JPH11117910A - ストップ部材取付用の門型ブラケット - Google Patents
ストップ部材取付用の門型ブラケットInfo
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- JPH11117910A JPH11117910A JP29943897A JP29943897A JPH11117910A JP H11117910 A JPH11117910 A JP H11117910A JP 29943897 A JP29943897 A JP 29943897A JP 29943897 A JP29943897 A JP 29943897A JP H11117910 A JPH11117910 A JP H11117910A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダバレル強度に影響されない、ストッ
パ部材取付ブラケットを得る。 【解決手段】 外部移動体６がストロークエンドでショ
ックアブソーバ２１に衝接して生じる配管用切欠部２９
（３０）の下端部Ｑを支点とするモーメントは、取付脚
部２５を固定している取付ボルト３２を介して固定側部
材１３で受ける。従って、シリンダバレル２にはなんら
荷重がかからず、シリンダバレル２の壁厚を厚くしなく
ても、ブラケット２０の強度を適宜設定することで剛性
を増すことができる。また、端部材４の給排ポート９
が、裏側面に設けてある場合でも、両側の脚部２３，２
４に配管用切欠部２９，３０が設けてあるので、全く同
じ門型ブラケット２０で外部配管が容易にできる。
パ部材取付ブラケットを得る。 【解決手段】 外部移動体６がストロークエンドでショ
ックアブソーバ２１に衝接して生じる配管用切欠部２９
（３０）の下端部Ｑを支点とするモーメントは、取付脚
部２５を固定している取付ボルト３２を介して固定側部
材１３で受ける。従って、シリンダバレル２にはなんら
荷重がかからず、シリンダバレル２の壁厚を厚くしなく
ても、ブラケット２０の強度を適宜設定することで剛性
を増すことができる。また、端部材４の給排ポート９
が、裏側面に設けてある場合でも、両側の脚部２３，２
４に配管用切欠部２９，３０が設けてあるので、全く同
じ門型ブラケット２０で外部配管が容易にできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロッドレスシリ
ンダの外部移動体のストロークエンドを決定する緩衝装
置（ショックアブソーバ）などのストッパ部材の支持ブ
ラケットに関するものである。
ンダの外部移動体のストロークエンドを決定する緩衝装
置（ショックアブソーバ）などのストッパ部材の支持ブ
ラケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６３−１９０９０９号では、シリ
ンダバレル内に軸方向移動自在に嵌装したピストンに連
結された力伝達部材をバレルのスリットを介して外部に
突出させ、その力伝達部材に外部移動体（ピストンマウ
ント）を接続し、スリットはシールバンドで塞ぐ一方、
外部移動体をシリンダバレルに形成した案内溝（案内レ
ール）で案内させ、その案内溝を上下から挾持して取付
けブラケットを取着し、その取付けブラケットにストッ
パ部材を取り付けるようにしている。また、特開平７−
１５８６１２号では、ロッドレスシリンダの左右側面に
夫々大きなＴ字状のガイド溝を形成し、これらのガイド
溝を利用して、ストッパ装置本体と、左右一対の支持ア
ームとから成るコ字状の支持ブラケットが取り付けら
れ、そのストッパ装置本体にショックアブソーバが取り
付けてある。
ンダバレル内に軸方向移動自在に嵌装したピストンに連
結された力伝達部材をバレルのスリットを介して外部に
突出させ、その力伝達部材に外部移動体（ピストンマウ
ント）を接続し、スリットはシールバンドで塞ぐ一方、
外部移動体をシリンダバレルに形成した案内溝（案内レ
ール）で案内させ、その案内溝を上下から挾持して取付
けブラケットを取着し、その取付けブラケットにストッ
パ部材を取り付けるようにしている。また、特開平７−
１５８６１２号では、ロッドレスシリンダの左右側面に
夫々大きなＴ字状のガイド溝を形成し、これらのガイド
溝を利用して、ストッパ装置本体と、左右一対の支持ア
ームとから成るコ字状の支持ブラケットが取り付けら
れ、そのストッパ装置本体にショックアブソーバが取り
付けてある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記各ストッパ部材の
取付け構造は、ストッパに外側移動体が衝接したときの
衝撃を、支持ブラケットを介してシリンダバレルが受け
ているので、シリンダバレルの変形、破損につながるお
それがあり、従って、大きな衝撃力を受けようとする
と、シリンダバレルの壁厚を厚くすることが必要となり
好ましいものではない。また、前者のものでは、外部移
動体の案内溝を上下から挾持して取付けるために、案内
面が傷むおそれががある。後者のものでは、ガイド溝を
両側面に形成することで、シリンダバレル強度の低下を
招き、一層バレルの壁厚を大きくしなければ、大きな衝
撃荷重に耐えられない。この発明は、大きな衝撃力に耐
えることのできるストッパ部材の支持ブラケットを提供
することを目的とする。また、他の課題は、支持ブラケ
ットをロッドレスシリンダの端部材と対応して設けたと
き、端部材の圧流体給排ポートが側面にあっても、外部
から配管接続できる前記支持ブラケットを得ることにあ
る。さらに別の課題は、支持ブラケットをロッドレスシ
リンダの前後の端部材と対応して設けるときに、一種類
の支持ブラケットで外部配管に容易に対応できるように
することにある。
取付け構造は、ストッパに外側移動体が衝接したときの
衝撃を、支持ブラケットを介してシリンダバレルが受け
ているので、シリンダバレルの変形、破損につながるお
それがあり、従って、大きな衝撃力を受けようとする
と、シリンダバレルの壁厚を厚くすることが必要となり
好ましいものではない。また、前者のものでは、外部移
動体の案内溝を上下から挾持して取付けるために、案内
面が傷むおそれががある。後者のものでは、ガイド溝を
両側面に形成することで、シリンダバレル強度の低下を
招き、一層バレルの壁厚を大きくしなければ、大きな衝
撃荷重に耐えられない。この発明は、大きな衝撃力に耐
えることのできるストッパ部材の支持ブラケットを提供
することを目的とする。また、他の課題は、支持ブラケ
ットをロッドレスシリンダの端部材と対応して設けたと
き、端部材の圧流体給排ポートが側面にあっても、外部
から配管接続できる前記支持ブラケットを得ることにあ
る。さらに別の課題は、支持ブラケットをロッドレスシ
リンダの前後の端部材と対応して設けるときに、一種類
の支持ブラケットで外部配管に容易に対応できるように
することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、
本発明では、ロッドレスシリンダの外部移動体のストロ
−クエンドを定めるストップ部材を取り付けるための支
持ブラケットであって、外部移動体と対向してストップ
部材を取り付けるストップ部材取付部と、そのストップ
部材取付部の両側からロッドレスシリンダの側面と対向
してロッドレスシリンダの固定側部材への取付面方向へ
伸びる一対の脚部とを備え、それら一対の脚部は、夫
々、取付け状態で外部移動体側に伸びる取付脚部と含
み、それらの取付脚部の下面を固定側部材への取付面と
して、ロッドレスシリンダと切り離して固定側部材に取
付けるようにした門型ブラケットであることを特徴とす
る（請求項１）。この構成では、外部移動体が衝接した
ときの荷重は、固定側部材に固着されている門型のブラ
ケットを介して固定側部材で受け止められるから、シリ
ンダバレルになんら荷重がかからない。そのため、シリ
ンダバレルの壁厚を厚くしなくても、ブラケットの強度
を適宜設定することでその剛性を増すことができ、シリ
ンダバレルの軽量化に寄与する。脚部には、端部材と対
応する位置に門型ブラケットを取り付けた時に、ロッド
レスシリンダの端部材の側面の給排ポートと対応する位
置に配管用切欠部が設けてあるとよい（請求項２）。こ
れによれば、ストロークを最大にするために、門型ブラ
ケットを端部材と対応した位置に（端部材をまたぐ位置
に）取り付けたとき、脚部の配管用切欠部を介して外部
配管が容易である。左右の脚部には、配管用切欠部が左
右対称の位置に設けてあるとなお、好ましい（請求項
３）。これによれば、シリンダバレルの前後を塞ぐ一対
の端部材（エンドキャップ）に設けられる圧流体の給排
ポートは、端部材の側面に設けられる場合には、同じ側
にロッドレスシリンダの長手中央線に対して対称に設け
られるか、または、一方の端部材においては、他方の端
部材と反対側の側面に設けられるので、前記形状の門型
ブラケットを一対の端部材の夫々に対応した位置に取り
付けたときには、給排ポートの形成位置に関係なく外部
から配管でき、一対の端部材に対して、１種類の形状の
門型ブラケットで対応出来る。
本発明では、ロッドレスシリンダの外部移動体のストロ
−クエンドを定めるストップ部材を取り付けるための支
持ブラケットであって、外部移動体と対向してストップ
部材を取り付けるストップ部材取付部と、そのストップ
部材取付部の両側からロッドレスシリンダの側面と対向
してロッドレスシリンダの固定側部材への取付面方向へ
伸びる一対の脚部とを備え、それら一対の脚部は、夫
々、取付け状態で外部移動体側に伸びる取付脚部と含
み、それらの取付脚部の下面を固定側部材への取付面と
して、ロッドレスシリンダと切り離して固定側部材に取
付けるようにした門型ブラケットであることを特徴とす
る（請求項１）。この構成では、外部移動体が衝接した
ときの荷重は、固定側部材に固着されている門型のブラ
ケットを介して固定側部材で受け止められるから、シリ
ンダバレルになんら荷重がかからない。そのため、シリ
ンダバレルの壁厚を厚くしなくても、ブラケットの強度
を適宜設定することでその剛性を増すことができ、シリ
ンダバレルの軽量化に寄与する。脚部には、端部材と対
応する位置に門型ブラケットを取り付けた時に、ロッド
レスシリンダの端部材の側面の給排ポートと対応する位
置に配管用切欠部が設けてあるとよい（請求項２）。こ
れによれば、ストロークを最大にするために、門型ブラ
ケットを端部材と対応した位置に（端部材をまたぐ位置
に）取り付けたとき、脚部の配管用切欠部を介して外部
配管が容易である。左右の脚部には、配管用切欠部が左
右対称の位置に設けてあるとなお、好ましい（請求項
３）。これによれば、シリンダバレルの前後を塞ぐ一対
の端部材（エンドキャップ）に設けられる圧流体の給排
ポートは、端部材の側面に設けられる場合には、同じ側
にロッドレスシリンダの長手中央線に対して対称に設け
られるか、または、一方の端部材においては、他方の端
部材と反対側の側面に設けられるので、前記形状の門型
ブラケットを一対の端部材の夫々に対応した位置に取り
付けたときには、給排ポートの形成位置に関係なく外部
から配管でき、一対の端部材に対して、１種類の形状の
門型ブラケットで対応出来る。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１に示すロッドレスシリンダ１
の基本的構成は周知のもので、シリンダバレル２の両端
を端部材（エンドキャップ）３，４で塞ぎ、エンドキャ
ップ３，４間に形成したシリンダ室に長手方向移動自在
にピストン５を嵌装し、そのピストン５の動きをシリン
ダバレル２の長手に沿って形成されたスリット（図示な
し）を通るピストン５と一体的な力伝達部５ａを介して
バレル外側の外部移動体６に機械的に伝えて、外部移動
体６を往復移動させるもので、前記スリットは、内側シ
ールバンド（図示なし）と外側シールバンド７で塞がれ
ている。一対の端部材３，４の、同じ側の側面３Ａ，４
Ａには、シリンダバレル２の長手中央線Ｌに対して対称
な位置に、前記ピストン５で区画された前後シリンダ室
Ａ，Ｂに圧流体を給排して、ピストン５を移動させるた
めの給排ポート８，９が設けてある。このようなロッド
レスシリンダ１は、端部材３，４に上下方向に設けた取
付けねじ孔１０に取付けボルト１１を挿通し、固定側部
材１３に端部材３，４の下面（取付面）１２を当て付け
て固着される。
の基本的構成は周知のもので、シリンダバレル２の両端
を端部材（エンドキャップ）３，４で塞ぎ、エンドキャ
ップ３，４間に形成したシリンダ室に長手方向移動自在
にピストン５を嵌装し、そのピストン５の動きをシリン
ダバレル２の長手に沿って形成されたスリット（図示な
し）を通るピストン５と一体的な力伝達部５ａを介して
バレル外側の外部移動体６に機械的に伝えて、外部移動
体６を往復移動させるもので、前記スリットは、内側シ
ールバンド（図示なし）と外側シールバンド７で塞がれ
ている。一対の端部材３，４の、同じ側の側面３Ａ，４
Ａには、シリンダバレル２の長手中央線Ｌに対して対称
な位置に、前記ピストン５で区画された前後シリンダ室
Ａ，Ｂに圧流体を給排して、ピストン５を移動させるた
めの給排ポート８，９が設けてある。このようなロッド
レスシリンダ１は、端部材３，４に上下方向に設けた取
付けねじ孔１０に取付けボルト１１を挿通し、固定側部
材１３に端部材３，４の下面（取付面）１２を当て付け
て固着される。
【０００６】このようなロッドレスシリンダ１におい
て、前記外部移動体６のストロークを規制するためのス
トップ部材（ここでは、ショックアブソ−バ）を取り付
けるための支持ブラケットは、図３に示すように、ロッ
ドレスシリンダ１の端部材３，４の外形に倣ってこれを
またぐことができるように全体が門型形状を成す門側ブ
ラケット２０となっている。即ち、前記外部移動体６と
対向してストップ部材２１を取り付けるために、ロッド
レスシリンダ１の幅方向に、ロッドレスシリンダ１の端
部材３，４の側面３Ａ，３Ｂ（４Ａ，ＡＢ）より側方ま
で伸びるストップ部材取付部２２と、そのストップ部材
取付部２２の両側からロッドレスシリンダ１の端部材
３，４の両側面３Ａ，３Ｂ（４Ａ，４Ｂ）と対向してロ
ッドレスシリンダの固定側部材１３への前記取付面１２
方向へ伸びる一対の脚部２３，２４とを備えている。そ
れら一対の脚部２３，２４は、夫々、取付け状態で外部
移動体６側に伸びる取付脚部２５を一体に形成してあ
り、取付脚部２５には、夫々取付ボルト孔２６が形成し
てある。それらの取付脚部２５の下面は固定側部材１３
との取付面２７となっている。前記ストップ部材取付部
２２には、ストップ部材２１を螺合するための雌ねじ２
８が形成してある。また、前記一方の脚部２３には、門
型ブラケット２０の軸方向外端面２０Ｅと端部材４の軸
方向外端面４Ｅとを同一面として配置したときに、前記
給排ポート９と対向する位置に、配管用切欠部２９が形
成され、他方の脚部２４にも、ロッドレスシリンダの軸
線を含む鉛直平面Ｐに対して全く対称な位置に同様の配
管用切欠部３０が形成されている。各取付脚部２５の内
側には、シリンダバレル２の側面に長手に形成されたピ
ストン位置検出用のセンサ取付け溝と対応する位置に、
センサのコードを外部に引出すための浅い溝３１が形成
されている。
て、前記外部移動体６のストロークを規制するためのス
トップ部材（ここでは、ショックアブソ−バ）を取り付
けるための支持ブラケットは、図３に示すように、ロッ
ドレスシリンダ１の端部材３，４の外形に倣ってこれを
またぐことができるように全体が門型形状を成す門側ブ
ラケット２０となっている。即ち、前記外部移動体６と
対向してストップ部材２１を取り付けるために、ロッド
レスシリンダ１の幅方向に、ロッドレスシリンダ１の端
部材３，４の側面３Ａ，３Ｂ（４Ａ，ＡＢ）より側方ま
で伸びるストップ部材取付部２２と、そのストップ部材
取付部２２の両側からロッドレスシリンダ１の端部材
３，４の両側面３Ａ，３Ｂ（４Ａ，４Ｂ）と対向してロ
ッドレスシリンダの固定側部材１３への前記取付面１２
方向へ伸びる一対の脚部２３，２４とを備えている。そ
れら一対の脚部２３，２４は、夫々、取付け状態で外部
移動体６側に伸びる取付脚部２５を一体に形成してあ
り、取付脚部２５には、夫々取付ボルト孔２６が形成し
てある。それらの取付脚部２５の下面は固定側部材１３
との取付面２７となっている。前記ストップ部材取付部
２２には、ストップ部材２１を螺合するための雌ねじ２
８が形成してある。また、前記一方の脚部２３には、門
型ブラケット２０の軸方向外端面２０Ｅと端部材４の軸
方向外端面４Ｅとを同一面として配置したときに、前記
給排ポート９と対向する位置に、配管用切欠部２９が形
成され、他方の脚部２４にも、ロッドレスシリンダの軸
線を含む鉛直平面Ｐに対して全く対称な位置に同様の配
管用切欠部３０が形成されている。各取付脚部２５の内
側には、シリンダバレル２の側面に長手に形成されたピ
ストン位置検出用のセンサ取付け溝と対応する位置に、
センサのコードを外部に引出すための浅い溝３１が形成
されている。
【０００７】ロッドレスシリンダ１の外部移動体６のス
トローク端を最大ストロークで規制する場合、各端部材
３，４において、図１，４に示すように、前記門型ブラ
ケット２０の軸方向外側端面２０Ｅを、前後一対の端部
材３，４の軸方向外側端面３Ｅ，４Ｅと同一面として、
端部材３，４の上側をまたぐように配置し、前記のよう
に、端部材３，４の取付ねじ孔１０を利用して固定側部
材１３へ固着されているロッドレスシリンダ１と全く別
に、取付脚部２５の取付ボルト孔２６に挿通した取付ボ
ルト３２で夫々固定側部材１３に固着する。この状態で
は、端部材４においては、脚部２３の配管用切欠部２９
が給排ポート９と、また、端部材３においては脚部２４
の配管用切欠部３０が給排ポート８と夫々一致するの
で、外部から、これらの給排ポート８，９へ容易に配管
できる。そして、各門型ブラケット２０の雌ねじ２８に
ショックアブソーバ２１が螺合され、ショックアブソ−
バ２１の高さ位置と対向する位置に衝接部材３５を備え
た外部補助部材３６が、前記外部移動体６上に固着して
ある。
トローク端を最大ストロークで規制する場合、各端部材
３，４において、図１，４に示すように、前記門型ブラ
ケット２０の軸方向外側端面２０Ｅを、前後一対の端部
材３，４の軸方向外側端面３Ｅ，４Ｅと同一面として、
端部材３，４の上側をまたぐように配置し、前記のよう
に、端部材３，４の取付ねじ孔１０を利用して固定側部
材１３へ固着されているロッドレスシリンダ１と全く別
に、取付脚部２５の取付ボルト孔２６に挿通した取付ボ
ルト３２で夫々固定側部材１３に固着する。この状態で
は、端部材４においては、脚部２３の配管用切欠部２９
が給排ポート９と、また、端部材３においては脚部２４
の配管用切欠部３０が給排ポート８と夫々一致するの
で、外部から、これらの給排ポート８，９へ容易に配管
できる。そして、各門型ブラケット２０の雌ねじ２８に
ショックアブソーバ２１が螺合され、ショックアブソ−
バ２１の高さ位置と対向する位置に衝接部材３５を備え
た外部補助部材３６が、前記外部移動体６上に固着して
ある。
【０００８】外部移動体６の移動で衝接部材３５がスト
ロークエンドでショックアブソーバ２１に衝接すると、
その荷重は配管用切欠部２９（３０）の下端部Ｑを支点
とするモーメントを生じ、そのモーメントは取付脚部２
５を固定している取付ボルト３２に引っ張り荷重として
作用して、固定側部材１３で受けることになるので、シ
リンダバレル２にはなんら荷重がかからない。そのた
め、シリンダバレル２の壁厚を厚くしなくても、ブラケ
ット２０の強度を適宜設定することでその剛性を増すこ
とができ、シリンダバレル２を軽量化できる。また、例
えば、端部材４の給排ポート９が、図１で示す側面４Ａ
でなく、反対側の側面４Ｂで側面４Ａに設けた場合の給
排ポートの丁度裏側位置に設けてある場合でも、前記の
ように両側の脚部２３，２４に配管用切欠部２９，３０
が設けてある本実施形態では、全く同じ門型ブラケット
２０で対応できる。
ロークエンドでショックアブソーバ２１に衝接すると、
その荷重は配管用切欠部２９（３０）の下端部Ｑを支点
とするモーメントを生じ、そのモーメントは取付脚部２
５を固定している取付ボルト３２に引っ張り荷重として
作用して、固定側部材１３で受けることになるので、シ
リンダバレル２にはなんら荷重がかからない。そのた
め、シリンダバレル２の壁厚を厚くしなくても、ブラケ
ット２０の強度を適宜設定することでその剛性を増すこ
とができ、シリンダバレル２を軽量化できる。また、例
えば、端部材４の給排ポート９が、図１で示す側面４Ａ
でなく、反対側の側面４Ｂで側面４Ａに設けた場合の給
排ポートの丁度裏側位置に設けてある場合でも、前記の
ように両側の脚部２３，２４に配管用切欠部２９，３０
が設けてある本実施形態では、全く同じ門型ブラケット
２０で対応できる。
【０００９】外部移動体６のストロークを変更したいと
きには、固定側部材１３側に設けられる、門型ブラケッ
ト２０の取付けねじ孔の位置を適宜所望の位置に変更
し、そのねじ孔を利用して、門型ブラケット２０を固着
すれば良い（図５）。ロッドレスシリンダ１を固着する
固定側部材１３に、前記門型ブラケット２０の取付脚部
２５と対応して、ロッドレスシリンダ１の長手に沿うＴ
ナット、ボルト用のＴ溝が形成されていると、ストロー
ク変更が頻繁な場合でも、対応が容易である。
きには、固定側部材１３側に設けられる、門型ブラケッ
ト２０の取付けねじ孔の位置を適宜所望の位置に変更
し、そのねじ孔を利用して、門型ブラケット２０を固着
すれば良い（図５）。ロッドレスシリンダ１を固着する
固定側部材１３に、前記門型ブラケット２０の取付脚部
２５と対応して、ロッドレスシリンダ１の長手に沿うＴ
ナット、ボルト用のＴ溝が形成されていると、ストロー
ク変更が頻繁な場合でも、対応が容易である。
【００１０】上記実施形態では、一対の端部材３，４の
どちらにも適用出来る形態の門型ブラケットを説明した
が、本願では、図６に示すように、一対の端部材の夫々
に専用の門型ブラケット２０Ａも含む。即ち、図６の場
合は、端部材３用のもので、前記配管用切欠部２９，３
０が左右の脚部２３，２４に対称に設けられておらず、
端部材３の給排ポート８と対応する一方の脚部、ここで
は脚部２４にのみ配管用切欠部３０が設けてある。また
取付ボルト孔２６は、切欠部３０のある側は１か所、な
い側では２個所となっている。尚、端部材４用のもの
は、図６のものと左右が対称に形成される。上記の本願
の門型ブラケットでは、その内側のコ字状壁面で囲まれ
る部分の内側に入り込むことのできるロッドレスシリン
ダであれば、適用出来るロッドレスシリンダは本願実施
形態で説明した形状のものに限らないことはいうまでも
ない。
どちらにも適用出来る形態の門型ブラケットを説明した
が、本願では、図６に示すように、一対の端部材の夫々
に専用の門型ブラケット２０Ａも含む。即ち、図６の場
合は、端部材３用のもので、前記配管用切欠部２９，３
０が左右の脚部２３，２４に対称に設けられておらず、
端部材３の給排ポート８と対応する一方の脚部、ここで
は脚部２４にのみ配管用切欠部３０が設けてある。また
取付ボルト孔２６は、切欠部３０のある側は１か所、な
い側では２個所となっている。尚、端部材４用のもの
は、図６のものと左右が対称に形成される。上記の本願
の門型ブラケットでは、その内側のコ字状壁面で囲まれ
る部分の内側に入り込むことのできるロッドレスシリン
ダであれば、適用出来るロッドレスシリンダは本願実施
形態で説明した形状のものに限らないことはいうまでも
ない。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本願発明では、外部移動体
が衝接したときの荷重は、固定側部材に固着されている
門型のブラケットを介して固定側部材で受け止められる
から、シリンダバレルになんら荷重がかからない。その
ため、シリンダバレルの壁厚を厚くしなくても、ブラケ
ットの強度を適宜設定することでその剛性を増すことが
でき、シリンダバレルの軽量化に寄与するところが大き
い効果がある。また、固定側部材への取付位置を変更す
ることで、外部移動体のストロークをその全長にわたっ
て変更できる。脚部に、端部材と対応する位置に門型ブ
ラケットを取り付けた時に、ロッドレスシリンダの端部
材の側面の給排ポートと対応する位置に配管用切欠部が
設けてあるものでは、外部移動体のストロークを最大に
するために、門型ブラケットを端部材と対応した位置に
（端部材をまたぐ位置に）取り付けたとき、脚部の配管
用切欠部を介して外部配管が容易となる。左右の脚部
に、配管用切欠部が左右対称の位置に設けられたもので
は、シリンダバレルの前後を塞ぐ一対の端部材に設けら
れる圧流体の給排ポートは、端部材の側面に設けられる
場合には、同じ側にロッドレスシリンダの長手中央線に
対して対称に設けられるか、または、一方の端部材にお
いては、他方の端部材と反対側の側面に，前記対称に設
けられる位置のちょうど反対側に設けられるので、前記
形状の門型ブラケットを一対の端部材の夫々に対応した
位置に取り付けたときには、給排ポートの形成位置に関
係なく外部から配管でき、一対の端部材に対して、１種
類の形状の門型ブラケットで対応でき、部品管理の手間
が少なくなる。
が衝接したときの荷重は、固定側部材に固着されている
門型のブラケットを介して固定側部材で受け止められる
から、シリンダバレルになんら荷重がかからない。その
ため、シリンダバレルの壁厚を厚くしなくても、ブラケ
ットの強度を適宜設定することでその剛性を増すことが
でき、シリンダバレルの軽量化に寄与するところが大き
い効果がある。また、固定側部材への取付位置を変更す
ることで、外部移動体のストロークをその全長にわたっ
て変更できる。脚部に、端部材と対応する位置に門型ブ
ラケットを取り付けた時に、ロッドレスシリンダの端部
材の側面の給排ポートと対応する位置に配管用切欠部が
設けてあるものでは、外部移動体のストロークを最大に
するために、門型ブラケットを端部材と対応した位置に
（端部材をまたぐ位置に）取り付けたとき、脚部の配管
用切欠部を介して外部配管が容易となる。左右の脚部
に、配管用切欠部が左右対称の位置に設けられたもので
は、シリンダバレルの前後を塞ぐ一対の端部材に設けら
れる圧流体の給排ポートは、端部材の側面に設けられる
場合には、同じ側にロッドレスシリンダの長手中央線に
対して対称に設けられるか、または、一方の端部材にお
いては、他方の端部材と反対側の側面に，前記対称に設
けられる位置のちょうど反対側に設けられるので、前記
形状の門型ブラケットを一対の端部材の夫々に対応した
位置に取り付けたときには、給排ポートの形成位置に関
係なく外部から配管でき、一対の端部材に対して、１種
類の形状の門型ブラケットで対応でき、部品管理の手間
が少なくなる。
【図１】本願門型ブラケットを端部材対応位置に固着し
た状態の側面図である。
た状態の側面図である。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】本願門型ブラケットの斜視図である。
【図４】図１の斜視図である。
【図５】本願門型ブラケットの長手位置を変更した状態
の側面図である。
の側面図である。
【図６】他の実施形態である。
１ ロッドレスシリンダ ３Ａ，３Ｂ，４Ａ，４Ｂ 端部材の側面 ６ 外部移動体 １２ 端部材の取付面 ２１ ストップ部材 ２２ ストップ部材取付部 ２３，２４ 脚部 ２５ 取付脚部 ２７ 脚部の取付面 ２９，３０ 配管用切欠部
Claims (3)
- 【請求項１】 ロッドレスシリンダの外部移動体のスト
ロ−クエンドを定めるストップ部材を取り付けるための
支持ブラケットであって、外部移動体と対向してストッ
プ部材を取り付けるストップ部材取付部と、そのストッ
プ部材取付部の両側からロッドレスシリンダの側面と対
向してロッドレスシリンダの固定側部材への取付面方向
へ伸びる一対の脚部とを備え、それら一対の脚部は、夫
々、取付け状態で外部移動体側に伸びる取付脚部を含
み、それらの取付脚部の下面を固定側部材ヘの取付面と
して、ロッドレスシリンダと切り離して固定側部材に取
付けるようにしたことを特徴とするストップ部材取付用
の門型ブラケット。 - 【請求項２】 脚部には、端部材と対応する位置に門型
ブラケットを取り付けた時に、ロッドレスシリンダの端
部材側面に設けた給排ポートと対応する位置に、配管用
切欠部が設けてあることを特徴とする請求項２記載のス
トップ部材取付用の門型ブラケット。 - 【請求項３】 左右の脚部には、配管用切欠部が左右対
称の位置に設けてあることを特徴とする請求項２記載の
ストップ部材取付用の門型ブラケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29943897A JP3801755B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | ストップ部材取付用の門型ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29943897A JP3801755B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | ストップ部材取付用の門型ブラケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117910A true JPH11117910A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3801755B2 JP3801755B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=17872583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29943897A Expired - Fee Related JP3801755B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | ストップ部材取付用の門型ブラケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3801755B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002339913A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Smc Corp | リニアアクチュエータ |
| US7290479B2 (en) * | 2005-01-28 | 2007-11-06 | Phd, Inc. | Stop for a slide assembly |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP29943897A patent/JP3801755B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002339913A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Smc Corp | リニアアクチュエータ |
| JP4618578B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2011-01-26 | Ｓｍｃ株式会社 | リニアアクチュエータ |
| US7290479B2 (en) * | 2005-01-28 | 2007-11-06 | Phd, Inc. | Stop for a slide assembly |
| US7290478B2 (en) * | 2005-01-28 | 2007-11-06 | Phd, Inc. | Stop for a slide assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3801755B2 (ja) | 2006-07-26 |
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