JPH11117879A - スクリュー圧縮機のケーシング構造 - Google Patents

スクリュー圧縮機のケーシング構造

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JPH11117879A
JPH11117879A JP9283395A JP28339597A JPH11117879A JP H11117879 A JPH11117879 A JP H11117879A JP 9283395 A JP9283395 A JP 9283395A JP 28339597 A JP28339597 A JP 28339597A JP H11117879 A JPH11117879 A JP H11117879A
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JP
Japan
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motor
casing
rotor
suction
end wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9283395A
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English (en)
Inventor
Masayuki Urashin
昌幸 浦新
Shigekazu Nozawa
重和 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉形圧縮機のケーシングに簡単、かつ安価な
改良を施すことにより、吸い込み量の異なる圧縮機を提
供することにある。 【解決手段】モータケーシングは前記円筒状ボアの吸い
込み側軸線方向端壁部を形成し、該端壁部は、実質的に
雄,雌のスクリューロータの吸入側端面全域がガスの吸
入通路となるよう拡張可能とすると共に、少なくとも2
種類の出力のモータを収納可能にその寸法が決められて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍,空調装置等
に用いられる密閉形スクリュー圧縮機のケーシング構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクリュー圧縮機用は、
種々の容量のものが生産されているが、圧縮機の容量
(吸い込み量)が異なる場合は、スクリューロータ、お
よびロータを収納するケーシングの寸法を変更し、また
圧縮容量に従ってモータの容量が異なるため、それぞれ
のモータ寸法毎にモータケーシングを用いていた。
【0003】これらのケーシングは、鋳造した後機械加
工して製作するのが一般的であり、鋳型,加工治具等を
それぞれに別個に必要とするため、多くの費用を必要と
する他、部品の種類も多くなることから生産管理にも多
くの労力を要していた。スクリュー圧縮機を簡単かつ安
価な方法で異なった圧縮比を得る圧縮機装置に改変する
方法としては、特公昭62−3319号公報に記載されてい
る。
【0004】しかしながら、本公知例は同一の圧縮動力
で異なった圧力比を得る方法であり、圧縮機の吸い込み
量を変更、すなわち異なった容量の圧縮機に改変して、
圧縮機を駆動するモータの容量を変更することに関して
は何ら考慮されていない。特に、モータを圧縮機ケーシ
ング内に一体に納めた冷凍,空調用の密閉形圧縮機で
は、圧縮容量を変更したときにはモータを収納するケー
シングの変更が必要であるが、このことに関しては何ら
言及されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、異
なる容量の圧縮機を生産する場合には、それぞれ異なっ
た寸法のロータ,モータ、およびそれらを収納するケー
シングが必要であった。また、前記圧縮機の動力消費を
変えることなく吐出圧力を変更する方法では、圧縮機の
容量(吸い込み量)を変更することは、可能であるが、
圧縮機の容量が変わることにより、モータの容量(寸
法)されることについては考慮されていないから、それ
ぞれのモータを収納するケーシングを生産しなければな
らなかった。
【0006】本発明の目的は、密閉形圧縮機のケーシン
グに簡単、かつ安価な改良を施すことにより、吸い込み
量の異なるスクリュー圧縮機のケーシングを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明は、軸受で回転自在に支えられ
た雄,雌のスクリューロータを収容する円筒状ボアを有
するメインケーシング、および該メインケーシングに連
結し前記スクリューロータ駆動用のモータを収納したモ
ータケーシングを有するスクリュー圧縮機において、モ
ータケーシングには前記円筒状ボアの吸い込み側軸線方
向端壁部を形成し、該端壁部は、実質的に雄,雌のスク
リューロータの吸入側端面全域がガスの吸入通路となる
よう拡張可能とすると共に、少なくとも2種類の出力の
モータを収納可能にその寸法が決定されている。
【0008】本発明の第2の発明においては、モータケ
ーシングが少なくとも2種類の出力のモータを収納可能
にその軸方向長さ寸法が決められている。
【0009】また本発明の第3の発明においては、上記
に記載の密閉形スクリュー圧縮機の容量変更方法を2段
圧縮機の低段側、あるいは高段側に用いられている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0011】図1,図2は、本発明を適用した一対の
雄,雌ロータを有する単段密閉形電動スクリュー圧縮機
の縦断面構造図であり、図1と図2の同一部分は同一符
号で示してある。
【0012】ここで、図1に示すスクリュー圧縮機は、
従来の一般的なスクリュー圧縮機と同様に、ロータの低
圧側端面部には、ロータを収納する円筒状室の軸方向部
分を区画する吸入端壁を有している。また、図2に示す
スクリュー圧縮機は、本発明による変更により、モータ
ケーシングに形成される前記円筒状ボアの吸い込み側軸
線方向端壁部を拡張し、実質的に雄,雌ロータの吸入側
端面全域がガスの吸入通路となるよう形成すると共に、
軸方向寸法の小さい、すなわち出力の小さいモータを収
納している。
【0013】スクリュー圧縮機は、モータ2を収納した
モータケーシング1,回転自在に軸受9,10で支えら
れた雄ロータ3,雌ロータ(図示されていない)を収納
する円筒状ボア11,吸入口7を形成したメインケーシ
ング4,ガス導入口6を有する吸入カバ5を有し、それ
ぞれ密封的にボルトで連結されている。
【0014】モータケーシング1には前記円筒状ボア1
1の吸い込み側軸線方向端壁部12が形成されると共
に、収納するモータの寸法に応じて加工を行うモータ固
定部13を有する。モータケーシング1に収納されたモ
ータ2は雄ロータ3の軸に直結されている。
【0015】次に、以上のように構成された本実施例の
作用について説明する。
【0016】モータ2によって雄ロータ3が駆動される
と、低圧の吸入ガスはガス導入口6からモータケーシン
グ1内に流入し、モータ2部を通って吸入ポート7から
円筒状ボア11に納められた雄ロータ3、及び雌ロータ
部に流入する。ガスは雄,雌ロータ,円筒状ボア、及び
吸入端壁により形成される圧縮空間に閉じこめられ、ロ
ータの回転に伴って圧縮されて高圧となり、吐出通路8
を通って吐き出される。
【0017】ここで、圧縮空間に閉じこめられるガスの
最大量は、ロータの寸法によって決まるが、圧縮空間の
壁を形成する吸入端壁12を改変することにより、その
量を約20%減少させることが可能である。すなわち、
図1に示す圧縮機のようにロータの歯溝空間が最大容積
になったときにその吸入側端面部を閉止するように吸入
端壁を形成すれば、最大容量が得られる。また、図2に
示す圧縮機のように吸入端壁部を改変してロータの吸入
側端面部を開放するように改変すれば、ロータ部に吸い
込まれたガスの一部が圧縮される前に吸入側端面部から
吸入ポート部へ戻るため、実際に圧縮されるガス量は最
大量の約80%となる。
【0018】図1に示す圧縮機の吸入端壁から、図2に
示す圧縮機の吸入端壁への改変は、機械加工によって削
ることにより容易に可能である。
【0019】上記のように、吸入側端面部の改変により
圧縮ガス量を減少させた場合、同一のモータを用いたの
では経済的でない、図2に示す圧縮機では、軸方向長さ
の短いモータ2を収納している。これは、モータケーシ
ング1のモータ固定部13の加工寸法を変更することに
より可能である。このため、モータ固定部の素材寸法
は、あらかじめ収納されるモータの最も長いステータを
考慮して、また、それより短いステータを収納すること
を考慮しておく必要がある。
【0020】実施例では、モータケーシング素材のモー
タ固定部Yは、該圧縮機に用いるモータの長さXより適
宜長く形成し、内径は、収納するモータ外径より適宜小
さく形成されている。該固定部をモータの収納長さに合
わせて加工することにより、異なる長さのモータを収納
することが可能であり、また加工終端部14は、モータ
のストッパとして作用する。
【0021】本実施例では、上記説明したように、同一
のケーシング、及び雄,雌ロータを用いて、加工により
ケーシングに簡単な変更を加えることで圧縮容量を変更
することができ、圧縮容量に合わせて必要な容量のモー
タを組み込むことができるから、安価な圧縮機を提供で
きる。
【0022】次に本発明の他の実施例について図面を参
照して説明する。図3は、本発明を雄,雌2対のロータ
を有する密閉形2段スクリュー圧縮機に適用した例であ
り、スクリュー圧縮機の縦断面図を示している。
【0023】図3において、モータ2を収納したモータ
ケーシング1は、低段圧縮機20と高段圧縮機21の中
間に配置されている。低段圧縮機20のメインケーシン
グ22には、円筒状ボア23,吸入ガス通路24が形成
されており、円筒状ボア23には回転自在に軸受25,
26で支えられた低段側雄ロータ25,雌ロータ(図示
されていない)が収納されている。さらに、メインケー
シング22には、スライド弁28,ロッド29,ピスト
ン30からなる容量制御機構が具備されている。メイン
ケーシング22の一端には中間吐出通路32を形成した
吐出ケーシング31が取り付けられ、低段圧縮機20
と、モータケーシング1は中間ケーシング33で連結さ
れている。
【0024】高段圧縮機21は、中間吸入ガス通路3
6,円筒状ボア38,吐出通路37が形成されており、
円筒状ボア38には、回転自在に軸受39,40で支え
られた高段側雄ロータ34,雌ロータ(図示されていな
い)が収納されている。
【0025】モータケーシング1には前記円筒状ボア3
8の吸い込み側軸線方向端壁部12が形成されると共
に、収納するモータの寸法に応じて加工を行うモータ固
定部13を有する。
【0026】モータケーシングに収納されたモータ2は
低段、および高段側雄ロータ27,34の軸に直結され
ている。モータ2によって雄ロータ27,34が駆動さ
れると、低圧の吸入ガスはガス吸入通路24から流入し
て、低段圧縮機20で中間圧力まで圧縮され、中間吐出
通路32,ケーシング33,モータケーシング1を通っ
て、中間吸入ガス通路36から高段圧縮機21に吸い込
まれる。高段圧縮機で圧縮された高圧のガスは吐出通路
37から吐き出される構成である。
【0027】本実施例の高段側圧縮機は、前記実施例の
図2と同様に、モータケーシング2に形成される前記円
筒状ボア38の吸い込み側軸線方向端壁部12を拡張
し、実質的に雄,雌ロータの吸入側端面全域がガスの吸
入通路となるよう形成すると共に、軸方向寸法の小さ
い、すなわち出力の小さいモータを収納している。
【0028】本実施例によれば、低段側圧縮機に圧縮容
量の異なる圧縮機を用いた場合でもモータケーシングに
簡単な変更を加えることにより、高段側圧縮機は、同一
の部品を用いても容量を変更できるから、部品の共用化
を図ることができ、生産性が良く、安価な圧縮機を提供
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、モー
タケーシングには前記円筒状ボアの吸い込み側軸線方向
端壁部を形成し、該端壁部は、実質的に雄,雌のスクリ
ューロータの吸入側端面全域がガスの吸入通路となるよ
う拡張可能とすると共に、少なくとも2種類の出力のモ
ータを収納可能にその寸法を決めたから、簡単な変更を
施すことにより、生産性が良く、安価な圧縮機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す密閉形電動スクリュー圧
縮機の縦断面図。
【図2】本発明の実施例とした示した密閉形電動スクリ
ュー圧縮機の縦断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す密閉形電動スクリュ
ー圧縮機の縦断面図。
【符号の説明】
1…モータケーシング、2…モータ、3,27,34…
雄ロータ、4…メインケーシング、7…吸入口、8,3
7…吐出通路、11,38…円筒状ボア、12…吸入端
壁、13…モータ固定部、20…低段圧縮機、22…高
段圧縮機、36…中間吸入ガス通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受で回転自在に支えられた雄,雌のスク
    リューロータを収容する円筒状ボアを有するメインケー
    シング、および該メインケーシングに連結し前記スクリ
    ューロータ駆動用のモータを収納したモータケーシング
    を有するスクリュー圧縮機において、モータケーシング
    には前記円筒状ボアの吸い込み側軸線方向端壁部を形成
    し、該端壁部には実質的に雄,雌のスクリューロータの
    吸入側端面全域がガスの吸入通路となるように拡張可能
    とすると共に、少なくとも2種類の出力のモータを収納
    可能な寸法にすることを特徴とするスクリュー圧縮機の
    ケーシング構造。
JP9283395A 1997-10-16 1997-10-16 スクリュー圧縮機のケーシング構造 Pending JPH11117879A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511