JPH10318175A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

スクリュー圧縮機

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JPH10318175A
JPH10318175A JP13070797A JP13070797A JPH10318175A JP H10318175 A JPH10318175 A JP H10318175A JP 13070797 A JP13070797 A JP 13070797A JP 13070797 A JP13070797 A JP 13070797A JP H10318175 A JPH10318175 A JP H10318175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
damping member
discharge chamber
delivery chamber
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP13070797A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hida
毅士 肥田
Shigekazu Nozawa
重和 野澤
Masayuki Urashin
昌幸 浦新
Hirochika Kametani
裕敬 亀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13070797A priority Critical patent/JPH10318175A/ja
Publication of JPH10318175A publication Critical patent/JPH10318175A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出ガスの圧力脈動、または圧縮機構部振動の
固体伝播による吐出チャンバ加振は圧縮機運転騒音及び
振動の主要因であり、特に吐出チャンバの固有振動周波
数とスクリューロータの噛合い周波数(及びその倍数)
が接近していると共振現象を起こし騒音振動が大きくな
る。これに対し、吐出チャンバ内にマフラ取り付け、音
響特性の異なるチャンバを画成するなどの従来技術があ
るが、構造、流路が複雑になり製造コストの増加、圧力
損失増加という問題が生じる。 【解決手段】吐出チャンバ4の振動形状に応じて、当該
振動波長の1/4の距離内に、少なくとも2ヶ所の位置
に、円環形または梁形の制振部材20または、21また
は、両方を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリュー圧縮機に
係り、特に、簡単な構造で低騒音、低振動で運転するの
に好適なスクリュー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクリュー圧縮機の吐出チャンバ
(オイルセパレータ)は例えば特開平5−332278
に開示されている如く、隔壁によりオイルセパレータ内
を、マフラ部とオイル分離装置部とに分割し、マフラ部
は互いに異なる音響特性の複数のチャンバを含む構造と
し、圧縮機の吐出流中の圧力脈動の始めの数個の高調波
を減衰させ、動作中の騒音を低減する構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記従来技
術では、部品点数が多く、構造が複雑になり、製造コス
トも増加する。更にチャンバ内の流路が複雑なため、吐
出ガスの圧力損失が増大して性能が低下するという問題
がある。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、簡単な構造により、低騒音、低
振動のスクリュー圧縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、吐出チャンバに少なくとも一つの円環
形の制振部材、または、少なくとも一つの梁形の制振部
材、または、少なくとも一つの円環形の制振部材と少な
くとも一つの梁形の制振部材の両方を取り付ける構造と
した。
【0006】更に、該制振部材の取り付け位置は、前記
吐出チャンバの胴部の固有の振動形状(固有振動モー
ド)において、該振動波長の1/4の距離内に少なくと
も2ヶ所とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
にもとづいて説明する。
【0008】図1に本発明の一実施例を示すスクリュー
圧縮機の断面構造図を示す。
【0009】スクリュー圧縮機は、互いに密封関係に接
続されたケーシング1、吸入口8を有するモータカバ
2、吐出カバ3、及び吐出口14を有する吐出チャンバ
4を有している。ケーシング1には駆動用モータ7を収
納するとともに、円筒状ボア16、及びガスを円筒状ボ
ア16に導入する吸入ポート9が形成されている。円筒
状ボア16には、ころ軸受10、11、12、及び玉軸
受13で回転可能に支えられた雄ロータ6、及び雌ロー
タ(図示せず)が互いに噛み合わせて収納され、雄ロー
タ6の軸は駆動用モータ7に直結されている。
【0010】ころ軸受12及び玉軸受13を収納する吐
出カバ3には、円筒状ボア16と吐出チャンバ4を連通
し、吐出チャンバ4に開口するガスの吐出通路15が形
成され、吐出カバ3はボルト等の手段によりケーシング
1に固定されている。また、吐出カバ3の一端には、こ
ろ軸受12及び玉軸受13を収納する軸受室17を閉止
する遮蔽板18が取り付けられている。
【0011】吐出チャンバ4の内部にはデミスタ5が設
けられ、吐出チャンバ4は吐出カバ3を包囲するように
ボルト等の手段によりケーシング1に固定され、その底
部には潤滑油19が溜められている。ケーシング1及び
吐出カバ3内には給油通路が形成されており、チャンバ
4の下部と各軸受部を連通するように構成されている。
次に、冷媒ガス及び油の流れを説明する。
【0012】モータカバ2に設けられた吸入口8から吸
入された低温、低圧の冷媒ガスは、駆動用モータ7とケ
ーシング1の間に設けられたガス通路及び、ステータ、
モータロータ間エアギャップを通過し、モータ7を冷却
した後、ケーシング1に形成された吸入ポート9から
雄、雌のスクリューロータの噛み合い歯面とケーシング
により形成される圧縮室に吸入される。その後、冷媒ガ
スは、駆動用モータ7に連結する雄ロータ6の回転と共
に雄、雌のスクリューロータの噛み合い歯面と、ケーシ
ング1により形成される圧縮室に密閉され、圧縮室の縮
小により徐々に圧縮され、高温、高圧のガスとなって、
吐出カバ3から吐出通路15を通り、吐出チャンバ4内
へ吐出される。圧縮時に雄、雌のスクリューロータに作
用する圧縮反力の内、ラジアル荷重をころ軸受10、1
1、12により支持し、スラスト荷重を玉軸受13によ
り支持する。これらの軸受の潤滑及び冷却用の油は、ケ
ーシング1内の高圧部に設けた油溜めから、各軸受部に
連通する油通路を通り、差圧により給油され、圧縮ガス
と共に吐出チャンバ4内へ吐出される。圧縮ガスに含ま
れる油は、吐出チャンバ4に取り付けたデミスタ5によ
り分離され、ケーシング1の下部油溜めに溜められる。
油分離後、圧縮冷媒ガスは、吐出口14より吐出され
る。
【0013】圧縮機構部から吐出カバ3を通り吐出チャ
ンバ4に吐出されるときの吐出ガスの圧力脈動、または
雄、雌のスクリューロータの噛み合いの振動が直接伝播
することにより、吐出チャンバ4は雄、雌のスクリュー
ロータの噛み合い周波数(雄ロータの歯数×駆動用モー
タの回転数)またはその倍数の周波数で加振される。一
方、図2に吐出チャンバ4の固有振動周波数スペクトル
の一例を示す。前記加振周波数(例えば図2では噛み合
い3次の周波数)と、前記固有振動周波数(図2ではf
*)が接近している場合、吐出チャンバ4は共振し、騒
音、振動が増大する。
【0014】図3、図4に、それぞれの固有振動周波数
に対応する振動形状(振動モード)の一例を示す。ここ
でA−B間が1波長に相当する。これに対し、図5、図
6に示す如く1/4波長内(図のC−D間)の少なくと
も2ヶ所の位置に、図3の振動モードに対しては図5の
如く梁形制振部材21を、図4の振動モードに対しては
円環形制振部材20を設ける。図9は吐出チャンバ4の
内側に梁形の制振部材21を設けた場合の実施例を示
し、図10は円環形の制振部材20を設けた場合の実施
例を示している。これにより当該振動の腹と節を同時に
拘束することになるので、吐出チャンバ4は当該振動モ
ードでの振動はもはやできなくなる。固有振動モード
と、固有振動周波数が一対一に対応しているので、振動
モードを抑えることにより該固有振動周波数における振
動を抑えることができ、雄雌ロータの噛合い周波数との
共振を回避することが可能となり、結果、低騒音、低振
動運転が可能となる。
【0015】本発明の他の実施例を図7、図8に示す。
前記制振部材20、21は吐出チャンバ4の外側に取り
付けてもよい。
【0016】更に、前記制振部材は、例えば梁形制振部
材21を吐出チャンバの内側に設けると共に、円環形制
振部材20を外側に設けてもよい。
【0017】また、前記制振部材20、21の断面形状
は、矩形、多角形その他何でもよい。
【0018】したがって、他の実施態様としては前記吐
出チャンバに少なくとも一つの梁形の制振部材を取り付
けてもよい。
【0019】また、前記吐出チャンバに少なくとも一つ
の円環形の制振部材、及び少なくとも一つの梁形の制振
部材を取り付けてもよい。
【0020】さらにまた、前記制振部材取り付け位置
は、前記吐出チャンバの胴部の固有の振動形状(固有振
動モード)において、該振動波長の1/4波長の距離内に
少なくとも2ヶ所とすることを特徴とすることもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、スクリュー圧縮機用一
体形吐出チャンバにおいて、制振部材を適切な位置に取
り付ける構造とした結果、吐出チャンバの振動を効果的
に抑えることができ、圧縮機の運転を低騒音、低振動と
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスクリュー圧縮機の断
面構造図。
【図2】吐出チャンバの固有振動周波数と、雄雌ロータ
噛合い周波数の関係を説明する周波数スペクトル図。
【図3】吐出チャンバの振動形状(振動モード)の一例
を説明するモード図。
【図4】吐出チャンバの振動形状(振動モード)の一例
を説明するモード図。
【図5】制振部材の取付位置を示す説明図。
【図6】制振部材の取付位置を示す説明図。
【図7】本発明の一実施例を示す吐出チャンバ外観図。
【図8】本発明の一実施例を示す吐出チャンバ外観図。
【図9】本発明の一実施例を示す吐出チャンバ断面図。
【図10】本発明の一実施例を示す吐出チャンバ断面
図。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…モータカバ、3…吐出カバ、4…
吐出チャンバ、5…デミスタ、6…雄ロータ、7…駆動
用モータ、8…吸入口、9…吸入ポート、10、11、
12…ころ軸受、13…玉軸受、14…吐出口、15…
吐出通路、16…円筒状ボア、17…軸受室、18…遮
蔽板、19…潤滑油、20…円環形制振部材、21…梁
形制振部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀谷 裕敬 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに噛み合う少なくとも一対の雄ロー
    タ、雌ロータ、軸受部材と電動機とを納めたケーシン
    グ、及び吐出カバからなる圧縮機構部に、吐出チャンバ
    を一体に取り付ける構造としたスクリュー圧縮機におい
    て、 前記吐出チャンバに少なくとも一つの円環形の制振部材
    を取り付けたことを特徴とするスクリュー圧縮機。
JP13070797A 1997-05-21 1997-05-21 スクリュー圧縮機 Pending JPH10318175A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13070797A JPH10318175A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクリュー圧縮機

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JP13070797A JPH10318175A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクリュー圧縮機

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JPH10318175A true JPH10318175A (ja) 1998-12-02

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JP13070797A Pending JPH10318175A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクリュー圧縮機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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