JPH1111708A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置および画像形成装置

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JPH1111708A
JPH1111708A JP9184537A JP18453797A JPH1111708A JP H1111708 A JPH1111708 A JP H1111708A JP 9184537 A JP9184537 A JP 9184537A JP 18453797 A JP18453797 A JP 18453797A JP H1111708 A JPH1111708 A JP H1111708A
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JP
Japan
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sheet
feeding
roller
frictional force
image forming
Prior art date
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JP9184537A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Saito
哲也 斉藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給送性能の向上を図り信頼性に優れたシート
給送装置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートが、何らかの原因で最初のASF
モーターの駆動中にバンクを乗り越えられないときは、
S13で給送センサーがオフである事を検出してS16
に進み、再度ASFモーターを駆動するが、この際S1
2で最初の給送動作のために駆動されたときとは異な
り、回転、停止をある間隔で繰り返す間欠動作により駆
動することでシートがバンクを乗り越えやすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート上に画像を
形成する機能を備えた、例えば、プリンタ、複写機、あ
るいは、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関し、
特に、画像形成装置に備えられるシート給送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置として
は、例えば、プリンタ、複写機、あるいは、ファクシミ
リ装置などがある。
【0003】プリンタは、一般的に外部の装置、例え
ば、コンピュータなどの装置から送られる画像情報に基
づいてシートに画像を形成(データ出力)するものであ
り、インクジェット方式やレーザービーム方式のプリン
タが広く知られている。
【0004】複写機は、一般的に、原稿等の画像を読み
取る機能を備え、読み取った画像情報に基づいてシート
に画像を形成するものであるが、近年では、通信機能等
を備えて外部から送られる画像情報を入力する機能を備
えた複写機もある。
【0005】ファクシミリ装置は、一般的に原稿等の画
像を読み取る機能、および、通信機能を備え、読み取っ
た画像情報を外部へ送り、また、外部から送られた情報
に基づいてシートに画像を形成するものである。
【0006】これらの画像形成装置においては、ユーザ
ーが一枚一枚画像を形成させるためのシートを充填する
手間を省くために、通常、複数のシートを積載しておき
自動的に一枚ずつ給送するシート給送装置が装備されて
いる。
【0007】なお、シート給送装置は画像形成装置に一
体的に備えられるものや、着脱自在な別体なものがあ
る。
【0008】以下、従来技術に係るシート給送装置につ
いて図7および図8を参照して説明する。図7は従来技
術に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構
成図であり、図8は従来技術に係る給送装置の給送動作
の制御を示すフローチャート図である。
【0009】図7に示したように、従来技術に係るシー
ト給送装置を備えた画像形成装置100では、圧板10
1上に複数のシート102を積載しておき、給送ローラ
ー103を図中矢印方向に回転駆動させることによっ
て、給送ローラー103の表面から受ける摩擦力により
最上面のシート102Aが給送され、シートはバンク1
04を乗り越えて下流へと搬送される。
【0010】この際に、2枚目のシートは最上面のシー
ト102Aが給送される時につられて給送されようとす
るが、シート同士の摩擦力は給送ローラー103とシー
トとの摩擦力よりも小さく、2枚目よりも下部のシート
はバンク104を乗り越えることはなく、最上面のシー
ト102Aのみが給送される。
【0011】ここで、給送ローラー103は断面がD形
状となっており、非円弧部がシートに対向している場合
にはシートには接触せず、円弧部が対向している場合に
シートに接触する構成となっている。
【0012】そして、給送ローラー103は非円弧部が
シートに対向した位置で待機した状態から所定数回転す
ることでシートは所定量だけ搬送し、そのシートが通り
過ぎる前に給送ローラー103の非円弧部がシートに対
向する位置で停止し、その後は下流側の搬送ローラ等に
よって搬送させる構成となっており、2枚目より下部の
シートが1枚目のシートに途中から重なったまま搬送す
ることを防止している。
【0013】したがって、連続してシートを搬送する場
合には、シートとシートとの間隔を保って搬送させるこ
とができる構成となっている。
【0014】このように、簡易な構成で複数積載された
シートを一枚ずつ分離して給送可能な構成となっている
が、環境状態やシートの材質等によっては、給送ローラ
ー103の所定数の回転の給送によって最上面のシート
102Aがバンク104を乗り越えることに失敗してし
まうことがある。
【0015】このような場合に、異常と判断して、その
都度装置を停止させて作業者に処理を促していては、作
業効率が悪いため、従来技術では、給送ローラー103
により適正にシートが給送されたか否かを検出する給送
センサー105でシートが給送されていないことを検出
した場合には、再び給送ローラー103を回転させて給
送動作を行わせていた。
【0016】図8がその制御を示すフローチャートであ
る。
【0017】シート102をシート給送装置にセットし
た後、給送の指令が入力されると給送動作がスタートす
る(S1)。
【0018】そして、ASFモーターを所定の回転数だ
け駆動して給送ローラー103を動作させる(S2)。
【0019】なお、この所定の回転数は給送ローラー1
03がシート102Aを下流側の最初の搬送ローラーで
あるLFローラー106の位置まで搬送するのに十分な
ように設定されている。
【0020】正常な場合は、一番上のシート102Aが
バンク104を越えてLFローラー7まで搬送される
が、この際に給送センサー105を通過してオン状態に
するので、シートがLFローラー106まで達したこと
を判別する(S3)。
【0021】そして、LFローラー106を駆動するL
Fモーター(図示せず)を適当な回転数だけ動作させる
と、LFローラー106が回転し、シートはLFローラ
ー106によって印字位置(画像形成位置)に搬送され
る(S4)。
【0022】そして、給送動作は終了して(S5)、そ
の後プリンタ本体が動作して印字(画像形成)が行われ
る。
【0023】また、S2において、何らかの原因で最初
のASFモーターの駆動中にシート102Aがバンク1
04を乗り越えられないときは、S3で給送センサー1
05がオフである事を検出して、給送動作回数Nが所定
の回数n以下である場合は、S2に戻って再度ASFモ
ーターを駆動して給送動作を行う(S6)。
【0024】そして、S3で給送センサー105がオン
である事を検出した場合はS4に進み、依然オフであれ
ばS6に戻る。
【0025】これを給送動作回数がnになるまで繰り返
し、その間にS4に進めない場合は装置の異常と判断し
て、エラーとなってユーザーに異常を知らせる(S
7)。
【0026】以上のような構成により、給送ローラーに
よる給送に失敗した場合には何度か給送動作を繰り返す
ことによって、作業者の処理作業を減らして作業効率を
高めていた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0028】シート給送装置では、給送に要する時間を
短縮するために、給送ローラーの動作速度を、通常、A
SFモーターが回転しうる限界速度に設定されている。
【0029】そして、従来技術では上述した最初の給送
動作の場合も、2回目以降の給送動作の場合も、同じ速
度で給送ローラーを回転させるようになっていた。
【0030】このため、シートと給送ローラーとの間に
働く摩擦力は、最初の給送動作中も2回目以降の動作中
も同じであった。
【0031】したがって、従来技術においては、給送ロ
ーラーによる給送機会は増やしていたものの、同じ給送
条件で行われていたため、あまり効果が得られなかっ
た。
【0032】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、給送
性能の向上を図り信頼性に優れたシート給送装置および
画像形成装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、積載されたシートに摩擦力を付与
してシートを給送する給送手段と、該給送手段によりシ
ートが適正に給送されたか否かを検出する検出手段と、
を備えたシート給送装置において、前記検出手段により
シートが給送されていないことを検出した場合に、前記
給送手段により、さらに大きな摩擦力を付与してシート
を給送可能であることを特徴とする。
【0034】したがって、給送手段により、シートは、
さらに大きな摩擦力が付与されるので、より給送される
可能性が高まる。
【0035】前記給送手段は、積載されたシートへの1
回目の給送時に付与する摩擦力よりも2回目以降の給送
時に付与する摩擦力を大きく設定するとよい。
【0036】したがって、2回目以降の給送において、
より給送される可能性が高まる。
【0037】前記給送手段は、積載されたシートへの給
送回数を増やすごとに、該シートへ付与する摩擦力を大
きく設定するとよい。
【0038】したがって、給送回数が増えるほど給送さ
れる可能性が高まる。
【0039】前記給送手段による給送回数が所定数に達
した後に前記検出手段によりシートが給送されていない
ことを検出した場合には、異常であると判断して、給送
動作を停止するとよい。
【0040】前記給送手段は給送ローラであるとよい。
【0041】前記給送ローラを間欠的に駆動させて、付
与する摩擦力を大きくするとよい。
【0042】したがって、静止摩擦力からの摩擦付与の
回数が増えて付与する摩擦力が大きくなる。
【0043】前記給送ローラの駆動速度を遅くして、付
与する摩擦力を大きくするとよい。
【0044】また、上記目的を達成するために本発明の
画像形成装置にあっては、上記のシート給送装置により
給送されたシート上に画像を形成する画像形成手段を備
えたことを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0046】(第1の実施の形態)図1〜図5を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置お
よび画像形成装置について説明する。
【0047】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ート給送装置の制御を示すフローチャート図であり、図
2は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を
備えた画像形成装置の概略構成斜視図であり、図3〜図
5は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を
備えた画像形成装置の動作説明図である。
【0048】まず、図2〜図5を参照してシート給送装
置の全体について説明する。
【0049】圧板2は、プリンタフレーム1に軸中心の
まわりに回動可能に取り付けられていて、ばね6によ
り、給送手段を構成する給送ローラー3の方向に力を受
けている。
【0050】シート5を装填するときは、給送ローラー
3の軸部の両側に形成されているストッパーによって、
給送ローラーゴム4と適当な隙間を持った状態で保持さ
れている。
【0051】給送ローラー3は図示されていないASF
モーターを駆動源とする駆動機構によって駆動される。
【0052】この状態において、シート5は圧板の上
を、プリンタフレーム1に形成されたバンク1Aに突き
当たるまで押し込まれることにより、給送準備位置にセ
ットされ図3の状態になる。
【0053】この状態から、給送ローラー3が図中矢印
方向に回転すると、給送ローラーゴム4と一番上のシー
ト5Aとの間の摩擦力により、シート5Aにはバンク1
A方向への力が加わる。
【0054】この摩擦力が、バンク1Aの抵抗力より大
きいとシート5Aは図4に示される様に、バンク1Aを
乗り越えて、LFローラー7まで搬送される。
【0055】この際、二番目のシートも一番上のシート
5Aがバンク1A方向に進むときに、一番上のシート5
Aとの間で生じる摩擦力によってバンク1Aに押し付け
られるが、シート同士の摩擦力は、ゴムとシートの摩擦
力よりはるかに小さく、バンク1Aの抵抗力に打ち勝つ
には十分でないためバンク1Aのところで留まり、分離
されて、一番上のシート5Aのみが給送される。
【0056】また、シート5Aが正しくLFローラー7
まで運ばれたかどうかは、LFローラー7の近傍に取り
付けられた検出手段である給送センサー9により判別さ
れる。
【0057】その後、適正に搬送されたシート5Aは、
LFローラー7と、LFローラー7に押しつけて搬送の
ための摩擦力を発生させるピンチローラー8とによっ
て、さらに搬送される。
【0058】そして、キャリアガイドシャフト11に往
復動自在に配置されたキャリア10が、LFローラー7
の駆動に応じて移動するシートに合わせて、シートの搬
送方向と垂直方向に移動する。
【0059】このように、キャリア10が移動すること
によって、キャリア10に搭載された印字ヘッドにより
シートはその表面に印字(画像形成)される。
【0060】そして、図5に示したように、印字(画像
形成)されながらシートはさらに搬送され、排出ローラ
ー12と排出補助ローラー13によって挟持されてLF
ローラー7等との間でシートがたるまないように保持さ
れながら装置外部へと排出される。
【0061】次に、シート給送装置の動作制御につい
て、特に図1を参照して説明する。
【0062】シート5を自動給送装置にセットした後、
給送の指令が入力されると、給送動作がスタートし(S
11)、ASFモーターを所定の回転数だけ駆動させて
給送ローラー3を動作させる(S12)。
【0063】この所定の回転数は給送ローラー3がシー
ト5AをLFローラー7の位置まで搬送するのに十分な
ように設定されている。
【0064】正常な場合は、このステップで一番上のシ
ート5Aがバンク1Aを越えてLFローラー7まで搬送
されるが、この際に給送センサー9を通過してオン状態
にするので、シート5AがLFローラー7まで達したこ
とを判別する(S13)。
【0065】そして、LFモーターを適当な回転数だけ
動作させるとシートはLFローラー7によって印字(画
像形成)位置に搬送され(S14)、給送動作が終了し
て、その後プリンタ本体が動作して印字(画像形成)が
行われる(S15)。
【0066】何らかの原因で最初のASFモーターの駆
動中にシート5Aがバンク1Aを乗り越えられないとき
は、S13で給送センサー9がオフである事を検出する
のでS16に進む。
【0067】S16では再度ASFモーターを駆動する
が、この際S12で最初の給送動作のために駆動された
ときとは異なり、回転、停止をある間隔で繰り返す間欠
動作により駆動することでシート5Aがバンク1Aを乗
り越えやすくする。
【0068】すなわち、一般的に、物体間の摩擦力は、
相対的に動いているときに働く動摩擦よりも、静止した
状態で働く静摩擦の方が大きいので、たとえば給送ロー
ラー3が回転している間はシート5Aと給送ローラーゴ
ム4の間の摩擦力がバンク1Aのシート5Aへの抵抗力
に対して十分でなくても、一旦給送ローラー3が停止し
て再び動きだすときに発生する摩擦力はより大きいの
で、シート5Aがバンク1Aを乗り越えやすくなる。
【0069】回転する場合の速度は適当に設定されて構
わないが、最初の駆動速度と同じか、それより遅い速度
が望ましい。
【0070】S16でASFモーターを駆動した後は、
再度S17で給送センサー9を確認して、シート5Aが
正しくLFローラー7まで送られられたかどうかを判別
し、正しく送られた場合は、S14に進んでS15で自
動給送動作は終了する。
【0071】もし、S17でなおシート5Aが正しくL
Fローラー7まで送られていないことを検出した場合、
繰り返し回数Nが所定の設定値nより小さければ、S1
8から再度S16に戻り給送動作を行う。
【0072】なお、3回目以降の給送動作中のASFモ
ーターの駆動条件を2回目の駆動条件と同じとしてもよ
いが、3回目以降は回数が増えるごとに間欠回数を増や
すようにすれば、給送できる可能性が大きくなっていく
ので、より好都合である。
【0073】そして、繰り返し回数Nが所定の設定値n
より大きければ、装置に異常ありと判断して、エラーと
なって動作を終了する(S19)。
【0074】以上のような構成によって、給送ローラに
よる最初の給送動作で給送に失敗した場合にでも、さら
に、2回目,3回目,・・・と、給送動作が行われ、2
回目以降の給送動作では間欠的に給送動作が行われるた
め、最初の給送動作の場合よりも大きな摩擦力が付与さ
れながら給送動作されるので、給送される確率が高ま
り、給送性能が向上する。
【0075】特に、回数が増えるごとに間欠回数を増や
していけば、回数が増えるほど給送される確率が高ま
り、給送性能が一層向上する。
【0076】なお、最初の給送動作では、高速で搬送す
ることができるので、通常の操作においては、画像形成
動作の処理速度を低下させてしまうこともない。
【0077】また、本実施の形態では、シート搬送装置
が一体となったプリンタの場合について説明したが、シ
ート搬送装置が別体の装置に適用することもできるし、
画像形成装置としては、例えば、複写機やファクシミリ
装置に適用することもできる。
【0078】(第2の実施の形態)図6には、本発明の
第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形
態では、間欠的な給送動作を行うことによってシートへ
付与する摩擦力を高めていったが、本実施の形態では、
搬送速度を低速にして、シートへ付与する摩擦力を高め
る構成を示している。その他の構成および作用について
は第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分につ
いては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0079】本実施の形態においては動作制御のみ上記
実施の形態と異なるので、以下に動作制御について図6
を参照して説明する。
【0080】図6は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ート給送装置の制御を示すフローチャート図である。
【0081】シート5を自動給送装置にセットした後で
給送の指令が入力されると、給送動作がスタートし(S
21)、ASFモーターを所定の回転数だけ駆動させて
給送ローラー3を動作させる(S22)。
【0082】この所定の回転数は給送ローラー3がシー
ト5AをLFローラー7の位置まで搬送するのに十分な
ように設定されている。
【0083】正常な場合は、一番上のシート5Aがバン
ク1Aを越えてLFローラー7まで搬送されるが、この
際に給送センサー9を通過してオン状態にするので、シ
ート5AがLFローラー7まで達したことを判別する
(S23)。
【0084】そして、S24でLFモータを適当な回転
数だけ動作させるとシート5AはLFローラー7によっ
て印字(画像形成)位置に搬送され、給送動作は終了し
て、その後プリンタ本体が動作して印字(画像形成)が
行われる(S25)。
【0085】何らかの原因で最初のASFモーターの駆
動中にシートがバンク1Aを乗り越えられないときは、
S23で給送センサー9がオフである事を検出するので
S26に進む。
【0086】S26では再度ASFモーターを駆動する
が、この際S22で最初の給送動作のために駆動された
ときの駆動速度より遅い速度で駆動することでシート5
Aがバンク1Aを乗り越えやすくする。
【0087】すなわち、一般的に、物体同士が相対的に
動いているときに物体間に働く動摩擦力は速度が遅い方
が大きくなるので、2回目の給送動作中の給送力は最初
の給送動作中の給送力よりも大きく、最初の給送動作の
際よりも、シート5Aがバンク1Aを乗り越えやすくな
る。
【0088】S26でASFモーターを駆動した後は再
度S27で給送センサー9を確認して、シート5Aが正
しくLFローラー7まで送られたかどうかを判別し、正
しく送られた場合は、S24に進んでS25で自動給送
動作は終了する。
【0089】もしS27でなおシート5Aが正しくLF
ローラー7まで送られていない事を検出した場合、繰り
返し回数Nが所定の設定値nより小さければ、S28か
ら再度S26に戻り給送動作を行う。
【0090】なお、3回目以降の給送動作中のASFモ
ーターの駆動条件を2回目の駆動条件と同じとしてもよ
いが、3回目以降は回数が増えるごとに駆動速度を速く
するようにすれば、給送できる可能性が大きくなってい
くので、より好都合である。
【0091】そして、繰り返し回数Nが所定の設定値n
より大きければ、装置に異常ありと判断して、エラーと
なって動作を終了する(S19)。
【0092】以上のような構成によって、給送ローラに
よる最初の給送動作で給送に失敗した場合にでも、さら
に、2回目,3回目,・・・と、給送動作が行われ、2
回目以降の給送動作では駆動速度が遅いため、最初の給
送動作の場合よりも大きな摩擦力が付与されながら給送
動作されるので、給送される確率が高まり、給送性能が
向上する。
【0093】特に、回数が増えるごとに駆動速度を遅く
していけば、回数が増えるほど給送される確率が高ま
り、給送性能が一層向上する。
【0094】なお、最初の給送動作では、高速で搬送す
ることができるので、通常の操作においては、画像形成
動作の処理速度を低下させてしまうこともない。
【0095】
【発明の効果】本発明は、検出手段によりシートが給送
されていないことを検出した場合には、給送手段によっ
て、さらに大きな摩擦力を付与してシートを給送可能と
したので、シートを適正に給送できる可能性を高めるこ
とができ、給送性能が向上し、信頼性が向上する。
【0096】給送手段は、積載されたシートへの1回目
の給送時に付与する摩擦力よりも2回目以降の給送時に
付与する摩擦力を大きく設定することにより、2回目以
降の給送において、適正に給送できる可能性を高めるこ
とができ、積載されたシートへの給送回数を増やすごと
に、シートへ付与する摩擦力を大きく設定すれば、給送
回数が増えるほど給送可能性を高めることができる。
【0097】給送手段による給送回数が所定数に達した
後に検出手段によりシートが給送されていないことを検
出した場合には、異常であると判断して、給送動作を停
止することができる。
【0098】給送手段を給送ローラとして、給送ローラ
を間欠的に駆動させて、付与する摩擦力を大きくするこ
とができる。
【0099】また、給送ローラの駆動速度を遅くして、
付与する摩擦力を大きくすることもできる。
【0100】上記のように給送性能に優れたシート給送
装置を画像形成装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート
給送装置の制御を示すフローチャート図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート
給送装置を備えた画像形成装置の概略構成斜視図であ
る。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート
給送装置を備えた画像形成装置の動作説明図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施の形態に係るシート
給送装置を備えた画像形成装置の動作説明図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施の形態に係るシート
給送装置を備えた画像形成装置の動作説明図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態に係るシート
給送装置の制御を示すフローチャート図である。
【図7】図7は従来技術に係るシート給送装置を備えた
画像形成装置の概略構成図である。
【図8】図8は従来技術に係る給送装置の給送動作の制
御を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 プリンタフレーム 2 圧板 3 給送ローラー 4 給送ローラーゴム 5 シート 6 バネ 7 LFローラー 8 ピンチローラー 9 給送センサー 10 キャリア 11 キャリアガイドシャフト 12 排出ローラー 13 排出補助ローラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載されたシートに摩擦力を付与してシー
    トを給送する給送手段と、該給送手段によりシートが適
    正に給送されたか否かを検出する検出手段と、を備えた
    シート給送装置において、 前記検出手段によりシートが給送されていないことを検
    出した場合に、前記給送手段により、さらに大きな摩擦
    力を付与してシートを給送可能であることを特徴とする
    シート給送装置。
  2. 【請求項2】前記給送手段は、積載されたシートへの1
    回目の給送時に付与する摩擦力よりも2回目以降の給送
    時に付与する摩擦力を大きく設定することを特徴とする
    請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】前記給送手段は、積載されたシートへの給
    送回数を増やすごとに、該シートへ付与する摩擦力を大
    きく設定することを特徴とする請求項2に記載のシート
    給送装置。
  4. 【請求項4】前記給送手段による給送回数が所定数に達
    した後に前記検出手段によりシートが給送されていない
    ことを検出した場合には、異常であると判断して、給送
    動作を停止することを特徴とする請求項1,2または3
    に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】前記給送手段は給送ローラであることを特
    徴とする請求項1,2,3または4に記載のシート給送
    装置。
  6. 【請求項6】前記給送ローラを間欠的に駆動させて、シ
    ートに付与する摩擦力を大きくすることを特徴とする請
    求項5に記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】前記給送ローラの駆動速度を遅くして、シ
    ートに付与する摩擦力を大きくすることを特徴とする請
    求項5に記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一つに記載のシ
    ート給送装置により給送されたシート上に画像を形成す
    る画像形成手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP9184537A 1997-06-25 1997-06-25 シート給送装置および画像形成装置 Withdrawn JPH1111708A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183352A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2013010598A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc 給紙装置及び画像形成装置

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