JP2007023848A - 二段スクリュー圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】二段スクリュー圧縮機において、簡単な構造で圧縮機性能の向上を図ること。
【解決手段】二段スクリュー圧縮機は、低段ケーシング1に横方向に延び周方向で交差する円筒状の低段ボア1aを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の低段スクリューロータ2を低段ボア1a内に収納した低段圧縮機部25と、高段ケーシング4に横方向に延び周方向で交差する円筒状の高段ボア4aを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の高段スクリューロータ3を高段ボア4a内に収納した高段圧縮機部27とを備える。低段圧縮機部25の吐出ポート29と高段圧縮機部27の吸入ポート30との間には空間40を有している。低段スクリューロータ2Aの軸部42と高段スクリューロータ3Aの軸部43とは、低段圧縮機部25の吐出ポート29が空間40に開口した後で高段圧縮機部27の吸入工程が完了する状態となる位置でのみ連結可能な構造で連結されている。
【選択図】図1
【解決手段】二段スクリュー圧縮機は、低段ケーシング1に横方向に延び周方向で交差する円筒状の低段ボア1aを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の低段スクリューロータ2を低段ボア1a内に収納した低段圧縮機部25と、高段ケーシング4に横方向に延び周方向で交差する円筒状の高段ボア4aを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の高段スクリューロータ3を高段ボア4a内に収納した高段圧縮機部27とを備える。低段圧縮機部25の吐出ポート29と高段圧縮機部27の吸入ポート30との間には空間40を有している。低段スクリューロータ2Aの軸部42と高段スクリューロータ3Aの軸部43とは、低段圧縮機部25の吐出ポート29が空間40に開口した後で高段圧縮機部27の吸入工程が完了する状態となる位置でのみ連結可能な構造で連結されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、二段スクリュー圧縮機に係り、特に低段、高段のスクリューロータの回転軸を連結した二段スクリュー圧縮機に好適なものである。
従来の二段スクリュー圧縮機としては、特開平8−210281号公報(特許文献1)に示されたものがある。この二段スクリュー圧縮機は、低段ケーシング内に横方向に延び周方向で交差する円筒状の低段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の低段スクリューロータを低段ボア内に収納した低段圧縮機部と、高段ケーシング内に横方向に延び周方向で交差する円筒状の高段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の高段スクリューロータを高段ボア内に収納した高段圧縮機部と、を備えている。そして、この二段スクリュー圧縮機は、低段圧縮機部の吐出ポートと高段圧縮機部の吸入ポートとの間に空間を有すると共に、低段スクリューロータの軸部と高段スクリューロータの軸部とをカップリングを介して連結したものである。
しかし、特許文献1の二段スクリュー圧縮機では、低段スクリューロータの軸部と高段スクリューロータの軸部とをカップリングを介して連結することが開示されているものの、低段圧縮機部の吐出タイミングと高段圧縮機部の吸入タイミングとの関係までは考慮されていない。
一般的な二段スクリュー圧縮機では、低段圧縮機部の吐出タイミングと高段圧縮機部の吸入タイミングとを考慮しないで低段スクリューロータの軸部と高段スクリューロータの軸部とを結合している為、低段圧縮機部から圧縮された冷媒ガスが吐出されるタイミングと高段圧縮機部の吸入タイミングが合っていない場合があり、低段圧縮機部の吐出ポートが開口しても高段圧縮機部の吸入ポートが開口していないなど、高段圧縮機部の効率的な吸入工程がなされていない、という問題があることが分かった。
本発明の目的は、簡単な構造で圧縮機性能の向上を図ることができる二段スクリュー圧縮機を得ることにある。
前述の目的を達成する為に、本発明は、低段ケーシングに横方向に延び周方向で交差する円筒状の低段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の低段スクリューロータを前記低段ボア内に収納した低段圧縮機部と、高段ケーシングに横方向に延び周方向で交差する円筒状の高段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の高段スクリューロータを前記高段ボア内に収納した高段圧縮機部と、を備え、低段圧縮機部の吐出ポートと高段圧縮機部の吸入ポートとの間に空間を有すると共に、前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とを連結した二段スクリュー圧縮機であって、前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とを、前記低段圧縮機部の吐出ポートが前記空間に開口した後で前記高段圧縮機部の吸入工程が完了する状態となる位置でのみ連結可能な構造で連結したものである。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記低段スクリューロータの軸部に設けた低段キー溝と前記高段スクリューロータの軸部に設けた高段キー溝と前記低段キー溝及び前記高段キー溝に結合するカップリングとにより前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部との連結を行うようにしたこと。
(2)前記低段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記低段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成すると共に、前記高段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記高段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成したこと。
(3)前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とは、前記低段圧縮機部の吐出工程の開始と前記高段圧縮機部の吸入ガスの体積減少に転じることを実質的に同期させて連結されていること。
(1)前記低段スクリューロータの軸部に設けた低段キー溝と前記高段スクリューロータの軸部に設けた高段キー溝と前記低段キー溝及び前記高段キー溝に結合するカップリングとにより前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部との連結を行うようにしたこと。
(2)前記低段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記低段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成すると共に、前記高段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記高段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成したこと。
(3)前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とは、前記低段圧縮機部の吐出工程の開始と前記高段圧縮機部の吸入ガスの体積減少に転じることを実質的に同期させて連結されていること。
本発明の二段スクリュー圧縮機によれば、簡単な構造で圧縮機性能の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態の二段スクリュー圧縮機について図1から図5を用いて説明する。
図1に本発明の一実施形態を示す二段スクリュー圧縮機の断面構造図を示す。図1に示す二段スクリュー圧縮機は、低段圧縮機部25、モータ部26、高段圧縮機部27を備えて構成されている。圧縮される冷媒ガスは、低段圧縮機部25からモータ部26を経て高段圧縮機部27へ流れ、圧縮機外に吐出されるので、以下の説明では低段側を上流側、高段側を下流側として方向を示す。
低段圧縮機部25は、低段ケーシング1、低段スクリューロータ2、スライド弁17、ロッド18、ピストン19、コイルばね20、吐出ケーシング22、ころ軸受8,9及び玉軸受10などから構成されている。
低段ケーシング1は、横方向に延び周方向で交差する一対の円筒状ボア1a、この円筒状ボア1aに沿って延びる凹部1b、横方向に延びるピストン室21、吸入口15、吸入室32、吸入ポート33、及び吐出ポート29などを形成している。吸入口15、吸入室32、及び吸入ポート33は、低段スクリューロータ2への吸込み流路形成するものである。吐出ポート29は低段スクリューロータ2からの吐出通路を形成するものである。
低段スクリューロータ2は、互いに噛合わされた一対の雄ロータ2A及び雌ロータ2B(図2参照)から構成され、一対の円筒状の低段ボア1aに収納されている。雄ロータ2Aの両側に設けられた軸部は、低段ケーシング1に設置されたころ軸受8と吐出ケーシング22に設置されたころ軸受9及び玉軸受10とにより支持されている。雌ロータ2Bも雄ロータ2Aと同様に、両側に設けられた軸部がころ軸受と玉軸受とにより支持されている。
スライド弁17は、低段スクリューロータ2の噛合い部に吸込まれた吸入冷媒ガスの一部を吸入側へバイパスして容量制御するためのものであり、横方向に延びる凹部1bに移動可能に収納されている。油圧ピストン19は、ロッド18を介してスライド弁17を左右に駆動するものであり、横方向に延びるピストン室21の中に摺動可能に収納されている。コイルばね20は、ピストン室21の反スライド弁室側に配置され、ピストン19を常にスライド弁側に押圧する力を付与している。スライド弁17、ロッド18、ピストン19、及びコイルばね20により容量制御機構を構成している。
モータ部26は、モータケーシング24、モータステータ5、モータロータ6、ころ軸受12、モータカバ23、玉軸受11、及びカップリング7などから構成されている。モータ部26は、低段圧縮機部25と高段圧縮機部27との間に挟持され、その駆動力を低段圧縮機部25の雄ロータ2A及び高段圧縮機部27の雄ロータ3Aに伝達するように構成されている。
モータステータ5及びモータロータ6により駆動用電動機28が構成されている。モータステータ5はモータケーシング24に装着され、モータロータ6は、モータステータ5内で、雄ロータ3Aの一側に形成された軸部に固着されている。雄ロータ3Aの軸部は、モータロータ6の両側で、玉軸受11及びころ軸受12によりモータケーシング24に支持されている。雄ロータ3Aの軸部の先端部はカップリング7を介して雄ロータ2Aの軸部に連結されている。係る構成によって、駆動用電動機28の駆動力は、雄ロータ2A及び雄ロータ3Aに伝達される。なお、低段及び高段の雌ロータ2B、3B(図3参照)は雄ロータ2A、3Aにより駆動される。
高段圧縮機部27は、高段ケーシング4、高段スクリューロータ3、ころ軸受12、玉軸受14、モータケーシング24などから構成されている。ここで、ころ軸受12及びモータケーシング24は、モータ部26の構成要素と共通である。
高段ケーシング4は、横方向に延び周方向で交差する一対の円筒状の高段ボア4a、吸入ポート30、吐出ポート31、吐出口16を形成している。
高段スクリューロータ3は、互いに噛合わされた一対の雄ロータ3A及び雌ロータ3Bから構成され、一対の円筒状ボア4aに収納されている。雄ロータ3Aの両側に設けられた軸部は、モータケーシング24に設置されたころ軸受12と、高段ケーシング4に設置されたころ軸受13及び玉軸受14とで支持されている、雌ロータ3Bも、雄ロータ3Aと同様に、両側に設けられた軸部がころ軸受と玉軸受とで支持されている。
吐出ケーシング22及びモータケーシング24は、低段ケーシング1と高段ケーシング4との間に介在され、低段圧縮機部25の吐出ポート29と高段圧縮機部27の吸入ポート30との間に空間40を形成している。
次に、二段スクリュー圧縮機における低段圧縮機部25及び高段圧縮機部27の吸入及び吐出行程に関して図2から図3を参照しながら説明する。
図2は低段スクリューロータ2を吐出ケーシング22側から見た図である。雄ロータ2Aの歯数は5枚、雌ロータ2Bの歯数は6枚であり、雄ロータ2Aの回転方向は反時計回りである。雌ロータ2Bは雄ロータ2Aの左に設置してあり、雄ロータ2Aにより駆動される。説明の為、それぞれの歯をA〜E歯とし、B歯がX軸上にある時のA歯の位置を仮に雄ロータ回転角0°の位置と定める。
まず、A歯による吸入、圧縮工程について説明する。低段スクリューロータ2は、図2(a)に示す雄ロータ回転角0°で、A歯によって形成される空間への冷媒ガスの吸入工程が完了され、その空間が密閉されて吐出工程が開始される。低段スクリューロータ2の回転が進むとともにA歯によって形成される密閉空間で冷媒ガスが圧縮されて行き、圧縮された冷媒ガスはスライド弁17に形成された吐出ポート29から空間40に吐出される。吐出ポート29は図2(b)に示す雄ロータ回転角216°で開口されるので、雄ロータ回転角216°がA歯における圧縮工程の終了であり、吐出工程の開始となる。
B歯による吸入、圧縮工程について説明する。図2(a)に示す状態から雄ロータ回転角が72°に回転した状態で、その空間への冷媒ガスの吸入工程が完了され、B歯によって形成される空間が密閉されて圧縮工程が開始される。低段スクリューロータ2の回転が進むとともにB歯によって形成される密閉空間で冷媒ガスが圧縮されて行き、圧縮された冷媒ガスはスライド弁17に形成された吐出ポート29から空間40に吐出される。吐出ポート29は雄ロータ回転角288°(216°+72°)で開口されるので、雄ロータ回転角288°がB歯における圧縮工程の終了であり、吐出工程の開始となる。
以後、C〜E歯も同様に動作される。従って、吐出ポート29が断続的に開閉してA〜E歯によって各々形成される密閉空間より圧縮された冷媒ガスが空間40に断続的に吐出されることとなる。
図3は高段スクリューロータ3を吐出口16側から見た図である。雄ロータ3A及び雌ロータ3Bの歯数は、低段と同様に5枚及び6枚であり、雄ロータ3Aの回転方向は反時計回りである。雌ロータ3Bは雄ロータ3Aの右に設置してあり、雄ロータ3Aにより駆動する。説明の為、それぞれの歯をF〜J歯とし、J歯がX軸上にある時のF歯の位置を仮に雄ロータ回転角0°の位置と定める。
高段スクリューロータ3は、例えば図3(a)に示す雄ロータ回転角0°でF歯によって形成される空間への吸入ガスの体積が減少に転じ、図3(b)に示す雄ロータ回転角36°でF歯によって形成される空間への冷媒ガスの吸入工程が完了され、その空間が密閉されて吐出工程が開始される。高段スクリューロータ3の回転が進むとともに冷媒ガスが圧縮されて行き、圧縮された冷媒ガスは高段ケーシング4に形成された吐出ポート31より吐出口16に吐出される。吐出ポート31は、図3(c)に示す雄ロータ回転角が181°で開口されるので、雄ロータ回転角181°がF歯における圧縮工程の終了であり、吐出工程の開始となる。
G歯による吸入、圧縮工程について説明する。図3(a)に示す状態から雄ロータ回転角が72°回転した状態でG歯によって形成される空間への吸入ガスの体積が減少に転じ、雄ロータ回転角が108°(72°+36°)でG歯によって形成される空間への冷媒ガスの吸入工程が完了され、その空間が密閉されて吐出工程が開始される。高段スクリューロータ3の回転が進むとともにG歯によって形成される密閉空間で冷媒ガスが圧縮されて行き、圧縮された冷媒ガスは吐出ポート29から吐出口16に吐出される。吐出ポート29はG歯について雄ロータ回転角253°(181°+72°)で開口されるので、雄ロータ回転角253°がG歯における圧縮工程の終了であり、吐出工程の開始となる。
以後、H〜J歯も同様に動作されるので、吸入ポート30の吸入工程の完了が断続的に行われると共に、F〜J歯によって各々形成される密閉空間より圧縮された冷媒ガスが吐出口16に断続的に吐出されることとなる。
図4は低段圧縮機部25の吐出タイミングと高段圧縮機部の吸入タイミングとが合致するように低段スクリューロータ2Aの軸部42と高段スクリューロータ3Aの軸部43とを位置合わせをして連結した状態を示す図である。具体的には、低段圧縮機部25が図2(a)の状態で高段圧縮機部27が図3(a)の状態と成るように低段スクリューロータ2Aの軸部42と高段スクリューロータ3Aの軸部43とを位置合わせをして連結した状態である。つまり、低段スクリューロータ2AのA歯が雄ロータ回転角0°の位置にある時に、C歯によって形成された密閉空間が吐出ポート29に開口して冷媒ガスが吐出される。この時、雄ロータ3AのF歯が雄ロータ回転角0°の位置であり、F歯によって形成された空間への吸入ガスの体積が減少に転じる。吐出ポート22の開口と吸入ガスの体積減少に転じることが実質的に同期されている。なお、回転が進み回転角36°の位置でF歯によって形成された空間が吸入ポート30と閉じるタイミングとしている。
次に、低段スクリューロータ2の軸部42と高段スクリューロータ3の軸部43との具体的な連結構造について、図5を参照しながら説明する。
連結部は、低段雄ロータ2Aの軸部42に設けた低段キー溝35と、高段雄ロータ3Aの軸部43に設けた高段キー溝36と、低段キー溝35及び高段キー溝36に結合するカップリング7とを備えて構成されている。これにより、極めて簡単な連結構造で、低段雄ロータ2Aの軸部42と高段雄ロータ3Aの軸部43との連結を行うことができる。
さらには、低段雄ロータ2Aの反カップリング側の軸部41に低段キー溝35と一致する位置合わせ用キー溝34が形成されると共に、高段雄ロータ3Aの反カップリング側の軸部44に高段キー溝36と一致する位置合わせ用キー溝37が形成されている。かかる構成によって、カップリング7と軸部42、43のキー溝35、36との結合の際に、位置合わせ用キー溝34、37を基準にして組み合わせることができるので、低段雄ロータ2Aと高段雄ロータ3Aとの連結時の位置合わせを容易に実施できる。
本実施形態によれば、低段スクリューロータ2Aの軸部42と高段スクリューロータ3Aの軸部43とは、低段圧縮機部25の吐出ポート29が空間40に開口した後で高段圧縮機部27の吸入工程が完了する状態となる位置でのみ連結可能な構造で連結されているので、簡単な構造で確実に圧縮機性能の向上を図ることができる。すなわち、低段圧縮機部25の吐出ポート29から空間40に冷媒ガスが吐出される際に、空間40の冷媒ガスが高段圧縮機部27の吸入ポート30から高段スクリューロータ3に形成された空間に吸込まれることとなり、その吐出動作及び吸入動作をスムースに行うことができるため、圧縮機性能の向上を図ることができる。さらには、吐出ポート22の開口と吸入ガスの体積減少に転じることが実質的に同期されているので、より一層の圧縮機性能の向上を図ることができる。
1…低段ケーシング、1a…円筒状ボア、1b…凹部、2…低段スクリューロータ、2A…低段雄ロータ、2B…低段雌ロータ、3…高段スクリューロータ、3A…高段雄ロータ、3B…高段雄ロータ、4…高段ケーシング、4a…円筒状ボア、5…モータステータ、6…モータロータ、7…カップリング、8、9…ころ軸受、10、11…玉軸受、12、13…ころ軸受、14…玉軸受、15…吸入口、16…吐出口、17…スライド弁、18…ロッド、19…ピストン、20…コイルばね、21…シリンダ、22…吐出ケーシング、23…モータカバ、24…モータケーシング、25…低段圧縮機部、26…モータ部、27…高段圧縮機部、28…モータ、29…吐出ポート、30…吸入ポート、31…吐出ポート、32…吸入室、33…吸入ポート、34〜37…キー溝、40…空間、41、42…低段スクリューロータの軸部、43、44…高段スクリューロータの軸部。
Claims (4)
- 低段ケーシングに横方向に延び周方向で交差する円筒状の低段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の低段スクリューロータを前記低段ボア内に収納した低段圧縮機部と、
高段ケーシングに横方向に延び周方向で交差する円筒状の高段ボアを形成し、それぞれの軸が平行で互いに噛合う雄雌一対の高段スクリューロータを前記高段ボア内に収納した高段圧縮機部と、を備え、
低段圧縮機部の吐出ポートと高段圧縮機部の吸入ポートとの間に空間を有すると共に、前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とを連結した二段スクリュー圧縮機であって、
前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とを、前記低段圧縮機部の吐出ポートが前記空間に開口した後で前記高段圧縮機部の吸入工程が完了する状態となる位置でのみ連結可能な構造で連結した
ことを特徴とする二段スクリュー圧縮機。 - 請求項1に記載の二段スクリュー圧縮機において、前記低段スクリューロータの軸部に設けた低段キー溝と前記高段スクリューロータの軸部に設けた高段キー溝と前記低段キー溝及び前記高段キー溝に結合するカップリングとにより前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部との連結を行うようにしたことを特徴とする二段スクリュー圧縮機。
- 請求項2に記載の二段スクリュー圧縮機において、前記低段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記低段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成すると共に、前記高段スクリューロータの反カップリング側の軸部に前記高段キー溝と一致する位置合わせ用キー溝を形成したことを特徴とする二段スクリュー圧縮機。
- 請求項1に記載の二段スクリュー圧縮機において、前記低段スクリューロータの軸部と前記高段スクリューロータの軸部とは、前記低段圧縮機部の吐出工程の開始と前記高段圧縮機部の吸入ガスの体積減少に転じることを実質的に同期させて連結されていることを特徴とする二段スクリュー圧縮機。
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Cited By (2)
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CN108167186A (zh) * | 2018-03-05 | 2018-06-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 螺杆压缩机及空调机组 |
JP2019113063A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-11 | プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー | スクリューポンプ |
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2005
- 2005-07-14 JP JP2005205110A patent/JP2007023848A/ja active Pending
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