JPH1111627A - 側方可撓コンベア構造 - Google Patents

側方可撓コンベア構造

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JPH1111627A
JPH1111627A JP10132361A JP13236198A JPH1111627A JP H1111627 A JPH1111627 A JP H1111627A JP 10132361 A JP10132361 A JP 10132361A JP 13236198 A JP13236198 A JP 13236198A JP H1111627 A JPH1111627 A JP H1111627A
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eyes
conveyor
eye
extending
centerline
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JP10132361A
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James C Stebnicki
シー ステブニッキー ジェームズ
Robert E Mitchell
イー ミッチェル ロバート
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Rexnord LLC
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
    • B65G17/06—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms
    • B65G17/08—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms the surface being formed by the traction element
    • B65G17/086—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms the surface being formed by the traction element specially adapted to follow a curved path
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンクのアイがチェーンの荷重を支持するよ
うに一体に嵌合されていることを特徴とする側方可撓モ
ジュラコンベアを提供することにある。 【解決手段】 チェーンピンと、横方向に間隔を隔てた
複数の第１アイを備えた第１リンクモジュールとを有
し、それぞれの第１アイには前記チェーンピンを受け入
れるための整合した第１ボアが設けられ、第１アイは一
連の空間を形成し、横方向に間隔を隔てた複数の第２ア
イを備えた第２リンクモジュールを有し、それぞれの第
２アイには第１モジュールと第２モジュールとの分離を
防止するチェーンピンを受け入れるための整合した第２
ボアが設けられ、第２アイは、複数の第１アイの間の空
間内に受け入れられて複数の第１アイと係合し、コンベ
アの側部間で横方向に間隔を隔てた多数の箇所におい
て、第１リンクモジュールと第２リンクモジュールとの
間で、コンベアの移動方向に張力を直接伝達するコンベ
アを開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、モジ
ュラコンベア、ベルトおよびチェーンに関し、より詳し
くは、側方可撓性、すなわちコンベアの移動平面内で左
右に旋回できる能力を備えたコンベア、ベルトおよびチ
ェーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】これまで、側方可撓コンベアは幅が制限
され、これらの従来の側方可撓コンベアの或るものは、
荷重を、チェーンコンベアの中央でのみ、意図した搬送
方向に張力を付与して搬送していた。このようなコンベ
アは、チェーンの中央部に非常に大きい荷重が作用し、
好ましいものではない。他の従来の側方可撓コンベア
は、ピンを使用してリンクからリンクへと荷重を支持す
るものであり、このため、特に、側方撓み作動時にピン
の両端部に大きな剪断荷重が作用した。側方可撓モジュ
ラコンベアベルトまたはチェーンの従来の設計は簡単な
形成のスロット孔を有し、リンクをピンで連結し、リン
クが移動方向で側方撓みできるようにしたものである。
これらの従来の設計は幾つかの制限を有する。第１の制
限は、スロット孔であるため、ベルトまたはチェーンが
伸長および収縮することである。この弾性のため、適正
な走行をさせるには、モジュラベルトに常に張力を付与
しておくことが必要、すなわち、ベルトに常に予荷重を
付与して適正に機能させる必要がある。
【０００３】第２の制限は従来設計に特有のもので、チ
ェーンがその側方に撓むとき全荷重を支持することであ
る。従って、ピンはこの点のみでリンクと接触するた
め、ピンの外側部分が、側方撓みする全荷重を支持す
る。下記の米国特許を参照されたい。 G.C. Roinestedの１９６６年６月１９日付米国特許第3,
261,451 号 K.V. Palmer の１９７４年７月３０日付米国特許第3,82
6,150 号 Fraioli, Sr.の１９７４年１２月１７日付米国特許第3,
854,575 号 Fraioli, Sr.の１９７６年３月３０日付米国特許第3,94
6,857 号 K. Blattermannの１９８０年１月２９日付米国特許第4,
185,737 号 Wootton 等の１９８０年９月１６日付米国特許第4,222,
483 号 Y. Oizumi の１９８１年７月７日付米国特許第4,276,98
0 号 Palmaer 等の１９８７年２月３日付米国特許第4,640,41
0 号 K.V. Palmaerの１９８８年５月１０日付米国特許第4,74
2,907 号 G. Roinestadの１９８９年７月１１日付米国特許第4,84
6,339 号 Palmaer 等の１９９０年２月２０日付米国特許第4,901,
844 号 J.M. Lapeyreの１９９０年６月１９日付米国特許第4,93
4,517 号 Palmaer 等の１９９３年１月２６日付米国特許第5,181,
601 号 Palmaer 等の１９９３年７月６日付米国特許第5,224,58
3 号 Palmaer 等の１９９４年５月１０日付米国特許第5,310,
046 号 P.L. Horton 等の１９９４年１２月１３日付米国特許第
5,372,248 号 また、下記の外国特許も参照されたい。
【０００４】１９９１年５月１５日付欧州特許第042733
7 号 １９９３年５月１日付カナダ国特許第1,312,301 号
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の１つの目的
は、ヒンジピンにより一体連結されるリンクで作られる
側方可撓モジュラコンベアであって、コンベア、ベルト
またはチェーンが、リンクのアイ（eyes) がチェーンの
荷重を支持するように一体に嵌合されている点で従来技
術のモジュラコンベア、ベルトまたはチェーンとは異な
っている側方可撓モジュラコンベアを提供することにあ
る。より詳しくは、本発明の構造の湾曲アイすなわち干
渉側面は、荷重およびチェーン張力が、リンクからピン
およびピンからリンクではなくリンクからリンクへと伝
達されるように、リンクが相互噛合いおよび干渉できる
ようになっている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、所与の経路上
で意図する方向に沿って移動させる、横方向に間隔を隔
てた両側部を備えたコンベアにおいて、チェーンピン
と、横方向に間隔を隔てた複数の第１アイを備えた第１
リンクモジュールとを有し、それぞれの第１アイには前
記チェーンピンを受け入れるための整合した第１ボアが
設けられ、前記第１アイは一連の空間を形成し、横方向
に間隔を隔てた複数の第２アイを備えた第２リンクモジ
ュールを有し、それぞれの第２アイには第１モジュール
と第２モジュールとの分離を防止する前記チェーンピン
を受け入れるための整合した第２ボアが設けられ、第２
アイは、前記複数の第１アイの間の前記空間内に受け入
れられて複数の第１アイと係合し、前記コンベアの側部
間で横方向に間隔を隔てた多数の箇所において、第１リ
ンクモジュールと第２リンクモジュールとの間で、コン
ベアの移動方向に張力を直接伝達するコンベアを提供す
る。
【０００７】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させる、横方向に間隔を隔てた両側部
を備えたコンベアにおいて、チェーンピンと、横方向に
間隔を隔てた複数の第１アイを備えた第１リンクモジュ
ールとを有し、第１アイは所与の経路の方向に沿って延
びかつ間隔を隔てたそれぞれの側部を有しかつそれぞれ
の第１アイには前記チェーンピンを受け入れるための整
合した第１ボアが設けられ、横方向に間隔を隔てた複数
の第２アイを備えた第２リンクモジュールを有し、第２
アイは複数の第１アイから横方向にオフセットし、かつ
第１アイの延長方向とは反対方向に延び、かつそれぞれ
の側部を有し、かつこれらの間に複数の空間を形成し、
該空間は複数の第１アイを受け入れ、前記複数の第１お
よび第２アイの前記側部が所与の経路の方向において干
渉係合してこれらの間に、所与の経路の方向に張力を伝
達し、第２アイには前記チェーンピンを受け入れる整合
した第２ボアが設けられているコンベアを提供する。
【０００８】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させる、中心線および横方向に間隔を
隔てた両側部を備えたコンベアにおいて、チェーンピン
と、コンベアの意図する移動方向に沿って延びる複数の
横方向に間隔を隔てた第１アイを備えた第１リンクモジ
ュールとを有し、該第１リンクモジュールのそれぞれ
は、前記チェーンピンを受け入れる整合した第１ボア
と、前記中心線の一方の側で中心線から間隔を隔てかつ
コンベアの意図する移動方向に対して横方向に延びる第
１表面を備えた第１アイと、前記中心線の他方の側で中
心線から間隔を隔てかつコンベアの意図する移動方向に
対して横方向に延びる第２表面を備えた第２アイと、前
記複数の第１アイから横方向にオフセットしている複数
の横方向に間隔を隔てた第２アイを備えた第２リンクモ
ジュールとを有し、前記第２アイは、前記複数の第１ア
イの延長方向とは反対方向に延びており、これらの間に
前記第１アイを受け入れる複数の空間を形成し、前記チ
ェーンピンを受け入れる整合した第２ボアと、前記中心
線の一方の側で中心線から間隔を隔てかつコンベアの意
図する移動方向を横切って延びかつコンベアの意図する
移動方向において前記第１表面と当接係合してこれらの
間にコンベアの意図する移動方向の張力を伝達する第３
表面を含む第３アイと、前記中心線の他方の側で中心線
から間隔を隔てかつコンベアの意図する移動方向を横切
って延びかつコンベアの意図する移動方向において前記
第３表面と当接係合してこれらの間にコンベアの意図す
る移動方向の張力を伝達する第４表面を含む第４アイと
を有するコンベアを提供する。
【０００９】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させる、横方向に間隔を隔てた両側部
を備えた側方可撓コンベアにおいて、チェーンピンと、
コンベアの意図する移動方向に延びる第１中心線を有す
る第１リンクモジュールと、前記第１中心線から両方向
に横方向に延びる第１主体部と、横方向に間隔を隔てた
複数の第１アイとを有し、該第１アイは、第１中心線上
に位置する第１共通中心から延びる第１半径によりそれ
ぞれ定められるそれぞれの弧をなして前記第１主体部か
ら延びかつ弧状に延びる側部をそれぞれ備えており、第
１アイは、前記チェーンピンを受け入れる整合した第１
ボアを有し、コンベアの意図する移動方向に延びる第２
中心線を有する第２リンクモジュールと、前記第２中心
線から両方向に横方向に延びる第２主体部と、前記複数
の第１アイから横方向にオフセットしておりかつ横方向
に間隔を隔てた複数の第２アイとを有し、該第２アイ
は、前記第２主体部から前記複数の第１アイの延長方向
とは反対方向に延び、第２中心線上に位置する第２共通
中心から延びる第２半径によりそれぞれ定められる弧を
なして延び、弧状に延びる側部をそれぞれ備え、これら
の間に前記複数の第１アイを緩く受け入れる弧状に延び
る複数の空間が形成され、前記複数の第１および第２ア
イの前記側部は、所与の経路の方向において干渉係合
し、これらの間で所与の経路の方向に張力を伝達し、か
つ前記チェーンピンを受け入れる整合した第２ボアを有
するコンベアを提供する。
【００１０】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させる、横方向に間隔を隔てた両側部
を備えたコンベアにおいて、チェーンピンと、横方向に
延びる第１主体部を備えた第１リンクモジュールと、所
与の経路の方向に沿う前記第１主体部から延びる横方向
に間隔を隔てた複数の第１アイとを有し、第１アイは横
方向の第１寸法を備えたほぼ円形の形状を有しかつ間隔
を隔てたそれぞれの側部を有し、かつそれぞれの第１ア
イは前記チェーンピンを受け入れる整合した第１ボアを
備え、横方向に延びている第２主体部を備えた第２リン
クモジュールと、前記複数の第１アイから横方向にオフ
セットしている複数の横方向に間隔を隔てた第２アイと
を有し、前記第２アイは、前記第２主体部から、前記複
数の第１アイの延長方向とは反対方向に延びており、第
２アイはそれぞれの側部を有し、これらの間に、前記第
１寸法より大きい横方向寸法をもつほぼ円形の複数の空
間を形成し、前記複数の第１アイを緩く受け入れ、前記
複数の第１および第２アイの前記側部は所与の経路の方
向に干渉係合して、これらの間に所与の経路の方向の張
力を伝達し、第２アイは、それぞれ、前記チェーンピン
を受け入れる整合した第２ボアを有するコンベアを提供
する。
【００１１】また、本発明は、所与の経路に沿って移動
させるコンベアであって、コンベアの意図する移動方向
に延びる中心線および横方向に間隔を隔てた両側部を備
えたコンベアにおいて、チェーンピンと、該チェーンピ
ンを受け入れる、それぞれ整合した第１ボアを備えた、
横方向に間隔を隔てた複数の第１アイを有する第１リン
クモジュールと、前記中心線の一方の側に配置されかつ
前記中心線に対して傾斜しかつ第１縁面を備えた第１ア
イと、前記複数の第１アイから横方向にオフセットして
いる横方向に間隔を隔てた複数の第２アイを備えた第２
リンクモジュールとを有し、これらの間に、前記複数の
第１アイを緩く受け入れる複数の空間を形成し、前記チ
ェーンピンを受け入れるそれぞれ整合した第２ボアを備
え、前記中心線の前記一方の側に配置された第２アイ
は、前記中心線に対して傾斜して延びており、コンベア
の意図する移動方向において前記第１縁面と干渉係合し
て、これらの間にコンベアの意図する移動方向の張力を
伝達するように配置された第２縁面を備えているコンベ
アを提供する。
【００１２】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させる、中心線および横方向に間隔を
隔てた両側部を備えた側方可撓コンベアにおいて、チェ
ーンピンと、前記第１中心線から両方向に横方向に延び
る第１主体部を備えた第１リンクモジュールと、コンベ
アの意図する移動方向に沿って前記第１主体部から延び
る、横方向に間隔を隔てた複数の第１アイとを有し、該
第１アイは、それぞれ、前記チェーンピンを受け入れる
整合した第１ボアと、弧状側部と、前記中心線上に位置
する共通中心からかつ前記複数の第２アイの延長方向に
間隔を隔てた関係をなして複数の第２アイから延びる半
径によりそれぞれ定められる弧状側部と、前記第２中心
線から両方向に横方向にのびる第２主体部を備えた第２
リンクモジュールと、前記複数の第１アイから横方向に
オフセットしている横方向に間隔を隔てた複数の第２ア
イとを有し、該第２アイは、前記第２主体部から前記複
数の第１アイの延長方向とは反対方向に延び、前記チェ
ーンピンを受け入れる整合した第２ボアおよび弧状側部
をそれぞれ有し、これらの間に、前記第２中心線に対し
て傾斜した関係をなして延びかつ前記複数の第１アイを
緩く受け入れる複数の空間が形成され、前記複数の第１
および第２アイの前記弧状の側部は、所与の経路の方向
において干渉係合し、これらの間で所与の経路の方向に
張力を伝達するコンベアを提供する。
【００１３】また、本発明は、所与の経路上で意図する
方向に沿って移動させるコンベアであって、コンベアの
意図する移動方向に延びかつ横方向に間隔を隔てた中心
線および両側部を備えたコンベアにおいて、チェーンピ
ンと、前記中心線から両方向に横方向に延びる第１主体
部を備えた第１リンクモジュールと、コンベアの意図す
る移動方向に沿って前記第１主体部から突出する横方向
に間隔を隔てた複数の第１アイとを有し、該第１アイ
は、それぞれ、これらの間に複数の第１空間を形成する
横方向に間隔を隔てた側部を有し、前記中心線に対して
垂直に整合したボアを有し、該ボアは前記チェーンピン
を受け入れ、前記中心線から両方向に横方向に延びる第
２主体部を備えた第２リンクモジュールと、前記複数の
第１アイから横方向にオフセットしている複数の横方向
に間隔を隔てた第２アイとを有し、前記第２アイは、前
記第２主体部から、前記複数の第１アイの延長方向とは
反対方向に突出しており、第２アイは、これらの間に、
前記複数の第１アイを受け入れる複数の第２空間を形成
するそれぞれの側部を備え、前記複数の第１および第２
アイの前記側部は所与の経路の方向に干渉係合して、こ
れらの間に所与の経路の方向の張力を伝達し、第２アイ
は、それぞれ、前記チェーンピンを受け入れる整合した
ボアを有するコンベアを提供する。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および長所は、
以下に述べる詳細な説明、特許請求の範囲の記載および
添付図面を参照することにより当業者には明らかになる
であろう。本発明の一実施形態を詳細に説明する前に、
本発明は、以下の説明に述べられかつ添付図面に示され
る構造および配置の細部に限定されるものではないこと
を理解されたい。本発明は、他の実施形態に構成できか
つ種々の態様で実施できる。また、本願明細書に使用さ
れる表現および用語は説明のためのもであって、制限的
なものではないことを理解すべきである。図１、図５、
図１２および図１７には、中心軸線すなわち中心線１９
をもつ所与の経路上でコンベアの意図する移動方向に沿
って移動できる、それぞれ、第１、第２、第３および第
４のモジュラコンベア、リンクベルトまたはチェーン１
１１、２１１、３１１および４１１が示されている。第
１、第２、第３および第４のモジュラコンベア、リンク
ベルトまたはチェーン１１１、２１１、３１１および４
１１は、それぞれ、横方向に間隔を隔てた両側部２１、
２３を有し、かつ側方可撓能力を有している。第１、第
２、第３および第４のモジュラコンベア、リンクベルト
またはチェーン１１１、２１１、３１１および４１１の
各々は、第１リンクモジュール２７および第２リンクモ
ジュール２９からなる複数のリンクモジュールを枢動可
能にかつ連続的に相互連結する複数のチェーンピンすな
わちヒンジピン２５を有している。
【００１５】第１リンクモジュール２７は、コンベアの
意図する移動方向に沿って延びかつ横方向に間隔を隔て
て形成された複数の第１アイ３１を有し、該第１アイ３
１には、チェーンピン２５の１つを受け入れる横方向に
整合した第１ボア３３が設けられている。複数の第１ア
イ３１の少なくとも１つは、第１側方部すなわち第１縁
面３５を有している。第２リンクモジュール２９は、横
方向に間隔を隔てた複数の第２アイ４１を有している。
該第２アイ４１は、複数の第１アイ３１から横方向にオ
フセットし、第１アイ３１が延びている方向とは反対方
向に延び、前記チェーンピン２５の１つを受け入れる横
方向に整合した第２ボア４３が設けられ、かつ第２アイ
４１の間には複数の第１アイ３１を緩く受け入れる複数
の空間４７が形成されている。複数の第２アイ４１の少
なくとも１つは第２側方部すなわち第２縁面４５を有し
ている。該第２縁面４５は、コンベアの意図する移動方
向において第１側部すなわち第１縁面３５と干渉係合す
るように配置され、コンベアの意図する移動方向におい
て第１リンクモジュール２７と第２リンクモジュール２
９との間に張力すなわち荷重を伝達するようになってい
る。
【００１６】本発明のコンベアでは、第１リンクモジュ
ール２７と第２リンクモジュール２９との間の張力すな
わち荷重の伝達は、複数の第１および第２アイ３１、４
１のボア３３、４３内のチェーンピン２５の受入れとは
無関係に行なわれ、および複数の第１および第２アイ３
１、４１内にチェーンピン２５を受け入れると、複数の
第１および第２アイ３１、４１、従って第１および第２
リンクモジュール２７、２９が互いに離脱することを防
止する。また、本発明のコンベアでは、複数の第１アイ
３１の少なくとも１つのアイおよび複数の第２アイ４１
の少なくとも１つのアイは、コンベアの意図する移動方
向に対して横方向に互いに干渉係合するように配置され
ており、コンベアの意図する移動方向に対して横方向
の、第１リンクモジュール２７と第２リンクモジュール
２９との間の大きな移動を防止する。
【００１７】リンクモジュール２７、２９は、任意の適
当な材料から、任意の適当な方法で作られる。しかしな
がら、本発明の実施形態では、リンクモジュール２７、
２９は、両方共、比較的硬いプラスチックで、ほぼ同じ
形状に成形するのが好ましい。チェーンピンすなわちヒ
ンジピン２５は、任意の適当な材料で作ることができ
る。第１実施形態 より詳しくは、特に図１〜図４に示すように、第１コン
ベアすなわちリンクベルト１１１のリンクモジュール
（第１および第２リンクモジュール２７、２９を含む）
の各々は主体部５１を有し、該主体部５１は、第１コン
ベアすなわちリンクベルト１１１の全幅に亘って延びて
おりかつ複数の第１および第２アイ３１、４１を相互連
結している。他の構造を採用できるが、第１コンベアす
なわちリンクベルト１１１では、主体部５１は横方向に
対向する第１および第２側部５３、５５を有し、該側部
５３、５５は、中心線すなわち中心軸線１９から両方向
に横方向に延びかつコンベア側部２１、２３に隣接し
て、コンベアの意図する移動方向（前方または後方）に
幾分湾曲している。
【００１８】第１コンベアすなわちリンクベルト１１１
の各リンクモジュールは、前記複数の第１および第２ア
イ３１、４１と、複数の第２アイ４１の間に形成される
複数の空間４７と、複数の第１アイ３１の間に形成され
る他の複数の空間５７とを有し、該空間５７は他のリン
クモジュールの他の複数のアイ（前記複数の第２アイに
相当する）を受け入れる。第１コンベアすなわちリンク
ベルト１１１には他の特定の構造を採用できるが、第１
の複数のアイ３１は、中心線１９上に位置する共通中心
６１から延びる半径５９で形成されるそれぞれの弧をな
して第１主体側部５１から延びており、前記弧は、中心
線１９からの距離が増大するにつれて徐々に大きくなっ
ている。前述のように、第１コンベア１１１では複数の
第１アイ３１の各々が、弧状に延びる前記側部すなわち
縁面３５からなる横方向に間隔を隔てた対を有してい
る。
【００１９】より詳しくは、図１および図４に最も良く
示すように、複数の第１アイ３１は、中心線１９の一方
の側に配置されていて、中心線１９に対して凹状の弧を
なす第１連６５のアイと、第１連６５のアイに対向して
中心線１９に関して反対側に配置されていて、中心線１
９に対して凹状の弧をなす第２連６７のアイとを有す
る。第１連６５および第２連６７のアイ３１は、それぞ
れ、横方向に延びかつ互いに横方向に整合している外端
面すなわち外端縁６９を有している。弧状に延びる複数
の第１アイ３１は、半径方向の幅７０を有しかつそれぞ
れ互いに所与の距離で横方向に間隔を隔てている。ま
た、複数の第１アイ３１は、中心線１９に沿って突出し
かつステム部分７３を有する中心アイ７１（図４参照）
と、ステム部分７３から延びかつ横方向に間隔を隔てた
２つの分枝７７を備えた截頭円形リング部分９５とを有
する。各分枝７７は、共通点６１からの半径および横方
向に整合する端面すなわち端縁部８０（該端縁部８０は
端面６９と整合する）により形成される前記側部すなわ
ち縁面７９の横方向に間隔を隔てた対を有する。
【００２０】図示のように、第１リンクモジュール２７
のボア３３はテーパ状すなわち拡開状であり、第２リン
クモジュール２９のボア４３は円筒状である。しかしな
がら、別の構造として、ボア４３を拡開状または長円状
にし、ボア３３を円筒状にすることもできる。第１コン
ベアすなわちリンクベルト１１１の横方向に間隔を隔て
た複数の第２アイ４１は、複数の第１アイ３１から横方
向にオフセットしており、主体部５１から複数の第１ア
イ３１の延長部の方向とは反対方向に延びており、かつ
それぞれ、中心線１９上に位置する中心６１からの半径
８１によりそれぞれ形成される弧として延びている。前
述のように、複数の各第２アイ４１は、それぞれ、弧状
に延びている前記側部すなわち縁面４５の横方向に間隔
を隔てた対を有している。
【００２１】より詳しくは、複数の第２アイ３１は、中
心線１９に対して凹弧状をなして中心線１９の一方の側
に延びている第１連８５のアイと、第１連８５のアイに
対向する関係をなしてかつ中心線１９に対し凹弧状をな
して中心線１９の反対側に延びている第２連続的８７の
アイとを有している。また、複数の第２アイ４１のそれ
ぞれは、中心線１９からアイ４１の増大する間隔に従っ
て主体部５１から増大する距離で延びかつ互いに横方向
に整合しかつ横方向に延びている外端面すなわち外端縁
８９を有している。複数の第２アイ４１は、また、中心
線１９に沿って突出し且つステム部分９３を備えた中心
アイすなわち中央アイ９１（図４参照）と、ステム部分
９３から延びかつ第１および第２連８５、８７の外端面
すなわち外端縁８９と横方向に整合する端面すなわち端
縁部９７を備えた截頭円形部分９５と、横方向に間隔を
隔てた円形側部すなわち縁面９９の対とを有している。
【００２２】複数の第２アイ４１は、複数の第１アイ３
１の半径方向幅７０にほぼ等しい半径方向に延びる第２
幅９８を有し且つこれらの間に、互いに間隔を隔てた関
係をなして弧状に延びている前記複数の空間４７を形成
している。該空間４７は、複数の第１アイ３１の半径方
向幅７０より僅かに大きく、かつ複数の第１および第２
アイ３１、４１（および縁面７９、９９の側部）がコン
ベアの意図する移動方向において干渉係合し、第１およ
び第２リンクモジュール２７、２９間に張力を伝達でき
るように、複数の第１アイ３１を緩く受け入れる。アイ
３１および空間４７が弧状であり且つ空間４７内にアイ
３１が緩く受け入れられているため、連結されたリンク
モジュール２７、２９は、中心６１の回りで互いに旋回
すなわち側方撓みが可能であり、同時に、これらの側部
すなわち縁面３５、４５（および側部すなわち縁面７
９、９９）は、コンベアの意図する移動方向において当
接および干渉係合できるように配置されており、所与の
経路に沿って（すなわち、コンベアの意図する移動方向
において）第１リンクモジュール２７と第２リンクモジ
ュール２９との間に張力すなわち荷重を伝達する。この
張力すなわち荷重は、複数の第１および第２アイ３１、
４１の側部すなわち縁面３５、４５（および側部すなわ
ち縁面７９、９９）のコンベアの移動方向におけるこれ
らの当接および干渉係合により、側方撓み時（および直
線前進移動中）にも係わらず、および一般的に整合した
ボア３３、４３内のチェーンピンすなわちヒンジピン２
５の受入れとは無関係に、コンベアすなわちベルト１１
１の全幅に沿って横方向に間隔を隔てた位置で伝達され
る。また、このような当接および干渉係合により、コン
ベアの意図する移動方向における荷重すなわち張力の付
与に応答してアイ３１が空間４７から抜けることが防止
される。
【００２３】第１コンベアすなわちリンクベルト１１１
のリンクモジュール２７、２９には他の構造を採用する
こともできるが、コンベアの側方撓みに適合できるよう
にするため、整合した第１および第２（連の）ボア３
３、４３の少なくとも一方はほぼ円筒状の形状（本発明
の構造のボア３３）であり、かつ整合した第１および第
２（連の）ボア３３、４３の他方はコンベアの意図する
移動方向に長円状（本発明の構造のボア４３）にするこ
とができる。図１に示すコンベアすなわちリンクベルト
１１１では、一連のボア４３の長さは中心線１９からの
アイ４１の間隔に従って徐々に大きくなり、このため、
チェーン１１１が中心６１の回りで側方撓みすなわち旋
回することができる。従って、図１〜図４に特に開示す
る構造では、張力すなわち荷重が、コンベアの意図する
移動方向において、隣接するリンクモジュール２７、２
９の相互噛合いアイ３１、４１間に伝達され、チェーン
の移動方向における張力すなわち荷重により、チェーン
ピンすなわちヒンジピン２５には剪断力が殆どまたは全
く作用しない。例示の構造では、ボア３３は円筒状であ
り且つボア４３は長円状であるが、所望ならば、ボア３
３を長円状に且つボア４３を円筒状にすることもでき
る。また、所望ならば、ボア３３、４３の両方を拡開状
すなわち長円状にすることもできる。
【００２４】第１コンベア１１１を所与の関連経路に沿
って前進させるのに、任意の適当な構造を採用できる。
特に開示した構造では、複数の第１アイ３１の少なくと
も１つのアイの下面には、駆動スプロケット（図示せ
ず）の歯を受け入れることができる表面１０１により形
成される駆動凹部を有している。第２実施形態 特に図５〜図１１に示すように、第２コンベアすなわち
リンクベルトすなわちチェーン２１１では、各リンクモ
ジュール（第１および第２リンクモジュール３１、４１
を含む）は主体部５１を有し、該主体部５１は、コンベ
アすなわちリンクベルト２１１の全幅に亘って延びかつ
複数の第１および第２アイ３１、４１を相互連結してい
る。
【００２５】各リンクモジュール２７、２９は、前記複
数の第１および第２アイ３１、４１と、複数の第２アイ
４１の間に形成された複数の空間４７と、他の複数の空
間５７とを有する。該空間５７は複数の第１アイ３１の
間に形成されていて、隣接する他のリンクモジュールの
他の複数のアイ（前記複数の第２アイに相当）を受け入
れる。第２コンベアすなわちリンクベルト２１１では、
他の特定構造を採用できるが、複数の第２アイ４１は、
横方向幅２２３をもつステム部分すなわち首部２２１
と、該首部すなわちステム部分２２１の幅２２３よりか
なり大きい最大横方向幅２２７をもつ主部分すなわち円
形部分２２５と、全体として外方に凸状の前記側部すな
わち縁面４５の横方向に間隔を隔てた対とを有する。
【００２６】他の特定構造を採用できるが、第２コンベ
アすなわちリンクベルト２１１では、複数の第１アイ３
１は、ほぼ同一の円形でありかつアイ４１より幾分大き
い部分円形空間５７を形成する外方に凹状の側部すなわ
ち縁面３５を有している。各空間５７は、前記ほぼ外方
に凹状の側部すなわち縁面３５の横方向に間隔を隔てた
対により形成される中央部すなわち主部分２３１を有し
ている。主部分２３１は最大幅２３３を有しかつ複数の
アイ４１の関連するアイの主部分２２５を受け入れる。
また、各空間５７は入口首部すなわち入口開口２３５を
有し、該入口開口２３５は主部分２３１と連通しており
かつ関連アイ４１のステム部分すなわち首部２２１を受
け入れる。また、空間５７の横方向幅２３７は、アイ４
１の主部分２２５の最大横方向幅より小さい。
【００２７】アイ４１および空間５７が円形であり、ア
イ４１が空間５７内に緩く受け入れられ、かつアイの最
大幅２２７に比べ首部の横方向幅２３７の方が小さいこ
とから、連結されたリンクモジュール２７、２９は、い
ずれかのコンベア側２１または２３から互いに旋回すな
わち側方撓みすることができ、同時に、その側部すなわ
ち縁面３５、４５は、コンベアの意図する移動方向（お
よびコンベアの意図する移動平面内での前進移動または
側方撓み移動の結果生じる関係から外れることを防止す
る位置）においてこれらが当接および干渉係合できるよ
うに配置されており、このため、所与の経路に沿う（す
なわちコンベアの意図する移動方向における）第１リン
クモジュール２７と第２リンクモジュール２９との間に
張力を伝達する。
【００２８】このような張力すなわち荷重は、複数の第
１および第２アイ３１、４１の側部すなわち縁面３５、
４５のコンベア移動方向における干渉係合による側方撓
み（すなわち直線前進移動）に係わらず、かつ整合した
ボア３３、４３内へのチェーンピンすなわちヒンジピン
２５の受入れとは無関係に、コンベアすなわちベルトす
なわちチェーン２１１の全幅に沿う多くの横方向間隔で
伝達される。他の構造を採用できるが、第２コンベアす
なわちリンクベルト２１１のリンクモジュール２７、２
９では、コンベアの側方撓みに適合できるようにするた
め、整合した第１および第２（連の）ボア３３、４３の
少なくとも一方はほぼ円筒状であり、かつ整合した第１
および第２（連の）ボア３３、４３の他方はコンベアの
意図する移動方向に長円状にすることができる。図５〜
図１１に示すコンベアすなわちリンクベルト２１１で
は、両連続ボア３３、４３は長円状で、コンベアすなわ
ちベルトすなわちチェーン２１１が両コンベア側部２
１、２３から側方撓みすなわち旋回できるようにする。
特に開示下構造では、コンベアの意図する移動方向の張
力すなわち荷重が、互いに隣接するリンクモジュール２
７、２９の相互噛合いアイ３１、４１の間に伝達される
ので、両連続ボア３３、４３はコンベアの意図する移動
方向に（共通長さで）長円状である。
【００２９】コンベア２１１を関連する所与の経路に沿
って前進させるのに、任意の適当な構造を採用できる。
特に開示した構造では、複数の第１アイ３１の少なくと
も１つの下面には、駆動スプロケット（図示せず）の歯
を受け入れることができる駆動凹部が形成されている。第３実施形態 特に図１２〜図１６に示すように、第３コンベアすなわ
ちリンクベルトすなわちチェーン３１１では、各リンク
モジュール（第１および第２リンクモジュール２７、２
９を含む）は主体部５１を有し、該主体部５１は、他の
構造を採用できるが、中心線１９に対してほぼ垂直に、
第３コンベアすなわちリンクベルトすなわちチェーン３
１１の全幅に亘って延び、複数の第１および第２アイ３
１、４１を相互連結し、かつ中心線１９の一方の側に主
体部の第１側部５３を有し、中心線１９の他方の側に主
体部の第２側部５５を有している。
【００３０】第３コンベアすなわちリンクベルトすなわ
ちチェーン３１１の各リンクモジュール２７、２９は、
前記複数の第１および第２アイ３１、４１と、複数の第
２アイ４１の間に形成された複数の空間４７と、他の複
数の空間５７とを有し、該空間５７は複数の第１アイ３
１の間に形成されていて、隣接する他のリンクモジュー
ルの他の複数のアイ（前記複数の第２アイに相当）を受
け入れる。複数の第１および第２アイ１、４１は、それ
ぞれ、一方のチェーンピン２５を受け入れる、横方向に
整合した第１および第２ボア３３、４３を有している。
より詳しくは、他の特定構造を採用できるが、第３コン
ベアすなわちリンクベルトすなわちチェーン３１１で
は、複数の第１アイ３１が、中心線１９の一方の側の第
１主体部の側部５３から、主体部５１から離れる方向に
および中心線１９に向かって延びる第１連６５のアイを
有し、該アイは、少なくとも一部が、ほぼ横方向に間隔
を隔てておりかつ互いにほぼ平行な関係をなしてかつ主
体部５１から離れて中心線１９に向かう方向に傾斜して
いる前記側部すなわち縁面３５により形成されている。
【００３１】第１連６５の各アイの側部すなわち縁面３
５の１つは、連結縁部すなわち表面３２１（該表面は弧
状または湾曲しているのが好ましく、かつ中心線１９に
対して凸面状に延びている）により主体部の第１側部５
３に連結される。第１連６５の各アイの側部すなわち縁
面３５の他方は、連結縁部すなわち表面３２３（該表面
は主体部の側部５３に対して鈍角をなして延びかつ連結
側部すなわち縁面３５に連続している）により主体部の
第１側部５３に連結されている。複数の第１アイ３１の
第１連６５のアイは、また、中心線１９に隣接して間隔
を隔てた関係に配置されたアイ３４１を有し、該アイ３
４１は、中心線１９に隣接する側部すなわち縁面９７を
有している。また、コンベアすなわちベルトすなわちチ
ェーン３１１では、複数の第１アイ３１が第２連６７の
アイを有し、該アイは、中心線１９の他方の側の主体部
の第２側部５５から、主体部５１から離れる方向でかつ
中心線１９に向かう方向に延びておりかつ横方向に間隔
を隔てたほぼ平行な側部すなわち縁面３５（該縁面は主
体部５１から離れる方向で中心線１９に向かう方向に傾
斜している）により形成されている。
【００３２】第２連６７の各アイの側部すなわち縁面３
５の１つは、連結縁部すなわち表面３３１（該表面は弧
状または湾曲しているのが好ましく、かつ中心線１９に
対して凸面状に延びている）により主体部の第２側部５
５に連結される。第２連６７の各アイの側部すなわち縁
面３５の他方は、連結縁部すなわち表面３３３（該表面
は主体部の側部５５に対して鈍角をなして延びかつ連結
側部すなわち縁面３５に連続している）により主体部の
第２側部５５に連結されている。複数の第１アイ３１の
第２連６７のアイは、また、中心線１９に隣接して間隔
を隔てた関係に配置されたアイ３５１を有し、該アイ３
５１は、中心線１９に隣接する側部すなわち縁面９７を
有している。該縁面９７はアイ３４１の側部すなわち縁
面９７と協働して中央空間すなわち中間空間３６１を形
成する。
【００３３】第３コンベアすなわちリンクベルトすなわ
ちチェーン３１１では、複数の第２アイ４１が、中心線
１９の一方の側に配置された第１連続８５のアイを有
し、該アイは、主体部の第１側部５３から、複数の第１
アイ３１の第１連６５とは反対方向にかつ中心線１９に
対して傾斜して延びている。アイ４１は、少なくとも一
部が、ほぼ横方向に間隔を隔てておりかつ互いにほぼ平
行な関係をなしてかつ主体部５１から離れて中心線１９
に向かう方向に傾斜している前記側部すなわち縁面４５
により形成されている。他の構造を採用できるが、この
開示の実施形態では、複数の第２アイ４１の第１連８５
のアイが、ほぼ共通の距離で互いに横方向に間隔を隔て
ておりかつほぼ共通の横方向幅を有している。第１連８
５の各アイの側部すなわち縁面４５の１つは、連結縁部
すなわち表面３４１（該表面は弧状または湾曲している
のが好ましく、かつ中心線１９に対して凸面状に延びて
いる）により主体部の第１側部５３に連結される。第１
連８５の各アイの側部すなわち縁面４５の他方は、連結
縁部すなわち表面３４３（該表面は主体部の側部５３に
対して鋭角をなしかつ連結された側部４５に対して鈍角
に傾斜した関係をなして延びている）により主体部の第
１側部５３に連結されている。
【００３４】コンベアすなわちベルトすなわちチェーン
３１１の複数の第２アイ４１が、中心線１９の他方の側
に配置された第２連８７のアイを有し、該アイは、主体
部の第２側部５５から、複数の第１アイ３１の第２連６
７とは反対方向に、かつ第１連８５のアイから反対方向
に、中心線１９に対して傾斜した関係をなして延びてい
る。他の構造を採用することもできるが、コンベア３１
１では、複数の第２アイ４１の第２連８７のアイは、ほ
ぼ共通の距離で互いに横方向に間隔を隔てておりかつほ
ぼ共通の横方向幅を有している。第２連８７の各アイの
側部すなわち縁面４５の１つは、連結縁部すなわち表面
３４１（該表面は弧状または湾曲しているのが好まし
く、かつ中心線１９に対して凹面状に延びている）によ
り主体部の第２側部５５に連結される。第２連８７の各
アイの側部すなわち縁面４５の他方は、連結縁部すなわ
ち表面３４３（該表面は主体部の側部５３に対して鋭角
をなしかつ連結された側部４５に対して鈍角に傾斜した
関係をなして延びている）により主体部の第２側部５５
に連結されている。
【００３５】更に、コンベア３１１の複数の第２アイ４
１は、中心線１９に沿って突出しかつ空間３６１内に緩
く受け入れられる中央アイすなわち中間アイ７１を有し
ている。中央アイ７１は、外方の横方向端部すなわち縁
面７７と、横方向に間隔を隔てて収斂する１対の側部す
なわち縁面７９とを有し、該縁面７９は、主体部５１と
外端部すなわち縁面７７との間で延びかつ複数の第１ア
イ３１のアイ３４１、３５１の側部すなわち縁面９７と
係合する。空間４７、３６１は、それぞれ、側部すなわ
ち縁面３５、４５（および側部すなわち縁面７９、９
７）がコンベアの意図する移動方向において当接しかつ
干渉係合して、所与の経路（すなわちコンベアの意図す
る移動方向）に沿ってリンクモジュール２７、２９の間
に張力すなわち荷重を伝達できるように、アイ３１およ
び中央アイ７１を受け入れる。このような荷重すなわち
張力は、複数の第１および第２耳部３１、４１の側部す
なわち縁面３５、４５（および側部すなわち縁面７９、
９７）のコンベア移動方向における干渉係合による側方
撓み（および直線前進移動中）に係わらず、かつ複数の
第１および第２アイ３１、４１内へのチェーンピンすな
わちヒンジピン２５の受入れとは無関係に、コンベアす
なわちベルト３１１の全幅に沿う多くの横方向間隔で伝
達される。
【００３６】より詳しくは、コンベアすなわちベルトす
なわちチェーン３１１において、複数の第１アイ３１の
各アイのそれぞれの側部すなわち縁面３５は、中心線１
９に隣接して配置された隣接側部すなわち縁面３７１を
有し、該縁面３７１は、外端部３７３と、中心線１９か
ら離れて配置されかつ外端部３７７を備えた遠隔側部す
なわち縁面３７５とを有している。また、コンベアすな
わちベルトすなわちチェーン３１１では、複数の第２ア
イ４１の各アイのそれぞれの側部４５は、中心線１９に
隣接して配置された隣接側部すなわち縁面３７２を有
し、該縁面３７２は、外端部３７４と、中心線１９から
離れて配置されかつ外端部３７８を備えた遠隔側部すな
わち縁面３７６とを有している。この点に関し更に説明
すると、複数の第１アイ３１の隣接側部３７１の外端部
３７３は、中心線１９から所与の距離３８１（１つが図
示されている）に配置されている。これに対し、複数の
第２アイ４１の内方に隣接するアイの遠隔側部３７６の
が外端部３７８は、中心線１９から、所与の第１距離３
８１より小さい所与の第２距離３８３に位置しており、
これにより、複数の第１アイ３１の遠隔側部３７５の外
端部３７７は、複数の第２アイ４１の遠隔側部３７６の
外端部３７８に対し、コンベアの移動方向においてこれ
らの間で当接および干渉係合できる位置（およびコンベ
アの意図する移動平面内で前進移動または側方撓み移動
する関係から外れることを防止する位置）に位置し、コ
ンベアの意図する移動方向において、連結されたリンク
モジュール２７、２９間に張力すなわち荷重を伝達す
る。
【００３７】更に、第１および第２コンベア１１１、２
１１におけるように、コンベアすなわちベルトすなわち
チェーン３１１でも、複数の第１および第２アイ３１、
４１の整合したボア３３、４３内にチェーンピン２５の
１つが受け入れられると、複数の第１および第２アイ３
１、４１が互いに離脱することを防止する。横方向に整
合した第１連および第２連のボア３３、４３の一方また
は両方は、コンベアの意図する移動方向に長円状であ
り、コンベア３１１の側方撓みに適合するようになって
いる。他の構造を採用することもできるが、コンベア３
１１では、ボア４３はほぼ一定の直径を有し、ボア３３
はほぼ共通距離においてコンベアの意図する移動方向に
長円状であり、コンベアがその側部２１、２３のいずれ
の側にも枢動すなわち側方撓みできるようになってい
る。
【００３８】また、複数の第１アイ３１の少なくとも１
つのアイおよび複数の第２アイ４１の１つのアイは、コ
ンベアの意図する移動方向を横切る方向において互いに
干渉係合するように配置されており、コンベアの意図す
る移動方向を横切る方向におけるこれらの間の大きな移
動を防止する。第３コンベア３１１を関連する所与の経
路に沿って前進させるのに、任意の適当な構造を採用で
きる。特に開示した構造では、複数の第１アイ３１の少
なくとも１つの下面には、駆動スプロケット（図示せ
ず）の歯が係合できる表面３８１を含む駆動凹部が形成
されている。他の実施形態におけるように、第３コンベ
ア、ベルトすなわちチェーン３１１では、リンクモジュ
ール２７、２９の一方の複数の第１アイ３１は、所与の
経路（すなわち、コンベアの意図する移動方向）に沿っ
てこれらの間に張力すなわち荷重を伝達すべく、アイの
側部すなわち縁面３５、４５がコンベアの意図する移動
方向において干渉係合するように位置決めする態様で、
隣接するリンクモジュールの複数の第２アイにより形成
される複数の空間４７内に受け入れられる。このような
荷重すなわち張力は、複数の第１および第２アイ３１、
４１の側部すなわち縁面のコンベア移動方向における干
渉係合による側方撓み（および直線前進移動）に係わら
ず、かつ複数の第１および第２アイ３１、４１内へのチ
ェーンピン２５の関連するチェーンピンの受入れとは無
関係に、コンベアすなわちベルトすなわちチェーン３１
１の幅に沿う幾つかの横方向に間隔を隔てた位置で伝達
される。
【００３９】第４実施形態 特に図１７〜図２１に示すように、第４コンベアすなわ
ちリンクベルトすなわちチェーン４１１では、各リンク
モジュール（第１および第２リンクモジュール２７、２
９を含む）は主体部５１を有し、該主体部５１は、第４
コンベアすなわちリンクベルト４１１の全幅に亘って延
び、かつ複数の第１および第２アイ３１、４１を相互連
結する。他の構造を採用できるが、第４コンベアすなわ
ちリンクベルト４１１では、主体部５１は、中心線すな
わち中心軸線１９に対して収斂する傾斜関係をなして中
心軸線１９から両方向に横方向に延びる第１および第２
の側部５３、５５を有する。第４コンベアすなわちリン
クベルトすなわちチェーン４１１の各リンクモジュール
は、前記複数の第１および第２アイ３１、４１と、複数
の第２アイ４１の間に形成された複数の空間４７と、他
の複数の空間５７とを有し、該空間５７は複数の第１ア
イ３１の間に形成されていて、隣接する他のリンクモジ
ュールの他の複数のアイ（前記複数の第２アイに相当）
を受け入れる。
【００４０】複数の第１および第２アイ１、４１は、そ
れぞれ、一方のチェーンピン２５を受け入れる、横方向
に整合した第１および第２ボア３３、４３を有してい
る。より詳しくは、他の特定構造を採用できるが、第４
コンベアすなわちベルトすなわちチェーン４１１の複数
の第１アイ３１は、中心線１９の一方の側で、コンベア
の意図する移動方向に沿って主体部の第１側部５３から
延びる第１連６５のアイを有している。複数の第１アイ
３１の第１連６５のアイは、中心線１９に対して間隔を
隔てて配置された内側アイ４２１と、コンベア側部２１
に隣接して配置された外側アイ４２３と、内側アイ４２
１と外側アイ４２３との間に一連の空間５７を形成すべ
く、内側アイ４２１と外側アイ４２３との間で互いに間
隔を隔てて配置された１つ以上の中間アイ４２５とを有
している。
【００４１】複数の第１アイ３１は、また、第２連６７
のアイを有し、該アイは、中心線１９の他方の側でコン
ベアの意図する移動方向に沿って主体部の第２側部５５
から延びかつ中心線１９に対して間隔を隔てた関係に配
置された内側アイ４３１と、コンベア側部２３に隣接す
る外側アイ４３３と、内側アイ４３１と外側アイ４３３
との間に一連の空間５７を形成すべくこれらの両アイ４
３１と４３３との間で互いに間隔を隔てて配置された１
つ以上の中間アイ４３５とを有している。複数の第１ア
イ３１の第１および第２連６５、６７のアイは、一部
が、互いに横方向に間隔を隔ててかつ横方向に整合した
関係に配置された側面４４１により形成される。側面４
４１は前記側部すなわち縁面３５を構成する内側部分４
４３を有する。該内側部分は真直または僅かに湾曲させ
ることができ、主体部５１に対して鋭角に傾斜した関係
をなして延びており、かつリンクモジュールから離れる
方向に中心アイ７１（更に詳述する）から間隔を隔てた
関係をなして中心線１９上に位置する共通中心４４７か
らそれぞれの距離４４６に位置するそれぞれの外端部４
４５を有している。側面４４１はまた、内側部分４４３
の外端部４４５からそれぞれ延びているそれぞれの湾曲
外側部分４４９を有し、該外側部分は、共通点４４７か
らのそれぞれの半径４４６により定められる。
【００４２】複数の第１アイ３１はまた、主体部５１か
ら中心線１９に沿って、第１アイ３１の第１および第２
連続６５、６７と同方向に突出する中心アイ７１と、外
端部すなわち縁面７７と、主体部５１と外端部すなわち
縁面７７との間で延びている１対の横方向に間隔を隔て
て外方に凸弧状の側部すなわち縁面７９とを有してい
る。第４コンベアすなわちベルトすなわちチェーン４１
１では、複数の第２アイ４１が第２連８５のアイを有
し、該アイは、中心線１９の一方の側でかつコンベアの
意図する移動方向に沿って主体部の第１側部５３から複
数の第１アイ３１の第１連６５の延長方向とは反対方向
に延びている。第１連８５のアイは、中心線１９に隣接
して配置された内側アイ４６１と、コンベアの側部２１
に隣接して配置された外側アイ４６３と、１つ以上の中
間アイ４６５とを有し、該中間アイ４６５は、互いに間
隔を隔てかつ内側アイおよび外側アイ４６１、４６３に
対しても間隔を隔てて、内側アイ４６１と外側アイ４６
３との間に配置され、これらの間に空間４７を形成す
る。
【００４３】コンベアすなわちベルトすなわちチェーン
４１１の複数の第２アイ４１はまた、第２連８７のアイ
を有し、該アイは、中心線１９の他方の側でかつコンベ
アの意図する移動方向に沿って主体部の側部５５から複
数の第１アイ３１の第２連６７の延長方向とは反対方向
に延びている。第２連８７のアイは、中心線１９に隣接
して配置された内側アイ４６２と、コンベアの側部２３
に隣接して配置された外側アイ４６４と、１つ以上の中
間アイ４６６とを有し、該中間アイ４６６は、互いに間
隔を隔てかつ内側アイおよび外側アイ４６２、４６４に
対しても間隔を隔てて、内側アイ４６２と外側アイ４６
４との間に配置され、これらの間に空間４７を形成す
る。第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４１１の複
数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８７の内側
アイ４６１、４６２はほぼ同一形状であり（左側と右側
との相違は除く）、かつそれぞれの外端部すなわち縁面
４７３および側部すなわち縁面３５（該縁面は、外端部
すなわち縁面７１の横方向に間隔を隔てた端部から主体
部５１に向かってそれぞれ弧状に延びている）により形
成される外端部４７１を有している。
【００４４】第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４
１１の複数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８
７の内側アイ４６１、４６２はまた、それぞれ、主体部
５１と、外端部４７１との間で延びている首部４７５を
有し、該首部４７５は、主体部５１に向かってテーパし
かつ一般にその横方向幅は外端部４７１の横方向幅より
小さい。第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４１１
の複数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８７の
内側アイ４６１、４６２は、中心線１９に沿って配置さ
れる中心空間４７９を形成し、該中心空間４７９は側部
すなわち縁面４６１、４６２により境界が定められてい
る。第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４１１の複
数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８７の側部
アイ４６３、４６４はほぼ同一形状であり（左側と右側
との相違は除く）、かつそれぞれの外端部すなわち縁面
４８３および弧状側部すなわち表面縁４５（該表面縁
は、外端部すなわち縁面４８３の横方向に間隔を隔てた
端部から主体部５１に向かって延びている）により形成
される外端部４８１を有している。
【００４５】第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４
１１の複数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８
７の外側アイ４６３、４６４はまた、それぞれ、主体部
５１と、外端部４５１との間で延びている首部４８５を
有し、該首部４８５は、主体部５１に向かってテーパし
かつ一般にその横方向幅は外端部４５１の横方向幅より
小さい。第４コンベア、ベルトすなわちチェーン４１１
の複数の第２アイ４１の第１および第２連８５、８７の
中間アイ４６５、４６６はほぼ同一形状であり（左側と
右側との相違は除く）、かつ１８０°より大きい角度に
亘って延びているそれぞれの弧状外端面すなわち縁面４
８９により形成される外端部４８７と、主体部５１と外
端部４８７との間で延びている首部４９１とを有し、該
首部４９１は、主体部５１に向かってテーパしかつ一般
にその横方向幅は外端部４８７の横方向幅より小さい。
【００４６】内側アイ４６１、４６２と中間アイ４６
５、４６６との間、互いに隣接する中間アイ４６５、４
６６の間、および該中間アイ４６５、４６６と複数の第
２アイ４１の第１および第２連続８５、８７の外側アイ
４６３、４６４との間には、他のリンクモジュールの複
数の第１アイを受け入れることができるそれぞれの空間
４７が形成されている。第１、第２および第３コンベア
１１１、２１１、３１１におけるように、コンベアすな
わちベルトすなわちチェーン４１１でも、複数の第１お
よび第２アイ３１、４１の整合したボア３３、４３内に
チェーンピン２５の１つが受け入れられると、複数の第
１および第２アイ３１、４１が互いに離脱すること（従
って、リンクモジュール２７、２９が離脱すること）が
防止される。
【００４７】横方向に整合した第１連および第２連のボ
ア３３、４３の一方または両方は、コンベアの意図する
移動方向に長円状であり、コンベア３１１の側方撓みに
適合するようになっている。他の構造を採用することも
できるが、コンベア４１１では、ボア３３はほぼ一定の
直径を有し、ボア４３はコンベアの移動方向に長円状ま
たは拡開状であり、コンベアが中心線１９の回りで枢動
すなわち側方撓みできるようになっている。第４コンベ
ア４１１を関連する所与の経路に沿って前進させるの
に、任意の適当な構造を採用できる。特に開示した構造
では、複数の第１アイ３１の少なくとも１つの下面に
は、駆動スプロケット（図示せず）の歯が係合できる表
面４８１を含む駆動凹部が形成されている。
【００４８】他の実施形態におけるように、第４コンベ
ア、ベルトすなわちチェーン４１１でも、リンクモジュ
ール２７、２９の一方の複数の第１アイ３１は、所与の
経路（すなわち、コンベアの意図する移動方向）に沿っ
てこれらの間に張力すなわち荷重を伝達すべく、アイの
側部すなわち縁面３５、４５がコンベアの意図する移動
方向において（およびコンベアの意図する移動方向にお
いて前進または側方撓み移動する関係から外れることを
防止する位置において）当接しかつ干渉係合するように
位置決めする態様で、隣接するリンクモジュールの複数
の第２アイにより形成される複数の空間４７内に受け入
れられる。このような荷重すなわち張力は、複数の第１
および第２アイ３１、４１の側部のコンベア移動方向に
おける干渉係合による側方撓み（および直線前進移動）
に係わらず、かつ複数の第１および第２アイ３１、４１
内へのチェーンピン２５の関連するチェーンピンの受入
れとは無関係に、コンベアすなわちベルトすなわちチェ
ーン４１１の幅に沿う幾つかの横方向に間隔を隔てた位
置で伝達される。
【００４９】また、複数の第１アイ３１の少なくとも１
つのアイおよび複数の第２アイ４１の１つのアイは、コ
ンベアの意図する移動方向を横切る方向において互いに
干渉係合するように配置されており、コンベアの意図す
る移動方向を横切る方向におけるこれらの間の大きな移
動を防止する。本発明の１つの長所は、開示のチェー
ン、ベルトすなわちコンベアの構造が大きな幅をもつも
のとして製造できることである。なぜならば、本発明の
チェーン、ベルトすなわちコンベアは、チェーン、ベル
トすなわちコンベアを横切る多くの箇所で張力すなわち
荷重を伝達でき、ピンの強度による制限を受けないから
である。本発明の特に重要な他の長所は、開示の単一の
側方撓みコンベアが、多数の標準形コンベア、ベルトす
なわちチェーンと置換できることである。
【００５０】湾曲または傾斜した干渉側部すなわち縁面
を有する本発明のコンベア、ベルトすなわちチェーン
は、前述のように、チェーン、ベルトすなわちコンベア
の側部でのかつヒンジピンを介しての荷重伝達に限定さ
れない。アイは湾曲または傾斜しておりかつ相互噛合い
するので、隣接するリンクモジュールが一体係合して、
側方撓み中に、チェーン、ベルトすなわちコンベアの全
幅に亘る多くの箇所で荷重すなわち張力を支持する。一
実施形態では、湾曲アイが、中心線上の中心から出発す
る増分半径を有し、側方撓み中の確実な相互作用を確保
する。また、リンクモジュールは、直線前進移動時すな
わち走行時に伸長または収縮することがない。なぜなら
ば、湾曲または傾斜したアイが干渉して、チェーン、ベ
ルトすなわちコンベアを直進走行状態および一定ピッチ
に維持するからである。
【００５１】側方撓み中に、本発明のチェーン、ベルト
すなわちコンベアは、荷重すなわち張力を２つの態様で
支持する。第１は、湾曲または傾斜したアイが、リンク
モジュールの残部全体に荷重を均一に分散させ均一な分
布荷重を与える態様である。また、所望ならば、ヒンジ
ピンを、従前の設計と同様にリンクモジュールの外面で
剪断をうけるものに置換することもできる。或る実施形
態では、荷重は、（完全に前述した）側部を介して荷重
を搬送することにより、および荷重を１つのリンクモジ
ュールから連結ヒンジピンに搬送しかつ連結ヒンジピン
から次のリンクモジュールに搬送することにより、１つ
のリンクモジュールから次のリンクモジュールに搬送で
きる。湾曲または傾斜したアイ設計は、より良く追随し
かつより堅固なチェーン、ベルトすなわちコンベアを提
供する。本発明のチェーン、ベルトすなわちコンベア
は、この全幅に亘って均一な荷重支持を行なうので、よ
り重い荷重を支持できる。また、本発明のチェーン、ベ
ルトすなわちコンベアは、ピッチが一定であるのでより
優れた性能および追随性を発揮する。
【００５２】本発明の種々の特徴は、特許請求の範囲の
記載において述べられている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の種々の特徴を有するコンベアの第１実
施形態を示す部分平面図である。
【図２】図１の２−２線に沿う断面図である。
【図３】図１の３−３線に沿う断面図である。
【図４】図１のコンベアの中央部の部分拡大断面図であ
る。
【図５】本発明の種々の特徴を有するコンベアの第２実
施形態を示す部分平面図であり、直線前進移動状態にあ
るところを示すものである。
【図６】図５のコンベアが側方撓み移動状態にあるとこ
ろを示す図５と同様な部分平面図である。
【図７】図５および図６のコンベアの中間部分を示す部
分拡大断面図である。
【図８】図７の８−８線に沿う断面図である。
【図９】図５の９−９線に沿う断面図である。
【図１０】図５および図６のコンベアの他の中間部分を
示す部分拡大断面図である。
【図１１】図５および図６のコンベアの更に別の中間部
分を示す部分拡大断面図である。
【図１２】本発明の種々の特徴を取り入れたコンベアの
第３実施形態を示す部分平面図であり、直線前進移動状
態を示すものである。
【図１３】図１２と同様な部分平面図であり、図１２の
コンベアが側方撓み状態にあるところを示すものであ
る。
【図１４】図１２および図１３のコンベアの端部を示す
部分拡大断面図である。
【図１５】図１２の１５−１５線に沿う断面図である。
【図１６】図１２の１６−１６線に沿う断面図である。
【図１７】本発明の種々の特徴を取り入れたコンベアの
第４実施形態を示す部分平面図であり、直線前進移動状
態を示すものである。
【図１８】図１７のコンベアが側方撓み状態にあるとこ
ろを示す、図１７と同様な部分平面図である。
【図１９】図１７および図１８のコンベアの端部を示す
部分拡大断面図である。
【図２０】図１７の２０−２０線に沿う断面図である。
【図２１】図１７の２１−２１線に沿う断面図である。
【符号の説明】
２５ ヒンジピン ２７ 第１リンクモジュール ２９ 第２リンクモジュール ３１ 第１アイ ４１ 第２アイ １１１、２１１、３１１ コンベア

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 所与の経路上で意図する方向に沿って移
    動させる、横方向に間隔を隔てた両側部を備えたコンベ
    アにおいて、チェーンピンと、横方向に間隔を隔てた複
    数の第１アイを備えた第１リンクモジュールとを有し、
    それぞれの第１アイには前記チェーンピンを受け入れる
    ための整合した第１ボアが設けられ、前記第１アイは一
    連の空間を形成し、横方向に間隔を隔てた複数の第２ア
    イを備えた第２リンクモジュールを有し、それぞれの第
    ２アイには第１モジュールと第２モジュールとの分離を
    防止する前記チェーンピンを受け入れるための整合した
    第２ボアが設けられ、第２アイは、前記複数の第１アイ
    の間の前記空間内に受け入れられて複数の第１アイと係
    合し、前記コンベアの側部間で横方向に間隔を隔てた多
    数の箇所において、第１リンクモジュールと第２リンク
    モジュールとの間で、コンベアの移動方向に張力を直接
    伝達することを特徴とするコンベア。
  2. 【請求項２】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第１ア
    イは、第１側部が設けられた少なくとも１つのアイを備
    え、前記横方向に間隔を隔てた複数の第２アイは、第２
    側部が設けられた少なくとも１つのアイを備え、前記第
    １および第２側部は、コンベアの意図する移動方向に干
    渉係合するように配置され、張力を、第１側部と第２側
    部との間で、コンベアの意図する移動方向に伝達するこ
    とを特徴とする請求項１に記載のコンベア。
  3. 【請求項３】 前記張力の伝達は、前記複数の第１およ
    び第２アイ内への前記チェーンピンの受入れとは無関係
    に行なわれることを特徴とする請求項２に記載のコンベ
    ア。
  4. 【請求項４】 前記複数の第１および第２アイ内への前
    記チェーンピンの受入れは、前記複数の第１および第２
    アイが互いに離脱することを防止することを特徴とする
    請求項２に記載のコンベア。
  5. 【請求項５】 前記複数の第１アイの少なくとも１つお
    よび前記複数の第２アイの１つは、コンベアの意図する
    移動方向を横切る方向に互いに干渉係合するように配置
    され、コンベアの意図する移動方向を横切る方向におけ
    るこれらの間の大きな移動を防止することを特徴とする
    請求項２に記載のコンベア。
  6. 【請求項６】 前記所与の経路が中心線を有し、前記複
    数の第１アイが、前記中心線の一方の側でかつ中心線に
    対して間隔を隔てた関係に配置されかつ前記第１側部を
    備えた第１アイを有し、前記複数の第２アイが、前記中
    心線の他方の側でかつ中心線に対して間隔を隔てた関係
    に配置されかつ前記第２側部を備えた第２アイを有し、
    前記複数の第１アイはまた、前記中心線の他方の側でか
    つ中心線に対して間隔を隔てた関係に配置されかつ第３
    側部を備えた第３アイを有し、前記複数の第２アイはま
    た、前記中心線の他方の側でかつ中心線に対して間隔を
    隔てた関係に配置された第４アイを有し、該第４アイ
    は、コンベアの意図する移動方向において前記第３側部
    と干渉係合するように配置された第４側部を有し、これ
    らの間でコンベアの意図する移動方向に張力を伝達する
    ことを特徴とする請求項２に記載のコンベア。
  7. 【請求項７】 前記第１および第２リンクモジュール
    は、プラスチック成形されたワンピース構造でありかつ
    ほぼ同一であることを特徴とする請求項２に記載のコン
    ベア。
  8. 【請求項８】 前記張力の伝達は、前記複数の第１およ
    び第２アイ内への前記チェーンピンの受入れとは無関係
    に行なわれることを特徴とする請求項１に記載のコンベ
    ア。
  9. 【請求項９】 所与の経路上で意図する方向に沿って移
    動させる、横方向に間隔を隔てた両側部を備えたコンベ
    アにおいて、チェーンピンと、横方向に間隔を隔てた複
    数の第１アイを備えた第１リンクモジュールとを有し、
    第１アイは所与の経路の方向に沿って延びかつ間隔を隔
    てたそれぞれの側部を有しかつそれぞれの第１アイには
    前記チェーンピンを受け入れるための整合した第１ボア
    が設けられ、横方向に間隔を隔てた複数の第２アイを備
    えた第２リンクモジュールを有し、第２アイは複数の第
    １アイから横方向にオフセットし、かつ第１アイの延長
    方向とは反対方向に延び、かつそれぞれの側部を有し、
    かつこれらの間に複数の空間を形成し、該空間は複数の
    第１アイを受け入れ、前記複数の第１および第２アイの
    前記側部が所与の経路の方向において干渉係合してこれ
    らの間に、所与の経路の方向に張力を伝達し、第２アイ
    には前記チェーンピンを受け入れる整合した第２ボアが
    設けられていることを特徴とするコンベア。
  10. 【請求項１０】 前記複数の第１アイはほぼ同一の形状
    を有し、前記複数の空間はほぼ同一の形状を有すること
    を特徴とする請求項９に記載のコンベア。
  11. 【請求項１１】 前記複数の第１アイおよび前記複数の
    空間はほぼ円形であることを特徴とする請求項９に記載
    のコンベア。
  12. 【請求項１２】 前記複数の第１アイは前記複数の空間
    よりサイズが小さく、前記複数の第１アイが前記複数の
    空間内に緩く受け入れられることを特徴とする請求項１
    １に記載のコンベア。
  13. 【請求項１３】 前記複数の第１アイの前記部分は外方
    に凸状であり、前記複数の第２アイの前記部分は外方に
    凹状であることを特徴とする請求項９に記載のコンベ
    ア。
  14. 【請求項１４】 前記複数の第１および第２アイは、そ
    れぞれ、更に、前記最初に述べた側部に対して横方向に
    間隔を隔てて配置された第２側部を有し、前記複数の第
    １アイの前記第２側部および前記複数の第２アイの前記
    第２側部は、所与の経路の方向に沿って干渉係合してい
    て、これらの間で所与の経路の方向に張力を伝達するこ
    とを特徴とする請求項９に記載のコンベア。
  15. 【請求項１５】 前記第１および第２ボアの一方は、コ
    ンベアの意図する移動方向に長円状であることを特徴と
    する請求項９に記載のコンベア。
  16. 【請求項１６】 前記コンベアは所与の経路の意図する
    方向に延びる中心軸線を有し、前記第１および第２リン
    クモジュールは、それぞれ、前記第１および第２アイを
    それぞれ相互連結する横方向に延びる主体部を有し、該
    主体部は前記中心軸線から両方向に横方向に延びている
    ことを特徴とする請求項９に記載のコンベア。
  17. 【請求項１７】 前記主体部は前記中心軸線に対して傾
    斜していることを特徴とする請求項９に記載のコンベ
    ア。
  18. 【請求項１８】 前記コンベアは所与の経路の方向に延
    びる中心軸線を有し、前記複数の第１アイは前記中心軸
    線に沿って突出しかつ横方向に間隔を隔てた側部を備え
    た中心アイを有し、前記複数の第２アイは前記中心アイ
    の一方の側に配置された第１連のアイと、前記中心軸線
    に隣接して配置された１つのアイと、前記中心軸線に隣
    接して配置された側部とを有し、該側部は前記中心アイ
    の前記側部の１つと係合し、前記中心軸線の他方の側の
    第２連のアイと、前記中心軸線に隣接して配置された１
    つのアイと、前記中心軸線に隣接して配置された側部と
    を有し、該側部は前記中心アイの前記側部の１つと係合
    することを特徴とする請求項９に記載のコンベア。
  19. 【請求項１９】 前記中心アイの前記側部は外方に凸状
    であり、前記中心軸線に隣接して配置された前記アイの
    前記側部は外方に凹状であることを特徴とする請求項１
    ８に記載のコンベア。
  20. 【請求項２０】 前記第２リンクモジュールは、前記複
    数の第２アイを相互連結しかつ前記中心軸線から両方向
    に横方向に延びる主体部を有し、前記複数の第２アイの
    前記ボアは、前記主体部に隣接する縁部を有し、前記第
    ２連のアイの前記側部は、前記中心線上の共通点からの
    半径でそれぞれ延びる湾曲部と、該湾曲部から前記主体
    部に向かって、前記中心線に対して内方に傾斜した関係
    をなして延びる内側部分とを有し、前記直線部および湾
    曲部は前記内側ボア縁部で互いに結合していることを特
    徴とする請求項１８に記載のコンベア。
  21. 【請求項２１】 前記コンベアは所与の経路の方向に延
    びている中心軸線を有し、前記複数の第１アイは、横方
    向に整合して配置された外端部を有し、かつ前記中心軸
    線の一方の側に位置しかつ前記中心軸線に隣接して配置
    された第１アイ、前記中心軸線から遠隔の第２アイ、前
    記第１および第２アイの間に配置された第３アイを備え
    た第１連のアイと、前記中心軸線の他方の側に位置しか
    つ前記中心軸線に隣接して配置された第４アイ、前記中
    心軸線から遠隔の第５アイ、前記第４および第５アイの
    間に配置された第６アイを備えた第２連のアイとを有す
    ることを特徴とする請求項１８に記載のコンベア。
  22. 【請求項２２】 前記隣接アイおよび遠隔アイは同じサ
    イズであり、前記中間アイは前記隣接アイおよび遠隔ア
    イの前記サイズより小さいサイズを有しかつ半円形外端
    部を有することを特徴とする請求項２１に記載のコンベ
    ア。
  23. 【請求項２３】 前記第１連のアイの前記整合したボア
    は所与の経路の方向に沿う長円状であり、前記長円度
    は、前記中心軸線からの距離の増大につれて、前記中心
    軸線に対して垂直に延びる線から両方向に増大すること
    を特徴とする請求項２１に記載のコンベア。
  24. 【請求項２４】 所与の経路上で意図する方向に沿って
    移動させる、中心線および横方向に間隔を隔てた両側部
    を備えたコンベアにおいて、チェーンピンと、コンベア
    の意図する移動方向に沿って延びる複数の横方向に間隔
    を隔てた第１アイを備えた第１リンクモジュールとを有
    し、該第１リンクモジュールのそれぞれは、前記チェー
    ンピンを受け入れる整合した第１ボアと、前記中心線の
    一方の側で中心線から間隔を隔てかつコンベアの意図す
    る移動方向に対して横方向に延びる第１表面を備えた第
    １アイと、前記中心線の他方の側で中心線から間隔を隔
    てかつコンベアの意図する移動方向に対して横方向に延
    びる第２表面を備えた第２アイと、前記複数の第１アイ
    から横方向にオフセットしている複数の横方向に間隔を
    隔てた第２アイを備えた第２リンクモジュールとを有
    し、前記第２アイは、前記複数の第１アイの延長方向と
    は反対方向に延びており、これらの間に前記第１アイを
    受け入れる複数の空間を形成し、前記チェーンピンを受
    け入れる整合した第２ボアと、前記中心線の一方の側で
    中心線から間隔を隔てかつコンベアの意図する移動方向
    を横切って延びかつコンベアの意図する移動方向におい
    て前記第１表面と当接係合してこれらの間にコンベアの
    意図する移動方向の張力を伝達する第３表面を含む第３
    アイと、前記中心線の他方の側で中心線から間隔を隔て
    かつコンベアの意図する移動方向を横切って延びかつコ
    ンベアの意図する移動方向において前記第３表面と当接
    係合してこれらの間にコンベアの意図する移動方向の張
    力を伝達する第４表面を含む第４アイとを有することを
    特徴とするコンベア。
  25. 【請求項２５】 所与の経路上で意図する方向に沿って
    移動させる、横方向に間隔を隔てた両側部を備えた側方
    可撓コンベアにおいて、チェーンピンと、コンベアの意
    図する移動方向に延びる第１中心線を有する第１リンク
    モジュールと、前記第１中心線から両方向に横方向に延
    びる第１主体部と、横方向に間隔を隔てた複数の第１ア
    イとを有し、該第１アイは、第１中心線上に位置する第
    １共通中心から延びる第１半径によりそれぞれ定められ
    るそれぞれの弧をなして前記第１主体部から延びかつ弧
    状に延びる側部をそれぞれ備えており、第１アイは、前
    記チェーンピンを受け入れる整合した第１ボアを有し、
    コンベアの意図する移動方向に延びる第２中心線を有す
    る第２リンクモジュールと、前記第２中心線から両方向
    に横方向に延びる第２主体部と、前記複数の第１アイか
    ら横方向にオフセットしておりかつ横方向に間隔を隔て
    た複数の第２アイとを有し、該第２アイは、前記第２主
    体部から前記複数の第１アイの延長方向とは反対方向に
    延び、第２中心線上に位置する第２共通中心から延びる
    第２半径によりそれぞれ定められる弧をなして延び、弧
    状に延びる側部をそれぞれ備え、これらの間に前記複数
    の第１アイを緩く受け入れる弧状に延びる複数の空間が
    形成され、前記複数の第１および第２アイの前記側部
    は、所与の経路の方向において干渉係合し、これらの間
    で所与の経路の方向に張力を伝達し、かつ前記チェーン
    ピンを受け入れる整合した第２ボアを有することを特徴
    とするコンベア。
  26. 【請求項２６】 前記第１半径は、前記第１共通点から
    の第１アイの間隔の増大につれて長さが徐々に増大し、
    前記第２半径は、前記第２共通点からの第２アイの間隔
    の増大につれて長さが徐々に増大することを特徴とする
    請求項２５に記載のコンベア。
  27. 【請求項２７】 前記弧状に延びる複数の空間は、それ
    ぞれ、半径方向に延びる幅を有し、前記横方向に間隔を
    隔てた複数の第１アイは、それぞれ、半径方向に延びる
    幅を有し、該幅は、前記複数の空間が半径方向に延びる
    幅よりも小さいことを特徴とする請求項２６に記載のコ
    ンベア。
  28. 【請求項２８】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第１
    アイの前記幅は等しく、前記弧状に延びる複数の空間の
    前記幅は等しいことを特徴とする請求項２５に記載のコ
    ンベア。
  29. 【請求項２９】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第１
    アイは前記中心線に沿って配置された中間アイを有し、
    該中間アイは所与の直径をもつ截頭円形でありかつ前記
    所与の直径の間隔を隔てた弧状側部を備え、前記複数の
    第２アイは前記中心線に隣接して配置された１対のアイ
    を有し、該アイは円形空間を形成する側部を有し、前記
    円形空間は前記中間アイの前記所与の直径より大きい所
    与の直径と、前記中間アイの前記所与の直径より小さい
    幅をもつ入口開口とを有し、該入口開口は前記中間アイ
    を緩く受け入れることを特徴とする請求項２５に記載の
    コンベア。
  30. 【請求項３０】 前記第１共通中心は前記中間アイの中
    心に位置しており、前記第２共通中心が前記円形空間内
    の中心に位置しており、前記第１ボアは前記第１共通中
    心と交差する軸線を有し、前記第２ボアは前記第２共通
    中心と交差する軸線を有することを特徴とする請求項２
    ９に記載のコンベア。
  31. 【請求項３１】 前記第１および第２中心は一致するこ
    とを特徴とする請求項２５に記載のコンベア。
  32. 【請求項３２】 所与の経路上で意図する方向に沿って
    移動させる、横方向に間隔を隔てた両側部を備えたコン
    ベアにおいて、チェーンピンと、横方向に延びる第１主
    体部を備えた第１リンクモジュールと、所与の経路の方
    向に沿う前記第１主体部から延びる横方向に間隔を隔て
    た複数の第１アイとを有し、第１アイは横方向の第１寸
    法を備えたほぼ円形の形状を有しかつ間隔を隔てたそれ
    ぞれの側部を有し、かつそれぞれの第１アイは前記チェ
    ーンピンを受け入れる整合した第１ボアを備え、横方向
    に延びている第２主体部を備えた第２リンクモジュール
    と、前記複数の第１アイから横方向にオフセットしてい
    る複数の横方向に間隔を隔てた第２アイとを有し、前記
    第２アイは、前記第２主体部から、前記複数の第１アイ
    の延長方向とは反対方向に延びており、第２アイはそれ
    ぞれの側部を有し、これらの間に、前記第１寸法より大
    きい横方向寸法をもつほぼ円形の複数の空間を形成し、
    前記複数の第１アイを緩く受け入れ、前記複数の第１お
    よび第２アイの前記側部は所与の経路の方向に干渉係合
    して、これらの間に所与の経路の方向の張力を伝達し、
    第２アイは、それぞれ、前記チェーンピンを受け入れる
    整合した第２ボアを有することを特徴とするコンベア。
  33. 【請求項３３】 所与の経路に沿って移動させるコンベ
    アであって、コンベアの意図する移動方向に延びる中心
    線および横方向に間隔を隔てた両側部を備えたコンベア
    において、チェーンピンと、該チェーンピンを受け入れ
    る、それぞれ整合した第１ボアを備えた、横方向に間隔
    を隔てた複数の第１アイを有する第１リンクモジュール
    と、前記中心線の一方の側に配置されかつ前記中心線に
    対して傾斜しかつ第１縁面を備えた第１アイと、前記複
    数の第１アイから横方向にオフセットしている横方向に
    間隔を隔てた複数の第２アイを備えた第２リンクモジュ
    ールとを有し、これらの間に、前記複数の第１アイを緩
    く受け入れる複数の空間を形成し、前記チェーンピンを
    受け入れるそれぞれ整合した第２ボアを備え、前記中心
    線の前記一方の側に配置された第２アイは、前記中心線
    に対して傾斜して延びており、コンベアの意図する移動
    方向において前記第１縁面と干渉係合して、これらの間
    にコンベアの意図する移動方向の張力を伝達するように
    配置された第２縁面を備えていることを特徴とするコン
    ベア。
  34. 【請求項３４】 前記複数の第１および第２アイ内への
    前記チェーンピンの受入れは、前記複数の第１および第
    ２アイが互いに離脱することを防止することを特徴とす
    る請求項３３に記載のコンベア。
  35. 【請求項３５】 前記複数の第１アイの少なくとも１つ
    および前記複数の第２アイの１つは、コンベアの意図す
    る移動方向を横切る方向に互いに干渉係合するように配
    置され、コンベアの意図する移動方向を横切る方向にお
    けるこれらの間の大きな移動を防止することを特徴とす
    る請求項３３に記載のコンベア。
  36. 【請求項３６】 前記複数の第１アイは更に、前記中心
    線の他方の側に配置された第３アイを有し、該第３アイ
    は前記中心線に対して傾斜しかつ前記第１アイの傾斜延
    長部とは反対の関係をなして延びかつ第３縁面を有し、
    前記複数の第２アイは更に、前記中心線の他方の側に配
    置された第４アイを有し、該第４アイは前記中心線に対
    して傾斜しかつ前記第３アイに対してほぼ平行に延びか
    つ第４縁面を有することを特徴とする請求項３３に記載
    のコンベア。
  37. 【請求項３７】 前記第１、第２、第３および第４縁面
    はそれぞれ外端部を備え、前記第１縁面の外端部は前記
    中心線から第１距離の位置に配置され、前記第２縁面の
    外端部は前記中心線から、前記第１距離より小さい第２
    距離の位置に配置され、前記第３縁面の外端部は前記中
    心線から第３距離の位置に配置され、前記第４縁面の外
    端部は前記中心線から、前記第３距離より小さい第４距
    離の位置に配置されていることを特徴とする請求項３６
    に記載のコンベア。
  38. 【請求項３８】 所与の経路上で意図する方向に沿って
    移動させる、中心線および横方向に間隔を隔てた両側部
    を備えた側方可撓コンベアにおいて、チェーンピンと、
    前記第１中心線から両方向に横方向に延びる第１主体部
    を備えた第１リンクモジュールと、コンベアの意図する
    移動方向に沿って前記第１主体部から延びる、横方向に
    間隔を隔てた複数の第１アイとを有し、該第１アイは、
    それぞれ、前記チェーンピンを受け入れる整合した第１
    ボアと、弧状側部と、前記中心線上に位置する共通中心
    からかつ前記複数の第２アイの延長方向に間隔を隔てた
    関係をなして複数の第２アイから延びる半径によりそれ
    ぞれ定められる弧状側部と、前記第２中心線から両方向
    に横方向に延びる第２主体部を備えた第２リンクモジュ
    ールと、前記複数の第１アイから横方向にオフセットし
    ている横方向に間隔を隔てた複数の第２アイとを有し、
    該第２アイは、前記第２主体部から前記複数の第１アイ
    の延長方向とは反対方向に延び、前記チェーンピンを受
    け入れる整合した第２ボアおよび弧状側部をそれぞれ有
    し、これらの間に、前記第２中心線に対して傾斜した関
    係をなして延びかつ前記複数の第１アイを緩く受け入れ
    る複数の空間が形成され、前記複数の第１および第２ア
    イの前記弧状の側部は、所与の経路の方向において干渉
    係合し、これらの間で所与の経路の方向に張力を伝達す
    ることを特徴とするコンベア。
  39. 【請求項３９】 前記複数の空間は、前記中心線からの
    前記空間の間隔の増大につれて増大する横方向幅を有す
    ることを特徴とする請求項３８に記載のコンベア。
  40. 【請求項４０】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第２
    アイは更に、前記主体部と弧状側部との間に延びる真直
    な平行側部を備え、該側部は前記弧状側部に隣接する外
    端部を有し、前記第２ボアは、前記主体部に相対的に隣
    接しかつ前記平行側部の外端部と交差する縁部を備えて
    いることを特徴とする請求項３８に記載のコンベア。
  41. 【請求項４１】 所与の経路上で意図する方向に沿って
    移動させるコンベアであって、コンベアの意図する移動
    方向に延びかつ横方向に間隔を隔てた中心線および両側
    部を備えたコンベアにおいて、チェーンピンと、前記中
    心線から両方向に横方向に延びる第１主体部を備えた第
    １リンクモジュールと、コンベアの意図する移動方向に
    沿って前記第１主体部から突出する横方向に間隔を隔て
    た複数の第１アイとを有し、該第１アイは、それぞれ、
    これらの間に複数の第１空間を形成する横方向に間隔を
    隔てた側部を有し、前記中心線に対して垂直に整合した
    ボアを有し、該ボアは前記チェーンピンを受け入れ、前
    記中心線から両方向に横方向に延びる第２主体部を備え
    た第２リンクモジュールと、前記複数の第１アイから横
    方向にオフセットしている複数の横方向に間隔を隔てた
    第２アイとを有し、前記第２アイは、前記第２主体部か
    ら、前記複数の第１アイの延長方向とは反対方向に突出
    しており、第２アイは、これらの間に、前記複数の第１
    アイを受け入れる複数の第２空間を形成するそれぞれの
    側部を備え、前記複数の第１および第２アイの前記側部
    は所与の経路の方向に干渉係合して、これらの間に所与
    の経路の方向の張力を伝達し、第２アイは、それぞれ、
    前記チェーンピンを受け入れる整合したボアを有するこ
    とを特徴とするコンベア。
  42. 【請求項４２】 前記複数の第２アイは前記中心線に沿
    って突出する中心アイと、前記複数の第２アイの突出部
    の方向に収斂する横方向に間隔を隔てた側部とを有し、
    前記複数の第１アイは、前記中心線の一方の側に配置さ
    れた第１連のアイと、前記中心線に隣接して配置された
    アイと、前記中心線に隣接しかつ前記中心線の前記側部
    の一方に対してほぼ平行な関係に突出する側部と、前記
    中心線の他方の側に配置された第２連のアイと、前記中
    心線に隣接しかつ前記中心線の前記側部の他方に対して
    ほぼ平行な関係に突出する側部とを有し、前記複数の第
    ２空間は、前記中心線に沿って配置されかつ前記中心線
    に隣接して配置された前記アイの前記側部により形成さ
    れた中心空間を有することを特徴とする請求項４１に記
    載のコンベア。
  43. 【請求項４３】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第１
    アイの前記側部は、前記中心線の両側で、前記複数の第
    １アイの突出方向および前記中心線に対して傾斜して延
    びており、前記横方向に間隔を隔てた複数の第２アイの
    前記側部は、前記中心線の両側で、前記複数の第１アイ
    の突出方向および前記中心線に対して傾斜して延びてい
    ることを特徴とする請求項４２に記載のコンベア。
  44. 【請求項４４】 前記第１および第２ボアは、コンベア
    の意図する移動方向に長円状になっていることを特徴と
    する請求項４２に記載のコンベア。
  45. 【請求項４５】 前記第１主体部は、コンベアの意図す
    る移動方向とは反対の方向にも延びていることを特徴と
    する請求項４２に記載のコンベア。
  46. 【請求項４６】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第２
    アイは、それぞれ、前記中心線からの前記第２アイの間
    隔の増大に従って徐々に長さが増大する半径によりそれ
    ぞれ形成される横方向に間隔を隔てた弧状側部を有し、
    前記第２アイは、それぞれ、前記第２中心線からの前記
    第２アイの間隔の増大に従って徐々に長さが増大する横
    方向幅を有し、該横方向幅は前記入口開口の前記横方向
    幅より大きく、前記スロットは横方向に整合しておりか
    つコンベアの意図する移動方向に延びるそれぞれの長さ
    を有し、前記第２中心線からの第２アイの間隔の増大に
    つれて距離が徐々に増大することを特徴とする請求項４
    ２に記載のコンベア。
  47. 【請求項４７】 前記横方向に間隔を隔てた複数の第１
    アイは、それぞれ、前記第１主体部に隣接する横方向幅
    をもつ首部と、前記第１中心線に対して垂直に整合した
    後端部と、前記首部と後端部との間に配置された主部分
    とを有し、該主部分は、前記首部の前記横方向幅より大
    きい横方向幅を有し、それぞれ前記側部の１つを備えた
    横方向に間隔を隔てた弧状側部を有し、前記第１主体部
    から前方の所与の距離の位置で前記中心線上に配置され
    た共通点から延びている半径によりそれぞれ形成され、
    かつ前記中心線からの前記弧状側部の横方向間隔の増大
    に従って長さが徐々に増大することを特徴とする請求項
    ４１に記載のコンベア。
JP10132361A 1997-05-14 1998-05-14 側方可撓コンベア構造 Pending JPH1111627A (ja)

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US08/856,211 US6036001A (en) 1997-05-14 1997-05-14 Side-flexing conveyor construction
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