JPH1111794A - ケーブル巻取用トラバース装置 - Google Patents

ケーブル巻取用トラバース装置

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JPH1111794A
JPH1111794A JP17395797A JP17395797A JPH1111794A JP H1111794 A JPH1111794 A JP H1111794A JP 17395797 A JP17395797 A JP 17395797A JP 17395797 A JP17395797 A JP 17395797A JP H1111794 A JPH1111794 A JP H1111794A
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JP
Japan
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winding drum
cable
winding
traverse
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP17395797A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Takeda
孝行 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
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Publication of JPH1111794A publication Critical patent/JPH1111794A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ドラム上へケーブルを案内するトラバー
ス装置のガイド部の位置調整をする場合、トラバース軸
の回転作動に手動ではなく駆動装置の駆動力を用いるこ
とにより作業性を向上させる。 【解決手段】 油圧モータ3の回転駆動力をギヤ装置4
で分岐し、巻取ドラム5とトラバース装置1を駆動する
ことにより通常のケーブル巻き取りをする。また、巻取
ドラム5の回転を停止してガイド台13の位置を調整す
る時は、油圧モータ3と巻取ドラム5の間のクラッチ6
を遮断した上で油圧モータ3を回転駆動すればこの回転
駆動力はトラバース装置1にのみ伝達されるので、トラ
バース軸11は回転しガイド台13の位置調整をするこ
とができる。このようにガイド台13の位置調整に駆動
力を用いるので、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル巻取装置
に関し、更に詳しくは巻取ドラムの軸方向に所定速度で
移動するガイド手段によりケーブルを巻取ドラム上に案
内して整列巻き取りさせる構成のケーブル巻取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻取ドラムを軸周りに回転させ
ながら電線等のケーブルを巻取ドラム上に整列させて巻
き取るための装置としては、巻取ドラムの軸方向に移動
しながらケーブルを巻取ドラム上に案内するガイド部を
有するトラバース装置(トラバーサ)が用いられる。こ
のような巻取ドラムとトラバース装置よりなるケーブル
巻取装置は、巻取ドラムを軸周りに回転させるととも
に、トラバース装置のガイド部を巻取ドラムの回転数と
同調させた所定速度で巻取ドラムの軸方向に連続して移
動させる構成になっている。
【0003】ガイド部は巻取ドラムの回転軸と平行に設
けられたトラバース軸上を移動するが、これはトラバー
ス軸に設けられた螺旋状のレール溝とガイド部に設けら
れた爪が係合され、トラバース軸を軸周りに回転させる
とそれに応じてガイド部の爪が押され、ガイド部がトラ
バース軸に平行に設けられたガイドレールに支持されな
がらトラバース軸上を平行移動するようになっている。
またガイド部には4つのガイドローラが井桁状に配設さ
れており、ケーブルはこの井桁の中を通されることによ
り、巻き取り作動時、ケーブルは巻取ドラム上へ案内さ
れるとともに捩れや折れ曲がりが修正される。
【0004】ケーブル巻き取りの作動は、図2に示すよ
うに、先ずドラム駆動装置71を回転駆動させ、その回
転力を第1クラッチ72を介して巻取ドラム73に伝え
る。この巻取ドラム73の回転力を更に第2クラッチ7
4を介してトラバース装置75内の動力伝達装置76に
取り入れ、これによりトラバース軸77を回転させてガ
イド部78を作動させる。この時ガイド部78の作動速
度すなわちトラバース軸77の回転ピッチは巻取ドラム
73の回転ピッチに同調されてケーブルの整列巻取が行
われる。
【0005】しかし、巻き取り中にケーブルが整列状態
から乱れた場合にはそのまま巻き取りを続けると巻取ド
ラム73上で乱巻されるおそれがある。このような時は
第1クラッチ72を切るか、あるいはドラム駆動装置7
1を停止するかにより巻取ドラム73の回転を一旦止め
た上で巻取ドラム73上のケーブルを巻き直し、改めて
ガイド部78の位置調整をする必要がある。またケーブ
ルを新たに巻取ドラム上に巻き始める時にもガイド部7
8の位置調整は必要となる。
【0006】上記のようにガイド部78の位置調整をす
る場合は、巻取ドラム73の回転を停止した上でトラバ
ース軸77を手動で回転させねばならないが、トラバー
ス装置75は第2クラッチ74を介して巻取ドラム73
と連結しているので、第2クラッチ74が接続状態では
回転させることはできない。このため第2クラッチ74
を切った上で手動ハンドル79を操作し、トラバース軸
77を回転させる。これによりガイド部78はトラバー
ス軸77上を移動し、位置調整ができる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにガイド部の位置調整をする場合には手動ハンドル
の操作によらねばならず、巻取ドラムが大きい場合やケ
ーブルがほとんど巻き込まれている状態ではハンドル操
作力が大きくなり作業性が悪いという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、上記のような問題点を解決するケーブル
巻取用トラバース装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るケーブル巻取用トラバース装置は、
ケーブルを巻き取るための巻取ドラムと、この巻取ドラ
ムの回転軸と平行な方向に移動してケーブルを巻取ドラ
ム上に案内するガイド手段と、回転駆動力を発生するた
めの駆動手段と、この駆動手段の駆動力を分岐して巻取
ドラムとガイド手段へ伝達するための動力分岐手段と、
駆動手段と巻取ドラムとの間に配設され、巻取ドラムへ
の駆動手段の回転駆動力の伝達を断続するクラッチ装置
とからなる。
【0009】このようなトラバース装置では、駆動手段
の動力を巻取ドラムへ伝えるクラッチを遮断しておけ
ば、駆動手段の回転動力はガイド手段のみを駆動させる
ことになる。このためケーブル巻き取り作動中、巻取ド
ラム上でケーブルの整列状態が乱れた場合やケーブルを
新たに巻取ドラム上に巻き始める場合等、巻取ドラムの
回転を停止した状態でガイド手段の位置調整が必要な場
合において、その位置調整に駆動手段の動力を用いるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。図1は本発明のケーブ
ル巻取用トラバース装置の構成を示す概略図である。巻
取ドラム5は電線等のケーブルCを巻き取るためのもの
であり、この回転軸はギヤ装置4を介して油圧モータと
連結している。また、トラバース装置1は巻取ドラム5
の軸方向に移動しながらケーブルCを巻取ドラム5上へ
案内するための装置であり、巻取ドラム5と同様にギヤ
装置4を介して油圧モータ3と連結している。
【0011】トラバース装置1は、ガイド台13、ガイ
ドローラ14、トラバース軸11、ガイドレール12お
よび動力伝達装置15から構成される。動力伝達装置1
5はギヤ装置4を介して油圧モータ3と連結され、油圧
モータ3からの回転動力を取り入れてトラバース軸11
を駆動させる。ガイドレール12はトラバース軸11と
平行な位置に配設され、ガイド台13に開けられた貫通
孔を貫いている。また、トラバース軸11には螺旋状の
レール溝が設けられており、ガイド台13の基部に設け
られた爪(図示せず)がこのレール溝と係合している。
トラバース軸が回転するとそれに応じてガイド台13の
爪が押され、ガイド台13はトラバース軸11の軸上を
ガイドレール12に支えられて平行移動する。またガイ
ド台13には4つのガイドローラ14が井桁状に配設さ
れており、この井桁の中をケーブルCを通すことによ
り、巻き取り作動時、ケーブルCは巻取ドラム5上へ案
内されるとともに捩れや折れ曲がりが修正される。
【0012】油圧モータ3は油圧制御装置2と接続して
おり、この油圧制御装置2に制御されて回転駆動する
が、油圧モータ3の回転数の設定は油圧制御装置2に配
設された回転数調整つまみ21の操作により行われる。
油圧モータ3はギヤ装置4を介して巻取ドラム5とトラ
バース装置1に連結しているが、ギヤ装置4と巻取ドラ
ム5の間にはクラッチ6が介在し、このクラッチ6とリ
ンクしたクラッチレバー61の操作により、油圧モータ
3から巻取ドラム5への回転駆動力の伝達を断続でき
る。
【0013】ケーブルCの巻き取り作動中はクラッチ6
が接続された状態で油圧モータ3が回転駆動している。
その回転動力はギヤ装置4からクラッチ6を経て巻取ド
ラム5の回転軸に伝えられ、これにより巻取ドラム5は
軸周りに回転する。また油圧モータ3の回転動力はギヤ
装置7によりトラバース装置1の動力伝達装置15にも
伝達され、更にトラバース軸11が回転駆動される。こ
のトラバース軸11の回転ピッチはギヤ装置4により巻
取ドラム5の回転ピッチと同調されているので、ガイド
台13は巻取ドラム5の回転ピッチに合わせた所定の速
度(ケーブルCの径が考慮される)でケーブルCを巻取
ドラム5上へ案内しながらトラバース軸11上を移動す
る。これによりケーブルCは巻取ドラム5上で整列巻き
取りされる。
【0014】ここで、上記巻き取り作動中に巻取ドラム
5上でケーブルCの整列状態が乱れた場合には、巻取ド
ラム5の回転を停止した上でガイド台13の位置を調整
する必要が生じる。この時は、先ず油圧制御装置2に設
けられた回転数調整つまみ21のレベルを零に設定して
油圧モータ3の駆動を止めるとともにクラッチレバー6
1を操作してクラッチ6を切る(これにより油圧モータ
3を再始動した時も油圧モータ3の駆動力は巻取ドラム
5には伝わらない)。そしてこの状態で回転数調整つま
み21のレベルを徐々に上げて油圧モータ3を駆動させ
ると、この駆動力はトラバース装置1のみに伝わり、ト
ラバース軸11は回転作動し、ガイド台13はトラバー
ス軸11上を移動する。このように巻取ドラムの回転を
停止したまま、油圧モータ3の動力を用いてトラバース
軸11を回転作動させ、ガイド台13の位置調整をする
ことができる。
【0015】ガイド台13の位置が調整できたら回転数
調整つまみ21のレベルを零として油圧モータ3の駆動
を止め、クラッチレバー61を操作してクラッチ6を繋
ぐ。そして回転数調整つまみ21のレベルを上げていく
と油圧モータ3の駆動とともにギヤ装置4に同調された
巻取ドラム5とトラバース装置1が作動し、改めてケー
ブルCは巻取ドラム5上に整列されて巻き取られる。こ
の一連の操作はケーブルCを新たに巻取ドラム5上に巻
き始める時も同様である。
【0016】上記のように、巻取ドラム5を停止したま
までトラバース軸11の回転作動に油圧モータ3の駆動
力を用いることができるので、ガイド台13の位置調整
の際、作業性が向上する。またクラッチ装置は油圧モー
タ3と巻取ドラム5の間のクラッチ6のみでよいので、
コストも低減できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るケーブル巻
取用トラバース装置によれば、ケーブル巻き取り中に巻
取ドラム上でケーブルの整列状態が乱れた時、あるいは
ケーブルを新たに巻取ドラム上に巻き始める時等、巻取
ドラムの回転を停止した状態でガイド部の位置調整をす
る必要が生じた場合、ガイド部の位置調整のためのトラ
バース軸の回転に油圧モータの駆動力を利用できるの
で、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル巻取用トラバース装置の構成
を示す概略図である。
【図2】従来のケーブル巻取用トラバース装置の動力伝
達経路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 トラバース装置 2 油圧制御装置 3 油圧モータ 4 ギヤ装置 5 巻取ドラム 6 クラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを巻き取るための巻取ドラム
    と、 この巻取ドラムの回転軸と平行な方向に移動して前記ケ
    ーブルを前記巻取ドラム上に案内するガイド手段と、 回転駆動力を発生する駆動手段と、 この駆動手段の回転駆動力を分岐して前記巻取ドラムと
    前記ガイド手段へ伝達する動力分岐手段と、 前記駆動手段と前記巻取ドラムとの間に配設され、前記
    巻取ドラムへの前記駆動手段の回転駆動力の伝達を断続
    するクラッチ装置とからなることを特徴とするケーブル
    巻取用トラバース装置。
JP17395797A 1997-06-30 1997-06-30 ケーブル巻取用トラバース装置 Pending JPH1111794A (ja)

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JP17395797A JPH1111794A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 ケーブル巻取用トラバース装置

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