JPH11118062A - 電磁制御弁およびその組付方法 - Google Patents

電磁制御弁およびその組付方法

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JPH11118062A
JPH11118062A JP27885697A JP27885697A JPH11118062A JP H11118062 A JPH11118062 A JP H11118062A JP 27885697 A JP27885697 A JP 27885697A JP 27885697 A JP27885697 A JP 27885697A JP H11118062 A JPH11118062 A JP H11118062A
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spool
sleeve
control valve
diameter
cylindrical portion
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JP27885697A
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English (en)
Inventor
Koji Kuroda
孝司 黒田
Yoshiyuki Murao
善之 村尾
Yoshitsugu Kida
義次 喜田
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品点数を低減し、スリーブの内部に一
方向に部品を挿入し容易に組付可能な電磁制御弁及びそ
の組付方法を提供する。 【解決手段】 スリーブ14が筒部51と縮径段差部2
1とからなり、これらが同一材で一体成形される構成で
あるから、スリーブ14の製造が容易である。ヨーク3
とスリーブ14とをかしめ固定する前、筒状のスリーブ
14の縮径段差部21側から丸棒の治具を挿通し、スリ
ーブ14の筒部51の一方の開口端53側から円環状の
プレート26、圧縮コイルスプリング17、スプール1
5などの構成部品を順に一方向に挿入し、組み付けるた
め、組付作業が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を制御
するスプール弁式の電磁制御弁およびその組付方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平7−151257号公報に
開示される電磁制御弁は、スプールと別体に形成された
非磁性体のシャフトを有し、磁気吸引力を受ける磁性体
のムービングコアの中心に両端が突出するようにこのシ
ャフトを貫通圧入している。シャフトが受ける摩擦抵抗
を減少し極めてスムーズに軸方向移動できるようにシャ
フトの突出部分の両端をボールベアリングで軸受支持
し、ムービングコアの磁気吸引力を受ける側のシャフト
の一方の端面をスプールに当接させている。ムービング
コアの吸引方向側端面には非磁性材のリングを固定して
いる。
【0003】そして、コイルへの通電時、通電量が増大
するにしたがいムービングコアが軸方向に移動し、さら
に通電量が増大すると、やがてムービングコアに固定の
非磁性材のリングが磁気吸引側のボールベアリングと当
接するところでムービングコアが静止する構成となって
いる。これは、仮に、通電時に発生する磁気吸引力によ
り非磁性材なしに磁性材のムービングコアが磁性材のボ
ールベアリングに直接吸着したとすると、通電を遮断し
たとき、磁性材相互間の吸着力によりボールベアリング
からムービングコアが引き離されずに初期位置に戻らな
いことを防止するためである。このため、当接時にムー
ビングコアとボールベアリングとが直接吸着しない構成
とし、通電時の電流値とムービングコアのストロークと
の関係に安定してリニアな特性をもたせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】どころで、特開平7−
151257号公報に開示される従来の電磁制御弁によ
ると、その組付手順として、ソレノイド部に筒状のスリ
ーブの一方の端部をかしめ固定し、この筒状のスリーブ
の他方の端部からスプールとスプリングを挿入し、スプ
リングを調整ナットで圧縮しつつ圧縮スプリングの付勢
力が適正な設定力になる位置までスリーブ内にある調整
ナットをねじ回し込む作業が必要となる。このため、組
付けおよび調整作業完了までに長時間の作業時間を要す
るという問題がある。
【0005】本発明の目的は、構成部品点数を低減し、
スリーブの内部に一方向に部品を挿入し容易に組付可能
な電磁制御弁及びその組付方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、スプリング力の設定を容易に調整
可能な電磁制御弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の請求項1記載の電磁制御弁によると、スリ
ーブが筒部と縮径段差部とからなり、これらが同一材で
一体成形される構成であるから、成形しやすい構成のた
めスリーブの製造が容易である。電磁駆動部とスリーブ
とを固定する前、スリーブの筒部の一方の開口端側から
圧縮スプリング、スプールなどの構成部品を一方向に挿
入し組み付けるため、組付作業が容易に行える。スプリ
ングの設定付勢力をあらかじめ許容範囲内に調整してお
くことにより、スプリング調整ねじ機構が不要になり、
組付後に機械的なスプリング力設定のための調整が不要
になり、組付作業が容易になる。
【0007】請求項2記載の電磁制御弁によると、スリ
ーブの筒部の内部で縮径段差部と圧縮スプリングとの間
に環状プレートを設けたため、磨耗が低減される。請求
項3記載の電磁制御弁の組付方法によると、筒部の反縮
径段差部側開口部からプレート、圧縮スプリング、スプ
ールを順に挿入し、その後に、筒部の反縮径段差部側開
口部に電磁駆動部の一端を置いてかしめ固定するため、
スリーブの筒部の一方の開口端側から圧縮スプリング、
スプールなどの構成部品を一方向に挿入し組み付けるた
め、組付作業が容易に行える。
【0008】請求項4記載の電磁制御弁の組付方法によ
ると、筒部の縮径段差部側から反縮径段差部側へ棒状の
治具を挿通し、この治具の先端からプレート、圧縮スプ
リングを挿入し、次いで筒部にスプールを挿入するた
め、プレートの径方向位置合わせが組付時に完了する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を示す実
施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)内燃機関のバルブタイミング調整装置の
油圧制御弁に本発明の電磁制御弁を適用した一実施例を
図1および図2に示す。図1は、ソレノイド部1に電流
を流さないで磁気吸引力を発生させていない状態、図2
は、ソレノイド部1に電流を流して磁気吸引力を発生さ
せてムービングコアを作動させた状態を示す。
【0010】油圧制御弁は、電流を供給することにより
磁気吸引力を発生するソレノイド部1、ソレノイド部1
で発生する磁気吸引力により駆動され、制御室21およ
び22に供給するオイル流量と制御室21および22か
ら排出するオイルの流量とを調整するスプール制御弁2
からなる。ソレノイド部1は、円筒状の磁性体であるヨ
ーク3とステータ4とがかしめ固定で連結されて磁気回
路が構成されており、ヨーク3の内径部3aおよびステ
ータ4の中心部4aとヨーク3の外径部3bとの間に中
空円筒状のコイル5が内蔵されている。コイル5は、巻
端をターミナル7に接続し、樹脂部6と一体成形されて
いる。
【0011】ヨーク3の内径部3aとステータ4の中心
部4aとは軸方向において空間ギャップ9を介して対向
している。ヨーク3の内径部3aの内壁とステータ4の
中心部4aの内壁とにはそれぞれボールベアリング8が
圧入固定されている。ボールベアリング8はボールと該
ボールを保持する外輪とで構成されている。図1の矢印
B側の外輪は磁性体で形成されている。
【0012】ステータ4の中心部4aの内壁と一対のボ
ールベアリング8とで囲まれた空間に磁性体からなるム
ービングコア10が配置されている。ムービングコア1
0の図1の矢印Bで示す磁気吸引側の端部は磁気吸引側
に向かって外径が細くなるようにテーパ部10aが形成
されている。ムービングコア10の中心部にはムービン
グコア10を軸方向に貫通して非磁性体のシャフト11
が圧入固定されている。
【0013】シャフト11は、基本的に一端から他端ま
で同一外径となっている。これは、組付け時シャフト1
1にシャフト11の一端側からムービングコア10を圧
入し所定の位置まで相対移動し固定する。外力を解除し
たとき、その位置でシャフト11とムービングコア10
との相対位置が圧入固定される。これに対し特開平7−
151257号公報に開示される電磁制御弁では、シャ
フトの中央部に両端側の外径よりも外径の大きな部分を
有していた。この実施例においては、このようなシャフ
トの段差部分は不要となり、シャフトの構成が単純な円
柱状となるため構成が簡単となりコスト低減となる。そ
して、シャフト11はボールベアリング8に軸受支持さ
れており、ムービングコア10はシャフト11と一体に
スムーズに軸方向移動できる。非磁性体のリング13は
シャフト11に圧入固定され、ムービングコア10の反
吸引側端面に当接している。リング13は、圧入荷重を
保持するため理想的には2mmの厚さが必要とされる。
【0014】スプール制御弁2のスリーブ14の一端は
ヨーク3にかしめ固定されている。スリーブ14は、筒
部51と、反ソレノイド部側の先端に形成される縮径段
差部21とを有する。 筒部51は、所定の壁面位置にオイルを通過させる
複数の通路と連通する複数の開口部14a、14b、1
4c、14d、14eが形成されている。油圧解放路3
1は開口部14aとオイルタンク19とを連通し、油圧
通路32は開口部14bと制御室21とを連通し、油圧
供給路33は開口部14cとオイルポンプ18とを連通
し、油圧通路34は開口部14dと制御室22とを連通
し、油圧解放路35は開口部14eとオイルタンク19
とを連通している。
【0015】 縮径段差部21は、筒部51と同一材
で一体成形した部分で、筒部51の内径よりも小さい内
径を有する。縮径段差部21は、筒部51の反ソレノイ
ド部側から径内方向に延びて形成されている。縮径段差
部21の中央には内周壁22により穴23が形成されて
いる。縮径段差部21が形成されることにより、このス
プール15の自由端近傍には調整ねじ機構が設けられて
いない。
【0016】プレート26は、円環状の薄板で、中央に
小孔27が形成されている。プレート26は金属製であ
って、非磁性材でもよいし磁性材でもよいが、耐磨耗性
を有するとよい。プレート26の外径は、穴23の径よ
りも大きく、小孔27の内径は穴23の内径よりも小さ
い。このプレート26は、圧縮コイルスプリング17の
スプリング座の役割がある。またプレート26は、スプ
ール15の一端に形成されるガイド棒28の自由端29
が当接可能なストッパとしての役割がある。また小孔2
7があることにより、スプール15の先端の加工残り突
起部分の逃し部分の作用を果たす。すなわち、スプール
15のガイド棒28の自由端面に突起が加工上形成され
るようなときであっても、この突起が小孔27の空間内
に衝突なしに入り込むことから、スプール15のストロ
ークの精密な制御を妨げない。仮に小孔がないとする
と、前述したスプール15の自由端側の突起が当接する
と、この当接した突起の浮き上がり部分だけスプール1
5による弁開口部の切替制御が妨げられてしまうからで
ある。小孔27はプレート26の組付け時の中心軸合わ
せ(芯出し)に使用することができる。
【0017】圧縮コイルスプリング17は、一端がプレ
ート26に当接し、他端がスプール15の一端と当接す
る。この圧縮コイルスプリング17の付勢力によりスプ
ール15の他端はシャフト11に当接し、リング13は
図1に示す矢印A側のボールベアリング8の外輪に押し
付けられている。スプール15は、スリーブ14の内壁
に軸方向に摺動可能に支持されている。スプール15
は、スリーブ14の内径とほぼ同じ径を有するランド部
である大径部15a、15b、15c、15dと、これ
ら大径部を連結する小径部とから構成されている。スプ
ール15の一端は、プレート26に当接可能な自由端2
9を有するガイド棒28が形成されている。スプール1
5のソレノイド側端部は、スプール15の軸線方向と直
交する平坦面52を有する。この平坦面52は、シャフ
ト11の端面と当接可能である。通常時は、圧縮コイル
スプリング17の付勢力によりスプール15の平坦面5
2はシャフト11の端面と当接している。この平坦面5
2により、シャフト11とスプール15との面接触が可
能となり、ソレノイド側の通電量に応じた精密なスプー
ル15のストローク量が確保できるためスプール15の
軸方向位置の挙動を安定にすることができる。
【0018】図1はコイル5に電流を供給していない状
態を示し、ムービングコア10には磁気吸引力が作用し
ておらず、スプール15およびムービングコア10は圧
縮コイルスプリング17により図1の矢印A方向に付勢
されている。このとき、スプール制御弁2の開口部14
cと開口部14d間が連通し、開口部14bと開口部1
4c間および開口部14dと開口部14e間が遮断され
ることによりポンプ18からのオイルが制御室22に圧
送される。同時に、開口部14aと開口部14b間が連
通し、制御室21のオイルがタンク19へ排出される。
【0019】図2は、図1に示す状態からコイル5に電
流を供給しムービングコア10が移動した状態を示して
いる。ヨーク3の内径部3aとムービングコア10間で
磁気吸引力が発生し、ムービングコア10とスプール1
5がスプリング17の付勢力に抗し、図1に示される状
態から図1の矢印B方向の磁気吸引側に移動し、図2に
示す位置に移動する。ムービングコア10は、プレート
26とスプール15のガイド棒28の自由端29とが当
接したところで静止する。このとき、スプール制御弁2
の開口部14bと開口部14c間が連通し、開口部14
cと開口部14d間および開口部14bと開口部14a
間が遮断されることにより制御圧室21へオイルが圧送
される。同時に開口部14dと開口部14e間が連通
し、制御圧室22のオイルがタンク19へ排出される。
【0020】次に、組付手順について図4に基づいて説
明する。図4に示すように、スリーブ14の筒部51の
ソレノイド側の開口端53を重力方向上側に向け、スリ
ーブ14の縮径段差部21を重力方向下側に向ける(ス
テップ41)。次に、スリーブ14の穴23側から図示
しない治具としての丸棒を挿入し、丸棒の先端がスリー
ブ14の開口端53から突き出すところまで丸棒を挿入
する。この治具としての丸棒の外径は、プレート26の
小孔27を挿通可能な程度で、このプレート26の径方
向を案内する程度である。そして、スリーブ14の開口
端53側から突き出す丸棒の先端からプレート26を通
し(ステップ42)、重力によりプレート26が丸棒に
沿って重力下方向に移動し、縮径段差部21で止まる。
このとき治具としての丸棒によりプレート26の中心位
置決めがなされる。
【0021】次に、この丸棒の一端側から圧縮コイルス
プリング17を挿通する(ステップ43)。圧縮コイル
スプリング17は重力により下側に移動し、圧縮コイル
スプリング17の一端がプレート26に当接する。次い
で、丸棒を穴23から次第に抜くようにし、この丸棒の
最後まで残る先端側からスプール15をスリーブ14内
に入れる(ステップ44)。この状態でプレート26
は、小孔27に挿入される丸棒により径方向の位置が決
められている。そしてスプール15により圧縮コイルス
プリング17を圧縮した状態で、プレート26の位置は
スリーブ14に対して決まる。この状態で弾性力をスプ
ール15に加えながら、ソレノイド部1をスリーブ14
の開口側に載せ、かしめ固定する(ステップ45)。以
上によりソレノイド部側とスプール弁部側との組付けが
完了する。
【0022】次に、作動について説明する。通電時、図
1に示すようにソレノイド部1への通電が遮断された状
態である。この状態では、圧縮コイルスプリング17の
付勢力によりシャフト11およびスプール15が図1で
最も右側の位置にある。この位置で通電すると、電流値
の増大に従いシャフト11が図1に示す位置から左方向
に移動しシャフト11の端面がスプール15を図1で左
方向に押す。最大電流値になったとき、スプール15の
自由端29がプレート26に当接する。この当接した状
態が図2に示す状態である。
【0023】本実施例によると、図3に示すように、ム
ービングコア10の軸方向位置の中央域において磁気吸
引力を一定に保持できるため、コイル5に供給する電流
値に略比例してムービングコア10の軸方向位置が決定
される。したがって、電流値の大きさによってスプール
15の位置が決まるため、電流値を制御することにより
制御室21および22に供給、排出されるオイルの流量
を高精度に制御可能である。
【0024】また本実施例によると、ムービングコア1
0は両端部がボールベアリング8で軸受支持されスムー
ズに軸方向移動し、規制部としてのプレート26とスプ
ール15のガイド棒28の自由端29とが当接したと
き、スプール15の位置が決まる。これにより、スリー
ブ3の内径部3aとステータ4の中心部4aのムービン
グコア10とボールベアリング8とが内蔵される空間が
ほぼ同径の1つの区間となるため、スリーブ3およびス
テータ4がそれぞれ簡単な形状で1つの物体として容易
に形成できる。
【0025】さらに本実施例によると、図2に示すよう
に、スプール15のガイド棒28の自由端29がプレー
ト26に当接したとき、ムービングコア10の前進端4
2とボールベアリング8の外輪との間にクリアランスL
が確保されるため、この図2に示す状態からコイル5の
電流を遮断しても即時にムービングコア10がスプリン
グ17の付勢力で引き離されないという問題を防止可能
である。また、リング13はシャフト11に圧入固定さ
れるため組付けが非常に容易である。
【0026】さらにまた、本実施例の電磁制御弁による
と、簡単な構造でムービングコアの軸方向位置とソレノ
イド部に供給する電流との特性をリニアに近付け、ソレ
ノイド部に供給する電流値に対応するムービングコアの
正確な軸方向位置を把握できることにより高精度な流体
の流量制御が可能である。 (第2実施例)次に、本発明の第1実施例と同様に一方
向に組付可能な本発明の第2実施例を図5、図6及び図
7に示す。
【0027】第2実施例を図5、図6及び図7に示す電
磁制御弁は、高精度の流量制御を行えるようにした。図
5、6において、図1、2に示す実施例の構成と実質的
に同一の構成部分については同一の符号を付す。ムービ
ングコア10の吸引方向側端面に凹溝41を形成してい
る。ムービングコア10とボールベアリング8の外輪と
が近づいても、凹溝41の形状に依存して磁気回路が絞
られることになり、ムービングコア10の接近時におい
ても磁気吸引力の上昇を抑制することができる。すなわ
ち、凹溝がない場合に比較し、より精密な流量制御が可
能になる。
【0028】この第2実施例によるムービングコア10
の軸方向位置と磁気吸引力との関係は、図7に示すよう
に、ムービングコア10の軸方向位置に関わらず磁気吸
引力を一定に保持できるため、コイル5に供給する電流
値に略比例してムービングコア10の軸方向位置が決定
される。したがって、電流値の大きさによってスプール
15の位置が決まるため、電流値を制御することにより
制御室21および22に供給、排出されるオイルの流量
を高精度に制御可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁制御弁の第1実施例を示すもの
で、内燃機関用バルブタイミング調整装置の最遅角時を
示す断面図である。
【図2】本発明の電磁制御弁の第1実施例を示すもの
で、内燃機関用バルブタイミング調整装置の最進角時を
示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例によるムービングコア軸方
向位置と磁気吸引力との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第1実施例による電磁制御弁の組付工
程図である。
【図5】本発明の電磁制御弁の第2実施例を示すもの
で、内燃機関用バルブタイミング調整装置の最遅角時を
示す断面図である。
【図6】本発明の電磁制御弁の第2実施例を示すもの
で、内燃機関用バルブタイミング調整装置の最進角時を
示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例によるムービングコア軸方
向位置と磁気吸引力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド部 2 スプール制御弁 3 ヨーク(磁気駆動部) 4 ステータ(磁気駆動部) 5 コイル(磁気駆動部) 8 ボールベアリング(支持部材) 10 ムービングコア 10a テーパ部 11 シャフト 13 リング 14 スリーブ 14a、14b、14c、14d、14e 開口
部 15 スプール 15a、15b、15c、15d 大径
部(ランド部) 17 圧縮コイルスプリング(付勢手段) 21 縮径段差部(規制部) 23 穴 26 プレート(規制部) 27 小孔 28 ガイド棒 29 自由端 41 凹溝 42 前進端 51 筒部 52 平坦面 53 開口端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給電流値に応じた駆動力を発生する電
    磁駆動部と、 この電磁駆動部の駆動力を軸方向に受けるスプールと、 一方の開口端が前記電磁駆動部側に取り付けられるとと
    もに前記スプールを軸方向に摺動可能に収容する筒部、
    および、この筒部の反電磁駆動部側の端部に該筒部と同
    一材で一体成形した縮径段差部を有するスリーブと、 前記スプールを前記電磁駆動部の駆動力の作用方向と反
    対方向に付勢し、一端が前記縮径段差部に当接する圧縮
    スプリングとを備えていることを特徴とする電磁制御
    弁。
  2. 【請求項2】 前記筒部の内部で前記縮径段差部と前記
    圧縮スプリングとの間に環状プレートを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の電磁制御弁。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電磁制御弁の組付方法で
    あって、 前記筒部の反縮径段差部側開口部から前記プレートを挿
    入する工程と、 前記筒部の反縮径段差部側開口部から圧縮スプリングを
    挿入する工程と、 前記筒部の反縮径段差部側開口部からスプールを挿入す
    る工程と、 前記筒部の反縮径段差部側開口部に前記電磁駆動部の一
    端を置いてかしめ固定する工程とを含むことを特徴とす
    る一方向組付可能な電磁制御弁の組付方法。
  4. 【請求項4】 前記筒部の縮径段差部側から反縮径段差
    部側へ棒状の治具を挿通し、この治具の先端から前記プ
    レート、前記圧縮スプリングを挿入し、次いで筒部に前
    記スプールを挿入することを特徴とする請求項3記載の
    電磁制御弁の組付方法。
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