JPH05166427A - 撚線機 - Google Patents
撚線機Info
- Publication number
- JPH05166427A JPH05166427A JP35184391A JP35184391A JPH05166427A JP H05166427 A JPH05166427 A JP H05166427A JP 35184391 A JP35184391 A JP 35184391A JP 35184391 A JP35184391 A JP 35184391A JP H05166427 A JPH05166427 A JP H05166427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twisted wire
- guide
- drive source
- wire
- bow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B3/00—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material
- D07B3/08—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position
- D07B3/10—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弓状撚線ガイドの回転を停止しつつ、キャプ
スタンの回転を維持し、効率的にかつ安全に撚線を構成
する素線の線通し作業を行う。 【構成】 キャプスタン38は、弓状撚線ガイド18を
回転させるメインモーター40から回転力が取り出され
て回転する。メインモーター40からの回転力は、中間
軸62と共に回転するクラッチ80をガイド側スプロケ
ット64に噛み合わせることによりキャプスタン48に
伝達される。導体圧縮装置24に撚線22を線通しする
場合、クラッチ80をガイド側スプロケット64から離
しメインモーター40からの回転力を遮断し、弓状撚線
ガイド18の回転を停止させる。一方、クラッチ80を
内部駆動源側スプロケット78に噛み合わせることによ
り、内部駆動源60からの回転力をキャプスタン48に
伝達して、線通し作業中、弓状撚線ガイド18の回転を
停止したまま、キャプスタン48を回転させる。
スタンの回転を維持し、効率的にかつ安全に撚線を構成
する素線の線通し作業を行う。 【構成】 キャプスタン38は、弓状撚線ガイド18を
回転させるメインモーター40から回転力が取り出され
て回転する。メインモーター40からの回転力は、中間
軸62と共に回転するクラッチ80をガイド側スプロケ
ット64に噛み合わせることによりキャプスタン48に
伝達される。導体圧縮装置24に撚線22を線通しする
場合、クラッチ80をガイド側スプロケット64から離
しメインモーター40からの回転力を遮断し、弓状撚線
ガイド18の回転を停止させる。一方、クラッチ80を
内部駆動源側スプロケット78に噛み合わせることによ
り、内部駆動源60からの回転力をキャプスタン48に
伝達して、線通し作業中、弓状撚線ガイド18の回転を
停止したまま、キャプスタン48を回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する弓状の撚線ガ
イドに、銅線等の素線を通して、この素線を2度撚り合
わせた後圧縮して、撚線を形成する撚線機の改良に関す
るものである。
イドに、銅線等の素線を通して、この素線を2度撚り合
わせた後圧縮して、撚線を形成する撚線機の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】撚線機は、一般に、図4に示すように、
基体14に回転自在に支持され端部に撚口ダイス12を
有する主軸16に両端を支えられ、ガイド駆動源20に
より駆動する前後の主軸16A、16Bの回転によって
主軸16の軸線を中心に回転し、銅線等の素線21が通
ってこの素線21を撚り合わす弓状撚線ガイド18と、
この弓状撚線ガイド18の両端に設けられたガイドロー
ル34A、34Bと、弓状撚線ガイド18の中心軸線上
に設けられ、弓状撚線ガイド18から供給された撚線2
2を圧縮する導体圧縮装置24と、主軸16B側から回
転力が伝達される伝動手段50を介して回転して導体圧
縮装置24により圧縮された撚線22を引取る撚線引取
手段26と、この撚線引取手段26により引取られた撚
線22を巻取る巻取り手段28とから成っている。この
従来技術の撚線機においては、撚線作業を開始する際
に、撚線22となるべき一部の複数の素線21を撚口ダ
イス12、ガイドロール28A、弓状撚線ガイド18、
ガイドロール28B、導体圧縮装置24に線通しし、撚
線引取手段26により引取って巻取り手段28に線掛し
た後、弓状撚線ガイド18を回転させて素線21を撚り
合わせながら、更に他の素線21を順次撚口ダイス1
2、弓状撚線ガイド18、導体圧縮装置24に線通しす
ることにより、撚線作業を開始していた。
基体14に回転自在に支持され端部に撚口ダイス12を
有する主軸16に両端を支えられ、ガイド駆動源20に
より駆動する前後の主軸16A、16Bの回転によって
主軸16の軸線を中心に回転し、銅線等の素線21が通
ってこの素線21を撚り合わす弓状撚線ガイド18と、
この弓状撚線ガイド18の両端に設けられたガイドロー
ル34A、34Bと、弓状撚線ガイド18の中心軸線上
に設けられ、弓状撚線ガイド18から供給された撚線2
2を圧縮する導体圧縮装置24と、主軸16B側から回
転力が伝達される伝動手段50を介して回転して導体圧
縮装置24により圧縮された撚線22を引取る撚線引取
手段26と、この撚線引取手段26により引取られた撚
線22を巻取る巻取り手段28とから成っている。この
従来技術の撚線機においては、撚線作業を開始する際
に、撚線22となるべき一部の複数の素線21を撚口ダ
イス12、ガイドロール28A、弓状撚線ガイド18、
ガイドロール28B、導体圧縮装置24に線通しし、撚
線引取手段26により引取って巻取り手段28に線掛し
た後、弓状撚線ガイド18を回転させて素線21を撚り
合わせながら、更に他の素線21を順次撚口ダイス1
2、弓状撚線ガイド18、導体圧縮装置24に線通しす
ることにより、撚線作業を開始していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、各素線21を導体圧縮装置24に線通しする際、
回転する弓状撚線ガイド18が描く軌跡の内部に直接手
を入れることはできないため、線通し作業の度に弓状撚
線ガイド18の回転を停止させる必要があった。一方、
作業者の安全性を確保するために、弓状撚線ガイド18
の回転を停止すると、それと同時に撚線引取手段26の
回転も停止するので、撚線22を引取りながら、線通し
することができなかった。このため、線通し作業の効率
が非常に悪く、一方、撚線22を引取ながら線通しする
ため弓状撚線ガイド18を回転させると、作業者が怪我
をするおそれがあった。
では、各素線21を導体圧縮装置24に線通しする際、
回転する弓状撚線ガイド18が描く軌跡の内部に直接手
を入れることはできないため、線通し作業の度に弓状撚
線ガイド18の回転を停止させる必要があった。一方、
作業者の安全性を確保するために、弓状撚線ガイド18
の回転を停止すると、それと同時に撚線引取手段26の
回転も停止するので、撚線22を引取りながら、線通し
することができなかった。このため、線通し作業の効率
が非常に悪く、一方、撚線22を引取ながら線通しする
ため弓状撚線ガイド18を回転させると、作業者が怪我
をするおそれがあった。
【0004】本発明の目的は、上記の欠点を回避するた
め、弓状撚線ガイドを回転させることなく引取手段を駆
動させることにより、効率的かつ安全に撚線の線通し作
業及びそれに伴う撚線の引取作業を行うことができる撚
線機を提供することにある。
め、弓状撚線ガイドを回転させることなく引取手段を駆
動させることにより、効率的かつ安全に撚線の線通し作
業及びそれに伴う撚線の引取作業を行うことができる撚
線機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、基体に回転自在に支持された前後の主
軸に両端を支えられ主軸の軸線を中心に回転する弓状撚
線ガイドと、この弓状撚線ガイドを回転駆動するガイド
駆動源と、弓状撚線ガイドが描く軌跡の中に設けられ弓
状撚線ガイドから供給された撚線を圧縮する導体圧縮装
置と、主軸側から回転力が伝達される伝動手段を介して
回転して導体圧縮装置により圧縮された撚線を引取る撚
線引取手段と、この撚線引取手段により引取られた撚線
が巻取られる巻取り手段とから成る撚線機において、弓
状撚線ガイドが描く軌跡の内部に設けられた内部駆動源
と、伝動手段の途中に設けられ撚線引取手段をガイド駆
動源と内部駆動源のいずれかに選択的に接続するクラッ
チ手段と、このクラッチ手段を制御する制御手段を備え
たことを特徴とする撚線機を提供するものである。
解決するために、基体に回転自在に支持された前後の主
軸に両端を支えられ主軸の軸線を中心に回転する弓状撚
線ガイドと、この弓状撚線ガイドを回転駆動するガイド
駆動源と、弓状撚線ガイドが描く軌跡の中に設けられ弓
状撚線ガイドから供給された撚線を圧縮する導体圧縮装
置と、主軸側から回転力が伝達される伝動手段を介して
回転して導体圧縮装置により圧縮された撚線を引取る撚
線引取手段と、この撚線引取手段により引取られた撚線
が巻取られる巻取り手段とから成る撚線機において、弓
状撚線ガイドが描く軌跡の内部に設けられた内部駆動源
と、伝動手段の途中に設けられ撚線引取手段をガイド駆
動源と内部駆動源のいずれかに選択的に接続するクラッ
チ手段と、このクラッチ手段を制御する制御手段を備え
たことを特徴とする撚線機を提供するものである。
【0006】
【作用】本発明の装置は、このように撚線引取手段の駆
動源として、ガイド駆動源の他に内部駆動源を設け、ク
ラッチ手段の切替によって撚線引取手段を、いずれかの
動力源に選択的に接続することができるため、撚線の線
通し作業をする場合には、弓状撚線ガイドではなく、内
部駆動源から回転力を付与することにより、弓状撚線ガ
イドを回転させることなく撚線引取手段を駆動すること
ができるので、撚線の線通し作業及びそれに伴う撚線の
引取作業を効率的に行うことができ、かつ弓状撚線ガイ
ドが作業者に干渉することがないため、安全性が高ま
る。
動源として、ガイド駆動源の他に内部駆動源を設け、ク
ラッチ手段の切替によって撚線引取手段を、いずれかの
動力源に選択的に接続することができるため、撚線の線
通し作業をする場合には、弓状撚線ガイドではなく、内
部駆動源から回転力を付与することにより、弓状撚線ガ
イドを回転させることなく撚線引取手段を駆動すること
ができるので、撚線の線通し作業及びそれに伴う撚線の
引取作業を効率的に行うことができ、かつ弓状撚線ガイ
ドが作業者に干渉することがないため、安全性が高ま
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明の撚線機10を示し、この
撚線機10は、基体14に回転自在に支持され端部に撚
口ダイス12を有する主軸16に両端を支えられ前後の
主軸16の回転によって主軸16の軸線を中心に回転す
る中空の弓状撚線ガイド18と、この弓状撚線ガイド1
8を回転駆動させるガイド駆動源20と、弓状撚線ガイ
ド18の入口側と出口側に設けられて線を案内するガイ
ドロール34A、34Bと、弓状撚線ガイド18が描く
軌跡の中に設けられ弓状撚線ガイド18から供給された
撚線22を圧縮する導体圧縮装置24と、この導体圧縮
装置24により圧縮された撚線22を引取る撚線引取手
段26と、この撚線引取手段26により引取られた撚線
22が巻取られる巻取り手段28とを備えている。導体
圧縮装置24と撚線引取手段26と巻取り手段28と
は、主軸16に相対的に回転自在に支持された静止枠3
0に支持されている。
ると、図1及び図2は本発明の撚線機10を示し、この
撚線機10は、基体14に回転自在に支持され端部に撚
口ダイス12を有する主軸16に両端を支えられ前後の
主軸16の回転によって主軸16の軸線を中心に回転す
る中空の弓状撚線ガイド18と、この弓状撚線ガイド1
8を回転駆動させるガイド駆動源20と、弓状撚線ガイ
ド18の入口側と出口側に設けられて線を案内するガイ
ドロール34A、34Bと、弓状撚線ガイド18が描く
軌跡の中に設けられ弓状撚線ガイド18から供給された
撚線22を圧縮する導体圧縮装置24と、この導体圧縮
装置24により圧縮された撚線22を引取る撚線引取手
段26と、この撚線引取手段26により引取られた撚線
22が巻取られる巻取り手段28とを備えている。導体
圧縮装置24と撚線引取手段26と巻取り手段28と
は、主軸16に相対的に回転自在に支持された静止枠3
0に支持されている。
【0008】撚口ダイス12は、図2に示すように、前
方の主軸16Aの入口側に一体に取付けられ、主軸16
Aと共に回転するようになっている。尚、この撚口ダイ
ス12は主軸16Aの手前側に別のブラケットにより取
付け、必要により主軸16A及び弓状撚線ガイド18と
同期して回転させるようにしてもよい。この撚口ダイス
12を通過し弓状撚線ガイド18の中を貫通する素線2
1は、撚口ダイス12の中心軸線を支点として弓状撚線
ガイド18が回転することにより撚られるが、撚口ダイ
ス12Aとガイドロール34Bにより2度撚りされて、
撚線22を形成する。なお、図1及び図2において、符
号32は撚線22を構成すべき各素線21を整列して順
次送り出す目板、符号36は巻取り手段28の巻取りド
ラム28Aを駆動する巻取りモーターを示す。また、素
線21としては、例えば、直径1.6mm〜2.6mm
の7本の銅線が用いられ、外径が4.8mm〜2.6m
mの撚線22が形成される。
方の主軸16Aの入口側に一体に取付けられ、主軸16
Aと共に回転するようになっている。尚、この撚口ダイ
ス12は主軸16Aの手前側に別のブラケットにより取
付け、必要により主軸16A及び弓状撚線ガイド18と
同期して回転させるようにしてもよい。この撚口ダイス
12を通過し弓状撚線ガイド18の中を貫通する素線2
1は、撚口ダイス12の中心軸線を支点として弓状撚線
ガイド18が回転することにより撚られるが、撚口ダイ
ス12Aとガイドロール34Bにより2度撚りされて、
撚線22を形成する。なお、図1及び図2において、符
号32は撚線22を構成すべき各素線21を整列して順
次送り出す目板、符号36は巻取り手段28の巻取りド
ラム28Aを駆動する巻取りモーターを示す。また、素
線21としては、例えば、直径1.6mm〜2.6mm
の7本の銅線が用いられ、外径が4.8mm〜2.6m
mの撚線22が形成される。
【0009】弓状撚線ガイド18は、ガイド駆動源20
から伝動手段38を介して回転力が付与される。図示の
実施例では、このガイド駆動源20は、メインモーター
40から成っている。すなわち、伝動手段38は、メイ
ンモーター40からモーター側伝動ベルト42を介して
回転力が付与されるラインシャフト44と、このライン
シャフト44と平行に設けられた主軸16に回転力を伝
達するタイミングベルト46とから成り、この主軸16
が弓状撚線ガイド18を回転させる。
から伝動手段38を介して回転力が付与される。図示の
実施例では、このガイド駆動源20は、メインモーター
40から成っている。すなわち、伝動手段38は、メイ
ンモーター40からモーター側伝動ベルト42を介して
回転力が付与されるラインシャフト44と、このライン
シャフト44と平行に設けられた主軸16に回転力を伝
達するタイミングベルト46とから成り、この主軸16
が弓状撚線ガイド18を回転させる。
【0010】導体圧縮装置24は、弓状撚線ガイド18
から介して供給された撚線22を圧縮する圧縮ダイスか
ら成り、図3に示すように、撚線22を構成する各素線
21間の隙間をなくし、撚線22全体の占積率を向上さ
せる働きを有する。
から介して供給された撚線22を圧縮する圧縮ダイスか
ら成り、図3に示すように、撚線22を構成する各素線
21間の隙間をなくし、撚線22全体の占積率を向上さ
せる働きを有する。
【0011】撚口ダイス12及び導体圧縮装置24の圧
縮ダイスに撚線22を構成すべき各素線21を順次線通
しする際には、これらの素線21を1本づつ又は数本づ
つこれらのダイスに通して行うが、特に圧縮ダイスに通
す場合には、弓状撚線ガイド18の回転を停止し、弓状
撚線ガイド18が描く軌跡の中にある導体圧縮装置24
の圧縮ダイスの手前で、撚り合わされた各素線21のう
ち、外側の素線21をほぐして、各素線21を整列させ
ることにより、導体圧縮装置24に案内する。
縮ダイスに撚線22を構成すべき各素線21を順次線通
しする際には、これらの素線21を1本づつ又は数本づ
つこれらのダイスに通して行うが、特に圧縮ダイスに通
す場合には、弓状撚線ガイド18の回転を停止し、弓状
撚線ガイド18が描く軌跡の中にある導体圧縮装置24
の圧縮ダイスの手前で、撚り合わされた各素線21のう
ち、外側の素線21をほぐして、各素線21を整列させ
ることにより、導体圧縮装置24に案内する。
【0012】撚線引取手段26は、図示の実施例では、
図2に示すように、上下に配置された2つのキャプスタ
ン48から成っている。このキャプスタン48は、弓状
撚線ガイド18の主軸16から回転力が伝達される伝動
手段50を介して回転し、撚線22を引取る。この伝動
手段50は、図1に示すように、主軸16に取付けられ
て弓状撚線ガイド18と共に回転する駆動歯車52A
と、この駆動歯車52Aに噛み合う従動歯車52Bと、
この従動歯車52Bからベベルギヤ54及び減速機56
を介して駆動される伝動軸58と、この伝動軸58から
伝動ベルト60を介して回転され中間軸62に回転自在
に支持されたガイド側スプロケット64と、中間軸62
から相互に噛み合う2つの交換歯車66A、66Bを介
して駆動されキャプスタン48を回転させるキャプスタ
ン軸68とを有している。
図2に示すように、上下に配置された2つのキャプスタ
ン48から成っている。このキャプスタン48は、弓状
撚線ガイド18の主軸16から回転力が伝達される伝動
手段50を介して回転し、撚線22を引取る。この伝動
手段50は、図1に示すように、主軸16に取付けられ
て弓状撚線ガイド18と共に回転する駆動歯車52A
と、この駆動歯車52Aに噛み合う従動歯車52Bと、
この従動歯車52Bからベベルギヤ54及び減速機56
を介して駆動される伝動軸58と、この伝動軸58から
伝動ベルト60を介して回転され中間軸62に回転自在
に支持されたガイド側スプロケット64と、中間軸62
から相互に噛み合う2つの交換歯車66A、66Bを介
して駆動されキャプスタン48を回転させるキャプスタ
ン軸68とを有している。
【0013】本発明の撚線機10は、更に、弓状撚線ガ
イド18が描く軌跡の内部に設けられ静止枠30に支持
された内部駆動源70と、伝動手段50の途中に設けら
れ撚線引取手段24をガイド駆動源20と内部駆動源7
0のいずれかに選択的に接続するクラッチ手段72と、
このクラッチ手段72を制御する図示しない制御手段と
を備えている。
イド18が描く軌跡の内部に設けられ静止枠30に支持
された内部駆動源70と、伝動手段50の途中に設けら
れ撚線引取手段24をガイド駆動源20と内部駆動源7
0のいずれかに選択的に接続するクラッチ手段72と、
このクラッチ手段72を制御する図示しない制御手段と
を備えている。
【0014】内部駆動源70は、図示の実施例では、内
部モーター74から成り、この内部モーター74は、図
1に示すように、内部モーター74により回転する内部
駆動歯車76と、ガイド側スプロケット64に対面する
ように中間軸62に回転自在に支持された内部駆動源側
スプロケット78及びクラッチ手段72を介して、撚線
引取手段26へ回転力を付与する。クラッチ手段72
は、両端に噛み合い爪を有し中間軸62にスライドキー
結合され中間軸62と共に回転しながら軸方向へも移動
可能な単体のクラッチ80から成っている。このクラッ
チ80は、ガイド側スプロケット64から離れ内部駆動
源側スプロケット78に噛み合うと、中間軸62がガイ
ド側スプロケット64から機械的に遮断されるため、ガ
イド側スプロケット64は空回りしガイド駆動源20か
らの回転力が遮断されると共に、内部駆動源70からの
回転力がクラッチ80を介して中間軸62に伝わり、内
部駆動源70である内部モーター74から撚線引取手段
26へ回転力が伝達される。一方、このクラッチ80
が、内部駆動源側スプロケット78から離れガイド側ス
プロケット64に噛み合うと、内部駆動源70からの回
転力が遮断されると共に、ガイド駆動源20からの回転
力が中間軸62に伝わり、ガイド駆動源20から撚線引
取手段26へ回転力が伝達される。
部モーター74から成り、この内部モーター74は、図
1に示すように、内部モーター74により回転する内部
駆動歯車76と、ガイド側スプロケット64に対面する
ように中間軸62に回転自在に支持された内部駆動源側
スプロケット78及びクラッチ手段72を介して、撚線
引取手段26へ回転力を付与する。クラッチ手段72
は、両端に噛み合い爪を有し中間軸62にスライドキー
結合され中間軸62と共に回転しながら軸方向へも移動
可能な単体のクラッチ80から成っている。このクラッ
チ80は、ガイド側スプロケット64から離れ内部駆動
源側スプロケット78に噛み合うと、中間軸62がガイ
ド側スプロケット64から機械的に遮断されるため、ガ
イド側スプロケット64は空回りしガイド駆動源20か
らの回転力が遮断されると共に、内部駆動源70からの
回転力がクラッチ80を介して中間軸62に伝わり、内
部駆動源70である内部モーター74から撚線引取手段
26へ回転力が伝達される。一方、このクラッチ80
が、内部駆動源側スプロケット78から離れガイド側ス
プロケット64に噛み合うと、内部駆動源70からの回
転力が遮断されると共に、ガイド駆動源20からの回転
力が中間軸62に伝わり、ガイド駆動源20から撚線引
取手段26へ回転力が伝達される。
【0015】図示しない制御手段としては、例えば、コ
ンピューター制御回路を用いることができ、クラッチ8
0をガイド側スプロケット64又は内部駆動源側スプロ
ケット78のいずれかに噛み合わせて、撚線引取手段2
6がガイド駆動源20により回転するか、又は内部駆動
源70により回転するかのいずれかに選択するようにク
ラッチ80を制御する。この場合、通常の撚線引取作業
を行う場合には、クラッチ80を内部駆動源側スプロケ
ット78から離しガイド側スプロケット64に噛み合わ
せ、ガイド側駆動源20であるメインモーター40によ
り駆動される弓状撚線ガイド18から回転力を取り出し
て撚線引取手段26を回転させる。また、導体圧縮装置
24に撚線22を線通しする場合には、クラッチ80を
ガイド側スプロケット64から離し内部駆動源側スプロ
ケット78に切替え、内部駆動源70である内部モータ
ー74により撚線引取手段26を回転させる。従って、
この場合には、弓状撚線ガイド18を回転させることな
く、導体圧縮装置24への撚線22の線通し作業を行う
ことができる。
ンピューター制御回路を用いることができ、クラッチ8
0をガイド側スプロケット64又は内部駆動源側スプロ
ケット78のいずれかに噛み合わせて、撚線引取手段2
6がガイド駆動源20により回転するか、又は内部駆動
源70により回転するかのいずれかに選択するようにク
ラッチ80を制御する。この場合、通常の撚線引取作業
を行う場合には、クラッチ80を内部駆動源側スプロケ
ット78から離しガイド側スプロケット64に噛み合わ
せ、ガイド側駆動源20であるメインモーター40によ
り駆動される弓状撚線ガイド18から回転力を取り出し
て撚線引取手段26を回転させる。また、導体圧縮装置
24に撚線22を線通しする場合には、クラッチ80を
ガイド側スプロケット64から離し内部駆動源側スプロ
ケット78に切替え、内部駆動源70である内部モータ
ー74により撚線引取手段26を回転させる。従って、
この場合には、弓状撚線ガイド18を回転させることな
く、導体圧縮装置24への撚線22の線通し作業を行う
ことができる。
【0016】次に、本発明の撚線機10の使用状態につ
いて説明すると、まず、撚線22を構成すべき一部の複
数の素線21を、撚口ダイス12、弓状撚線ガイド1
8、導体圧縮装置24の順に線通しした後、撚線引取手
段26により引き取って巻取りドラム28Aに線掛けす
る。その後、メインモーター40により撚線機10を駆
動させて、撚線22を構成すべき他の素線21を順次線
通しして撚線22を形成するが、弓状撚線ガイド18が
描く軌跡の中に配置された導体圧縮装置24に撚線22
を線通しする場合には、クラッチ80をガイド側スプロ
ケット64から離して弓状撚線ガイド18の回転を停止
させると共に、クラッチ80を内部駆動源側スプロケッ
ト78に噛み合わせて撚線引取手段26の回転を維持し
ながら、撚線22の線通し作業を行う。線通し作業が終
了したら、クラッチ80を内部駆動源側スプロケット7
8から離すと共にガイド側スプロケット64に噛み合わ
せ、再び弓状撚線ガイド18を回転させることにより、
以後通常の撚り合わせ作業を行って撚線22を連続的に
形成する。尚、素線21の線通しは、一部の複数本の素
線21を線通しした後、他の残りの一部の素線21を線
通しし、これが導体圧縮装置24に達した後、更に他の
素線21を線通ししてもよいし、他の残りの素線21
と、更に他の素線21とを撚口ダイス12に順次ずらせ
て送り込んでもよい。
いて説明すると、まず、撚線22を構成すべき一部の複
数の素線21を、撚口ダイス12、弓状撚線ガイド1
8、導体圧縮装置24の順に線通しした後、撚線引取手
段26により引き取って巻取りドラム28Aに線掛けす
る。その後、メインモーター40により撚線機10を駆
動させて、撚線22を構成すべき他の素線21を順次線
通しして撚線22を形成するが、弓状撚線ガイド18が
描く軌跡の中に配置された導体圧縮装置24に撚線22
を線通しする場合には、クラッチ80をガイド側スプロ
ケット64から離して弓状撚線ガイド18の回転を停止
させると共に、クラッチ80を内部駆動源側スプロケッ
ト78に噛み合わせて撚線引取手段26の回転を維持し
ながら、撚線22の線通し作業を行う。線通し作業が終
了したら、クラッチ80を内部駆動源側スプロケット7
8から離すと共にガイド側スプロケット64に噛み合わ
せ、再び弓状撚線ガイド18を回転させることにより、
以後通常の撚り合わせ作業を行って撚線22を連続的に
形成する。尚、素線21の線通しは、一部の複数本の素
線21を線通しした後、他の残りの一部の素線21を線
通しし、これが導体圧縮装置24に達した後、更に他の
素線21を線通ししてもよいし、他の残りの素線21
と、更に他の素線21とを撚口ダイス12に順次ずらせ
て送り込んでもよい。
【0017】なお、図示の実施例では、クラッチ80、
ガイド側スプロケット64及び内部駆動源側スプロケッ
ト78をいずれも中間軸62の軸線上に設け、1つのク
ラッチにより駆動源の接続の切替を行ったが、駆動源側
スプロケット78をキャプスタン軸68に回転自在に支
持し、クラッチ手段72を、中間軸62に回転自在に支
持されたガイド側スプロケット64に噛み合うクラッチ
とキャプスタン軸68に支持された内部駆動源側スプロ
ケット78に噛み合うクラッチの2つのクラッチから構
成してもよい。
ガイド側スプロケット64及び内部駆動源側スプロケッ
ト78をいずれも中間軸62の軸線上に設け、1つのク
ラッチにより駆動源の接続の切替を行ったが、駆動源側
スプロケット78をキャプスタン軸68に回転自在に支
持し、クラッチ手段72を、中間軸62に回転自在に支
持されたガイド側スプロケット64に噛み合うクラッチ
とキャプスタン軸68に支持された内部駆動源側スプロ
ケット78に噛み合うクラッチの2つのクラッチから構
成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、撚線引
取手段の駆動源として、ガイド駆動源の他に内部駆動源
を設け、クラッチの切替により、撚線引取手段を、ガイ
ド駆動源と内部駆動源とのいずれかに選択的に接続する
ことができるため、撚線の線通し作業をする場合には、
弓状撚線ガイドから取り出された回転力ではなく、内部
駆動源から付与される回転力により、撚線引取手段を駆
動させることができ、従って弓状撚線ガイドの回転させ
ることなく撚線引取手段の駆動を維持することができる
ので、効率的に撚線の線通し作業及びそれに伴う撚線の
引取作業を行うことができ、かつ回転する弓状撚線ガイ
ドと作業者との干渉がないため、安全性が高まる実益が
ある。
取手段の駆動源として、ガイド駆動源の他に内部駆動源
を設け、クラッチの切替により、撚線引取手段を、ガイ
ド駆動源と内部駆動源とのいずれかに選択的に接続する
ことができるため、撚線の線通し作業をする場合には、
弓状撚線ガイドから取り出された回転力ではなく、内部
駆動源から付与される回転力により、撚線引取手段を駆
動させることができ、従って弓状撚線ガイドの回転させ
ることなく撚線引取手段の駆動を維持することができる
ので、効率的に撚線の線通し作業及びそれに伴う撚線の
引取作業を行うことができ、かつ回転する弓状撚線ガイ
ドと作業者との干渉がないため、安全性が高まる実益が
ある。
【図1】本発明に係る撚線機の概略上面図である。
【図2】本発明の撚線機の概略側面図である。
【図3】図3(A)は、導体圧縮装置により圧縮される
以前の撚線の断面図、図3(B)は、導体圧縮装置によ
り圧縮された後の撚線の断面図である。
以前の撚線の断面図、図3(B)は、導体圧縮装置によ
り圧縮された後の撚線の断面図である。
【図4】従来技術の撚線機の概略上面図である。
10 撚線機 12 撚口ダイス 14 基体 16 主軸 18 弓状撚線ガイド 20 ガイド駆動源 21 素線 22 撚線 24 導体圧縮装置 26 撚線引取手段 28 巻取り手段 40 メインモーター 48 キャプスタン 50 伝動手段 52 歯車 54 ベベルギア 56 減速機 58 伝動軸 60 伝動ベルト 62 中間軸 64 ガイド側スプロケット 66 交換歯車 68 キャプスタン軸 70 内部駆動源 72 クラッチ手段 74 内部モーター 76 内部駆動歯車 78 内部駆動源側スプロケット 80 クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 込山 豊 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 基体に回転自在に支持された前後の主軸
に両端を支えられ主軸の回転によって主軸の軸線を中心
に回転する中空の弓状撚線ガイドと、前記弓状撚線ガイ
ドを回転駆動するガイド駆動源と、前記弓状撚線ガイド
が描く軌跡の中に設けられ前記弓状撚線ガイドから供給
された撚線を圧縮する導体圧縮装置と、前記主軸側から
回転力が伝達される伝動手段を介して回転して前記圧縮
装置により圧縮された前記撚線を引取る撚線引取手段
と、前記撚線引取手段により引取られた前記撚線が巻取
られる巻取り手段とから成る撚線機において、前記弓状
撚線ガイドが描く軌跡の内部に設けられた内部駆動源
と、前記伝動手段の途中に設けられ前記撚線引取手段を
前記ガイド駆動源と前記内部駆動源のいずれかに選択的
に接続するクラッチ手段と、前記クラッチ手段を制御す
る制御手段を備えたことを特徴とする撚線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35184391A JPH05166427A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 撚線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35184391A JPH05166427A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 撚線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166427A true JPH05166427A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18419986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35184391A Pending JPH05166427A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 撚線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05166427A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108447622A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-08-24 | 广西和联胜电缆有限公司 | 一种电缆绞制装置 |
CN114267495A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-04-01 | 盐城市京田纺织机械有限公司 | 绞线穿线引导装置 |
CN115714050A (zh) * | 2022-10-31 | 2023-02-24 | 江苏国嘉导体技术科技有限公司 | 一种柔性铝合金导体智能调压式束绞成型装置 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP35184391A patent/JPH05166427A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108447622A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-08-24 | 广西和联胜电缆有限公司 | 一种电缆绞制装置 |
CN114267495A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-04-01 | 盐城市京田纺织机械有限公司 | 绞线穿线引导装置 |
CN114267495B (zh) * | 2021-12-23 | 2023-07-14 | 盐城市京田纺织机械有限公司 | 绞线穿线引导装置 |
CN115714050A (zh) * | 2022-10-31 | 2023-02-24 | 江苏国嘉导体技术科技有限公司 | 一种柔性铝合金导体智能调压式束绞成型装置 |
CN115714050B (zh) * | 2022-10-31 | 2023-11-28 | 江苏国嘉导体技术科技有限公司 | 一种柔性铝合金导体智能调压式束绞成型装置 |
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