GmbH | Schnellkupplung mit integriertem Sensor |
JP2018003893A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 住友理工株式会社 | センサ付きコネクタ |
JP2018185202A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | 株式会社デンソー | 物理量センサ |
CN114812920A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 西克股份公司 | 压力传感器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH025923A (ja) * | 1988-02-23 | 1990-01-10 | Abbott Lab | カプセル型圧力測定装置とその製造方法 |
JPH0674947U (ja) * | 1992-09-28 | 1994-10-21 | 株式会社三陽電機製作所 | 液圧測定器 |
JPH0680095U (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-08 | シーケーディ株式会社 | 状態測定装置における流体接続部の構造 |
JPH06323456A (ja) * | 1993-05-12 | 1994-11-25 | Smc Corp | マニホールドバルブ |
JPH0875585A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-22 | Smc Corp | 圧力検出器の接続構造 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9285558A patent/JPH11118648A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH025923A (ja) * | 1988-02-23 | 1990-01-10 | Abbott Lab | カプセル型圧力測定装置とその製造方法 |
JPH0674947U (ja) * | 1992-09-28 | 1994-10-21 | 株式会社三陽電機製作所 | 液圧測定器 |
JPH0680095U (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-08 | シーケーディ株式会社 | 状態測定装置における流体接続部の構造 |
JPH06323456A (ja) * | 1993-05-12 | 1994-11-25 | Smc Corp | マニホールドバルブ |
JPH0875585A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-22 | Smc Corp | 圧力検出器の接続構造 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215609A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Ti Group Automotive Systems Llc | クイックコネクタ |
JP2014055674A (ja) * | 2007-03-07 | 2014-03-27 | Ti Group Automotive Systems Llc | クイックコネクタ |
EP2735782A1 (de) * | 2012-11-22 | 2014-05-28 | TI Automotive (Fuldabrück) GmbH | Schnellkupplung mit integriertem Sensor |
KR20140066103A (ko) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | 테이 아우토모티브 (풀다프뤼크) 게엠베하 | 신속 해제 커플링 |
CN103836284A (zh) * | 2012-11-22 | 2014-06-04 | Ti汽车富尔达布吕克有限公司 | 快速耦合装置 |
JP2014105868A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Ti Automotive (Fuldabrueck) Gmbh | クイックカプラ |
US9207103B2 (en) | 2012-11-22 | 2015-12-08 | TI Automotive (Fuldabrück) GmbH | Quick-release coupling |
JP2018003893A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 住友理工株式会社 | センサ付きコネクタ |
JP2018185202A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | 株式会社デンソー | 物理量センサ |
CN114812920A (zh) * | 2021-01-28 | 2022-07-29 | 西克股份公司 | 压力传感器 |
JP2022115829A (ja) * | 2021-01-28 | 2022-08-09 | ジック アーゲー | 圧力センサ |
US11703409B2 (en) | 2021-01-28 | 2023-07-18 | Sick Ag | Pressure sensor with reduced measurement error |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4527551A (en) | Connector device for checking leakage in an airtight endoscope | |
US7893371B2 (en) | Pressure switch | |
JPH0253052B2 (ja) | ||
US8210204B2 (en) | Socket for fluid-transfer coupling device | |
CN103764895B (zh) | 用于家用器具的针对流体泄漏的安全装置 | |
JP2002054782A (ja) | 管継手 | |
EP0082950B1 (en) | Liquid supply device for an endoscope | |
JPH11118648A (ja) | 圧力検出器 | |
JP3017957B2 (ja) | 内視鏡 | |
JPH11118646A (ja) | 圧力検出器の接続構造 | |
JP3708691B2 (ja) | 圧力検出器 | |
JP2001021087A (ja) | 管継手 | |
CN108692120B (zh) | 管接头 | |
JP4528051B2 (ja) | 内視鏡 | |
JP3048478U (ja) | 圧力検出器の接続構造 | |
EP0100069B1 (en) | Connector device for checking leakage in an airtight endoscope | |
JP2011144588A (ja) | 自動水栓 | |
JP2007177990A (ja) | 緊急離脱カップリング | |
JP2001275943A (ja) | 内視鏡の逆止弁 | |
JP2005245668A (ja) | 内視鏡の送水管路洗浄用コネクタ | |
JP4339716B2 (ja) | 水道配管ライン用代用管 | |
KR100274382B1 (ko) | 차단밸브 | |
JP4532100B2 (ja) | インコアおよびインコアの製造方法 | |
JPH0753352B2 (ja) | 自動工具交換用カップラー | |
US20240218952A1 (en) | Connection member and connection unit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050816 |