JP2622936B2 - 搬送ユニット - Google Patents

搬送ユニット

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JP2622936B2
JP2622936B2 JP5209282A JP20928293A JP2622936B2 JP 2622936 B2 JP2622936 B2 JP 2622936B2 JP 5209282 A JP5209282 A JP 5209282A JP 20928293 A JP20928293 A JP 20928293A JP 2622936 B2 JP2622936 B2 JP 2622936B2
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勝男 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送物の循環経路を
形成するための搬送ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、立体的な循環経路
を有する搬送装置がある。図11及び図12に示すよう
に、この搬送装置により例えば食品工業分野では容器入
りプリンなどの製造工程において、流動状態のプリン素
材を容器内に充填し、前記容器3を冷却室内に配設した
循環経路内で冷却固化せしめ、案内板16によりコンベア
・ベルト17へと乗り継がせて排出していた。その他、循
環経路内で搬送物3を加熱したり蒸したりするためなど
に用いていた。
【0003】前記搬送装置は循環経路中の複数のスプロ
ケット6により、連結した複数の搬送ユニット1をチェ
ーン駆動する。前記搬送ユニット1はリンク部2と、搬
送物3を載置したり吊設したりして搬送するための搬送
部4とを具備する。リンク部2相互間はピンにより結合
される。
【0004】しかし、前記搬送ユニット1は連結された
リンク部2と噛み合わせるスプロケット6とほぼ同じ平
面内での駆動しかできない。したがって、例えば図10
に示すような傾斜路程度であれば形成可能であるが、図
1に示すようにスプロケット6の平面と直交する経路を
有する循環経路は形成できない。すなわち、経路設計の
自由度が低かった。
【0005】また、搬送物3を載置して搬送する場合に
は、図示のように搬送部4に三日月形状の搬送物載置面
15を形成していたが、搬送中に搬送物3の底部が三日月
形状の搬送部4相互間に挟圧され、搬送物3自体が破損
に到ってしまうことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は従
来より経路設計の自由度が高い搬送ユニットを提供する
ことを課題とする。また、この発明は搬送物を載置して
搬送する場合に従来より搬送物を破損させにくい搬送ユ
ニットを提供することを他の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0008】この発明の搬送ユニットは、連結すべき相
互間をピンPで結合するリンク部2と搬送物3を搬送す
るための搬送部4とを具備し、立体的な循環経路を形成
してチェーン駆動をするための搬送ユニットであって
連結されたリンク部2はスプロケット5と噛み合わされ
て用いられるとともに、前記スプロケット5の回転軸の
方向と異方向の回転軸のスプロケット6を噛み合わせる
ために、前記ピンPの方向と直交する方向に形成された
張出部7を有することを特徴とする。
【0009】また、この発明の搬送ユニットは、前記搬
送部4が搬送物載置面15を有するとともに、その搬送方
向の両端の形状が、隣接すべき搬送部4との相互間に交
叉する領域が存するように串歯状に形成されたことを特
徴とする。
【0010】また、前記張出部7が前記リンク部2と搬
送部4との間に形成されたこととしてもよい。また、前
記リンク部2と搬送部4とを着脱可能とすべく別体に形
成したこととしてもよい。
【0011】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。
【0012】この発明の搬送ユニットは、連結すべきリ
ンク部2相互間を結合するピンPの方向と直交する方向
に形成されるとともに、前記リンク部2に噛み合わされ
るスプロケット5の回転軸の方向と異方向の回転軸のス
プロケット6を噛み合わせるための張出部7を有する。
したがって、リンク部2に噛み合わされるスプロケット
5の回転軸の方向の平面内での駆動と、前記平面と異方
向の平面内での駆動との双方の駆動が可能である。
【0013】また、搬送部4の搬送方向の両端の形状
が、隣接すべき搬送部4との相互間に交叉する領域が存
するように串歯状に形成されたこととすると、搬送物3
の底部は搬送部4相互間に挟まれにくい。
【0014】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。
【0015】図1乃至図9に示すように、この実施例の
搬送ユニット1は連結すべき相互間を横方向の金属製ピ
ンPで結合するリンク部2と、搬送物3を搬送するため
の搬送部4とを具備し、図1に示すような立体的な循環
経路を形成してチェーン駆動をするためのものである。
連結されたリンク部2は立面駆動用スプロケット5と噛
み合わされて用いられるとともに、前記立面駆動用スプ
ロケット5の回転軸の方向と異方向の回転軸の平面駆動
用スプロケット6を噛み合わせるために、前記ピンPの
方向と直交する方向に形成された張出部7を有する。
【0016】前記リンク部2として、ローラを有さない
オフセットリンク型のものを採用しており、図7及び図
8に示すように横方向のピンPにより相互間の相対回動
及び相対傾斜を可能に結合し、前記張出部7を図9に示
す如く平面駆動用スプロケット6と噛み合わせて用い
る。また、図2乃至図6に示すようにリンク部2は二つ
の片8を略V字状に配置して成るV字状部9と、前記両
片8が交わる部分に配設された円筒部10とから構成され
ており、前記V字状部9における片8の相互間距離は円
筒部10が回動可能に挿入される大きさに設定している。
【0017】V字状部9の片8には外方突出筒11を具備
させてあり、この外方突出筒11をピン受けとして機能さ
せると共に立面駆動用スプロケット5の歯が係合状態と
なる駆動伝達部として機能させている。これにより循環
経路として略鉛直面内の駆動が可能となる。図2に示す
ようにピンPには2ヶ所に周溝20を、図6に示す如く外
方突出筒11内の前記ピンPの対応位置には環状突起21を
形成しており、外方突出筒11にピンPを強制嵌入すると
前記それぞれの周溝20と環状突起21とが嵌合して抜け止
め状態となるようにしている。円筒部10はその内部に軸
体12を回り対偶状態に収容してあり、また、円筒部10の
周壁にはピンP挿通用の横長穴13を、軸体12の周壁には
ピン挿通孔14を、相互に対応する位置に設けている。
【0018】前記リンク部2と搬送部4との間には、平
面駆動用スプロケット6を噛み合わせるための張出部7
を形成している。これにより循環経路として略水平面内
の駆動が可能となる。張出部7は前記相互間ではなく他
の箇所に形成してもよい。
【0019】また、この実施例ではリンク部2と搬送部
4とを合成樹脂成型により一体的に形成しているが、前
記相互間を着脱可能とすべく別体として形成してもよ
い。例えば次の態様がある。リンク部2と張出部7とを
合成樹脂により一体的に形成するとともに、搬送部4の
下方に前記張出部7に穿設した差込穴(図示せず)に嵌
合させるための突起(図示せず)を合成樹脂により一体
的に突設する。こうすると、搬送部4のみを分離して他
の形状や幅を有する搬送部4と交換することができる。
つまり、規格変更後の搬送物3の大きさや形状に応じた
搬送部4に交換できる。着脱可能とする方法として公知
の全ての手段を採用できる。なお、合成樹脂としてエン
ジニアリング・プラスチックを用いた。
【0020】図5、図7及び図8に示すように搬送部4
はその上端面に搬送物載置面15を有するとともに、その
搬送方向の両端の形状を、隣接すべき搬送部4との相互
間に交叉する領域が存するように串歯状に形成してい
る。図9に示す如く搬送物載置面15には従来技術の欄に
記載のような流動状態のプリン素材を充填した容器など
の搬送物3を載置し、冷却室内に配設した循環経路内で
急速に冷却固化せしめ、案内板16によりコンベアベルト
17へと乗り継がせて排出する。その他、搬送物3を加熱
したり蒸したりする等の適宜の用途に用いることができ
る。
【0021】また、この実施例では搬送物3を搬送物載
置面15に載置して搬送しているが、その他、吊設したり
適宜の搬送方法を採用できる。例えば、吊設して搬送す
る態様として搬送部4に突出部を形成し(図示せず)、
その突出部にスモーク・チキン吊下げ用紐を引っ掛け、
循環経路中で二次加工を行うことができる。
【0022】この実施例では前記搬送部4の搬送方向の
両端の形状を、隣接すべき搬送部4との相互間に交叉す
る領域が存するように串歯状に形成したから、搬送物3
の底部は搬送部4相互間に挟まれにくいので、従来より
搬送物3を破損させにくいという利点がある。
【0023】上記のような構成を有するこの実施例の搬
送ユニット1は、平面駆動用スプロケット6による略水
平内の駆動と立面駆動用スプロケット5による略鉛直面
内での駆動との双方の駆動が可能であり、従来より経路
設計の自由度が高いという利点がある。また、略水平面
内の駆動と略鉛直面内の駆動との双方の駆動が可能であ
るので、エンドレスな組合せ方を無限にすることがで
き、循環経路の長さに制限がなく、脈動を起こさない静
寂なシステムが可能となるという利点もある。
【0024】さらに循環経路の一部を下方に向けて凸に
形成し(図示せず)この降下部分に搬送ユニット1の洗
浄領域を設けることにより、搬送物3の性質上搬送ユニ
ット1が汚染されやすい場合に搬送ユニット1自体を洗
浄しながら循環させることも可能であるという利点もあ
る。
【0025】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。
【0026】リンク部2に噛み合わされるスプロケット
5の回転軸の方向の平面内での駆動と前記平面と異方向
の平面内での駆動との双方の駆動が可能であるので、従
来より経路設計の自由度が高い搬送ユニットを提供でき
る。
【0027】また、搬送部4の搬送方向の両端の形状
が、隣接すべき搬送部4との相互間に交叉する領域が存
するように串歯状に形成されたこととすると、搬送物3
の底部は搬送部4相互間に挟まれにくいので、従来より
搬送物3を破損させにくい搬送ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体的な循環経路を有する搬送装置の概略図。
【図2】この発明の搬送ユニットの実施例の斜視図。
【図3】図2の搬送ユニットの中央断面図。
【図4】図2の搬送ユニットの側面図。
【図5】図2の搬送ユニットの平面図。
【図6】図2の搬送ユニットの一部破断正面図。
【図7】図2の搬送ユニットを用いた搬送装置の要部を
説明する平面図。
【図8】図2の搬送ユニットを用いた搬送装置の要部を
説明する側面図。
【図9】図2の搬送ユニットを用いた搬送装置の要部を
説明する斜視図。
【図10】立体的な循環経路を有する搬送装置の概略
図。
【図11】従来の搬送ユニットを用いた搬送装置の要部
を説明する斜視図。
【図12】図11の斜視図の一部拡大図。
【符号の説明】
P ピン 2 リンク部 3 搬送物 4 搬送部 5 スプロケット 6 スプロケット 7 張出部 15 搬送物載置面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結すべき相互間をピン(P)で結合す
    るリンク部(2)と搬送物(3)を搬送するための搬送
    部(4)とを具備し、立体的な循環経路を形成してチェ
    ーン駆動をするための搬送ユニットであって連結され
    たリンク部(2)はスプロケット(5)と噛み合わされ
    て用いられるとともに、前記スプロケット(5)の回転
    軸の方向と異方向の回転軸のスプロケット(6)を噛み
    合わせるために、前記ピン(P)の方向と直交する方向
    に形成された張出部(7)を有することを特徴とする搬
    送ユニット。
  2. 【請求項2】 前記搬送部(4)が搬送物載置面(15)
    を有するとともに、その搬送方向の両端の形状が、隣接
    すべき搬送部(4)との相互間に交叉する領域が存する
    ように串歯状に形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の搬送ユニット。
  3. 【請求項3】 前記張出部(7)が前記リンク部(2)
    と搬送部(4)との間に形成された請求項1又は2記載
    の搬送ユニット。
  4. 【請求項4】 前記リンク部(2)と搬送部(4)とを
    着脱可能とすべく別体に形成した請求項1乃至3のいず
    れかに記載の搬送ユニット。
JP5209282A 1993-08-24 1993-08-24 搬送ユニット Expired - Lifetime JP2622936B2 (ja)

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JPH0761550A JPH0761550A (ja) 1995-03-07
JP2622936B2 true JP2622936B2 (ja) 1997-06-25

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JPH0761550A (ja) 1995-03-07

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