JP2001280531A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2001280531A
JP2001280531A JP2000091679A JP2000091679A JP2001280531A JP 2001280531 A JP2001280531 A JP 2001280531A JP 2000091679 A JP2000091679 A JP 2000091679A JP 2000091679 A JP2000091679 A JP 2000091679A JP 2001280531 A JP2001280531 A JP 2001280531A
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JP
Japan
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sleeve
valve device
movable member
fixed
solenoid valve
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JP2000091679A
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Hajime Tai
一 田井
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の精度を高めることなく可動部材の安定
した動きを確保し、且つ小型で低コストな電磁弁装置を
提供すること 【解決手段】 スリーブ61が固定部材40を構成する
コア32に圧入されていて、可動部材40の一端側をな
すプランジャ42がスリーブ61の内径部によって摺動
自在に支持されるとともに、可動部材40の他端側をな
すシャフト41がコア32の段付孔32dに圧入された
軸受53によって摺動自在に支持される電磁弁装置10
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルへの通電に
よって流体の流通を制御する電磁弁装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁装置として、図2にその断
面図が示されるものがある。このものは、ボビン111
に巻回されたソレノイドコイル113と、ソレノイドコ
イル113内に配設される固定部材130を構成するコ
ア132及びベース131と、コア132内に配設され
た軸受153及び154と、軸受153及び154によ
って摺動自在に支持されたシャフト141とシャフト1
41に固定されたプランジャ142とからなる可動部材
140と、ベース131内に固定された弁座133及び
134と弁体143とからなる弁機構と、ソレノイドコ
イル113の外側に配置されるホルダ部121aと固定
部材130が嵌挿される鍔部121bとが一体に設けら
れた磁性体からなるケース121と、ホルダ部121a
と可動部材140との間に配設された磁性体のヨーク1
55と、コア132に嵌挿されるとともにヨーク155
とプランジャ142との間に配置されて磁気的な短絡を
防止する非磁性体のスリーブ161と、ボビン113の
側面とベース131との間に配置されたウェーブワッシ
ャ163と、ケース121の一部のカシメによってヨー
ク155を介してケース121に固定されたストッパプ
レート157とを備えた電磁弁装置110である。
【0003】上記従来の電磁弁装置110においては、
ソレノイドコイル113が励磁されていない場合には、
流通孔131a側から流通孔131e側へ流れる流体の
圧力によって、弁体143が弁座134aに着座させら
れている。ソレノイドコイル113が励磁されると、プ
ランジャ142が磁気吸引力によってコア132側に吸
引され、軸受153及び154に摺動自在に支持されコ
ア132と一体のシャフト141が、その先端部141
aで弁体143を押圧して弁座133aに着座させられ
る。これによって、流通孔131eと流通孔131cが
連通し、流通孔131eから負荷側に流れ込んでいた流
体が流通孔131cを通ってドレンへ流れ込む。
【0004】上記従来の電磁弁装置110によれば、軸
受153及び154によってシャフト141が確実に支
持されているため、可動部材140の円滑な動きが可能
となり、電磁弁装置の流体制御特性が安定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電磁弁装置では、可動部材の動きを安定ならしめる
ためには、2個の軸受の同軸度を高精度に維持しなけれ
ばならず、軸受が圧入されるコアの圧入穴の精度を高く
する必要が生じ、コアがコスト高となる。
【0006】また、コアにスリーブが隙間嵌めで嵌挿さ
れているため、ヨークとプランジャとの間にスリーブが
噛み込まなれないように、ヨークとスリーブとの隙間
(A)を大きくする必要が生じ、結果的に磁気ギャップ
が大きくなる。磁気ギャップの拡大は、磁気吸引力の低
下につながり、所定の磁気吸引力を発生させるために
は、より大きな電流をソレノイドコイルに供給する必要
が生じ、コイルの大型化ひいては電磁弁装置の大型化、
コストアップにつながる。
【0007】本発明は、部品の精度を高めることなく可
動部材の安定した動きを確保し、且つ小型で低コストな
電磁弁装置を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、請求項1に記載のように、ボビンに巻回され
たソレノイドコイルと、前記ソレノイドコイル内に配設
されていて内部に弁機構と軸受とを有する磁性体の固定
部材と、前記固定部材に嵌挿される非磁性体のスリーブ
と、前記固定部材内に摺動自在に支持される可動部材
と、前記ソレノイドコイルの外側に配置されるホルダ部
と前記固定部材が嵌挿される鍔部とが一体に設けられた
磁性体からなるケースと、前記ホルダ部と前記可動部材
との間に配設された磁性体のヨークとを備えた電磁弁装
置において、前記スリーブが前記固定部材に固定されて
いて、前記可動部材の一端側が前記スリーブの内径部に
よって摺動自在に支持されるとともに前記可動部材の他
端側が前記固定部材の前記軸受によって摺動自在に支持
されることを特徴とする電磁弁装置を構成した。
【0009】請求項1の発明によれば、スリーブが固定
部材に固定されるとともに、可動部材の一端側がスリー
ブの内径部によって摺動自在に支持され且つ可動部材の
他端側が固定部材に配置された軸受によって摺動自在に
支持される。すなわち、スリーブが軸受として機能する
ため、固定部材に通常2個配置される軸受が1個のみと
なり、コストダウンが可能となる。
【0010】また、固定部材の軸受固定穴を加工する際
に、穴に比べて加工精度の高い外径部すなわち固定部材
のスリーブ固定部を加工基準とすることができ、軸受固
定穴の加工精度が高くなる。したがって、スリーブの内
径部によって形成される軸受と固定部材に固定される軸
受との同軸度が高精度に保たれ、可動部材は、安定した
軸方向の動きが可能となって電磁弁装置の流体制御特性
が安定する。
【0011】さらに、可動部材の安定した軸方向の動き
が可能となるため、ヨークとスリーブとの間の隙間を必
要以上に拡大する必要がなくなる。このため、磁気ギャ
ップが小さくなって磁気吸引力が増大し、ソレノイドコ
イルを小型化することが可能となり、コストダウンにも
つながる。
【0012】次に、請求項2に記載のように、前記スリ
ーブの前記ヨーク内に挿入される部分の板厚は、前記ス
リーブの前記固定部材に固定される部分の板厚よりも薄
いことが好ましい。
【0013】請求項2にかかる発明によれば、スリーブ
のヨーク内に挿入される部分の板厚が、スリーブの固定
部材に固定される部分の板厚よりも薄いことから、さら
に磁気ギャップが小さくなるため、磁気吸引力が増大
し、ソレノイドコイルの一層の小型化が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電磁弁装置
の実施形態について、図面に基いて説明する。
【0015】図1に、本発明の実施形態を示す。本実施
形態の電磁弁装置としては、コネクタ端子を一体的に備
える電磁弁装置とする。
【0016】図1は、電磁弁装置10のソレノイドコイ
ル13が励磁されていないときの状態を示す断面図であ
る。電磁弁装置10は、ボビン11に巻回されたソレノ
イドコイル13と、ソレノイドコイル13内に配設され
固定部材30を構成するコア32及びベース31と、コ
ア32内に配設された非磁性体の軸受53と、磁気キラ
ーとして機能するとともにコア32の図示右側の段付外
径部32cに圧入された非磁性体のスリーブ61と、非
磁性体の軸受53とスリーブ61の内径部とによって摺
動自在に支持されシャフト41とシャフト41に固定さ
れたプランジャ42とからなる可動部材40と、ベース
31内に固定された弁座33及び34と弁体43とから
なる弁機構35と、ソレノイドコイル13の外側に配置
されるホルダ部21aと固定部材30が嵌挿される鍔部
21bとが一体に設けられた磁性体からなるケース21
と、ホルダ部21aと可動部材40との間に配設された
磁性体のヨーク55と、ボビン13の側面とベース31
との間に配置されたウェーブワッシャ63と、ケース2
1の一部のカシメによってヨーク55を介してケース2
1に固定されたストッパプレート57と、ソレノイドコ
イル13が非励磁となったときに可動部材40を図示右
側方向に移動させるように付勢するばね51とからな
る。
【0017】固定部材30は、ベース31の開口部31
dにコア32の段付外径部32aが圧入されて一体とな
ったものであるが、接着、溶接、螺合によって一体化し
てもよい。
【0018】スリーブ61は、コア32の段付外径部3
2cに圧入されてコア32と一体とされているが、接
着、溶接、螺合によって一体化してもよい。
【0019】軸受53は、コア32の段付孔32dに圧
入されてコア32と一体とされている。
【0020】可動部材40は、シャフト41の円筒端部
41dをプランジャ42の孔42aに圧入して構成され
ているが、シャフト41とプランジャ42の結合は、圧
入に限らず、接着、溶接、螺合によってもよい。また、
シャフト41は、通常非磁性体であるが、軸受53が非
磁性体の場合には残留磁気が発生しないため、磁性体で
あってもよい。
【0021】弁機構35は、ベース31の孔31bに弁
座33及び34を圧入して構成されているが、ベース3
1と弁座33及び34との結合は、圧入に限らず、接
着、溶接、螺合カシメによってもよい。
【0022】固定部材30、ヨーク55、ストッパプレ
ート57の固定は、ケース21の図示右側端部を折り曲
げてカシメを行ない、鍔部21bと折り曲げ部とで固定
部材30、ヨーク55、ストッパプレート57を挟み込
むようにして行なわれる。各部品がカシメによる過大な
力を受けないように、また部品間に軸方向の隙間が生じ
ないように、ばね作用を有するウェーブワッシャ63が
ベース31のフランジ部31eとボビン11の図示左側
側面との間に装着される。
【0023】次に、本実施形態の電磁弁装置の作用を説
明する。ソレノイドコイル13が励磁されていない場合
には、流通孔31a側から流通孔31e側へ流れる流体
の圧力によって、弁体43が弁座34aに着座させられ
ている。ソレノイドコイル13が励磁されると、プラン
ジャ42が磁気吸引力によってコア32側に吸引され、
軸受53に摺動自在に支持されたシャフト41が、その
先端部41aで弁体43を押圧して弁座33aに着座さ
せる。これによって、流通孔31eと流通孔31cが連
通し、流通孔31eから負荷側に流れ込んでいた流体が
流通孔31cを通ってドレン側に流れ込む。
【0024】さらに、ソレノイドコイル13が非励磁と
されると、シャフト41のフランジ部41cに当接して
シャフト41を付勢しているばね51によって、シャフ
ト41が図示右側に移動させられ、再び弁体43が流体
の圧力によって弁座34aに着座させられ、流体が流通
孔31a、31eを通って負荷側に流れ込む。
【0025】本実施形態の電磁弁装置によれば、コア3
2に圧入された軸受53とスリーブ61とによってシャ
フト41及びプランジャ42が確実に支持されるため、
可動部材40の安定した動きが可能となり、電磁弁装置
の流体制御特性が安定する。また、可動部材40が安定
した動きをするため、ヨーク55とスリーブ61との隙
間(A)を小さくでき、磁気ギャップが小さくなるため
磁気吸引力が増大する。さらに、スリーブ61のヨーク
55に挿入される部分の板厚を、コア32の段付外径部
32aに圧入される部分の板厚よりも薄くすれば、さら
に磁気ギャップが小さくなるため磁気吸引力が一層増大
する。加えて、コア32の段付孔32fにばね51を収
容出切るため、スペースが有効に活用され、プランジャ
の軸方向寸法が小さくなり、可動部材40のイナーシャ
が減少し、応答性のたかい電磁弁装置が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、部品の精度を高めることなく可動部材の安定した動
きを確保し、且つ小型で低コストな電磁弁装置を提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電磁弁装置の断面
図。
【図2】従来の電磁弁装置の断面図。
【符号の説明】
10 電磁弁装置 11 ボビン 13 ソレノイドコイル 21 ケース 21a ホルダ部 21b 鍔部 30 固定部材 31 ベース(固定部材) 32 コア(固定部材) 40 部材可動 41 シャフト(可動部材) 42 プランジャ(可動部材) 53 軸受 55 ヨーク 61 スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回されたソレノイドコイル
    と、前記ソレノイドコイル内に配設されていて内部に弁
    機構と軸受とを有する磁性体の固定部材と、前記固定部
    材に嵌挿される非磁性体のスリーブと、前記固定部材内
    に摺動自在に支持される可動部材と、前記ソレノイドコ
    イルの外側に配置されるホルダ部と前記固定部材が嵌挿
    される鍔部とが一体に設けられた磁性体からなるケース
    と、前記ホルダ部と前記可動部材との間に配設された磁
    性体のヨークとを備えた電磁弁装置において、前記スリ
    ーブが前記固定部材に固定されていて、前記可動部材の
    一端側が前記スリーブの内径部によって摺動自在に支持
    されるとともに前記可動部材の他端側が前記固定部材の
    前記軸受によって摺動自在に支持されることを特徴とす
    る電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スリーブの前記
    ヨーク内に挿入される部分の板厚は、前記スリーブの前
    記固定部材に固定される部分の板厚よりも薄いことを特
    徴とする電磁弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN114352736A (zh) * 2021-12-29 2022-04-15 哈尔滨工业大学 一种工程车辆用球窝式电磁高速开关阀

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